12月14日(土) 関西大学 vs 大阪体育大学


入場者数:748人 天候:くもり/無風
レフリー:飯田 真治(関西協会)
アシスタントレフリー:辻 宏伸(関西協会) / 田村 智章(関西協会) / 松岡 実(関西協会)
関西大学 大阪体育大学
19 FULL TIME 18
0 前半 15
19 後半 3
詳細(PDF)

メンバー表(48時間前)

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関西大学
監督佐藤 貴志
No.Pos.氏名学年身長体重出身中学・スクール→高校
1PR宮内 慶大4175103つくしYR→東福岡
2HO山本 真士3178102滋賀学園中→石見智翠館
3PR坂井 大斗3180107河合第二中→天理
4LO岡田 薫瑠2185100藤森中→東福岡
5LO中村 豪3189115中宮中→常翔学園
6FL中村 将人218598楠葉中→京都成章
7FL西山 光太郎417592住道中→天理
8NO.8中川 一星218297かしいYR→東福岡
9SH宮内 幹大216667つくしYR→佐賀工業
10SO立石 和馬417585つくしYR→東福岡
11WTB遠藤 亮真317688春日LR→東福岡
12CTB吉良 陸人217486かしいYR→東福岡
CTB石川 海翔417587大桐中→大産大附属
14WTB松下 英太郎316671住吉中→尾道
15FB正田 青海217682鯉城RS→尾道
16Re.大林 直人317192淀中→関大北陽
17Re.中岡 大暉4168103文の里中→石見智翠館
18Re.平尾 啓太3177105英田中→大阪桐蔭
19Re.佐野 利樹318395つくしYR→東福岡
20Re.谷口 永輝317385大池中→関大北陽
21Re.河道 慎之介216570大阪RS→東海大大阪仰星
22Re.髙橋 瀬句117068江東RS→天理
23Re.神戸 逸玖317382姫路RS→東海大大阪仰星
大阪体育大学
監督長崎 正巳
No.Pos.氏名学年身長体重出身中学・スクール→高校
1PR茨木 拓也4174100交野第四中→東海大大阪仰星
2HOシオネ・マウ4180113Tupou.College.Toloa→高知中央
3PR吉田 央太2170104大阪RS→倉敷
4LO中山 大吾318198菫中→石見智翠館
5LOソナタネ・コロ2184122Tupou.College.Toloa→青森山田
6FL日吉 純218192寝屋川RS→大産大附属
7FL堀江 壮悟417186宝塚RS→常翔学園
NO.8堀田 凌永417984京都府スクールJr→京都成章
9SH山本 波琉317177寝屋川RS→東海大大阪仰星
10SO小野田 武流217873玉川中→常翔学園
11WTB土田 晨伍117066枚方RS→京都工学院
12CTB羽田 賢信317580京都府スクールJr→京都工学院
13CTB中濱 友宏417291ゆのきRS→長崎北陽台
14WTB正木 海里417576京都アパッチRS→京都工学院
15FB林 哲大316972菫中→松山聖陵
16Re.大塚 隼317194交野第四中→天理
17Re.田中 一誠217397茨木RS→常翔学園
18Re.辻岡 祥真3178106大東中央RS→東海大大阪仰星
19Re.髙野 陽介117786鳴門RS→徳島県立城東
20Re.満 晃星416482大阪中央RS→大産大附属
21Re.生駒 海一416676住之江中→大阪桐蔭
22Re.森西 貫太117275明石加古川RS→神戸市立科学技術
23Re.宮﨑 侑史118087兵庫県RS→石見智翠館

マッチレポート

2024関西大学ラグビーAリーグ入替戦は天理親里競技場で2試合が開催される。
第一試合は底冷えするくもり空微風の中、関西大学(以下、「関西大」) VS大阪体育大学(以下、「大体大」)が対戦。

関西大はリーグ戦最終節に敗れて入替戦を回避することが出来なかったが上位校に勝利しており、ここで負ける訳にはいかない戦い。
大体大は関西大との入替戦は5年ぶりの戦いとなる。Bリーグに降格させられた相手でもあり雪辱を果たしたい。

