9月14日(日) 摂南大学 vs 京都産業大学


入場者数:4658人 天候:くもり/弱風
レフリー:米倉 陽平(関西協会)
アシスタントレフリー:飯田 真治(関西協会) / 新谷 雄生(関西協会) / 嵯峨 慶二(関西協会)
摂南大学 京都産業大学
0 FULL TIME 60
0 前半 31
0 後半 29
勝点
0-5
詳細(PDF)
プレイヤー・オブ・ザ・マッチ
▶京都産業大学 10 吉本大悟

試合映像(ダイジェスト)


メンバー表(48時間前)

▶PDFはこちら
 
摂南大学
監督 瀬川 智広
No.Pos.氏名学年身長体重出身中学・スクール→高校
1PR秋本 一喜417396
藤森中→京都工学院
2HO鳥井 一希316590
KCRC→報徳学園
3PR門田 雄之助3177108
報徳学園中→報徳学園
4LOレンズ・モルンガ2193117
マヌレワハイスクール
5LOヴィリ・モアエテアウ2188118
トンガカレッジ
6FLジョシュア・ナレヴィア417490
ウエストパックランドハイスクール
7FL恩田 慶吾416583
滋賀学園中→滋賀学園
8No.8大島 優輝318592
鯰江中→大産大附属
9SH薬師寺 仁平217678
英田中→大阪桐蔭
10SO村上 剛琉416475
蹉跎中→京都成章
11WTB石田 駿介317373
菫中→常翔学園
12CTB白栄 優太316577
天理西→御所実業
13CTB公文 毅京417589
神川中→洛北
14WTB寺西 秀騎417580
名古屋RS→東海大大阪仰星
15FB前田 晃明318184
天理中→天理
16Re.中山 晴斗116997
住道中→東海大大阪仰星
17Re.三羽 了317093
伊丹RS→報徳学園
18Re.松田 宗也4180105
OTJ RS→仙台育英
19Re.神野 康生3187101
田島中→大阪桐蔭
20Re.八杉 拓輝4178100
東海大大阪仰星中→東海大大阪仰星
21Re.山中 琉生116780
枚岡中→京都成章
22Re.南 琉太郎117277
藤森中→東海大大阪仰星
23Re.カストン・マイケルズ416681
アウテニクワスクール
※番号白抜きの選手はキャプテンです。
京都産業大学
監督 廣瀬 佳司
No.Pos.氏名学年身長体重出身中学・スクール→高校
1PR小林 龍昇3172103
緑中→金光桐蔭
2HO福留 斗生3177110
宝神中→同朋
3PR八田 優太3185117
鳴門RS→徳島城東
4LO石橋 チューカ3190100
兵庫RS→報徳学園
5LOシオネ・マへ2188112
トンガカレッジ→高川学園
6FL平野 龍4180100
新生野中→札幌山の手
7FL伊藤 森心417591
明石JrRS→松山聖陵
8No.8シオネ・ポルテレ4184110
トンガカレッジ→目黒学院
9SH髙木 城治316575
かしいヤングラガーズ→東福岡
10SO吉本 大悟418492
七条中→東海大大阪仰星
11WTB馬田 琳平318186
りんどうヤングラガーズ→東福岡
12CTB奈須 貴大417887
藤森中→光泉カトリック
13CTBナブラギ・エロニ3185103
Queen Victoria School→大分東明
14WTB小林 修市417683
勧修中→京都成章
15FB宮里 快一218286
デイゴRS→名護
16Re.谷村 穣太郎317495
ノーサイドRS→日本航空石川
17Re.川北 啓太2182110
南大阪RS→常翔学園
18Re.佐名木 風雅2183115
吹田RS→関大北陽
19Re.石川 東樹3185102
かしいヤングラガーズ→大分東明
20Re.髙木 彗那2174102
帯広RS→札幌山の手
21Re.山本 雄聖417066
嘉楽中→洛北
22Re.吉岡 佑真317280
東生野中→常翔学園
23Re.太田 陸斗217380
西陵中→京都成章
※番号白抜きの選手はキャプテンです。

マッチレポート

2025ムロオ関西大学ラグビーAリーグは、東大阪市花園ラグビー場に全8チームが集結して開幕した。第1グラウンドの第1試合は、残暑厳しい曇天・弱風の中、摂南大学(以下、摂南大)と京都産業大学(以下、京産大)が対戦。摂南大は「挑む」をテーマに、FW・BKともにボールを動かすラグビーを展開する。京産大は「the ONE」を掲げ、泥臭くチャレンジ精神で勝利を目指す。

風上から攻める摂南大、SO⑩村上剛琉(主将)のキックで試合開始。緊張感のある展開となるが、最初にチャンスをつかんだのは京産大。5分、敵陣ゴール前5m左ラインアウト。スロワーHO②福留斗生のスローをLO⑤シオネ・マヘがキャッチしてモールを形成し、右へ展開。SH⑨高木城治からSO⑩吉本大悟WTB⑪馬田琳平のキックパスを受けたWTB⑭小林修市が右隅に先制トライ。G不成功、0-5。
8分、京産大がパスをつなぎ、最後はFB⑮宮里快一が右隅に滑り込みトライ。Gは難しい角度からSH⑩高木が成功、0-12。
11分、京産大が敵陣まで攻め込み、SH⑨高木からSO⑩吉本FL⑦伊藤森心(主将)へ。攻撃を継続し、最後はLO⑤マヘが左中間にトライ。G不成功、0-17。
摂南大もチャンスをつくるが、京産大の厚いディフェンスを突破できず苦戦。
23分、京産大はCTB⑫奈須貴大がゴールポスト下にトライ。GはSH⑨高木が成功、0-24。
33分、敵陣15m右ラインアウトからNo.8⑧シオネ・ポルテレが中央を突破し、CTB⑫奈須のオフロードを受けたFL⑥平野龍がゴールポスト左へトライ。GはSH⑨高木が成功、0-31。
京産大が31-0とリードして前半が終了。

