10月26日(日) 関西大学 vs 関西学院大学

レフリー:須川 貴也(関西協会)
アシスタントレフリー:稲西 輝紀(日本協会) / 神野 慧二郎(関西協会) / 東野 竜平(関西協会)
| 関西大学 | 関西学院大学 | |||
| 8 | FULL TIME | 36 | ||
| 3 | 前半 | 10 | ||
| 5 | 後半 | 26 | ||
| 勝点 0-5 詳細(PDF) |
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▶関西学院大学 13 中 俊一朗
メンバー表(48時間前)
マッチレポート
2025ムロオ関西大学ラグビーAリーグの第4節の後半2試合はくもり一時雨、無風の鶴見緑地球技場で開催。
第1試合は関西大学(以下、関西大)VS関西学院大学(以下、関学大)が対戦。 関西大は1勝2敗、勝点4を獲得。前節では強化したFWが機能し勝利した。集中力を持続し連勝を目指す。
関学大は開幕から3連勝、勝点14を獲得。ディフェンス、ブレイクダウンを重点に取り組みチャレンジャーとして勝点を上積みしたい。
関西大FB⑮堂免遙生のキックで試合開始。
序盤からキックの応酬で試合は進行し互いにゴール前まで攻め込むが得点が奪えない時間帯が続いたが、17分関学大がオフサイドのペナルティからSO⑩新井竜之介がタッチに蹴り出し、ゴール前5m右ラインアウト。スロワーHO②田中健太からLO⑤中村翔太がキャッチ、PR①中田偲響キャプテンが中心にモールを形成し最後はHO②田中が右中間に先制トライ、GKもSO⑩新井が成功、0-7。
お互いにデフェンスが素晴らしく攻防が続く。
39分、関学大がペナルティからショットを選択しゴール前22m中央からSO⑩新井がPGを成功、0-10。
ロスタイムに入り、漸くチャンス掴んだ関西大は44分、ペナルティからショットを選択しゴール前7m中央からSO⑩﨑田士人がPGを成功、3-10。
追い上げて前半が終了。
関学大SO⑩新井のキックで後半開始。
後半最初にチャンスを掴んだのは関西大。5分、オフサイドのペナルティからFB⑮堂免がタッチに蹴り出しゴール前5m左ラインアウト、HO②清水開輝からLO⑤中村豪がキャッチ、FL⑥奥平一麿呂キャプテンを中心に自信のあるモールを形成し、最後はHO②清水が左中間にトライ。GK不成功、8-10。
躍動感がでてきた関学大は12分、自陣12m右中間スクラムから左に展開。CTB⑬中俊一朗が中央を突破し、SH⑨松田詩悠のロングパスを受けたSO⑩新井が左隅に飛び込みトライ。GKもSO⑩新井が難しい角度のキックを成功し、8-17。
13分、関学大は自陣から攻めCTB⑫下元大誠のロングパスを受けたWTB⑪武藤航生が個人技でキックしバウンドしたボールをキャッチ、そのまま左中間にトライ。GKもSO⑩新井が成功、8-24。
22分にも関学大が中央スクラムから右に展開、途中出場SH㉑柴崎允希からSO⑩新井→FB⑮的場天飛に渡り最後はフォローしていたSH㉑柴崎がタッチライン際を走り切り右隅にトライ。GK不成功、8-29。
3トライ差をつけてボーナスポイントを確保した関学大は34分にもゴール前10m右中間スクラムから、SH㉑柴崎からパスを受けた途中出場FL⑳立巳竜の介がディフェンスを突破しゴールポスト左にトライ。GKもSO⑩新井が成功、8-36。
自分達のラグビーを継続したい関西大だったが、最後は関学大がタッチに蹴り出しノーサイド。関学大が36-8で勝利。勝点5を獲得した。
POMにはラインブレイクで勝利にも貢献した関学大CTB⑬中俊一朗選手が選ばれた。
会見レポート
関西大学
佐藤貴志 監督
関西大学としては、関関戦として伝統ある一戦は連敗が続いていましたので、流れを変えたい気持ちで準備してきました。そういった意味では前半しっかり戦えていた部分はあったと思いますが、スクラムを中心にセットプレーが上手くいかないところがあったり、自分たちの波に乗れないことと、相手の素晴らしいバックスを走らせてしまったというあたりが敗因だと思います。
学生たちにも伝えましたが、上手くいっている部分は多々あったので、自信を持ってやってほしいです。ただ、改善しなければならない部分もチームや個人としてあるので、次節に向けていきたいと思います。
奥平一麿呂 キャプテン
自分たちがやるべきことや、やりたかったことが相手の良いプレッシャーの中で出しきれなかったことがフィジカル面も含めて、今回の敗因だと思います。
Q.前半、相手が1トライのみと善戦だったと思いますが、その要因は?
