Kansai Rugby
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5月10日(日) 龍谷大学vs立命館大学 関西大学春季トーナメント

6月28日(日) 関西大学vs近畿大学 関西大学春季トーナメント

マッチレポート

春季トーナメント3・4位決定戦。春季トーナメント3回戦で関西大学(以下「関西大」)は天理大学に、近畿大学(以下「近畿大」)は京都産業大学に、いずれも僅差で惜敗した両チームの一戦。
昨日から続いた雨も止み、少し晴れ間も覗く絶好のコンディションで試合が行われた。

 

関西大SO⑩堂免遙生のキックオフで前半開始。
先制したのは近畿大。開始早々2分、関西大のラインアウトミスからボールを奪い、ラックから右へ展開し、CTB⑫西柊太郎のキックパスをWTB⑭六川統和がキャッチし、相手ディフェンスを振り切り右中間にトライ、ゴールキック不成功。0-5

19分、近畿大は敵陣ゴール前5mからスクラムを一気に押し込んで、最後はNO.8⑧加藤礼暉が右中間へトライ、ゴールキック不成功。0-10

26分、またも近畿大が相手ペナルティから得た敵陣ゴール前10m付近のラインアウトからキャッチしたボールを、スローワーHO②井上晴貴キャプテンが受け取り、鋭く内に走り込んできたCTB⑫西柊太郎がパスを受け左中間へトライ、ゴールキックもCTB⑫西がきっちり決める。0-17

35分、ようやく関西大が反撃。敵陣22m付近中央のラックから左に展開し、SH⑨嘉悦滉太からLO④檜下史康へ繋ぎ、最後はPR③森下陽希が左隅にトライ、ゴールキックも難しい角度からSO⑩堂免が決める。7-17

この後は、両チーム無得点のまま前半が終了しハーフタイム。

後半は近畿大SO⑩大門歩瑠のキックオフで開始。
前半は劣勢だった関西大のアタックが、後半に入り勢いを増す。
17分、関西大は敵陣ゴール前10m付近のラインアウトモールをそのまま押し込みHO⑯沢田隆盛が右中間へトライ、ゴールキックもSO⑩堂免が決める。14-17

22分、更に関西大は敵陣ゴール前5mのラインアウトからラックとなり、FL⑥岡田キャプテンが飛び込み左中間へトライ、ゴールキックはまたもやSO⑩堂免遙生が決め遂に逆転。21-17

24分、今度は近畿大が反撃。敵陣10m付近のラインアウトから外へ展開すると見せかけ、内に走り込んできたWTB⑪岸未来が敵陣22m付近まで快走、パスを受けたSH⑨尾﨑心哉から最後はLO⑲平野聖明が左中間へトライ、ゴールキックもCTB⑫西がきっちり決め再逆転。21-24

29分、次も近畿大。敵陣ゴール前10m付近のラインアウトから、左へ展開しCTB⑫西からCTB⑬井上晴嵐SO⑩大門へとつなぎ、そのままゴールポスト下に飛び込みトライ。ゴールキックはCTB⑫西が決める。21-31

37分、関西大は相手ペナルティから得た敵陣ゴール前5m付近のラインアウトからゴール前まで前進、最後はラックからPR⑰川島大虎が持ち込みトライ、ゴールキック不成功。26-31

43分、試合終了間際に関西大は敵陣ゴール前6m付近のラインアウトからバックスも加わりモールを押し込みFL⑦三木翼がトライ、ゴールキック不成功。31-31

その後は得点なく、31-31の同点引き分けで試合終了。
関西大、近畿大ともお互いの強みを出し、一進一退の攻防を繰り広げ白熱した好ゲームであった。両チームとも秋のリーグ戦へ向け、まだまだ伸びしろはあると感じる一戦であった。

会見レポート

近畿大学
神本健司 監督
奈良県協会の皆様には、昨日、本日と台風の中での開催にご尽力いただきありがとうございました。春の最後のゲームが出来るのとできないとでは大きな違いがあるので、まず試合ができたことに感謝いたします。

試合については完全な負け試合です。悪い部分が見えた試合だと感じています。秋に向けて関西制覇をターゲットにしていくための総決算だと送り出しました。
「これでは関西制覇はむりだよ」というメッセージだと、ポジティブに考えて頑張っていかなければいけないなと感じています。
ただ今年のチームはキャプテンを含めて、問題が起きた時にすぐにアクションを起こして解決できるチームです。結果は残念でしたが秋に向けて強化に取り組んでいきます。

井上晴貴 キャプテン
まず初めに試合開催に向けてご尽力いただいた皆様、ありがとうございます。
今日の試合は秋シーズンに向けて、エンジンをかけて加速していける試合という位置づけで臨みました。自分たちの強みを出せたところもあり、弱さが出た試合だと振り返って思っています。秋にもっと強い近大を見せるきっかけになりました。秋にはきっちりと決着をつけたいです。

Q.先の京産大の試合もそうでしたが、後半戦に盛り返されてしまうのは?
井上キャプテン
結果的にそうなっていると思うのですが、大事な時間帯、大事なプレー選択でチャンスを逃していると思うので、試合の流れを読んでゲームメイクしていくというところが未熟だと思います。

Q.BKに経験値の高い選手が多いが、そこをこの春どのように強化してきたのか?
神本監督
積み上げ方は例年と変わらないですが、精度ですね。良いが故にチーム内で簡単にゲインしてしまったりするので、もっとプレッシャーをかけて高めていくことが重要だと思います。


関西大学
佐藤貴志 監督
本日はありがとうございました。昨年の春は近大さんに大差で負けてしまいましたので、今年は良い形で春シーズンを締めくくれるように挑みました。リードされる展開になりましたが、後半に春にやってきたことをしっかりとやってくれて、同点とした形は満足しています。まだまだ伸びしろのあるチームだと思っていますので、夏合宿に鍛えて秋に臨んでいきます。

