第7回 関西・一宮セブンズ大会(関西7人制ラグビーフットボール大会)レポート

2015年5月7日(土)・8日(日) 第7回 関西・一宮セブンズ
場所:一宮市光明寺公園球技場

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メイングラウンド改修工事を終えた一宮光明寺公園球技場の2面を使用して、
今年も、一宮ラグビークラブをはじめ、起工業高校、トライデントスポーツ医療看護専門学校の協力により、大会は行われた。

<大会1日目>

前日の雨が残るコンディションの中、府県23チームがA〜Hの8グループに分かれ、予選プールがキックオフされた。実力が伯仲する各リーグの中、プールA京都、プールC愛媛が各対戦チームを1トライに抑えて完勝し1位通過、中心メンバーを震災復興支援で欠いた香川が棄権となったプールBは兵庫が高知をノートライに抑え、またプールFの福井は予選リーグを2トライに封じ込み、カップトーナメントに駒を進めた。

2016年5月7日(土) 関西・一宮セブンズ 各グループ1回戦 ■撮影:清水良枝

2016年5月7日(土) 関西・一宮セブンズ 各グループ2回戦他 ■撮影:清水良枝

<大会2日目>

Bowl Tournament(3位グループ)

決勝 愛知Cをサンドンデスの末に競い勝ち、勢いに乗る静岡は、準決勝でも山口に完勝し決勝に名乗りを上げた。 一方、予選プールで和歌山、愛知Bに惜敗した岐阜だが、トーナメントでは富山、滋賀を1トライに抑え、スピードある攻撃でトライを量産し決勝に臨んだ。

決勝では、開始早々に岐阜が自陣から右サイドを駆け抜け先制(7-0)、対する静岡も中盤から力強い攻撃で中央にトライ、7-7と振り出しに戻す。 勢いに乗る静岡はキックパスでトライ(12-7)、対する岐阜はスピードのあるランで2トライ、12-21で前半が終了した。 後半に入ると岐阜が主導権を握る。細かいパスと巧みなステップで静岡を翻弄、2トライを上げリードを広げる(12-33)。 その後は静岡1トライ、岐阜が2トライを上げ、19-45、岐阜の優勝でボウルトーナメントが終了した。

2016年5月8日(日) 関西・一宮セブンズ ボウルトーナメント決勝 ■撮影:清水良枝


Plate Tournament(2位グループ)

ファイナルに駒を進めたのは鳥取、大阪の2チーム。 鳥取はサドンデスで勝ち上がってきた岡山に22-19と競り勝った。 一方、大阪は、予選でプールでこそ福井に勝利を譲ったが、その後は地力を発揮し高知、徳島に打ち勝ち決勝に臨んだ。

決勝の先制は大阪。自キックオフボールをそのままキャッチ、ノーホイッスルで幸先の良いスタートを切る(0-7)。 その後も堅実にボールへ働きかけた大阪が3トライを獲得、0-28で前半が終了した。 後半、大幅にメンバーを入れ替えた鳥取に対してもペースは大阪。 要所要所で巧みさと低さを見せてプレー、連続してトライを上げる(0-40)。 その後もゲームを大阪が支配、鳥取の反撃を寸断して2トライを重ねる(0-50)。一方、鳥取は終了間際、一矢を報いて7-50とするが、大阪がプレートトーナメントを制して意地を見せた。

2016年5月8日(日) 関西・一宮セブンズ プレートトーナメント決勝 ■撮影:清水良枝


Cup Tournament(1位グループ)

近年4年連続で決勝に進み、昨年度はカップチャンピオンに輝いた京都。 今大会も安定した防御を発揮、広島を圧倒すると2017年度国体開催の愛媛相手にも1トライに封じ込め決勝に進出。 対する福井は2018年度国体へと向け強化、今大会トーナメントでは兵庫を41-7、奈良を40-0と圧倒し、満を持して決勝に臨んだ。

決勝序盤は互いの防御で一進一退、均衡を破ったのは福井。自陣ターンオーバーから細かくつなぎ中央にトライ(0-7)。 対する京都もすかさず反撃、直後に独走で中央にトライ、7-7と試合は振り出しに戻る。その後は両チームが持ち味のあるトライを演出、14-12と拮抗した。 それでも、前チャンピオン京都は終了間際にトライ、19-12の京都リードで前半が終了した。 後半に入ると京都が試合を支配する。防御を上げる福井に対応し大外に展開、26-12とリードを広げる。その後、シンビンで6人となった京都であったが冷静に対処、逆にトライを上げ31-12とする。 反撃を試みる福井は中盤から京都防御をこじ開けトライ、31-17と追い上げる。それでも最後は京都が地力を見せトライ、38-17と京都の連覇で関西・一宮セブンズ決勝の幕が閉じられた。

2016年5月8日(日) 関西・一宮セブンズ カップトーナメント決勝 ■撮影:清水良枝

試合結果詳細は特設サイトを御覧ください