12月2日(土) 天理大学 vs 京都産業大学
マッチレポート
3連覇を目指す京都産業大学と、3年ぶりの優勝を目指す天理大学。
共に6勝0敗でむかえた最終節(第7節)の全勝対決は、観る人を魅了する、記憶の残る素晴らしい試合となった。
晴れ空に雲がかかる、微風の第1グラウンド、電光掲示板を背にした天理大学に向けて、京都産業大学のキックオフで試合が始まった。

キックオフのボールを天理大がノックオン、京産大がマイボールとし、さらに、相手ペナルティからキックで前進、相手陣ゴール前5m左のラインアウトとするが、京産大はそのラインアウトでスローイングされたボールにタイミングを合わせず天理大ボールとなり、キックでハーフウェイライン付近へ押し戻される。
天理大も直後、自陣からハイパント、⑮上ノ坊がボールをキープ、さらにパスが渡った⑧パトリック・ヴァカタが相手ゴール前まで持ち込むが、ブレイクダウンで京産大にターンオーバーされチャンスを生かせない。

前半は、2023年6月導入されたタックルの高さを胸骨より下へ下げることに対応し、低く前へ、素早い、両校の完成度の高いディフェンスで、締まった試合となり、観客を魅了する。
天理大は、ゴール前へ攻められ、相手ペナルティからキックでタッチラインを狙うが、タッチキックとならず、相手ボールとなると、京産大のフェーズを重ねたアタックに対して、低く厳しいタックルを継続、ノットリリースザボールの反則を誘う。
京産大も、直後の攻防で、天理大のアタックを低く厳しいタックルで、自陣10m付近から後退させ、さらに、ノットリリースザボールの反則を誘う。

試合が動いたのは、前半18分。
天理大は、ハーフエイライン相手側右ラインアウトから左への展開で、⑫マナセ・ハビリが相手を引きつけ、⑮上ノ坊へショートパスが渡ると、ディフェンスにギャップが生まれ、そこを突きディフェンスの裏へ抜け、インゴールで左中間から中央へまわり込みトライ、⑩筒口がコンバージョンを決め、7-0先制する。
続く攻防のなかで、前半23分、京産大は、相手陣22m外側ラインアウトからモール形成から右へ展開のなかで、22m中央で相手ペナルティを得ると、⑮辻野がペナルティゴールを決め、3-7とする。
この後の攻防では、両校、低く素早く前へ出る厳しいタックルは、相手選手のノックオンを生み出し、相手の攻撃の芽を摘む。

前半35分すぎ、天理大は、相手ペナルティからキックで前進、相手陣ゴール前5m左ラインアウトの機会を、自らのオブストラクションで活かせない。
前半のロスタイムとなり、前半43分、天理大は、相手ペナルティからキックで前進、相手陣ゴール前5m右ラインアウト、今度はモールを形成し、しっかりと押し込み、③松野が右隅へトライ、12-3とする。
前節まで、得失点差225点の天理大が、得失点差114点の京産大をリードし、前半を折り返す。

後半は、ゲインラインを超えるアタックが多くみられるようになり、前半と変わり、両校の攻防に、スタンドの観客は魅了される。
天理大のキックオフ再開から後半が始まる。
後半3分、京産大は、相手陣10m右スクラムのアタックで相手ゴール前5mへ迫ると、相手オフサイドのペナルティ、⑤ソロモネ・フナキがタップキックで前へ出てラックを形成すると、⑧シオネ・ポルテレがサポートを得て、ラックサイドを攻め押し込み、右中間へトライ、8-12とする。
さらに、京産大は、天理大10m付近で、天理大の低く厳しいディフェンスでゲインラインをなかなか超えられないなか、相手ゴール前を目がけ深くけり込んだキックから、相手ゴールラインドロップアウトとなる。
そのドロップアウトキック処理で、⑧シオネ・ポルテレが相手ディフェンスをはねのけ、相手ゴール前まで迫り、フェーズを重ね、中央右のラックから左への展開で⑮辻野が左ゴールポストめがけたキックに、2バウンド目に⑪西が必死にバランスを崩しながらボールを捉えると、体は浮いているがボールはしっかり両手でゴールポスト内側へトライ、後半9分に、13-12と逆転に成功する。

見応えのある試合に、スタンドの応援の声も、どよめきも大きくなっていく。
天理大は、後半26分、ハーフウェイライン相手側右スクラムで、相手コラプシングのペナルティからキックで前進、相手陣ゴール前5m右ラインアウト、モールを形成からラックとなり、ラックサイドを攻め、⑫マナセ・ハビリがトライ、⑩筒口がコンバージョンを決め、19-13と再逆転する。
天理大は、京産大を突き放しにかかる。
天理大は、相手ノットリリースザボールの反則を誘い、相手陣で試合を進め、後半32分に、相手陣22m内側左中間でペナルティゴールを狙うが決まらない。それでも、直後の22mドロップアウトからのキック処理からの攻撃で、相手ハイタックルのペナルティ。
先ほどと距離はあるが正面の相手陣10m中央から、㉒中村がペナルティゴールを決め、後半36分、3シーズンぶりの優勝を目指す天理大は、22-13と突き放す。
3連覇を目指す京産大は、諦めない。

直後の後半38分、京産大のキックオフ再開のキックは、ノット10m。
天理大に試合の流れがあるのかと思えた、その相手スクラムで、京産大は、相手コラプシングのペナルティを得るとペナルティゴールを選択、⑮辻野が蹴ったボールは、ボールポスト中央を通過、京産大は、16-22とする。
フルタイムに向け、試合はめまぐるしく動き、試合の女神はどちらに微笑むのか。
スタンドのどよめきは最高潮に達する。
天理大のキックオフ再開のキックは、京産大がキープし自陣から攻めるも、自陣22mでノットリリースザボールの反則、天理大はそのペナルティからキックで前進、京産大陣での22m内側左ラインアウトから攻めるなかでノックオン。

京産大は、その自陣のスクラムで、相手コラプシングのペナルティからキックで前進、ハーフウェイライン相手側右ラインアウトからの攻撃では、相手ハイタックルのペナルティからキックで前進、相手ゴール前まで10mまで迫る。
そのラインアウトでは、BKも入り、インゴールまで押し込むも天理大に必死のディフェンスでダンボールできない。
天理大はゴールラインドロップのキックで、天理大陣10m押し戻す。
ここから京産大はフェーズを重ね、相手陣22m中央付近のラックから数的有利な左へ展開、⑮辻野がパスダミーで相手を引きつけながら、アングル良く走り込んできた㉓森へパスが渡ると、ディフェンス裏へ抜けゴール前へ、天理大の懸命の背後のタックルで、ゴール前でラックとなる。
そこから、京産大は素早く⑨土永が右へ持ち出し、走り込んできた⑱川口へパスが渡ると、ディフェンス2人をはねのけトライ、後半45分、21-22とし、全ての人が固唾をのんで見守るなか、⑮辻野がコンバージョンを決め、フルタイム。
京都産業大学が3連覇を達成した。
プレイヤーズオブザマッチは、京都産業大学⑱川口新太選手となった。

2023年12月2日2023ムロオ関西大学ラグビーAリーグ全勝対決は、両校の日々の研鑽により、キックオフからフルタイムまで80分を超え、素晴らしい試合が創り上げられ、スタンドに詰めかけた6500人の観客の皆様、テレビ・動画配信で試合を見守る視聴者方々の応援により、試合に立ち会った全ての人達にとって、「ラグビーの素晴らしさ」を共有できた日となったのではと思う、記憶に残る京都産業大学と天理大学の全勝対決だったことをレポートいたします。

会見の様子
天理大学
小松節夫 監督
関西リーグの最終戦で前年度の1位と2位が全勝で対決するということは、あまりないと思うのですが、こうした(雰囲気の)中で試合をできたことは、凄く嬉しく思います。今日は2連覇中の京都産業大学さんに対して、チャレンジしようということで臨みました。後半入りのところから20分くらいペースが取れなくて苦労しましたが、それからもう一度逆転して最後逃げ切れるかと思いましたが、最後バタバタして反則を重ねたりと、最後は残念ながらトライを獲られて負けてしまいました。悔しいですが、こういうゲームを通じて得るものもあります。今日の悔しさだったり、課題などをしっかりと修正して大学選手権に向けてもう一度やっていきたいと思います。
北條拓郎 キャプテン
ゲームを通して、自分たちでペナルティを重ねてしまって、そこから点を獲られることが多かったので、そこが反省点かなと思います。前半は、テンポよく自分たちのアタックができず得点に繋がらなかった。そこは、京都産業大学さんのブレークダウンでのプレッシャーが凄く、自分たちのアタックができず得点にできなかった。ただ、大学選手権はこうしたプレッシャーの中でやっていかなければならず、今日のゲームは反省もありますが、いいプレッシャーの中で次に繋がるいいゲームができたかなと思っています。

・大学選手権に向けて反省を得られたこととは?
北條 キャプテン
ペナルティを重ねてしまったことが一番の反省点かと思っています。デフェンスで勢いのあるアタックを止めきれず反則を重ねて失点してしまった。そこは、ペナルティをせずに守り切ることが大事だと思っています。
・大学選手権に向けて
小松 監督
今日はこうしたタイトなゲームを経験して、(残念ながら負けましたが)関西から日本一を目指すという京都産業大学さんがおられるわけで、そういうチームとゲームをできたということは、我々としても自信になりました。我々も何とか正月を越えられるよう、選手権に向けてしっかりと準備したいと思います。
京都産業大学
廣瀬佳司 監督
最後に勝つことができて本当に嬉しいです。天理大学さんは素晴らしいラグビーを展開され、2023年度の関西リーグ最終戦に相応しい好ゲームをできたのではと思っています。最後は、我々が勝つことができましたが、本当に両チームの選手を称えたいとまず思います。我々は、天理大学に挑戦者という立場で向かっていき、途中苦しかった時間帯もありましたが、三木キャプテンを中心に最後まで必死に戦ってくれたことを誇りに思います。大学選手権では、関西チャンピオンとしてしっかりと戦っていきたいと思っています。
三木皓正 キャプテン
厳しい戦いになるということは、試合前から覚悟していました。天理大学さんの激しいアタックとデフェンスに後手を踏むシーンはありましたが、最後までグランドに立っている15人には自分たちを信じ続けろと言い続けて、こうしたいい勝利ができたと思っています。

