9月25日(日) 京都産業大学 vs 摂南大学
マッチレポート
ムロオ関西大学Aリーグ第2節、滋賀県皇子山陸上競技場の第2試合は、1節で後半にやや苦戦したものの関学から勝点5のスタートを切った昨年の覇者京都産業大学(京産)に、勝点は取れなかったものの近大に食い下がった昨年7位摂南大学(摂南)が挑戦した。

京産10番SO西仲隼のキックで前半開始。まず最初にゴールに迫ったのは摂南だったがゴール前5m右ラインアウトがノットストレートになりチャンスを潰す。得点が動いたのは6分、京産は摂南陣に少し入った右のラインアウトから左に展開、5番LOアサエリ・ラウシー で摂南10mL中央でポイントを作り再び左へ展開、13番CTB高井良成からパスを受けた15番FB北山絢大が左ライン際を抜け出し、11番WTB西浩斗、再び13番高井に渡り、高井が中央にトライ、10番西仲のゴールも決まり7点を先制した。(7−0)続く10分、14番WTBシオネ・ポルテレがパワーの走りで右中間にトライ、(G成功、14−0)16分にも4番LOソロモネ・フナキが左中間にトライ。(G成功。21−0)23分、15番北山が左隅にトライ。(G成功、28−0)28分にもHL中央付近のラックから13番高井が抜け出し、フォローした11番WTB西が中央にトライ、10番西仲のゴールも決まり、早くも5トライ、35−0となった。11番WTBマイケルズ・カストンの細かいステップとスピードの突破で何度かチャンスがあった摂南が、ようやく得点に結び付けたのは終盤に差し掛かった32分だった。京産の反則からゴール前10m左のラインアウトを選択、できた密集から右、右とサイドを突いて行き、最後は10番SO大津直人が右ポスト付近にトライし、自身でGも決め35−7とした。しかし京産も35分に9番SH土永旭がトライ(G成功)して、前半は42−7で終了した。

後半、摂南10番大津のキックで試合再開。すぐの2分、摂南が後半最初の得点を上げる。ゴール前5m左ラインアウトからのモールをそのまま押し込み2番HO高木崇太郎が左隅にトライ、10番大津も難しいGを決めて14−42とした。しかし京産はすぐに得点を重ねていく。7分、スクラムを押し込み8番No.8高本泰伍が左中間にトライ。(G成功、49−14)11分、自陣のラインアウトから11番WTB西が中央を突破、フォローした9番SH土永が左中間にトライし差を広げた。(G成功、54−14)大差はついてしまったが摂南は諦めない。 1本目同様にゴール前5m左ラインアウトから12分に入った18番PR大西翔が左隅にトライ(10番G不成功)し56−19。続いて27分、京産陣22mL右のラインアウトからFWを絡めてゴール前に迫り、13番CTB東将吾の飛ばしパスを受けた11番マイケルズが左中間にトライ。15番FB前薗斗真のGも決まり56−26としたが反撃もここまで。京産は33分、20m余りモールを押し込んで4番ソロモネが右隅にトライ。(G成功、63−26)ロスタイム42分にも22番CTB大村亮介が右中間にトライ、10番西仲のGも決まり70−26としたところでノーサイドとなった。
京産は第 1節同様に後半のマネジメントに少し課題があるものの、10T10Gの70点と第 1節の69点に続く大量得点で昨年覇者の貫禄を見せつけた。一方、摂南は後半19−28と互角に近い戦いができたゆえに前半の失点が痛かった。第 1節で近大に3トライ、今日は京産相手に4トライを上げており、アタックには相当な力がある。次節、同志社大学との対戦が楽しみである。
POMは、10本すべてのゴールを決めた京都産業大学10番SO西仲隼が選ばれた。

会見レポート
摂南大学
瀬川智広 監督
第2戦目ということで、当然勝つための準備を十分にして試合に臨んだのですが、やはりコンタクトやセットプレーの部分で京産大さんはわれわれよりもレベルが上だった。その一つ一つの積み重ねが失点につながったのかなと思います。ただ、この得点差が京産大との差か?というと、私はそうは思っていません。まだまだファイトできる部分が沢山あったと思います。後半はラストワンプレーでトライを獲られたが、そこまではほぼ互角の戦いをしていた。後半40分の時間帯を80分間積み重ねていくということがわれわれの課題だと思っています。
藤谷龍哉 キャプテン
この1週間、本当に勝つ気で準備してきたのですが、前半は京産大さんには勝者のプライドというものを感じてしまい、その部分で負けていたのかなと感じています。その前半の失点が響いて負けてしまったのかな…と思います。

・ハーフタイムで修正点は?どのような指示を?
瀬川監督
スクラムの(京産大の独特な)組み方に対応することの確認をもう一度。あとは、バックスで勝負できる場面があったので、そこ(スペース)にボールを運ぼうということ。ただ、これは枝葉の部分で、何よりも格闘(ファイト)していないということを学生に伝えました。後半だけは絶対に勝ちにいくということを全員で確認してグランドに出ました。
京都産業大学
廣瀬佳司 監督
2節目ということで、前節の反省を活かして前節よりもいい試合をしようと臨みました。前半は非常にいい形で攻撃ができて良かったと思います。後半はミス・ペナルティを続けてしまいトライを3つ許してしまった。新たに課題ができたので、そこをしっかり修正して次節に臨みたいと思います。
福西隼杜 キャプテン
前半は京産大ペースで試合をすることができたのですが、後半は崩れてしまって、特にFWのモールDFが崩れてトライされる場面が多かった。次の試合まで何週間か空くので、しっかり対策して次に臨みたいと思います。

・BKがボールを運びトライするシーンが多かったが、その評価は?
廣瀬監督
結構ボールキャリアがゲインできたので外側にスペースができて、そこにボールを運んでくれたなと思います。セットプレーからの準備してきたオプションでトライも獲れて良かったと思います。ただ、私自身は京産大らしさにこだわって、スクラムとかモールとかにもっとこだわって泥臭く、デイフェンスでもっとラインスピードをもって上がるとか、トライは取れなくてももっと京産大らしさにこだわってやっていきたいと思っています。
・前節よりも良かった点は?
福西キャプテン
準備してきたサインプレーが決まってトライを獲れたこと、ここは良かったと思います。
・後半苦戦の原因は?
福西キャプテン
点数が開いてしまうと、自分たちの中で心の余裕というか(隙)が出来てしまうのが原因だと思います。こういう所を直していかないといけない。そこを突かれて、摂南大さんの強いプレイヤーに乗られてしまったというのが原因だと思っています。
西仲隼 選手
プレスキックは結果的に100%決めることができたのですが、キックオフの精度であったり、タッチキックでミスをしたりとまだまだ満足するレベルではありません。キックの精度を上げていかないといけないと思っています。
・10番としてアタックの面でどのような点を意識したのか?
西仲選手
12番の家村選手と(共に)キックで敵陣に入って、敵陣でラグビーをしようと組み立てていったのですが、前節は空いたスペースに運ぶということができなかったので、この1週間で修正して今日は(外のスペースを見ながら)相手のスペースへ運べたと思います。

9月25日(日) 同志社大学 vs 関西大学
マッチレポート
【静岡で初めてのリーグ戦、同志社大学が大接戦を制す】
静岡県では初開催となるムロオ関西ラグビーAリーグ。前節の開幕戦は共に黒星スタートとなった同志社大と関西大学、今後のリーグ戦上位進出のためにはどちらも負けられないチーム同士の対戦となった。2019ワールドカップが開催されたエコパスタジアムに足を運んだオールドファンと新しいファン層とが入り混じる観客も、両チームの戦いぶりが楽しみな様子である。前日までの台風も去り強い日差しではあるが、試合前には時折秋らしい風も吹き、ラグビーシーズンの始まりに相応しいコンディションとなった。

前半のキックオフは同志社大から。観客の歓声とともに放たれたボールは関西大へ。しかし、すぐに同志社大がボールを奪い、前半4分、ハーフウェイライン付近のラインアウトから左へ展開。敵陣ゴール前10m左中間のラックからボールをつなぎ、最後は左WTB山本希が左中間にトライ。SH藤田海元のGは失敗するも、同志社大が5点を先制する。すると、関西大もすかさず反撃に出る。7分、敵陣ゴール前5m左中間のラックからSH溝渕元気がすり抜け左中間にトライ。FB立石和馬のGは失敗に終わり5-5となる。
その後、互いに決定的な場面は無く試合は膠着状態となるものの、関西大の動きが良く再び試合が動き始める。関西大が、同志社大のペナルティで得たラインアウトから相手陣深くに蹴り込みボールを保持。19分、敵陣ゴール前5m左中間のラックから、隙を見てSH藤田のラック裏を狙ったグラバーキックに反応したFB立石が左中間のゴール内に飛び込みトライ。FB立石のGも成功し5-12とする。しかし、同志社大もすぐさま相手陣内のスクラムからボールを繋ぎ前進。24分、最後は左WTB山本が快足を活かして左隅にトライ。SH藤田のGは失敗し10-12。
前半から、両チームとも取られたら取り返すという見応えのある試合に、観客も大いに沸く。
すると、関西大はまたもチャンスを迎え、同志社大のペナルティから相手陣内に入り、35分、敵陣ゴール前10mのラックから左CTB藤原悠のオフロードパスを受けたSO池澤佑尽がゴールポスト右にトライ。FB立石のGも成功し10-19とリードを広げる。攻め続ける関西大は、41分、同志社大のペナルティで得たPGをFB立石が成功させ10-22と突き放し前半を終了した。

