Kansai Rugby
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10月31日(日) 天理大学 vs 立命館大学

マッチレポート

初戦の近畿大学に星を落としたものの、第2節、第3節と徐々に力強さを戻しつつある2勝1敗(勝点10)の天理大学と、初戦の関西学院大学戦では白星だったものの近畿大学、京都産業大学に連敗し、1勝2敗(勝点5)の立命館大学との一戦。天理親里競技場にて、秋晴れの良いコンディションの中で行われた。

風上の立命大のキックオフでスタートした。

序盤しばらくは立命大が風上もいかし、天理大陣内でゲームを進める。だが、あと一歩のところで天理大の堅い守りに跳ね返される。
10分を過ぎて、天理大は本日はじめて敵陣に入ることができる。このチャンスを逃さず、11分、ゴール前5Mラインアウトを押し込みなだれ込むようにHO②佐藤康が左中間に押さえ込む。ゴールはSO⑩筒口允之がきっちり決め先制する。(7-0)

この後、序盤と同じように立命大が天理ゴールに攻めるが、なかなか攻めきれない。
26分、天理大はまた敵陣に入ってからの集中力を発揮、CTB⑬間森涼太が縦へ切り込み、DFライン裏にゴロパントを、FB⑮江本洸志がキャッチしゴールポスト下にトライ(ゴール成功)、効率よくスコアを重ねる。(14-0)
35分にも天理大、自陣10M付近ラインアウトから左へ展開、LO④アシペリ・モアラがラインブレイク、⑮江本からWTB⑪内村祐介とわたり、快足を飛ばして左隅にトライ(ゴール成功)、点差を広げる。(21-0)

このままのスコアで前半が終わってしまうかとも思われたが、41分に立命大はゴール前ラックから出たボールをCTB⑬木田晴斗がゴロパントそのまま拾って左中間に飛び込む。CTB⑫森駿太がゴールを決め一矢報いて前半を終える。(21-7)

後半は風上の天理大のドロップキックでリスタート。開始早々、天理大はここでまた集中力をみせる。
2分、敵陣22Mラックから左へ展開、⑮江本からオフロードパスを④モアラに繫ぎそのままゴールラインを割る(ゴール成功)。(28-7)
17分にも、天理大は5Mラインアウトからモールを押し切り右中間に②佐藤がトライ(ゴール成功)で引き離す。(35-7)

これで勝負ありと思えたが、27分、今度は立命大がゴール前5Mラインアウトからモールから飛び出したNO8⑧宮下大輝が左中間に押さえ込む(ゴール成功)。(35-14)

立命大もスコアを詰めるが、天理大は終了間際の41分、HO⑯谷口永遠がDFラインを突破し、ダメ押しのトライ(ゴール成功)をあげ、ゲーム終了となる。(42-14)

POMには、本日、自身でも2トライし、キャプテンとしてチームを鼓舞し続けたHO②佐藤康が選ばれた。

立命大は前半の風上でゴール前に何度か迫ったが、(トライを)取り切れなかったことが悔やまれる。他方、天理大は本日2トライを奪われたものの、前節に引き続き自陣ゴール前での粘りも戻りつつある。また、ここ一番の集中力もみせてくれた。これからリーグも後半戦に入るが、両校の益々の活躍に期待する。

会見レポート

立命館大学
鬼束竜太ヘッドコーチ
有観客の開催にご尽力いただいた関係者の方々に感謝いたします。試合は、ブレークダウンでプレッシャーを受けると(試合前から)予測していたのですが、やはりそこでプレッシャーを受けてしまったことと、序盤のチャンスをものにできなかった事がうまくいかなかった点です。ここ2試合は後半に突き放されていたのですが、この点は意識して戦えていたと思います。次の試合に向けて更に修正して臨みたいと思います。

木田晴斗キャプテン
アタックでは、(トライを)取れるチャンスが多くありましたがミスでトライに結びつける事ができなかったのが一つの大きな敗因だと思います。試合前から、数少ないチャンスを取り切ることがカギになると思っていましたが、そこがうまく行きませんでした。ディフェンスでは、ミスタックルから簡単に点を取られた場面が多かったので、そこはしっかり修正したいと思います。

Q.ラインアウトで苦戦していたようだが
鬼束HC
スローイングの問題もありますが、プレッシャーを受けているのに必要の無いムーブ等自ら首を絞めているところがあった。もっとシンプルな選択をする等、試合の中で選手がしっかりと判断して対応できるようになれば、もっと(ボール)キープできるようになると思います。


天理大学
小松節夫監督
本日はありがとうございました。関西リーグは1試合も負けられないという状況の中で、前半はしっかり我慢して後半は自分達のラグビーをしようと送り出しました。前半は、ミスが多く風下でもあったので自陣での戦いが多くなったのですが、その中でも良く戦えたと思います。後半は、風上を活かして敵陣に入りながらも、自分達のミスでなかなか得点に結びつけられなかった点は反省材料です。すぐに(11月6日㈯)試合がありますので、修正して臨みたいと思います。

佐藤康キャプテン
前半我慢して3トライを取れたのですが、最後に1トライ取られて、(試合の)流れが悪くなるのを少し心配しました。後半も前半同様にペナルティが多くなり、中でもセットプレーが安定しませんでした。セットプレーの安定とペナルティを少なくするように次の試合に臨みます。

Q.後半、フランカーに入りましたが経験は
佐藤C
高校時代に何回かやったことはありますが、びっくりしました。でも楽しかったです。

10月31日(日) 関西大学 vs 京都産業大学

マッチレポート

2021ムロオ関西大学Aリーグ第4節は晴れ、微風の天理親里ラグビー場で開催された。
第一試合は関西大学VS京都産業大学が対戦する。
関西大は前節の関学大戦でロスタイムに逆転し勢いを維持しボールを動かすラグビーで「WAVE」のとおり波に乗れるか。京産大は開幕からの連勝で危なげない戦いで勝点14と首位でこの一戦を迎える。

関大SO高桑のキックで試合開始。

キックオフのボールを受けた京産大はそのまま攻撃を続けデフェンスラインを突破し、自陣22mからパスを受けたWTB松岡がタッチライン沿いを走り切り、ノーホイッスル先制トライ、GKは不成功、0-5。
9分に京産大が関大のキックをハーフ付近でキャッチしたWTB船曳が走り込みCTBジェイミーに渡り、パスを受けたWTB松岡が再びスピードに乗り、左中間にトライ、GKもSO西仲が成功、0-12。
18分にも京産大が敵陣右中間ゴール前5mスクラムからSH廣田のパスを受けたLOラウシーがゴールポスト右に飛び込みトライ、GKもSO西仲が成功、0-19とリードを広げる。

反撃に出る関大は21分に敵陣ゴール前15mラックからSH溝渕のキックパスを受けたCTB立石がゴールポスト下にトライ、GKもキャプテンSO高桑が成功、7-19とする。
今度は32分に京産大が敵陣右ゴール前ラインアウトからモールを形成しLOラウシーがサイドを突破し左中間にトライ、GKもSO西仲が成功、7-26とする。
ロスタイムに入り、お互いが攻め続けたが、京産大がセンター付近からLOソロモネが抜け出し、FL三木に渡り右中間にトライ、GKもSO西仲が成功、7-33で前半が終了。

京産大SO西仲のキックで後半開始。
後半先制したのは関大、14分に敵陣左ゴール前10mラインアウトから右に展開し、SH溝渕のキックパスをゴールエリア内で途中出場した18番PR龍田が押さえてトライ、GKもSO高桑が成功、14-33。
20分に再び関大が敵陣左ゴール前5mラインアウトからモールを形成し、NO8池原が左中間にトライ、GK不成功19-33と追い上げる。

選手を入れ替え指揮を高めた京産大は23分に敵陣22m付近のラックから左に展開し、SH廣田から途中出場した20番CTB家村に渡り最後はLOラウシーが左中間にトライ、GKは不成功、19-38。
31分に京産大はハーフライン付近で関大のラインアウトからのこぼれ球を途中出場した20番NO8タモエフォラウがデフェンスを突破し左中間にトライ、GKもSO西仲が成功、19-45。

