第55回全国大学ラグビーフットボール選手権大会 2回戦朝日大学 対 福岡工業大学
2018年12月1日(土) 11:30キックオフ グラウンド:パロマ瑞穂ラグビー場 天候:晴れ |
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レフリー:藤内有己(日本協会A1) アシスタントレフリー:船岡克広(関西協会) / 木村正彦(関西協会) / 土屋幸大(関西協会) |
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朝日大学 | 福岡工業大学 | |||
40 | FULL TIME | 55 | ||
21 | 前半 | 22 | ||
19 | 後半 | 33 | ||
詳細 (日本協会公式) |
マッチレポート
師走とは感じさせない穏やかな天候のもと、福岡工業大学のキックオフでゲームがスタート。
早々の1分、自陣でのキックオフのボールを自陣でキャッチした朝日大学が右に展開、⑭村上がライン際を脱け出しビックゲイン、さらに左に展開し⑪大藪が左中間にトライ、コンバーションも成功し7-0、ノーホイッスルで先制する。
さらに前半7分、朝日大学は中盤のスクラムから⑬ティモが脱け出し前進、最後は⑭村上が右隅に飛び込みトライ、コンバーションも成功し14-0とリードを広げる。
対する福岡工業大学は、前半10分、朝日大学のハンドリングエラーからスクラム、左に展開し前進、⑧ソセフォが押し込みトライ、14-5と対抗する。
目まぐるしく攻防が入れ替わった前半16分、福岡工業大学は相手陣中央でPKを得るとショットを選択、14-8と追い上げる。
さらに前半21分、福岡工業大学はブレイクダウンからボール奪うと⑧ソセフォが抜け出し左中間にトライ、コンバーションも成功し14-15 と逆転に成功する。
勢いに乗った福岡工業大学は前半28分、朝日大学の22m内側、自陣脱出のキックをチャージダウン、⑪辻が持ち込み中央にトライ、コンバージョンも成功し14-22と引き離す。その後はスクラムで優位に立つ福岡工業大学に対して、朝日大学は前半38分、中盤からのBK展開からゴール前に地域を進め、最後は⑯菅野がねじ込み左中間にトライ、コンバージョンも成功し21-22として前半が終了した。
後半開始早々の3分、福岡工業大学は、中盤からのハイパントが絶妙のタイミングで⑧ソセフォへ渡る。
ゴール前へ地域を進めると⑥シオエリが左中間に押し込みトライ、コンバージョンも成功し21-29とする。
対する朝日大学は後半10分、中盤の連続攻撃から我慢強く前進、⑬ティモが福岡工業大学の防御の隙をつき中央にトライ、コンバージョンも成功し28-29とスコアを1点差に戻す。
拮抗した展開は続き後半16分、福岡工業大学は中盤のルースボールに集中力を持って獲得、アドバンテージを得ながらキックを好獲得、左中間に⑭帆足がトライ、28-36とする。
直後の後半21分、朝日大学は中盤のPKから速攻、攻撃を重ねて最後は⑬ティモが抜け出し左中間にトライ、33-36と食らいつく。
福岡工業大学は後半23分、中盤の攻撃から左右にボールを動かし前進、⑧ソセフォが抜け出し右中間にトライ、33-41と引き離す。
さらに後半30分、福岡工業大学はPKからゴール前へ前進、またも⑧ソセフォが中央に押し込みトライ、コンバージョンも成功し33-48と勝負を決定づける。
諦めない朝日大学は中盤PKから前進するとラインアウトを獲得、右に展開し⑭村上が右隅にトライ、コンバージョンも成功し40-48と追い上げる。
最後は自力に勝る福岡工業大学が後半37分、朝日大学のミスからスクラムを得ると攻撃を継続して⑭帆足がトライ、コンバージョンも成功して40-55としてノーサイド、福岡工業大学が3回戦に駒を進めた。
会見レポート
朝日大学
吉川監督
2年前の対戦と同じ展開になりチームを勝たせてやれなかった。
キャプテンはきつい時も先頭に立ちリードしてくれた。
残念というより悔しい。
滑り出しは2トライとよかったがその後はボールを失い、エリアコントロールができなかった。
スクラムは想定より見積もりが甘く選手の怪我もあり、ほころびが出た。
竹崎キャプテン
勝って3回戦の流通経済大学に挑みたかったが、昨年勝った福岡工業大学の1年間かけてきた努力を感じた。
留学生選手をマークしたが、他の選手のハードワークを感じた。
後半はリードしてスタートしたかったが逆になり理想ではなかった。
福岡工業大学
宮浦監督
アウェイでの厳しい試合だった。相手は数名の良いペネトレーターがおり、ディフェンス中心に練習して準備した。
ディフェンスからアタックへと年間通して行っており、自然とその能力がでた。
留学人プレーヤーがフォワード近辺を崩して得点できたがバックスリーの連携など悪かった。
ブレイクダウンは受けてしまい、展開を急ぎ過ぎて攻撃の継続の精度がよくなかった。
開始早々動きが硬く2トライを許してしまい、そこから目覚めた感じだった。
キャプテン中心に切り返してくれた。
3回戦に向けてディフェンスにフォーカスしセットプレーを安定させて失点を無くし、取りきりたい。
佐竹キャプテン
最初に2トライ取られうまくいかなかったがタックルで1人目が下に入り、2人で止める動きを話し合い修正できた。
2人の留学生プレーヤーがゲインしてくれて流れを変えてくれた。
ブレイクダウン、コンタクトなど朝日大学から学ぶことが多かった。
ベスト8が目標なので2週間しっかり準備して今までやってきたことを出し切り勝ちに行きたい。
(文責:早坂一成)