前半は、関西大が準備してきたと思われる、前に出る激しいディフェンスが機能し、動き出し良く攻める気持ちが表れた印象が残った。一方の同志社大はフォワードを中心に体を当てて前進を図るものの、なかなかゲインラインを突破できず、自分たちの強みやフォーカスしてきたことを出せずにいるようであった。両チームとも、前半の反省点を後半どのように修正してくるのか楽しみである。
後半に入り、最初のチャンスは同志社大に訪れる。同志社大は、ボールを粘り強くつなぎ自陣近くから大きくゲイン。後半2分、敵陣ゴール前5m左中間のラックから、後半から入れ替わり出場した直後のSH新和田錬が左中間にトライ。同じく後半から出場したSO嘉納一千がGを成功させ、17-22と追い上げる。果たして、後半から出場した上級生ハーフ団が経験を生かしたプレーでチームを勢いづけさせることになるのか。
しかし、試合は再び膠着状態となり、どちらのチームに勝利が転ぶか分からないと思ったその時、今度は関西大にチャンスが訪れる。21分、相手のオフサイドで得た敵陣ゴール前中央付近のPGをFB立石が成功させ、17-25と再び同志社大を突き放す。
このままでは終われない同志社大は、早い球出しからボールを縦につなげて大きくゲイン。関西大のペナルティを誘い、24分、敵陣ゴール前10mゴール正面で得たPGをSO嘉納が成功させ20-25。さらに29分、敵陣ゴール前5mゴールポスト左付近で得たPGを再びSO嘉納が成功させ、23-25と追い上げる。
試合は、最後にスコアした方に勝利が見えそうな時間帯となり、両チームとも必死にボールを追う。そして36分、敵陣に攻め込んだ同志社大が敵陣ゴール前10m左中間付近で得たPGをSO嘉納が成功させ26-25と、ついに逆転に成功。残り5分となり、勝負をあきらめずに攻めようとする関西大に対し同志社大が大きく立ちはだかり、同志社大にボールを深く蹴り込まれ自陣から攻めるしかない関西大。関西大は、ようやく敵陣に入るものの、パスの精度が下がり大きくゲインできない。同志社大も1点を守るべく規律のとれた必死のディフェンスで持ちこたえ、試合はノーサイドの笛が鳴った。

前半は、前節から先発バックス陣の多くを入れ替えて、調子の良い選手を起用して試合に臨んだ関西大が、終始優位に試合を進めていた。しかし、後半は、ハーフ団を入れ替えた同志社大が試合巧者ぶりを発揮し始め、セットプレーやブレイクダウンの優位性から得たペナルティで、コツコツとPGを確実に成功させスコアを重ねていった結果、最後は逆転勝利した。両チームとも反省材料は多いと思われるが、リーグ戦は第2節と始まったばかり。息の詰まるような大接戦を演じ、静岡のファンを沸かせてくれた両チームが、試合を重ねるごとに成熟していく様が今から楽しみである。
ムロオ・プレイヤー・オブ・ザ・マッチは攻守ともにキーマンとして活躍した同志社大学左FL奥平都太郎(2年)が受賞した。
(文責:(一社)静岡県ラグビーフットボール協会 小林聖子)
記者会見ダイジェスト
関西大学
森 拓郎監督
このような素晴らしい環境でラグビーの試合をすることができ、嬉しく思いました。静岡県協会をはじめ関係者の皆様に感謝します。
ゲームの方ですが、前半は準備してきたことができましたが、後半は同志社さんの戦い方が少し変わったと思うのですが、そこに対応できず失点を重ねてしまったことが敗因と感じています。悔しい結果に終わり残念ですが、学生達はすごくがんばってくれたので、次につながるよう、しっかり準備してチャレンジしていきたいと思います。
池原自恩キャプテン
このような素晴らしいスタジアムでの試合開催に協力してくださった協会、関係者の皆様に感謝します。
今日の試合は、前半は自分達が用意してきた形が出せて良かったのですが、後半に入ると同志社さんのタックルに対応しきれず、ペナルティやフォワードのスクラムなどで後手に回ってしまい自陣に入り込まれたことが敗因だと思います。1点差で負けたことは絶対に忘れず、次に切り替えていきたいです。
今井虎太郎選手
素晴らしい環境でラグビーの試合を開催していただき感謝します。
自分自身は後半から出場させていただきましたが、キャプテンからも話があったとおり、前半は準備してきたことが出せ、勝って折り返すことができましたが、後半はセットプレーが崩れ、オフサイド等のペナルティが増え、同志社さんに得点を積み上げられて逆転を許してしましました。僕らの課題は、最後に勝ち切ることであることを実感しました。同志社さんとは2年前にも同じように逆転負けした試合がありましたが、そこの部分で成長しなければならないと感じました。今日の試合は下級生が多かったのですが、もっと自分達上回生が引っ張ることができたら良かったのかなと思います。若いチームなので、次につながる良い経験をさせてもらったと思います。

――バックス陣は、本職と異なるポジションの選手や今シーズン初登場の選手などの起用が目立ったと感じたが、どのような視点で選手を起用したのか?
森監督
前節とは9番10番以外の先発メンバーが5人変わっています。脳震盪を起こした選手や前節で体を痛めた選手が出場できないことや、現時点で調子の良い選手を選んだことによります。今シーズン初出場となる澤口選手は、昨シーズンまではセンターではありませんでしたが、本人もやってくれるし、練習でラインが機能していたため、今日は13番をやってもらいました。他の選手も調子が上がってきたということです。
――後半ノートライとなった要因は、どのように考えているか?また、試合終盤は何度か得点の好機があったが、チーム内で焦りとかはあったのか?
池原キャプテン
後半は、パスミスであったり、アタックしながらもペナルティを犯してしまったりと、自分達のミスでトライを取りきれない部分が出てしまいました。今後も、この部分を厳しく直していかなければならないと思います。
接戦になることは試合前からわかっていましたので、接戦になったときを想定した練習も準備してきました。学生スタッフの分析に基づくラインアウトからのターンオーバーなどの練習は、今日の試合につながり良かったと思うのですが、チャンスをものにすることができなかったというところが悪かった点だと思います。
――前半のフィールド外からの視点と、後半に出場してからの視点は?
今井選手
チームとしてペナルティを少なくしようと意識していた中で、前半は、クリーンな試合運びができ、セットプレーも安定していたと思いました。同志社さんが、フォワードを使って体を当ててきたことに対して、関西大のフォワードも受けずに前に出たディフェンスができ、得点に結びつけることができたということが、前半の印象でした。
後半は、セットプレーが乱れ始め、自陣に入られることが多くなり得点されるようになりました。同志社さんもフォワードを動かしてきて、ディフェンスのところで受けてしまい、ペナルティが増えてショットで失点を重ねるようになってしまいました。後半途中から試合に入るときは、スクラムやラインアウトのセットプレーを修正して安定させること、また、ブレイクダウンのところでのペナルティが多かったので、立ってプレーすることをチームとして意識させようという思いで入りました。
――今回、初めて静岡県内の会場で関西大学Aリーグが開催されたことの感想は?
森監督
素晴らしいグラウンドでした。宿泊場所に関しても、静岡県協会に気を使っていただきましたので、学生自身もあまりストレスは感じず試合に集中できたと思います。本校は、あまり大学選手権に出場することができておらず、コロナ禍もあり遠征の経験が殆どありません。チームとして遠征の経験が無かったので、今後につながる良い経験ができたと思います。
同志社大学
宮本啓希監督
本日は、どうもありがとうございました。まずは、学生達に遠征という貴重な場を設けていただき、ありがたい気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。
ゲームの内容については、御覧いただいたとおり息が詰まるようなゲームだったと思います。一番の収穫は、選手自身が自分達で考えてゲーム展開を最後まで持っていったというところです。そして1点の重みを、今日のゲームで勉強させていただいたので、次につながる大切なゲームになったと思います。また、関西大学さんによる自分達の素晴らしい形を徹底する姿は、自分達も次に向けて伸ばしていかなければならないと、たいへん勉強になりました。
梁本旺義キャプテン
本日は、どうもありがとうございました。
今日の試合は、勝利することができたということが一番良かったところです。ゲーム内容については、自分達のミスやペナルティで苦しい展開にしてしまい反省する部分が多いのですが、まずは勝利することができたということが一番の成長と感じています。次節も勝てるよう、しっかり準備していきたいと思います。
奥平都太郎選手
本日は、どうもありがとうございました。
先週の試合から今週の試合まで原点に帰って準備して、自分達ができることをやろうということで試合に入りました。前半は苦しい場面が続いたのですが、後半は、グランド内での選手同士のコミュニケーションの質がどんどん上がり、最後は勝つことができて嬉しく思います。来週からもリーグ戦は続くので、どんどんレベルアップして勝っていきたいと思います。

