12月2日(土) 近畿大学 vs 立命館大学

メンバー表 マッチレポート フォトギャラリー

入場者数:6500人 天候:晴れ/無風
レフリー:飯田 真治(関西協会)
アシスタントレフリー:椿原 歩(関西協会) / 丹羽 隆二(関西協会) / 杉江 良之(関西協会)
近畿大学 立命館大学
27 FULL TIME 31
8 前半 25
19 後半 6
勝点
1-4
詳細(PDF)
プレイヤー・オブ・ザ・マッチ
▶立命館大学 10 山下真之介

メンバー表

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近畿大学
監督神本 健司
No.Pos.氏名学年身長体重出身中学・スクール→高校
1PR蔡 唯志3175100東大阪朝鮮中級→大阪朝鮮
2HO平沼 泰成417097北陵中→中部大春日丘
3PR稲場 巧3175110生駒ラグビークラブ→近大附属
4LO中田 悠生2182102加賀屋中→大阪桐蔭
5LO駒井 凌太3184107兵庫県RS→天理
6FL中村 志316384真住中→大阪桐蔭
7FL岩本 圭伸317892東生野中→常翔学園
8NO.8古寺 直希3171100喜連中→石見智翠館
9SH渡邊 晴斗117074東大阪近大ジュニア→報徳学園
SO半田 裕己417289四条畷中→天理
11WTB川嶋 人夢218084百道中→石見智翠館
12CTB嶋 竜輝317689石切中→日本航空石川
13CTB藤岡 竜也3184100金岡北中→浪速
14WTB植田 和磨317688明石ジュニアRS→報徳学園
15FB西端 玄汰317582玄海ジュニアRS→東福岡
16Re.村尾 幹太317098鞘ヶ谷RS→東福岡
17Re.弓部 智希2173105城南中→石見智翠館
18Re.中村 大飛1176100原中→中部大春日丘
19Re.楠 大輝2184102石切中→日本航空石川
20Re.篠原 謙太朗417595帆柱ヤングラガーズ→東海大福岡
21Re.遠藤 岳歩417280鳴門第一中→徳島県市立城東
22Re.西 柊太郎117275三宅ヤングラガーズ→東福岡
23Re.阿曽 有馬317585各務原RS→中部大春日丘
立命館大学
HC鬼束 竜太
No.Pos.氏名学年身長体重出身中学・スクール→高校
1PR大西 馨汰4164100静岡聖光学院
2HO安部 薫平4171100東海大大阪仰星中→東海大大阪仰星
3PR前川 和輝4169105亀岡中→天理
4LO本郷 正人317798春日井RS→中部大春日丘
5LO宮城 雄真4187111瀬田北中→京都成章
6FL吉川 大智118396淀中→関大北陽
7FL小山 虎汰朗218197伏見中→京都成章
8NO.8島 正輝2181105大分RS→大分舞鶴
9SH北村 瞬太郎416879横浜RS→國學院栃木
10SO山下 真之介317486松戸RS→日立RS→流経大柏
11WTB三浦 遼太郎118289北海道バーバリアンズjr→立命館慶祥
12CTB中村 颯汰217283吹田RS→大阪桐蔭
13CTB江川 剛人418485吹田RS→桐蔭学園
14WTB御池 蓮二217383西陵中→東海大大阪仰星
15FB吉本 匠希418386文の里中→常翔学園
16Re.吉田 篤人2174100豊田RS→中部大春日丘
17Re.中村 康暉3170102宇摩JrRS→三島
18Re.甲斐 匠馬2182112筑紫丘ラグビーJrRS→東福岡
19Re.榎本 匡志2180101上小阪中→大阪桐蔭
20Re.服部 峻4177100東海大大阪仰星中→東福岡
21Re.福本 颯翔316673東海大大阪仰星中→東海大大阪仰星
Re.森 駿太417184かしいヤングラガーズ→東福岡
23Re.樋川 蔵人316779鎌倉RS→東海大相模

マッチレポート

2023ムロオ関西大学ラグビーAリーグ最終節は晴れ弱風、開幕戦と同じ東大阪市花園ラグビー場に8大学が集まり第1Gと第2Gに分かれ4試合が行われた。今リーグ戦を勝利で締めたい思いは全チーム共に同じであろう。

第2グラウンドの第2試合は近畿大学と立命館大学が対戦。
立命館大学は負ければ入替戦に回ることになり、意地でも勝利したいところである。
近畿大学はこれまで3勝3敗とし勝ち越してシーズンを締めたいところである。