・3連覇の感想は?
廣瀬 監督
昨年の中心選手が結構抜けましたので、今年は「チャレンジやな」と思っていたのですが、今年は、(楽な試合は一戦も無かったのですが)一戦一戦しっかりと戦って優勝まで導いてくれました。本当に学生には感謝したいと思います。
・大学選手権に向けて
廣瀬 監督
これ(関西優勝)に満足することなく、(大学選手権には)関西の代表として出るわけですから、しっかり戦い抜きたいと思います。
三木 キャプテン
もちろん優勝は狙うのですが、(12月23日の)準々決勝に向けて、いや、次の練習から(本日)勝ったことは忘れて、直向きに練習していきたいと思います。
12月2日(土) 関西学院大学 vs 同志社大学
マッチレポート
大学選手権にのぞむにあたって勢いをつけたい関西学院大学と、現時点全敗で入替戦へ回りAリーグ残留がマストのミッションである同志社大学、勝敗もさることながら、ゲーム内容が問われる重要な一戦。

関西学院大が開始早々の3分に同志社陣22m付近ラックから右へ展開12番松本壮馬から14番山本快に渡り左中間にトライ、10番齊藤綜馬のゴールも決まり7点先取する、その後も関学大がゴール前ラインアウトモールなどで攻め込むが同志社大の固いモールデフェンスに阻まれて得点が出来ない。
一方の同志社も少ないチャンスで関学陣に攻め込むがやはり関学大のデフェンスに阻まれてミスをしてしまう、そのような状況で43分に関学大10番齊藤がゴール正面25mのPGを決め10-0で前半を終える。

後半4分に関学大12番松本が中盤エリアから抜け出し外側を走る11番武藤航生へパス、武藤から松本、松本から武藤とパスをつなぎ最後は武藤が左隅にトライ、22番澤田壮太郎のゴール成功で17-0
6分にまたも12番松本が大きくゲインし、14番山本から12番松本にパスが渡り左隅にトライ、22-0とする。

14分に同志社が22ⅿから展開して23番ファイアラガ義信ダビデがゴール下へトライし、10番嘉納一千がゴールを決めて22-7とする。
16分関学大がモールから左へ展開し8番小林典大がゴールポスト左へトライ、22番澤田がゴールを決めて29-7。

29分、ハーフウェイ付近から11番武藤が抜け出し、14番山本に渡り右中間、35分に22番澤田がラックからのこぼれ球を拾いトライ。
41分に同志社陣ゴール前のラインアウトがちぎれた後のラックから左へ展開し14番山本がゴール下へトライし、22番澤田がゴールも決めて48-7と同志社を退けた。
前半は両チームともスクラムで相手を崩したい意図が見えたが、互いにうまく合わせられず、またレフリーとのコミュニケーションが取れずとフラストレーションのたまる中で、激しいデフェンスで引き締まったゲームを展開したが、後半に入って、関学大のBK陣の機動力が同志社大のデフェンスを崩して結果的に大差のゲームになった。

会見の様子
同志社大学
宮本啓希監督
6連敗の関西リーグ最終戦で入替戦の決まっている中で、勝つために何が必要かを考えてやってきました、前半はセットプレーで良い場面もあり、我慢して10-0で折り返して、「後半は行くぞ」と出ていきましたが、見えないプッシャーから細かなコミュニケーションのミスでそれを引きずってしまったと思います、今は悔しいですが、次の試合は「同志社を守る」戦いになるのでそれに向けて準備していきたいと思います。
山本敦輝キャプテン
関西学院さんは前半の30分まで我慢強いと分析していたので、それに対して自分たちも我慢強く戦えたと思いますが、後半に入って細かいミスで勢いに乗りきれなかったところがこういう結果になったと思います。

・同志社という看板を背負っての入替戦でチームのモチベーションは?
山本キャプテン
同志社という伝統にあるチームがこういう結果になったことはしっかり受け入れないといけないですけど、今は目の前にあることにどれだけ全力で取り組むかということにフォーカスして一つひとつクリアにしていく事が大事だと思います。
・今日のゲームのデフェンスについて?
山本キャプテン
我慢強さは出ていて、特にモールデフェンスで相手を止めるところも多くそこは自信になります、後半に入ってタックルミスで抜かれたところがあったので、そこはこの一週間でしっかり修正したいです。
・監督から「同志社を守る戦い」とあったが具体的に?
山本キャプテン
伝統のある同志社の一員としてすべての力を出し切るだけです。
・今季の総括は?
宮本監督
春からやってきて自信を得られた部分をリーグ戦で出せなかったところです。
・入替戦に向けての準備は?
山本キャプテン
今から新しいことをやる時間もないので自分たちがやってきたことを100%出せるかにフォーカスします。
関西学院大学
小樋山樹監督
前節の同志社さんが京都産業大学戦でいい試合をされて、やはり強いと感じましたので、チャレンジャーとして戦おうと2週間準備してきました。
前の京産大、天理大戦でアタックがうまくいっていないところがあったので、デフェンスはもちろんですが、アタックも重点的に取り組んできました、その成果が出た部分もありましたのでそこは評価できるかなと思います。
この先の試合(大学選手権)もチャレンジャーという気持ちを大事にして一試合ずつ勝利を目指して準備していきます。
兪瑛士キャプテン
先週で選手権出場が決まったのですが、それは頭の中から消して、目の前の同志社戦に挑もうとやってきました、同志社大学さんも死ぬ気でくると思っていましたので、私たちも死ぬ気で練習して体を当ててきました、その結果、相手を圧倒することが出来たのでうれしく思います。

・スクラム戦の勝因はどのあたりにあったのか?また選手権に向けてどう仕上げていくか?
兪キャプテン
スクラムはフロントローが重要だと思いますが、けが人が多くてメンバーが何度も変わっていく中で遅くまで自主練習をして合わせてくれて、自分は(フッカー)体重を乗せるだけという状況を作ってくれたので感謝しています。
今出ている選手、怪我から復帰してくる選手を含めてもう一度選考しますがどのメンバーになっても関学のスクラムが組めるように頑張っていきます。
・この試合は選手権に向けてどのように影響するか?
小樋山監督
京産大、天理大とアタックがうまくいっていなかった中で、今日の後半はそこがうまくいったのでそこは選手権に向けていい自信になると思います。
・どの点がうまくいっていなかったのか?
小樋山監督
そもそもアタックのセッティングが浅くなりすぎていたり、オプションをうまく使えていなかったりという課題がありました。
春からデフェンスの練習を中心にやってきて、アタックの練習が少なかったのでそこをやっていきたいと思います。
・同志社大学の連敗について?
小樋山監督
連敗している要因はわかりませんが、同志社さんはもともと実力のあるチームですし、選手のポテンシャルもすごく高いです、今こういう結果になっていますが、関西リーグのレベルがかなり上がっていると思いますのでそれが要因の一つかなと思います。
・選手権に向けてチームにどのようなメッセージを送るか?
兪キャプテン
5勝2敗の成績は9年ぶりで、自分たちが今まで積み上げてきたことに感謝したい気持ちと、関西の代表として恥ずかしい試合はできないので命を懸けて戦っていきます。
小樋山監督
先ずは目の前の福岡工業大学戦にすべてをかけるつもりで準備します、我々はデフェンスを強みにしてきたチームなのでそこは絶対に崩さず、アタックのところの課題を詰めていきます、それにプラス、セットプレーが重要になってくると思います、そこでどれだけ戦えるかが大事で福岡工大戦に向けて準備していきます、最後にチャレンジャーとしての気持ちを大切にしてひたむきに戦っていきたいと思います。
12月2日(土) 摂南大学 vs 関西大学
マッチレポート
2023ムロオ関西大学ラグビーAリーグ最終節は晴れ弱風、開幕戦と同じ東大阪市花園ラグビー場に8大学が集まり努力した成果の最終順位が決定する。
第2グラウンドの第一試合は摂南大学VS関西大学が対戦。
摂南大、関西大共に2勝4敗と苦しい戦いの中で最終節を迎えた。
負ければ入替戦に回ることも予想される中、お互いに負けられない戦いとなる。

風下から攻める摂南大SO⑩大津直人のキックで試合開始。
9分、最初にチャンスを掴んだのは摂南大、コラプシングのペナルティからスクラムを選択、ゴール前5m右中間スクラムからSH⑨副キャプテン三田村裕城のパスを受けたCTB⑫嶋本大賀がサイドを攻め、ラックからNO8⑧ヴィリアミ・サポイがそのままゴールまで持ち込み右中間に先制トライ、GK不成功。5-0
11分、摂南大が関大のリスタートのキックをキャッチしたWTB⑪マイケルズ・カストンが中央まで走りキックしたボールを自らキャッチしそのまま走り切り右中間にトライ、GKもSO⑩大津が成功。12-0
漸くチャンスを掴んだ関大は14分、敵陣10m右ラインアウトからフェーズを重ねゴール前5m左中間ラックからSH⑨溝渕元気のパスを受けたLO④中薗拓海が左中間のトライ、GK不成功。12-5
中央付近での攻防が続きお互いに譲らない状態が続いたが
40分、関大が摂南大のノットストレートのオプションからラインアウトを選択し、ゴール前7m右ラインアウトからHO②キャプテン垣本大斗のボールをキャッチしたFL⑥中川一星がモールを形成しそのまま押し込み最後尾にいたHO②垣本がゴールポスト右にトライ、GKもSH⑨溝渕か成功。12-12
同点として前半が終了。

