10月22日(日) 京都産業大学 vs 近畿大学


入場者数:2069人 天候:晴れ/弱風
レフリー:須川 貴也(関西協会)
アシスタントレフリー:稲西 輝紀(関西協会) / 長手 大地(関西協会) / 長谷川 雄亮(関西協会)
京都産業大学 近畿大学
35 FULL TIME 8
21 前半 8
14 後半 0
勝点
5-0
詳細(PDF)
プレイヤー・オブ・ザ・マッチ
▶京都産業大学 10 奈須貴大

メンバー表

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京都産業大学
監督廣瀬 佳司
No.Pos.氏名学年身長体重出身中学・スクール→高校
1PR曽根 隆慎3174104石切中→大産大附属
2HO李 淳弘3172100大池中→大阪朝鮮
3PRヴェア・タモエフォラウ4186123オネハンガ→札幌山の手
4LO日吉 健3180100寝屋川第三中→大産大附属
5LOソロモネ・フナキ3186114トンガカレッジ→目黒学院
6FL松永 壮太朗318795勧修中→京都工学院
FL三木 皓正417395西陵中→京都成章
8NO.8シオネ・ポルテレ2184112トンガカレッジ→目黒学院
9SH土永 旭317073西陵中→光泉カトリック
10SO奈須 貴大217680藤森中→光泉カトリック
11WTB西 浩斗317080熊本ラグビースクール→熊本西
12CTB小野 麟兵317086西陵中→京都工学院
13CTB高井 良成417682瑞光中→関大北陽
14WTB松岡 大河417077茨田北中→東福岡
15FB辻野 隼大317885長吉西中→京都成章
16Re.平野 叶苑317598四日市Jr.RFC→西陵
17Re.乳井 大士3170107名古屋RS→中部大春日丘
18Re.西崎 海人3178104明石JRC→報徳学園
19Re.山本 大翔418496高知RS→高知中央
20Re.テビタ・ポレオ4179112トンガカレッジ→日本航空石川
21Re.西村 建哉316868神川中→京都成章
22Re.富山 泰成117076伏見クラブジュニア→京都工学院
23Re.ナブラギ・エロニ118799Queen Victoria School→大分東明
近畿大学
監督神本 健司
No.Pos.氏名学年身長体重出身中学・スクール→高校
1PR蔡 唯志3175100東大阪朝鮮中→大阪朝鮮
HO平沼 泰成417097北陵中→中部大春日丘
3PR稲場 巧3175110生駒ラグビークラブ→近大附属
4LO楠 大輝2184102石切中→日本航空石川
5LO中田 悠生2182102加賀屋中→大阪桐蔭
6FL篠原 謙太朗417595帆柱ヤングラガーズ→東海大福岡
7FL岩本 圭伸317892東生野中→常翔学園
8NO.8古寺 直希3171100喜連中→石見智翠館
9SH福山 太陽417380大池中→滋賀学園
10SO半田 裕己417289四条畷中→天理
11WTB岸 未来118085岩出RS→近大附属和歌山
12CTB嶋 竜輝317689石切中→日本航空石川
13CTB藤岡 竜也3184100金岡北中→浪速
14WTB植田 和磨317688明石ジュニアRS→報徳学園
15FB西端 玄汰317582玄海ジュニアRS→東福岡
16Re.村尾 幹太317098鞘ヶ谷RS→東福岡
17Re.弓部 智希2173105城南中→石見智翠館
18Re.島本 京2180121福岡舞鶴誠和中→東福岡
19Re.澤村 類117991枚岡中→天理
20Re.中村 志316384真住中→大阪桐蔭
21Re.遠藤 岳歩417280鳴門第一中→徳島県城東
22Re.西 柊太郎117275三宅ヤングラガーズ→東福岡
23Re.阿曽 有馬317585各務原RS→中部大春日丘