奥平キャプテン
前半うまくいったところは、つながり続けるディフェンスは15人がよくできていたと思います。その中で、規律の部分だったり、セットプレーの部分だったりが良いところが出なかったところもありますが、ディフェンスはよくできていたと思います。
Q.後半は足が止まっていたのでは?
奥平キャプテン
足が止まったというか、もちろんそれもありますが、相手のほうが視野やバックスペースの使い方が上回っていたと思います。
Q.いい試合が続いていますが、最後勝ちきれないところはチームとして今大事にしているところは?
佐藤監督
学生とよく話すのは、自分たちのスタイルがあるので、そのスタイルで良いのかどうか立ち返るようにしています。
ゲームの中でアンストラクチャーの中でコミュニケーション取れているのかどうかなど、常に学生と修正していけたらと思います。
関西学院大学
小樋山樹 監督
本日はありがとうございました。
本日の試合は関関戦ということと、関西大学さんは前節近畿大学さんに勝利して、3週間空いていたところもあって、ここは本当に勝負だな、負けたら終わりだなと危機感をもって挑みました。これまで準備してきたことを学生たちが出し切ってくれて良かったなと思っています。
ありがとうございました。
中田偲響 キャプテン
関西大学さんは前節近畿大学さんに勝利して3週間準備してきている、というところで、自分たちがこの試合にかける気持ちが大きいほうが勝利につながると思ったし、一戦一戦フォーカスすることでいい準備ができたのかなと思います。
Q.小林選手の状態と、後半、攻められながらも最後は突き放すという結果の勝因は?
小樋山監督
小林に関しては、今回はケガの離脱で、次節に間に合えばいいなというところです。
後半突き放したところで言えることは、4年生であったり、リーダーがリーグ戦で経験を積み、やるべきことをしっかりやって、チームとしてまとめてくれました。そしてこの試合に向けて準備してきたことを最後までやりきってくれたと思います。
どっちに転んでもおかしくない状況は多々ありましたが、こちらに流れを持ってこれたことは一つ成長なのかなと思います。
Q.関大戦に向けて注力して取り組んできたことと、最後まで主導権を渡さずに勝ち切った要因は?
中田キャプテン
関大さんはブレイクダウンに誇りを持っているチームだと思います。そのブレイクダウンで一歩でも引いたら負けだと思ったので、そこはかなりフォーカスして練習してきました。
後半突き放した要因は、前半より一人ひとりがやるべきことを的確に遂行した結果だと思います。
Q.前半1トライに留まってしまった理由はどういうところにあると考えますか?
中田キャプテン
前半最後のブレイクダウン周辺での関学側のペナルティが多かったし、前半はゲームが動かないと思っていましたので、想定内ではありました。
チームに焦りはありませんでした。
試合の流れや関学の特徴でもあるが、硬いところが関学の強みでもあるので、前半ゲームが動かないことはこれまで経験済みで、後半攻めていこうという気持ちでした。
Q.次節の天理戦に向けての意気込みは
小樋山監督
天理大学さんは昨年のチャンピオンですし、我々はチャレンジャーですので、関学のラグビーを80分間やりたいなと思います。
今日、リザーブの選手が良い動きをしてくれ、良い試合になったので、全員で準備をして挑みたいなと思います。
中田キャプテン
1週間しか準備期間はないのですが、今日の試合を的確に修正して関学のラグビーを天理大学さんにぶつけたいと思います。