関大FB⑮﨑田士人のキックで後半開始。
14分、後半は最初にチャンスを掴んだのは関大、コラプシングのペナルティからタッチに蹴り出しゴール前5m左ラインアウトからのボールをキャッチしたLO④中薗がモールを形成し最後はHO②垣本が左中間にトライ、GKもFB⑮﨑田が成功リードを奪う。12-19
リザーブから入った選手達がゲームを動かす。
29分、摂南大が敵陣20m右ラインアウトからHO②大西翔のボールをキャッチしたLO④キャプテン森山迅都のラックから左に展開しSH⑨三田村からFL⑦河野秀太郎に渡り、オフロードパスを受けたNO8⑧サポイが巧みなステップでゴールポスト下にトライ、GKも途中出場したFB㉒川上凌空が成功。19-19

35分、再び摂南大が中央右中間スクラムから左に展開しSH⑨三田村からFB㉒川上に渡りロングパスを受けた途中出場のWTB㉓ナレヴィア・ジョシュアがタッチ沿いを走り切り左中間トライ、GKも難しい角度からFB㉒川上が成功。
リードする。26-19
このまま逃げ切りたい摂南大だったがチャンスを生かせず得点が奪えない。
試合を諦めない関大はロスタイムに入った48分、コラプシングのペナルティからタッチに蹴り出しゴール前6m左ラインアウトからのボールをキャッチしたLO④中薗がモールを形成しサイド攻撃を繰り返し最後は途中出場したPR⑰中岡大暉が左中間にトライ、GKもSH⑨溝渕か成功。
26-26と同点としてノーサイド。
会場から素晴らしい試合に歓声が湧き上がった。

関大は入替戦を回避したが、摂南大は第二試合で立命館大が勝利した為、入替戦に回ることになった。
POMにはチームを鼓舞し同点まで追い上げた関西大学キャプテンHO②垣本大斗選手が選ばれた。

会見の様子
関西大学
佐藤 貴志 監督
今日の試合は、入替戦が見えてる中、4年生最後の試合という事で準備してきました。その中で(迎えた)今日の試合は、(先に)2トライを取られる難しい試合展開だったのですが、キャプテンを中心に自分達のラグビーのスタイルに戻して、逆転しまた逆転されてもしっかり同点に追いついた所は、彼らの成長が見られて、本当に感動する試合でした。(彼らの)本当にやり切った顔が見られて幸せな気持ちになりました。
垣本 大斗 キャプテン(以下、C)
前半に2トライ取られて少し焦った部分がありましたが、落ち着いて自分達のラグビーをしようと、4回生が中心になって80分通してチームをうまく纏められたのが、この結果になったと思います。4回生は4年間の最後という事で、この試合にかける思いも練習からありました。勝ちにはなりませんでしたが、こういう形(入替戦を回避)で終われたのはすごく幸せです。

Q、(前半で)10点差をつけられた後、具体的にどう対応しようとしましたか。
垣本C
マークしていた留学生に抜かれていたので、ディフェンスでしっかり挟もうと意識しようという事と、キックを使って敵陣で試合をしようという事を確認しました。
Q、4年間を振り返ってどういう感想ですか。
垣本C
純粋に楽しかったです。同期、仲間、スタッフに恵まれたと思っています。
摂南大学
瀬川 智広 監督
関西大学Aリーグの最終戦ということで、勝ちに拘って今日の関西大学さんとの試合に臨みました。ゲームの流れとしては(試合の)入りも含めて非常に良かったと思いますが、関西大学さんの素晴らしいディフェンスやモールには苦しめられ、最後の最後に同点に追いつかれ、我々としては非常に悔しい試合になりました。
花園に8チームが集まって試合が出来たことは非常に嬉しいです。今は開幕戦と最終戦の2回ですが、またこのような機会を増やしていただけたら良いなと思います。またそれに(見合う)試合ができるように我々は準備したいと思います。また来年よろしくお願いします。
森山 迅都 キャプテン
前半に(2トライ)取ってから、自陣で関大さんにプレーさせ過ぎたという点で、自分達は敵陣でプレーするという事にフォーカスしていますので、この点が前半の反省点です。後半は逆に敵陣でのプレーする時間が多かったので良かったと思います。前半にモールで取られたのですが、後半は対処出来た場面もあり、修正力も上がってきたと思います。最後の最後にトライを取られて勝利を逃してしまった事は、摂南大学がこれから成長する上で、(課題として)重要な事だと思います。

11月19日(日) 京都産業大学 vs 同志社大学
マッチレポート
2023ムロオ関西大学Aリーグ第6節2日目、たけびしの第2試合は、昨日の第1日で全勝を守り勝点29とした天理大学に対して、勝点差6となりリーグ優勝の為には絶対に負けられない京都産業大学(以下、京産大)と、他力本願ではあるがまだ入替戦回避の可能性が残り、この伝統の1戦にすべてを掛けたい同志社大学(以下、同志社)の戦い。微風・晴れのコンディションの中、同志社SO10番嘉納一千のキックで試合が始まった。

試合開始からいきなり得点が動く。1分、同志社の自陣からの最初のアタックでパスミス。そのこぼれた所を見逃さなかった京産大WTB11番西浩斗が快走、左ポスト下にノーホイッスルトライ、5点を先制する。(ゴール不成功、5−0)
その後も京産大が同志社陣で試合を進め、10分に、LO5番ソロモネ・フナキが、右中間G前のラックの上を乗り越えてトライ、10−0(G不成功)とする。
しかし同志社もここからようやく反撃に入る。12分に初めて京産大陣に入ると、20分には、左22mL付近のスクラムから右に展開、WTB11番桃田涼平、CTB12番岡野喬吾、10番嘉納で京産GLに迫るが最後のパスが通らずにGLを越えられない。同志社ペースの試合の流れを変えたのは、京産大FL6番日吉健のナイスタックル。このタックルで同志社からペナルティを奪い、次のラインアウト(以下、LO)から、FL7番キャプテン三木皓正が抜け出し、5番フナキにつなぎ右隅にトライ。SH9番土永旭が難しいGを決めて17−0(25分)と突き放した。

29分には、右GL10mのLOからモールを押し込みPR 1番乳井大士が右中間にトライし22−0(G不成功)とする。
このまま京産大が得点を重ねていくかと思われたが、今日の同志社は違った。前半終盤に入って再びチャンスを迎えると、今度は取りきった。36分、右GL5mからのLOからラックサイドをFWで突いていく、7フレーズ目、PR 1番キャプテン山本敦輝が右中間にねじ込んだ。(10番嘉納G成功、22−7) 同志社が一本返して前半終了。

後半、京産大SO10番吉本大悟のキックでリスタート。前半同様にすぐに得点が動いた。 取ったのは京産大、 2分、同志社陣中央22mL付近のラックから右へ、FB15番辻野隼大からLO4番石橋チューカ、WTB14番松岡大河とつなぎ、ブレークして右中間にトライして29−7とする。(9番土永G成功)
同志社も盛り返す。9分、前半同様に右GL5mLOからモール、そのモールの真ん中をFL6番荒川駿が抜け出し右隅にトライ、10番嘉納がGを決めて29−14とする。12分にも同じく10番嘉納の50/22mのキックから京産GLに迫るが、ここは京産ディフェンスが粘り強いディフェンスで凌いだ。
20分まで同志社がペースを掴んでいたが、ここで京産大に大きなプレーが出る。自陣GL5mの同志社ボールLOで、そのボールをFWがもぎ取りBKへ、14番松岡が大きくゲインして同志社陣に入っていき、最後に11番西が中央にトライする。(9番土永G成功、36−14)続いて、26分、京産大FL20番シオネ・ポルテレの突進からラック、右に回して、10番吉本がブレーク、4番石橋、14番松岡で左にトライして43−14と大きなリードを取る。(9番土永G成功)

しかし同志社は諦めない。終盤は同志社のアタックが続き38分に実る。2本のトライと同じように左GL5mのLOからモールを押し込みHO16番長島幸汰がトライ、10番嘉納がGを決めて、43−21。ロスタイム43分にも、同じく右GL5mLOからモール、今度は左に回して10番嘉納が中央にトライ、嘉納がGも決めて43−28と詰めるが、ここでノーサイド。
京産大が勝利を収め勝点5を獲得した。今日の勝利で6勝勝点28とした京産大は、12月 2日花園で優勝をかけて、天理大学との全勝対決に臨む。

京産大は、終始リードを保ち危なげない試合運びではあったが、ペナルティーの多さ、特に後半での多さが気になった。天理大戦に向けて修正すべき所。
同志社は、この敗戦で残念ながら8位が決定、入れ替え戦に廻る事になった。しかし今日は、なかなか調子の上がらない今シーズンの中、収穫のある試合であった。特にFWで京産大FW相手に3本取り切った事は大きい。最終節の関西学院大学戦、入れ替え戦では、FW・BK一体となった同志社のアタックを見せてくれるだろう。
会見の様子
同志社大学 宮本 啓希監督
2週間チームとしてどういうゴールに向かっていくのかを設定して、自分たちがやってきたことをどう出すのか、ということでスタートしました。今日トライを取れたモールやスクラムで優位に立てたと、準備していたことは出してくれたと思います。ただ一瞬のスキで取られてしまいゲームのメンタルがなくなってしまうというところが敗因だと思います。2週間ありますのでゴールは変えずに次の関学戦に向けて準備していきます。
山本 敦輝キャプテン
天理戦に負けて2週間何ができるのか考えたときにフィジカルの強い京都産業大学というチームに対してセットプレーとブレイクダウンの強化をやり続けました。それは今日の試合で体現できたと思います。また、監督がおっしゃった通りに一瞬のコミュニケーションのミスでトライを許してしまったのが敗因だと思います。

