Kansai Rugby
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11月6日(日) 近畿大学 vs 天理大学

マッチレポート

今節より昨季上位4チーム同士、下位4チーム同士の試合となる第5節。
ほぼ無風、時折、西から、東から穏やかな風が吹く宝ヶ池公園球技場、第1試合は、現在1位の天理大学(勝ち点20)でと、大学選手権に向けて負けられない、春季トーナメント3位の近畿大学(勝ち点10)の試合。

試合は、電光掲示板を背に西から攻める、天理大のキックオフで始まった。

相手陣で試合を進めたいロングキックの蹴り合いのち、天理大は、自陣10m外側左の近大のラインアウトからの攻撃をターンオーバーすると、近大のオフサイド(ペナルティー)からキックで前進。
天理大は、相手陣22m内側右のラインアウトからラックを形成、ラックサイドを攻め、ゴール5m前まで迫るも近大の粘り強いディフェンスに、天理大オーバーザートップ(ペナルティー)、前半7分すぎのチャンスを活かせない。

近大は、このペナルティーからキックで前進、自陣10m内側右のラインアウトの1次攻撃で⑭植田がスペースを突き、裏へ抜けると相手陣22m内側へ、ラック形成からの次のフェーズで近大のグラバーキック、天理大はボールをインゴールへ持ち込みダウンボールとし、キャリーバックとなる。

近大は、このファーストスクラムで優位に立つ。天理大は3度のヘッドアップ(ペナルティー)で③杉本がシンビン。近大が、さらに優位に進めるかと思われた次のスクラムで、コラプシング(ペナルティー)、前半11分すぎから約7分間のゴール前のチャンスを活かせない。

天理大は、その後のロングキックの蹴り合いのち、50:22で相手陣22m内側へ入り、ラインアウトからゴール前5mへ迫るもノックオン。
両チーム、ハンドリングエラーとペナルティーで決定機が生まれない。

前半唯一の得点は、天理大。前半34分、天理大は、相手陣22m外側右タッチラインから左へ展開、22m内側中央での近大のホールディング(ペナルティー)から、ペナルティーキックを選択し、⑩福本が決め、3-0とした。

緩やかな西から東の風が続くようになり、風上から近大のキックオフで後半が始まると、前半同様、両チーム、ペナルティー、スローフォワード、ノックオンとミスの多い展開となる。

試合が動いたのは、前半8分。
天理大は、自陣10m内側左での近大ラインアウトでのスローイングミスのボールをダイレクトに⑨北條がキャッチすると、相手陣22m内側左タッチライン沿いへキック。

近大は50:22を嫌い、タッチライン外へ出そうなボールを無理な体勢から内側へ返すと、転がりかけたボールに合わせ、ワンバウンドでキャッチしたのは天理大⑧パトリック・ヴァカタ。

⑧パトリック・ヴァカタは、ゴール前でタックルを受けながら、サポートで走り込んだ⑨北條へパス、左中間へトライ、⑩福本のゴールも決まり、10-0とリードを拡げる。

その後は、両チームは、ハンドリングエラーとペナルティーの多い試合の流れから抜け出せない。
トライを伺う機会では、両チーム、ディフェンスで踏ん張る。

近大は、天理大にゴール前5mまで攻め込まれるも、近大はディフェンスで22m近くまで押し返し、天理大はオフザゲート(ペナルティー)、攻撃の芽を摘む。

一方、天理大も、近大のラインアウトからの展開のなかで、近大⑦岩本がゴール左隅を狙ったランを二人がかりであと1mのところでタッチライン外へ引きずり出す。

試合は、10-0のまま、フルタイム。

天理大は全国大学選手権へ出場を決めるが課題の残る試合、近大はディフェンスが光ったが大学選手権への出場が断たれる試合となった。

プレイヤーオブザマッチは、天理大学⑥鄭選手が選ばれた。

会見レポート

近畿大学
神本健司監督

天理大学さんのフィジカルの強いプレーに対して引かないということをテーマとして、そしてこちらの強みであるセットプレー、特にスクラムでプレッシャーをかけていこうとゲームに入りました。ゲームの入りはこちらの思うとおりに進められましたが、相手がシンビンで14人になったところで取り切れなかったのが大きな敗因だと思います。
学生は80分間通して今までやってきたことを体現してくれて本当に誇りに思います。大学選手権の道は途絶えましたが、2試合残っていますので修正しつつ、来年につながるゲームを見せたいと思います。