岡田薫瑠 キャプテン
前半は自分たちのミスで後手を踏んで、苦労する展開が続きました。後半は修正して流れを引き寄せたのですが、その流れを継続できなかったのはキャプテンの自分の力不足です。最後に追いついてくれたことにはチームの皆に感謝しています。
秋には課題を修正して関西制覇できるように頑張っていきます。

Q.スクラムをどのように修正したのか?
岡田キャプテン
今年のチームは春の早い段階からスクラムを意識して練習していました。点差はあまり開いてなかったので、自分たちがやってきたことを落ち着いてやろうと話しました。

Q.フロントローの交替のタイミングについて意図は?
佐藤監督
プランでは後半の10分でした。スタートのメンバーもゲームの中で修正できていたのですが、交替のメンバーも普段の練習では優劣がつけがたいくらい成長していますので、信頼して送り出しました。試合に出ることでいい経験ができたと思っています。

6月27日(土) 朝日大学vs立命館大学 関西大学春季トーナメント

マッチレポート

春季トーナメント7・8位決定戦。春季トーナメントで初めて関西大学Aリーグ校の一角を倒した昨年秋季東海学生Aリーグ優勝の朝日大学(以下「朝日大」)と昨季は春季トーナメント優勝ながら関西大学Aリーグ7位の立命館大学(以下「立命大」)の一戦。
台風等の影響で開催が危ぶまれたが、続いた大雨もキックオフ時間に合わせたかのように止んでくれた。きれいに整備された天然芝、どのようなコンデションなのか。

立命大のキックオフでスタート。
先制は立命大。4分、敵陣22m付近、朝日大のオフサイドで得たペナルティから、SO⑩青田宗久がゴール前5m付近にタッチキック。ラインアウトからモールを一気に押し込み、FL⑥久野惇也が右中間にトライ。ゴールキックは⑩青田がきっちり決める。0-7

7分、次も立命大。敵陣10m付近ラインアウトから右オープンに展開、WTB⑭金内友希が大きくゲイン。SH⑨香山創祐が走り込んできたNO8⑧生島拓海にタイミングよくパス、そのまま走り切り中央へトライ(GK成功)。0-14

22分にも立命大。ゴール前20m付近ラインアウトからFWが右巡目に体を当てながらゴール前まで前進、最後は⑩青田がゴールポスト右に飛び込む(GK成功)。0-21

26分、敵陣深くに攻め込んだ朝日大にやっとチャンスが巡ってきた。SO㉓奥野陸がゴール前までボールを運び、SH⑨三橋寛生からFL⑥秋月芯へ、そのままゴールポスト下に飛び込みトライ。ゴールキックはWTB⑭細川アイセア健アコテウが決める。7-21

だが、直後28分、立命大⑭金内がステップで相手を交わしトライ(GK成功)。

その後も立命大は、30分に⑨香山のトライ(GK成功)、37分はWTB㉔岡本光樹のトライ、42分にも㉔岡本のトライ(GK成功)で大きくリードし、前半を終える。7-47

朝日大のリスタートキックで後半が始まる。
後半も主導権を握っていたのは立命大だった。4分、敵陣10mと22m中間付近でのラインアウトから得意のモールを10mほど押し込む。相手のコラプシング(ペナルティ)のアドバンテージを得ながら左へBK展開、FB⑮川口慧大が相手のタックルを引きずって左中間にトライ。7-52

その後、朝日大は11分にNO8⑧ハライフォヌア・ファウラオが相手の固いディフェンスを力で突破してトライ(GK成功)するも反撃はここまで。14―52

この後は、立命大が14分にHO②田中京也のトライ(⑮川口のGK成功)、17分はFL⑦梁瀬拓斗がトライ(GK成功)、28分には㉔岡本が、32分にはSH㉑百田桔平がトライ(GK成功)、35分にも⑦梁瀬が、最後の42分にはPR⑰荒玉龍之介がトライを決めて(GK成功)、試合終了となった。14-90

雨水を含んだ芝生の影響をほとんど感じさせなかった立命大の攻撃。終始手を抜くことはなかった。他方、関西大学Aリーグ校のもう一角を倒したかった朝日大。それは来年以降に持ち越しとなった。

会見レポート

朝日大学
吉川充 監督
台風7号、8号が来るという難しい状況の中でぎりぎりまで、協会の方、会場設営の方のご尽力に感謝申し上げます。
我々は、去年勝たせてしていただいたので、この場で経験を積ませていただいていますが、3年前に起きた大麻事件の影響で部員獲得がうまくいかない中で、4年生には苦労を掛けているなと思っています。しかし言い訳ばかりをしていられませんので、この経験の中から一つでも何かをつかんで、夏に向けてチーム作りをしていきたいと思っています。

川口寛太 キャプテン
本日はありがとうございます、今日の試合を振り返って、今シーズンはまだチームに成れていないというのが反省です、ゲームの中で課題が見つかり、それを克服するためにのぞんだゲームでまた新しい課題が見つかるという状況で、それはありがたいのですが、ふがいなさも感じています、やはり主体となる4年生がチームも、練習も、試合も引っ張っていかなければならないと感じました。

Q.きょうはどのような課題をもって臨んだのか?
川口キャプテン
まず体を当てて、プレッシャーをかけてミスを誘うというところを意識しました、そこが継続できずに一つのミスで崩れていったところかなと思います。

Q.順位決定戦に出場するのは?
吉川監督
初めてです、初戦に勝てたのが良かったです、しかし2戦目で厳しさを思い知らされました、非常に勉強になりましたが、課題解決にまでは至っていません。
しかし春にファーストジャージを着て戦うことがなかったので、いい機会を与えてもらっていると思います。

Q.秋に向けてどのように取り組んでいくか?
吉川監督
やれることは限られているし、スター選手がいない中で、ひたむきにやっていかなければならないですが、きつい方を選べていないのが現状です、7月に東京でチャンピオンチームとの試合もあり、また岐阜県ラグビー祭も控えていますので、いろんな方の力もお借りしながら、秋に向けてもう一度デフェンスからやり直して行きたいなと思っています。