34分関大は敵陣ゴール前5m右中間ペナルティからタッチキックで攻め、SH溝渕のキックパスを17番PR朝倉がゴールエリアで押さえ込みトライ、GK不成功、24-45とする。

39分に京産大が敵陣右7mゴール前ラインアウトから左に展開し、LOソロモネが右中間にトライ、GKもSO西仲が成功、24-52。
41分に再度京産大が攻め込みSH廣田から22番CTB家村に渡り、最後はWTB船曳が右中間にトライ、GKもSO西仲が成功、24-59。京産大がリードしてノーサイド。

関大は敗れはしたが、「WAVE」で攻め、キックパスを有効に活用し、勝点1を獲得,次節に期待を持たせる戦いであった。
京産大は勝点5を上乗せし、19点と首位をキープして、いよいよ次節から昨年の上位校と当たるが、恐れることなく挑んでほしい。

POMにはアタックでもデフェンスでも勝利に大きく貢献した、京都産業大学5番LOアサエリ・ラウシー選手が選ばれた。

会見レポート

関西大学
森 拓郎監督
前節から2週間、京産さんに勝てる準備をしてきて挑戦したんですが前半のフィジカルの部分で受けてしまい流れを京産さんに持っていかれたかなと思います。前半のラスト10分くらいはいいデフェンスが出来てうちらしいゲームができたと思います。後半に巻き返したかったのですが、力の差を感じたゲームでした。

高桑基生キャプテン
監督がおっしゃった通りで、前半の入りの部分で京都産業大学さんの大きいFWに圧倒されてしまいました。前半の最後の部分ではうちらしいアタックもでき、また後半の20分は関大らしいアタックとデフェンスができたのですが、最後にフィジカルの部分で負けてしまい後手に回ったので、課題の残る試合だったと思います。

Q.かなりキックを多用した試合だったと思うがその狙いと成果は?
高桑キャプテン
京都産業大学さんは今までいいデフェンスをしていたので、こちらはキックで試合を作っていこうと思いました。結果としては前半と後半の初めは関大の形で出来たかなと思います。いい結果ではないですが、次節の摂南大学戦に向けて次につながるゲームになったと思います。

Q.あとあと影響してきそうなボーナスポイント1を獲得しましたが攻撃面の評価は?
森 監督
裏のスペースに上手にキックを蹴れたかなと思っています、勝ち点を取りに行くという準備はしていなかったが最低限の事はクリアできたかなと思います。

Q.ここまでの失点が多いがデフェンス面でどのように修正していくか?
森監督
フィジカルの強いチームに関しては人数をかけて1人に対して2人で行き、早いリアクションで数的に有利な状況になるように準備していきます。

Q.この4試合で昨年の上位4チームと当たったわけですが後半戦に向けての手ごたえは?
森監督
学生が日々一生懸命に取り組んでくれて成長を感じているので、このまま練習の質をあげていって残りの3試合いい結果が出せるように頑張りたいと思います。


京都産業大学
廣瀬佳司
前半の最初はいい立ち上がりでボールもよく動いたし選手もよく動いたのですが、試合が進むにつれて関西大学さんのブレイクダウンでのプレッシャーが強くなかなか波に乗れずフラストレーションがたまるところもありましたがきっちり勝ち切ってくれたので次の同志社戦に向けてしっかり準備をしていきたいと思います。

平野叶翔共同キャプテン
試合の中で要所にいいところはあったのですが、自分たちの流れではないところでフラストレーションをためてしまって冷静なプレーが出来ていなかったと思います。もっと冷静な試合運びをしていきたいと思います。

Q.松岡選手素晴らしい活躍でしたが、開幕以来の起用となったがその意図は?
廣瀬監督
プレスキッカーを竹下にしたので出番がなくなったということですが、今日は西仲を先発させたのでそこにプレスキッカーがいるので松岡を起用したということです。

Q.バックスのレギュラー争いがし烈に感じるがどのように思っているか?
廣瀬監督
次の同志社戦も含めて5週連続になるので、その週のベストのメンバーを選んでいるだけです。

Q.深く攻め込んでのノットリリースは何度かあったが何が原因なのか?
平野キャプテン
いろいろ要因はあると思いますが、細かいスキルの所と、ブレイクダウンでの2人目のレースのところで勝てていなかったこと、またキャリアーの寝方にも問題があったと思います。

Q.今日の2トライの感想は?
松岡選手
キックオフの前に、自分にボールが回ってきてトライするイメージをしていたのでそのイメージ通りになっただけです。
自分の強みであるステップを生かして外で取りたかったので、相手を上手くずらして外で勝負しました。

Q.開幕戦からスタメンを外れた時の反省点は?
松岡選手
自分は体が小さいのに、姿勢が高かったり、スピードのないアタックや縦に切り込むことが少なかったのでそれを反省としてしっかり切り込んで自分の強みを生かすことを考えて頑張りました。
自分の実力不足で落ちたので、練習後も体感トレーニングを中心に行いスタメンに戻ることをイメージしていました。

Q.次の同志社戦に向けて。
松岡選手
スタメンを外れた悔しさを忘れずにトレーニングを続けて、チームともども成長してもっと上を目指したいと思っています。

Q.監督から何かアドバイスは?
松岡選手
フィジカルのところでのご指摘をいただきましたし、元木GMからは「落ちた時が大事だ」と言われていたので気持ちを下げずに毎日やっていました。

10月30日(土) 摂南大学 vs 同志社大学

マッチレポート

緊急事態宣言が解除され、新型コロナの大きな影響も徐々に薄れてきた中、関西大学Aリーグは第3節からは観客を入れての開催となった。迎えた第4節。無風、青空が広がった鶴見緑地球技場の第2試合は、ここまで2勝1敗の同志社大学と1勝2敗の摂南大の対戦となった。観戦を待ちわびた来場者は1854人。「収容人員の半分(協会役員、選手らは除く)」の規定いっぱいだった。摂南は勝って波に乗りたいところ。一方、同志社は前節、近畿大に敗れもう一歩も引けない状態でやはり勝利が欲しい。
試合は、同志社のK.O.で始まった。

いきなりの4分。摂南は相手陣10m入った右サイドでFB⑮キャプテンのヴィリアミ・ツイドラキの前進からWTB⑭中来田蓮にパスを通して右中間にトライ。自分たちのいい形で先制した。

ところがここからはスクラムで上回り、摂南の攻撃をゲインラインの後ろで止めるディフェンスが光る同志社のペース。相手陣で試合を進め、18分、相手陣10m左中間スクラムを5m押し込んで得たチャンスからSH⑨田村魁世、SO⑩嘉納一千とつなぎ、FB⑮芦塚仁が左隅に押さえ同点とした。
スクラムを含め攻撃力で上回る同志社はこの後も、23分にラインアウトを起点にSH⑨田村、28分にラインアウト後のモールを押し込みHO②西濱悠太がトライして、前半は19-5と同志社リードで終了した。

後半は摂南の立て直しと反撃が期待されたがやはり同志社が試合を支配。8分、有利なスクラム(相手G前30m左中間)から右に展開、⑧、⑨、⑩とつないで最後はWTB⑭稲吉渓太が押さえた。
同志社はその後も攻撃の手を緩めず、18分にSH⑨田村がこの日2本目、36分にSO⑩嘉納に替わった(32分)㉒倉岡治輝、39分にFB⑮芦塚に替わった(24分)㉓岡野喬吾がトライを重ね圧勝した。

同志社は、摂南No8⑧ヴィリアミ・ルトゥア・アホフォノやFB⑮ツイドラキの強力な縦攻撃を一人は下へ、もう一人はボールに絡む連携したディフェンスで容易に前進を許さなかった。摂南は両外国人を中心に反撃を試みるが、ターンオーバーされたりミスが重なって最後まで自分たちの意図する試合を封じられた。
POMには強力なスクラムの起点となって活躍した同志社大学PR①山本敦輝が選ばれた。