中村健志キャプテン
天理大学さんの強いプレーヤーに対して引かないことと、強みであるスペースにボールを運ぶアタックのところをしっかり準備してのぞみました。デフェンスではいいところが出てよかったのですが、反則を重ねて得点されてしまい、またいいアタックもできたのですが取り切ることができませんでした。この試合に勝って選手権出場に望みをつなげたかったのですが負けてしまい悔しい思いでいっぱいです。

Q.デフェンスは非常によかったですが、どんな練習をしたのか?
中村キャプテン

天理大学さんのアタックをしっかり止めないと、自分たちの流れに持ってこれないということで、しっかり体を張って15人でつながってデフェンスするところにフォーカスして練習しました。

Q.後半の最後でのPKの場面でショットで3点をとって勝ち点を狙うという選択は?
中村キャプテン

選手権がかかっていたので、何とかトライをとってせめて同点に持っていきたかったので、PGの3点という選択肢はありませんでした。

Q.得点を取り切れなかった原因は?
神本監督

準備をしてきたアタックで何度か外でゲインを切れているところがあったのですが、そこから右に振るのか左に振るのか判断のミスで相手にデフェンスされるという状況になってしまったところと、細かなミスで勢いに乗って行けなかったので、そこがなければ展開は変わっていたのかなと思います。


天理大学
小松節夫監督

前節の近畿大学さんは関西大学さんといいゲームをしており、いいチームだなと思いながらうちはうちらしくしっかり戦おうと思っていました。予想通り接点の強さだとか、粘り強さだとかいいチームでした。うちは点差を広げるべきところでミスしたために僅差のゲームになってしまいました。点数を取られなかったところと、次の試合を前に課題をいただいたのでしっかりと練習して次のゲームにのぞみたいと思います。

照井悠一郎キャプテン
今日の近畿大学戦は敵陣に入ってゴール前チャンスの場面で自分たちの強みを出せずにトライをとり切れなかったシーンがいくつかあるので、自分たちがこだわっている部分をしっかり出さないと次の京都産業大学戦はもっとしんどいゲームになるお思います。そこをしっかりやっていきます。

Q.去年の開幕戦で近畿大学に敗れたがその辺の思いは今日はあったのか?
小松監督

去年はちょっとうちは元気がなくてやられたなというところがあったので、今日の試合前はメンタルのところとか、チーム全体の勢いをなくさないように、ミスがあっても元気出していこうと送り出しました。
アタックはよくなかったですけど、デフェンスで簡単に取られずに粘ったあたりが良かったです、1本取られていると近畿大学さんは乗ってくるので、そうなると浮足立ったかなと思います。

Q.選手権出場が決まったが?
照井キャプテン

目標である日本一にを達成するためには選手権出場は絶対条件ですが、去年6年ぶりに関西で優勝できなかったので、選手権が決まって油断せず次の京都産業大学さん、同志社大学さんとの試合に向けていい準備をしたいと思います。

Q.京都産業大学についてどのように思っているか?
照井キャプテン

去年は負けていますし、春は同点でした。お互いに強み弱みがわかっているので、しっかり戦って勝ち切りたいと思います。

小松監督
一言でいえば強いなと思いますし、FW,BKのバランスもとれているし、日本一を狙えるレベルだと思います。うちはチャレンジャーとしてのぞみます。

10月30日(日) 立命館大学 vs 京都産業大学

マッチレポート

ムロオ関西大学Aリーグ第4節、宝ヶ池の第2試合は、前節近畿大学を逆転で下し2勝1敗勝点8、今節で昨年上位校との対戦が終わる立命館大学と、3戦3勝勝点15、前節関西大学を大差で下した不動のスターティングメンバーで臨む京都産業大学の対戦。

風上の立命館SO10番山下真之介のキックで前半が開始された。開始直後は立命館が京産の陣内に攻め込むが得点に至らない。最初に得点したのは京産。6分、敵陣右22mL少し入ったラインアウトからLO5番アサエリ・ラウシがパワフルな突進を見せ中央ゴール前に迫りラック、左に展開してSO10番西仲隼、CTB12番家村健太、FB15番北山絢大からWTB11番高井良成が左隅にトライ、10番西仲が難しいゴールを決めて0−7とした。14分にも、立命館ゴール前のラックからLO4番ソロモネ・フナキが左ゴールポスト横に飛び込んだ。(10番G成功、0−14)中盤は京産の時間帯が続くが、ラインアウトのミスが重なりなかなかリズムに乗れないでいると、終盤に差し掛かった29分、立命館が反撃。CTB12番宮嵜隼人がカットインで突破、中央にトライする。自身でゴールも決めて7−14と 1T 1G差に詰め寄った。これで目が覚めたのか、京産は35分、15番北山が見事なスピードで自陣から抜け出し敵陣左中間22mL付近まで迫ると、そのラックから10番西仲のキックパス、右隅に待っていたWTB14番シオネ・ポルテレに通り右中間にトライ。(10番G成功、7−21)続く39分、またもや14番シオネが、HL付近で立命館のパスをインターセプトして50mを走り切り中央にトライ、10番西仲のゴールも決まり7−28としたところで前半終了。

