神戸製鋼 VS. パナソニック
2017年10月14日(土) 14:00キックオフ グラウンド:万博記念競技場 | ||||
神戸製鋼 | パナソニック | |||
7 | FULL TIME | 56 | ||
0 | 前半 | 23 | ||
7 | 後半 | 33 | ||
詳細 (TL公式) |
会見レポート
神戸製鋼コベルコスティーラーズ
ジム・マッケイ ヘッドコーチ
とても残念な結果のスコアボードの表示が事実で、パナソニックには称賛を送りたい。まず50/50の状況で自分たちが前に進みたい時に進むことができず、相手にプレッシャーを与えることができなかったところが最も大きかった。ただしチームについては誇りに思っているし、顔を上げて来週に向けた準備をきちんと行っていきたい。
前川鐘平キャプテン
非常に残念な試合になってしまった。前半に陣地をうまくコントロールされて得点できなかったことで、だんだんとそのようなミスが後半まで響いてしまった。ウィンドウマンスまでにまだ1試合残っているので、しっかりと切り替えて次は勝利を挙げられるように準備をしていきたい。
― 相手のパナソニックはボールを奪ってからの処理が得意だが、そこへの対応はどのように考えていたか?
ジム・マッケイ・ヘッドコーチ
一つはキックの部分で、相手がフリーにボールをキャッチできない状況、フリーにキックできない状況を作り出すことが大切だと考えていた。しかしフリーにボールを与えてしまったことで自分たちのディフェンスをセットすることができなかったことがこのような結果につながってしまった。
前川鐘平キャプテン
自分たちもターンオーバーからのディフェンスの練習を繰り返していたが、後方のボールのカバーが全くできていなかった。そこにきちんと対応できていたら、また違った展開になったと思う。
― パナソニックとの差はどんなところにあると考えるか?
前川鐘平キャプテン
ゲームのコントロールの差だと思う。パナソニックは自分たちのやりたいラグビーをするために上手くゲームをコントロールできている。逆にわれわれはコントロールするところまで持っていけていない。
ジム・マッケイ・ヘッドコーチ
チームに常に言っている通り自分たちのことを信じ続ける必要がある。このようなタフな状況の時こそ、自分たちのことを信じ切れるかが重要になってくる。
パナソニックワイルドナイツ
ロビー・ディーンズ・ヘッドコーチ
今日の結果については満足している。我々にとってこの前半戦最後の2試合は大変重要な試合になると考えていたし、結果そのような試合になった。今日の試合は自分たちが考えていた以上に前半で緊張感を失ってしまい、後半、ややテンションの低いゲームになりそうだった。ただそんな中でもきちんとゲームを組み立てられたことにはチームのメンバーを褒めたいと思うし、私自身満足している。前半は先発メンバーがしっかりと役目を果たして下地を作り、後半にリザーブで入ってきたメンバーたちも良い形でゲームを締めくくってくれた。ただしこの試合はもう終わったことなので、これから先を見据えて取り組んで行きたい。
布巻峻介キャプテン
この試合を勝てたことは素直にうれしい。点差は自分たちが予想したよりも開いていたが、試合までの準備やトライの取り方、ディフェンスなどの面で点差以上に収穫はあった。
― 前半、特に攻め込まれたところからの防御に良い点が目立ったが?
ロビー・ディーンズ ヘッドコーチ
今日のディフェンスについては相手が攻めてきたときに、きちんとボールを止めることができてトライを与えなかったことは良かったが、それでも神戸製鋼はきちんとプレッシャーをかけ続けていた。次週のサントリーもその点を研究して、パナソニックの弱みを突いてくると予想している。2つの強いチームが対峙した時には目の前にあるチャンスを一つ一つものにできるかどうかが勝敗のポイントになる。われわれにはそれができたことが、今日の点差につながった。特にペナルティを得た際に3点ずつ効果的にPGで加点できたことが今日の試合では効果的だった。
―毎試合チームは成長していると思うが、今日の試合でそれを感じられたところは?
ロビー・ディーンズ・ヘッドコーチ
今日の試合は開幕以来、最高の出来だったと思うし、23人全員がそれに相応しいパフォーマンスを見せてくれた。来週のサントリー戦については全く違った試合になると思うし、サントリーが自分たちに今日のようなパフォーマンスをさせてくれるとは思わない。しかし自分たちにとって最高のタイミングで最強の相手を迎えることができるので、非常にワクワクしている。
(文責:大阪府協会 石川悟、丸井康充)