会見レポート

摂南大学
瀬川智弘監督
同志社は伝統があり、春の関西の大会で優勝しているチームにチャンレンジしようとした。立ち上がりは我々が準備していた通りのいいアタックができたが、それ以降は同志社の固いディフェンスを崩すことができなかったのが悔やまれる。失点も多く、多く得点することができなかったが、選手は80分間体を張り続けてよくやってくれた。結果が出ていないので、チームとして急に上向きになるようなことはないが、一日一日彼らは確実に成長していると思っている。関西Aリーグで勝っていくという厳しさをもう一度チームで共有して、来週いい試合をし、摂南大学のラグビーを皆さんにお見せしたい。

ヴィリアミ・ツイドラキ キャプテン
同志社は絶対強い相手とわかっていたので、チャレンジしたかった。仲間たちはみんな頑張っていてうれしかった。伝統校とやって多くの点は取れなかったが残りの試合もきびきびとやりたい。

Q:立ち上がりはいい形で入ったが、後半はディフェンスがルーズになっていたが?
瀬川監督
同志社が我々のディフェンスのほころびをうまくついた。我々がルーズになったというより同志社の速いテンポをスローダウンさせられなかったのが反省。ネガティブに考えずにもう一度、ブレイクダウンの仕事の役割の人とそれ以降のプレーを次節に向けて修正したい。

Q:攻め込みながら点を取れない試合が何試合かあり、最後の一押しは何が足りないか?
瀬川監督
我慢強さがない。アタックにしてもディフェンスにしても敵陣の22m入ってからの得点力が低く、22m内に侵入されたときに失点しているのは顕著に表れている。攻守における我慢強さをつくっていかなければならない。テストマッチでもそうだがゴールラインを割らす割らせないの攻防であり、日々練習していきたい。

Q:中5日で選手の疲労は?調整の注意点は?
瀬川監督
中5日はわかっていたので火曜日以降は体を当てていない。京都産業大戦でもセカンドマンの所で圧力を受けることが多く、同志社も2人目のサポートが早いチームなので、セカンドマンのファイトを一つのテーマとして掲げた。前半はキャプテンを中心にいいファイトができていて、摂南のペースで戦えていた時間が多くあった。準備したことを学生たちが体現してくれたのはうれしく思っている。まだ、上位チームと地力の差はあることは受け止めて今後につなげていきたい。


同志社大学
伊藤紀晶ヘッドコーチ
何とも言えない試合。すごく悪いわけでもなく、すごくよかったわけではないが点数は取れていた。まだまだ改善ポイントがあり、次の試合に備えていきたい。

南光稀主将
全体的にワントライで抑えられているし、摂南には強い選手がおりラインブレイクされたときもあったが、全員でかえれそこからボールを奪え、自分たちの流れにもっていけてよかった。課題のセットプレーはモールでトライが取れ次につながるところは多くあった。できなかったところを修正して次につなげたい。

Q:物足りなく感じるところは?
伊藤HC
外国人選手が走り込んでくるときに待ったディフェンスになってしまい、受けてしまったような形になり、最初の流れがよくなかった。2次3次はしっかり前に出て止められていた。外国人選手相手に対してもっと前に出るディフェンスができればチームとしてはもっとよくなるのでそこを意識したい。

Q:サインプレーの評価は?
田村魁世主将
相手の傾向をみてサインプレーを準備している。今回の試合は多く出せたが、うまくいった部分もあればうまくいかなかった部分もあり、次回の試合に向けて修正したい。

Q:サインプレーの意図は?
田村主将
毎試合、サインプレーにこだわるよりまず自分たちが体を当ててやっていくうえで、点差や試合の流れを考えセットプレーでサインプレーを多く使おうとしたのが出た試合だった。

Q:サインプレーはどうしてつくっているのか?
田村主将
佐藤コーチが共有してくれたサインプレーを我々がやってみて、合った部分、合わなかった部分をフィードバックしている。

(文責 大阪府協会・丸井康充)

10月30日(土) 近畿大学 vs 関西学院大学

マッチレポート

秋晴れの鶴見緑地競技場。コロナ禍緊急事態宣言緩和による大阪で今季初の有観客試合は、期待を寄せるファン1033人が見守る中、関西学院大学のKOで開始された。

先制したのは近畿大学。
8分、相手ゴールポスト右ラックから右展開しWTB⑭植田和磨が右中間トライ、CTB⑫キャプテン福山竜斗のGも成功し7-0と幸先よく先制した。

一方、関学も19分、相手G前右中間ラックから左サイドを突いてHO②平生翔大が飛び込み、FB⑮奥谷友規のGも成って7-7とすかさず同点とした。

追いつかれた近大は27分、相手G前左ラインアウトからBKSも参加したモールを押し込んでHO②金子隼が押さえ12-7。

今度は関学が30分、G前右ポストにこぼれたボールをWTB⑪加藤匠朗が押さえてFB⑮奥谷のGも決まり12―14と逆転に成功した。

リードを許した近大は33分、G前20m左中間ラックからCTB⑬中洲晴陽が抜け出して中央にトライを決め、CTB⑫福山竜斗のGが成功して19-14と再逆転。

40分、関学は相手G前5m右ラインアウトからモールを押し込んでHO②平生がこの試合2回目のトライを左中間に押さえ、FB⑮奥谷のGも成功して10-21と2回目の逆転に成功した。

しかし近大はロスタイムに入った45分、関学の反則で得たPGをCTB⑫福山が確実に決めて22-21と再度の逆転に成功した。両チーム反則が目立つ内容であったが前半は近大リードで折り返した。

後半は、両チーム前半の修正が活かされるかが勝敗のキーポイントとなった。
後半も先手を取ったのは近大。6分、G前5m左ラインアウトから右展開し最後はCTB⑫福山が相手DFを突破し左中間にトライ、自身のGも成功し29-21。この試合、始めて7点以上の差がついた。
更に近大は12分、HL右ラインアウトから左展開し、ライン参加したFB⑮河井優が左中間トライ、CTB⑫福山のGも決まって36-21と引き離しにかかる。
なおも19分、近大は相手G前22m右中間ラックでターンオーバー、大きく左展開し右タッチ際をLO④松永正喜が走り切ってトライし、CTB⑫福山がGを決めて43-21と、前半の反省を修正し大きくリード。
その後も近大は28、32分にCTB⑬中州がトライ、GもCTB⑫福山が決めた。(57-21)。

このままでは終われない関学は36分、中央G直前の連続ラックから最後は33分FL⑥稲垣直希に替わった⑳藤井崇弘が抜け出しトライ、FB⑮奥谷のGも成功して57-28。
38分にも自陣22mラックから左展開しWTB⑪加藤匠朗が70mを走りきり中央トライ、FB⑮奥谷のGも成って57-35としたが時すでに遅し。

近大は43分にも相手陣22m左ラックから29分PR①紙森陽太に替わった⑰長岡幸輝が抜け出し左中間トライ。
前半は二転三転した試合だったが終わってみれば62-35でのノーサイドとなった。反則数で関学が近大を上回り、最後まで修正が難しいゲーム運びであった。POMにはインターセプトを含め3トライを上げた近畿大学CTB⑬中州晴陽が選ばれた。

会見レポート

関西学院大学
小樋山樹監督
本日の試合はこの1週間準備してきたことを選択してできたこともあったが、後半は特に入り5分10分のところでミスがあったりで、試合の流れが近畿大学に傾いていってしまった。

魚谷勇波キャプテン
後半、自分達がやりたいラグビーを近大がやって、自分達がやりたいことができずに自陣から出ることができず終わってしまった。

Q:前半は準備してきたことができていたけれども、特に後半にどのようなやりたいことを考えていたのか。
小樋山監督
敵陣でプレーする事ができなかった。キャプテンのコメントからも自陣から脱出できなかった。

魚谷キャプテン
自陣でのミスでペナルティをしてしまい、相手もキックの使い方が上手くてそこに対応できずに自陣に追い返されてしまった。

Q:キックオフで苦しんでいた印象があったが近大の嫌なところを教えてもらいたい。
魚谷キャプテン
前半の最後に相手が競ってきたところに自分達の準備が遅かったり、奥に蹴られると勘違いして相手ボールにされた。準備対応不足でそこは相手が一枚上で最後前半に3点とられたところもしっかり対応していれば終われていた。