――監督初勝利の感想は?また、勝利までの道のりとしてはいかがか?
宮本監督
人生の中で一生忘れないと思います。このようなシーソーゲームで勝利することができたので、一生忘れないと思います。
勝利まで遠いか近いかということで言えば、遠かったです。ただ、ゴールはまだ先ですので、一歩一歩進んでいかなければならないと思います。これまで、横に居る梁本キャプテンは僕にも色々なことを言われ、怒られながらここまで来ました。そのような苦労が、1点差の勝利という形で報われたということが嬉しいです。
――後半、ハーフ団を入れ替えて、入った選手がトライしてゴールを決めたあたりから試合の流れが変わった印象がある。選手入替の決断は?
宮本監督
結果的には、勝利に向けたターニングポイントになったと思います。前半の反省から、後半の頭からハーフ団の2人を入れました。前半は、ボールを前に持っていきたいという私たちのゲーム運びができませんでした。前半が終了したところで、ボールのポジションを取らなければならないという判断で決断しました。
――関西大は、前半と後半で同志社大の戦い方が変わって対応できなかったと述べていたが?
梁本キャプテン
前半のハーフ団は1年生と2年生で、皆さん、前半はテンポがあまりよくなかったと感じているようですが、9番10番がプレーしやすいようにリードできなかったことは4回生である自分の責任です。前半と後半のハーフ団とでは経験の差が出たのかなという印象を持っています。
――ペナルティを得た際、フォワードとしては前に行きたいところでショットを選択したのは?
梁本キャプテン
まだまだフォワードが弱く、自分達がフォワードで前に行く選択をできない状況でしたのでショットを選択しました。今後は、勝利に向けてフォワードで前に行く選択ができるよう鍛え直します。
――エコパスタジアムでプレーした印象は?
奥平選手
春のシーズンに慶応さんと試合をしたとき以来となりますが、今回、このような大きいスタジアムでプレーできる機会をいただき、楽しみにして試合に臨みました。自分でも納得できるプレーが出せましたので嬉しく思います。
――関西大の6番の弟さんと対決しての印象は?
奥平選手
子どもの頃から同じチームでプレーして、今回初めて、試合相手という形でプレーをしました。子どもの頃から仲が良くて、試合中に目を合わしてしまうと情が入ってしまうため、目を合わさないよう敵としてみて頑張りました。
――今日の試合は、奥平選手は兄弟とも同じ6番。今まで一緒に試合に出たことは?
奥平選手
高校まで、弟はロックで自分はフランカーでした。同じチームに居ましたが、一緒に試合に出たことはありませんでした。
――試合の終盤、ショットを選択して得点を刻んでいったのはチームとしての判断か?
宮本監督
選手がピッチで判断しました。
――6月にもエコパスタジアムでプレーしていただいた。本日、静岡で公式戦の試合をしたことの感想は?
宮本監督
最初に申し上げたとおり、ワールドカップが開催されたスタジアムで学生が試合をすることができました。このようなスタジアムでプレーする機会はなかなかありませんので、素晴らしい経験をさせていただいたと思います。昨日利用した宿泊施設は、私がサントリーの現役選手だったときに利用した場所でもあり、懐かしい気持ちになり、宿泊施設を用意してくれた関係者の方に感謝します。
今日は、反省の多いゲームでしたが、このようなシーソーゲームを勝ち切れたことが大きかったと思います。次につなげていきたいと思います。
(文責:(一社)静岡県ラグビーフットボール協会 瀬尾 知繁)
9月25日(日) 近畿大学 vs 関西学院大学
マッチレポート
2022ムロオ関西大学ラグビーAリーグ第2節の第一試合は秋晴れ微風の皇子山総合運動公園で開催された。開幕戦に勝利し幸先良いスタートが切れた近畿大学と前年度優勝の京産大に敗れたが後半に本来の戦いができ、初勝利を目指す関西学院大学が対戦した。

近大SO⑩半田裕己のキックで試合開始。
関学大が終始攻め込むがミスで得点を奪えず苦しんだが、25分に敵陣ゴール前10m右ラインアウトからモールを形成しそのまま押し込みHO②山田哲平が右隅に先制トライ、GKも難しい角度からSO⑩泉谷尚輝が成功し0-7。
漸くチャンスを掴んだ近大は34分に敵陣ゴール前左ラインアウトからモールを形成し最後はFL⑥キャプテン中村健志が左隅にトライ、GKも難しい角度からSO⑩半田が成功し7-7と同点。
41分に関学大が自陣からキックで敵陣深くまで攻め込み、ボールを確保しSH⑨キャプテン坂原春光からWTB⑪加藤匠朗に渡り最後はFB⑮武藤航生が左中間にトライ、GK不成功、5-12と関学大がリードして前半が終了。

関学大SO⑩泉谷のキックで後半開始。
後半も暑い中お互いに攻め込むが決めてに欠き膠着状態が続いたが、22分に関学大が敵陣20m右ラインアウトから攻め左に展開し、最後はFB⑮武藤が左隅にトライ、GKも難しい角度から再びSO⑩泉谷が成功し7-19とリードを広げる。
34分には近大が敵陣深くまで攻め込んだがパスミスを拾った関学大WTB⑭中俊一朗が70mを走り切り左中間にトライ、GK不成功7-24とする。
39分にも関学大がペナルティからキックを選択し中央40mからSO⑩泉谷が成功し7-27とする。
意地を見せたい近大だがゴールまで遠くそのままノーサイドとなる。
関学大は前年度2位の近大に勝利し勝点5を獲得した。
POMには2トライと勝利に貢献した関西学院大学FB⑮武藤航生が選ばれた。

会見レポート
近畿大学
神本健司監督
終始関学大さんのデフェンスでのプレッシャーを受けたゲームでした、前節の摂南大戦のミスの部分の課題も修正できず、自分たちのミスでリズムをつかめず相手に勢いをあたえてしまいました。
中村健志キャプテン
我慢比べの試合になるだろうと予想し、しっかりアタックし、デフェンスで体を張り続ければ勝てると思っていましたが、関学大さんのデフェンスの圧力であったり粘りであったりというところで自分たちが後手に回ってしまい、関学大さんの流れになってしまいました。

・これだけ点差が開いたのは?
中村キャプテン
前半5点差で折り返して、後半に突き放そうとのぞんで、気持ちの面で負けてはいなかったのですが、プレーの精度が落ちてしまい、敵陣に入って得点できず、逆に自陣に入られて取られるという形で点差が開いたと思います。
関西学院大学
小樋山樹監督
実力のある近大さんにデフェンスでどう戦っていくかが課題でした、負けていてもおかしくない試合でしたが、一つひとつのプレーをひたむきにやってくれ、それが勝ちを引き寄せたと思います、本当に選手たちの頑張りに拍手を送りたいです。
坂原春光キャプテン
こだわってきたデフェンスで体を張って、一つひとつ泥臭く80分間戦うための準備を1週間やってきました、それを23人のメンバー全員が80分間出せたことが勝ちにつながったと思います。

・試合前のアップでモールの練習をしていたがこれは今日のオプションだったのか?
小樋山監督
今日だけでなくFWの強みとして使っていきたいと春から取り組んでいます。
・武藤選手の評価は?
小樋山監督
1年生ですがランニング能力がずば抜けていて、今日のパフォーマンスは全然驚くことはないですが、先週の京産大戦で最初のトライをとられた後のコンバージョンキックをチャージしたように戦う姿勢が彼の持ち味です。
武藤航生選手
前節に京産大さんに負けて今日は落とせない試合で、しっかり勝ち切ることができました、また次の試合に向けて準備していきたいと思います。

9月18日(日) 関西学院大学 vs 京都産業大学
マッチレポート
昨季23年ぶりに優勝したメンバーが多く残り今期も期待される京都産業大学と昨年は最下位に沈み今年はその雪辱を果たしたい関西学院大学の一戦、奇しくも昨季の最終戦と同じカードとなった。
京産大はキックオフで関学大陣に攻め込み8分にゴール前ラックから5番アサエリ・ラウシーが持ち出してゴールポスト左へトライ。
しかし10番西仲 隼のゴールキックを関学大15番武藤航生が猛チャージして阻む。
今期の関学大の意気込みが感じられたプレーでこの後の展開が楽しみになる。
しかし京産大は13分にラインアウトモールを押し込み2番李 淳弘が右中間に押さえ、今度は10番西仲のゴールも決まり12点差とする。
その後は15番北山絢大が見事なランで3トライをあげ計トライの0-43と大差で前半を終える。

後半に入りどのように修正するのかが注目される関学大だが、5分京産大がゴール前スクラムから右へ展開し13番高井良成が右隅へトライ、ゴールも決まりリードを50点の大台に乗せる。
その後9分、関学大が相手ボールスクラムをターンオーバーし素早く左へ展開し左隅に11番加藤匠朗がようやくトライをあげ5-50とし、ここから関学大の反撃が始まる。
京産大14番ポルテレ・シオネに関学大19番川内悠斗が強烈なタックルに入りノックオンを誘い、その後のスクラムから展開してまたも11番加藤がトライする。
10番泉谷尚輝のゴールも決まり12-50。
18分にはラインアウトモールから18番安達朋樹が押し込みトライ19-50と少し差を縮める。
ここまでの10分間は関学大のペースであったがここから京産大の反撃が始まる。
25分のゴール前スクラムから展開し11番西 浩斗が、36分にはラインアウトモールからの展開で16番梅基天翔、ロスタイムにはラックからターンオーバーしたボールを20番ヴェア・タモエフォラウがダメ押しのトライをあげ、19-69と50点の大差で京産大が初戦を飾った。