風下から攻める近畿大⑩半田裕己のキックで試合開始。
5分、最初にチャンスを掴んだのは近畿大。オフサイドのペナルティからショットを選択しゴール正面から⑩半田のPG成功、3-0。
11分、近大陣右側中央付近、立命館大ボールのラインアウト。②安部薫平のロングスローをキャッチしモールを形成し押し込む。モールから⑨北村瞬太郎が上手く抜け出し、トライ。⑩山下真之介のGKは不成功、3-5と逆転する。
15分、近大陣10mライン入ったところで近畿大BK展開中にタックルを受けてボールをファンブル。そのボールを立命館大⑨北村が拾い⑬江川剛人へパス、そのままゴールに走り込みトライ、⑩山下のGK成功、3-12とする。
23分、近大陣右側中央付近のスクラムからブラインドサイドへアタック。フェーズを重ね、左側にBK展開し⑬藤岡竜也が大きくゲイン。⑪川嶋人夢へパスし左隅にトライ、GKは不成功。8-12と点差を詰める。


28分、キックの蹴り合いの中で近畿大がレイトタックルでペナルティ。近大陣左側22mライン手前から⑩山下がPGを狙うが不成功。再開の近畿大ドロップアウトのボールを蹴り合う後に28分、近畿大がオブストラクションでペナルティ。22mライン手前から立命館大⑩山下がPGを狙い成功、8-15。
34分、近大陣左側10mライン手前で立命館大ボールのスクラム。BKラインで左へ展開。⑨→⑩→⑫→⑬→⑮→⑭とテンポ良くボールを繋ぎ⑭御池蓮二がインゴールで中央まで走り込みトライ。⑩山下のGKも決まり8-22とスコアを広げる。
その後も両チームの凌ぎ合いは続くもスコアには結びつかない展開が続いたがインジェリータイムに入った41分、センターライン中央から立命館大⑩山下がドロップキック。ボールが大きく宙に舞いDGが成功し8-25と立命館大リードで前半終了。立命館大の勢いが増す。

ハーフタイム中、両大学応援団のチアガールがフィールドで演舞し、観客も巻き込み、後半からの攻防に励みを付けてくれた。

後半、風下から立命館大⑩山下のキックで再開。
3分、立大陣でペナルティを得た近畿大が蹴り出し、ゴール前5mでのラインアウト。モールから⑧古寺直希が素早く持ち出しトライ、⑩半田のGKも決まり15-25と追い上げる。
13分、近大陣ゴール前中央で近畿大がハイタックルでペナルティ。立命館大はショットを選択、⑩山下のPGが決まり15-28とリードを広げる。
20分、近大陣に立命館大が攻め込み、ゴール前で近畿大がオフサイド。立命館大はショットを選択。後半途中から入った㉒森駿太がPGを決め、15-31と着実にリードを広げる。
23分、立命大陣右側のラインアウトからの展開で攻め込む近畿大。フェーズを重ね前進。⑩半田が左へ大きくキックパスし⑪川嶋がキャッチしてそのまま前進。出来たラックから⑨渡邊晴斗が持ち出し走り抜けてトライ、⑩半田のGKは不成功。20-31。


両チームの攻防は続くがスコアには繋がらない中、28分、立命館大⑨北村がデリバレイトノッコンでイエローカード。立命館大は一人欠いた状況を余儀なくされる。逆に近畿大はチャンス到来。
34分、フィールド中央付近での立命館大ボールのスクラム。近畿大が押し込んでターンオーバー。⑨→⑫→⑭とボールを繋ぎ⑭植田和磨が右隅にトライ、⑩半田が角度のある難しいGK決め27-31と4点差に追い上げる。
果敢に攻める近畿大。立命大陣での攻防が続く。インジェリータイムに入った44分、右側10mラインでの近畿大ボールのラインアウト。逆転のトライを取りに左へ展開するが痛恨のノッコン。レフリーはノーサイドの笛を吹く。
近畿大の追い上げは届かず27-31と立命館大の勝利。会場から素晴らしい試合に歓声が湧き上がった。