Q.去年の春のチャンピオンに臨むにあたってどこに目標を定めたのか?
吉川監督
相手はすごいメンバーが集まっていますので、我々は何か自信をもてるきっかけが作れたらなと送り出しました、振り絞って何とか追いつく相手なのですが、それを80分続けることができませんでした、仕込みが足りないというか、もう少し知恵と勇気を与えていってあげたいと思います。

川口キャプテン
立命館さんも勢いが強かったのですが、うちも、しっかり前へでて止められる部分があったので、そこを80分間継続できるようにしていきたいです。


立命館大学
中林正一 監督
まずは開催が危ぶまれる中で、ご尽力いただいた皆様に感謝申し上げます。
春シーズンの最後なので、いい形で終わろうと、練習でやっている部分が出ているところも多くあったのですが、やはり上位チームと比べるとまだレベルが低いと思います、秋に向かって自分たちの目標を見失わずにしっかり積み上げていきたいと思います。

名取稜太郎バイスキャプテン
今年のチームのスローガン「やったる」を体現しようと試合に臨みました、ただ中林さんもおっしゃっていたように、秋シーズンに上位チームにも「やったる」を体現できるように、積み重ねていきたいと思います。

Q.去年の優勝チームというのはこのトーナメントで意識したのか?
名取キャプテン
結果も大事でしたが、それよりも何を課題として見つけるかを大切にしていたので、プレッシャーは感じていなかったです。

Q.春季トーナメントはどこに目標を定めていたのか?
中林監督
去年の春シーズン優勝して、秋シーズンに入替戦というとんでもない結果になったということを踏まえて、春は強化の一環というところに目標を定めました。秋の開幕戦に向かって何ができるかにフォーカスしたのですが、アタックもデフェンスもプレッシャーがかかった状況で自分たちのプレーができず、「やったる」を体現し、見ていただいている方にもそれが伝わるという点では少し物足りなかったです。

Q.上位チームに通用するためにはどこが強みになりそうか?
中林監督
去年は調整して臨んで結果が出たということで、満足してしまい、見ているところが他のチームと違ったなと、それで夏以降の伸びがあまりなかったと思います。
今年はFWの力ははっきり言って落ちると思っていますが、名取を含めてマインドはいいものを持っているので、まずFWはセットプレーを安定させて、デフェンスは前へ出る攻撃的なデフェンス、アタックはスキルを活かしてボールを動かして突破口を見出していくということをやっていきたいと思っています。

6月21日(日) 摂南大学vs龍谷大学 関西大学春季トーナメント

6月14日(日) 天理大学vs関西大学 関西大学春季トーナメント

6月28日(日) 天理大学vs京都産業大学 関西大学春季トーナメント

マッチレポート

2026関西大学春季トーナメント優勝決定戦はくもり、無風の天理親里ラグビー場で天理大学(以下、天理大)VS京都産業大学(以下、京産大)が対戦。
昨年度のAリーグ決勝戦と同じ対戦となるが、関西を牽引する両校であったが共に決定戦進出まで苦戦した戦いもあった。秋の対戦に向けてのイニシアティブを取れる戦いをしたい。

天理大SO⑩中村仁のキックで試合開始。
開始からお互いに激しい攻防を繰り返したが、最初にチャンスを掴んだのは京産大。14分、30m右中間のフリーキックから左に展開しSH⑨村田大和からパスを受けたFL⑥石橋チューカキャプテンが巧みな動きで左中間に先制トライ、GKもFB⑮金侑雅が成功、0-7。

17分、京産大が自陣からパスを繋ぎSH⑨村田SO⑩朝野楽→WTB⑭ナブラギ・エロ二が中央を突破し、パスを受けたCTB⑬乗松龍志→CTB⑫金子健神が右隅にトライ、GKも難しい角度からFB⑮金が成功、0-14。

巻き返したい天理大は22分、ゴール前20m右中間タップキックからNO8⑧アリスター・サウララが攻め、FL⑥太安善明キャプテンがフォローしラックからSH⑨山下からパスを受けたLO⑤アンディー・オモロウがゴールポスト右にトライ、GK不成功、5-14。

29分、天理大がゴール前13m左ラインアウトからパスを繋ぎ最後はWTB⑪恩田暖がキックしたボールのこぼれ球をトライエリアで押さえて左中間にトライ、GK不成功、10-14。

32分、再び天理大がゴール前まで攻め込みCTB⑬飛峪龍馬からパスを受けたCTB⑫山田晟大が左中間にトライ、GKもSO⑩中村が成功し逆転、17-14。

36分、天理大が自陣から巧みなステップでCTB⑫山田が中央まで持ち込みオフロードパスを受けたNO8⑧サウララからパスを受けたSH⑨山下がそのまま走り込み左隅にトライ、難しい角度からのGKもSO⑩中村が成功、24-14。

前半は24-14と天理大がリードして終了。

京産大SO⑩朝野のキックで後半開始。
互いに激しい攻防を繰り返し、得点を奪えない時間帯が続いたが14分、京産大がゴール前13m左中間スクラムからSH⑨村田からパスを受けたWTB⑭ナブラギ・エロ二が相手ディフェンスをなぎ倒しゴールポスト下にトライ、GKもFB⑮金が成功し追い上げる。24-21。

32分、京産大がゴール前5mコラブシングのペナルティからSH⑨村田がタップキックしそのまま左中間に持ち込み逆転トライ、GKもFB⑮金が成功、24-28。

最後まで諦めない天理大は自陣から攻めるが最後は京産大がラックからSO⑩朝野がタッチに蹴り出しノーサイド。激しい攻防を繰り返された試合に観客が何度も湧いた素晴らしい試合だった。
京産大が28-24で勝利し、2季ぶり6度目の春季トーナメント優勝となった。

会見レポート

天理大学
小松節夫 監督
残念ながら負けてしまいましたが、ゲームの内容は、やはり後半に点が取れなかったというところが敗因かなと思います。いろいろと(点を)取れなかった原因はあると思いますが、うまくエリアを取って得点するという機会を得ることができなかったというのが率直な感想です。京都産業大学さんはFWが強くて、スクラムが強くて、そうした重たいFWを経験できたのが今日の収穫と感じています。春は関東のチーム(帝京大学や筑波大学)と行ってきましたが、今日の重さはまた違う意味で、良い経験ができたと思っています。夏合宿で経験を積んで、シーズンの最終戦にまた京都産業大学さんと対戦できるので、その時には良いゲームができるように頑張っていきたいと思っています。

