関西学院大学 VS. 天理大学
2016年10月9日(日) 14:00キックオフ グラウンド:鶴見緑地球技場 入場者数:1,609人 天候:晴れ/無風 | ||||
レフリー:北村浩士(関西協会) アシスタントレフリー:橋脇正典(関西協会) / 真鍋翔太(関西協会) / 横下隼(関西協会) ムロオ マン・オブ・ザ・マッチ:天理大学 6島根一磨 |
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関西学院大学 | 天理大学 | |||
7 | FULL TIME | 70 | ||
0 | 前半 | 49 | ||
7 | 後半 | 21 | ||
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マッチレポート
この日の第2試合は開幕戦で伝統の関関戦を制したものの、今一つ勢いが出ず1勝1敗の関西学院大学と、強烈な留学生コンビ(FLフィリモニ・コロイブニラギ、FBジョシュア・ケレビ)らの活躍で、1試合平均60点を挙げて開幕2連勝と好調天理大学との戦い。ここ数年、共に優勝経験もある両チームの対戦は大阪・鶴見緑地球技場で黒衣軍団の天理のキックオフで開始された。
今シーズンの勢いをそのまま象徴するように先手を取ったのは天理。いきなり開始直後の2分に22mL右中間付近のラックから、キー・プレイヤーの右FL7番フィリモニ・コロイブニラギが前が開いたのを見逃さずに抜け出し、そのまま右中間にトライ。SO10番後藤大輔のゴールも決まりあっさりと0-7と先制した。
さらに8分、ゴール前15mの左ラインアウトからモールを形成。そのままFWで押し込み最後はHO2番藤浪輝人が抑えて加点した(0-14)。11分には10mL中央付近からSH9番谷口和洋、No8・8番中野真仁とつなぎ、フォローした15番FBジョシュア・ケレビが中央にトライ(0-21)。
さらに天理のペースが続き18分から4連続トライ、SO10番後藤が全てのゴールを決めて0-49と関学を圧倒して前半を終えた。
後半、口火を切ったのも天理FL7番コロイブニラギ、6分にゴール直前の中央ラックからサイドを突き、難なくトライを重ねる。時折、関学もボールを支配して天理陣に攻め込むが天理の分厚いディフェンス網に遮られて得点には至らない。
22分にも天理にトライ(0-63)を許した関学はようやく26分、22mL左中間付近のラックから左に展開、SH9番岩崎勇斗からのパスを受けたキャプテンのSO10番清水晶大が左中間に抑えてようやく一矢報いる(7-63)。
天理は32分にゴール前5m左中間付近からスクラムトライ、最終的に7-70と大差で天理が関学を圧倒、開幕3連勝をあげた。
ディフェンスの精度、攻撃の分厚さ共に天理が圧倒しており隙は見られない。関学も攻撃力はあるだけに、防御面での規律を整えて今後は少しでも上位をうかがってほしい。
10トライの全てのゴールを成功させた天理SO10番後藤の活躍も目覚ましかったが、MOM(マン・オブ・ザ・マッチ)はタレント揃いのFW陣の中にあってアタック、ディフェンスの様々な局面でチームを支え続けた天理FL6番島根一磨に贈られた。
(記事:石川 悟、丸井康充)