SEINANラグビーマガジンCUP 関西ミニ・ラグビー交流大会2018 Supported by Canterbury 大会レポート

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平成30年10月27日(土)、マイクロCUPから始まり13回目となりますこの大会。今大会も㈱青南商事様と㈱カンタベリーオブニュージーランドジャパン様が支援に参画し『SEINANラグビーマガジンCUP関西ミニ・ラグビー交流大会2018』Supported by Canterburyとして、大阪府堺市J-GREEN堺にて盛大に開催することができました。今年も前日の夜から雨が降り出し、開催できるか心配する状況下で朝を迎え、早朝は小雨の降る怪しい天気でしたが、チーム受付を開始し開会式を行う頃には晴れ間も見られ、良いグラウンドコンディションで大会を行うことができました。

ラグビーワールドカップ日本開催まで1年を切り、各開催地では大会を成功させるために、色々なイベントを実施されております。今回は、地元の大阪府・東大阪市や神戸市のRWC組織委員会の方々がブースを構え、大会PRを実施されました。このようなPR活動により子供たちのラグビー熱が高まり、競技者が増加するとともに未来のスター選手が多く誕生して欲しいものです。更には、ラグビー関係者以外から熱烈なファンが多く現れることに期待が膨らむばかりです。

さて、今大会は東海・北陸・近畿・中国・四国ブロックより53チームのエントリーがあり、初参加のチームは2チームとなりました。参加者数は940人となり、遠方から選手(子供)たちの応援に駆けつけていただいた多くの保護者、チーム関係者を合わせますと、約3,000名が集まったラグビーマガジンCUP大会となり、小学生カテゴリーの大会の中でも、自信と誇りを持てる大会にと成長した関西の大会の一つとなりました。

各スクールとも日頃の練習の成果を十分に発揮し、中には落ち込んでいるチーム、勝って喜んでいるチーム、思いはさまざまですが、ナイスタックル・ナイスパスとナイスチームプレイなど見ごたえのある試合を繰り広げてくれました。中学生にも引けを取らないプレーを披露してのトライ、また、多彩なプレー混ぜての攻撃、さらには体格的に小さな選手が大きな相手選手にひるむことなく立ち向かうタックルを見て、大げさかもしれないが日本代表選手の試合を見ているようでした。
今年も女子選手の活躍が目を引きました。女子が各チームで重要な選手としてプレーしており、近い将来の日本女子ラグビーに大きな期待を持てると感じました。また、プレーでも決して男子に引けを取らないスキルを持ったプレイヤーもいて感動を覚えました。その姿勢を拝見していると、この選手たちの将来を見据え、もっともっとラグビーが自由にプレー出来る環境を整えることが、今の女子ラグビーに一番必要な課題だと感じ、大会等を重ねていくたびに私自身痛感しております。

選手達の技術やチームワークの向上など、この大会の積み重ねによる成果が出てきている証でもあり、ここに携わっていただいている各関係者の努力の成果だと感謝しております。今後も更なる技術等の向上を目指すとともに、安全対策を一番に考え、また環境の整備なども合わせて進めていき、他競技以上にラグビー指導者やラグビーファミリーのマナー向上にも努めたいところであります。

今回参加してくれた選手たちには、是非とも将来の日本代表を目指し、今後も各カテゴリーで活躍してくれることに期待し、また、社会に出てもラグビーで学んだ礼儀やチームワークなどを存分に発揮してもらい、あらゆる世界で活躍する人になってくれることを期待しております。

最後に本大会の運営にご協力・ご尽力いただいた各協会及び各府県の役員の皆様、ラグビーマガジン関係者様、大変お世話になり有難うございました。感謝申し上げますとともに今後ともよろしくお願いいたします。

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関西ラグビーフットボール協会U12普及育成委員会
ミニ部門長 石田 克明

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