Q: 大変勿体無い試合だったがその辺りの気持ちを聞かせてもらいたい。
魚谷キャプテン
私自身勝てた試合だったと思うし関学の選手も皆そう思っていると思う。でも勝ちきれないところで前半は皆よくやってくれたが特に後半のところでやられてしまい、全4試合負けているが皆感じている部分をもっているので残り3試合全力でいきたい。


近畿大学
中島茂総監督
リーグ4戦目だが関学はアップ・テンポのラグビーが身上とされるチームでブレイクダウンの攻防になると、そのようにさせないために皆と話をしてきた。先週の京都産業大学戦でセットプレーが安定していなかったので、スクラム、ラインアウトのマイボールでは100%の獲得を目指し最後は勝ちきったという内容だが、いとも簡単に5トライを許してしまったことが今後の反省材料になる。前半は競ったゲームになったが敵陣にいけばいいのに強引に無理なプレーから待ってカウンターされるケースも記憶している。後半は敵陣でに入ることと自陣では反則しないことが実行できたが、最後にミスがあったところでコミュニケーションが悪かったことが反省かなと思う。

福山竜斗キャプテン
ファーストコンタクトでディフェンス、アタックで圧倒しようとしたが自分達のエリアでミスをして前半は流れを変えられなかった。後半、しっかりと立て直して自分達の強みであるセットプレーとバックスの展開で得点を重ねたところは良かった部分であるがディフェンスで反省点が残り強化するところである。

Q:後半改善されていたがハーフタイムにどのような話をされたのかシンプルな印象であったがその辺を聞きたい。
福山キャプテン
前半でもしっかりアタックすれば得点に繋がることは自分達にも自信があった。後半は敵陣のエリアのなかで戦おうと落ち着いてエリアをとつて自分達の強みの中盤でのアタックで改善できたと思う。

Q:前半は硬くなっていたりとか、負け試合の次の試合であり精神的な部分はあったのか。
福山キャプテン
自分達にはそのような気負いはなかったが、一人一人が無理なプレーを選んでしまいシンプルにエリアを取ればいいところを無理やりこじ開けようとしたところが流れを持ってこれなかった原因だと思う。

Q:後半、福山君がおとりになったように聞いてるが個人的にどのようなことに心がけたか。京産大に負けたあとチーム内でどのようなミーティングをしたのか。
福山キャプテン
自分の縦プレーが警戒されているので、自分の裏を活かすプレーであったり、相手が速く出てきたら裏に蹴ったり、今日は落ち着いてプレーができた。京産大と対戦して負けてしまったが良い勉強になった。自分達のうまくいかない時間帯が多い中でのプレー選択であったり、ゲームの流れでもう一度学ぶことができたのでそこがプラスになった。

Q:シーズン4試合目になって回りの見えかたや自分のポジショニングで自分が好きなことができているのか。
植田和磨選手
1、2、3節と試合を重ねさせていただいて、天理戦と同志社戦で先輩のおかげで良いトライができ自信がつき、思い切ったプレーが出てきている。もう少しディフェンスの起点とかアタックの空スペースを見ることを自分の中で習得していきたい。

Q:監督、キャプテンは今日の試合を観た感じ植田君が良くなっている雰囲気を持っているか。
中島総監督
春に比べると体が随分頑健になってきたということでその事だけでも大学で通用すると本人も自信を持っていると思う。試合を重ねるごとに彼の持ち味であるスピード或いは決定力が存分に発揮できているのでそれが自信に繋がっている。将来を託せるプレーヤーだと思っている。

福山キャプテン
植田は1年生だが自分達が自信を持って託せるランナーで、植田やWTB⑪宮宗翔にボールを渡すことが自分達の得点源になっているので、そのウイング陣を活かしていきたい。

(文責 大阪府協会、南昌宏)

10月24日(日) 京都産業大学 vs 摂南大学

マッチレポート

2021ムロオ関西大学Aリーグ、新型コロナウイルス感染症の影響で9月18日(土)開催予定であった開幕節の京都産業大学VS摂南大学の試合は、晴れ微風の布引グリーンスタジアムで無観客の開催となった。
京産大は前節で初優勝を目指し勢いのあった近畿大に勝利し、これまでに勝点9を獲得した、摂南大も勝点5を獲得しておりアタッキングラグビーで上位進出を目指す為にも負けられない一戦。

京産大SO家村のキックで試合開始。
開始9分、摂南大が敵陣左21mラインアウトから攻めラック攻撃を繰り返し、HO正木が抜け出しゴールポスト下に先制トライ、GKもFBツイドラキが成功し、0-7。

流れを掴むことが出来なかった京産大は19分に摂南大のキックを中央で受け、攻撃を繰り返しLOラウシがゴールポスト下にトライ、GKもFB竹下が成功し、7-7とする。
23分には再び京産大がフェイズを重ねて、最後はPRキャプテン平野が右隅にトライ、GKは不成功、12-7と逆転。
36分、京産大が敵陣右ゴール前10mラインアウトからモールを形成し、最後はSH廣田が右中間にトライ、GKもFB竹下が成功し、19-7とする。
摂南大も攻めるが、セットプレーで圧力をかけられ、トライを獲ることが出来ず、前半が終了。

後半は摂南大SO河波のキックで試合開始。
6分に京産大は摂南大のオーバー・ザ・トップのペナルティからショットを選択し、敵陣中央22mからFB竹下が成功し、22-7とリードを広げる。

14分に京産大は敵陣右10mラインアウトからモールを形成し、最後はSH廣田が右中間に飛び込みトライ、GK不成功、27-7とする。
18分に京産大が敵陣左5m摂南大のラインアウトミスのボールをLOラウシーが奪いそのままトライ、GK不成功、32-7。
22分に再び京産大が敵陣左ゴール前10mラインアウトからモールを形成し、途中出場した16番HO内山が左中間にトライ、GKもFB竹下が成功し39-7とリードを広げる。

漸く反撃に出た摂南大は敵陣右ゴール前5mラインアウトからモールを形成し、途中出場した22番SO大津が右中間にトライ、GKもツイドラキが成功し、39-14とする。

39分には京産大が敵陣右ゴール前5mラインアウトからモールを形成し、最後は16番HO内山が右隅にトライ、GK不成功、44-14とする。
最後まで攻めを諦めない摂南大はトライを奪えず、ノーサイド。

京都産大はリーグ戦、唯一全勝で勝点14と増やしトップに躍り出た。
前年度上位校との戦いが控えているが、リーグ制覇に向けて邁進してほしい。
摂南大も敗れはしたが、目指しているアタックキングラグビーを継続する為にもコンディションを整えて、次節に臨んでほしい。

POMは2トライを獲得し、勝利に貢献した京都産業大学SH9番廣田瞬選手が選ばれた。

会見レポート

摂南大学
瀬川智弘監督
摂南大学としてはしっかりと準備をしてのぞんだんですが、京都産業大学さんの強い圧力を受けて選手たちは後ろへ下がらざるをえなかったのかなと思います、また切り替えて中5日のスケジュールになりますがコンデションを整えてのぞみたいと思います。

隈元添太キャプテン
このゲームではいいプレー、悪いプレーといろいろあったのですが、セットプレーの所で大きく負けてしまいそこから失点につながってしまいました、これを修正して次の同志社戦に生かしていきたいと思います。

Q.京産大のFWの強さは想定していたと思うが、実際に対戦してみてどうだったか?
隈元キャプテン
スクラムに関してはどういったスクラムを組んでくるのか分析して対策も練っていましたが、モールの圧力に関しては想定以上でした。


京都産業大学
廣瀬佳司監督
先週よりいい試合をしようとのぞみました、前半は自分たちのミスでなかなか波に乗れなかったですが、後半はしっかり修正して京産らしいラグビーをしてくれたと思います。