後半、京産10番西仲のキックでリスタート。後半開始早々に得点したのは京産だった。 1分、敵陣ゴール前からの立命館のキックをFL7番松永壮太朗がチャージ、そのボールが京産に入り右に、CTB13番小野麟兵が突破に成功して右中間にトライし得点差を広げる。(10番G成功、7−35)序盤から中盤は京産の時間帯となる。7分、前半と同じような形で4番ソロモネが左ゴールポスト横にトライ。(10番G成功、7−42)12分、敵陣左のラインアウトからモール、SH9番土永旭が左に潜り込みWTB22番西浩斗にパス、西が左中間に回り込んでトライ、得点差を広げていった。(10番G成功、7−49)立命館は16分、京産の反則から京産ゴール前5mのラインアウトからモールを押し込み、出来たラックから10番山下が右にキックパス。それがWTB14番安井拓馬に見事に通り、右隅にトライ。難しいゴールも12番宮嵜が決め14−49とした。しかしここから得点が動かなくなる。京産がボールを支配するが、前半同様にラインアウトでミスが出てリズムに乗れず、22mL内に入れない。得点が動かないまま試合終了を迎えるかと思われたが、39分、LO19番堤田京太郎が密集サイドをついて左中間にトライ。(G不成功、14ー54)最後は京産が蹴り出して試合終了、立命館は2勝2敗勝点8、京産は4勝勝点20として第4節を終えた。

立命館大学は次節、上位校との対戦を同じく2勝2敗で終えた関西学院大学との対戦、大学選手権を視野に入れた非常に大事な一戦となる。ベストなコンディションを作って戦ってくれるであろう。
京都産業大学は、過去4戦とも危なげない試合を進めているが、本日はラインアウトに課題を残した。次節は伝統の同志社大学戦、きっちりと修正してくれるであろう。

会見レポート

立命館大学
鬼束竜太 ヘッドコーチ
前半戦の重要な試合、スクラムでプレッシャーを受けるのではないかということでその準備もしてきたのですが、やはり(想像以上というか)フィジカル面でプレッシャーを受けました。ただ、前半の終盤で2つトライを獲られたのが勿体なかった。(そこまで)何とか食らいついて行けていたのですが…。なかなか思うように攻撃ができなかったというのが正直なところです。立命館は選手権に向けて一試合一試合が成長の場と捉えています。次の関西学院、摂南大学と重要な試合が続いていくのでそこに向けてしっかり準備をしていきたいと思います。

中川魁 キャプテン
今日の試合は、セットプレーでプレッシャーを受けるということは分かっていたので、そこをしっかりとやっていこうということで臨んだ。ラインアウトはプレッシャーをかけることができたが、スクラムではプレッシャーを受けてしまった。前半、簡単にトライを獲られ気持ちの面でも受けてしまった。いいシーンもあったが、自分たちのミスから崩れてしまったことが(敗因として)一番大きいかなと思います。

宮嵜隼人 選手
今日はFWの戦いの部分でしんどいということは分かっていたので、BKで(ミスをせず)セットプレーを組ませないようにと話をしていたが、詰めが甘かったというか、相手のプレッシャーにやられてしまったというか突き詰められなかった。(それが原因で)前半(の終盤)でいらない2トライを献上してしまった。次の試合以降(そこを)課題として取り組んでいけたらと思います。

・キックパスなどで状況を打開しようとしていたが、今日の出来は?
宮嵜 選手
今日使っていたキックは相手のプレッシャーに負けたキック(相手の圧に負けて蹴らされたキック)。ただ、そこで成功させることが大事なのでこれからの課題だと思います。攻めというか(相手のプレッシャーに負けてではなく)こちらから仕掛けるキックを使えていければと思います。


