11月17日(日) 関西学院大学 vs 京都産業大学


入場者数:2081人 天候:くもり/微風
レフリー:米倉 陽平(関西協会)
アシスタントレフリー:西本 武史(関西協会) / 阪本 浩助(関西協会) / 下田 紘朗(関西協会)
関西学院大学 京都産業大学
45 FULL TIME 21
19 前半 21
26 後半 0
勝点
5-0
詳細(PDF)
プレイヤー・オブ・ザ・マッチ
▶関西学院大学 15 的場天飛

メンバー表(48時間前)

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関西学院大学
監督小樋山 樹
No.Pos.氏名学年身長体重出身中学・スクール→高校
1PR大塚 壮二郎2177108芦屋RS→関西学院
HO平生 翔大4174106関西学院中→関西学院
3PR市川 晃己4177111関西学院中→関西学院
4LO堤 保澄4180103洛南中→京都成章
5LO趙 勇来4181110東大阪朝鮮中級→大阪朝鮮
6FL稲垣 直希4178105帆柱ヤングラガーズ→石見智翠館
7FL田中 大瑚4176102兵庫県RS→関西学院
8NO.8小林 典大3185106上京中→京都成章
9SH川原 大317378鹿児島ジュニアRFC→大分舞鶴
10SO澤田 壮太郎417080北神戸RS→尾道
11WTB武藤 航生317485兵庫県RS→関西学院
12CTB松本 壮馬417386宇摩RS→石見智翠館
13CTB川村 祐太418195北海道バーバリアンズJr→関西学院
14WTB山本 快417786関西学院中→関西学院
15FB的場 天飛317085伊丹RS→石見智翠館
16Re.田中 健太2169100草ヶ江ヤングラガーズ→東福岡
17Re.黄 世邏4180110愛知朝鮮中級→中部大春日丘
18Re.小杉 太郎1183112茗溪学園中→茗溪学園
19Re.藤井 崇弘4183105堺RS→石見智翠館
20Re.中村 翔太2187107菫中→大阪桐蔭
21Re.岸本 拓歩217293三田RS→大阪桐蔭
22Re.松田 詩悠317074宝塚RS→関西学院
23Re.中 俊一朗317686東海大大阪仰星中→東海大大阪仰星
京都産業大学
監督廣瀬 佳司
No.Pos.氏名学年身長体重出身中学・スクール→高校
1PR曽根 隆慎4174104石切中→大産大付属
2HO李 淳弘4171103大池中→大阪朝鮮
3PR川口 新太4186129宝塚RS→東海大大阪仰星
4LO石橋 チューカ219097兵庫RS→報徳学園
LOフナキ・ソロモネ4186110トンガカレッジ→目黒学院
6FL平野 龍3180100新生野中→札幌山の手
7FL松永 壮太朗4187100勧修中→京都工学院
8NO.8シオネ・ポルテレ3184112トンガカレッジ→目黒学院
9SH土永 旭417176西陵中→光泉カトリック
10SO吉本 大悟318488七条中→東海大大阪仰星
11WTB堤田 京弘417680枚岡中→大阪桐蔭
12CTB藤本 凌聖417487鈴鹿RS→朝明
13CTBナブラギ・エロニ2187102Queen Victoria School→大分東明
14WTB小林 修市317683勧修中→京都成章
15FB奈須 貴大317680藤森中→光泉カトリック
16Re.福留 斗生2177110宝神中→同朋
17Re.乳井 大士4168109名古屋RS→中部大春日丘
18Re.八田 優太2185115鳴門RS→城東
19Re.日吉 健4180102寝屋川第三中→大産大付属
20Re.伊藤 森心317590明石JrRC→松山聖陵
21Re.村田 大和216870吹田RS→報徳学園
22Re.辻野 隼大417887長吉西中→京都成章
23Re.宮里 快一118285デイゴRS→名護

マッチレポート

2024ムロオ関西大学ラグビーAリーグ第6節の2試合は神戸ユニバー記念競技場で現在の上位4チームが出揃う。第二試合は曇り、微風の中、関西学院大学(以下、「関学大」) 対京都産業大学(以下、「京産大」)が対戦。
関学大は4勝1敗、勝点18で3位をキープしている。前節で天理大に敗れたが前半までリードしディフェンスも良く一泡吹かせたい一戦。
京産大は開幕から5連勝、勝点25を獲得し、アタックのバリエーションも豊富にあり4連覇に向けても落とせない戦いになる。