平野叶翔共同キャプテン
開幕から3連戦ですが、練習でも課題になっていて、ゲームの入りのところでしっかりできたら自分たちのラグビーができるのはわかっていたのですが、摂南さんのデフェンスとアタックの勢いに飲まれてしまいました、そこを後半修正できたよかったと思います。

Q.前半の入りが課題とは具体的には?
平野共同キャプテン
今年だけではなく今までの京産はゲームの入りの所で受けてしまうことが多く、そこを改善しようと話しているのですが、京産の文化として残っているので、最初の5分、10分の最初から行くという意識をつけていくようにしています。

Q.FWは優位に進めて行ったと思うが、その他で精度をあげていく必要があるところは?
廣瀬監督
もう1、2フェイズとボールをキープしてゲインしていき相手にプレッシャーを与えていきたいと思っていましたが、それまでにミスをしてしまいましたのでその辺が課題だと思っています。

Q.現段階で3勝で首位にたっているがどのように受け止めているか?
平野共同キャプテン
首位に立ったことで浮足立っていてはダメで、我々はチャレンジャーです最終節の最後で優勝する事しか考えていません、そこを目標にもっと頑張ろうとチームで話し合っています。

Q.京都産業大学の伝統について思っていることは?
平野共同キャプテン
歴代のOBの方たちが毎年優勝を目指していくというチャレンジ精神を残してくださっているので、そこを継承して頑張っていきたいと思っています。

10月17日(日) 立命館大学 vs 同志社大学

マッチレポート

2021ムロオ関西大学ラグビーAリーグ第3節、左から右にやや強い風が吹く滋賀県大津市皇子山陸上競技場の第2試合は、前節共に敗れ連敗はできない立命館大学と同志社大学の対戦。

14時、風下の右から攻める立命館10番SO江良のキックオフで前半開始。
先制したのはは同志社。10分、ハーフラインほぼ中央の同志社スクラムで、右に位置した10番SO嘉納が逆サイドに移動し11番WTB和田にパス。11番和田が抜群のスピードで左サイドを走り抜け、外にフォローした10番嘉納に再度パスが戻り左中間にトライ。自身でゴールも決めて0-7とする。

しかし、立命館がすぐに反撃する。14分、同志社陣22mL中央で得たペナルティから左ゴール前5mのラインアウト(LO)を選択し、モールを形成、そのままゴールラインになだれ込み8番No.8宮下がトライ。12番CTB森が右隅の難しい位置からのゴールを決め7-7の同点とし試合を振り出しに戻した。

ここからは風上に立つ同志社が終始立命館陣での戦いを続けるが、LOでのミスやノッコンなどのミスが出て得点には至らない。前半終了間際にも、立命館の反則からゴール前に迫るが最後はノットリリースザボールの反則で得点できず、7-7の同点で終了した。

後半最初にペースを握ったのは前半から引き続いて同志社だった。
風下に回ってパス主体にテンポ良くボールが動き出した。

すると2分、7番FL小島のゲインから左に回し大外にいた5番LOキャプテン南が左中間にトライし同志社がリードする。(10番G成功、7-14)
5分にも、立命館のハイパントを同志社8番No.8木原が自陣10Lでナイスキャッチし相手陣へ、10番嘉納、9番SH田村と渡り田村が30mを走って右中間にトライし立命館を突き放す。(10番G成功、7-21)

2T2G差とこれ以上離されたくない立命館は、16分、前半同様にペナルティから左ゴール前5mLOを選択、今度はサインプレーが見事に決まり左隅に7番FL中村がトライし12番森がまたもや難しいGを成功、14-21と1T1Gに差を詰めた。

次の得点が勝敗に大きく左右すると思われたが、同志社が取り切った。
25分、立命館右中間22mLを超えたラックから左に展開、最後はトライゲッター11番和田が左中間に決めた。(10番G成功、14-28)
同志社は31分、今度は15番FB山口が個人技でラインブレイクし中央にトライ(10番G成功、14-35)、35分にも6番FL梁本のトライで試合を決めた。(22番倉岡G成功)
試合はこのまま終了、14-42で同志社が勝ち点5ポイントを獲得した。

同志社は前半はミスでペースに乗り切れなかったが後半は修正して得点を重ねた。一方、立命館は前節に続き後半の戦い方に課題を残したが、次節で修正して来てくれるであろう。
Player of the Matchは、ボールキャリアとして80分間最後まで体を張り続けた同志社大学No.8木原が選ばれた。

会見レポート

立命館大学
鬼束 竜太ヘッドコーチ
前半は準備してきた事がしっかりできていたのですが、後半は気を緩めたわけではなくチャンスだと思って挑んだのですが同志社さんの展開力で上回られて突き放されたのが残念です。前半からブレイクダウンのところで苦しめられていたのでそこは修正しないといけないと思います。

木田 晴斗キャプテン
前半は自分たちの強みであるデフェンスでプレッシャーをかける事ができて7点に押さえたのですが、後半に入って相手のテンポの早いアタックでラインブレイクされてしまいました、前半の最初の20分にできたことを後半もやり切ろうと思っていましたがトライを奪われてしまい流れを断ち切ることができなかったです。

Q.後半はどこに差があったと思うか?
木田キャプテン
自分たちがアタックした時にブレイクダウンでプレッシャーをかけられて自分たちのテンポが出なかったのでそのブレイクダウンの所が足りなかったと思います。

Q.就任されて3ヶ月ほどですが、学生のラグビーの理解度はどのように感じているか?
鬼束ヘッドコーチ
自分の思っていることを選手がわかっている前提で話している部分があるのでどれくらい伝わっているのか、自分の力不足で伝わっていないところもあります、ただブレイクダウンやフィジカルのところはこの3ヶ月でどうこうではなくラグビーをする上での前提のところでそこはまだ甘さが出ていたと思います。


同志社大学
伊藤 紀晶ヘッドコーチ
前半はミスもあったのですがチャレンジした中のミスだったのでそこは修正すれば後半は行けるかなと思っていました、

南 光希キャプテン
前半は近大戦と同じようなミスが出て自分たちのラグビーができていなかったのですが、タイトなゲームのなかで後半の入りを練習してきてそれが後半できたことで自分たちのラグビーができたことが大きいと思います。

Q.どのようなチャレンジをしたのか?
伊藤ヘッドコーチ
近大戦はボールを動かすことができなくて、今回はしっかりアタックしようと練習の時から言っていて、それを実践でも出してくれたと思っています。

Q.近大戦から1週間、選手の様子はどうだったか?
伊藤ヘッドコーチ
落ち込んだり悔んだりしても勝ちがくるわけではないので、切り替えてこの立命戦に向けてやるべきことをやっていこうという話をしていました。

Q.前節の敗戦から今日の勝利はどのような意義があると思うか?
南キャプテン
負けた次の試合が大事なので、次の試合に同志社のラグビーをして勝って勢いに乗ろうと思っていたので今日は勝ててよかったです。

Q.今日はかなり体を当ててボールを動かしていたように思えるが?
伊藤ヘッドコーチ
春から「ボールをしっかり回してコンタクトが起きてブレイクダウンのところでしっかりやっていく」というところを取り組んできましたが、近大戦はそれが出来ていなかったので改めてそこのフォーカスしてきた1週間です。

Q.自分たちが敗れた近大に京産大が勝利したということは知っていたか?
南キャプテン
それは知っていましたが自分たちのアップも始まるのでしっかり集中していました。

Q.リーグ戦が混沌としてきたが?
南キャプテン
一戦一戦集中して関西優勝に向けてやるべきことをしていきたい。

10月17日(日) 京都産業大学 vs 近畿大学

マッチレポート

2021ムロオ関西大学Aリーグ第3節は曇り空の皇子山陸上競技場で開催された。

第一試合は、アグレッシブなラグビーを展開し開幕試合に勝利した京都産業大学と前年度1位の天理大と2位の同志社大に勝利し、初制覇に向けて勝ち進んでいる近畿大学、第3節注目の好カード。