京都産業大学
廣瀬佳司 監督
前節近大に勝った立命館大学ということで、勢いに乗っているだろうと警戒して臨みました。特にDFの部分をこの2週間で修正して臨みました。そのDF(ゴールラインを背にした時のDF)がいい形を見せてくれたので非常に良かったと思います。ただ、セットプレーがうまくいかなかったので(うちが波に乗れないときはセットプレーがうまくいかず流れが相手に行ってしまうことが常々の反省)、修正して時節に臨んでいきたい。これから(昨年の)上位戦に入っていくが、ここまでいい形で来ているのでしっかりと勢いを失わないように臨んでいきたいと思います。

福西隼杜 キャプテン
前半、後半ともいい入りができて得点をすることができたのですが、セットプレーで崩れてしまって(焦りも出てきて)自分たちのペースに戻せない時間もあったが、2週間準備してきたDFを出すことができた。その点はすごく良かったと思います。しかし、反省点は沢山あるので、次の試合までに修正していきたいと思います。

ソロモネ・フナキ 選手
今日、勝てて本当に嬉しいです。次の試合も頑張っていきます。

・自分のプレーの評価について
ソロモネ 選手
練習でやったことを100%試合で出せました。

10月30日(日) 同志社大学 vs 関西学院大学

マッチレポート

2022ムロオ関西大学ラグビーAリーグ第4節後半の第一試合は秋晴れ、微風の天候に恵まれた宝が池公園球技場で同志社大学VS関西学院大学が対戦した。

同志社大は開幕戦の立命館大に敗れ苦しいスタートとなったが、巻き返し連勝で2勝1敗と勝ち越して今節を迎える。
関学大は昨年度上位からの戦いとなったが、前年度2位の近大に勝利し1勝2敗となっている、上位進出に向けて負けらねない大切な一戦。

同志社大SO⑩大島泰真のキックで試合開始。
最初にチャンスを掴んだのは同志社大、5分に敵陣ゴール前5m左中間のペナルティをSH⑨新和田錬のタップキックからSO⑩大島に渡りCTB ⑬市川亮太からパスを受けたWTB⑭芦塚仁が右中間に先制トライ、GKもSO⑩大島が成功。7-0
19分、同志社大が自陣から得意の展開ラグビーで敵陣まで攻め込みFL⑥奥平都太郎からパスを受けたWTB⑪山本希が左中間にトライ、GKもSO⑩大島が成功。14-0
20分に再び同志社大が中央右ラインアウトから左に展開しSH⑨新和田からSO⑩大島にWTB⑭芦塚からLO④寺北亘佑へ渡り最後はSH⑨新和田が右中間にトライ、GK不成功リードを広げる。19-0
33分に漸くチャンスを掴んだ関学大は敵陣22m付近から攻めSH⑨キャプテン坂原春光からSO⑩泉谷尚輝に渡りCTB⑫松本壮馬からパスを受けたWTB⑪加藤匠朗が左中間にトライ、GK不成功。19-5
36分にも同志社大のWTB⑪山本が左中間にトライ、GK不成功。
39分に再び同志社大のSH⑨新和田が左中間にトライ、GKもSO⑩大島が成功し31-5と同志社大がリードを広げて前半終了。

関学大SO⑩泉谷のキックで後半開始。
後半に入っても勢いのある同志社大であったが、12分に中央からのパスをインタセプトされ関学大CTB⑫松本が50mを走り切りゴールポスト下にトライ、GKもSO⑩泉谷が成功。31-12
15分には同志社大が敵陣ゴール前5mのペナルティからショットを選択しSO⑩大島が成功、リードを広げる。34-12
反撃に出たい関学大は17分に敵陣ゴール前7m左ラインアウトからモールを形成し最後は途中出場したHO⑯平生翔大が左中間にトライ、GKもSO⑩泉谷が成功。34-19
勢いが出てきた関学大は22分に敵陣ゴール前10mからフェーズを重ね途中出場したSH㉑金築達也からパスを受けたCTB⑫松本がゴールポスト下にトライ、GKもSO⑩泉谷が成功し追い上げる。34-26
攻撃の手を緩めない関学大は39分に敵陣ゴール前5m右中間ラックからSH㉑金築からSO⑩泉谷に渡りCTB⑫松本からパスを受けた途中出場したNO8⑲野矢健太郎が左中間にトライ、GK不成功。34-31
ロスタイムに入り賢明に守る同志社大だったが、48分に関学大が敵陣ゴール前5m右中間ラックからSH㉑金築からパスを受けたCTB⑫松本のグラバーキックをうまく拾ったWTB⑪加藤が左隅から回り込み左中間に逆転トライ、GKもSO⑩泉谷が成功し、ノーサイド。34-38で関学大が勝利。