マッチレポート

ここまで3連勝の京都産業大学に対して、1勝2敗の近畿大学が挑む一戦。秋晴れの少し汗ばむような陽気の中、京産大のキックオフでスタートする。

いきなり2分、キックオフのボールを近大がキャッチミス。逃さず京産大は前へ前へと攻め込み、ホールディングの反則を奪う。京産大はゴール前ラインアウトを選択、近大の踏ん張りでモールを押し込むことができず、ユーズ・イットの声。ボールを散らし、FWで前に出た後、BKにパスアウト、最後はSO⑩奈須貴大の切れのあるランで中央へ回り込みトライ。GKはFB⑮辻野隼大が難なく決め、京産大があっさりと先制する。(7-0)

6分、次は近大。リスタートから敵陣での攻撃を繰り返す。体を当てながら前へ出て、自分たちの接点が十分通用するかの感触を得ながら22Mラインを越えようとする。WTB⑭植田和麿が右ライン際をビッグゲイン、ここから左に展開し、最後はSO⑩半田裕己の絶妙のキックパスを左大外で構えていたWTB⑪岸未来がキャッチ、そのまま左中間に押さえる。(7-5)

11分、今度は京産大。敵陣22M付近から、ラインアウトからのモールをゴール前まで押し込む。FWで数回ラックサイドを攻め、最後はラインに残っていたNO8⑧シオネ・ポルテレにパス、相手をぶちかまして右中間にダイブトライ(GK成功)でリードを広げる。(14-5)

22分、近大⑩半田が右中間22M付近からの難しいPGを決めて追い上げる(14-8)

この後、ロースコアの中、近大が攻めるという展開が続いたが、38分、京産大は久々に敵陣に入る。ラインアウトの後、ここからは集中力を見せて攻め続け、最後は、⑩奈須が22M付近からステップで相手を交わしトライ(GK成功)で終了間際のワンチャンスをものにした。(21-8)

12分のハーフタイムを挟み、後半は近大のリスタートキックで開始。

後半もいきなり2分、京産大はHL付近ラインアウトから右に展開、PR①乳井大士からLO⑤ソロモネ・フナキのビッグゲイン、HO②李淳弘から⑩奈須に渡り、敵を2~3人かわして中央にトライ(GK成功)でスコアを伸ばす。(28-8)

何とかスコアを詰めたい近大の攻撃に対し、京産大は固い守りで応戦する展開が続くが‥。

24分、久々に敵陣に入った京産大は22M付近ラインアウトからモールでゴール前10M付近まで押し込んでいく。モールが崩され反則のアドバンテージを貰いながら左へ展開、最後は⑮辻野が左中間に勝負ありのトライ(GK成功)。(35-8)

このまま時間が過ぎ、試合終了となる。

この試合、両チームに点差ほどの力の差があるとは思えなかった。敵陣で戦う時間は近大の方に分があったが、敵陣に入るときっちり7点を獲って帰る京産大の集中力は見事であった。

POMには、けがから復帰し、本日3トライと躍動した京産大SO⑩奈須貴大が選ばれた。

会見レポート

近畿大学 神本 健司監督
 京都産業大学さん相手にセットピースでいかに勝負できるかに焦点をあてて3週間準備してきました。そのセットの中で、スクラムについては自分達が思っているような組み方が出来ましたし、ラインアウトも相手ボールにも競れていましたので、良い形で進められたと思います。ただ中盤に、不用意なペナルティーを近大がしてしまい、自陣で試合を進める時間が、特に前半は多くなり、その部分で(京産大に)スコアされてしまいました。この不用意なペナルティーは改善していかなくてはいけないと思っています。

 試合全体を通じては、近大がボールを支配する時間が長かったのですが、京産大さんの素晴らしいディフェンスに阻まれて、ノットリリースでペナルティーを取られる場面も4~5回はありました。その部分は近大の力不足かなと感じています。逆に京産大さんは、近大陣内に入ってきた時にきっちりチャンスをスコアにされました。そういった差によってじわじわと点差が広がっていって、試合が終わったという感想です。