Q. 今日の敗戦で入替戦と最下位が決まったことについて?
宮本監督
すべて私の責任です。若い学生がどういう風に感情を処理したら良いのか難しい中で、前を向いて頑張ってきたので、この2週間の準備には満足していますが、この結果については私の責任です。
Q. ゴールとはどのようなものなのか?
宮本監督
2週間前に準備をスタートするときに、学生たちが「THE 同志社」という言葉を出してくれました。同志社のミッションである、応援したい、同志社でラグビーをしたいと思ってもらえるようなラグビーをする、勝ちへの執念を表現するということで、次の試合、入替戦も変わらずにやっていきます。
Q. どのように感情処理して取り組んできたのか?
山本キャプテン
簡単ではないですが、自分たちのやりたいラグビーを全力で楽しんでやり続けるというところにフォーカスしていくと心が安定します。
Q. 「THE 同志社」に込めた思いは?
山本キャプテン
ずっと応援してくれている人たちに、恩返しではないですが感動してもらうことが責任だと思っています。それが同志社だと思っています。その意味を踏まえて「THE同志社」とゴールを設定しました。
Q. 次の試合に向けて?
山本キャプテン
2週間自分たちのやりたいラグビーを考えてきて、今日それが出せたところもあるので、もう一回みんなで話し合って何ができて何ができてなかったか考えて全力で楽しんでラグビーをします。
京都産業大学 廣瀬 佳司監督
簡単なゲームにはならない、タフなゲームになると思っていました。前半の立ち上がりから三木を中心にFWが前へ出て、ディフェンスもよく前へ出て主導権を握ってくれましたので、いいラグビーができたと思います。しかし、後半は反則の繰り返しでゴール前でのデフェンスが多く、その辺が課題だと思っています。次の天理戦に向けて2週間しっかり準備して臨みたいと思います。
三木 晧正キャプテン
同志社大学さんの伝統と歴史を見て、今期の成績は関係ないと思ってしっかり準備してきました。前半は自分たちらしいラグビーができたのですが、後半は反則から自陣にくぎ付けにされてスコアを許した場面があったので、そこが課題だと思います。次の天理戦に向けて修正していきます。

Q. 天理大学との全勝対決に向けて、今日の試合で生かせるところは?
三木キャプテン
京産はいつもゲームの入りが悪いので、前半から全開で行けたのはプラスの部分です。
Q. 後半の反則が多くなった時の修正は難しいものなのか?
三木キャプテン
分析通り、同志社さんは皆でまとまって勢いがついたら怖いチームだと承知していました。そこをうまく止められずに不用意な反則を続けてしまいました。毎試合ゲームの中で修正していますが、今日はそれ以上に同志社さんのアタックが素晴らしかったと思います。
Q. 次の天理戦に向けて?
三木キャプテン
自分たちの100%を出さないと勝てない相手だと思っています。春からやってきたことと関西リーグで積み上げてきたことをベースに、ひたむきな姿勢を前面に出していきます。
廣瀬監督
天理大学はしり上がりに調子を上げてきており、まとまっていると感じています。2連覇していますが、チャレンジする気持ちで臨みたいです。非常にタフなゲームになると思うので、しっかり準備して勝ちたいと思います。
Q. 西 浩斗選手の評価は?
廣瀬監督
アタックはスピードもついてきましたし、特にディフェンス面で信頼しています。去年より成長したと感じています。
Q. 同志社の伝統、歴史をどのように感じるか?
三木キャプテン
日本で3番目に古いチームで、関西制覇を自分たちの8倍しているし連勝記録も持っています。我々はその伝統を倒すために自分たちの歴史を作ってきました。自分たちの目標は日本一ですが、今日はそれを忘れて打倒同志社で昔の自分たちに戻ろうと話しました。
Q. HB、FBのキックの評価は?
廣瀬監督
HBの土永の左足は正確性も飛距離もありますので戦術に織り込めています。SOの吉本はキック力がありFWを前に出せます。FBの辻野はSOもできますし攻撃のかなめになっています。この縦のラインの成熟度が増せばもっと攻撃の幅が広がると思います。
11月19日(日) 立命館大学 vs 関西大学
マッチレポート
2023ムロオ関西大学ラグビーAリーグ第6節、後半の2試合は晴れ、微風のたけびしスタジアム京都で開催された。
第一試合は立命館大学VS関西大学が対戦。
立命大と関西大共に1勝4敗と負け越している。立命大は得意のアタッキングラグビーで勝利に導きたい。関大はデフェンスもスクラムも好調を維持。お互い前節では惜敗を喫したが最後まで諦めない姿勢を貫いた。入替戦回避の為にも互いに負けられない一戦。

風上から攻める立命大SO⑩山下真之介のキックで試合開始。
最初にチャンスを掴んだのは関西大。3分にゴール前8m右ラインアウトからサイドを攻め最後はPR①宮内慶大がゴールポスト左に先制トライ、GKもSO⑩池澤佑尽が成功。0-7
7分、再び関大が立命大の22m右ラインアウトから投げ込まれたボールをFL⑥中川一星が奪い、パスを受けたHO②キャプテン垣本大斗からSO⑩池澤に渡り、ノールックパスを受けたWTB⑪立石和馬がデフェンスをかわしゴールポスト左にトライ、GKもSO⑩池澤が成功。0-14
攻撃の起点となるラインアウトボールを奪われ苦しんでいた立命大だが16分、ハイタックルのペナルティからタッチに蹴り出しゴール前22mラインアウトからパスを繋ぎ、HO②安部薫平からSH⑨北村瞬太郎にSO⑩山下からCTB⑫中村颯汰にCTB⑬江川剛人からパスを受けたFB⑮吉本匠希が左中間にトライ、GK不成功。5-14
22分、再び立命大がハイタックルのペナルティからタッチに蹴り出しゴール前10m左ラインアウトからモールを形成し、最後はラックからPR③前川和輝が左隅にトライ、GK不成功、追い上げる。10-14

31分、関大がノットリリースのペナルティからタッチに蹴り出し自陣10mラインアウトからモールを形成し、HO②垣本が突破しFL⑦奥平一磨呂からSO⑩池澤に渡りキックパスを受けたWTB⑭澤口飛翔がデフェンスをかわし左隅にトライ、GK不成功。10-19
関大もゴール前まで攻め込むが立命大HO②安部のジャッカルでチャンスを潰す。
38分、立命大がハイタックルのペナルティからタッチに蹴り出しゴール前15m右ラインアウトから左に展開しSH⑨北村からSO⑩山下にCTB⑫中村からパスを受けたWTB⑪三浦遼太郎が左隅にトライ、GK不成功。15-19
42分、関大がノットロールアウエイのペナルティからショットを選択し35m左中間PGをSO⑩池澤が成功。関大が22-15とリードして前半終了。

関大SO⑩池澤にキックで後半開始。
開始5分、立命大がオーバーザトップのペナルティからタッチに蹴り出しゴール前5m左ラインアウトからモールを形成しサイドを攻めラックからSH⑨北村からSO⑩山下に渡り最後はCTB⑫中村がギャップをついて右中間にトライ、GKもSO⑩山下が成功、同点とする。22-22
13分、今度は関大がペナルティからタッチに蹴り出しゴール前10mラインアウトから強力なモールで押し込み最後はHO②垣本が左中間にトライ、GK不成功。22-27
26分、立命大が敵陣10m左ラインアウトからフェーズを重ねゴール前からCTB⑫中村のパスを受けたFB⑮吉本が右中間にトライ、GKもSO⑩山下が成功、立命大が初めてリードする。29-27
30分、関大リスタートのキックを立命大が蹴り返したボールをチャージした途中出場LO⑲中村将人がそのまま拾いゴールポスト右に逆転トライ、GKもFB⑮﨑田士人が成功。29-34
立命大もSO㉒キャプテン森駿太が出場しリズムをつくり攻め続けるがゴールまで届かず時間が経過したがロスタイムにオフサイドのペナルティからタッチに蹴り出しゴール前5m左ラインアウトからの最後の攻撃にかけたが、投げ込まれたボールが奪われ、タッチに蹴り出されノーサイドを迎えた。
関西大学が34-29として勝利。

関西大学は勝点を9にし、立命館大学も勝点8となったが、お互い最終節まで順位が決まらない状態が続き今日の勝敗では入替戦回避にはならなかった。
POMには素晴らしいチャージに成功し勝利に貢献した関西大学LO中村将人選手が選ばれた。

会見の様子
立命館大学 鬼束 竜太ヘッドコーチ
前節の敗戦から3週間、リーダー陣と選手がどう戦うかをしっかり話し合い、いい形で練習ができました。試合になると相手の存在があるため、ただ粘り強く戦って後半の中盤でしっかり逆転できたことは誇りに思います。ただ、最後に残念な形で敗戦してしまいましたが、これもラグビーだと思いますので、下を向くことなく、なんとしても入替戦は回避したいと思います。次の試合に向けてしっかり準備したいと思います。
森 駿太キャプテン
4年生中心に悔いのない3週間を過ごしてきましたが、結果としてそれが形にならなかったのは本当に悔しいです。自分がキャプテンとしてスタートに立てず、リザーブから出場してもチームに勢いを付けるべきでしたが、悪い流れになってしまい、自分の力不足で皆に申し訳ない気持ちでいっぱいです。
Q.勝ち点5を取れば入替戦回避という試合で、どのようなゲームプランで臨んだのか?
鬼束ヘッドコーチ
勝ち点5も大事ですが、まずは勝つことが前提でした。関西大学さんの戦術を想定し、こちらのプランを皆が理解して進めてきましたが、ミスからの反則でリズムを崩し、序盤の失点につながりました。そこから追い上げるのは大変なので、先手を取りたかったです。ただ、継続してアタックすれば得点できると皆が理解しているので、自信を持って取り組むべきでした。しかし、残念ながらボールを手放して得点につながらなかったと思います。
Q.ラインアウトでかなり狙われていたと思うが?
鬼束ヘッドコーチ
相手が競ってくるのは想定していましたが、相手が上手で、その中での対応力が不足していたと思います。
Q.森キャプテンをリザーブにしたのは?
鬼束ヘッドコーチ
前節の試合で、スタートで森が出ていましたが、後半に山下と福本がハーフ団になってからテンポが変わりました。キャプテンを信頼していますが、プレッシャーからいいパフォーマンスが出せていなかったので、本人やリーダー陣と話し合い、前節の勢いを考慮して今回は山下を起用しました。どちらが出ても差はないですが、今回は山下を使いました。
Q.次の試合に向けて
森キャプテン
入替戦回避のために勝つことが最優先です。4年生中心に、この4年間の集大成を出したいと思います。
関西大学 佐藤 貴志監督
チームとして負けが続いており、入替戦が見えている中でしっかり勝ち切って、自力で入替戦に行かないという姿勢で挑みました。また、立命館さんとは三十数年勝っていないので、この代で新しい歴史を作るという気持ちで臨みました。その中で自分たちのラグビーができた時間とできなかった時間がありましたが、リーダーたちがしっかり修正して勝ちきってくれて嬉しく思っています。
垣本 大斗キャプテン
32年間立命さんに勝てていない中で、「今年は絶対に勝つ」と常に言っていました。前節の近大戦では細かい部分のミスが多かったので、その修正を2週間してきました。試合の展開では初めに先制したのは良い感じでしたが、気の緩みから立命さんに連続して得点されましたが、最後に勝てたのは良かったと思っています。