関学大はこの勝利で2勝2敗とし、昨年の上位校との対戦を終え、大学選手権出場の3枠に大きく前進した。
同志社大は後半に勢いを無くして敗れたが素晴らしい攻撃力があり、問題点を修正して次節からの戦いで意地を見せてもらいたい。

POMには逆転勝利に大きく貢献した関西学院大学CTB⑫松本壮馬選手が選ばれた。

会見レポート

同志社大学
宮本啓希監督
非常に難しい試合になりました、この1週間は素晴らしい準備ができました、前半は特にスコアできた場面はその準備が完全にはまったようで、準備をしてきたことができればスコアできるということを選手が形にしてくれたことは非常によかったと思います。
後半ですが中盤ではアタックマインドがあったのですが少し揉みすぎたのかなと思います、もう来週には京産さんとの試合が控えていますのでそこへ向けて準備していくだけです。

梁本旺義キャプテン
前半は自分たちのやろうとしていたラグビーが体現できてとてもよかったです、後半は追い上げられて接戦になった展開でのセットプレーで自分たちのミスで勝利を遠ざけてしまいました。

・今季2敗目をどのようにとらえているか?
宮本監督
2敗というのは痛いですがこれは事実で、ここから全員で毎試合5ポイント取りに行く気持ちでやっていく事が大事だと思っています、前半のように春からやってきたことを80分間出していく事がやるべきことです。

・後半に流れが向こうに行った原因は?
宮本監督
キャプテンが言ったとおり、セットプレーであれだけペラルティをしてしまうとゲームが止まってしまうので前半と後半の大きな違いはボールが動いている時間が長かったか短かったかそこだと思います、それで後半は相手のペースで進んでいったという印象です。

・後半の終盤での苦しい場面で他のメンバーにどのような声をかけたのか?
柳本キャプテン
ゴール前自陣で抜かれたら終わりというところで、自分たちがやってきたレッドデフェンスでしっかりと体を当てて一人がミスしてもみんなでカバーしていこうと言いました、

・次戦に向けてどのように準備していくのか?
宮本監督
アタックの部分は今日の前半のような攻撃をさらに磨いていく事だとおもいます、デフェンスは一人目のタックラーのところで受けてしまう場面があったので、もっと前へ出ていくようなシステムを作っていきたいです。


関西学院大学
小樋山樹監督
今日の試合は同志社さんという強い相手にチャレンジするという気持ちで3週間準備してきました、同志社さんは春からアタックにこだわってやってきたチームで、我々は逆に春からやってきたデフェンスで勝とうとのぞんだのですが、前半は同志社さんのやりたいようにされてしんどいゲームになったのですが、後半は選手たちがよく頑張ってくれて勝ち切れたことが良かったと思います。

坂原春光キャプテン
今日のゲームは同志社さんの強みであるアタックに対して、自分たちの強みであるデフェンスで勝とうと挑んだのですが、前半は同志社さんの強みであるアタックに飲まれてしまいましたが、後半の入りから自分たちの強みであるデフェンスを見つめなおしてそこで勝って逆転しようとのぞみました、そこで逆転できて本当によかったです。

・後半に上手く流れを変えられたのは?
小樋山監督
自分たちのやってきたことを出そうと、まずエリアをとってそこで出せたことが良かったと思います。

坂原キャプテン
やはり自分たちに強みのデフェンスをもう一度見直そうというところと、前半に中盤のエリアで攻め続けてしまって敵陣に入れないことがあったので、後半はそこを修正して10番の泉谷のキックで敵陣に入ってしっかりデフェンスができたところです。

・最後の逆転の場面はどのような思いでみていたか?
小樋山監督
学生を信じるしかなかったですが、前半に点差をつけられて、後半の最初にPGを決められて学生たちもかなり苦しかったと思いますが、そこをのり超えてくれたことに誇りを感じますし、やってきたことが間違っていなかったと思います。

・プレーヤーオブザマッチに輝いた松本壮馬選手について?
小樋山監督
彼はまだ2年生なのですが、高校時代もキャプテンをしていましてリーダーシップもありますし、攻守ともに体を張ってくれる選手です。

坂原キャプテン
松本は本当に熱く体を張るプレーヤーで、彼のひたむきなプレーにチームとしても助けられています。

10月23日(日) 近畿大学 vs 関西大学

マッチレポート

前節は立命館大学に悔しい逆転負けを喫し、ここまで前年下位校との対戦で1勝2敗と苦しい星勘定の近畿大学と、前節、京都産業大学に大敗し、前年上位校対戦ではあるものの3連敗の関西大学との一戦。近大は勝って五分で後半戦に向かいたいところ。関西大学は前節からどこまでリセットできたか?

