12月24日(日) 第13節 ヤマハ発動機 19-44 パナソニック

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トップリーグ2017-2018 第13節
ヤマハ発動機 VS パナソニック
【リーグ戦最終戦はチーム力のあるパナソニックが後半逆転し13戦全勝で終わる】

2017年12月24日(日) 13:00キックオフ グラウンド:ヤマハスタジアム
ヤマハ発動機 パナソニック
19 FULL TIME 44
12 前半 6
7 後半 38
詳細
(TL公式)

マッチレポート

この時期にしては珍しく、無風で気温も高めのヤマハスタジアム。絶好のコンディションの中、クリスマスイブのリーグ最終戦、ヤマハ発動機とパナソニックの試合が行われた。 同じホワイトカンファレンスの1位、2位は決定しているものの、日本代表に12人を擁するパナソニックとFWに絶対の自信を持つヤマハ。今シーズンホーム最多の8,135人の観客を迎え、否が応でも盛り上がる。
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お互いのプライドを賭けた戦いは、パナソニックのキックオフで始まった。
試合開始直後から両チームとも激しいタックルの応酬で、ターンオーバーも多く気合が入っている。
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最初にチャンスをつかんだのはヤマハ。前半3分、ヤマハボールのファーストスクラムで、ヤマハのプレッシャーにパナソニックがコラプシングを犯し、会場は大きく沸く。ゴール10m前のラインアウトからモールを形成、キャプテンNo.8堀江恭祐が抜け出し右中間にトライ。FB五郎丸歩のゴールも成功し、幸先よくヤマハが7-0で先制する。
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対するパナソニックはヤマハの勢いに押されるものの、20分ヤマハのノットロールアウェイで得たゴール前のPGをSOべリック・バーンズが決め、7-3とする。
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応援に後押しされFW勝負で仕掛けるヤマハは、パナソニックにプレッシャーをかけ、27分、ラインアウトからのモールで20m以上も押しまくりインゴールまで持ち込む。そして32分、パナソニックのパスミスからこぼれたボールをWTB伊東力が拾い、CTB小林広人にパスして右中間にトライ。ゴールは失敗するも12-3と点差を広げる。
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前半終了間際、パナソニックはラインアウト内のペナルティにより得た22m内側のPGをべリック・バーンズと交代した山沢拓也が決め、前半を12-6で折り返す。
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ヤマハは気合の入ったプレーで積極的攻めた結果、9つのペナルティを犯したもののリードを保ったまま後半へ。一方のパナソニックは、リードされたものの反撃のチャンスをうかがっているのか余裕のある試合運びをしている。
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後半に入りキックオフ直後、パナソニックFB笹倉康誉のタッチキックをヤマハHO日野剛志がチャージしそのまま自ら右中間にトライ。ゴールも成功し19-6とする。前半の勢いそのままにヤマハペースになるかと思いきや、ここからパナソニックの一方的な試合展開となる。
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ハーフタイムで軌道修正を図ったパナソニックがこの後一気にギアを上げ、ヤマハ陣内に攻め込む。6分ハーフウェイ中央付近で得たPGを、SO山沢が低い弾道のロングキックを決め19-9と反撃開始。
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12分にはヤマハゴール前の連続攻撃からLOサム・ワイクスが右中間ゴールライン上に押さえトライ(ゴール成功)19-16追い上げる。さらに16分、SO山沢のヤマハインゴールへのグラバーキックをヤマハWTB伊東力とパナソニックWTB山田章仁が競るが、伊東が先に押さえられず、山田が右隅にトライ(ゴール成功)し19-23と逆転する。
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パナソニックの勢いは止まらない。22分、ターンオーバーからLOサム・ワイクスが大きくゲインし、続いたCTB松田力也からSO山沢につなぎゴール左にトライ。難しいゴールも成功し19-30と点差を広げる。
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完全に足が止まったヤマハに対し、パナソニックはトライを重ね、31分には22mライン上のラックからまたもLOサム・ワイクスが突破し、キャプテンのFL谷昌樹にパスしてゴール下にトライ(ゴール成功)で19-37。終了間際の39分、22mライン付近から、SO山沢のグラバーキックに反応したWTB福岡堅樹からWTB梶伊織へと渡り左中間にトライ。山沢がきっちりとコンバージョンも決め、19-44として試合終了のホイッスル。
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終始落ち着いたプレーをしていたパナソニックが、前半リードを許したものの、疲れの見えたヤマハの隙を見事に突き、安定した試合運びで圧勝した。1人1人のスキルが高く、どの選手が出てもプレーに変わりがないあたりにパナソニックの選手層の厚さを感じさせる。プレー自体大きな差はないものの、けが人が出た後のチーム力の差が出た試合であった。
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対するヤマハは、前半は気迫のみなぎるアタック&ディフェンスでリードをしたものの、後半は運動量が落ち、選手層の差が出て逆転・大差をつけられる敗戦となった。新人であるFL廣川翔也は、地元のラグビースクール出身ということで、この試合大抜擢された。前半は激しいタックルで貢献したが、後半途中で交代するなど、スタミナ面の課題が浮き彫りとなった。2週間後の決勝トーナメントに向け、準備したいところである。
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この日のマン・オブ・ザ・マッチには、交代出場にもかかわらず1T5G2PGと大活躍のパナソニックの22番SO山沢拓也選手が受賞した。
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(文責:静岡県ラグビーフットボール協会 小林 聖子)