立命館大はこの勝利で入替戦は回避。2勝5敗としリーグ戦5位となる。対する近畿大は3勝4敗とし4位でリーグ戦を終える。

POMには前半終了直前に驚きのDGを決めた立命館大⑩山下真之介が選ばれた。

試合後、この試合のレフリーであった飯田真治氏に関西Aパネルレフリーに選ばれた認定盾が授与された。

会見の様子

近畿大学
神本 健司 監督
前節の試合で、大学選手権が無くなり入替戦もないというメンタル的に難しい中で、しっかり準備して臨みましたが、立命館大学さんの気迫とプレーの精度に上回れまれたという結果になりました。最低限1ポイントはとって4位として今シーズンを締めるという事は出来ましたが、最終節に勝って来シーズンに繋げたいという所は残念な結果になりました。自分自身の力の足りなさを痛感しています。
半田、平沼共同キャプテンは、4年生が少ない中でよく頑張ってくれました。選手権出場、ベスト4という目標は達成できなかった事は申し訳ないと思いますが、後輩達がしっかり受け止めて、来年必ず達成できるようにやって行きたいと思います。 1年間ありがとうございました。

半田 裕己 共同キャプテン
昨年京都産業大学さんに負けてから、関西1位、大学選手権ベスト4を目標に掲げてやってきました。その目標は達成することができませんでした。また入替戦も無いという難しいモチベーションの中で、KDS(KINDAI STANDARD)を言葉を掲げてこの 2週間やって来ました。最後は負けてしまったこの悔しい気持ちを後輩達に託して、来年こそは関西1位、大学選手権ベスト4を達成してもらいたいと思います。練習や試合を通じて、4年生は(後輩達に)残したいものは残せたので、来年に託したいと思います。ありがとうございました。

Q、前半、後半からの闘いぶりを振り返っていかがですか。
神本監督
前半は風下でエリアを取れず苦戦しました。後、セットピースで優位に立つという点で、今シーズンの課題でもあったラインアウトでは厳しい形になりました。スクラムは良い形で出来ていましたが、数が少なかった所はありました。前半簡単にスコアを許したという点が後半に響いたのかなと思います。後半は風上で敵陣に入る機会が増えてスコア出来た事に繋がったと思います。ただやはりラインアウトで上手くいかなかった所が、ゲームを通して(敗因の)大きな部分であったと思います。


立命館大学
鬼束 竜太 ヘッドコーチ(以下、HC)
本日はありがとうございました。最終節という事ですが、開幕当初に描いていた絵とはかけ離れてしまいましたが、最後は順位よりもしっかり勝って自分達がやって来たラグビーを披露できればという思いで臨みました。後半少しもたつきましたが、自分達の思いをしっかり体現出来たと思います。今シーズンはひっくり返せたような試合が多かったのですが、最後はみんなで辛抱して守り切って勝ち切ってくれて、良い形で終われたので良かったと思います。
今シーズンが終わり、4回生にはお疲れさんと言いたいです。ありがとうございました。

森 駿太 キャプテン(以下、C)
当初思い描いていたシーズンとは程遠い結果だったのですが、最後は勝って終わり、後輩達に入替戦無く繋げる事が出来た事は、悔しいのですが一安心というような気持ちです。
(試合は)前半風上で優位だったのですが、後半は風下で(シンビンで)人数も少なくなった所もあって、苦しい時間がありましたが、守り抜く事が出来て良かったです。

Q、風がかなり影響があった中ですが、(試合を通じて)プレーの面でどういった所で前半後半に違いは。
鬼束HC
前半は、アタックのブレークダウンでプレッシャーを受けていたので、徹底するようにと後半に臨みましたが、それでもターンオーバーされたりとかプレッシャーを受けました。後、敵陣に入って所で無理に繋ごうとしてボールを失ったり、シンビンもあってスコアに結びつかず苦しい展開になりました。ディフェンスはそれでも辛抱出来ましたが、スクラムで少しプレッシャー受け、なかなかペースを掴む事が出来ませんでした。

Q、今日勝ち切れた要因は?
森C
確実にポイント出来た事で、ドロップゴールをチャレンジしたように気持ち的にも余裕が生まれた事が大きな要因だと思います。後、前の関大戦で課題であったラインアウトモールで前に出る事が出来たのでそれもすごく大きかったと思います。

Q、今シーズンを総括してどうでしたか。
鬼束HC
昔のように星勘定できるようなリーグでは無くなって、どのチームも力を付けて来ており、実力が拮抗しているリーグになって来ていると思います。年間を通して自分達の強みをしっかり磨いていくとか、相手に対しての準備をしっかりするとか、また試合中の中での状況判断が必要になって来ており、なかなか簡単に勝てるリーグでは無くなっていると思います。その中で7試合しか無いというのは寂しいと思いますので、リーグの見直しや大学選手権出場とか考える時期に来ているように思います。
また、今シーズンどのチームもそうですが、ハイタックルへの対応が、試合事にアジャストしたり、すごく難しいシーズンでした。


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