POMは3トライをあげた京産大15番北山が選ばれた。

京産大は福西共同キャプテンがプレスカンファレンスで語ったとおり、セットプレーで相手を崩してFW、BK一体となったラグビーで初戦を制した。
一方の関学大は激しいデフェンスで京産大のゴール前の攻撃を阻みゴールを割らせなかった場面や、スクラムを起点に一発で取り切る力があり、またフレッシュな1年生の活躍など今後チームとしての伸びしろを期待させてくれる。
点差は別として楽しく見応えのあるラグビーをしてくれた両チームに感謝したい。
会見レポート
関西学院大学
小樋山樹・監督
本日の試合は京都産業大のプレッシャー、特にセットプレーで前半やられてしまい、こういう結果になったと思う。リーグ戦は始まったばかりで、次に向けてやるべきことをしっかりやって切り替えて頑張りたい。
坂原春光・キャプテン
本日の試合は、京都産業大の強みであるセットプレーで後手に回ってしまった。ラインアウト、スクラムでプレッシャーを受け、そこでスコアされ、相手の強みを出されて、前半特に苦しい展開になりスコアが開いてしまった。初戦が始まったばかりで落ち込むことなく、自分たちの目標に向かって一戦一戦、来週の近畿大戦に向けて頑張っていきたい。
Q:大差の中で収穫は?
小樋山監督
今年こだわろうとしていたディフェンスが、最後の最後まで切れることなかったので次に向けての収穫だと思う。
京都産業大学 廣瀬佳司・監督
開幕戦ということでもあり、関学にはいつも苦しめられていたのでしっかり準備して臨んだ。11トライ取れたことに満足している。後半、いくつかトライを取られる場面があったが、我々のミスで防げるので修正して次回に臨みたい。きょうのパフォーマンスに関しては学生がよく頑張ってくれた。
福西隼杜・キャプテン
開幕戦ということもありこの一戦にかけようと話していた。その通りにいい試合ができた。特に前半はフォワード、バックスとものれて得点することができてよかった。後半、立て続けに点を取られた部分はしっかり修正していこうと思う。
Q:きょうの試合でうまくいった点、うまくいかなかった点は?
廣瀬監督
前半は我々の持ち味であるスクラム、モールでトライを取ることができた。バックスもターンオーバーからボールを大きく動かしてトライをいくつか取るとることができたのでよかった。前半はほぼ完璧だった。相手のキックへの対応やポルテレが持ち込んでノックオンしたり、孤立してターンオーバーを許したりした場面が後半の頭で出てきたので修正していきたい。
同 福西隼杜・キャプテン
前半はほぼ完璧で、フォワード、バックス一体となってアタック、ディフェンスすることができた。後半点を取られたところで、自分たちのミスから崩れていった部分やキーマンの選手を走らせてしまった部分があったので反省するべき。風の影響はあった。
Q:今年はボールを大きく動かすのを意識しているのか?
廣瀬監督
今年というより、スペースにボールを運ぶことは言ってきた。スペースがあればボールを運べるようになってきた。
Q:北山選手のパフォーマンスの評価は
廣瀬監督
アグレッシブなプレーヤーなので、ボールを持って相手としっかり勝負するところを存分に発揮してくれた。
Q:竹下くんとは競争してほしいか
廣瀬監督
両方とも持ち味が違うので、それぞれのいいところを出してほしい。
Q:どういうプレーをしようと臨んだか?結果はどうだったか?
北山絢大選手
タイトな試合になることを想定して1、2週間、チーム全員で準備してきた。エリア取りのところで、相手スタンドオフにいいキッカーがいるので、自分がキック処理をして、チームを引っ張ってエリア取りで敵陣に入るように練習してきた。いい結果が出てうれしい。
Q:自分自身のアタックをどう評価するか?
北山絢大選手
アグレッシブにプレーしハードワークし続けるのを意識している。アタックではアグレッシブにトライを取り切るよう練習してきた。いい結果が出てうれしい。3本目のトライは、裏に蹴ろうとしたが相手のカバーが早かったので一対一で勝負した。
9月18日(日) 関西大学 vs 天理大学
マッチレポート
2022年ムロオ関西大学Aリーグ第1節、東大阪市花園ラグビー場第二グラウンド第2試合目は台風14号の影響で強風の中、関西大学VS天理大学が対戦した。
風下から攻める天理大SO福本優斗のキックで試合開始。
先制したのは天理大4分に敵陣左ゴール前10mラインアウトからモールで攻め最後はSH北條拓郎がゴールポスト左にトライ、GKもSO福本が成功0-7。
12分再び天理大が敵陣ゴール前10m右中間スクラムから押し込み最後はNO8パトリックヴァカタが左中間にトライ、GKもSO福本が成功し、0-14。
反撃に出る関大は20分に敵陣ゴール前左5mラインアウトからモールを形成し最後は左WTB澤口飛翔が左中間にトライ、GK不成功5-14。
25分に天理大が敵陣左ゴール前5mラインアウトから攻め込みSH北條からパスを受けた左FL鄭兆毅がゴールポスト下のトライ、GKもSO福本が成功し、5-21。
お互いに攻め込むが得点を奪えず前半が終了。

関大SO池澤佑尽のキックで後半開始。
10分天理大が敵陣ゴール前10m右中間スクラムからプッシュし、SH北條が右中間にトライ、GKもSO福本が成功し、5-28。
攻撃の手を緩めない天理大は14分に右CTB上野颯汰がゴールポスト下に、21分には左LOナイバルワガ セタが左中間にトライ、GKもSO福本が共に成功し5-42とリードを広げる。
意地を見せたい関大は27分敵陣22m付近からSO池澤のキックパスを受けた左LO中薗拓海からパスを受けた左PR宮内慶大が右隅にトライ、GK不成功10-42。
しかし天理大は30分に途中出場したSH㉑藤原健之朗が個人技でゴールポスト下にトライ、GKもSO福本が成功、37分には右FL関口大輔が右中間にトライ、GKも途中出場したSO㉒田中心大が成功、39分には左LOナイバルワガ セタが右中間にトライ、GKもSO㉒田中が成功し、10-63。
最後まで諦めない関大は敵陣深くまで攻め込むが得点を奪えずノーサイドとなる。

天理大学はセットプレーも安定し、攻撃のバリエーションも豊富で今後の戦いが楽しみな試合だった。敗れた関西大学も低く速いデフェンスを見せてくれた試合で最後まで諦めない姿勢を今後も見せてほしい。
POMには天理大学ゲームキャプテン左CTB堀田恒司選手が選ばれた。

会見レポート
■関西大学記者会見
・森 拓郎監督
・池原 自恩キャプテン(以下 CP)
■本日のゲームの感想
森監督
本日はありがとうございました。立ち上がり天理大学のテンポの速いアタックをされてしまい、オフサイドの反則が多くなり中盤の所で止めきれず得点されたイメージです。後半、オフサイドは修正出来たが、相手の勢いや上手く攻められ失点に繋がった。選手が体を張る所やディフェンスの部分は見せれたかと思うが、アタックの部分の修正や立ち上がりの所のオフサイドを修正して行きたい。
池原CP
監督も言っているが前半の入りの所で、粘り強くディフェンスしていたが規律の所でオフサイドになり自陣に入り込まれ失点に繋がった。後半に入ってルーズボールの対応やブレイクダウンの質が天理大学の方が上で後手後手に回ってしまい、この様な点差になったと思う。
■質疑応答
Q:春から成長は感じられたか?
A:森監督
今年は夏合宿も有り試合勘は掴めていたと思うが、8月のレフリーのルール改正の所からノットストレートとラインオフサイドが厳しいのは聞いていたが、我々の想定していた物よりオフサイドが厳しかった。
後半は修正出来ていたので次の試合には繋がると思う。
Q:ディフェンスの練習にはどれ位時間割いてきたのか?
A:森監督
週3~4回ゲームをする様にしており、そこでディフェンスのチェックはしていたが特にオフサイドに関してはここ1~2週間で取り入れて来たが思ったより厳しく、練習ではもっと厳しくいかなければいけないと思った。
Q:これからシーズンは続くがどこを変えて行くか?
A:森監督
大きく戦いは変わらないが、色々な戦いの準備はしているので相手によって使い分けしっかり戦って行きたい。
A:池原CP
今日のゲームは後半自陣でプレイする時間が長かったので、次はキックを中心にし、敵陣で多くプレイ出来る様にし、ディフェンスからターンオーバーしてアンストラクチャーのアタックでトライと言う形に繋げて行きたい。
Q:1年生がチームに与える影響は?
A:池原CP
スタートで中村や遠藤が入っており、非常にフレッシュな選手で自信も有り、中村に関しては前にキャリーして行き、遠藤はキックからのカウンターが良く、僕自身も刺激になりチームにとっても勢いになっている部分は有る。
Q:1年生の中村と遠藤の評価は?
A:森監督
中村はセットプレイの所で貢献してくれて、遠藤はカウンターの所で良い仕事をしてくれたと思う。未だ細かい修正部分は有るが、1年生のこのタイミングで試合に出れる力を持っていて、今後の成長に良い刺激になっていると思う。
Q:次戦は静岡で同志社と戦うが次戦に向けての感想?
A:森監督
天理をターゲットにしていたので、これからしっかり準備して行きたい。天理、同志社と2週続くので、どちらからかは絶対勝ち点を取りたいと思っており、今回の負けをプラスにして次にぶつけたいと思う。
A:池原CP
今回の点差を受け止め、今日出来なかった事を一つ一つ明確にして、この1週間出来る事を改善して行きたい、同志社には負けられず接戦になると思うので、しっかり勝ち切りリーグ戦残り7試合繋げられるようにしたい。
Q:関西Aリーグでも高校ジャパンクラスの1年生が多く活躍しているがどの様に思うか?
A:森監督
天理が優勝したことが大きく、昨年の京産大が帝京大と接戦を繰り広げ関西でも優勝を狙えると証明が出来た事の恩恵だと思う。
Q:チャンスで決めきれなかったのは何故だと思うか?
A:池原CP
ルーズボールへの反応であったり、ブレイクダウンでの寝方であったりだとか、2人目のサポートプレイヤーが甘かった部分も有り、ターンオーバーされチャンスを失ったので次の同志社戦にはしっかり改善していきたい。
■天理大学記者会見
・小松 節夫監督
・堀田 恒司キャプテン(以下 CP)
・上ノ坊 駿介選手
■本日のゲームの感想
小松監督
本日はありがとうございました。開幕は毎年緊張するゲームで昨年は開幕戦で敗れているので、今日はしっかり準備をして開幕の雰囲気に飲み込まれない様にと選手を送り出した。関西大学の速いプレッシャーに手こずったが、その中でも点差を広げて最後は自分達の形も出来て良い試合だったと思う。
前半簡単に取られた所があったのでその辺は修正して次に臨みたい。
堀田CP
去年は開幕戦で負けてしまって、今年は先ずここを勝ち切ろうとチームには話をしていた。自分達がやって来たラグビーをしっかり出そうと前半入った、試合は勝ったが自分達の課題など沢山見つかったので、次の試合までにしっかりと修正し、次また良い試合が出来る様にしたい。
上ノ坊選手
開幕戦で緊張した所も有ったが、前半風下でなかなか敵陣に入ってテンポ良くアタックする事が出来なく簡単にトライを許してしまった。後半は風上になり徐々に自分のペースでアタックする事が出来た。
■質疑応答
Q:2年前の優勝を見て入って来た選手も増えたと思うが変化はあったか?
A:小松監督
日本一を目指すと言う若い選手達のお陰で活気づいている。チームも下からの押上げで活気が出てきている。元気な子が多いなと思う。
Q:上ノ坊選手が天理を選んだ理由?
A:上ノ坊選手
周りは関東に行きがちだったが、関西に残って関西のチームで日本一になりたく天理大学を選んだ。
Q:夏合宿を終えて自分達の立ち位置等どの様に思ったか?
A:小松監督
やはり関東の強豪チームとは差があるなと分かった上で、強豪3チームとやらせてもらい非常に良い経験になった。そこにどう追い付くかを考え開幕までチーム皆で準備して来た。
Q:昨年の開幕戦で敗れて緊張感は?
A:堀田CP
初めは緊張していたが試合が近づくに連れて、自分はゲームキャプテンとしてチームを引っ張って行かなければいけないと思っていた。
Q:今年の関西Aリーグで活躍する1年生が増えており、関東に行かずに関西に残る子が増えてきているのを現場でどの様に感じるか?
A:小松監督
年によって変わるが、天理大学が優勝した事により、関西でもやれると思われて今の大学1年生は割と関西に残っており1年生でも活躍している選手が多くなっている。これからも関西のチームに入ってもらい関東のチームをやっつけると言う選手が増えれば全体のレベルアップに繋がると思う。なので我々も頑張って行かなければいけない。
9月18日(日) 摂南大学 vs 近畿大学
マッチレポート
前年度2位と躍進した近畿大学と、昨年は7位と入替戦に回ってしまった摂南大学との一戦。大型台風が近づく影響か湿度が高く風も強いコンディション。だが、花園第Ⅰという最高の舞台で行われた。
摂南大のキックオフで始まった。
序盤、初戦という硬さもあるのか、両チームともハンドリングミスもあり、暫らく膠着状態が続く。
スコアが動いたのは20分、先制したのは、摂南大だった。敵陣22M中央付近でターンオーバーしたボールを左へ大きく展開、大外のFB⑮前薗斗真が左中間に回り込んでトライ。(5-0)
すぐに近大も続く、23分、敵陣10M中央付近で相手のノッコンボールをリサイクル。昨年度のリーグトライ王のWTB⑭植田和磨がセンスとスピードでスルスルと相手を交わし、30M程走り切ってトライ。SO⑩半田裕己がゴールを決めてあっさり逆転。(5-7)
続く30分にも近大。敵陣22M付近から左へ展開し、⑩半田が左隅に飛び込み、リードを広げる。(5-12)
だがこの後すぐには摂南大。敵陣22M付近でPからGOを仕掛けNO8⑧ヴィリアミ・ルトゥア・アホフォノがゴールポスト左へ抑え込む。ゴールはSO⑩大津直人が決め、スコアをイーブンに戻し、このまま前半を終了。(12-12)