太安善明 キャプテン
今年の春の最初に京都産業大学さんと練習試合をさせていただいた。A・B・C(チーム)とも大差で負けて、今日は(決勝という中で)京都産業大学さんに挑むということにフォーカスして臨んだゲームです。前半を勝ち越せたのは良かったのですが、後半は自分たちがボールを持っている時間が少なく、ディフェンスでも行ききれない部分があった。そこは課題かなと思っています。秋シーズン最後の(京都産業大学との)一戦に向けてチームづくりを(強く)していきたいと思っています。

Q.練習試合での大差から僅差のゲームへ、チームとしての成長具合は?
太安キャプテン
試合を重ねるにつれて新たな課題が見つかり、それに対応しながらチームは成長していると思っています。


京都産業大学
廣瀬佳司 監督
今年は3月から始め、今日はその集大成として今まで積み上げてきたものをしっかり(天理大学さんに対して)出そうということで臨みました。前半20分まで非常に良い形でプレーしてくれて、そこからは4トライ取られましたが、後半はもう一度、自分たちのやってきたことをしっかり発揮してくれた。本当に素晴らしいゲームをしてくれたと思っています。ここに満足することなく、夏合宿でしっかり強化して、秋を迎えたいと思っています。

石橋チューカ キャプテン
昨年、優勝できなかった分、今年は優勝できて良かったと思います。前半の入りは良かったが、中盤には天理大学さんが優勢になっていった。そこは、まだまだ改善できるポイントだと思う。京産大の強みである粘り強いディフェンスとセットプレーをもっと強化するよう、夏・秋に向けて頑張っていきたいと思います。

Q.春、天理大学に勝って優勝したという意義は?
廣瀬監督
天理大学に勝てたということは、非常に自信になります。なかでも、われわれが拘ってきたところ(前に出るディフェンスとセットプレー)を選手がしっかりと発揮してくれて、最終的にスコアで上回ったことは自信になります。今後の強化に向けての良い繋がりになると思っています。

Q.ハーフタイムでの修正点は?
石橋キャプテン
(前半の後半時間帯)フェーズを重ねて疲れてきたときに自分たちのやりたいことができなくなっていた。きつい時にいかに自分たちがやってきたことができるかが勝利に繋がると思っているので、アタックもディフェンスも相手より早くセット(ドミネート)するよう声掛けをしました。

12月29日(月) 岡山大学 vs 山梨学院大学

19年ぶりの出場となった岡山大学と、関東2区出場枠の変更で35年ぶりの出場となった山梨学院大学の対戦となった1回戦。
晴天・無風、絶好のコンディションの下、山梨学院大学のキックオフでゲームがスタート。短く蹴られたキックを山梨学院大学はタップで獲得し、そのまま前進してノーホイッスルトライかと思われたがスローフォワード。岡山大学がピンチを凌ぐ。

それでもスクラムを優位に進める山梨学院大学は、前半4分、相手ゴール前ラインアウトから攻め込むとFL⑦藤澤遥人が左中間にトライ、5-0と先制する。さらに前半8分、山梨学院大学はスクラムからペナルティを獲得するとゴール前ラインアウト。モールでそのまま前進し、HO②加藤賢正が左中間に飛び込みトライ、10-0とリードを広げる。
勢いに乗る山梨学院大学は、前半10分、キックオフボールを獲得するとCTB⑫庭田天馬が中央を切り裂きそのままトライ。コンバージョンも成功し17-0とする。
圧倒する山梨学院大学に対し、対抗する岡山大学は接点で争奪を働きかけるが、山梨学院大学のサポートは揺るがない。冷静に対処する山梨学院大学は、前半11分にWTB⑪菅谷久遠、前半20分にLO⑤岩渕宏紀のトライ(いずれもコンバージョン成功)で31-0とリードを広げる。
岡山大学も少ない攻撃の機会でボールを動かすが、山梨学院大学が確実なディフェンスでその芽を摘む。
その後もSO⑩篠原悠士のトライ、No.8⑧ネマニ・スミスの2トライ(いずれもコンバージョン成功)、さらにSO⑩篠原のトライ(コンバージョン成功)で得点を重ね57-0。山梨学院大学のリードで前半が終了した。

後半開始直後も山梨学院大学が攻撃を重ねるが、ロングパスに反応した岡山大学がインターセプト。ボールを繋ぎゴール前に攻め込むも、一歩のところでノックフォワードし初トライを逃す。
対する山梨学院大学は個々のフィジカルで圧倒し、相手陣にエリアを進める。
後半7分、ラインアウトからモールで前進。最後は後半からの出場HO⑯田形正大が右中間にトライ、62-0と幸先の良いリスタートを切る。
攻撃のチャンスを伺う岡山大学は相手ゴール前にエリアを進めると、ラインアウトモールで前進。僅かなところでタッチラインを割りチャンスを失う。
ゲームの流れを渡さない山梨学院大学は、後半14分、スクラムのターンオーバーからFB⑮三木良唯吏が抜け出しトライ、69-0と主導権を渡さない。
その後も、後半20分にFL⑥鈴木大登のトライ(コンバージョン成功)、後半22分にCTB㉒原谷颯、後半26分にHO⑯田形とトライを量産し、86-0とする。


一矢を報いたい岡山大学は攻撃を継続し、相手陣ゴール前へエリアを進めるが、あと一歩での攻撃を寸断される。
それでも岡山大学は、後半39分、ターンオーバーからのボールを丁寧に繋ぎFB⑮林隼大が走り切り中央にトライ。コンバージョンも成功し7-86、意地を見せる。ゲームはそのままノーサイド。終始ゲームを圧倒した山梨学院大学が2回戦へコマを進めた。

(文責 品野いっせい)