風下から攻める近大SO半田のキックで試合開始。
開始6分、近大は敵陣ゴール前5m左中間から京産大のペナルティからタップキックで攻め右に展開しSO半田からパスを受けたCTB中洲が右中間に先制トライ、GKは不成功
0-5と近大がリード。


26分には京産大が敵陣18m右中間のペナルティからショットを選択しFB竹下が成功し、3-5とする。
28分に再び京産大が敵陣ゴール前右10mラインアウトからモールを形成し、そのままゴールまで押し込みHO梅基が右中間にトライ、GKもFB竹下が成功し10-5と近大を逆転。
京産大は風上の利点を活かせず、そのまま前半が終了。

京産大SO家村のキックで後半開始。
12分に京産大が敵陣20m右中間でペナルティを得てショットを選択、FB竹下が成功し、13-5とリードを広げる。
24分に再び京産大が敵陣20m右中間でペナルティを得てショットを選択し、FB竹下が慎重に決め16-5とする。


近大は風上を生かしたゲームプランで攻めるが、京産大の完璧なデフェンスに苦戦していたが、39分に敵陣からフェーズを繰り返し、SO半田からCTB中洲に渡り最後はWTB宮宗が左中間にトライ、GKもキャプテンCTB福山が成功し、16-12と追い上げるが、
ロスタイムでの反撃も及ばずノーサイド、16-12で京産大が勝利。

京産大はフィジカルの強さを思う存分発揮し主導権を譲らず勝利し、連勝で勝点を9に
積み上げた。近大は自分達の理想としているアタックラグビーをさせてもらえなかった、
敗れはしたが、勝点1を上乗せすることができ勝点9。
関西Aリーグの頂点を目指して再チャレンジしてほしい。

POMはキックを完璧に決めた京都産業大学FB15番竹下拓己選手が選ばれた。

記者会見

近畿大学
中島茂 総監督
京都産業大学は学生らしいラグビーを信条にされている。具体的には、直向きのプレーをする、練習でも一切手を抜かない、そしてボールへの食いつきの早さ、というチーム。われわれはそこの部分で後手に回らないようにと話していたが、今日はFWのセットプレー(とりわけスクラム)でうまくいかなかった。それとラインアウトの獲得率が悪くFW戦で完敗した。それとハンドリングエラーが多かった。それで展開ラグビーもできなかったところが敗因です。後半の最後に何とか近大らしい展開ラグビーができたが…。ああいったプレーが何回かできていれば展開も違ったのかなと思っています。2週間で修正して次節に臨みたい。

福山竜斗 キャプテン
京都産業大学さんの強みはもちろん理解して臨みました。おそらくFW戦に持ち込んでくるだろうとも予測はしていたが、そこで(京産大の一番の強みのところで)勝負してしまった(時間帯が長く続いてしまった)。また、BKが簡単なハンドリングエラーで流れを引き寄せられない時間が続いてしまったことで、近大らしいラグビーができなかった。最後は少し出せたが、追い込まれる前に出していれば、また展開が違ったかなと思う。ここで落ちるような目標ではないので、しっかり切り替えて関学さんに臨みたいと思います。

Q.試合前、京産大の強みのFW戦をできる限り避けようと思ったのか?それとも、序盤スクラムで勝てて変更しようと考えたのか?
福山 キャプテン
そこは避けようと思ってなくて(こちらもFWには自信があったので)、ただ、京産大はそこが本当に強い(プライドも持たれている)ので、できるだけBKでチャンスメークをしたいという気持ちではありました。

Q.京産大のデイフェンス(DF)プレッシャーはどう感じたか?
福山 キャプテン
後半は風上だったので敵陣で戦いたくて、時間帯は遅くなってしまったが、ゴール前に持っていけて、そこで京産大さんの(絶対に負けないぞという)DFのプレッシャーは凄く感じたが、僕たちもそこで引くのではなくBKで展開できて、その部分ではよかったかなと感じています。

Q.前節と比べてハイパントを使わない(封印)イメージだったが?
福山 キャプテン
封印するという考えはなかったが、それ以前にBKで攻める自信もあって、スペースも見えていたので、自分たちで(ハイパントを使わずに)攻めようという判断をしました。 


京都産業大学
廣瀬佳司 監督
天理、同志社に勝った近畿大学さんということで、かなり勢いがあるチーム。それに負けないように戦える準備をしてきました。プレッシャーに負けずしっかりと戦ってくれて勝つことができた。ナイスゲームだったと思います。

平野叶翔 キャプテン
勢いのあるチームに対して、自分たちの入りとフィジカルで圧倒しようと臨んだ。そこが結果に繋がったと思います。

Q.「戦える準備」の具体的な中身は?
廣瀬 監督
フィジカルバトルで負けないことと、セットプレーで圧力をかけて相手にプレーをさせないことをやってきました。

QFB竹下選手起用の狙いは?
廣瀬 監督
今日のゲームはFWで圧力をかけてペナルティを得てPGで3点を刻むというゲームプランだったので、しっかりと役割を果たしてくれたと思っています。

Q.スクラム優位の要因は?
平野 キャプテン
入りは相手にペナルティを取られたりする場面が多くて、(前節でもあったが)試合の中でしっかりアジャスト(学生だけで考えて修正していくことを考えていたので)できたのが良かったと考えています。

竹下拓己 選手
今日の試合は(近大さんが勢いある中で)どう得点を重ねていくか、試合のプランでPGを重ねていくことが決まっていたので、徹底的にPGの練習を重ねていて(狙えるエリアを事前に平野キャプテンに伝えていて)、それが結果に繋がって嬉しい気持ちで一杯です。

Q.廣瀬監督からの指導は?
竹下 選手
全体練習が終わってから、自分が納得いくまでPGの練習をしているが、いつも終わるまでずっと見守っていただいています。

10月16日(土) 天理大学 vs 摂南大学

マッチレポート

初戦の近畿大学に敗れたものの第2節では関西大学を大差で破り1勝1敗の前年度学生チャンピオン天理大学と、初戦の関西学院大学に逆転勝ちで白星スタートを切った前年度リーグ6位の摂南大学の一戦。

天理大のキックオフで始まった。
序盤、天理大は勢いよくゴール前に迫るものの点をとり切れず、摂南大の好守や自らのミスによりなかなかスコアができない。
他方、摂南大は留学生を中心に再三ラインブレークし、チャンスを作るがもう一歩のところで天理大に阻まれる。

こう着状態のまま前半が終わってしまうのかとも思われたが、終了間際の39分。
天理大は敵陣22M付近で本日優勢のスクラムを押し込んでペナルティを得る。SH⑨藤原健之朗が素早くリスタート、SO⑩筒口允之がオープン側ライン際にいたWTB⑭アントニオ・トゥイアキに絶妙のキックパス、そのまま右中間まで運んでトライ。やっと均衡を破る。(5-0)


長いロスタイム、天理大がゴール前に迫る時間が増えるが、摂南大もよく守る。49分、HL付近で摂南大パスミスを天理大FL⑥鄭兆穀が足に引っ掛けドリブル、ゴール内に運んだボールを相手に走り勝ちトライ。ゴール内で相手選手のノーボールタックルもあり、認定トライとなる。ここで前半終了。(12-0)

後半の序盤も前半の膠着した時間帯のような攻防がしばらく続く。
摂南大は何としても1本返して、後半の主導権を握りたいところであったが、後半最初のスコアも天理大だった。
9分、HL付近で摂南大がハイパント処理をミス、天理大はターンオバーから右に展開、⑭トゥイアキがライン際を走り抜け、フォローしていた⑩筒口に返しパス、そのままゴール中央まで走りこみトライ、自らGKも決めて引き離す。(19-0)

ここから、天理大のリズムが変わる。13分にはゴール前ラックから出た球をここも⑩筒口が、今度は左ライン際にいたWTB⑪内村祐介にキックパス、キャッチ左隅にトライ(GK成功)。(26-0)
24分には、自陣ゴール前でのターンオーバーから⑭トゥイアキが80M走り切り、勝負ありのトライ(GK成功)。(33-0)
ロスタイムにも、本日大きく押し込んでいたスクラム(NO8⑧山村勝悟が)トライ、CTB㉒間森涼太がGKも決めノーサイド。(40-0)
終わってみれば、天理大の大差の完封勝利となった。

