9月22日(日) 同志社大学 vs 京都産業大学


入場者数:3836人 天候:くもり/微風
レフリー:須川 貴也(関西協会)
アシスタントレフリー:飯田 真治(関西協会) / 南藤 辰馬(関西協会) / 庵奥 后郎(関西協会)
同志社大学 京都産業大学
24 FULL TIME 97
3 前半 41
21 後半 56
0勝点5
詳細(PDF)
プレイヤー・オブ・ザ・マッチ
▶京都産業大学 2 李淳弘

試合映像(ダイジェスト)


メンバー表

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同志社大学
監督中尾 晃
No.Pos.氏名学年身長体重出身中学・スクール→高校
1PR小西 雄斗3176110同志社香里中→同志社香里
2HO荒川 駿2177103東海大大阪仰星中→東海大大阪仰星
3PR三輪 拓翔3175100四日市Jr.ラグビークラブ→尾道
LO寺北 亘佑4182105宝塚RS→常翔学園
5LO木村 圭佑4180102奈良RS→大分舞鶴
6FL鈴木 崇敏417590磐城
7FL山中 颯真418095同志社香里中→同志社香里
8NO.8久保 太陽4183105吹田RS→報徳学園
9SH藤田 海元417070文の里中→東海大大阪仰星
10SO大島 泰真317075藤森中→京都成章
11WTB山本 希416880四條畷中→石見智翠館
12CTB田中 勘太417485ゆのきRS→長崎北陽台
13CTB森岡 蒼良217783東芝府中Jr.ラグビークラブ→京都成章
14WTB岩本 総司317882四條畷RS→常翔学園
15FB江口 翔417082筑紫丘ラグビークラブ→東福岡
16Re.長島 幸汰3176100西陵中→京都成章
17Re.潰田 祥紀4170100兵庫RS→石見智翠館
18Re.上野 聡太4181119大正北→常翔学園
19Re.柏村 一喜218494尼崎RS→報徳学園
20Re.中谷 陸人1180102大阪桐蔭
21Re.石田 太陽317072木本中→東海大大阪仰星
22Re.瀧川 創太郎217377津高虎RS→同志社
23Re.立川 和樹317478天理中→天理
京都産業大学
監督廣瀨 佳司
No.Pos.氏名学年身長体重出身中学・スクール→高校
1PR乳井 大士4168109名古屋RS→中部大春日丘
2HO李 淳弘4171103大池中→大阪朝鮮
3PR八田 優太2185115鳴門RS→城東
4LO日吉 健4180102寝屋川第三中→大産大付属
5LOフナキ・ソロモネ4186110トンガカレッジ→目黒学院
6FL石橋 チューカ219097兵庫RS→報徳学園
7FL松永 壮太朗4187100勧修中→京都工学院
8NO.8シオネ・ポルテレ3184112トンガカレッジ→目黒学院
9SH土永 旭417176西陵中→光泉カトリック
10SO尾崎 恵大316580四条中学→光泉カトリック
11WTB福永 然217582市岡中→大阪桐蔭
CTB辻野 隼大417887長吉西中→京都成章
13CTBナブラギ・エロニ2187102Queen Victoria School→大分東明
14WTB堤田 京弘417680枚岡中→大阪桐蔭
15FB奈須 貴大317680藤森中→光泉カトリック
16Re.福留 斗生2177110宝神中→同朋
17Re.佐藤 颯1170105大分東明
18Re.川口 新太4186129宝塚RS→東海大大阪仰星
19Re.平野 龍3180100新生野中→札幌山の手
20Re.伊藤 森心317590明石JrRC→松山聖陵
21Re.高木 城治216572かしいヤングラガーズ→東福岡
22Re.藤本 凌聖417487鈴鹿RS→朝明
23Re.小林 修市317683勧修中→京都成章

マッチレポート

2024ムロオ関西大学ラグビーAリーグが開幕し、東大阪市花園ラグビー場にて開幕節を迎えた。第1グラウンドの第2試合では、同志社大学と京都産業大学が対戦。

この日は1日中、天候に恵まれない日であった。そんな中で同志社大学10大島泰真のキックオフで試合が開始された。

前半3分、京都産業大学が自陣22mライン付近でのFWのサイドアタックを、同志社大学3三輪拓翔4寺北亘佑がダブルタックルで押し返し、ラックになったところに6鈴木崇敏がジャッカルを行い京都産業大学のノットリリースザボールに。その後、PGを選択し10大島がゴール成功し同志社大学が3点先制をした。