近大のキックオフでスタート。
お互い新ルールの「50:22」で敵陣深く入りこんでマイボールラインアウトを獲得するもスコアにつながらずという立ち上がり。
最初のスコアは近大、8分、ゴール前スクラムでヘッドアップのペナルティを獲得、再度スクラムを選択し、FW8人一体で押し込みスクラムトライ(NO8⑧古寺直希)で先制。(5-0)
15分にも近大、ゴール前5Mラインアウトをきっちり押し込み右中間にHO②平沼泰成が抑え込む。FWのセットピースからきっちり得点。SO⑩半田裕己がゴールを決める。(12-0)
26分、近大はゴール前スクラムからブラインド側へ⑧(古寺)→⑮(FB高城圭雄)→⑪(WTB三島琳久)とボールを回し、⑪三島が左中間にトライ(ゴール成功)。(19-0)
続く35分にも近大、CTB⑬志和池昂豊がビッグゲイン、フォローの⑮高城から⑪三島へとパス、そのまま左中間へトライ(ゴール成功)。(26-0)
終了間際の43分にも、近大はPG(⑩半田)を決めて大きく引き離して前半を終える。(29-0)

後半スタート。このまま近大ペースの試合が続くのかと思われたが。
最初のスコアは関大。3分、敵陣22Mのラインアウトからサインプレーが決まり、後半から投入のSH㉑溝渕元気が22M走り切って右中間にうれしいトライ。ゴールはSO⑩池澤佑尽が決める。(29-7)
ここから点差を詰めていきたい関大だが、この後はまた近大が勢いを盛り返す。
15分にはゴール前でもつれたところで、こぼれ球をCTB⑫森元翔紀が飛び込み押さえる。19分には⑮高城のビッグゲインからWTB⑭植田和磨で、27分にはLO④駒井凌太のブレイク、30分にも⑭植田がトライと勢いが止まらない。(53-7)
この後、33分に関大(㉑溝渕)、37分には近大(⑭植田)、41分には関大(NO8⑧池原自恩)がトライし、ゲームセット。大差で近大の勝利となった。(60-19)

POMには、攻守にアグレッシブな動きを見せた近大NO8⑧古寺直希が選出された。

会見レポート

関西大学
森拓郎監督
このゲームは私たちが目標にしていた大学選手権につながるかどうかの大事な試合でしっかり準備して何とか勝ち点を取りたかったのですが前半の失点が大きく、また後半にはギアをあげてアタックしていったのですが、やはり失点してしまい、こういうゲームになりました、近大さんの準備していたアタックにこちらが受けてしまいました。

池原自恩キャプテン
前半相手のセットプレーからのファーストフェイズでゲインされてそこからトライにつながるというシーンが多く、後半は修正できたのですが、こちらがトライをとったあとのブレイクダウンでのペナルティで流れにうまく乗ることができなかったことが今日の敗因だと思っています。

・今日の試合のよかったところと課題は?
池原キャプテン
用意していたラインアウトのサインプレーからモールでトライをとったところです、課題は前半のスクラムでのペナルティから失点したところかなと思います。

・近大戦にどのようなプランでのぞんだのか?
池原キャプテン
近大さんはラインアウトのセットプレーからのファーストフェイズに上手い選手がからんでくるのでそこを得意なデフェンスでしっかり止めてロースコアのゲームに持ち込もうと思いましたが予想以上に失点してしまいプラン通りに持ち込めなかったのが敗因だと思います。

・デフェンスでよく抜かれているシーンが多かったと感じたが?
池原キャプテン
相手の9番からFWのところでパスオプションを使ってくるのはわかっていたのですが、しんどい中でわかっていてもラインブレイクされるシーンは多かったです。


