9月28日(日) 近畿大学 vs 立命館大学

レフリー:橋元 教明(日本協会)
アシスタントレフリー:立川 誠道(日本協会) / 西山 主真(関西協会) / 松本 安司(関西協会)
近畿大学 | 立命館大学 | |||
35 | FULL TIME | 24 | ||
28 | 前半 | 5 | ||
7 | 後半 | 19 | ||
勝点 4-0 詳細(PDF) |
▶近畿大学 14太田啓嵩
メンバー表(48時間前)
マッチレポート
今年も静岡県で開催された関西大学ラグビーAリーグ。2019年W杯時に日本代表チームが合宿した遠州灘海浜公園球技場での第1試合は、春の王者・立命館大学(立命大)に対し近畿大学(近大)が挑む一戦。両校とも前節の開幕戦に敗れており、今季初勝利を目指した。
9月下旬だが雲間から差し込む日差しは強く、残暑厳しい中での戦いとなった。キックオフは風下の立命大。
試合が動いたのは前半5分。立命大のハイパントからボールが動く中、近大は自陣30m付近でボールを奪って素早く展開。CTB⑫松山拓斗から内にパスを受けたWTB⑭太田啓嵩が70mを走り切って左中間にトライ。SO⑩中村優太のコンバージョンも決まり、近大が7-0と先制。
前半20分、立命大は敵陣40m付近で相手のノックフォワード・オフサイドのペナルティを得る。SO⑩川口慧大のキックで前進し、ゴール前15m左のラインアウトから攻めてゴール前へ。中央付近のラックからSH⑨堀陽人がボールを出し、CTB⑫中村颯汰に渡して右サイドへ飛ばしパス。これをWTB⑭三浦遼太郎がキャッチし、ディフェンスをハンドオフでかわして右中間にトライ。立命大が5点を返し、5-7。
前半30分、近大は相手陣左45m付近のラインアウトからFW・BK一体で左右に展開。立命大の執拗なディフェンスに遭いながらもじわじわと前に出て、12フェーズ目、敵陣左中間15m付近のラックからSH⑨渡邊晴斗が右に展開。FL⑦加藤礼暉がキャッチしてすぐLO⑤楠大輝にショートパスし、ディフェンスを切り裂いて左中間にトライ。SO⑩中村のコンバージョンも決まり、近大が14-5。
前半35分、トライ後のキックオフがダイレクトタッチとなり得たセンタースクラムで、近大は立命大からコラプシングのペナルティを獲得。キックで大きく前進し、ゴール前10m左のラインアウトから攻めて前進。最後は左中間付近のラックからNo.8⑧小西泰誠が押し込んでトライ。SO⑩中村のコンバージョンも決まり、近大が21-5。
さらに前半42分、近大は自陣35m付近のラインアウトで立命大のノットストレートを得てマイボールスクラム。左に展開し、SO⑩中村が相手ディフェンスの間を抜いて約40m走り、フォローのWTB⑭太田へパスしてゴール中央にトライ。SO⑩中村のコンバージョンも決まり、近大が28-5と突き放して前半終了。
後半の最初のトライは追いかける立命大。後半13分、相手陣ゴール前10m付近のラインアウトでボールを持って突進してきた近大SO⑩中村が、立命大の好タックルでノックフォワード。立命大はそこで得た相手陣左中間20m付近のマイボールスクラムから右にオープン攻撃。SO⑩川口が1人飛ばしてFB⑮久保田創大にパス。久保田は大きくスワーブを切り、タックルを受けながらも右サイドに飛び込みトライ。立命大が10-28。
その直後の後半15分、立命大のハイパントを自陣30m付近で近大㉒須田厳太がキャッチして大きく前進し、SH⑨堀にパス。堀が前に蹴り、残り10mでキャッチしようとしたところ、立命大HO②大本峻士がノーボールタックルを犯し、シンビンで一時退場。
後半36分、近大は自陣30m付近の立命大ラインアウトからの攻撃を好タックルで潰してボールを奪い、FW・BK一体で連続攻撃を展開。立命大のディフェンスに遭いながらも前進し、12フェーズ目、相手陣右中間22m付近のラックから㉑篠原颯将が素早く球出し。FL⑦加藤礼暉が大きくゲインし、最後はSO⑩中村が右中間にトライ。SO⑩中村のコンバージョンも決まり、近大が35-10。
後半44分、立命大は相手陣右20m付近のラインアウトから左に展開。㉒初田航汰−CTB⑫中村−WTB⑪御池蓮二とつないでラック。素早い球出しからCTB⑬藤原洋斗に渡り、ゴール左にトライ。㉒初田のコンバージョンも決まり、17-35。
試合終了間際の後半48分、立命大は相手陣左中間15m付近のスクラムから㉑堀尾匠史が右に球出し。キャッチしたCTB⑫中村がそのまま近大ディフェンス4人の間を抜けて左中間にトライ。㉒初田のコンバージョンも決まり、24-35と迫るがここで試合終了。
近大が前半のリードを守り切り、35-24で今シーズン初勝利をあげた。POMは近大WTB⑭太田啓嵩。