SO⑩吉本のキックで後半開始。後半も最初にチャンスをつかんだのは京産大。7分、摂南大がラインアウトから攻めたがパスミス。こぼれ球を拾った京産大CTB⑫奈須がそのままゴールポスト下にトライ。GはSH⑨高木が成功、0-38。
19分、京産大はWTB⑭小林が右中間にトライ。GはSH⑨高木が成功、0-45。
31分、京産大が敵陣ゴール前8mのラインアウトからモールを形成し、最後はFL⑥平野が左中間にトライ。G不成功、0-50。
35分、再び京産大。途中出場のPR⑱佐名木風雅が左中間にトライ。G不成功、0-55。
40分、京産大FB⑮宮里が左中間にトライ。G不成功、0-60。
最後まで諦めない摂南大だったが、パスをつなぐことができずノーサイド。

京産大が60-0で勝利。王座奪還を目指す最高のスタートとなった。
POMには、正確なキックで敵陣まで攻め込み、攻撃でも起点となるパスをつなぎ、勝利に大きく貢献した京都産業大学副キャプテン、SO⑩吉本大悟が選ばれた。

会見レポート

摂南大学

摂南大学 瀬川智広監督
本日は多くの記者のみなさまにお越しいただき、嬉しく思います。また、花園の第1グラウンドで試合ができたことに感謝しています。学生スポーツは毎年4回生が卒業して新しいチームになりますが、今日は京都産業大学さんに勝つ準備を春からしてきました。結果的には、やってきたことをほとんど出せずに終わってしまい、残念です。もちろん京都産業大学さんのプレッシャーはありましたが、摂南大学として前へ出る姿勢が出せなかった点は、チームとして立て直さなければなりません。一言で言えば「ビビっていた」。これでは関西大学Aリーグで戦っていくには厳しいと思います。まだ1試合終わったところなので、学生と話し合って修正していきます。本日はありがとうございました。

摂南大学 村上剛琉キャプテン
春のトーナメントは2トライ差でした。その結果を踏まえ、自分たちの反則で相手の強みであるFW戦に持ち込ませないよう、しっかり準備してきましたが、想定以上にプレッシャーが強く、準備してきたことを出し切れませんでした。

Q. 春の京産大と秋に対峙してみての感想は?
村上キャプテン
春からもっと進化していなければならないのに、逆に退化してしまったような感覚です。もっと早くセットして前へ出てボールをもらわなければならないのに、京都産業大学さんのプレッシャーが強く、それができませんでした。22mに何度か入りながらもスコアできなかった要因だと思います。

Q. 最も悔しいシーンは?
村上キャプテン
想像していた以上のプレッシャーで、悔しいという感情も起こらなかったです。

Q. マインドセットと今後の取り組み
瀬川監督
まず1つ目の質問ですが、京都産業大学さんは多くの選手の足がつっていました。これは一つ一つのプレーに100%の力を出し切っているからだと思います。また大学選手権のベスト4の壁を乗り越えようとしています。摂南もそれを承知で関西リーグ優勝という目標を立てていますが、まだ甘いと感じています。キャプテンからも「もっと早くセットしなければ」とありましたが、その意思があまり見られません。
2つ目の質問、どう修正していくかについて。基本的なことを100%できるようにすることです。今日はハンドリングエラーが多くありました。早い選手は小学生からラグビーを始めていると思いますが、キャッチやパスなど基本的なことができていない。そこを普段の練習から全員が高い意識で取り組まなければいけません。関西の大学のレベルが年々高くなる中で、摂南大が取り残されるのではないかという危機感を持っています。大学スポーツの肝は4回生です。今日の試合を受けて、4回生がどうまとめてくれるかに尽きます。


京都産業大学

京都産業大学 廣瀬佳司監督
開幕戦というプレッシャーがかかる、タフなコンディションの中で選手たちはよくやってくれたと思います。ディフェンスもアタックも、練習してきたことをパフォーマンスとしてしっかり出してくれて、非常に満足しています。まだ始まったばかりですので、強化するところ、修正するところ、課題はたくさんあります。次節に向けて修正していきます。

京都産業大学 伊藤森心キャプテン
結果として60-0で零封できたことはチームにとってもプラスだと思います。ディフェンスの部分はこだわってきたところですし、相手陣に入ったところでスコアし切る力が少しは付いてきたのかなと思います。ただ廣瀬さんがおっしゃったように、まだ始まったばかり。僕たちはひたむきに、泥臭く、京産大らしくラグビーを続けなければなりません。次の関西大学戦もメンタルのブレがないように臨みたいと思っています。

Q. 課題・修正点は?
廣瀬監督
セットピースは常に強化しています。今日は立ち上がりは良かったのですが、前半の中盤あたりで立て続けにミスが出て相手に流れが移りました。まだまだ強いスクラム、モールが組めると思いますので、戦いながら成長できると感じています。引き続き取り組んでいきます。

伊藤キャプテン
前半の中盤にミスが続いてしまいました。外へ展開するシーンが多かったのですが、そこでのパスミスが目立ちました。強豪校相手であれば勝敗に直結します。イージーなミスをなくしていくことが、関西リーグ優勝のために必要です。

Q. 12番の奈須選手のパフォーマンスについて
廣瀬監督
今日のパフォーマンスは素晴らしかったと思います。彼はスキルも高いですが、今日は縦への突破やフィジカルなプレーを見せてくれました。ディフェンス面でもボールに絡むプレーが多く、素晴らしかったです。


フォトギャラリー

■KRPU 渡辺隆夫

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