近畿大学
神本健司監督
先週の立命戦と同様にセットプレー、特にスクラムからプレッシャーをかけ、そこからゲームをつくるということを申し合わせて(ゲームに)入りました、前半はプラン通りゲームを支配できました、もう一つはチームポリシーとして掲げているデフェンスで多彩な攻撃をしてくる相手に動ぜず止めきることができました、また2回ほど自陣に攻め込まれたところで簡単に失点することなく止めきれました、後半に入って関西大学さんもメンバーを替えてきて勢いを取り戻して受ける場面もあったのですが、最終的にはスコアをとれました、ただ終盤の2トライは取られてはいけないトライだったと思います。

中村健志キャプテン
前節、悔しい敗戦をして、1週間という短い準備期間でしたが、関西大学さんにしっかりと勝利するという気持ちでいい準備をしてきました、前半は集中力を切らさずにできたのですが、後半に相手のいいアタックのところで受けてしまう場面があり、そこが改善点です、次の試合に向けてそういったところを改善していきたいです。

古寺直希選手
前節逆転されて負けてしまったのですが、切り替えてチーム一体となってアタック、デフェンスともに体を張って勝利をおさめられたのですが、デフェンスで課題ができたのでそれを修正して次にのぞみます。

・次の試合に向けて何が重要になってくるか?
中村キャプテン
次節から上位チームと当たっていきますが、すでに2敗しているので崖っぷち、という状況です、今日の試合での課題のデフェンスをもっと強化し、また今日のいいアタックのパフォーマンスをもっと上げてのぞんでいきたいと思います。

・古寺選手へ、今日のパフォーマンスを振り返って?
古寺選手
FW一体となり相手のデフェンスに応じたアタックができたところが良かった点です、また自分がキャリーするところとパスするところの判断がもっとできて周りを動かせることができたらというのが反省点です、これができたら上位チームともっといい戦いができると思います。

10月23日(日) 天理大学 vs 摂南大学

マッチレポート

2022ムロオ関西大学ラグビーAリーグ第4節の第1試合は秋晴れ、微風の天気に恵まれた天理親里競技場で天理大学VS摂南大学が対戦した。

天理大は開幕から3連勝と予想通りの強さでアタックでは20トライを奪い、デフェンスでも3トライしか与えず順調に今節を迎える。摂南大は勝利を奪うことが出来ず苦しいスタートとなっているが、外国人留学生とのコミュニケーションの良さを全面に出して初勝利に結びつけたい。

天理大FB⑮荒川浩二郎のキックで試合開始。
開始8分先制したのは摂南大、天理大のオブストラクションのペナルティからショットを選択し、ゴール前30m中央からSO⑩大津直人が成功。0-3
12分にも摂南大が自陣5m左ラインアウトから右に展開しフェーズを繰り返しCTB⑫嶋本大賀が中央を突破しパスを受けたSO⑩大津が巧みなステップでゴールポスト下にトライ、GKも大津が成功しリードを広げる。0-10
19分、漸くチャンスが訪れた天理大は敵陣ゴール前15m右ラインアウトから左に展開し最後はラックからNO8パトリック・ヴァカタがゴールポスト下にトライ、GKもSO⑩田中心大が成功し追い上げる。7-10
23分、摂南大がペナルティからショットを選択し、ゴール前23m左中間からSO⑩大津が成功しリードを広げる。7-13
30分には天理大が敵陣ゴール前7m右ラインアウトからモールを形成し最後はNO8ヴァカタが右隅にトライ、GKは不成功、追い上げる。12-13
42分に再び天理大が敵陣ゴール前6m右ラインアウトからモールでゴール前まで進み最後はNO8ヴァカタが右中間に持ち込みトライ、GKもSO⑩田中が成功し19-13と天理大が逆転して前半が終了。

摂南大SO⑩大津のキックで後半開始。
8分に天理大が自陣のスクラムからフェーズを繰り返し最後はNO8ヴァカタからパスを受けたWTB⑪津野来真が左中間にトライ、GKもSO⑩田中が成功しリードを広げる。26-13
9分に摂南大が天理大のキック処理ミスからチャンスを掴みSH⑨キャプテン藤谷龍哉からLO④徳永リオ吉平に渡り最後はパスを受けたHO②高木崇太郎が左中間にトライ、GKもSO⑩大津が成功し追い上げる。26-20
14分に再び摂南大が敵陣20m右ラインアウトから左に展開しSH⑨藤谷からパスを受けたPR③原渕修人が左中間にトライ、GKもSO⑩大津が成功し再逆転。26-27
21分、逆転を許した天理大は自陣から攻め続け最後はNO8ヴァカタからのオフロードパスを受けたWTB⑭豊田祐樹からWTB⑪津野に渡りゴールポスト右にトライ、GKも途中出場したSO㉒福本優斗が成功し逆転。33-27
34分に天理大が自陣から得意の展開ラグビーで攻め続け最後は途中出場したHO⑯寺西翔生が中央を突破しパスを受けた同じく途中出場したSH㉑北條拓郎が右中間にトライ、GKもSO㉒福本が成功。40-27
41分にも天理大が自陣20m左ラインアウトから攻め最後はWTB⑪津野からパスを受けたSH㉑北條がゴールポスト下にトライ、GKもSO㉒福本が成功リードを広げる。47-27
摂南大も最後まで諦めず攻めたが得点を奪えずノーサイド。
47-27と天理大が勝利。

