11月18日(土) 天理大学 vs 関西学院大学

メンバー表 マッチレポート フォトギャラリー

入場者数:1176人 天候:晴れ/弱風
レフリー:四辻 順一朗(関西協会)
アシスタントレフリー:金城 学(関西協会) / 松本 和也(関西協会) / 松岡 実(関西協会)
天理大学 関西学院大学
28 FULL TIME 6
14 前半 6
14 後半 0
勝点
5-0
詳細(PDF)
プレイヤー・オブ・ザ・マッチ
▶天理大学 8 パトリック・ヴァカタ

メンバー表(48時間前)

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天理大学
監督小松 節夫
No.Pos.氏名学年身長体重出身中学・スクール→高校
1PR富田 凌仁4170105小浜第二中→若狭東
2HO寺西 翔生317095東生野中→常翔学園
3PR松野 楓舞3167100北条南中→松山聖陵
4LO岡崎 慶喜218096市立第四中→石見智翠館
5LO渡邉 完徒3182100前橋RS→明和県央
6FL川越 功喜117887東生野中→天理
7FL太安 善明117692茨田北中→天理
8NO.8パトリック・ヴァカタ3189115トンガカレッジアテレ→日本航空石川
SH北條 拓郎417278南信州JrRS→天理
10SO筒口 允之317081長崎RS→長崎南山
11WTB藤原 竜之丞316872ノーサイドRS→日本航空石川
12CTB上野 颯汰318090関RS→関商工
13CTBマナセ・ハビリ417595トゥポウカレッジ→高知中央
14WTBフィリモネ・サイア118190トゥポウカレッジ→青森山田
15FB上ノ坊 駿介218386三田RCJ→石見智翠館
16Re.稲嶺 翔太217097大正北→石見智翠館
17Re.宮田 悠暉4175103広島大学附属東雲中→広島工業
18Re.井上 魁1174107広島ラガーJRS→松山聖陵
19Re.藤岡 洸雅218096山陽中→姫路工業
20Re.玉井 大尊217392八尾RS→坂出第一
21Re.高岸 尚正416873城東中→常翔学園
22Re.中村 仁117077明石JRS→松山聖陵
23Re.谷田 親春217490住道中→天理
関西学院大学
監督小樋山 樹
No.Pos.氏名学年身長体重出身中学・スクール→高校
1PR黄 世邏3180107愛知朝鮮中級→中部大春日丘
2HO西村 優希4172108西陵中→京都成章
3PR安達 朋樹4165105吹田RS→大阪桐蔭
4LO野矢 健太郎4178100豊中RS→石見智翠館
5LO堤 保澄3180100洛南中→京都成章
FL兪 瑛士417188兵庫県RS→関西学院
7FL田中 大瑚3176100兵庫県RS→関西学院
8NO.8小林 典大2185103京都市立上京中→京都成章
9SH金築 達也418181西宮甲東ジュニアRC→報徳学園
10SO齊藤 綜馬417081関西学院中→関西学院
11WTB中 俊一朗217684東海大大阪仰星中→東海大大阪仰星
12CTB松本 壮馬317286宇摩RS→石見智翠館
13CTB冨岡 周417488芦屋RS→御所実業
14WTB山本 快317684関西学院中→関西学院
15FB的場 天飛217076伊丹RS→石見智翠館
16Re.相澤 亮介217896高崎RC→佐野日大
17Re.前川 吏六4169101世田谷RS→関西学院
18Re.豊永 慎之佑4178110ヤングウェーブ北九州→大分舞鶴
19Re.川内 悠斗4179104名古屋市立志賀中→中部大春日丘
20Re.國本 周亮417695三田RS→関西学院
21Re.松田 詩悠217073宝塚RS→関西学院
22Re.武藤 航生217481兵庫県RS→関西学院
23Re.佐藤 然417893名古屋市立守山東中→中部大春日丘

マッチレポート

2023ムロオ関西大学ラグビーAリーグ第6節、前半2試合の第二試合は晴れ、弱風の天理親里競技場で開催された。
雷鳴の影響で開始時間が30分遅れての第二試合は天理大学VS関西学院大学が対戦。
天理大は開幕から5連勝、勝点24を獲得し危なげない戦いが続いている。
スクラム、アタック、デフェンスも素晴らしく控え選手のレベルアップにも取り組み3年ぶりの関西制覇に向けても負けられない一戦。
関学大は4勝1敗、勝点17を獲得。前節京産大に敗れはしたが、安定したスクラムとバックスの展開力を兼ね備えており、粘り強い戦いに期待したい。