Q.30数年勝てていない立命館戦に対して、どのように選手の気持ちを高めていったのか?
佐藤監督
立命館さんだけでなく、関西大学をコーチングする上で、選手に自信を持ってほしいということを大事にしています。そして、対策を練り、いい準備をしてきたことを自信を持って立命館さんにぶつけることが大切です。
Q.立命館に対する苦手意識は?
垣本キャプテン
正直ありましたが、それはいったん忘れて、「今年は勝つ」という目標を持ちました。100周年ということもあり、自分自身キャプテンとして何か残せるかと考えたときに、勝利がなかったので、絶対に勝って、他の人から見ればただの1勝かもしれませんが、自分たちにとっては価値のある1勝を挙げて嬉しいです。
Q.奥平一麿呂選手の起用について?
佐藤監督
先週のジュニア戦を見て判断していますが、長いリハビリ期間の姿勢も素晴らしかったですし、自分たちのセレクションポリシーであるコンタクトの部分でもチームで上位に入る力を持っているので、自信を持って選びました。
Q.最終節に向けて
垣本キャプテン
セットプレーの部分では、試合の途中から相手にやられる場面があったので、スクラムやモールの修正と、反則が多かったので規律の部分を見直して、次戦に臨みたいと思います。
11月18日(土) 天理大学 vs 関西学院大学
マッチレポート
2023ムロオ関西大学ラグビーAリーグ第6節、前半2試合の第二試合は晴れ、弱風の天理親里競技場で開催された。
雷鳴の影響で開始時間が30分遅れての第二試合は天理大学VS関西学院大学が対戦。
天理大は開幕から5連勝、勝点24を獲得し危なげない戦いが続いている。
スクラム、アタック、デフェンスも素晴らしく控え選手のレベルアップにも取り組み3年ぶりの関西制覇に向けても負けられない一戦。
関学大は4勝1敗、勝点17を獲得。前節京産大に敗れはしたが、安定したスクラムとバックスの展開力を兼ね備えており、粘り強い戦いに期待したい。

関学大SO⑩齊藤綜馬のキックで試合開始。
6分、最初にチャンスを掴んだのは天理大、オフサイドのペナルティからゴール前5m左中間スクラムからサイドを攻め最後はPR③松野楓舞がゴールポスト右に先制トライ、GKもSO⑩筒口允之が成功。7-0
21分、今度は関学大が敵陣20m右中間スクラムからFL⑥キャプテン兪瑛士が中心となり攻めハイタックルのペナルティからショットを選択しゴール前24m中央PGをSO⑩齊藤が成功。7-3
23分、再び関学大がオーバーザトップのペナルティからショットを選択しゴール前5m中央PGをSO⑩齊藤が続けて成功、追い上げる。7-6

33分、天理大がゴール前20m左中間スクラムから押し込みサイドを攻めSH⑨キャプテン北條拓郎からCTB⑬マナセ・ハビリCTB⑫に上野颯汰から再びSH⑨北條のパスを後方から縦に突進してきたNO8⑧パトリック・ヴァガタが相手をなぎ倒しゴールポスト右にトライ、GKもSO⑩筒口が成功。14-6
その後も天理大はゴール前まで攻め込むが関学大の厚いデフェンスを崩せず前半が終了。

日差しがグラウンドを照らし始めた中で天理大SO⑩筒口のキックで後半開始。
9分、天理大がハイタックルのペナルティからキックで蹴り出しゴール前5m左ラインアウトからHO②寺西翔生のボールキャッチしたLO⑤渡邉完徒がモールを形成し最後尾のHO②寺西が押し込み左中間にトライ、GKもSO⑩筒口が成功。21-6
関学大もゴール前まで攻め込むがラインアウトミスなどでチャンスを潰す。
34分、天理大がオフサイドのペナルティからキックで蹴り出しゴール前22m左ラインアウトからパスを繋ぎ中央まで持ち込み最後はSH⑨ 北條のパスを受けたPR③松野がボールをお手玉しながらゴールポスト下にトライ、GKも途中出場SO㉒中村仁が成功リードを広げる。28-6
最後まで諦めないラグビーを目指す関学大はトライを奪いにアタックを再々仕掛けるが天理大の厚いデフェンスに苦しみ得点を奪えずノーサイドを迎え、
天理大が28-6で勝利。

天理大学は開幕から6連勝、勝点29を獲得し、3年ぶり関西制覇に向けて最終戦の京都産業大学に挑む。
関西学院大学は敗れはしたが、リーグ戦3位以内と2019年以来4年ぶりの全国大学選手権出場を確定した。
POMにはゲインラインを再三突破し勝利に貢献した天理大学NO8⑧パトリック・ヴァカタ選手が選ばれた。

会見レポート
関西学院大学
小樋山 樹監督
天理大学さんに対して「勝つ」という気持ちでのぞんだので、こういう結果になってしまったのは悔しいです、デフェンスはよく頑張っていたと思いますが、アタックでのミスやセットプレーで負けている部分があって、なかなか攻撃する機会がなくこういう結果になってしまったと思います。
次ぎの同志社戦や大学選手権に向かってそこを修正していかないと勝てないのでしっかり修正していきたいと思います。
兪 瑛士キャプン
天理、京産に絶対に勝つという気持ちで、2月にBEAT(打ち負かす)というスローガンを掲げて、1年間やってきたことを実らすためにも「絶対に勝たなければならない」と皆と言ってきましたが、セットプレーとブレイクダウンでのファイトのところで相手のほうが上手だったので、そこで受けてしまったのが敗因だと思います、次の同志社戦に向けての課題が明確になったので、兵庫に帰って修正していい結果を出したいと思います。

Q.4シーズンぶりの大学選手権に向けて?
小樋山監督
率直にうれしい気持ちですが、負けに行くわけではなく、勝ちにいくためには今日出た課題をしっかり修正していかないと、天理さんとか本当に強い相手に対して自分たちのラグビーを見せられるように、同志社戦に向けて2週間しっかり準備していきます。
兪キャプテン
嬉しいのですが、今日の天理戦にしろ、前節の京産戦にしろ、しっかり勝たないと大学選手権では勝てないと思いますが、負けてしまったので正直に言って不安はあります、次の同志社戦が次につながる重要なゲームになるので、一から立て直してやっていきたいと思います。
Q.ブレイクダウンのところで天理大が上回っていたと言うが、具体的にどういった所?
兪キャプテン
アタックのところではONE KILL(キル)、と言って一人一殺でオーバーが捕まえて殺し切ろうと言っていますが、相手のフィジカルが強くてなかなかできないシーンが多くて、そこでノットリリースを取られてしまって、またデフェンスではブレイクダウンでは前に出られてバトルできなかったと思います。
普段からコンタクトの練習がある日は、かならずワンキルと言って練習していますが、まだ個人での意識の差があるので、そこを修正させて、選手権では勝てるように頑張っていきます。
天理大学
小松 節夫監督
試合時間が遅れ(前の試合が雷で中断したため)、グランド状況が悪く、その辺を心配してゲームに入りましたが、関西学院さんの速いいいタックルでプレッシャーを受けて自分たちのラグビーが出来なかったと思います。
その中でも相手をノートライ押さえて、硬いゲームをしてくれたと思いますが、相手のハイボールの対応など含めてもう少しゲーム運びのところを詰めていきたいと思います。
北條 拓郎キャプテン
ボールが滑る状況でミスもあったのですが、トライを重ねてボーナスポイントもとれたことは大きいと思います、またデフェンスでも相手をノートライに抑えられたので、反省点もあるが自信を持っていいところもあるので、次の京産戦に向けていい準備をしていきたいと思います。