後半、こちらも最初にスコアしたのは摂南大だった。6分に敵ゴール前7Mでのラインアウトの機会を得る。きっちりキャッチ、FW8人でモールを形成、これをしっかり押切り、HO②高木崇太郎がトライ(ゴール成功)でリードする。(19-12)
摂南大としては続けてトライが欲しいところ。近大はすぐに追いつきたいという状況だが。
15分は近大の番だった。適ゴール前7M付近のスクラム、ここからNO8⑧古寺直希が持ち出し、パスダミーを一つ入れてゴールポスト横に持ち込み(ゴール成功)同点に。(19-19)
22分にも、近大がゴールライン手前ラックからFL⑦岩本圭伸がトライ、ゴールはCTB⑫森元翔紀が決めて逆転に。(19-26)

27分にも近大は、FB⑮阿曽有馬がトライを決め(ゴール成功)リードを広げ、終盤の摂南大の攻撃を封じ込み、ノーサイドとなった。(19-33)
プレイヤーオブザマッチには、近大司令塔のSO⑩半田裕己が選出された。

会見レポート
摂南大学 瀬川智広・監督
これまでコロナの影響で制限があったが、関西の8チームが関西を代表する花園で開幕戦を迎えることができたこと、近畿大と第1グラウンドで戦えたことをうれしく思う。リーグ戦開幕に尽力いただいた協会、関係者に心より感謝したい。ゲームは、選手が開幕戦ということで固さのあった中で、両チームともベストの戦いをするには至らなかったと思うが、両チームとも開幕戦で勝つことにチャレンジしてくれた。摂南大にも十分に勝つチャンスがあったが、最後は規律という部分で自分たちから崩れてしまい、残念だった。まだ、開幕戦が終わっただけで試合は続くので、規律の部分をみんなで反省し、うまくいったディフェンスの部分は自信をもってチームをつくっていきたい。
ヴィリアミ・ルトゥア・アホフォノ・ゲームキャプテン
春シーズンからいろんな新しいことにチャレンジしてきたので勝ちたかった。これからも頑張りたいと思う。
Q:後半勝ち越していい流れもあったが、収穫は?
瀬川監督
セットプレーに関して、スクラム、ラインアウトで昨年の上位チームにひけを取ることなく、むしろ我々の方が有利だったかと思う。駆け引きの中で、小さな反則をとられたのは残念だが、本質的な部分で互角かそれ以上の戦いだったことは選手の自信になったと思う。
Q:「つなぎ続ける」という意識が浸透してきた実感はあるか?
瀬川監督
アタックが好きな選手が多く、アタックに関してはこだわって何かをするより、自由にやらせたい思いはある。そんな中、ボールを大切にしてほしい。せっかく得た攻撃のチャンスを失わないよう、つなぎ続ける、サポートする意識が上がってきた。
近畿大学
神本健司・監督
きょうのゲームはセットプレーの安定を掲げて臨んだ。スクラムの数は思ったより少なくラインアウトは通常通りだった。ラインアウトで特に前半、マイボールが安定せず、クロスゲームになった要因だと思っている。後半になって修正でき、落ち着きを取り戻してリズムが出てきたものの、開幕戦の固さがみられ、自分たちの描いている形とまではいかなかった。何とか勝ち切れたのは最低限の評価だと思っている。
三島琳久・ゲームキャプテン
開幕戦の難しい雰囲気の中で勝てたことはうれしく思う。しかし、自分たちが春、夏に取り組んできたことがなかなか出せず、摂南大の勢いに飲まれ、前半はクロスゲームになって焦ってしまい、自分たちが描いているものを出せず終わってしまった。ハーフタイムでフォーカスしていくことをしっかり出そうと話し、後半は建て直せ、勝てた。
Q:具体的な修正点は?
三島ゲームキャプテン
前半悪かったセットピース、特にラインアウトで自分たちがマイナスを引きずって悪循環に陥っていた。引きずらないようにシンプルなサインでリズムを作ろうとした。セットピースは起点になるところなので、そこで崩れると相手にボールを渡してしまうことになり、自分たちがコントロールできるところを失い、焦り、普段と違うメンタルになると思う。改めてセットピースの重要性を感じられた試合だった。
Q:前半の風の影響は?
三島ゲームキャプテン
フィールドのプレーヤーは風を感じている状況で、外に出すべきキックが出せず、ゲームを切りたいキックが切れなかった。摂南大のバックスリーのランナーが走ってきて、どんどん勢いに飲まれたのが反省点。
Q:試合を振り返って。
半田裕己選手
キックでゲームを作っていくのが自分のゲームメイクなのだが、切りたいところで切れなかったり、フォワードに迷惑をかけてしまった。切るところは切って流れをもってきて、80分間通してゲームメイクしていきたい。
Q:ラインアウトが摂南にとられていたが。風の影響はあったか?
松田翼選手
風の影響もあるし、ルール改正でボールインでまっすぐ投入することが厳しくとられるようになり、そのプレッシャーとも戦いながらだった。自信を持っていたが、うまくいかずフォワードとしても後半建て直せたが前半は崩れたのはラインアウト。そこでフォワードが取り切れなかったのは責任。
Q:後半PKで押されていたスクラムを選択したのは?
松田翼選手
相手のNo8の一時退場があり、押されていた悔しさがあった。1年間取り組んできたので8人で統一して勝ちたかった。
Q:スクラムでの反省点は?
松田翼選手
摂南大は重いスクラムで、自分たちが押そうとして上に行くいころをカウンターされた。体重もないので低く強くまとまったスクラムを心掛けなければ今後も勝てないなあと感じた。
Q:前半風下で後半変えたのか?
半田裕己選手
後半は風上の予定が風下で、ゲーム展開的には回しながら自陣でも攻めながら蹴っていこうとプランになった。風が読めなく、その都度その都度でハーフとスタンドのゲームメイクで対応した。
Q:攻撃面できょうの試合の収穫は?
半田裕己選手
フォワードが前に出て、バックスで展開してゲインできたところがあったのは収穫。エッジの部分のブレイクダウンで何回か相手に取られたので、そこを修正して次の試合に臨みたい。
9月18日(日) 同志社大学 vs 立命館大学
マッチレポート
夏合宿では早稲田に惜敗(25-33)、東海に大敗(19-58)と好不調の波が激しい同志社に対し、COVID19感染の影響で夏合宿の中止を余儀なくされた立命館。春季トーナメントでは立命館の完勝(57-14)に終わったこのカードだが、こうした状況を踏まえ、両チームの仕上がり具合が注目された。
台風14号の影響で、強風の中、立命館の先蹴で2022年シーズンが開幕。
風上ながらブレイクダウンを選択し、ゲインを図る同志社に対し、立命館も真っ向勝負の激しいDFで対抗する。
立命館は6分、LOからSH9北村が抜け出し、鋭角でカットインのWTB14山本龍吾が繋いで同志社ゴール前に。左へ展開し、WTB11御池が左隅にT。Gは不成功も0-5と立命館が先制する。
規律の取れた立命館のDFラインを突破出来なかった同志社だったが、ハイパント攻撃も交えゲインを図ると、16分FB15大森が右中間にTを返す。Gも成功、7-5と逆転する。