前半、前年学生王者チームとしてはもたもたした感のあった天理大であったが、試合を通しての完封はさすがであった。これから前年上位チームとの対戦になるが今後の戦い方に注目したい。
他方、摂南大も天理大を慌て苦しめる局面も多く見られた。アタックの精度が本日の課題だったか、そこを修正していけば今後十分戦えるチームであると思われる。

POMには、本日、自身で1トライ、キックパスで2トライをアシストしたSO⑩筒口允之が選出された。

会見レポート

摂南大学 
瀬川 智広監督
本日はありがとうございました。たくさんのファンの中で試合ができたことを本当に嬉しく思っています。前節で関西学院大学さんに勝った上潮に乗って、昨年大学日本一の天理大学さんにチャレンジャーとして臨みましたが、上回ることができず率直に悔しく思っています。次節以降、京都産業大学、同志社大学と上位チームと当たっていきますので、自分達がやらなければいけないことにしっかりと立ち返って次の試合に望めるかが大事だと思います。

隈元 添太キャプテン
昨年度チャンピオンの天理大学に対して、常にチャレンジ精神を持って、先手先手を取って挑戦していくということを心掛けて戦いましたが、結果としては負けて悔しい気持ちです。今回、得られた点、修正しなくてはいけない点をしっかり振り返って次戦につなげていきたいと思います。

Q.天理大学と戦って得た点と修正しなくてはいけない点は?
瀬川監督
得た点は、日本を代表する天理大学との試合で、部内だけでは体験できない激しいコンタクト等の強さを肌で感じてくれたんじゃないかと思っています。
修正点は、スクラムはやられましたし、ブレークダウンはめくられていましたし、バックスも何もさせてもらえませんでした。もう一度立ちかえって、低さであったりとか、天理大学以上に拘らなければいけないという点について、身を持って理解した学生自身で修正してくれることを期待しています。


天理大学
小松 節夫監督
今日はありがとうございました。今日は最初にトライを取れずにそれから摂南さんにペースが行き30分以上自陣に釘付けで、うまくゲームを運べませんでしたが、前半最後にトライを取れたことで少し落ち着きました。後半はボールも動かすことができ、得点も取れたのですが、やはり摂南大学のアタックで何回もラインブレークされたりときっちり止められなかった点やミスが非常に多くて、できとしてはあまり良くなかったと思います。次の試合に向けて修正しながら、少しでもいい試合ができるようにして行きたいと思います。

佐藤 康キャプテン
前半、自分達で勝手に相手のプレッシャーを感じてミスを重ねてしまい、自分達のペースになれなかったことが今日苦しかった原因だと思いますが、勝ち切れた事は良かったです。試合での反省すべき点はきっちりと修正して次の試合に臨みたいと思います。

筒口 允之選手
今日はありがとうございました。個人的には、デフェンス面やサインチョイス等ゲームコントロールという点でまだまだ足りないところがあると思いますので、次の試合までに改善して、今日以上の試合ができるように頑張っていきたいと思います。

10月16日(土) 関西学院大学 vs 関西大学

マッチレポート

2021ムロオ関西大学Aリーグ、第3節は快晴、無風の天理親里ラグビー場で開催された。

第1試合は、攻守にリズムを掴むことが出来ず、まさかの連敗スタートとなった関西学院大学と第2節の天理大戦では3トライを上げたがあと一歩のところで勝点を獲ることが出来なかった関西大学、お互いが初勝利に向けての戦いとなる。

関学大SO齊藤のキックで試合開始。
お互いに攻め手を欠き重苦しい試合となったが、14分関学大が敵陣ゴール前15m左ラインアウトから右に展開し、SH橋詰からパスを受けたFB奥谷が22m付近から巧みなステップでデフェンスを突破しゴールポスト右に先制トライ、GKもFB奥谷が成功し、7-0。
30分に再び関学大が敵陣ゴール前5m右ラインアウトモールから押し込み最後はLO藤井が右隅にトライ、GKは不成功、12-0。


41分に漸くチャンスを掴んだ関大は敵陣ゴール前10m左ラインアウトからモールを形成し、HO今井が左中間にダイビングトライ、GKもCTB工藤が成功し12-7と追い上げて前半が終了。

関西大SO高桑のキックで後半開始。
後半に入ってからは始終関西大のペースで試合が動く。
11分に関学大のノットローラアウエイのペナルティから関大がショットを選択、22m左中間からCTB工藤が確実に決めて、12-10とする。
27分に再び関学大のノットリリースボールのペナルティから関大が再びショットを選択、22m中央から今度はキャプテンSO高桑が成功し、12-13と逆転。

30分、関学大が後半に入って初めてのチャンス。敵陣ゴール前6m左ラインアウトからモールを形成し、途中出場した20番LO野矢が左中間にトライ、GKもFB奥谷が成功し、19-13と再逆転。
ここから試合は大きく動く。
37分に関大が敵陣5m右ラインアウトからモールで押し込み途中出場した16番HO垣本が右中間にトライ、GKも高桑が成功し、19-20とする。
40分、関学大が敵陣に入った15m中央得たペナルティからショットを選択し、FB奥谷が成功し、22-20と再び逆転。
44分に関大は最後の力を振り絞り敵陣ゴール前10m左ラインアウトから右に展開し、16番HO垣本からのオフロードパスを受けたWTB垣本からLO栗本に渡り、タッチライン沿いを走り切り右中間にトライ、GKもSO高桑が成功し、22-27関西大が逆転してノーサイド。

関西大学は念願の勝利と勝点4を獲得できた、最後まで粘り強く諦めない姿勢を継続して取り込んでほしい。
関西学院大学は負けはしたが、これで勝点2を獲得しており、チャレンジャーとして次節に臨んでほしい。

POMには逆転トライを決めた関西大学LO5番の栗本勘司が選ばれた。

会見レポート

関西学院大学
小樋山 樹監督
関西大学さんの気持ちのこもったアタック、デフェンスでフィジカルの部分で上回られてそれが結果に出てしまったという印象です。

魚谷 勇波キャプテン
単に自分たちが弱かったので負けてしまったという印象です。

Q.後半の反省点は?
魚谷キャプテン
エリアマネジメントの部分です、ずっと自陣でプレーしていたところが反省点です。


関西大学
森 拓郎監督
この2節あまりいい状態で戦っていなかったが、その2試合から修正してきたゲームが今日はできたかなと思います。ミスもあったのですが諦めずに80分間戦ってくれた結果です、あと関関戦ということで特別な思いがありそれがゲームに出せました。

高桑 基生キャプテン
監督がおっしゃっていた通り2節の負けから得た収穫が大きくそれを出せた結果です。また関学さんには敗戦が続いていたので今年こそはと思い、それが体現できたと思っています。また部員全員で戦った結果です。

Q.今までの2試合で得た収穫とは?
森監督
同志社大学さんにはブレイクダウンで圧倒されたところ、天理大学さんにはボールを外に動かされデフェンスが良くなかったところで、この2点は修正できたかなと思っています。

Q.この勝利をどのように受け止めているか?
高桑キャプテン
勝ちというのは嬉しい事ですが、私が入部してから4年間勝ちが無かったのでチームとして新たなスタートラインに立てたと思います。これからの関大に期待していただけたらなと思います。

Q.全員で戦ったとは具体的にどのようなこと?
高桑キャプテン
関西大学ではスコッド別に練習を行っていますが、Aチーム以外のメンバーが関学さんの分析などサポートをしてくれ、Aチームがそれにこたえ全員一丸となって戦えたと思っています。

栗本 勘司選手
最後のトライですけど15人だけでなくスタンドで見てくれいる部員全員の思いで繋いだトライだと思います。

Q.最後のトライシーンのところでプレー中に思い描いたことは?
栗本選手
ライン際と真ん中の所での攻撃とを分けて練習していますが、ライン際の攻撃をこの2週間練習してきてそれが実ったと思っています。

