2022年5月14日(土)・15日(日)に開催しました、第13回関西・一宮セブンズのマッチレポートを公開します。
第13回関西・一宮セブンズ
2022年5月14日(土)・15日(日)
会場:一宮市光明寺公園球技場
第10回を迎えた関西・一宮セブンズ。
「関西・一宮セブンズ」は、新型コロナウィルス感染症による緊急事態宣言、まん延防止等重点措置の適用により2年連続中止、令和4年3年ぶりの開催となり、一宮市ラグビー協会、NPO法人一宮ラグビークラブ、学校法人平成医療学園名古屋平成看護医療専門学校、一宮工業高校ラグビー部、起工業高校ラグビー部の準備・協力により、5月14日(土)・15日(日)の2日間、一宮市光明寺公園球技場で行われた。
<大会1日目 5月14日(土)>
風が肌寒く感じる、時折日差しがのぞく大会1日目。
予選は府県15チームが4つのグループに分かれ、前日までの雨の影響でグラウンドコンディションが悪いなかキックオフ。
グループAは、過去3回優勝の京都(第4回・第6回・第7回)と第5回大会優勝の兵庫が、グループBは第8回大会優勝の愛媛と和歌山が、グループCは第3回大会優勝の愛知と奈良が、そして、グループDは第2回大会優勝の大阪と第1回大会優勝の広島が、それぞれ1位・2位となり、カップ・トーナメントへの進出を決めた。
<大会2日目 5月15日(日)>
1日目に続き、肌寒く感じ、時折日差しがのぞく曇りとなった大会2日目。
【カップ・トーナメント(予選グループ各1位・2位)】
カップ・トーナメント(予選グループ各1位・2位)左のブロックでは、大阪が1回戦奈良に26-10で勝利し、準決勝では、大阪は先制トライをあげ和歌山と前半7-7と同点折り返すと、後半も大阪が先にトライ(コンバージョン成功)をあげ、和歌山もトライをあげる接戦を、大阪が14-12で制し決勝へ駒を進めると、
右ブロックでは、愛知が1回戦広島に勝利し、準決勝では愛媛に31-7(前半は19-0)で決勝に駒を進める。
敗者戦の決勝は、兵庫がけが人よるメンバー不足により敗者戦決勝を辞退、敗者戦の優勝は奈良となった。
【カップ・トーナメント決勝 大阪-愛知】
先制したのは、大阪。
前半2分、大阪は、相手陣へ入るとゴール前を目がけてショートパント、ゴール前へ戻りキック処理を試みる愛知からノットリリースザボールのペナルティーを得ると、ゴール前右中間でラック形成からインゴールへボールを持ち込むも惜しくもグラウンディングできず、5mスクラムとなりスクラムから左へ仕掛け、①韋がトライをあげ、5-5とする。
次のトライは愛知。
前半4分、大阪が自陣からキックで相手陣10m付近左側へ蹴りこむと、愛知⑬山下がキック処理で戻りながらボールを拾い上げると相手タックルをかわし、⑪塚本へ大きく左へパス、⑪塚本はパス受けると、スペースを走り抜け、ゴールポスト左へトライ、5-5の同点とする。
前半は、両者譲らず、同点で折り返す。
後半、最初のトライは愛知。
後半2分、自陣ハーフウェイライン付近で得たペナルティーから展開、相手陣22m付近で㉑成瀬にパスが渡ると、ステップで巧みに相手ディフェンスをかわし、ゴールポスト中央へトライ、コンバージョンも決まり、12-5とする。
さらに、愛知は、後半4分、相手陣10m外側中央付近のスクラムから左へ、パスを受けた⑪塚本が左サイドのスペースを突き、ディフェンスの裏に抜け、ゴールポスト中央へトライ、コンバージョンも決まり、19-5とリードを拡げる。
大阪は、後半7分、相手陣10m中央付近のペナルティーから展開、相手ペナルティーを得ながらクイックスタートからの継続で、ゴール前まで前進すると、さらに、ゴール前で相手ペナルティー、⑩菊池が2人のタックルをひきずりながらゴールポスト左へトライ、コンバージョンも決まり、12-19とするが、フルタイム。