関学大SO⑩齊藤綜馬のキックで試合開始。
6分、最初にチャンスを掴んだのは天理大、オフサイドのペナルティからゴール前5m左中間スクラムからサイドを攻め最後はPR③松野楓舞がゴールポスト右に先制トライ、GKもSO⑩筒口允之が成功。7-0
21分、今度は関学大が敵陣20m右中間スクラムからFL⑥キャプテン兪瑛士が中心となり攻めハイタックルのペナルティからショットを選択しゴール前24m中央PGをSO⑩齊藤が成功。7-3
23分、再び関学大がオーバーザトップのペナルティからショットを選択しゴール前5m中央PGをSO⑩齊藤が続けて成功、追い上げる。7-6

33分、天理大がゴール前20m左中間スクラムから押し込みサイドを攻めSH⑨キャプテン北條拓郎からCTB⑬マナセ・ハビリCTB⑫に上野颯汰から再びSH⑨北條のパスを後方から縦に突進してきたNO8⑧パトリック・ヴァガタが相手をなぎ倒しゴールポスト右にトライ、GKもSO⑩筒口が成功。14-6
その後も天理大はゴール前まで攻め込むが関学大の厚いデフェンスを崩せず前半が終了。

日差しがグラウンドを照らし始めた中で天理大SO⑩筒口のキックで後半開始。
9分、天理大がハイタックルのペナルティからキックで蹴り出しゴール前5m左ラインアウトからHO②寺西翔生のボールキャッチしたLO⑤渡邉完徒がモールを形成し最後尾のHO②寺西が押し込み左中間にトライ、GKもSO⑩筒口が成功。21-6
関学大もゴール前まで攻め込むがラインアウトミスなどでチャンスを潰す。
34分、天理大がオフサイドのペナルティからキックで蹴り出しゴール前22m左ラインアウトからパスを繋ぎ中央まで持ち込み最後はSH⑨ 北條のパスを受けたPR③松野がボールをお手玉しながらゴールポスト下にトライ、GKも途中出場SO㉒中村仁が成功リードを広げる。28-6
最後まで諦めないラグビーを目指す関学大はトライを奪いにアタックを再々仕掛けるが天理大の厚いデフェンスに苦しみ得点を奪えずノーサイドを迎え、
天理大が28-6で勝利。

天理大学は開幕から6連勝、勝点29を獲得し、3年ぶり関西制覇に向けて最終戦の京都産業大学に挑む。
関西学院大学は敗れはしたが、リーグ戦3位以内と2019年以来4年ぶりの全国大学選手権出場を確定した。

POMにはゲインラインを再三突破し勝利に貢献した天理大学NO8⑧パトリック・ヴァカタ選手が選ばれた。

会見レポート

関西学院大学
小樋山 樹監督
天理大学さんに対して「勝つ」という気持ちでのぞんだので、こういう結果になってしまったのは悔しいです、デフェンスはよく頑張っていたと思いますが、アタックでのミスやセットプレーで負けている部分があって、なかなか攻撃する機会がなくこういう結果になってしまったと思います。
次ぎの同志社戦や大学選手権に向かってそこを修正していかないと勝てないのでしっかり修正していきたいと思います。

兪 瑛士キャプン
天理、京産に絶対に勝つという気持ちで、2月にBEAT(打ち負かす)というスローガンを掲げて、1年間やってきたことを実らすためにも「絶対に勝たなければならない」と皆と言ってきましたが、セットプレーとブレイクダウンでのファイトのところで相手のほうが上手だったので、そこで受けてしまったのが敗因だと思います、次の同志社戦に向けての課題が明確になったので、兵庫に帰って修正していい結果を出したいと思います。

Q.4シーズンぶりの大学選手権に向けて?
小樋山監督
率直にうれしい気持ちですが、負けに行くわけではなく、勝ちにいくためには今日出た課題をしっかり修正していかないと、天理さんとか本当に強い相手に対して自分たちのラグビーを見せられるように、同志社戦に向けて2週間しっかり準備していきます。

兪キャプテン
嬉しいのですが、今日の天理戦にしろ、前節の京産戦にしろ、しっかり勝たないと大学選手権では勝てないと思いますが、負けてしまったので正直に言って不安はあります、次の同志社戦が次につながる重要なゲームになるので、一から立て直してやっていきたいと思います。