Q.ここまで6試合戦ってきてチームはどのように変わってきたか、また最終戦に向けて?
小松監督
開幕の時は結構点の取り合いで、デフェンスがあまり上手くいっていなかったように感じたが、試合を重ねるごとにその辺が改善されてきて、簡単に取られないようになってきたという感じです、スクラムも安定してきたので、最終戦はお互いにこだわりのある中で、セットプレーの優劣がキーポイントになると思います。
北條キャプテン
うちは走れるFWもいて、またデフェンスは試合を重ねるごとによくなっているので、自信を持ってやれると思います。
Q.今日のゲームで、もう少し機能してもらいたいという選手は?
小松監督
やはりゲームリーダーであるハーフ団とフルバックがもう少しゲームをコントロールしてくれれば、特に今日の関西学院さんはハイボールを多く上げてきて、その攻防のところでうまくいっていなかったので、そこでどうしていくのか、もらったペナルティーをどう活用していくのか、ミスの後にどういったプレーを選択するのか、もちろん全員が考えなければならないのですが、リーダーたちがしっかり目標を示して声をかけていかなければいけないですが、そのあたりが今日は上手くいかなかったと思います。
北條キャプテン
関西リーグが始まってからこういうコンデションでの試合は始めてだったので、FWのパスミスとかパニックになってしまった所もあって、そこは自分もそうですが、SOの筒口や、FBの上ノ坊がコントロールしていくべきだったと思います。
Q.松野選手がいい時間帯でトライを取りましたが彼の評価は?
小松監督
体は小さいですが、スクラムも強く、フィールドプレーも器用なところがあるので面白いプレーヤーだなと思っています。
北條キャプテン
スクラムでは信頼していますし、気が強いし明るくてコミュニケ―ションも取りやすく、セットプレーでは信用しています。
Q.BKのポジションを変えている意図は?
小松監督
複数のポジションができる選手が多いので、一番いい形を探しているということもないのですが、怪我の問題もあり今回はこのメンバーで行ってみようかと、結果いろんなところを試しているように見えますが、可能性のあるベストの選択をして、それが試合でどうなるかと見ながら選手権の準備をしているところかなと思います。
Q.関西を連破してきたときのようなゲームの支配が出来ているように感じるが?
小松監督
うちの強みを生かせるゲーム運びをしたほうがさらにいいところが出ると思います、せっかくそういうものを持っていながら、例えば相手陣でマイボールのスクラムやラインアウトが少ないとか、これはゲーム運びなど自分たちのミスが原因なのでそういうところの精度を上げていければもっと自分たちの強みが出せると思います。
Q.次の京産戦はどういうゲームになると予想するか?
北條キャプテン
FW勝負になると予想しています、セットプレーが安定していますので、そこでプレッシャーをかけるのがうちの強みであるので、そこを押し出しながらハーフ団でゲームを支配していくイメージでやっていきたいと思っています。
ここ数年いい結果を出せていないので、関西1位を狙いに行きます。
11月18日(土) 摂南大学 vs 近畿大学
マッチレポート
摂南大学と近畿大学の対戦。ここまで2勝3敗(勝点8)、どちらも、勝って勝ち点5を獲得すれば大学選手権につながる、負ければ入替戦の可能性もあるという大事な一戦。
寒冷前線の影響で昨夜から雨、かつ、朝から冷える、冷たい雨が降るコンディションの中、摂南大のキックオフでスタートした。
序盤、キック合戦でエリア取りの攻防シーンが多くなるが、冷たい雨の影響からかボールがすべりノッコンやタッチキックミスが目立ち、双方なかなかスコアにつなげられない。7分には、近大がゴール前22M中央付近でPKの機会も得るが、ショットを選択せずトライを獲りに行く選択をする。だが、トライに繋がらない。

スコアが動いたのは、26分。近大は右中間ゴール前5Mスクラム、NO8⑧古寺直希からSH⑨渡邊晴斗で左オープンへ振ると見せかけるも、右ブラインドサイドのFB⑮西端玄汰にパス、大外のWTB⑭植田和磨に繋ぎそのまま右隅に飛び込み待望のトライ。(0-5)
前半終盤には、摂南大WTB⑭マイケルズ・カストンがドリブルでゴールまでボールを運び、押さえれば同点か逆転というシーンもあったが、スコアできずロースコアのまま前半が終わる。

12分のハーフタイムを挟み後半開始かと同時に雷が鳴り、ここで30分後の試合再開の判断となる。
約40分遅れて後半開始。近大のリスタートキックで始まる。
小雨にはなったものの、グランドコンディションとしてはあまり変わらない。
15分にスコアが動いた。今度は摂南大、ゴール前20MラインアウトでLO⑤ヴェティ・トゥポウがキャッチ、そのままゴールラインに向かって抜け出し左中間まで走り抜けトライ。GKはSO⑩大津直人が決めて逆転。(7-5)
19分、次は近大、ゴール前5Mラインアウトからモールのあとラック、そこからPR蔡唯志が押さえ込み逆転。(7-10)

24分、次も近大、敵陣10M・22M間のラインアウトから数フェーズ重ね、HO②平沼泰成やLO④中田悠生のゲインでボールをゴール前に運び、最後はFL⑥中村志がゴールポスト左へ飛び込みトライ。GKはSO⑩半田裕己が決めてリードを広げる。(7-17)
ここからは、勝ち点5獲得のために何としてもあと1つトライが欲しい近大と、逆転勝利、少なくとも7点差以内にスコアを詰めたい摂南大の攻防となる。
摂南大は、得点機会は巡ってくるもののミスでチャンスを逃す。
近大は、決定的なトライチャンスが2回あったが、摂南大のDFに阻まれる。
そのままスコアは動かずゲームセットとなった。

POMには、低いタックルと勝利を決めるトライと活躍した近大FL⑥中村志が選ばれた。

会見レポート
摂南大学
瀬川 智広 監督
非常に寒い中での試合でした。選手達はよく頑張りましたが、プレーの一つ一つの精度で近大さんの方が上だったというのが正直な感想です。
大学選手権を目指して勝点5を取るというのが今日の目標でしたが取ることがで出来ませんでしたので、次節が最終節になりますが、しっかり切り替えて準備したいと思います。本日はありがとうございました。
森山 迅都 キャプテン
(試合の中で)自分達のミスで自分達のペースを潰してしまっている場面が多かったです。目標としているダイナミックブレークダウンをする為の過程の中でミスが起こってしまい、うまく乗り切る事ができずに(自分達で)何がしたいのかがあまり分からない試合になってしまいました。
今日の負けから第7節の関西大学戦に向けて(しっかり)修正する事を考えます。

近畿大学
神本 健司 監督
本日はありがとうございました。当初の予定では、このような悪天候になるとは思っていませんでした。実際、2日前の練習では試合の時には雨が止んでいる事を予想して、(大学選手権出場の為に)3トライ差以上の勝点5を目指して準備して来ました。
しかし本日(を向かえて)、雷雨も重なった悪天候の中、ミスが増えるだろうという事も含めてセットピースが勝負になると、みんなで申し合わせて(試合に)臨みました。そのセットピースで、マイボールラインアウトの精度はもう一つでしたが、スクラムで優位に進める事が出来たのが(今日の)勝因だったと思います。
残念な事に、あれだけ相手陣に入って行きながら、3トライ差をつける事が出来ずに勝点5を取る事が出来なかったのは本当に悔しいです。
(今日の)環境の中で、学生達は80分間しっかり戦ってくれました。(特に)半田キャプテン以下4年生が来季に繋がるような試合をしてくれました。
これで4位以下が確定してしまったのですが、最終節はさらに来季に繋がるような試合をしたいと思います。
半田 裕己 キャプテン
予想以上に悪い天候の中で、FWがセットプレー特にスクラムで頑張ってくれて、自分達の流れに持って行けたのが(勝てた)要因だったと思います。また、雷で30分の中断後の試合再開の入りでも、良い形に持って来れて自分達のアタックが出来たと思います。

Q.大学選手権出場と入れ替え戦も無くなった中で次節へのモチベーションはどう維持されますか?
半田キャプテン
まずは勝利する事です。後は、後輩達に良い形で繋げるか、財産を残せるかにフォーカスしたいと思います。
11月5日(日) 同志社大学 vs 天理大学
マッチレポート
ここまで開幕4連敗の同志社大学が開幕4連勝の天理大学に挑む一戦。
気温27度と11月とは思えない夏日、風上の同志社大のキックオフで始まった。
開始早々、天理大は相手ハイタックルのペナルティからゴール前7Mのラインアウトを選択し、得点の機会を得る。天理大はモールを押し込むが、同志社大のモールデフェンスに阻まれる。
その後4分、同志社大のドロップアウトキックを、天理大は敵陣10M付近でキャッチ、NO8⑧パトリック・ヴァカタやFB⑮上ノ坊駿介のゲインで22M内まで運び、ラックを形成、こぼれ球を⑧ヴァカタがピック、そのままゴールポスト下まで駆け抜けトライ。GKはSO⑩筒口允之がきっちり決めてあっさりと先制する。(0-7)
7分、同志社大のリスタートキックを自陣22M内から⑧ヴァカタやCTB⑫和田雄翔のビッグゲインで敵陣ゴール前まで運ぶ、最後は右サイドから走り込んできたWTB⑭上野颯汰が右中間にダイブトライ(GK成功)の追加点。(0-14)
この後、同志社大がラインアウトモールで天理大ゴールに迫る場面もあったが、天理大のDFに阻まれる。

20分、天理大はHLでのラインアウト起点から、相手のハイパントキャッチミスを⑮上ノ坊からHO②寺西翔生、そしてCTB⑬マナセ・ハビリとパス、そのまま左中間にトライ。(0-19)
27分、同志社大が再度ゴールラインに迫り、ラインアウトモールからトライを狙うも、天理大のDFに阻まれる。
その後29分、天理大は敵陣から一気に敵陣までエリアを戻し、最後は⑬ハビリがトライ(GK成功)で引き離しにかかる。(0-26)
天理大は体をしっかり当てながら1対1で相手に勝ち、確実にゲインを図っていく。
37分には、キャプテンSH⑨北條拓郎の切れのあるランで追加トライ(GK成功)。点差を付けて前半を終える。(0-33)

後半は天理大のリスタートキックで始まる。
後半、最初のスコアは同志社大。7分、ゴール前まで迫り、ゴール前5Mのペナルティから、SH㉑藤田海元がPからGOの判断、FWで一つポイントを作り、右へ展開、CTB⑫岡野喬吾にボールを配球、そのまま右隅にトライ、追い上げのスタートとなるか。(5-33)
続けてすぐにトライが欲しい同志社大だったが、後半20分以降は、また天理大のトライラッシュが始まった。
21分⑬ハビリ、30分HO⑯稲嶺翔太、33分⑧ヴァカタ、41分WTB⑪藤原竜之丞とトライ。最後はSO㉒中村仁がGKを決め、大差で試合を終えた。(5-59)