12月13日(土) 立命館大学 vs 大阪体育大学

マッチレポート

関西大学ラグビーABリーグ入替戦第2試合。
最終節の各校勝敗によってはAリーグ4位の可能性も残していたが、7位という結果で入替戦に回った立命館大学(立命大)に対し、Bリーグ順位決定戦ではロスタイムでの逆転負けで2位、昨年の入替戦もロスタイムで苦汁を飲んだ大阪体育大学(大体大)が挑む。こんなものではなかったとの実力を示して終わりたい立命大。何としてもAリーグに復帰したい大体大。

青空で太陽がまぶしい中、大体大のキックオフで始まった。
序盤、大体大が立命大陣内でゲームを進めるが、立命大FL⑦吉川大智のスティールで阻まれ、立命大が大体大陣内へと入る。
7分、ファーストスクラムでイリーガルホイールの反則を勝ち取った立命大は、CTB⑫中村颯太の好タッチキックでゴール前5Mラインアウト。得意のモールを押し込み、HO②大本峻士が右中間に抑え込み先制トライ。ゴールキック(GK)は⑫中村が決めて先制する。(7-0)

10分にも立命大。自陣10M付近中央スクラムから左へ展開。NO.8⑧島正輝SH⑨香山創祐で球を出し、⑫中村から一人飛ばしFB⑮齊藤泰生へ、大外のWTB⑪御池蓮二へパス、そのまま快速を飛ばし60Mほどライン際を走り切ってのトライ(GK成功)、スコアを引き離す。(14-0)

その後、大体大がゴール前まで迫るも、立命大はWTB⑭三浦遼太郎の好タックルや⑦吉川のスティールなどで陣地の挽回を図る。

21分、キック合戦でエリアの取り合いなどが続く中、立命大は⑮齊藤がランで敵陣エリアに入り込む。SO⑩初田航汰⑭三浦へのキックパスから⑫中村へのオフロードパスが通り、そのまま走り切って右中間にトライ。さらに引き離す。(19-0)

だが、27分には大体大がスコアした。自陣22M付近でNO.8⑧三田村大喜がインターセプトからブレイク。足に引っ掛けたボールを追いかけSO⑩小野田武琉が走り勝ち、右中間に転がるボールを抑え込んでのトライ。GKも自ら決めて追い上げを図る。(19-7)

しかし、立命大は32分に⑦吉川のトライ(GK成功)と41分にも②大本がトライ、点差を広げて前半を終える。(31-7)

後半も序盤は膠着状態が続くが、立命大は15分に⑭御池のビッグゲインからLO⑲生島拓海がトライ、19分にも⑫中村のブレイクからSO㉒川口慧大(GK成功)のトライで勝負ありか。(43-7)

大体大も26分に1年生WTB⑪山内デイビスがスピードを魅せてのトライ(GK成功)、35分には130キロとビッグサイズのLO⑤コロ・ソナタネが豪快にトライを決めるも…。

立命大も29分にFL⑥榎本匡志、37分にCTB⑬西村長が追加トライ(いずれもGK成功)と点差をさらに引き離してゲームが終了した。(57-21)

大差で実力のあるところをみせた立命大。他方は力及ばずの大体大だったが、また1年間、昇格を目指して頑張ってほしい。

会見レポート

大阪体育大学

長崎正巳 監督
本日は入れ替え戦実施に当たり、様々な準備をしていただいた皆様に感謝いたします。結果としてはBリーグでの2位で、Aリーグ7位の立命館大学さんとの対戦ということで、我々としては十分な準備をしてきましたのですが、残念ながら力及ばずという結果になりました。
昨年度の入替戦で最後の最後に逆転負けして、7・8位と戦う力では上には上がれないと実感して、5位と戦えるチーム作りをしてきました。そこで春のチャンピオンである立命館さんに我々の力がどこまで通用するかというところでしたけれども、様々な部分で力及ばずでした。
Bリーグではなかなか切磋琢磨して成長することが難しい中で、羽田キャプテンを含め全部員が懸命に練習に取り組んできましたが、今日の勝利に導いてやれなかったのは我々スタッフの責任だと痛感しています。
今の4年生が残してくれた土台をしっかり積み上げて来年こそはAリーグに昇格できるように頑張っていきたいと思っています、本日はありがとうございました。

羽田賢信 キャプテン
本日はありがとうございました。用意していたところは出せた部分はあったのですが、立命館大学さんの速さ、強さに対して自分たちでペナルティーを重ねて、自陣奥に入られてモールで取られてしまう、という自滅で終わってしまいました。
去年の入替戦に続き、今年の春のトーナメントは摂南大学さんにサヨナラ負けで、「今シーズンこそは」と取り組んできましたが、最後に結果が出せなくて申し訳ない気持ちです。

Q.AとBの差というのは?
羽田キャプテン
22ⅿに入ってからの精度かなと思います。立命館大学さんは22mに入ってから確実にスコアしてきました。自分たちはそこでトライを取り切れずにターンオーバーされて、また時間が経ってということを繰り返してしまいました。
技術的な差はあまり感じなかったですが、ここぞ、の集中力と取り切る意識の高さが違いました。

Q.どのような準備をしてきたのか?
羽田キャプテン
デフェンスでは前に出る、アタックではエリアを取ってスコアにつなげるというところを、メンバー外の選手が立命館大学さんのアタックやデフェンスをまねるという形で対策を練ってきました。

Q.1年間頑張ってきて成長したところは?
長崎監督
昨年度から、ラグビー以外の生活面、学習面を含めて大改革をしてきました。それがベースになって、今年は全ての面で懸命に取り組んでくれました。例えばアタックの練習ではデフェンスは単に練習相手ではなく、本気でデフェンスをしていくというように取組の姿勢が変わってきました。

 

立命館大学

小寺亮太 ヘッドコーチ
本日もありがとうございました。立命館大学としては今シーズン望んだ形ではないところでの難しいゲームで、島キャプテンを中心に4年生がまとまってくれて、最後まで踏ん張ってくれました。またスタンドから応援してくれた他の部員たちがゲームを引き締めてくれました。
今シーズン全体としては春シーズンの優勝でしたが、いろんなところで接戦でしたので、今後もポテンシャルをより高くしてくれることを考えながらやっていきたいと思います。

