9月24日(日) 関西学院大学 vs 立命館大学

メンバー表 マッチレポート フォトギャラリー

入場者数:2637人 天候:晴れ/微風
レフリー:水谷 元紀(関西協会)
アシスタントレフリー:北村 浩士(日本協会) / 村山 拓仁(関西協会) / 松本 安司(関西協会)
関西学院大学 立命館大学
49 FULL TIME 34
17 前半 24
32 後半 10
勝点
4-0
詳細(PDF)
プレイヤー・オブ・ザ・マッチ
▶関⻄学院大学 9金築達也(4年)

メンバー表

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関西学院大学
監督小樋山 樹
No.Pos.氏名学年身長体重出身中学・スクール→高校
1PR黄 世邏3180107愛知朝鮮中級→中部大春日丘
2HO平生 翔大3174104関西学院中→関西学院
3PR安達 朋樹4165105吹田RS→大阪桐蔭
4LO川内 悠斗4179104名古屋市立志賀中→中部大春日丘
5LO堤 保澄3180100洛南中→京都成章
FL兪 瑛士417189兵庫県RS→関西学院
7FL稲垣 直希3177101帆柱ヤングラガーズ→石見智翠館
8NO.8小林 典大2185103京都市立上京中→京都成章
9SH金築 達也418181西宮甲東ジュニアRC→報徳学園
10SO齊藤 綜馬417081関西学院中→関西学院
11WTB加藤 匠朗417485関西学院中→関西学院
12CTB松本 壮馬317286宇摩RS→石見智翠館
13CTB冨岡 周417488芦屋RS→御所実業
14WTB山本 快317684関西学院中→関西学院
15FB武藤 航生217480兵庫県RS→関西学院
16Re.相澤 亮介217896高崎RC→佐野日大
17Re.西村 優希4172105京都市立西陵中→京都成章
18Re.豊永 慎之佑4178110ヤングウェーブ北九州→大分舞鶴
19Re.野矢 健太郎4178100豊中RS→石見智翠館
20Re.田中 大瑚3177100兵庫RS→関西学院
21Re.松田 詩悠217073宝塚RS→関西学院
22Re.中 俊一朗217684東海大仰星高校中→東海大大阪仰星
23Re.佐藤 然417893名古屋市立守山東中→中部大春日丘
立命館大学
HC鬼束 竜太
No.Pos.氏名学年身長体重出身中学・スクール→高校
1PR大西 馨汰4164100静岡聖光学院中→静岡聖光学院
2HO安部 薫平4171100東海大大阪仰星中→東海大大阪仰星
3PR前川 和輝4169105亀岡中→天理
4LO本郷 正人317798春日井RS→中部大春日丘
5LO宮城 雄真4187111瀬田北中→京都成章
6FL吉川 大智118396淀中→関大北陽
7FL小山 虎汰朗218197伏見中→京都成章
8NO.8島 正輝2181105大分RS→大分舞鶴
9SH北村 瞬太郎416879横浜RS→國學院栃木
SO森 駿太417184かしいヤングラガーズ→東福岡
11WTB三浦 遼太郎118289北海道バーバリアンズjr→立命館慶祥
12CTB中村 颯汰217081吹田RS→大阪桐蔭
13CTB江川 剛人418485吹田RS→桐蔭学園
14WTB御池 蓮二217383西陵中→東海大大阪仰星
15FB吉本 匠希418386文の里中→常翔学園
16Re.大本 峻士2173103菫中→常翔学園
17Re.橋本 凌1176102芦屋RS→報徳学園
18Re.甲斐 匠馬2182112筑紫丘ラグビーJrRS→東福岡
19Re.榎本 匡志2180101上小阪中→大阪桐蔭
20Re.服部 峻4177100東海大大阪仰星中→東福岡
21Re.福本 颯翔316673東海大大阪仰星中→東海大大阪仰星
22Re.山下 真之介317486松戸RS→日立RS→流経大柏
23Re.箕部 央一217682茗渓学園中→茗渓学園

マッチレポート

第1節の近畿大学との接戦をものにした関西学院大学と同志社大学に完勝した立命館大学との一戦。昨年度は関学大に軍配が上がったが、本年度はどちらが開幕2連勝となるか。この試合は1931年から続いている定期戦も兼ねて行われた。