Q.ブレイクダウンのところで天理大が上回っていたと言うが、具体的にどういった所?
兪キャプテン
アタックのところではONE KILL(キル)、と言って一人一殺でオーバーが捕まえて殺し切ろうと言っていますが、相手のフィジカルが強くてなかなかできないシーンが多くて、そこでノットリリースを取られてしまって、またデフェンスではブレイクダウンでは前に出られてバトルできなかったと思います。
普段からコンタクトの練習がある日は、かならずワンキルと言って練習していますが、まだ個人での意識の差があるので、そこを修正させて、選手権では勝てるように頑張っていきます。


天理大学
小松 節夫監督
試合時間が遅れ(前の試合が雷で中断したため)、グランド状況が悪く、その辺を心配してゲームに入りましたが、関西学院さんの速いいいタックルでプレッシャーを受けて自分たちのラグビーが出来なかったと思います。
その中でも相手をノートライ押さえて、硬いゲームをしてくれたと思いますが、相手のハイボールの対応など含めてもう少しゲーム運びのところを詰めていきたいと思います。

北條 拓郎キャプテン
ボールが滑る状況でミスもあったのですが、トライを重ねてボーナスポイントもとれたことは大きいと思います、またデフェンスでも相手をノートライに抑えられたので、反省点もあるが自信を持っていいところもあるので、次の京産戦に向けていい準備をしていきたいと思います。

Q.ここまで6試合戦ってきてチームはどのように変わってきたか、また最終戦に向けて?
小松監督
開幕の時は結構点の取り合いで、デフェンスがあまり上手くいっていなかったように感じたが、試合を重ねるごとにその辺が改善されてきて、簡単に取られないようになってきたという感じです、スクラムも安定してきたので、最終戦はお互いにこだわりのある中で、セットプレーの優劣がキーポイントになると思います。

北條キャプテン
うちは走れるFWもいて、またデフェンスは試合を重ねるごとによくなっているので、自信を持ってやれると思います。

Q.今日のゲームで、もう少し機能してもらいたいという選手は?
小松監督
やはりゲームリーダーであるハーフ団とフルバックがもう少しゲームをコントロールしてくれれば、特に今日の関西学院さんはハイボールを多く上げてきて、その攻防のところでうまくいっていなかったので、そこでどうしていくのか、もらったペナルティーをどう活用していくのか、ミスの後にどういったプレーを選択するのか、もちろん全員が考えなければならないのですが、リーダーたちがしっかり目標を示して声をかけていかなければいけないですが、そのあたりが今日は上手くいかなかったと思います。

北條キャプテン
関西リーグが始まってからこういうコンデションでの試合は始めてだったので、FWのパスミスとかパニックになってしまった所もあって、そこは自分もそうですが、SOの筒口や、FBの上ノ坊がコントロールしていくべきだったと思います。

Q.松野選手がいい時間帯でトライを取りましたが彼の評価は?
小松監督
体は小さいですが、スクラムも強く、フィールドプレーも器用なところがあるので面白いプレーヤーだなと思っています。

北條キャプテン
スクラムでは信頼していますし、気が強いし明るくてコミュニケ―ションも取りやすく、セットプレーでは信用しています。

Q.BKのポジションを変えている意図は?
小松監督
複数のポジションができる選手が多いので、一番いい形を探しているということもないのですが、怪我の問題もあり今回はこのメンバーで行ってみようかと、結果いろんなところを試しているように見えますが、可能性のあるベストの選択をして、それが試合でどうなるかと見ながら選手権の準備をしているところかなと思います。

Q.関西を連破してきたときのようなゲームの支配が出来ているように感じるが?
小松監督
うちの強みを生かせるゲーム運びをしたほうがさらにいいところが出ると思います、せっかくそういうものを持っていながら、例えば相手陣でマイボールのスクラムやラインアウトが少ないとか、これはゲーム運びなど自分たちのミスが原因なのでそういうところの精度を上げていければもっと自分たちの強みが出せると思います。

Q.次の京産戦はどういうゲームになると予想するか?
北條キャプテン
FW勝負になると予想しています、セットプレーが安定していますので、そこでプレッシャーをかけるのがうちの強みであるので、そこを押し出しながらハーフ団でゲームを支配していくイメージでやっていきたいと思っています。
ここ数年いい結果を出せていないので、関西1位を狙いに行きます。


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■KRPU 渡辺隆夫

■KRPU 新屋敷こずえ
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