大体大のSO⑩小野田武流のキックで試合開始。
10分、開始からペースを掴んだのは大体大、ノットリリースのペナルティからSO⑩小野田がタッチに蹴り出しゴール前10m左ラインアウトからスロワーHO②シオネ・マウからジャンパーNO8⑧堀田凌永キャプテンに渡りモールを形成、ラックからサイドを攻め最後はHO②マウがデフェンスを引きずりながら左中間に先制トライ、GKもSO⑩小野田が成功。0-7

14分、大体大がSO⑩小野田「50:22キック」の素晴らしいキックでゴール前5m右ラインアウトからモールを形成しラックからサイドを攻め今度はLO⑤ソナタネ・コロが相手をなぎ倒し右隅にトライ、GK不成功。0-12
関大も果敢にアタックを仕掛けるが分厚いデフェンスに阻まれ得点を奪えず苦しい時間帯となる。
32分、再び大体大がオフサイドのペナルティからショットを選択しゴールまで8m中央からSO⑩小野寺がPGを成功、リードを広げる。0-15
点差を少しでも縮めたい関大だったが、大体大SO⑩小野寺がタッチに蹴り出し前半が終了。

関大SO⑩立石和馬のキックで後半開始。
後半最初にチャンスを掴んだのは関大。
8分、オフサイドのペナルティからSO⑩立石がタッチに蹴り出しスロワーHO②山本真士からジャンパーLO⑤中村豪に渡りモールからサイドを攻めラックから左に展開、SH⑨宮内幹大からCTB⑫吉良陸人、SO⑩立石に渡り最後はFB⑮正田青海が左中間に飛び込みトライ、GK不成功。5-15
両校譲らずの状態が続いたが37分、大体大がノットロールアウエイのペナルティからショットを選択、ゴールまで13m中央からSO⑩小野寺がPGを成功、リードを再び広げる。5-18

ロスタイムに入り、ここから漸く関大が攻撃のリズムを掴み出し、45分、自陣深くでキックをキャッチしたSH⑨宮内からWTB⑪遠藤亮真、SO⑩立石にCTB⑬石川海翔キャプテンから再びWTB⑪遠藤がデフェンスを倒し48mを走り切り左中間にトライ、GKもSO⑩立石が成功、追い上げる。12-18
6点差になり会場を沸かせた、最後の攻撃になる関大は自陣からフェーズを重ねるが大体大の全員タックルで突破は困難であったが、オフサイドのペナルティからSO⑩立石がタッチに蹴り出し、スロワーHO⑯途中出場の大林直人からジャンパーLO⑤中村に渡り、得意のモールを形成しゴールまで押し込み最後はHO⑯大林が左中間にトライ、GKはプレシャーのかかる位置からSO⑩立石が成功逆転。19-18

ノーサイド。19-18と関大が逆転勝利。
関西大学はAリーグ残留への執念で激戦を制した。大阪体育大学は復帰への悲願は叶わなかったが素晴らしい戦いを見せてもらった。

会見レポート

大阪体育大学
長崎 正巳監督
先ずは入替戦を実施していただいた、大学委員会、関西ラグビー協会、並びにグランド設営など準備していただいた皆様、それに対戦相手の関西大学、レフリーの方に本当に感謝しております、おかげで両チーム精一杯の力を発揮してゲームをすることが出来ました。
結果は本学にとって残念な結果になりましたが、大阪体育大学のラグビーをやろうと、この1年間鍛えてきて、力をしっかりつけてきましたが、最後のゲームのあやのところで1点差の敗戦となりました、本当に残念ですが、選手たちにはよくやったと胸を張って帰りたいと思います。
やはりAとBの差はかなりあります、そこで我々としてできること、内的要因で足りないところをAに対抗できるように強化をしてきて万全の準備ができたと思います、しかし外的要因の環境面での差が大きかったかなと思いますので、ここを次年度は対応できるようにしていきます。
今日は試合に出た23人だけでなくラグビー部全部の大改革を実行した結果しっかりとパフォーマンスとして出してくれました、監督として誇りに思います。