6分には京都産業大学が敵陣22m中央付近で同志社大学のスクラムの反則でFKとなり、京都産業大学8シオネ・ポルテレがクイックスタートしゴール前5m付近まで攻め込み9土永旭からのパスアウトで12辻野隼大へとパスし、11福永然に繋いで左隅にトライ。GK不成功で3-5。

10分、京都産業大学が敵陣ゴール前ラインアウトからモールを形成し、そのまま押し込んで2李淳弘が右隅にトライ。GK不成功で3-10。

16分、再び京都産業大学が敵陣ゴール前ラインアウトからモール形成後すぐに8シオネが持ち出しそのままトライ。12辻野がGKを成功し3-17。

23分にも京都産業大学が敵陣ゴール前ラインアウトからモールを形成し、そのまま押し込んで2李淳弘が左隅にトライ。GK不成功で3-22。

30分、京都産業大学が敵陣ゴール前ラインアウトとなった。そしてモールを形成し、そのまま押し込んで2李淳弘が右隅にトライ。GK不成功で3-27。

33分時点で京都産業大学のペナルティ数が1に対し同志社大学は8と反則が目立ってきた。

35分に再び同志社大学のペナルティから、京都産業大学が敵陣ゴール前ラインアウトで6石橋チューカがキャッチしモールを形成後、そのまま押し込んで2李淳弘が右隅にトライ。9土永がGK成功で3-34。

前半終了間際の40分、京都産業大学が敵陣ゴール前スクラムで8シオネが持ち出し12辻野に繋げそのままトライ。9土永がGK成功で3−41。

反則が多く思うように動けない同志社大学に対し、相手の反則を生かし持ち味のFWのラインアウトモールで確実に得点を重ねる京都産業大学の流れのまま前半が終了。

雨が止み流れを変えたい同志社大学は後半から7山中颯真から中谷陸人に交代。
開始すぐに自陣22m付近で10大島のタックルから12田中勘太が果敢にボール奪取を狙うも惜しくもラック中に肘をついてしまい奪えず、同志社大学のペナルティとなってしまった。

そして後半3分に京都産業大学が敵陣ゴール前からラインアウトでモール形成後、9土永からのパスアウトで12辻野から10尾崎恵大のロングパスで11福永が受け取り左隅にトライ。9土永がGK成功で3-48。

7分には京都産業大学が敵陣10mと22mの中間付近から5フナキ・ソロモネが抜け出しゴール前まで持ち込み、ラックサイドから12辻野が押し込んでトライ。9土永がGK成功で3-55。

8分に同志社大学は1小西雄斗から18上野聡大、2荒川駿から16長島幸汰、9藤田海元から21石田太陽を交代した。

10分、京都産業大学の13ナプラギ・エロニがカウンターラックでボール奪取し、その後ゴール前ラックから9土永のキックパスを8シオネがキャッチし左隅にトライ。9土永がGK成功で3-62。

ここで遂に同志社大学が反撃の狼煙を上げる。
後半24分に京都産業大学が立て続けに反則を繰り返し、同志社大学が敵陣ゴール前でラインアウトモールを形成。両センターの12田中と13森岡蒼良がモールに加勢し、そのまま押し込み16長島がトライ。10大島がGKを成功させ10-69。

その後、京都産業大学にトライをされるも31分に京都産業大学が反則を繰り返し、ペナルティトライになり17-76となる。

35分時点で同志社大学の反則数が12に対し、京都産業大学は9と後半に入り反則の数が多くなってきた。

37分、同志社大学は敵陣ゴール前ラインアウトにて8久保太陽がキャッチしモールを形成、そして21石田が抜け出し左隅にトライ。10大島がGKを成功させ24-83。

ここで大きく反撃に出たい同志社大学であったが京都産業大学はそれを許さず。直後の38分に交代で入った21高木城治のトライ&GKで7点を追加し、最後は敵陣5m中央付近のサイドアタックで8シオネが抜け出しトライ。21高木がGKを成功させ24-97と大差をつけ試合終了。