島正輝 キャプテン
入替戦に回るという形で終わるはずではなかったのですが、最後までやり通すということで、今日の試合のテーマは、「圧倒する」と決めて、スキル、接点の部分、マインドの全てで体現できたかなと思います。

Q.今日の戦術とかゲームプランは?
小寺HC
今シーズン積み上げてきたものを最後に全て出すというテーマで、ボールキャリーの局面で勝ってくれたので、ゲームの展開がよくなったと思います。一方でデフェンスのところは課題が残っているので、そこは次年度に向けて頑張っていきたいと思います。

Q.後半はベンチから試合を見ていたがどんな思いだったか?
島キャプテン
純粋に同期がプレーしている姿を見て楽しんでいました。ケガした瞬間に無理かなと思ったのですが、前半だけ居らせてくれ(フィールドに)と、思ってやりました。これも一つの経験になるかなと思います。

Q.入替戦に向けてどんな話をしてきたか?
島キャプテン
負けが続いて目標が変わったりしたのですが、「それは違うな」と、「自分たちで最初に決めたところをぶれずにやり抜こう」と、負けるたびにと言うか、試合が終わった度に話していました。


12月13日(土) 摂南大学 vs 龍谷大学

 

2025年度関西大学ラグビーABリーグ入替戦は快晴、無風の宝が池球技場で2試合が開催。
第1試合は、摂南大学(以下、摂南大)と龍谷大学(以下、龍谷大)が対戦。昨年と同じカードとなった。
摂南大はAリーグでは勝利することができなかったが、つなぐラグビーで得点を重ねており、Aリーグの意地にかけても勝利を目指す。龍谷大はBリーグで3季ぶりに優勝した自信と、2007年に降格して以来の念願でもあるAリーグ復帰を叶えたい。

摂南大SO⑩村上剛琉(キャプテン)のキックで試合開始。
試合開始から互いに緊張感からかミスが多く、主導権を握れず膠着状態が続いたが、23分に龍谷大がペナルティからSO⑩渋谷勇太がタッチに蹴り出し、ゴール前6m右ラインアウト。スロワーはNo.8⑧山本琉聖、LO⑤寺田蓮がキャッチしモールを形成。ラックから左に展開し、最後はSH⑨佐賀誠人(キャプテン)がフェイントからトライエリアで押さえ、左中間に先制トライ。GK不成功で0-5。
摂南大のペナルティが多く優位に試合を進めた龍谷大だったが、ゴール前まで攻め込むも追加点は奪えず、最後は摂南大FB⑮前田晃明がタッチに蹴り出し前半終了。

龍谷大FB⑮堀江佳太のキックで後半開始。
後半も最初にチャンスをつかんだのは龍谷大。4分、ペナルティからSO⑩渋谷勇太がタッチに蹴り出し、ゴール前15m右ラインアウト。スロワーはNo.8⑧山本琉聖、FL⑥吉田真之助がキャッチしモールを形成してサイドを攻め、最後はPR③伏井大志郎がゴールポスト右にトライ。GKもSO⑩渋谷が成功し0-12。
FB⑮前田のロングキックで敵陣深くまで攻め込みチャンスをつかんだ摂南大は、12分、ペナルティからSO⑩村上がタッチに蹴り出し、ゴール前5m左ラインアウト。スロワーは途中出場HO⑰鳥井一希、FL⑥神野康生がキャッチしフェーズを重ね、最後はSO⑩村上がキック。トライエリアでバウンドしたボールをSO⑩村上が右中間に押さえてトライ。GKもCTB⑬ジョシュア・ナレヴィアが成功し7-12。

攻撃のリズムをつかんだ摂南大は17分、オフサイドのペナルティからSO⑩村上がタッチに蹴り出し、ゴール前5m右ラインアウト。HO⑰鳥井からFL⑥神野がキャッチしモールを形成、最後はPR③松田宗也が右中間にトライ。GK不成功で12-12。
30分、再び摂南大がペナルティからSO⑩村上がタッチに蹴り出し、ゴール前6m右ラインアウト。HO⑰鳥井からLO⑤レンズ・モルンガがキャッチしてモールを形成し、最後はWTB⑭寺西秀騎がゴールポスト下まで持ち込みトライ。GKもCTB⑬ナレヴィアが成功し19-12と逆転。
最後まであきらめない龍谷大は43分、自陣から攻めFB⑮堀江が敵陣まで持ち込みフェーズを重ね、SO⑩渋谷のキックパスを受けたFB⑮堀江の倒れながらのパスをCTB⑬長谷川恭良(副キャプテン)が受けて左中間にトライ。19-17。
同点のゴールキックは外れ、ノーサイド。

摂南大が19-17で勝利し、Aリーグ残留への執念で激戦を制した。
龍谷大は最後まで摂南大を苦しめたが勝利には届かなかった。来季もBリーグで結果を出し、再度Aリーグ復活に向けてチャレンジしてほしい。

会見レポート

龍谷大学

松本力哉 ヘッドコーチ
選手達は自分達がやろうとするゲームプランを100%遂行してくれて、ディフェンスでも体を当ててしっかり我慢してくれましたので、選手に感謝しかないです。2点差で負けはしましたが、ここ1〜2年で積み上げて来たもの、そして今年佐賀キャプテンになって、雰囲気やフィジカルの部分で厳しくやって来てくれた成果が(今日の試合の)全てだと思って、選手達に感謝しています。勝ち切きらせられなかった事は私の責任だと思っていますので、来年はここをしっかり勝ち切る事が出来るチームを作りたいと思います。

佐賀誠人 キャプテン
最後の詰めの部分であったり、自分達でペナルティーをしてしまったり(その後に)結局1発で取られてしまうのは、やっぱりAリーグの力を実感しました。そこで止め切れなかった自分達の甘さが、今日の負けにつながってしまったと思います。