堀田 凌永キャプテン
本日この入替戦という舞台を用意していただき関係者の皆様ありがとうございました。
序盤から自分たちのペースで進めてラストワンプレーまで行けたのですが、相手陣の5ⅿからスタートしてペナルティーを重ねて最後にトライまで取り切られた、自分たちの甘さが出たゲームだったと思います。(入替戦で)勝ちを知らないチームからここまでよくやってくれたとチームメイトを誇りに思います。来年はこの景色を知っている1~3年生と入学してくる人達が必ずやり返してくれると思いますので、来年度以降も応援をお願いしたいと思います、本日はありがとうございました。

・大改革とは具体的にはどのような内容?
長崎監督
グランドだけでなく、大学生である以上は、学習、生活面を含めて、学生たちと話をしながら規律を決め、それを守りながらやってきました。
当初は抵抗もあったと思います、日本語で表現しにくいのですが、ネガティブでファジーな状態がたくさんあったのでそれを一つひとつ改革してきました。
練習の量、質ともに昨年の倍以上をしっかりとやってきました。そこでスタッフからのアプローチだけでなく、学生が自らそれをあげていこうというベクトルが出来て、改革が出来たと思います。

・来期に向けて技術面であげていきたいところは?
長崎監督
まだそこまでは考えられていませんが、今年やってきたことを継続していけばいいかなと思います。
デフェンスでしっかり出て、しっかりタックルも入っていましたし、セットプレーの強化というところもしっかりパフォーマンスを発揮してくれました。これをさらに上積みして良ければと思います。

・ラストのワンプレーでこうしておけば良かったと思うことは?
堀田キャプテン
2トライ2ゴールでも追いつかれない15点差になったときに、心のどこかに余裕が出来ことで甘さが出たと思います。Aリーグは遠い場所ですが、手の届かないところではないので、この試合を経験したメンバーが多く残る来年は楽しみなチームになると思います。ここまで来られて大阪体育大学に来て幸せだったと思います。


関西大学
佐藤 貴志監督
最後に勝ちきれて良かったと思っています、学生たちはすごいプレッシャーを感じたと思いますが、それを乗り切りました、来年につながる大事な1戦だったと思っています。

石川 海翔キャプテン
先ず勝ち切ったことはうれしく思っていますが、体大さんの執念のタックルや、セットプレーでプレッシャーを受けて、自分たちの用意していたプランを遂行できなくて前半の点差になってしまいました。
後半は自分たちにベクトルを向けて、関大スタイルを体現して諦めずに、ラストワンプレーで逆転できたことは、今後の人生の財産になると思います。
来年はAリーグで戦えることに感謝して上位をめざしていくようにしたいです。

・前半の戦いで焦りとかプレッシャーはどのようなものだったか?
佐藤監督
Aリーグで戦ってきて、しっかりやれば勝つという自信はあったのですが、過信にならないように、実は今週の水曜日に、後半の入りで0-10のスコアを想定して、ハーフタイムに落ち着いて、上手くいっていないアタックをどう自分たちのスタイルに切り替えるかという話をしていました。そういった意味ではいい準備が出来ていたので、選手は落ち着いていました。
学生もコーチ陣も同じプレッシャーを共有きたところは良かったと思います。

石川キャプテン
0対10点で後半をスタートする想定で練習していたので焦りはなかったです。うまくいっていないところを修正してスイッチを切り替えて、後半入って「いくぞ」と伝えました。そういった意味では水曜日の練習はすごく効いていたと思います。

・大阪体育大学に対しての思いは?
石川キャプテン
体育大学さんの1年間の思いを肌で感じました。後輩の人達はその思いをしっかり引き継いで来年もファイトして欲しいと思います。


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■KRPU 梶間智
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