エリアマネジメントをブレイクダウンに求める同志社は、自陣からでも積極的に仕掛けると、21分立命館の反則からPGチャンスを得る。SH9藤田が決め10-5とリードを広げる。
両チームとも激しく身体をぶつけ合うが、縦を意識してゲインを重ねる立命館が同志社ゴール前に迫る。同志社がスクラムでコラプシングを繰り返す中、32分立命館はスクラムからSH9北村が持ち出し、鋭く走りこんできたCTB12宮嵜にパスし、そのままインゴール中央にT。Gも成功し、10-12と再逆転する。
24分PR1山本敦輝の交替が響いているのか、スクラムに苦しむ同志社に対し、縦を意識したブレイクダウンを繰り返す立命館が点差以上に優勢を保ち、前半を終える。

後半、ギャップを突くアタックから縦を意識し、ゲインを図る同志社は46分、立命館ゴール前スクラムからサイドを繰り返し、中央にボールを持ち込むと一気に右展開、WTB14岡野が右隅にT。G不成功も15-12とシーソーゲームに持ち込む。
SHを21新和田に入れ替えた同志社は攻撃のリズムが変わり、縦への突破が目立つようになったが、ケアレスミスでリズムに乗り切れない。
一方、風上を活かし、キックによるエリアマネジメントを織り交ぜた立命館は66分同志社ゴール前のモールを押し込み、T。Gも成功し15-19とする。
ラスト20分のフィットネス勝負は互いに譲らず一進一退も、コンタクトで一歩勝った立命館がリードを守り切りタイムアップ。9季ぶりに同志社を破った。
POMは立命館SH9北村が受賞した。

(文責:廣島 治)
会見レポート
■同志社大学記者会見
・宮本 啓希監督
・梁本 旺義キャプテン(以下 CP)
■本日のゲームの感想
宮本監督
本日はありがとうございました。選手に対してはマインドの部分で春に負けている立命館を相手に戦う気持ちを一番に話して来た、また夏までに自分達のやって来た事をどこまで細かく突き詰めて出来るかと言うメッセージを発して来た。
今日の彼らのゲームに対する姿勢は素晴らしかったと思うが、特に後半に入って最初にスコア出来たが、その後はボールポゼッションを取りながらも敵陣の部分で最後ミスに終わってしまうと言う細かなミスが出て、自分達のやって来た所をまだまだこれから伸ばして行かないといけない部分なのだろうと言う所が最終的な勝敗に結びついたと思う。
梁本CP
宮本監督と同じ様な内容になるのですが、踏ん張らなければ行けない時間に細かいミスやブレイクダウンの所等、これからもっと追及して行かなければと言う試合だった。
■質疑応答
Q:初戦と言う事で硬さや緊張があったか?
A:宮本監督
どのカテゴリーでも難しいものだと思うので、特別な事をしたら負けると思っていた。自分達がやって来た事に対してどれだけ丁寧にやれるかと言う所を大事にして来たが、やはり選手達は硬さが見られた。
A:梁本CP
やはり周りの選手を見てもフワフワしている雰囲気も有った。それを自分を含む4回生が引っ張って行かなければいけないと言う所が、頼りなかった部分も有ったのでそこは修正部分だ。
Q:次の試合は関西では無いが、環境が変わる事で意識する事はあるか?
A:宮本監督
次はエコパスタジアムと言う素晴らしい会場なので、先ず学生は非常に幸せな事だと思う、遠征になるが移動が入るだけでその他は何も変わらない。今週出来なかった事、逆に出来た事は更に良くすると言うシンプルな事が大事だと思う。
A:梁本CP
しっかり勝つためにその準備を徹底して行きたい。
Q:監督として秋のシーズン初陣だったが感想は?
A:宮本監督
正直試合前は緊張した、それを隠してもしょうがないと思ったので初めてゲームに出る選手もいるので自分も同じ気持ちだと話をした。
それよりゲーム前はどの様なプレイをしてくれるかの方が楽しみだった。今は後り全部勝つしかないと言う気持ちだ。
Q:今日の試合で1年生の林選手、大島選手を抜擢した理由は?
A:宮本監督
林に関しては春から数試合公式戦でプレイしていて、フィジカル面が課題として挙がっていたが、コンタクトに自ら挑んでいく姿勢であったり、それを繰り返す事により大学レベルの差を自分で埋めようとする姿勢であったりが、実際試合の中でのパフォーマンスに繋がっていたので、同志社大学の中で一番良いNo8だと言う事で出した。
大島に関してはスペース間隔や駆け引きの部分では元々優れている選手なので、今年のボールを動かして行くラグビーでは凄くフィットしていた。夏以降の実績も踏まえて起用した。
Q:今年からアタックの形をボールを動かす様に変えているが手応えと課題は?
A:宮本監督
手応えは1~3フェーズがゲインラインを切っていけると我々の形に持っていけるとしっかり見えた。しかしゲインラインのバトルに負けてしまうとボールを動かすのは難しいと言うのは選手自身も学んだと思う。
Q:密集の中での争奪戦については課題ありと考えているか?
A:宮本監督
これはずっと課題だと思うが、一人目、二人目のブレイクダウンが多くなるのでそこはシーズンを通してやっていくだけだ。
Q:春から手応えを感じている所、課題点は?
A:梁本CP
一人一人のラグビーの向き合い方が宮本監督来てから変わった。春に負けてからしっかり足下を見つめ直し夏合宿に取り組んだ。
先ずはこの試合に向けて全力で挑んだが、細かいミスや開幕戦と言う事で硬くなってしまった。良いプレイも有ったが、悪いプレイが出た後のリアクションの所を課題として取り組んで行きたい。
■立命館大学記者会見
・鬼束 竜太ヘッドコーチ(以下 HC)
・中川 魁キャプテン(以下 CP)
・御池 蓮二選手
・山本 龍吾選手
・安井 拓馬選手
■本日のゲームの感想
鬼束HC
夏合宿で菅平に行く直前にコロナ感染やウィルス性扁桃炎が部内で流行ってしまい前日に中止になり、予定していた試合が中止になり選手達は試合経験が出来なく不安も有ったと思う。開幕戦は関東の試合観ていても準備して来た事が簡単には出せず、やって来た事の1割出せるかのレベルと考えていたので、ミスが起たり上手くいかない事は想定内だった。
その中でもディフェンスの部分は、今年に入って強化してきた部分なので、そこは選手達が良いディフェンスを見せてくれた事が勝因だと思う。
自分の中では何度かショットと思った場面が有ったが、選手達はそれをはね返しトライを取りに行ってくれたので良かった。僕が3日目に50歳の誕生日を迎えたので良い誕生日プレゼントになった。
中川CP
取り敢えず開幕戦で勝てて良かった。チームとして大学選手権出場を目指しており、今年の関西3枠に入る為に京産大、天理大が居る中でこの同志社戦は落とせない所だったので、そこに勝つと言う事が達成出来て良かった。内容としては粘り強くディフェンスが出来た事が試合の結果に繋がった。
リザーブとして入ってきた選手もしっかりインパクトを残してくれて、エナジーを与えてくれ、80分間自分達の試合が出来たと思う。
御池選手
先輩たちが抜けてくれて、そこで僕がボールを貰いトライすると自分の中で決めていて、それが上手く行ったことが良い点。
立命館はまだまだこれからレベルアップしていくのでもっと観て欲しい。
山本選手
個人的には自分の仕事であるハイボール、キックチェイスが出来て良かった。
それ以外に反省点もあるので修正して行きたい。
安井選手
しっかり結果として同志社に勝てたのが一番のポイントだと思う。個人としては残り少ない時間で自分の仕事は何が出来るのかを考え、一つ一つ意識していたのでそれが勝利に繋がったと思う。
■質疑応答
Q:今日の試合の課題は?
A:鬼束監督
今日の試合でやらなければいけない事が見えて来た、反則でリズムが取れなくなる。前で止めたいと言う気持ちが空回りしてしまうのでその辺は修正して行かなければいけない。後はキックのレシーブや蹴り返しの部分で、決して良いプレイが出来ていなかったので精度を高める必要がある。
A:中川CP
ディフェンスの強みの再確認が出来た。課題としてはフォワードのセットプレイで練習では出来ていた所が出来なかった。スクラムも自分達の思う様に組めなかった。
Q:母校に勝ったと言う特別な思いはあるか?
A:鬼束HC
無いと言ったら嘘になるが、ディフェンスを見ている佐藤も昨年まで同支社のヘッドコーチ等をしていたので、自分達が勝ちたいのもあるがやはり学生達に勝って欲しいと言う思いが強かった。昨年皇子山で負けた時に定期戦の盾を来年は頂きますと約束していたので、実行できて良かった。
Q:夏合宿が出来なく、本日の試合を迎えた感想は?
A:中川CP
僕自身もコロナに罹り練習に参加出来ない時間も有って不安な部分も多かったが、その中で相手にフォーカスするより自分達のやるべき所に拘って行こうと言っていた。練習でもしっかりしんどい状況を作ってやって来た事がゲームの中で出たと思う。
Q:試合時間が残り少ない所で逆転して危ない場面も有ったがその時の心境は?
A:中川CP
チームとしてしんどい時間だったが皆でしっかり声を掛け合い、スローガンであるコネクトとして入って来たメンバーもそうだが、全員でしっかり声を掛け合ってしっかりディフェンス出来た所が有ったので、チームとして拘っている所が出たと思う。
Q:1年生のメンバーが多く入っているが理由は?
A:鬼束HC
単純にパフォーマンスの良さ。実力で勝ち取っている。練習やラグビーに対しても真摯に取り組んでおり、それがチームに良い活力を与えている。
Q:御池選手が立命館を選んだ理由?
A:御池選手
両親の影響もあるが、関西に残って関東のチームに勝ちたいのが大きかった。自分で立命館を選んだ。
Q:安井選手 試合時間が短い中でタックルを2本決めたが振り返って?
A:安井選手
膝の怪我から最近復帰をして試合経験を積んでない中で不安だったが、選ばれたからには少ない時間でもよいプレイ、流れを変えるようなプレイをしたかった。
Q:今日はディフェンスの勝利と言われていますが?
A:鬼束HC
完璧では無いが、一人目のタックルと二人目のアシストのダブルタックルにフォーカスしており、そこでファイトし続ける事が出来てジャッカルやターンオーバーに繋がったと思う。分けだと思う。
12月11日(土) 摂南大学 vs 龍谷大学
マッチレポート
昨シーズン入替戦の開催が見送られ、その悔しさも含めこの一戦にすべてをかけてきたでであろう龍谷大学と、接戦を落とし、結果として入替戦に回ってしまい絶対に負けることができない摂南大学、緊張感漂うABリーグ入替戦第2試合。
摂南大のキックオフで始まった。