風下から攻める京産大SO⑩吉本大悟のキックで試合開始。
3分、最初にチャンスを掴んだのは京産大。オフサイドのペナルティからSO⑩吉本がキックで蹴り出し、ゴール前7m左ラインアウトからスロワーHO②李淳弘からジャンパーFL⑦松永壮太朗からのボールをキャッチしたLO⑤キャプテン、フナキ・ソロモネがブレイクし、最後はラックからSO⑩吉本が飛び込みゴールポスト右に先制トライ、GKもSH⑨土永旭が成功。0-7

7分、再び京産大がオフサイドのペナルティからSH⑨土永がキックで蹴り出し、ゴール前12m右ラインアウトから左に展開し最後はNO8⑧シオネ・ポルテレが左中間にトライ、GKもSH⑨土永が成功。0-14

16分、関学大がチャンスを掴み、オフサイドのペナルティからCTB⑬川村祐太がキックで蹴り出し、ゴール前10m右ラインアウトからスロワーHO②キャプテン平生翔大からジャンパーLO④堤保澄に渡りモールを形成しそのまま押し込みHO ②平生が右中間にトライ、GK不成功。5-14

26分、関学大がノットロールアウェイのペナルティからキックで蹴り出しゴール前12m右ラインアウトから左に展開しSH⑨川原大からパスを受けたWTB⑭中俊一朗が相手のディフェンスをかわし左中間にトライ、GKもSO⑩澤田が成功。12-14

34分、京産大が関学大のラインアウトミスからチャンスを掴み自陣から展開し最後はSH⑨土永からSO⑩吉本に再びSH⑨土永からパスを受けたLO⑤フナキがゴールポスト左にトライ、GKもSH⑨土永が成功。12-21

37分、関学大がゴール前5m左ラインアウトから展開しHO②平生がゴール前まで持ち込み最後はNO8⑧小林典大が左中間にトライ、GKもSO⑩澤田が成功。19-21

関学大は敵陣深くまで攻め込むが最後は京産大がキックで蹴り出し、21-19と京産大がリードして前半が終了。

関学大SO⑩澤田のキックで後半開始。
後半最初にチャンスを掴んだのは関学大4分、敵陣11m右ラインアウトから左に展開しSH⑨川原からHO②平生に渡りパスを受けたFB⑮的場天飛が持ち前のスピードで40mを走り切り左中間に逆転トライ、GKもSO⑩澤田が成功。26-21

イエローカードから数的不利な状態に耐えた関学大が、NO8⑧小林のジャッカルからチャンスを掴み20分、敵陣20m左ラインアウトからモールで押し込み、SH⑨川原からパスを受けたCTB⑫松本壮馬がブレイクしフォローしていたCTB⑬川村がゴールポスト右にトライ、GKもSO⑩澤田が成功。33-21

攻撃の手を緩めない関学大は25分、自陣から攻めWTB⑭中が中央を突破し敵陣20mから途中出場のSH㉒松田詩悠からCTB⑬川村に渡りパスを受けたFB⑮的場が相手を振り切り左隅にトライ、GK不成功。38-21

攻撃のリズムを掴んだ関学大は29分、天理大のミスからチャンスを掴み敵陣12mからパスを繋ぎSH㉒松田からパスを受けたCTB⑫松本が回り込み右中間にトライ、GKもSO⑩澤田が成功。45-21

関学大は攻める姿勢を崩さず相手エリアで戦い最後は関学大SO⑩澤田がキックで蹴り出しノーサイド。45-21で関学大が勝利。

関学大が勝点23とし、京産大が勝点25、天理大も勝点25、近大が勝点20と関西大学Aリーグの優勝は最終節まで行方が判らない展開となりそうだ。

POMには後半に2トライと勝利に貢献した関西学院大学FB⑮的場天飛選手が選ばれた。

会見レポート

京都産業大学
広瀬佳司監督
本日はありがとうございました。関西学院大学(以下、関学)さんは非常に力のあるチームですので、厳しい試合になるだろう、特に前半は競るだろうと思っていましたが、そのような展開になりました。後半はもっとボールを動かしたかったのですが、関学さんの前に出るディフェンスにミスを連発して徐々にリズムを失っていってしまいました。何もさせてもらえなかったという事で完敗でした。しかしまだシーズンは続きますので、京産大らしいラグビーが出来るように準備します。

フナキ・ソロモネ キャプテン(以下、C)
関学さんは強い力を持っているので、私達のやりたい事が80分出来なくて、結果は負けてしまいましたが、まだチャンスはあるので、前を向いて頑張っていきたいと思います。