天理大は、前節の立命館大からギアが入り始めている。後半の前半は少し集中力が落ちて攻守とも甘くなる時間帯もあったが、大学選手権に向けてさらに進化してほしい。
同志社大は、開幕5連敗となってしまった。前々節、前節と接戦を落とし白星に恵まれなく元気がなかった。ぜひ、切り替えてあとリーグ2試合、本来の力を発揮してほしい。
POMには、キャプテンシーを存分に発揮した天理大SH⑨北條拓郎が選ばれた。
会見レポート
同志社大学
宮本 啓希監督
2週間難しい中でフィジカルのところを準備してきました、天理さんはシンプルに前で当ててスペースを作って、と王道のラグビーをされますので、そこに対してやりあえないといけないと、体のきつい中で準備してきたのですが、そこに天理さんの上手さもあり、この結果になってしまいました。
山本 敦輝キャプテン
フィジカル勝負になるなと準備してきましたが、天理さんのオフロードの技術だったり、その辺のところで前半後手を踏んで、そのまま行かれてしまったという感じです。
・負けが続いてつらいと思うが、前を向く材料は?
山本キャプテン
気持ちは落ち込んでいるがマインドセットなど自分たちがコントロールできるところをしっかり作っていきたいと思います、FWで通用したところもあるのでそういったところを伸ばしていきたいです。
・連敗の要因は?
宮本監督
要因はいろいろあると思いますが、春からやってきている強みを出すことが出来ていないところだと思います、部員もいい時の状態はわかっているので、今日の試合に関しては、後半は二人でしっかりタックルしてブレイクダウンでボールに絡めて得点を与えなかった場面もがありましたが、それが出せてない時間帯があり、そこを埋めていこうと思います。
・試合の出だしの部分でのデフェンスについてと今後どのように修正していくのか?
山本キャプテン
1対1の場面でのタックルミスでゲインされて、うまくスキルを使われたという感じで、そこのクォリティをどれだけ上げるか、また最初からどのようにチームの流れを作っていくかを共有していいイメージを持っていくことです。
宮本監督
前半の最後にゴール前で守り切ったところがキャプテンのいうマインドセットだと思います、それを前半の最初から出していく事が次のゲームに向けて大事なところだと思います、次の京産さんとの試合がいいゲームになるように準備します。
天理大学
小松 節夫監督
同志社大学さんとは去年のリーグ戦、今年の春のトーナメントと2連敗していますので、今日はきっちりと、うちらしいラグビーをして勝ちたいと思ってのぞみました、前半はボールが動いてトライを取れましたが、後半に入りが悪くて20分くらいは自分たちのペースで出来なかったところが反省点かなと思います、流れの中で自分たちのペースを取り戻せるように声を掛け合っていいラグビーをしないとこれから先のシーズンを見たときに(厳しいな)という気がしたので、その点はしっかり修正して次のゲームにのぞみたいと思います。
北條 拓郎キャプテン
同志社さんにはリベンジという気持ちでのぞみました、後半は自分たちのペースに持っていくことが出来ず、ミスも続いて失点してしまいました、まだまだ成長していけると思いますので、修正してあと2節頑張っていきたいと思います。
・春の負けで何を学んで、今日は何を出せたか?
北條キャプテン
春はBKがボールを下げたところでミスした部分が多かったので、今日はボールを下げずに前へ出ようと意識しました。
・キックのプランは?
北條キャプテン
中盤でテンポが出なければ上にあげてコンテストしていくというプランでした。
・春に対戦した同志社と今日の違いは?
北條キャプテン
フィジカルの部分は強化してきたので、今日はコリジョンの部分やセットプレー、特にスクラムで優位に立てていました。
・前節の試合から選手を入れ替えたのは?
小松監督
怪我があったり、調子が悪い選手がいたりで、層を厚くしたいということで複数のポジションをさせて、最終的にいろんなことに対応できるようにしています、上手くいっている部分もあったのですが、ミスがあったときに軽いプレーを選択したり、ボールを下げないようにしている中で後ろでミスしたり、つなぎのところで軽いプレーがたくさん出たので、その辺は修正しなければいけないと思います。
11月5日(日) 近畿大学 vs 関西大学
マッチレポート
2023ムロオ関西大学ラグビーAリーグ第5節,後半の2試合は晴れ微風で季節外れの暑い中、鶴見緑地公園競技場で開催された。
第一試合は近畿大学VS関西大学が対戦。
近大は開幕から1勝3敗、勝点4を獲得している。
前年度の上位校との戦いも終わっており、安定したスクラムとラインアウトで自分達の強みを出して戦う。
関西大も1勝3敗、勝点4と近大と同じ条件となっているが、強化したスクラムが近大にどこまで通用するかにかかっている。
お互いに勝利し上位進出を目指したい。

近大SO⑩ゲームキャプテン半田裕己のキックで試合開始。
開始3分、最初にチャンスを掴んだのは近大、ゴール前20m左中間ファストスクラムから展開しSH⑨福山太陽からSO⑩半田にCTB⑬藤岡竜也からCTB⑫嶋竜輝に渡り最後はWTB⑭植田和磨が右隅に先制トライ、GK不成功。5-0
関大は再三ゴール前まで攻め込むが得点を奪えず苦戦したが、20分、近大のキックをチャージした関大WTB⑪立石和馬がタックルも行い相手を倒しフォローしていたCTB⑬吉良陸人が左中間にトライ、GK不成功。5-5
31分、再び関大がハイタックルのペナルティからショットを選択し38m右中間のPGをSO⑩池澤佑尽が成功、逆転。5-8
44分、近大がゴール前5mオフサイドのペナルティからクイックタップでNO8⑧古寺直希が突進しSH⑨福山からパスを受けたキャプテンHO②平沼泰成が右中間に逆転トライ、GK不成功。10-8
前半は近大が10-8とリードして終了。

関大SO⑩池澤のキックで後半開始。
4分、近大が敵陣15m右ラインアウトからフェーズを重ね、ゴール前5mからSH㉑途中出場の渡邊晴斗からSO⑩半田に渡りパスを受けたWTB⑭植田が右中間にトライ、GK不成功。15-8
暑さのせいか、ハンドリングエラーが多くお互いにチャンスを潰す。
19分、再び近大が自陣中央からパスを繋ぎSO⑩半田からHO②平沼にFL⑦岩本圭伸からパスを受けたWTB⑭植田が再び巧みなステップでデフェンスをかわし、50mを走り切り右中間にトライ、GKもSO⑩半田が成功。22-8

31分、攻撃のテンポを上げリズムを摑む関大はオーバーザトップのペナルティからキックで蹴り出しゴール前5mラインアウトからHO②キャプテン垣本大斗からの素晴らしいボールをキャッチしたFL⑥中川一星のパスを受けた途中出場の⑳雨谷陸椰がモールの最後尾から左中間にトライ、GK不成功。22-13
37分、再び関大がオフサイドのペナルティからショットを選択し20m左中間PGをSO⑩池澤が成功、追い上げる。22-16
3トライ差をつけて、勝点1を上積みしたい近大はゴール前まで攻め込むが関大の厚いデフェンスに阻まれトライを奪えず苦戦する。
ロスタイムになっても攻め続ける関大はノットリリースのペナルティからボールを蹴り出しゴール前13m左ラインアウトからモールを形成しサイドを攻め続け中央まで持ち込みトライを獲りに行くが今度は近大のデフェンスに阻まれノットリリースボールでチャンスを潰し、逆転出来ずノーサイド。
近大が22-16と勝利。

近大は勝点4を加えトータル8とし上位進出の可能性を残し次節に臨む。
関大も善戦し最後まで諦めない戦いをしたが、次節からは入替戦回避など複雑な勝負をしなければならなくなった。
POMには3トライと勝利に大きく貢献した近畿大学WTB⑭植田和磨選手が選ばれた。

会見レポート
関西大学
佐藤 貴志 監督
今日は自分達がボールを持つ時間が長かった中でスコア出来なかった事が、後半に響ました。(その原因は)自分達のミスであり、この点は悔やまれます。
ただその中でも関大のスタイルを出せた所は自信を持って、厳しいリーグ戦になって来ていますが、(選手には)戦い抜いて欲しいと思っています。
垣本 大斗 キャプテン(以下 C)
この2週間近大戦に向けて良い準備が出来ましたが、詰めの甘さが試合に出てしまいました。前半最後と後半の入りで、近大さんに得点を取られてペースを握られてしまった事が今日の反省点です。
Q、(今日の為に)準備してきた事でうまく行った点、うまくいかなかった点があると思いますが、どのような点でしょうか?
垣本C
うまく行った点、うまくいかなかった点はありますが、スペシャルなサインと言うよりは、(基本の部分を)意識して堅くやって行こうと思います。
近畿大学
神本 健司 監督
近大のいつもの課題として(試合の)入りが悪いというのがありますが、今日は開始早々にスコア出来て今日は乗っていけるなという所からスタートしました。ただ(前半は)自分達の判断ミスであったり簡単なエラーがあったりして、なかなかスコア出来ない状況が続きましたが、最後にスコア出来て折り返せたのが救いでした。
後半は自分達のリズムで出来ましたが、試合全体を通して、自分達の強みを出そうとしていた所はFWのセットプレーの所でした。ラインアウトはミスもあり課題がありました。スクラムに関しては、優位に立っていたと感じていたのですが、(思うほどに)優位に立てなかった点は非常に悔しい所です。
チームとしては、(今日も含めて)残り3戦で3勝して全てで5ポイントを取って、他力ではありますが何とか3位に滑り込んで大学選手権をと目指しましたが、今日は2トライ差で5ポイントを取れなかったのは残念です。ただ、学生達は今日の暑いコンディションの中でも良いパフォーマンスを出してくれて、何とか負けなかったという点は良かったと思います。まだ 2試合ありますので、今日出てきた反省をしっかり活かしてやっていきたいと思います。
半田 裕己 共同キャプテン(以下 C)
アップの時から試合の入りをチームで言い続けていましたが、前半の最初にスコア出来た事と後半入りも良かったので、そこは収穫でした。
敵陣に入ってスコアするという事にフォーカスしていましたが、自分達のミスで自陣に居る時間が長くなり、関大のアタックに食い込まれる場面がありましたが、FW陣が我慢して(ボールを)取り返してくれました。
チーム全体としては、細かいミスが多かった事と、ディフェンスでもアタックでもペナルティーが多かったです。(次の試合では)その数を少なくして自分達に流れを持って来れるように修正したいと思います。
Q、(最後の場面で)ペナルティキックを狙わずに、タッチキックを選択されましたがその意図は。
半田C
3トライ差以上の5ポイントを狙いに行きました。
Q、(最後のディフェンスの場面で)連続してペナルティが増えていましたが。
半田C
(ボールを)取り返したいという気持ちが強くなってしまっていたと思います。この部分は、時間帯やスコアに関係なく常にスタンダードにやっていける様にしたいと思います。
10月29日(日) 京都産業大学 vs 関西学院大学
マッチレポート
ムロオ関西大学Aリーグ第5節、いよいよ昨年度の上位校同士の対戦が始まる。まずは、昨年度優勝の京都産業大学(以下、京産)と同4位関西学院大学(以下、関学)が、京都宝ヶ池公園球技場の第2試合で対戦した。今季共に無傷の4連勝で向かえた両チーム、今期の優勝を左右する一戦は、京産SO⑩吉本大悟のキックで開始する。