スコアが動いたのは開始早々1分。摂南大は敵陣15M付近でのラインアウトをクリーンキャッチ、左オープンに展開し、CTBのところでデコイを使ったサインプレー、CTB⑬東将吾が切れ味鋭く走りこみ、そのままゴールポスト下に駆け込みトライ。FB⑮ヴィリアミ・ツイドラキがゴールキック(GK)を決める。(7-0)

この後、すぐに追いついておきたい龍谷大、FW・BK一体となった切れのあるワイドな攻撃でゴール前に迫るも、最後のボールがつながらずタッチを割ってしまう。
その後9分、相手ラインアウトセットが整わないところを見逃さず、摂南大はクイックスロー、キャッチした⑮ツイドラキが70M走り切って右中間にトライ(自らGKも成功させ)、リードを広げる。(14-0)

その後は龍谷大がゴール前に迫る場面が何度かあるものの、トライチャンスを摂南大のターンオーバーで摘まれてしまうという構図が続く。攻撃は十分通用しておりあと一歩の龍谷大。
何とか自陣を脱出した摂南大は、24分、敵陣22M付近で、また⑬東が強さとスピードを発揮し、ブレーク40M走り切ってゴールポスト下へ飛び込み(GK成功)、3トライ3ゴールとリードを広げる。(21-0)
龍谷大が苦労してゴール前まで運んだボールをギリギリで跳ね返され、摂南大は強いランナーが走り切ってトライをとるという展開。龍谷大はモチベーションを保てるかというところだが、29分、FW・BKで縦へ縦へとボールを繋ぎ、最後はWTB⑭森岡宏文が左中間に飛び込みトライ。FB⑮嶋大樹がGKを決める。(21-7)

引き続き巻き返しを図りたい龍谷大だが、ここまでで先発LO2人を負傷交代でリタイアさせてしまうという状況も苦しい。
摂南大は、34分に自陣からNO8⑧ヴィリアミ・ルトゥア・アホフォノが走り切ってトライ。40分にも⑮ツイドラキがトライを決め(GK成功)徐々に点差を引き離す。(31-7)
このまま前半が終了とも思われたが、ロスタイムの44分に龍谷大はゴール前に迫ったチャンスを⑭森岡が左隅に飛び込み、後半へ望みをつなぐ。(31-12)

後半は龍谷大のリスタートキックで開始。
前半最後に引き続き、後半最初のトライは龍谷大だった。2分、果敢にゴール前に攻め込み、5Mラインアウトを確保しモールを形成、HO②大畑龍平が飛び出し、右中間にトライ。点差を更に詰め逆転への期待を抱かせる。(31-17)

しかし、次は摂南大、直後の4分にLO⑤徳永リオ吉平がトライ(GK成功)でまた引き離す。(38-17)
少し膠着状態が続いたが、11分、龍谷大はLO⑧高山直輝のトライ(GK成功)で、2トライ・2ゴールと巻き返す。(38-24)
だが、龍谷大の追い上げもここまで、摂南大は20分、23分とWTB⑭テビタ・タイが連続トライ。26分には⑮ツイドラキが、32分にはSH㉑森山虎二郎がトライを決め勝負あり。(64-24)

ロスタイムに入って龍谷大(⑮嶋)と摂南大が1本づつトライを追加してゲームセット。(69-29)
結果、摂南大のAリーグ残留となった。

龍谷大は、摂南大を苦しめる場面も多くあった。来年の入替戦に向けてさらに進化されるであろう。他方、摂南大は、接戦を落としての入替戦出場だった。来期はAリーグ上位での活躍が期待される。
会見レポート
龍谷大学
原田太津男 監督
沢山の方に応援していただいている中、順位決定戦で大体大さんに大敗してしまい、この1年間やり続けてきたことをもう一度原点を見直そうということでアグレッシブな姿勢でこの一戦に臨みました。春から取り組んできた龍大らしいアタックはAリーグのチームに通用するという手ごたえを得た一方で、個々の強さのところで及ばない部分が多々あって、これがAリーグの壁だと感じました。次の1年は、このチームが準備してくれたことの上に、さらにAリーグに向けて準備できるようなビジョンをもって取り組んでいきたい所存です。
亀川直哉 キャプテン
この1年「ワンチーム」をスローガンに掲げて取り組んできたが、この試合に出たメンバーはしっかり体現してくれたと思いますが、やはり結果を見ると大敗で、まだまだAリーグとの差は大きいなと感じました。自分はけがで離脱してしまいましたが、メンバーは体を張って最後まで頑張ってくれたと思います。
Q.昨年、入替戦はなかったが?
亀川キャプテン
やはり、去年に昇格して、自分たちの代でAリーグとの想いは持っていました。モチベーションを保つのは大変だったが、そこは切り替えてこの1年やってきました。
Q.Aリーグとの差を埋めるために後輩へ伝えることは?
亀川キャプテン
フィジカルの部分やセットピースは通用したかなと思っています。また、その後のアタックも、そのあたりは自分たちがしっかりと準備してきた部分です。しかし、通用しなかった部分はプレッシャーが(Bリーグと比べると)全然違うので、プレーの質やミスで精度が落ちるといった細かい部分をもっともっと突き詰めていかないと(入替戦を想定した上で練習もやっていかないと)と思っています。
摂南大学
瀬川智弘 監督
80分間、龍谷大学さんの激しいファイトに苦労し、ミスも多く、失点も多い試合でした。今日の反省を踏まえて、月曜日から取り組んで行きたいと思っています。
隈元添太 キャプテン
まず、入替戦を勝ち切れたことを嬉しく思います。このシーズンで数々の経験をさせていただいたので、来年もAリーグとして後輩たちにバトンを繋げることができたという意味では価値のある勝利だと思っています。
Q.(Aリーグ団子状態の中で)入替戦順位となってしまったことへの反省は?
瀬川監督
部員160名が(Aリーグの中で)勝つという経験があまりなくて、ゲームの流れを掴むことであったり、ネガティブな選択をしてしまったりとか、点差こそ縮まってきたが、まだまだ足りないところが多いかなと考えています。ただ、来シーズンもAリーグで戦えるので、一つ一つ修正して、そういった(勝てる)文化を作っていきたいと考えています。
隈元キャプテン
私たちの一番悪い(修正していかないといけない)ところは、とり切れる所でとれなかったり、絶対に守らないといけない所で守り切れなかったりと、勝負強さの部分が(上位チームに)出遅れてしまっていると感じました。これは、日々の練習での積み重ねだと思うので、厳しさをもった練習を積み重ねていかないといけないと思っています。
12月11日(土) 関西学院大学 vs 大阪体育大学
マッチレポート
2年ぶりに開催された関西大学ラグビー入れ替え戦。第1試合は、リーグ戦では勝ち星を上げられなかったものの、最終節で優勝した京都産業大学を相手に、「関学らしさ」を取り戻したA8位の関西学院大学と、Bリーグでは格の違いを見せつけ順調に勝ち上がってきたB1位大阪体育大学の対戦。
11時45分、やや風下の大体大15番FB生駒創太郎のキックで前半が開始された。

最初に相手陣22mL内に入ったのは大体大であったが、ノックオンでチャンスを逃すと、7分、関学が最初のチャンスをものにする。大体大の反則からタッチを選択。22mLから少し入ったラインアウトからモールを作り、最後は5番LO藤井宗弘が中央付近にトライ、15番FB奥谷友規のゴールも決まり、7ー0と先制した。
関学は12分にも相手陣左10mL付近のラインアウトから6番FL稲垣直希が中央をブレイク、フォローした11番WTB加藤匠郎が2人をかわし中央にトライし追加点を上げた。(15番G成功、14−0)

次は大体大.。相手ラインアウトの乱れをついて9番SH三浦裕次郎が関学陣内深くまで入り込むと、左22mL入ったところのマイボールラインアウトからモール、FWのサイドアタックでGLに迫り、8番NO8マウ・シオネが左中間にトライし点差をつめた。(18分、12番G不成功、14−5)

しかし、関学は25分に、1本目同様に大体大の反則、ラインアウト、モールプッシュから5番藤井が右中間に飛び込んでトライ、点差を広げた。(15番G不成功、19−5)
その後、終始関学がボールを支配するも自らのミスでなかなか敵陣深くまでは入れないという時間帯が続き、そのまま前半が終了した。

後半は、関学10番SO斉藤総馬のキックでリスタートした。大体大は関学の2つの反則からペースをつかみかけたが、ラインアウトでミスをして関学にボールを渡してしまう。中央HLのスクラムから9番SH橋詰が相手陣内深くまで入り込みオフサイドの反則からPGを選択、15番奥谷が中央22mLのPGを冷静に決めて、後半最初の得点を上げた。(10分、22−5)
続く15分にも関学は12番CTB松本壮馬、13番CTB塩谷大稀で突破すると、最後は左中間ラックサイドの右を9番橋詰が飛び込んでトライ、点差を広げた。(15番G成功、29−5)