Q.(関学のように)バックスが良く走るチームに対するディフェンスが昨年度からの課題だったと思いますが、次の天理大学戦、大学選手権に向けて、どう固めていきたいと思われますか。
広瀬監督
ポテンシャルが高いチームとやる事をいつも想定してやっています。まずセットプレーでしっかりプレッシャーを掛けていきたいと考えていますが、今日の試合では、うまく(プレッシャーを)掛けられなかったと思います。後は、ボールの保持時間を長くするという事がポイントになってくると思いますが、(今日は)接点でプレッシャーを受けて、反則を繰り返したり、争奪戦で負けていた部分がありましたので、そこはしっかり修正していきたいと思います。

Q.後半は無得点でしたが、相手の空気に呑まれた部分や、いつもと違う部分はありましたか。
フナキC
相手のディフェンスのプレッシャーに負けてしまい、自分達のアタックが出来なくて、関学さんのペースに合わせてしまいました。

Q.次(24日花園第1G、天理大学戦)に向けて、アタック、ディフェンスどちらから修正されていきますか。
広瀬監督

修正というよりも、京産らしさをもう一度、自分達のアイデンティティを失わずにさらに高めるようにしていくだけです。


関西学院大学
小樋山樹監督
今日の試合は、先週天理大学さんに負けてからどういう様にこの試合に臨むのかというところで、自分達のベストパフォーマンスを出すという事に集中して今日の試合に臨もうと準備して来ました。
私の反省ですが、天理戦は「ここが勝負だ」と選手達にプレッシャーを与えてしまい、パフォーマンスを出し切れなかったので、今日はベストパフォーマンスをしっかり出してほしいと、選手達に声を掛けてやって来ました、その結果、今日の結果(勝利)になったので、嬉しく思います。
しかし、まだベストでは無いと思っています。前半の入りで自分達の規律(反則)で 簡単に 2本相手に与えたりとか、危ない場面もたくさんありましたので、まだまだ自分達のベストはここじゃ無いと、私は学生達のパフォーマンスを信じているので、チームのベストをこの先、また次の試合で見たいと思います。そしてその先に、自分達の目標である大学選手権ベスト4があると思います。次の試合でさらにパフォーマンスを出すという事に集中して、しっかり準備したいと思います。

平生翔大キャプテン(以下、C)
僕達(4年生)は、京都産業大学(以下、京産)さんに一回も勝つ事が出来なかったので、(今日)勝つ事が出来て本当に嬉しく思っています。
天理戦に負けてから1週間しか無かったのですが、その間でチーム全員が一つになって、京産さんにフォーカスできた事は、自分達の成長に繋がったと思います。
また後1節ありますので、そこに向けてもう一度チームが一つになって、次の近畿大学戦にベストパフォーマンスを出すために準備したいと思います。

Q.シンビンが出た状態(後半10分)でも崩れる事なく得点出来た要因はなんでしょうか。
小樋山監督
平生Cを筆頭に4年生がしっかり声を掛けてくれたんだろうと思います。一人少ない中でしんどい状況でしたが、今日の様なゲームをしてくれて非常に嬉しく思っています。

Q.後半スクラムで一気に流れが変わったと思いますが、前半でのスクラムの感触はどうでしたか。
平生C
京産さんの重たいスクラムに対して、8人でしっかり固まって低く組めているという手応えはありました。

Q.後半相手を0点に抑えましたが、ディフェンスの部分で、ハーフタイムで指示を与え直した部分はありましたか。
小樋山監督
まず試合前の準備としては、(関学は)ひたむきなプレーを大事にしていますので、見ている人達に感動を与えられるようなプレーをしようと言っていました。
平生Cも試合前の円陣でひたむきなプレーをしようと声をかけてくれました。
ハーフタイムで言ったのは、規律の部分で、そこは絶対に修正しようと声を掛けました。

Q.(ディフェンスで)前に出ようという意識が高かった思いますが、特に意識して取り組んでいますか。
平生C
前に出るために正しいポジションを取る事を大事にしています。前に出るためにも深さがないと前に出れないので、細かい事ですが、きっちりした間合いで立ってハンズアップするという事を、今年1年拘ってやって来ました。

Q.最終節に向けて、いろいろな順位が考えられますが、どういった準備をしたいと思いますか。
小樋山監督
勝ち負け、順位はやっぱり気になります。学生達もフォーカスすると思うのですが、やはり自分達のベストパフォーマンスを出すという事を続けたいと思っています。大学選手権ベスト4が目標で、絶対勝とうというのももちろんそうですが、勝ち負けは後から付いて来ると思っていますので、ベストパフォーマンスを出すという事に集中したいと思います。

平生C
勝ち負けは本当に大事ですが、関学らしいひたむきさを見せれる様に、スタッフも含めてチーム全員で準備したいと思います。


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