カップ・トーナメント決勝は、愛知が第3回大会以来、10年ぶり2回目の優勝を飾った。
【プレート・トーナメント(予選グループ各3位・4位)】
プレート・トーナメント(予選グループ各3位・4位)左のブロックでは、福井が1回戦富山に26-0で勝利し、準決勝では鳥取に先制されるも逆転で31-10決勝へ駒を進めると、右ブロックでは、滋賀が1回戦静岡に勝利し、準決勝では滋賀は先制トライあげるも岐阜と前半7-7と同点折り返すと、後半も滋賀が先にトライをあげるも岐阜トライ(コンバージョン成功)で逆転さるが、滋賀はトライ(コンバージョン成功)を決め再逆転し、26-21と大接戦の試合を制し決勝に駒を進める。
敗者戦の決勝は、岡山と静岡の試合となり、前半、静岡が⑭石川のトライで先制するも、岡山③山内、岡山の山下のトライ(ともにコンバージョン成功)で岡山が14-5 で折り返す。後半は岡山⑩加山のトライで追加点、静岡は⑫寺崎のトライ(コンバージョン成功)をあげるも、岡山⑩加山にトライ(コンバージョン成功)を決められ、26-12で敗者戦の優勝は岡山となった。
【プレート・トーナメント決勝 福井-滋賀】
先制したのは福井。
前半1分 福井は、相手陣10m付近でターンオーバーすると、縦への攻撃から左へ展開、ゴール前で相手ペナルティーを得ながら、最後は①藤田が左中間にトライ、5-0と先制する。
直後のキックオフ再開の福井のキックは、相手陣ゴール前5m付近左タッチライン沿いへ転がりタッチラインをきり、相手ボールのラインアウトとなる。福井はそのラインアウトのボールを獲得すると右へ展開、相手ペナルティーを得ながら、最後は⑥西がゴールポスト右へトライ、コンバージョンも決まり、前半3分、12-0とリードを拡げる。
滋賀は、キックオフ再開のボールをキープすると、相手陣へ入ったところで、⑫鳥居がステップで抜け出し左中間にトライ、前半5分、5点を返し、5-12とする。
さらに、滋賀は、前半7分には、自陣10m付近の相手ノットリリースザボールのペナルティーから攻撃、ハーフウェイライン付近で、①川上がパスを受けるとスペースを突き抜け出し、ゴールポスト左へトライ、10-12と2点差に詰める。
しかし、前半終了間際、福井は、キックオフ再開のボールをキープすると、左タッチライン沿いでパスを受けた⑤奥井がパスを受けると、タックルをハンドオフでかわすと、タッチライン沿いをハーフウェイライン付近から走り切りトライ、⑩寺井が難しいコンバージョンを決め、19-10とし、前半が終了した。
後半に入り、福井は、キックオフ再開のボールをマイボールとすると、ハーフウェイライン超え相手陣へ入ったところの展開で、①藤田がアングル良く縦に切れ込みパスを受け取り大きくゲインすると、フォローで走りこんできた⑥西へパス、⑥西と⑨岡田がパスを回しながら、相手ディフェンスをかわし、ゴールポスト中央へ⑥西がトライ、コンバージョンも決まり、26-10とする。
さらに、福井は、後半4分、自陣ハーフウェイライン中央付近のターンオーバーから、⑥西がショートパントで前方へ蹴りだすと、そのボールを自らバウンドを合わせキャッチし、ゴールライン右隅へトライ、31-10とリードを拡げる。
反撃をしたい滋賀は、キックオフ再開のボールをマイボールとすると、自陣から展開、相手陣に入ったところで、⑫鳥居にパスが渡ると、スペースを突きディフェンスの裏へ抜けると、そのまま走り切り、ゴールポスト中央へトライ、コンバージョンも決まり、後半6分、17-31とする。
手を緩めない福井は、キックオフ再開のボールをマイボールとし、左サイドでパスを回し、最後は②坪内がトライ、コンバージョンも決まり、38-17とし、フルタイム。
プレート・トーナメント決勝は、福井が優勝となった。
(文責 進藤剛)
フォトギャラリー
撮影者:清水良枝
■1日目
■2日目