第7節の見どころ
11月25日(土) @京都・西京極
12:00KO 京都産業 vs 近畿大学
14:05KO 同志社大 vs 天理大学
11月26日(日) @大阪・ヤンマーフィールド(長居第2陸上競技場)
12:00KO 摂南大学 vs 関西大学
14:00KO 関西学院 vs 立命館大
※11/26は大阪マラソンの開催による交通渋滞が予測されますので、時間に余裕を持ってお越しください。
前節でリーグ2位が決定した京都産業大学。第5節では同志社大学を圧倒していただけに優勝への意欲は高かった。今後は戦力の再整備をして、最終節の近畿大学戦、それに続く大学選手権での活躍を期待したい。天理大学に対応されたとはいえ、強力なスクラムとモールは大きな武器である。ゲームプランはシンプルであるが故の強さをもち、全員の意思統一ができている。
近畿大学は、天理大学との対戦で見せたように厳しいプレッシャーのディフェンスに対しても得点能力がある。テンポ良く敵陣に入ったときの連続攻撃では、ランナーが一気に湧き出してくる。
この試合、一つは京都産業大学が自分たちのペースでセットプレーを支配できるかどうか、もう一つは強い風が吹くであろう西京極の風向きに合わせたキックとキック対応の巧拙が勝敗の分かれ目になる。
ここまでよもやの3勝3敗で大学選手権出場に可能性を残す同志社大学が、前節で優勝を決めた天理大学に挑む。
同志社大学は、第5節の京都産業大学との敗戦からチームを建て直し、前節では近畿大学に快勝している。バックスの切り札WTB安田も復帰し、ホイッスルの少ない試合展開になれば、ブレイクダウンの攻防で優位に立てる。
天理大学は、前節で2年連続のリーグ優勝を確定し、全勝優勝から大学選手権の頂点を見据える。リスクの少ないプレー選択に加え、後半の後半で一気に加点するゲーム運びは安定感がある。
この試合、同志社大学がヒットする瞬間の激しさとプレーの正確さで勝ることができれば勝機は近づく。天理大学には、大学選手権でも通用するプレーを期待したい。
多くのラグビーファンが訪れる西京極で質の高い試合が披露されることを願っている。
関西大学ラグビーリーグ委員長 高見澤 篤
前節、悔しい逆転負けを喫した関西大学は、最終節を勝利で締めくくりたい。出足鋭いディフェンスに、ゲームを上手くコントロールしてきたSH木下、スピード・ステップ共に切れのあるFB竹中を中心とした攻撃は、小柄なチームながらもまとまりと存在感を見せてくれている。
一方、ここまで白星のない摂南大学は、最後の一戦で勝ち星をあげたい。エリア関係なく思い切った連続攻撃を仕掛ける戦略でここまで戦ってきたが、あと一歩詰め切れない試合が続いている。しかし、前節では5トライを奪うなど、力をつけてきただけに最終節に期待したい。
後半の巻き返しで星を五分に戻してきた立命館大学は、やはりFWの出来が鍵を握りそうだ。HOの山口が7トライでトライ数リーグ1位、NO.8の中村が6トライと得点力があるだけに、FW戦で優位に立ちたい。
一方の関西学院大学は、前節、終了間際の大逆転勝利で貴重な勝ち星を得た。突破力のあるLO杉原を中心にFWは粘り強く、BKではWTB鮫島を起点にした縦攻撃やハイパントでゲインラインを切っていく。勝ったチームが大学選手権出場の可能性があるだけに、最後まで目が離せない学生らしい試合を期待したい。
関西大学ラグビーリーグ委員 中尾 晃