会見レポート

ヤマハ発動機ジュビロ
清宮克幸 監督

勝ちたい試合だった。チームにとって痛い怪我人が出てしまった。パナソニックはキーマン2人が交代したが、チームが機能していた。ヤマハは対応できなかった。
リザーブメンバーの差が点数に出た。パナソニックは強かった。
廣川はルーキーとしてチームにエナジーを入れ素晴らしかったが、出し切ってしまって脱水症状になっていしまった。80分間プレーできるよう成長してもらいたい。廣川、堀江のディフェンスは武器になると感じた。

堀江恭佑 キャプテン
勝つために1週間準備してきた。前半は良かったが、80分間続けることが出来なかった。これが実力だと思う。来週のサントリー戦に向け、切り替えて準備していきたい。

質疑応答
――前半と後半とで何が変わったのか?
清宮克幸 監督
後半は足が止まった。裏を取られた。

堀江恭佑 キャプテン
後半はキックをうまく使われ、走らされた。体力を消耗し足が止まった。

――前半をノートライに抑えた手ごたえは?
堀江恭佑 キャプテン
接点では体をうまく当てることができ、手ごたえがあり良かった。

――次のサントリー戦はどんな戦い方をするのか?
清宮克幸 監督
サントリーは抜け目のないチーム。自分で判断できる選手が多い点ではヤマハより質が高いのでは。

――リーグ戦が終わっての総括は?
清宮克幸 監督
ここ数年で怪我人が多かった。ヤマハはベストメンバーで試合に臨むイメージがあったが、主力が揃ったことが少なかった。消化不良のシーズンだった。目標はこの先、リーグ戦とは別なのでここからが勝負。残り2週間準備していく。

堀江恭佑 キャプテン
今年デビューした若手のエナジーを感じた。残り2試合しっかり準備していく。1日1日を大切にしていく。

――プレーオフ2試合に向けてのポイントは?
清宮克幸 監督
セットプレーでヤマハのペースで優位性を出したい。

堀江恭佑 キャプテン
セットプレーで自分達の強みを出し、相手の強みを出させない。しっかり準備していくだけ。
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パナソニックワイルドナイツ
ロビー・ディーンズ 監督

磐田の素晴らしいスタジアムでラグビーができて良かった。試合も良かった。嬉しく思っている。プレーオフに向けた準備に向け良い試合だった。谷選手をはじめ、選手自身が考えてプレーした結果なので偶然ではない。

谷 昌樹 ゲームキャプテン
素晴らしいスタジアムで試合が出来きて、関係者に感謝しています。前半はヤマハのプレッシャーがあったが、後半は皆で修正し、自分達のラグビーができた。

質疑応答
――選手自身で考えた修正点は?
谷 昌樹 ゲームキャプテン
チームメイトを信じてプレーし、1人にせず皆でプレーすること。全員が笛が鳴るまでスイッチを入れておくこと。全員で集中した。

――前半リードされ、後半開始早々チャージでのトライで点差が開いた時の心境は?
谷 昌樹 ゲームキャプテン
やってしまったという感じ。切り替えて、に何をするのかを考えた。点差については、焦っていなかった。

――プレーオフに向け良い準備ができたと思うが、どこに手ごたえがあったか?
ロビー・ディーンズ 監督
良いプレッシャーの中で試合ができた。厳しいプレッシャーの中で選手が良く反応していた。プレーオフはプレッシャーの中で1人1人判断し、その積み重ねが勝利に繋がる。今日の試合は、前半は地に足がついていなかったが、修正できた。
プレーオフとリーグ戦では全く違う。1試合で全てが決まってしまう。今日の試合は、プレッシャーをマネージメントし良い経験ができた。

――今シーズンは13戦無敗だったが?
素晴らしい結果だが偶然ではない。次に向け、新たな気持ちでスタートしていきたい。

――前半は悪かったが、ハーフタイム時の監督は怖かったのか?
谷 昌樹 ゲームキャプテン
怖くない(笑)。落ち着いて話を聞いてくれ、具体的な指示も与えてくれた。
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(文責:静岡県ラグビーフットボール協会 田代 俊彦)

フォトギャラリー

撮影者:谷本結利

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