Q.関大を選んだ理由と、この4年間どういう思いでプレーしてきたか?
栗本選手
ボールがすごく動くラグビーをしていて魅力的だと思いました。また4年間勝てなくて部員が違うベクトルを向いていたときがあり、どう直していくかと言えばチームが勝つことでしかないと皆で話し合いながらやってきました。

10月9日(土) 同志社大学 vs 近畿大学

マッチレポート

2021ムロオ関西大学Aリーグ第2節は天気にも恵まれ、快晴の布引グリーンスタジアムで開催された。
第2試合は注目の好カード、第1節ではFW、バックス共に圧倒的な力を発揮し関西大に勝利した同志社大学と全国大学選手権で優勝し連覇を目指していた天理大学に勝利し自信を持ってこの一戦に立ち向かう近畿大学。

風上から攻める同志社大SO嘉納のキックでゲーム開始。
開始3分、近大のオーバーザトップのペナルティから同志社大はキックを選択しSO嘉納が敵陣30m右中間からのPKを成功し先制点を上げる、3-0。
14分には近大が敵陣20mゴール前左ラインアウトからモールを形成し、そのままゴールまで押し込みHO金子が左中間にトライ、GKもCTBキャプテン福山が成功し3-7と逆転。

試合は膠着状態に入ったが、28分に同志社大が敵陣15m右中間スクラムから相手ボールを奪い左に展開し、最後はNO8木原が右中間にトライ、GKもSO嘉納が成功し10-7と同志社大が逆転。
その後はお互いに攻めてを欠き、前半が終了。

後半は風上から攻める近大SO半田のキックで開始。
6分に同志社大の反則で得たペナルティからキックを選択した近大は敵陣5m中央からCTB福山がロングキックを成功し、10-10とする。
同志社大は敵陣に攻め込むが得点を上げることができず、苦戦を強いられる。

33分近大は敵陣22m左ラインアウトから右に展開し、パスを受けたSO半田がハイパントをゴール前に上げ、WTB植田がキャッチし、そのまま右隅にトライ、難しい角度からのGKもCTB福山が成功し、10-17とする。

攻撃のリズムを掴んだ近大は41分に敵陣ゴール前5m右中間スクラムから左に展開し、モールを形成しながら、SH松山からパスを受けたFB河井がゴールポスト下にトライ、GKもCTB福山が成功し、ノーサイド。10-24で近畿大が勝利。

同志社大は最後まで得意の展開ラグビーが出来ず、苦しい戦いとなった。
昨季リーグ最下位だった近大は天理大だけでなく、春季優勝していた同志社大も破り悲願のリーグ初制覇へ前進した。
POMには勝利を呼び込むハイパントを受けた近畿大学WTB14番植田和磨が選ばれた。

会見レポート

同志社大学
伊藤紀昌HC
本当はもう少しボールを動かして走って、(ワイド)ブレークダウンの所でプレッシャーを掛けて、ということを本来やるべきだったが、FW周辺の所で相手のペースでやってしまった。あまりボールを動かせないゲームになってしまったと感じています。そこで相手の強みのFWで前に出られることやゴール前でモールを作られてしまった。(一方、)こちらはミスが多かった。そこを改善していかなければならないと思っています。

南光希キャプテン
近畿大学さんはFWが凄くセットプレーをこだわってくる、自分たちもそこがキーになるだろうと予想していたが、そこで自分たちのペースにすることができなかった所と、セットプレーから3フェーズ以上うまくボールがつながらず、簡単にボールロストしてしまった。そこからセットプレーでプレッシャーをかけられるという近大さんの流れで試合が進んで行ってしまったことが敗因に繋がったのかなと感じています。

Q.セットプレーで相手に圧倒されていたという印象はなかったが?
キャプテン
セットプレーの場面で完全に負けていたということではないが、僕たちがセットプレー後やりたいアタックを近大さんの強いディ(プレッシャー)で簡単にボールロストしてしまい、またセットプレー、という同じ流れの繰り返しで自分たちのやりたいプレーができなかった、というのが試合を通しての印象です。

Q.後半風下にもかかわらずキックゲームになっていた(つき合ってしまった)のでは?
伊藤HC
(キックの多様で)ボールが動かせなかった。本来、ボールを動かすことでリズムを出していくのが同志社かなと思うが、キックを多用してしまったり、FW周辺のプレーにつき合ってしまったことが、本日の結果という印象です。

キャプテン
キックゲームに関しては、自分たちもやはり敵陣でやりたいという思いがあった(敵陣でディフェンスしてもう一度ボールを取り返して、そこから自分たちのペースに持っていこうというのが自分たちラグビーだったので)。ただ、その部分では負けてしまっていました。

Q.(前節)天理大に勝った近大に対してどう臨んだのか?
キャプテン
天理大学さんに勝って強いというのは解っていたので、タイトなゲームになると覚悟していた。自分たちのラグビーをして我慢していけば勝てる自信があった。ただ、近大さんだからといって特別なラグビーをするのではなく、春から積み重ねてきたブレークダウンと、あと走り勝つことをテーマにして臨みました。


近畿大学
中島茂総監督
関西の大学ラグビーは、歴史、実績とも同志社大学が牽引してきた。まずAリーグのチームは同志社を倒すということを目標にしてきたと思う。近畿大学も(長年の間で)過去に2回(2012年度と2015年度)しか勝利することができなかった。今年は開幕戦で天理大学に勝利し、それが学生には随分自信になり、ここ3週間トレーニングをしてきた。ただ、開幕戦に比べて(両チームとも)内容的には良くなかった、特に前半は(イージーミスで)盛り上がりに欠けていた。ハーフタイムでは、とにかくFW戦を制しないとBKを動かすことができないということで話をしていたが、後半の入りもなかなかそういう展開にならなかった。今日はセットプレーで崩すことができず、ヤキモキしたがここ一発(のチャンス)で勝利をものにすることができた。福山キャプテンはじめ学生の頑張りに感謝しています。

福山竜斗キャプテン
開幕戦で天理大学に勝ってそこで満足せず、次の試合が自分たちの実力を試されるという試合で、次の試合に向けて絶対に勝てるという自信をもって全員で準備してきた。どんな苦しい場面になってもFW、BKで助け合おうと言っていた。今日はFWがスクラムで苦しんでいたので、BKが必ず助けようという思いが後半のトライに繋がった。そういう意味でもチーム一丸となって戦うことができた思います。

Q.イージーミスはあったがそれでも勝ち切れた、そこの評価は?
中島 総監督
勝利に対する執着心、それに尽きると思う。それと、イージーミスをしても主導権を奪われることがなかった。だから、安心して見ることができました。

福山キャプテン
今日は点の取り合いをしているようでは勝てないと思っていた。しっかりデイフェンスして10点(1トライ)に抑えることができた。これが僕たちの勝利に繋がった大きな要因だと思っています。

Q.昨年の1位、2位を倒した、昨年(8位)からのチームの変化は?
中島 総監督
フィジカルの強さに尽きる。それと基本プレーの習得、まだまだ発展途上だが完成しつつある。特に後半の20分過ぎの勝負どころ、そこで思考力が低下しないことを進めている。フィジカルとフィットネスが強化されていると思っています。

紙森陽太選手
BKに助けられるシーンが多かったので、BKに感謝しています。

植田和磨 選手
同志社大学さんのスピードあるアタックに対して、春から作り上げてきたディフェンスで粘ることができた。FWはスクラム・モールを頑張ってくれて、BKはキック合戦でも頑張ってくれて、最後は自分のトライができて嬉しく思います。

Q.ハイパントを受けてのトライシーンは?
植田選手
上に(ハイパントを)上げるというサインが出て、それでSO⑩半田さんがキックを上げてくれて、ドンピシャ(実は少し遅れ気味だったが)で取ることができて、そのままトライまで行けて良かったと思っています。

Q.本日のスクラムの印象(感触)は?
紙森選手
前半は受けてしまった場面が多かったが、後半は良いヒットができていたと思ったのですが‥。ペナルティを多く取られてしまい、そこが修正点だと思っています。

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