関学は攻撃の手を緩めない。22分、敵陣ゴール前ラックから再び4番LO藤井が右中間にトライ。(15番G成功、36−5)
その後も関学ペースのまま終始大体大陣内でゲームは進められ、33分、22番佐藤然のラインブレイクから19番野矢健太郎が右隅にトライ(15番G不成功、41−5)し、試合の大勢を決めた。

大体大は35分に、ラインアウトモールから右サイドを突いて行き16番清水頼仁が左ポスト横にねじ込み(12番CTB越智幸久G成功、41−12)ようやく後半最初の得点をあげたが遅すぎた。

関学はロスタイムに8番No8松田進太郎のトライ(15番G成功)。大体大も最後の最後、モールをほぼ全員で押し込み16番清水が意地のトライを上げたがここで試合終了。48−17で関学がAリーグ残留を決めた。
関学は京産大戦に続き気持ちの入ったプレーを見せただけでなく、終始主導権を握り危なげないゲーム運びであった。大体大はゴール前の決定力では関学をうわ回るものがあっただけに、そこまで入り込むことがもう少し多く出来ていればチャンスはあったはず。3年生以下の選手も多く今日の経験を生かして、来年再びこの場(入れ替え戦)に戻ってくることだと思う。
会見レポート
大阪体育大学
中谷 誠 監督
コロナ禍でこの試合を開催していただきありがとうございました。
スコアが物語っている通り完敗でした。関学さんの勢いに圧倒される形となって我々が準備してきたことが出来なかったことが今日の大きな敗因になったと思います。
吉田 海 キャプテン
昨年は入れ替え戦がなくて、今年はコロナ禍の中でも開催していただいてチャンレジ出来たことに感謝しています。試合はしっかり準備して来たのですが、(相手のプレッシャーで)封じられてしまいました。相手が全てで上でした。
関西学院大学
小樋山 樹 監督
公式戦の機会をいただきありがとうございます。
選手たちはすごくプレッシャーがかかっていたと思います。4年生を中心に体を張ってくれて、コンタクトエリアで優位に立てたのが勝因だったと思います。大体大さんのプレーシャーにもそこそこやられてしまっていたので、(そこは)来年無くしていきたいと思います。
魚谷 勇波 キャプテン
ありがとうございました。入れ替え戦ということで(選手は)より一層プレッシャーを感じていたと思います。下級生が多くいるメンバーですが本当によくやってくれたと思います。先週の試合同様、接点で絶対に負けないことを一番(の目標)としてそれを80分間出来たことが良かったと思っています。
Q.(キャプテンとして)重圧はありましたか?
魚谷キャプテン
負けてしまいましたが京産戦で自分達を示すことができたことで、自分たちでできると自信を持つ事が出来ました。
Q.今日の入れ替え戦、リーグ戦を通じて、ミスがなければもっと楽な試合運びが出来たんじゃないか?
小樋山監督
言われる通りです。もっと簡単にトライを取れたシーンはたくさんあり、それが取れていれば勝てた試合もあったと思います。そこで落としてしまったところが今年全敗してしまった大きな要因でした。そこは来年改善していきたいと思います。
Q.下級生にどのような言葉を残したいですか?
魚谷キャプテン
(下級生は)本当によくやってくれました。初戦から最終戦にかけてどんどん成長は出来たと思います。しかし、初戦からピークをもっていけたらもっと強くなれると思いましたし、下級生も感じていると思います。(コロナの状況もありますが)来年は初戦にピークをもっていけるようにしてほしいと思います。
Q.今年最後の試合で勝ち星を上げましたが、感想は?
魚谷キャプテン
最後の入れ替え戦ではありますが、勝ち切ったという所は来年に繋げてほしいと思います。初戦からこれが出来たらという後悔は正直ありますが、最後、最低限はやり切れたという所は胸を張りたいと思います。
12月4日(土) 同志社大学 vs 天理大学
マッチレポート
2021ムロオ関西大学Aリーグ最終節は晴れ、弱風のたけびしスタジアム京都で開催された。
第二試合は、同志社大学VS天理大学が対戦。

同志社大は勝点21、天理大は勝点20と共に4勝2敗で最終節を迎える、共に関西制覇を目指したが力及ばず3位を争う戦いとなった。
風下から攻める同志社大SO嘉納一千のキックで試合開始。

先制したのは同志社大、開始4分に敵陣13m右中間のペナルティからショットを選択し、SO嘉納が成功し、3-0。
同志社大も天理大もお互いに攻め込むが得点に結びつけることが出来ず
23分、チャンスが訪れたのは天理大、23分に敵陣ゴール前13m中央のペナルティからショットを選択し、SO福本優斗が成功、3-3。
29分、天理大が敵陣左ゴール前ラインアウトからモールを形成し、HOキャプテン佐藤康が左中間にトライ、GKも難しい角度からSO福本が成功、3-10と逆転。

逆転を許した同志社大は35分、自陣22mライン中央からSO嘉納からパスを受けたFB山口楓斗が走り込み、パスを受けたWTB和田悠一郎が左中間センターラインからタッチライン沿いを走り込みゴールポスト下にトライ、GKもSO嘉納が成功し、10-10。
35分に再び同志社大がセンターラインから攻める天理大のハンブルしたボールをNO8木原音弥が取り、パスを受けたWTB和田が再び走り込み左中間にトライ、GKは不成功、15-10。前半は同志社大が15-10とリードして終了。

後半は天理大SO福本のキックで試合開始。
2分に天理大が、敵陣左ゴール前5mラインアウトからモールで攻め続け最後はHO佐藤が左中間に潜り込みトライ、GKもSO福本が成功し、15-17と逆転。

6分に今度は同志社大が敵陣22m左中間のペナルティからショットを選択SO嘉納が成功し18-17と再逆転。
13分に同志社大がペナルティトライで25-17とリードを広げる。
ペナルティで人数の少ない時間帯を耐えた天理大は34分に敵陣左ゴール前15mラインアウトから右に展開し、CTBマナセ・ハビリが相手のデフェンスを振り切り右中間にトライ、GKもSO福本が成功、25-24と追い上げる。
ロスタイムで最後のチャンスが訪れた天理大は敵陣ゴール前22m左中間のペナルティからショットを選択し、SO福本が成功、25-27と天理大が逆転してノーサイド。

お互の特長である動かすラグビーで4,500人弱の観客を喜ばす好ゲームだった。
両校共、全国大学ラグビー選手権の出場が決まっており、関西のラグビーファンを喜ばす試合を期待したい。
POMには逆転のペナルティキックを成功させた天理大学SO10番、福本優斗が選ばれた。

会見レポート
同志社大学
伊藤紀昌 HC
今日の試合は、内容的には悪くなかった(しっかりディフェンスもできていたし、アタックもやりたいようなことができていた)と思っています。ただ、ちょっとしたミス(コミュニケーション不足からのノックオンやタッチキックを蹴らないといけない場面でのノータッチとか)からチャンスを潰してしまった。選手権になるとそうしたミスが命取りになるので、これから精度を上げて臨みたいと思っています。
南光希 キャプテン
負けてしまいましたが、全体的には自分たちの強みの部分(特にデイフェンス)が強い相手にでも通用するというところは収穫だと思っています。あと、80分間の中でミスや気の緩みが出てしまう、そういうことでは競ったゲームには勝てないので、こうしたところは直していきたいと思っています。
Q.リーグ戦を総括しての課題と選手権へ向けてのポイントは?
南 キャプテン
特に京産大戦で自分たちの強みであるデイフェンスとブレークダウンで受けてしまってうまくいかなかった。そこを修正して、今日はそれらを出せたのだが、やはり、課題は、競った試合(負けた3戦)で自分たちの強みが出し切れなかったところ。選手権では楽なゲームはないと思うので、そこを修正して臨みたいと思います。
天理大学
小松節夫 監督
今日は3・4位決定戦ですが、どちらにしても選手権に行けることは決まっていたが、とにかく1つでも順位を上げて良い形で臨めるように戦いました。同志社大学さんには春も負けているし、チャレンジャーとして頑張ろうと選手を送り出した。試合の中では(スコアを)離される場面もあったが、しっかり我慢してついていって、最後はPGを決めてくれた。選手権に向けても弾みがついたと思っています。
佐藤康 キャプテン
試合前から自分たちはチャレンジャーだとずっと言っていて、その意識で(試合が)できたのかなと思います。タックルの質など悪い部分もあったが、接戦をものにできたことは良かった。反省を踏まえて選手権に臨みたいと思います。
Q.SO福本選手を起用した意図と今日の戦い方の感想は?
小松 監督
練習で凄く調子が良かったので(もちろんチームとして調子が良く絶対に試合に出たいと頑張っている選手を使おうと練習はセレクションという形でやっていてその中で結果を出していたので)、経験を積ませるという期待も込めて使いました。最後、ああいう形でPG(の機会)が回ってきて(緊張もしていたと思うが)決めてくれた。彼にとっても良い経験になったし、チームにとっても(選手権に向けて)勢いを与えてくれました。
福本優斗 選手
前半、自分たちのミスから失点に繋げてしまって、そこを後半に巻き返そうと(ハーフタイムに)話をして、最後にああいう形で(緊張していたがPGを決めることができて)チームの勝利に貢献できて良かったと思っています。
Q.逆転PGの感想と選手権に向けては?
福本 選手
蹴る前は緊張したが、ここで自分が決めるという強い気持ちがあって、自信もあったし、決まって良かったと思っています。
選手権に向けては、(昨年優勝しているし、沢山の期待もあると思うし)チーム一丸となって連覇に向けて努力していきたいと思っています。