第4節の見どころ
11月3日(土)@大阪・東大阪市花園ラグビー場II
12:00K.O. 近畿大学 VS 京都産業大学
14:00K.O. 大阪体育大学 VS 天理大学
11月4日(日)@大阪・ヤンマーフィールド
12:00K.O. 関西学院大学 VS 関西大学
14:00K.O. 立命館大学 VS 同志社大学
序盤戦を持ち前の安定したスクラムと体を張ったプレーで3戦全勝としている京都産業大学は、ここまでの戦い振りで京産らしさを十分に発揮しているといえる。とりわけ今シーズンは強力FWに加え、展開力のあるBKは対戦チームにとっては手強い相手である。
一方の近畿大学は、高い得点能力は有しているが、フェイズを重ねるうちにノッコンなどの細かいミスが発生して自らチャンスを失っている感がある。精度を高め、本来の勢いを取り戻すことができれば勝機も出てくるであろう。
ここまでの3試合で、天理大学は総得点225点、総失点は7点と驚異的な結果を出している。外国人選手の強力な突破力のみに頼るのではなく、選手全員が高い競技能力を発揮していることがこの得失点に繋がっている。
一方の大阪体育大学は、序盤の上位との対戦で厳しい戦いが続いている。好調の天理大学が対戦相手ではあるが“タイダイ”らしさを発揮し、思い切った戦い振りを期待したい。
関西大学ラグビーリーグ委員 広野秀之
開幕三連勝と波に乗る関西学院大学。今年のチームは厳しい練習を積んできたという自信が随所に垣間見られる。前節の同志社大学戦では、ラストワンプレーで勝利をものにしたが、このようなゲームをすることでますますチームが勢いづくであろう。
一方、関西大学は第二節京都産業大学戦、前節の立命館大学戦では、前半を互角に戦うものの、後半で点差をつけられ星を落としている。後半の戦い方をこの一週間で修正し、持ち前のDF15人一体となったアタックで初勝利を収めたい。
ここまで三戦全勝の立命館大学。全国大学選手権大会の出場権を手にする為には、絶対に落とせない一戦である。今年のチームは、キャプテンのFL古川を中心としたアグレッシブなディフェンスと大型FWが前に出て得点力のあるBKが仕留める戦い方で、一戦一戦星を積み重ねてきた。
一方、同志社大学は、大学トップレベルの攻撃力と選手層の厚さを誇りながら、現在のところ敗戦が続き、本来の実力を勝ち星に繋げられていない。今シーズン好調の立命館大学に勝利することで浮上のきっかけをつかみたいところだ。両校共に必勝の一戦であり、最後まで目の離せない戦いとなる。
関西大学ラグビーリーグ委員 淡路靖弘