1月25日(土) 中部電力 vs Daigas Struggers

レフリー:加古大樹 (関東協会)
アシスタントレフリー:北村浩士 (日本協会A) / 細川正義 (関西協会) / 田島嶺 (関西協会)
中部電力 | Daigas Struggers | |||
17 | FULL TIME | 12 | ||
10 | 前半 | 5 | ||
7 | 後半 | 7 | ||
詳細(PDF) |
メンバー表(48時間前)
マッチレポート
中部電力(トップウエストリーグ1位)とDaigas Struggers(トップウエストリーグ2位)の試合は、金華山の山頂にそびえ立つ岐阜城の近く、冬の冷たい風が舞う長良川球技メドウにて行われ、Daigas Struggersのキックオフで始まった。
両チーム、固いディフェンスで相手に得点を許さないゲーム展開となる。
中部電力は、相手トライライン前で、ペナルティーを得ながらフェーズを重ねるが、Daigasの力強いタックルの継続にノックフォワード、トライを取り切れない。
Daigasも中部電力の前へ出るディフェンスに、相手陣22m内側へなかなか攻め込めない。

試合が動いたのは、前半22分、Daigasが相手陣22m内側へ攻め込む流れとなり、相手ペナルティーから得た、相手陣トライライン5m左ラインアウトでモールを押し込み、さらに②鈴木将大が右へ持ち出し、相手ディフェンスを受けながら左隅へトライ、5-0と先制する。
その後もDaigasが相手陣で試合を進めるが、決定機を作り出せない。

中部電力は、相手ノットリリースザボールのペナルティーからロングキックでようやく相手陣へ入ると、相手陣で試合を進める流れとなり、相手陣トライライン前5m外側右中間での相手ペナルティーでは、スクラムを選択し、ゴール前でフェーズを重ね、最後は、外側に中部電力の人数が余り、Daigasのディフェンス意識が外側に向いたところに出来たスペースへ、⑩津田貫汰がステップを内側へきり、相手ディフェンスを受けながら最後は手を伸ばし、ゴールポスト左へトライ、自らコンバージョンも決め、前半35分、7-5と逆転する。
中部電力は、前半終了間際に得た、ハーフウェイラインほぼ中央の相手ペナルティーでは、ペナルティゴールを選択し、⑩津田が風を味方につけ、ボールの飛距離に余裕を持って決め、10-5で前半終了。
後半最初の得点は、中部電力。
後半6分、相手ペナルティーからキックで先進、相手陣トライライン5m左ラインアウトでモールを左へ押し込み、⑦石田翔吾が左隅へトライ、⑩津田が難しい角度のコンバージョンを決め、17-5とリードを拡げる。

引き離されたくないDaigasは、相手陣トライライン前へ迫り、2度の相手ペナルティーではスクラムを選択、アタックを継続するが、中部電力の固いディフェンスの前に、相手に抱え込まれモールアンプレアブル、チャンスを活かせない。
それでもDaigasは、後半32分、相手陣22m外側右ラインアウトでは、サインプレーで④後藤龍馬、⑯山田裕大、さらに⑤後藤康成と細かくつなぎゴール前へ持ち込みタックルを受

逆転を狙うDaigasは、自陣22m内側から果敢に攻めるも、中部電力の集中力の途切れないディフェンスに、ノックフォワード。
中部電力はスクラムから出たボールを外に蹴りだし、フルタイム。
3地域社会人リーグ3位は中部電力、4位はDaigas Struggersという結果となった。

試合後インタビュー
Daigas Struggers 飯尾賢吾 監督
今日の試合は負けてしまい、4位ということ結果になりましたが、チームとして、初めて3地域社会人リーグ順位決定戦へ出場し、初めて見えた景色というのもあります。
残念ながら、我々の全力が及ばなかったということなので、これを糧にして、来年、この舞台に帰ってこれるようにしたいと思います。
今はただ、本当にここまで来た、ここまで頑張ってくれたプレイヤーの皆さんのことを本当に誇りに思います。ありがとうございました。
Daigas Struggers 鈴木隆文 主将
今日の試合は、自分たちにフォーカスをあてて、自分たちが一年間やってきたこと出せるかどうか。そういう試合にしようということを臨んでやってきて、できたところも存分にあって、一年間通して、チームが強くなったなという印象はすごくあります。
ただ、結果として及ばなかったというところは、現実としてあるので、また次ここへ戻ってきて、今度は勝てるようにやっていきたいと思います。ありがとうございました。
中部電力 三根大介 ヘッドコーチ
今シーズン目標として、この3地域社会人リーグ順位決定戦で優勝することを目標に一年間頑張ってきました。
残念ながら、2回戦で敗れ、その夢は叶わなくなってしまいましたが、ここで、3位になるのと4位になるとは違う、プライドをかけて、必ずこの3位という成績を収めようということで、この2週間準備をしてきました。
ゲームの内容に関して、Daigasさんは、非常に力のあるチームですので、ロースコアになるゲームになると考えていました。
とにかくディフェンス、Daigasさんもディフェンスが良いので、そこで、どっちが踏ん張れるか、そういう勝負になると思っていました。
予想通りの試合になり、最後の最後まで80分間足を止めることなく、選手たちが走り続けてくれたのが、今日の勝因だと思います。
来シーズン、トップウエストで、Daigasさんをはじめ、ほかのチームの皆さんと切磋琢磨して、来年こそは関東のチームを倒せるように、頑張っていきたいと思いますので、引き続きよろしくお願いたします。
中部電力 桑田陽介 主将
今シーズン振り返ると、何の縁かわからないですけれども、春シーズン、Daigasさんと一番最初に戦って負けて、トップウエストでは勝つことができて、また最後に3地域で、もう1度戦うということで、感慨深いものもありました。
今シーズン通して、自分たちがやりたかったこと、試合前にフォーカスするところを決め、そこに対して、徹底的に遂行しようとすることで、結果につながったと思います。
2回戦で、東京ガスさんに負けてしまいましたが、チームとして、大きな目標を掲げながら、自分たちのテーマに対して、ひたむきに遂行しようとする姿は、今シーズン通して良かったと思います。
これを継続させて、来シーズンはもっと良い成績を残せるように、日々精進していたいと思います。ありがとうございました。
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