10月26日(日) 同志社大学 vs 京都産業大学


入場者数:2015人 天候:くもり時々雨
レフリー:南藤 辰馬(関西協会)
アシスタントレフリー:椿原 歩(関西協会) / 西本 武史(関西協会) / 嵯峨 慶二(関西協会)
同志社大学 京都産業大学
26 FULL TIME 49
14 前半 21
12 後半 28
勝点
0-5
詳細(PDF)
プレイヤー・オブ・ザ・マッチ
▶京都産業大学 15 宮里快一

試合映像(ダイジェスト)


メンバー表(48時間前)

▶PDFはこちら
 
同志社大学
監督 永山 宜泉
No.Pos.氏名学年身長体重出身中学・スクール→高校
1PR前田 卓耶3178108
報徳学園中→報徳学園
2HO荒川 駿3176108
東海大大阪仰星中→東海大大阪仰星
3PR三輪 拓翔4175103
四日市Jr.ラグビーフットボールクラブ→尾道
4LO山崎 暖人4180103
小金井ラグビースクール→國學院久我山
5LO林 慶音4181105
楠葉中→大阪桐蔭
6FL舩井 結人218698
相生中→常翔学園
7FL廣崎 颯太417491
ブランビーヤングラガーズ→筑紫
8No.8西本 龍太118296
三田ラグビークラブジュニア→報徳学園
9SH田中 心温318280
りんどうヤングラガーズ→東福岡
10SO大島 泰真417077
藤森中→京都成章
11WTBファイアラガ 義信 ダビデ317290
五領中→常翔学園
12CTB立川 和樹417081
天理中→天理
13CTB森岡 蒼良317786
東芝府中Jr.ラグビークラブ→京都成章
14WTB上嶋 友也318092
玉名中→東福岡
15FB岩本 総司417884
四條畷RS→常翔学園
16Re.長島 幸汰4176103
西陵中→京都成章
17Re.李 星河2178105
大阪朝鮮中→大阪朝鮮
18Re.小川 育大4165100
深川第五中→國學院久我山
19Re.山田 虎希4190107
同志社中→同志社
20Re.土肥 祥太朗416889
京都アパッチR.C.Jr→同志社
21Re.石田 太陽416874
木本中→東海大大阪仰星
22Re.熊野 佑星417575
同志社香里中→同志社香里
23Re.隅田 誠太郎217377
吹田ラグビースクール→東福岡
※番号白抜きの選手はキャプテンです。
京都産業大学
監督 廣瀬 佳司
No.Pos.氏名学年身長体重出身中学・スクール→高校
1PR小林 龍昇3172103
緑中→金光藤蔭
2HO福留 斗生3177110
宝神中→同朋
3PR八田 優太3185117
鳴門RS→徳島城東
4LO石橋 チューカ3190106
兵庫RS→報徳学園
5LO石川 東樹3185102
かしいヤングラガーズ→大分東明
6FL平野 龍4180100
新生野中→札幌山の手
7FL伊藤 森心417591
明石JrRS→松山聖陵
8No.8シオネ・ポルテレ4184110
トンガカレッジ→目黒学院
9SH髙木 城治316575
かしいヤングラガーズ→東福岡
10SO吉本 大悟418492
七条中→東海大大阪仰星
11WTB馬田 琳平318186
りんどうヤングラガーズ→東福岡
12CTB奈須 貴大417887
藤森中→光泉カトリック
13CTBナブラギ・エロニ3185103
Queen Victoria School→大分東明
14WTB小林 修市417683
勧修中→京都成章
15FB宮里 快一218286
デイゴRS→名護
16Re.谷村 穣太郎317495
ノーサイドRS→日本航空石川
17Re.川北 啓太2182110
南大阪RS→常翔学園
18Re.佐名木 風雅2183115
吹田RS→関大北陽
19Re.シオネ・マへ2188112
トンガカレッジ→高川学園
20Re.髙木 彗那2174102
帯広RS→札幌山の手
21Re.上村 純大117271
津高虎RS→四日市工業
22Re.吉岡 佑真317280
東生野中→常翔学園
23Re.太田 陸斗217380
西陵中→京都成章
※番号白抜きの選手はキャプテンです。

マッチレポート

2025ムロオ関西大学Aリークの第4節最終戦は、1勝2敗勝点4の同志社大学(同志社)と、3勝0敗勝点15の京都産業大学(京産大)の対戦。先の試合で関学が勝点5を獲得したため、大学選手権出場の為には勝利したい同志社。一方、勝点20の天理には並んでおきたい京産大の伝統の一戦は、雨模様の鶴見緑地球技場で行われた。

14時、京産大10番SO吉本大悟のキックで試合開始。
先にボールを保持して同志社陣内に攻め込んだのは京産大だったが、同志社が最初のアタックで先制する。京産大のミスから出来た自陣左中間10m L付近のラックから右のスペースに大きくキックを蹴り込み、15番FB岩本総司が京産大BKを抜き去り、右中間にボールを押さえ込みトライ、10番キャプテンSO大島泰真のゴールも決まり7−0とする。(3分)
追加点も再び同志社。9分、敵陣深く入った左ラインアウト(LO)から右サイドでラック。9番SH田中心温が逆サイドの5番LO林慶音へ、がそのままトライを奪い(10番大島G成功)14−0とする。