いきなりチャンスを掴んだのは京産。2分、関学のオフサイドのペナルティーから左GL5mのラインアウト(以下、LO)を選択、そのモールを押し込んでGLを超えるもグランディングならずチャンスを潰す。ここから盛り返した関学が最初の得点を挙げる。
5分、HL付近中央約50mのPKをSO⑩齊藤綜馬が見事なキックで成功、3点を先制する。関学は8分にもHL付近左中間でのCTB⑫松本壮馬の猛烈なタックルからのこぼれ球を、WTB⑭山本快がドリブルで持ち込みトライしたかと思われたが、その前に惜しくもノッコン、トライならず。

すると次は京産。自陣10m中間のスクラムからSH⑨土永旭からブラインドサイドのWTB⑭松岡大河へパスアウト。松岡が鋭いステップで敵陣22mLまで迫ると、関学がたまらずオフサイド、12分、中央25mのPKをFB⑮辻野隼大が決めて3-3の同点にする。しかし関学も続く15分に、中央30mのPKを⑩齊藤がきめて3-6、再び3点差とする。

ここからの中盤、互いにキックをからめならがGLに迫りトライチャンスを作るが、ともにペナルティーで得点に結びつける事ができない時間が続き終盤を迎える。次の得点は関学。関学PR③安達朋樹のジャッカルに京産がノットリリースのペナルティー。34分、その左中間40mのPKを⑩齊藤が決めて3-9、6点差とする。
しかし京産はすぐに反撃。関学のペナルティーで得た右GL10mのLOからフェーズを重ねて中央GL10mのラックとなる。そのラックから関学ディフェンスのギャップを見逃さなかった⑨土永が、ラックサイド右をするすると抜けて右中間に両チーム初のトライ、自らGKも決めて、前半終了間際40分に10-9と逆転して、前半終了。

後半、関学⑩齊藤のキックで開始。まずペースを掴んだのは京産。3分、関学のゴールラインドロップアウトからのアタックで、最後にCTB⑬高井良成がGLを超えるもまたもやグランディングならず。続く6分、LO⑤ソロモネ・フナキがパワフルな突進でGLに迫りラック。そのラックからFLキャプテン⑦三木皓正が左で更に前進して再びラックを作ると、PR①乳井大士がそのラックを飛び越えて左中間に歓喜のトライ、⑮辻野のGKも決まり、17-9と8点差に広げる。
なんとか反撃したい関学は、10分に右中間40mのPKを⑩齊藤が狙うが惜しくも失敗、点差を詰められない。ここから京産の猛攻が始まる。12分、⑩吉本の50/22mキックで関学陣右22mL内に入ったLOから、最後はPR③ヴェア・タモエフォラウが右中間にトライ。(⑨土永GK成功、24-9)
続く20分、左関学10mL付近のLOから一旦右に展開しポイントを作る。再び左にボールを回し、左大外で残っていた⑤フナキへ、フナキはショートパントを選択する、そのキックしたボールがFL⑥日吉建にすっぽりと入り左隅にトライ、29-9と20点差に広げる。(GK不成功)攻撃の手を緩めない京産は、25分、左GL10mから拘ってきたLOモールをついに押し込んで、HO②李淳弘が左中間にトライ、(GK不成功)34-9となりほぼ勝敗を決めた。
関学は、終盤30分を超えてようやく京産陣内に入り反撃を試みるが、ミスもあり得点に結びつかない。ロスタイムに入っても、自陣22mL内で左右にボールを動かしながら敵陣を目指すが、京産のディフェンスに封じ込められ、最後はキャリーバックになりノーサイドの笛が吹かれた。34-9で京産が勝利し5勝目を挙げ、勝点5を上乗せして勝点23とした。敗れた関学は4勝1敗勝点17となった。

関学は、後半は京産の強力なアタックに屈したが、前半は鋭く前に出て低いタックルと、京産LOモールに対するディフェンス、接点の攻防で良く踏ん張り、ロースコアの互角の戦いを演じた。マイボールLO、スクラムを修正して、次戦天理大学戦に臨んでもらいたい。

京産は、前半苦戦したものの、後半はアタックで4トライを挙げ、ディフェンスでは関学を零封した。試合を通じてはノートライに抑えての完勝、連覇中の王者の流石の地力であった。
Player of the Matchは、トライにつながる局面でパワフルな突進を再三見せていたLO⑤ソロモネ・フナキが選ばれた。

会見レポート
関西学院大学
小樋山 樹監督
今はすごく悔しい気持ちが大きいです、セットプレーのところで負けてしまったのと、ペナルティーが多かったのが敗因だと思いますので、ここをしっかり修正して、次の天理大学さんに向けて準備していきたいと思います。
兪 瑛士キャプテン
関学は京都産業大学さんに3年間勝っていないので、絶対に勝つという気持ちで挑んだのですが、規律の部分とスクラム、ラインアウトのセットプレーで下手に回ってしまい、自分たちで首を絞めてしまったなと考えています、もう悔しい思いをするのは嫌なので、3週間後の天理大戦に向けて、今日から気持ちを作って、日々ハードワークしていきたいと考えています。

Q.相手の圧力の中で何が原因だった?
兪キャプテン
相手に大きい選手がいて、その選手に連続してキャリーされて圧力を受けたときに、自分たちが前のめりになってオフサイドを取られるシーンが多かったと思います。
練習の時からハードキャリーしてくる選手がいるので規律の部分をずっと言ってきたのですが、今日こういう結果になってしまい、私も含めてリーダー陣が悪かったなと思っています。
Q.モールで最後に取られましたが、それまではいいモールデフェンスをしていたが、そこはどういう対策を立ててきたのか?
兪キャプテン
春の京都産業大学戦で、中盤で20~30メートル押されるシーンがあったので、それをさせないために先ずは入らずに、相手が出てきたらジャンパーにタックルという作戦でした、そこは練習でやってきたのでうまくいった部分もあり、ゴール前も春からやってきたインパクトの部分や足をかいてドライブするところは、留学生がいる京産大相手にも通用したと思っています。
Q.平生翔大選手がいないことで影響は?
小樋山監督
痛手ではありますが、我々の目標は関西制覇で、平生の怪我が言い訳にはなりません、替わりに出てくれた二人(大塚壮二郎選手、相澤亮介選手)も成長するチャンスですし、よく頑張ってくれたのでこれはチームとしての負けです。
京都産業大学
廣瀬 佳司監督
4戦全勝同士で、関西学院大学さんはフィジカルが非常に強いので、我々もそこで負けずに必ず勝ちたいという思いでのぞみました、前半は関学大さんのプレッシャーを受けましたが、うちも得点にはつながらなかったのですが、FWでプレッシャーをかけ続けて、終了間際のトライでようやく主導権を握ることが出来たと思っています。
後半はチーム一丸となって戦ってくれて、今日の結果には満足しています、あと残りの2試合を関西リーグ優勝目指して戦っていきたいと思います。
三木 皓正キャプテン
全勝対決に向けていい準備が出来きて、自信をもって試合にのぞめました、ただ序盤で関西学院さんのタックル、ブレイクダウンで受けてしまってなかなかいい波に乗れなかったのですが、自分たちの原点である「FWで少しずつ前へ出ていこう」と話し合って、それが体現できていいいリズムになったと思っています。
残り2戦ですが、先を見ている余裕はないので、次の同志社戦に向けてチーム全員で準備していきたいと思います。

Q.テビタ・ポレオ選手をスタートで使って、シオネ・ポルテレ選手をリザーブにした意図は?
廣瀬監督
テビタは最近調子が良くて、ハイボールの対応が非常に上手なのでテビタを今回は先発で、インパクトプレーヤーとしてポルテレを後半に投入というイメージです。
Q.FWの評価は?
廣瀬監督
今日は素晴らしかったと思います、前半から関西学院さんにプレッシャーをかかけ続けてくれて、モールも何度か押し返されましたが、何本も組んで、スクラムも後半は圧倒できたと思っていますので、本当に80分間よく戦ってくれたと思っています。
Q.スクラム、ラインアウトで優位に立っていたと思うがその要因は?
三木キャプテン
スクラムに関しては前節の近畿大学戦でうまく組めずに、ちぐはぐになってしまったのでその修正を1週間しました、また京産らしいラインアウトモールを組もうとやってきました、その結果京産大らしいスクラム、モールが随所にみられたのかなと思います。
Q.関西学院大のモールのプレッシャーでうまく押せなかったのは?
三木キャプテン
前半は関西学院さんのいいプレッシャーで自分たちもどこかで不安はありましたが、後半8人が一つになって「絶対に押し切るぞ」という強い意志で、1列目も2列目もいいバインドしてモールを押し込めたと思っています。
Q.シーズンの終盤に差し掛かってきてチームの成長曲線はどのように感じているか?
廣瀬監督
一戦一戦必死でやっています、その中で今日もノートライに抑えることが出来ましたし、デフェンス面で充実してきています、毎週成長してくれているなと感じていますのでもっとチーム力を伸ばして次の同志社戦に向かっていきたいと思っています。
Q.具体的にどのようなデフェンス?
廣瀬監督
やはり三木を筆頭に前へ出るデフェンスです、これが出来るようになってきました。