POMはセットプレーで堅実にプレーし勝利に貢献した京都産業大学のHO2李淳弘が選ばれた。

会見の様子

同志社大学
中尾 晃 監督
相手の強みを出させてしまいました。あれだけの数のペナルティを繰り返してしまい、時間内に修正も出来ず反省する部分は多いのですが、まだ1戦目なのでこれからまた前を向いて頑張っていきたいです。

田中 勘太 選手
今日の試合の反省点ですが、自分たちのペナルティが多く、相手の強みを出させてしまい、あのような得点なってしまいました。
後半の最後の方では少しの工夫を加えるだけであそこまで得点に繋げることができたので、その修正力を前半の早い段階で出せていたら、もう少し積極的に点数を取れていたのではないかと思います。

Q.点差をつけられたのですが、今日取れた3トライについてどのようにお考えですか?
中尾監督
このゲームはこのゲームとして考えないといけないのですが、リーグ戦でもあるので今日取れた3本のトライは次の試合へと繋がると考えております。

Q.今日の試合で自分たちと相手の一番大きな差があるとしたらどのような部分だと思われますか?
中尾監督
フィジカルな部分もありますし、セットでもラインアウトでも安定したボールキープができず、それに加え反則を繰り返してしまった部分など、細かい点でも差が出てしまったと感じています。

田中選手
セットプレーの安定というところで、自分たちが用意してきたタックルなどが通用しなかったり、11での勝負の場面でも相手に有利な状況を作られてしまうことが多かったと思います。


京都産業大学
廣瀬 佳司 監督
開幕戦ということもありますし、相手が同志社大学だということもあり、しっかりとメンタル的にも準備をしてこの試合に挑みました。
前半からしっかりとした攻撃もできており、今シーズン良いスタートが切れたと思っております。

辻野 隼大 主将
初戦の相手が歴史ある同志社大学ということもあり特別な思いもあった中で、相手をリスペクトし自分たちにフォーカスしようということを常に意識し取り組んできました。その結果が今日のスコアに繋がったと思います。
まだまだ課題もありますので、来週の試合に向けてしっかり取り組んでいきたいと思っています。

Q.この試合に向けて練習に取り組んできたと思いますが、今日はそれが出せましたか?
辻野主将
京都産業大学のラグビーがスロースタートな部分もありますので、そういった部分が課題だということも自分たちではわかっていて、開始10分集中して精度を高く意識し、フィジカルで相手を圧倒させようとやってきました。
今日は最初に同志社大学にペナルティで3点取られてしまったのですが、その後にしっかり取り返すこともでき、自分たちで気持ちも上げていけたのでそういった部分では成長も感じられ、やってきたことが出せたと思います。

Q.ポジションについて、辻野選手の12番と石橋選手の6番など、どのような意図があったのでしょうか?
廣瀬監督
SOに関してですが、奈須・尾崎・吉本・辻野と春からどの選手をSOにしようかと悩みながら、今回は尾崎を持ってきて奈須をFBにし、辻野をCTBでという形にしたのですが、ボールがよく動くのではないかという考えもありこのようになりました。SOは先ほど挙げた4名はどの選手も素晴らしく、今後関西リーグを戦いながら定めていけたらと思っています。
6番の石橋選手の部分に関しては背番号をあまり意識しなくても良いと思っています。実際、試合中にも変わったりなどしますので特には意識しておりません。

Q.U20の代表合宿に参加した選手はチームにどのような影響を与えてくれていますか?
廣瀬監督
凄く良い経験をしてきたと思います。
練習に取り組む姿勢や、トップ選手たちと学んできたことを持ち帰り、チームにも良い影響を与えてくれています。

辻野主将
個人のレベルも上がっていますし、チームに良い影響を与えてくれてることは勿論ですが、自分たちも頑張らないとという刺激をチームメイトたちも受けています。

Q.今後の試合に向けて課題などがあると思いますが、どんな点ですか?
辻野主将
1つの大きな課題としてはペナルティ。ペナルティは得点にも直結してきますし、レベルが高い試合になればそこから得点を取られてしまう要因となる可能性もあるので、規律を守るといった部分でもチームとしての一番の課題だと思っています。


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■KRPU 渡辺隆夫

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