ミスが多くなかなかペースを掴めない京産大であったが、中盤に入るとようやく本来のアタックを見せ始める。17分、同志社陣トライゾーンまで5mのLOでモールを組んでそのまま6番FL平野龍が左隅に抑え込む。9番SH高木城治が難しいゴールを決めて14−7となる。
さらに19分、同志社陣内でフレーズを重ね中央22m L付近のラックから右に展開、13番CTBナブラギ・エロニがラインブレークして5番LO石川東樹へつなぎ石川が右中間にトライ。ゴールも9番高木が成功させて14−14の同点に追いつく。次の追加点も京産大。
28分、同志社陣トライゾーン直前の右隅のスクラムからまず13番ナブラギでゲインラインを突破してラック、9番高木が左に素早く捌き10番吉本から内に切れ込んで来た15番宮里快一へ、宮里が中央にトライして(9番高木G成功)、ここで京産大がリードを奪う。
前半終了直前、京産大のミスから京産大トライゾーン近くのスクラムを得た同志社は、8番No.8西本龍太がサイドアタックをするが、京産大9番高木がタックルで防ぎ、同志社トライならず、14−21と京産大のリードで前半が終了する。

後半、同志社10番大島のキックでリスタート。序盤は中央付近での攻防が続いたが、後半最初の得点を挙げたのは同志社。左LOから右に展開して、12番CTB立川和樹が縦に突っ込んでラック、逆の左にパスをつなぎ、11番WTBファイアガラ義信ダビデが5人を交わして左隅にトライ、Gは不成功も19−21と2点差に詰め寄る。(8分) 
ここから京産大が同志社陣内で試合を進めるがミスがあって得点に繋がらない。すると20分、同志社陣内深くでアタックする京産大がノックフォワードのミス、そのボールが同志社にすっぽり入り、14番WTB上嶋友也が京産大陣深くにキック、先制点同様に15番岩本が快走してトライゾーンで抑えこむ。10番大島のゴールも決まり26−21と逆転する。(15分) 
しかし、京産大は直ぐに再逆転する。15番宮里23番太田陸斗で大きくゲイン、同志社陣内に入って左のラックから右にワイドに振っていき、14番WTB小林修市が右隅にトライ。Gも決まり26−28とする。(20分) 
残り20分、試合の趨勢を決めるであろう次の得点は京産大。同志社トライライン直前に迫り、密集サイドをつく事10回、最後は8番No .8シオネ・ポルテレがダイビングトライ(G成功)して26−35と9点差にする。(27分) 
さらに33分、左LO、7番キャプテン伊藤森心がキャッチしてモールを押し込み19番シオネ・マヘが左隅に抑え込み追加点を挙げる。(G成功、26−42) 
19番マヘはロスタイム41分にもラックサイドを突いてトライ(G成功)し、26−49で試合終了。京産大は前節に引き続いて終了直前の得点で勝点5を獲得した。

敗れたとはいえ、後半20分までは互角の戦い、最後に力尽きたが、伝統の一戦にふさわしい戦いをしてくれた同志社。残り3戦、同志社ラグビーを見せてくれる事に期待したい。一方、ロスタイムに勝点5を挙げるしたたかさは流石の京産大だが、ラインアウトをはじめミスがまだ多いところがある点は次節修正してくれるであろう。

POMは1トライ、要所でゲインを重ねた京産大15番宮里快一が選ばれた。

 

会見レポート

同志社大学

永山宜泉 監督
雨の中(のゲーム)、準備してきた攻撃が通用した部分もありましたが、最後の30分はラグビーに向き合った時間が京産大さんの方が少し上だったということ。私たちも一生懸命にやったのですが、今後の課題として取り組みたいと思います。

大島泰真 キャプテン
一生懸命にやったのですが、届かなかった。それ以外、あまりないです。

・ラグビーに向き合った時間とは?
永山監督
今年の4年生たちは必死にラグビーに向き合ったと思うのですが、京産大の4年間には少し追いつかなかったかなと。そこの部分が最後の30分間に出たかなということは反省してます。

大島キャプテン
われわれは最後の30分で仕留めるというのが毎試合の戦い方なのですが、京産大が4年間積み上げてきたフィジカルをボディブローのようにずっと打たれ続けて、われわれの本番であるラスト20分、30分のところでギアを上げれなかった。(これは)積み上げの差かなと思います。

・今日のゲームプランは?
永山監督
京産大さんには強いフォワードと強いランナーが沢山いる中で、逃げずに真正面からフィジカルバトルに向き合おうと、あとはキック(ハイボールなど)で攻めていこうということ。そこは上手くいっていたが、最終的にはフィジカルの部分で少し劣勢になってしまったかなと思います。

 

 

京都産業大学

廣瀬佳司 監督
同志社大学にプレッシャーをかけられて、思うようなラグビーができませんでした。前半、(最初に)二つトライをとられ、追う展開になってしまったところが非常に苦しかったですが、最後はしっかりとボーナス点まで取って勝ちきってくれました。本当によくやってくれたと思っています。次節から上位チームと当たっていきますので、しっかりと修正して臨んでいきたいと思っています。

伊藤森心 キャプテン
前半二つ(自分たちのミスから最初に)スコアされ、後半も自分たちのミスから同志社大学さんに少ないフェーズで(トライを)とられた。こういうミスを修正しようとずっと言っているのですが、まだ修正しきれていないところが現在のチームの弱いところ。ここを本当に修正しないと勝てないと思うので、ここをチーム(キャプテン)として重く受け止めて修正したいと思います。

・具体的な修正点は?
伊藤キャプテン
試合前から、同志社さんはフォワードのところでプレッシャーをかけてくることは分かっていた。(そこを避けるというか)外に展開するという気持ちが強すぎて、私たちの本来の強みであるフィジカルバトルが少しおろそかになってしまった。先にフィジカルにこだわってから、外にできたスペースに振っていくというのが(ラグビーの定石)京産大のプレースタイルなので、そこがチームの中で統一し切れなかったというのが、ミスが多くなった要因だと思います。

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