 学生達は準備してきた事をしっかりやってくれました。これが勝ちに結びついていないという所は私の責任だと感じています。なかなか上を目指すという事が難しい状況になってきていますが、関西リーグは後半戦でどうなるかわからない状況がまだまだあると思いますので、次に向けて良い準備をして臨んでいきたいと思います。

平沼 泰成共同キャプテン(以下 C)
(試合は)負けてしまいましたが、FWは、京産大さんのスクラムに対抗できる自信もありましたし、徹底的に練習していました。(その中で、)前半は自分達の思っているようなスクラムが組めて優位に立てている場面がいくつかありましたが、自陣でのペナルティ-であったり、1回で(京産大に)取り切られれたり、徹底的にやってきたブレークダウンの部分でも、まだまだ出来ていないと感じました。
 スクラムもラインアウトでも充分に対抗できていたと思いますが、京産大さんの強いフィジカルの部分で引いてしまう部分があり、そういった部分が敗因かなと思います。

Q.スクラムに手応えを感じていた中で、前半に、ペナルティ-からショット(PG)を選択していたのは。
平沼C

 点差も小さかったので、まず点差を縮めて、後半に自分達のセットプレーで優位に立とうと思っていました。


京都産業大学 廣瀬 佳司監督
 前回、立命館大学と接戦しまして、今回はもっと京産大らしい戦いをしようと臨みました。試合展開は別として、前に出るひたむきなディフェンスや厳しいプレーを随所に見せてくれて、非常に良かったなと思っています。
 次回から(昨年度)上位校と当たりますので、更にチーム力を高めて戦っていきたいと思います

三木 晧正キャプテン(以下 C)
 今日の試合には、対近大さん(を意識する)というよりも、京産大らしいラグビーをしようという事で2週間準備してきました。まだまだいろいろな課題はありますが、京産大らしく戦う事は、シーズンを通して徐々に浸透出来てると思います。
 次から強い(昨年度上位校)チームとの対戦になりますが、京産大らしさを忘れずに戦っていきたいと思います。

Q.4試合を終わって、手応えと課題を教えてください。
廣瀬監督

 4試合戦いましたが、どこのチームも力があって、圧倒するという事は出来ませんでしたが、自分達のアイデンティティー(らしさ)を見つめ直す事が出来たので、今後上位校と戦っていけると手応えを感じています。
 我々はセットプレーでプレッシャーを掛けていきたいと思いますので、いつも同じになりますが、課題はセットプレーの強化になります。今日の試合、前節では、キッキングゲームの所で負けている所がありましたので、この部分も課題だと思います。

Q.ディフェンスはどう評価されていますか。
廣瀬監督

 ゴールラインを背負った場面のディフェンスは練習しています。今日も何回か苦しい時間帯がありましたし、ゴールラインを背負った場面もありましたが、ゴールラインを割らせないという意識が非常に高く良くなってきていると思っています。

Q.スクラムについて(今日の評価、ハーフタイムのコーチからの指示は)
三木C

 コーチには自分から聞きに行きました。2週間、対近大スクラムにいろいろな準備をしましたが、やっぱり京産大のスクラムに戻そうと。(前半)劣勢になっていたところから、5分もしくはそれ以上に出来たと思います。(スクラムは)課題ではありますが、試合の中で修正出来た事は良かったと思います。

Q.奈須選手がSOで先発されましたが、その評価は。
廣瀬監督

 奈須選手は、今年の春にFBかSOにコンバートしました。今日もトライが有りましたがランも出来ますし、左足のキック力も有りますので、SOに置いています。(後は)ゲームメーク、ゲームコントロールがもう少し出来れば(もっと)良いかなと思います。春から500分以上SOで出ています。前節は怪我でしたが、(今節)戻って来たので、これから力を発揮してくれると楽しみにしています。


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■KRPU 渡辺隆夫


■KRPU 前田寛文

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