静岡県のエコパスタジアム、絶好のコンディションのもと立命大のキックオフでスタートした。

開始早々2分、最初のスコアは関学大だった。HLから少し敵陣に入った中央付近、立命大がノットローラウエイの反則、関学大は迷わずショットを選択、SO⑩齊藤綜馬が約45MのPGを見事に決めて先制する。(3-0)

4分、この後のリスタートからすぐに立命大が反撃する。敵陣10M付近ラックから右に展開、CTB⑬江川剛人がブレイク、CTB⑫中村颯汰からSH⑨北村瞬太郎にパス、そのまま走り切りゴールポスト下にトライ。GKはSO⑩森駿太が決めてあっさり逆転。(3-7)

14分にも立命大。FW・BKがオフロードパスを上手く繋ぎながら敵陣22M内に入り込む、⑬江川が右サイドライン横を走り抜ける、内側でフォローしていたFB⑮吉本匠希にパス、そのまま右中間にトライ(GK成功)し、リードを広げる。(3-14)

17分、今度は関学大。関学大のリスタートキックに対して立命大がキャッチできないまま、跳ね上がったボールを関学大CTB⑬冨岡周が上手くキャッチ、そのまま15Mほど走り切り、左中間にトライ(GK成功)。(10-14)

26分、次も関学大。立命大にゴール前に迫られるも、ターンオーバーからSH⑨金築達也の好判断キックで敵陣に入る。その後、相手の反則を誘い、ゴール前5Mのラインアウトを選択。モールは押し切れず、ボールを左へ散らす、CTB⑫松本壮馬と⑬冨岡の二人掛りでゴールライン寸前までボールを運ぶ、最後はFL⑦稲垣直希がゴールライン手前で膝を着くもワンモーションでポスト中央に押さえ込み(GK成功)逆転に成功。(17-14)

しかし、31分、立命大は⑩森がPGを決めて同点とし、ゲームを振り出しに戻す。(17-17)

37分にも立命大。HL付近ラインアウトから右に展開、また⑬江川がブレイク、⑭御池がラックから0チャンネルを攻め、約30M走り切り右中間にトライ(GK成功)し逆転。終了間際にもHL付近からPGを狙うもこれは入らず、立命大の7点リードで前半が終わる。(17-24)

後半は、7点(1トライ1ゴール)を追いかける関学大のキックオフでリスタート。

2分、立命大はキックオフからノーホイッスルでトライ。前半同様オフロードで繋ぎつつ、今回は⑫中村がビッグゲインでゴール前まで迫る。最後は右に展開し、大外で待っていたFL⑥𠮷川大智が右端に飛び込みリードを広げ、幸先のいいスタートを切る。(17-29)

だが、7分、関学大も粘る。自陣からエリア狙いで敵陣深くに蹴りこむボールにワンタッチがあり、敵陣に残っていた関学大プレイヤーがラッキーキャッチ、左へ展開し、WTB⑪加藤匠朗がブレイクのあとWTB㉒中俊一郎にパス、ステップで敵を交わし左中間にトライ。(22-29)

しかし、次は立命大。11分にゴール前5Mラインアウトからモールを押し込み、モールをちぎりつつ⑥𠮷川がなだれ込んでトライ、リードを広げる。(22-34)

16分、関学大は、ゴール前中央付近での相手ペナルティに対しPGを選択、⑩齊藤が決めて3点を返す。(25-34)

22分にも関学大。ゴール前での相手ペナルティに対し、5Mラインアウトを選択、モールを崩されたところでHO②平生翔大が持ち出し、相手をぶちかましてゴールラインを割りトライ(GK成功)、2点差に迫る。(32-34)

直後の23分、敵陣22M内に入りラックを形成、そこから⑨金築が持ち出しゴールポスト下にトライ(GK成功)し、逆転に成功。(39-34)

その後、立命大もゴールに迫るも、関学大が凌ぎ、32分にも⑨金築がゴール前ラックからサイドを突きトライ(GK成功)、リードを広げる。(46-34)

39分には、関学大は⑩齊藤がPGを決めてセーフティリード。そのままスコアは動かずノーサイド。(49-34)
昨年に引き続き、関学大が立命大を下した。

POMには、好判断が光り逆転トライも挙げた関学大SH⑨金築達也が選ばれた。

会見レポート

立命館大学
鬼束 竜太 ヘッドコーチ
素晴らしいグラウンドで試合をさせていただきいい経験であった。
試合の方は優位に運んでいると思いつつ、接点のところでプレッシャー受けたところ、アンラッキーなところもあったが、後半、集中力・判断の部分がうまくいかなかったところもあり終盤逆転という形なった。
まだ2戦目ということもあり、2週間あるので、切り替えて次のチャレンジをしていきたい。

