第3節(後半)の見どころ
10月16日(日) @京都・宝が池球技場
12:00K.O. 立命館大 vs. 京都産業
14:00K.O. 同志社大 vs. 近畿大学
前節では、開幕戦の反省を活かし、前半から攻撃的に仕掛けて勝利を得た立命館大学。例年通り、組織的なDFと個々のタックル力は高水準のレベルにある。今季は加えて、強固で一体となったFWに仕上がっており、前節でも圧巻のスクラムを披露した。一方の京都産業大学は、前評判の高い同志社大、天理大に惜敗し連敗となっているものの、信条であるセットプレーの強さは健在である。また、近年はハイプレッシャーなDFも武器となっており、前節・前々節ともに相手を脅かした。両チームともDFとセットプレーに自信があるチームだけに、『我慢』がテーマとなる見ごたえのあるゲームになるだろう。
昨年度優勝校の同志社大学は、京都産業大学と摂南大学に勝利し2連勝。前節は15人全員が縦横無尽にグラウンドを駆け回り、トライラッシュとなった。このゲームも他大学が羨むBK陣、特に両WTBを存分に走らせたいところだ。対する近畿大学は、立命館大学と関西大学に連勝し勢いに乗っている。ここまでの2試合はどちらとも、前半に大きくリードする試合展開となっており、前半から勢いに乗れば止まらない「近大ラグビー」を見せたいところだ。昨年度は、開幕カードで近畿大学が勝利したこの対戦。意地と意地がぶつかり合う熱い試合を期待する。
関西大学ラグビーリーグ委員 桑原久佳