10月16日(日) 第3節 立命館大学　26-44　京都産業大学

2016ムロオ関西大学ラグビーAリーグ　第3節
立命館大学　VS.　京都産業大学

マッチレポート

開幕戦に手痛い敗戦を喫したが、前節ではフォワードが活発な動きで勝利し一勝一敗の五分にした立命館大学と前評判が高かった同志社大学と天理大学に対して善戦し勝利することが出来なかったが、初勝利を目指す京都産業大学。両チーム共、フィジカルに優れておりスクラムが起点となる注目の一戦。

風下から攻める立命館大SO田中のキックオフでケームが始める。
開始１分、立命館大が２２ｍ左中間ラックからSHキャプテン高島からパスを受けたSO田中のゴール前キックを、FL小原が拾い左中間に先制トライ。ゴールキックは不成功で、５－０と立命館大がリードする。
１０分には京産大がゴール前５ｍラインアウトからモールで押し込み、NO8ファカイが左中間に飛び込みトライ。ゴールキックもSO高原が成功し５－７と京産大が逆転。

２６分には２２ｍでペナルティを得た京産大はSO高原がペナルティキックを成功させ、５－１０とリードを広げる。
３９分に再び京産大が立命館大のインテンショナルノッコンで得たペナルティをSO高原がキックを成功、５－１３とする。
４３分、ロスタイムに入り、立命館大がモールでの攻撃を繰り返し、ペナルティを得たSH高島が素早く走り込みパスを受けたCTB磯田が左中間にトライ、
ゴールキックもSO田中が成功し１２－１３とし、前半が終了。

後半に入ると風上から攻める立命館大が優位と予想されたが、
６分に京産大が、ゴール前１０ｍ中央ラックからSH貴島からSO高原と渡り、パスを受けたNO8ファカイが左隅にトライ。ゴールキックは不成功。
１１分にも、京産大は２２ｍ右中間ラックから、SH貴島からSO高原がキックでWTB濱田に通し、右中間にトライ。ゴールキックもSO高原が成功し、１２－２５とする。

攻撃の手を緩めない京都産大は２３分、２０ｍのラインアウトからSH貴島からパスをFB森田が巧みなステップで切り込み、左中間にトライ。ゴールキックもSO高原ご成功し、１２－３２。
２９分に京産大が自陣２０ｍから、相手がクイックスローしたボールを奪ったCTB下良が左中間に独走トライ。ゴールキックもSO高原が成功し１２－３９とリードを広げる。

反撃に出たい立命館大は、３４分にゴール前からペナルティを得て、途中出場したLO小島がゴールポスト右にトライ。ゴールキックも同じく途中出場したSO藤高が成功し、１９－３９。
４１分に再びゴール前中央ラックからPR金森がゴールポスト右にトライ。ゴールキックもSO藤高が成功し２４－３９と追い上げる。
しかし、最後まで並々ならぬ闘志を感じさせる京産大は、４４分のロスタイムにゴール前ラックからSH貴島からHO中川。そしてFB森田からLO伊藤に繋ぎ、最後はFLキャプテン眞野が、左隅にダメ押しのトライ。ゴールキックは不成功。
２４－４４となりノーサイド。

京産大は初勝利となったが、フォワードとバックスとの連携も良く、今後の戦いに期待をもたせた。立命館大は強固なフォワードが機能せず、苦しい戦いであったが、リザーブを含めた選手層の厚さで次節までに修正して臨んでほしい。
MOMには、素晴らしいランで観客を魅了したWTB濱田将暉選手が選ばれた。

監督＆キャプテンコメント

京都産業大学　大西健監督
勝利出来て良かった。ここで負けると入れ替え戦で戦うかもしれないので必死で臨んだ。この２週間の期間に大体大が練習に来て頂きフォワードのチェックを再確認出来たし、良いが準備が出来たと思う。
一戦必勝で臨んでいるが、前半はプレッシャーを感じていたようだが、後半は立命館大をピタッと止めることが出来た。フォワードもバックスも非常に良かったと思う。
この大会から大学選手権の出場が関西から３校と非常に厳しくなったが、いい勉強になると思う。

京都産業大学　眞野拓也キャプテン
やっと勝てて嬉しいです、その一言です。
今日負ければ大学選手権の出場も出来なくなるので、勝つことだけを考えて臨んだ。ミスが多く最後に立命館大に２本のトライを与えた部分を修正して、もっともっとチームとしてレベルを上げて次の試合に臨みたい。

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