Q.昨年大差で負けた相手に今年は接戦まで持って来られましたが、今年出来た事、出来なかった事はどのような事でしょうか?
松本HC
出来た事は、チーム内の雰囲気だったり態度というところで、佐賀キャプテンを中心にしっかり厳しく締めてくれました。この点が本当に良かったと思います。また、昨年はフィジカルで負けていましたので、今年はウェイト(トレーニング)の回数を増やしたり、強度を上げたり、コンタクトやブレークダウンの(練習)回数を増やしたりしました。ディフェンスとブレークダウンが弱点だったのですが、自分達の強みになって来たのがシーズン途中で分かり、あ、(今年は)戦えるなと思いました。それが今日、ディフェンスやブレークダウンで我慢出来たというところで、締まったゲームに繋がったと思います。そこは収穫があったと思います。ただ、(今日のようなゲームの)緊張感の中で、プレッシャーが掛かった時に精度が落ちてしまう部分があり、そんなプレッシャーを練習中からどう掛けていくかが課題になってくると思います。Aリーグのチームは毎回毎回緊迫感のあるゲームをやられているので、(緊張感の中でも)ミスをしないですし、そこのところの差をどう埋めるかが今後の課題だと思います。

Q.今日の接戦を演じて、今はどのような思いでしょうか?
佐賀キャプテン

今まで大敗していたのですが、(今日は)前半を折り返して5−0で勝っていたので行けるぞという確信があったのですが、一つのミスで自陣に入り込まれて(得点を)取られてしまうというところは、緊迫したゲームになったら自分達の今までのプレーが出来なくて、結局自分達のミスで自滅という形になってしまって悔しい部分があります。

Q.今日のゲームプランとは(具体的には)どのようなものですか?
松本HC

敵陣に閉じ込める、出来れば22m L内に閉じ込めるような、相手に優位にさせないという事を目指して、キックをうまく使っていこうというプランでした。佐賀キャプテンをはじめ、スタンドオフの渋谷選手がうまくキックを使ってくれて、前半は本当にプラン通りに出来ました。当初のプランでは後半はボールをしっかり動かしていこうと考えていましたが、前半のキックを使うプランが思って以上にはまったので、ハーフタイムで、後半も20分位まではキックを使っていこうと変えました。

それを選手達は本当にきっちり遂行してくれました。

摂南大学

瀬川智広 監督
率直に勝利する事が出来て、来年もAリーグで戦う機会を作ってくれた選手達、また準備をしてくれた学生達に感謝したいと思います。今シーズンは本当にケガ人も多く、苦しいシーズンでした。終わり良ければではありませんが、最後に勝って来年度もう一回スタートを切ろうと、学生達が苦しい中でも準備して来た中で、最後は相手を得点で上回ってくれた事に本当に感謝しています。今シーズンの反省を生かして、もう一度来年Aリーグでチャレンジして、我々の目標であるAリーグで優勝出来るチームになっていけるように頑張っていきたいと思います。本日はありがとうございました。

村上剛琉 キャプテン
シーズンを通して、もちろん勝つために準備をして来たのですが、Aリーグでは勝つ事が出来ずに(今日の)入替戦に来る事になリました。今日も龍谷大学さんに対してしっかり準備をして来たのですが、入替戦という独特の雰囲気に飲まれてしまう場面が多くなってしましました。(しかし)1トライを取ってから、自分達の雰囲気に持ち込めたと思います。接戦にはなってしまいましたが、何とか勝利する事が出来て、来年もAリーグでプレーする権利を継続出来たので、後輩達に頑張ってもらいたいと思っています。

Q.龍谷大学さんが想定以上に力があったのか、摂南大学さんが受けてしまったのか?どのように感じておられますか?
瀬川監督

今年、摂南大学は得点力もそれほど高くなかったですし、シーズンを通して摂南大学に課題が多かったと思います。

村上キャプテン
必ず勝たなくてはいけないと準備していましたが、相手がどうこうよりも自分達のミスや反則が多く、自滅してしまった部分が多かったと感じています。

Q.試合が終わった後、両膝に手をついて考え込むような仕草をされていましたが、どのような思いを持っていらっしゃいましたか?
村上キャプテン

今年の4回生は(今まで試合に)出場する機会があまり無い選手が多くて、引っ張って行くという事が大変だなと分かっていたのですが、何とかチームを変えて行きたいという思いがあり、立候補してキャプテンになった事を思い出していました。シーズンを通して、結果は残せなかったのですが、なんとか最後に(入替戦で)、後輩達に来年以降を託せるという機会を残せたという事でホッとしていました。


11月30日(日) 京都産業大学 vs 天理大学

マッチレポート

晩秋にしては比較的穏やかな気候で、快晴微風の花園ラグビー場。
2年連続優勝を狙う天理と2年ぶりの王座奪還を目指す京都産業。全勝での対戦は京都産業の先蹴で試合開始。

スクラムの攻防で両校一進一退を繰り返す序盤、緊張をほぐすかのごとく天理は左右に連続展開を試み、激しいブレイクダウンを繰り返すと、最後はラックサイドを抜けたSH9朝倉達弥がポスト下に先制T。SO10上ノ坊駿介がGを決め0-7と開始5分で天理がリードする。

スクラムを起点にプレッシャーをかけながら激しいブレイクダウンを仕掛ける京都産業に対し、前に出る鋭いタックルで挑む天理。11分天理DFのわずかなスキを突き、京都産業FL6平野龍のラインブレイクからNO.8シオネ・ポルテレがポスト下にT。SH9高木城治のGで同点と誰しも思った瞬間、天理WTB14平松麟太郎が猛然とチャージダウンし5-7となる。

このプレーで勢いづいた天理は14分FL6アリスター・サウララのT。Gも成功で5-14と突き放すと、天理の連続攻撃に対し我慢の京都産業の構図が続く。
20分には京都産業TL前で相手ボールスクラムを崩し反則を犯した京都産業に対し、モールを押し切れないと見るや、すぐBKに展開した天理はFL6サウララが左中間にT。G成功で5-21とリードを広げる。