森 駿太 キャプテン
前半は自分たちのやりたいラグビーができたが、後半は継続することができなかった。
これから試合も続くので、修正していきたい。

―初めてエコパという大きなグラウンドで試合をするにあたって意気込みや気持ちは
森キャプテン
モチベーション高まって、緊張感もあって楽しめた

―宿泊を経た遠征におけるホテル等の環境面はいかがだったか
森キャプテン
充実して試合にフォーカスできる時間が過ごせた。

―前節の同志社選でも課題があったと思うが、どういった修正やフォーカスして臨んだか
鬼束ヘッドコーチ
先週は試合野中でハンドリングエラー等あり、FWにスクラム組ませてしまった。今回関西学院はスクラムやモールも強力と判っていたので、その機会を出来るだけ減らし、BKでしっかりと迷惑をかけた分前に出て楽な展開にしていこうとした。

関西学院大学
小樋山 樹 監督
本日もありがとうございました。素晴らしいスタジアムで試合ができ、学生にとって素晴らしい経験になりました。
試合は苦しい展開が続いて、先週の試合から立命館大学が強いのは判っていたので、チャレンジャーとして、1つ1つのプレイをひたむきにやるだけと話をしていました。
今日、まさにその部分で、スクラムハーフ金築や、リザーブやフロント含めハードワークをしてくれて、その積み重ねがこの結果に繋がりました。
この勝利を喜んで、目標の関西制覇に向けて力をつけていかなければいけないと思っています。
次は摂南大学戦に向けてチャレンジャーの気持ちでいきたいです。

兪 瑛士 キャプテン
初めてのエコパスタジアムでしたが、緊張の中でいい経験ができました。
先週の近畿大学戦で、細かいプレーやルーズボールの取り合いで負けてしまっているシーンが多く、そこをこの一週間で修正しようと話をしていました。その結果、監督からも話されたように、全員が地味なプレイを続けた結果ついてきた勝利と思っています。
摂南大学戦に向けて、この2週間、気を抜かずにやれることはしっかりやって出し切りたいです。

―初めてこの大きなエコパスタジアムでの試合について、モチベーションや、勝利した感想を教えていただきたいです。
小樋山監督
本当に素晴らしいスタジアム、日本代表がアイルランド代表に勝利したスタジアムでもあったので、素直に嬉しいという気持ちが強いです。入り口からグラウンドに出たときに見る景色で、選手もモチベーションが上がったのではないかと思います。

兪キャプテン
2019年の日本代表とアイルランド代表が試合をしたことはみんな知っておりますし、いつものスタジアムより2倍ほど大きく圧倒されましたが、緊張せずにいつもどおりやることを心がけて頑張りました。

―宿泊を含む遠征におけるコンディション面のコントロールや環境などはどうでしたか。
小樋山監督
ホテル自体は食事も美味しく、部屋も綺麗で喜ばしかったです。
我々も遠征の経験はほとんどないので、行く前に不安はありましたが、浮かれすぎず頑張ろうと話していました。RWC2023は観ずに、ちゃんと寝ろよとも話していました(笑)

兪キャプテン
大学に入学してから、このように前泊での試合経験は無かったので、楽しみ半分、寝られるかなど不安もありましたが、施設の食事もお風呂も快適に過ごせました。

―スクラムハーフ金築さんについて講評をお願いします
小樋山監督
この試合に向けて、立命館大学の一番のキーププレイヤーはスクラムハーフと考えていた。
それに対してうちの金築が負けているかというと決してそんなわけはなく、彼の能力も知っていたので「あの子が上や」と発破をかける意味でも伝えていました。
今日もマンオブザマッチも取ってくれて、個人的にも嬉しい瞬間でした。(立命館大学の)北村くんももちろん素晴らしいので、これから先も切磋琢磨してこの世代を代表する2人になってほしいです。

兪キャプテン
あまり余裕がなく、周りのプレイを見られる機会はなかったのですが、勝敗を別けるポイントで金築がいたので、彼がしっかり仕事をしてくれたことで勝利を掴むことができました。


フォトギャラリー

■KRPU 渡辺隆夫

■KRPU 新屋敷こずえ
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