ブレイクダウンで一歩差し込まれ、セットプレーでもミスが目立つ京都産業だったが、相手ボールスクラムをターンオーバーするシーンでは、やはりスクラムからリズムを創り出す‘個性’を垣間見る。
28分自陣10m付近で天理が犯したハイタックルから、流れを変えるべくPGを選択の京都産業。SH9高木がロングキックを難なく決め8-21。
勢いづいた京都産業は30分過ぎからBKでアタックを試みると、天理のタックルもやや甘くなり敵陣TLに何度も迫る。自陣ゴール前からSO10上ノ坊をCTBに置いて、インゴールから敢然とアタックを試みる天理に対し、タックルを受けながらも、僅かなスペースをつなぎTLに迫る京都産業。雌雄を決する舞台にふさわしい攻防を繰り広げながらも、前半は8-21の天理リードで終える。

後半最初のスコアは天理。43分敵陣ゴール前LOからモールを押し込み、HO2稲嶺翔太が右中間にT。G成功で8-28とする。

京都産業はラインブレイクを図るも天理の分厚いDFに阻まれチャンスをつかめず、TL前でのモールも押し切れず、流れを失っていく。

DFから勢いをとり戻した天理は57分、敵陣22mで京都産業スクラムのコラプシング、タッチキックでつかんだ敵陣TL前LOから、連続のブレイクダウンで前進し最後は11WTBフコフカ・ルカスのT。Gも成功し8-35と勝負を決定づける。
70分京都産業が敵陣TL前で連続攻撃を仕掛けるも、パスミスから天理がWTB14平松が一気のカウンター。最後はSO10上ノ坊のキックパスをFL6サウララが収め切り右中間にT。G不成功も8-40。

75分左展開から京都産業WTB11ナブラギ・エロニが一矢を報いるT(G成功15-40)も、タイムアップ直前、京都産業の左展開を狙いすました天理SO10上ノ坊がインターセプトそのまま70m近くを疾走しT。自らGも決め15-47でリーグ戦を優勝で締め括った。

試合後の記者会見では、勝者は喜びもそこそこに相手を慮り、敗者は現実を涙ながらに受けとめた。持てる力を尽くしての闘いを繰り広げた両校だからこその風景、来たる大学選手権では両校と関西学院には、ただ健闘を期待するのみである。(廣島 治)

会見レポート

京都産業大学
廣瀬佳司 監督
5戦全勝で迎えた決勝戦ということで、しっかり準備して臨んだつもりでした。天理はすごくデフェンスの良いチームなので、何とか天理のデフェンスの壁を突破したいと思っていたが、最後までデフェンスを突破することができずに完敗というかたちになってしまいました。ただ、学生は最後までしっかりと戦ってくれて非常に嬉しかったです。下を向いている暇はありませんので、もう一度挑戦者のマインドで(チームを立て直して)大学選手権に臨んでまいりたいと思います。今シーズンを振り返って本当に苦しい試合が多かったが、天理(戦前)まで全勝で勝ち進んでくれた学生たちを誇りに思い感謝しております。

伊藤森心 キャプテン
天理大学さんの纏まったデフェンスというか、セットプレーなどでプレッシャーを受けてこのようなスコアになってしまったかなと思っています。

Q.大学選手権に向けては?
伊藤 キャプテン
今はあまり先のことは考えられなくて‥。僕の責任でチームが負けてしまったので‥。僕の責任だと思います。まだ、選手権のことは考えられていないです。

廣瀬 監督
関西リーグは苦しかった戦いが多かったが、しっかり勝ち切ってくれた。伊藤(キャプテン)と吉本(バイスキャプテン)の強いリーダーシップのもと苦しい試合も纏まって戦ってくれた。関西リーグを振り返って(そこは)強みだと思っています。選手権に向けても大きな変更はなく、われわれが拘ってきたものをしっかりとやり切ることが一番大切だと思うし、それが強いチームだと思っています。私たちらしくアイデンティティを大切にして(キャプテン以下結束して)臨んで行けば良い結果が得られると信じてやっていきたいと思います。


天理大学
小松節夫 監督
今年は6月に不祥事を起こしてシーズンを戦えるのかと不安の中、何とかみなさまのご協力をいただきリーグ戦に参加することができ、まずはラグビーができる喜びというか、リーグ戦に参加させてもらえるだけでもありがたいという中でチャレンジャーとして戦おうということで7試合戦い切ることができました。結果的には(最高のかたちで)優勝することはできましたが、まずは選手たちが最後までデフェンスで体を張ってやってくれたということが一番うれしいですし、本当にやり切ったなという感じがいたします。選手権では、さらに一段成長していきたいと思っています。

上ノ坊駿介 キャプテン
(監督のコメント同様)いろいろな方のサポートのお陰でリーグ戦に参加させてもらえ、一試合一試合をフォーカスして天理のラグビーをしていこうと話し合って開幕戦からスタートしました。今年のチームはデフェンスの部分で凄く良いものを持っていると思っていて、今日のゲームでも粘り強いデフェンスを発揮してくれ、相手のアタックを押さえることができました。後半、スコアが開き少し悪い流れの時もあったが、最後にトライを獲れてリーグ戦の最後を締めくくることができて嬉しく思います。

Q.デフェンスもさることながら、アタックの評価は?
小松 監督
リーグ戦を戦う中で(試合ごとに)アタックの精度も上がってきたのかなと思っています。特に9番(SH)10番(SO)のところでゲームを上手く組み立ててくれて(攻撃の)オプションも少しずつ増えてきているので。デフェンスを中心にゲームを作っているが、その中で少しずつアタックも良くなってきているかなという印象を持っています。

Q.大学選手権優勝に向けての想いを聞かせてほしい
上ノ坊 キャプテン
大学ラグビーは関東の方が上というか、関東の方が注目されているようですが、関西も負けていないぞというプライドもありますし、関西1位というプライドをもって、チャレンジャーの気持ちをもって、引かずに天理のラグビーを(関東に)見せつけたいと思います。

ラグビーが、あなたを待っている。

観るもよし、やるもよし、支えるもよし。
それぞれのカタチで関西ラグビーに関わろう。

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