天理大は苦戦したが開幕から4連勝と勝点20を獲得した。
敗れはしたが善戦した摂南大もアタックでの成果も出ており、次節からの戦いを楽しみにしたい。

POMにはデフェンスにアタックに勝利に大きく貢献した天理大学NO8パトリック・ヴァカタ選手が選ばれた。

会見レポート

摂南大学
瀬川智広監督
今日の試合は昨年の下位チームが上位チームと当たる最後のチャンスということで天理大に勝つというマインドを持たないと摂南大学は変わっていかないと、チーム全員が気持ちを共有してのぞみました。
いいところもありましたが毎回言っていますがゲームの綾(あや)となるようなところでの単純なミスでなかなか流れを作りことができないなと思いました、その点に関して指導者としてもどかしさを感じます。

藤谷龍哉キャプテン
試合前にこれまでやってきた事を出そうというコンセプトで挑みました、80分間を通しての中でやってきたことが出せた場面もありましたが、トライをとられて苦しい場面でもう一歩、二歩と食い込むことができなかったのが敗因だと思います。

・シーズン後半に向けての意気込みと課題は?
藤谷キャプテン
今年のチームの目標である選手権出場は変わっていません、あと3試合ありますが目の前の試合の一戦一戦に力を注ぎこんで勝ちにいきます、これからの課題として、試合と関連付けて練習する、試合の強度と同じ練習をする、試合と同じ緊張感で練習するという意識で取り組んでいきたいと思います。

・こうしておけば勝てたかも知れないという場面があったら教えてほしい。
藤谷キャプテン
監督からもありましたが、試合の綾というところで、こちらが乗っているときの簡単なミスをなくしていければと思います。

瀬川監督
時間帯とか点差というものは刻一刻と変化していくので、例えば前半ならこちらがリードしている残り数分というところで簡単にミスをしたりペナルティをとられてゴール前に入られて失点してしまったりと、本来はリードして後半に入るという順序を踏まなければならないところを逆に追いかける展開にしてしまうということが毎試合あるなと思います、もちろんプレーヤーはミスをしたくてしているわけではないですが、一つのプレーで流れが変わるということを練習から意識して取り組んでもらいたいです。


天理大学
小松節夫監督
前節摂南大学さんは同志社大学さんといいゲームをされて勢いのあるチームだなとわかっていましたので、その辺を意識してゲームを組み立ててコントロールできるかが課題とゲームに入ったのですがキックオフからミスが続いて主導権を向こうに握られた状態でペナルティをしたりと入りが悪かったと思います、前半はイーブンに戻して後半に入ったのですが、点差を離さないといけないところで簡単に二つ取られてとちぐはぐになり流れがよくなかった気がします、ゲーム運びのところで摂南大学さんの強みを出させてしまったゲームでした、そのあたりを修正して次のゲームに頑張っていきたいなと思います。

照井悠一郎キャプテン
摂南大学さんの強い選手にしっかり体を当てることはできたかなと思いますが、ダイレクトキックとか簡単なミスで摂南大さんに流れを乗せてしまったのかなと思います、前節の関西学院大学戦は無失点でしたが、今回は3トライ取られたのでその辺も含めて次の近畿大学戦に向けてしっかり修正していきたいと思います。

津野来真選手
前半はミスが多くて天理の流れに持っていくことができなかったのですが、後半からは少しづつ修正して、大差ではないですが差を広げることができてよかったと思います。

・SOに田中心大選手を抜擢した狙いと後半の12分でハーフ団を替えた理由は?
小松監督
ジュニアのゲームとか部内マッチで調子が良かったので、今後のことを考えてスタートで出そうかなと思い起用しました、後半に入って流れもよくなかったので流れを変える意味であの場面で替えました。

・津野選手へ、逆転のトライをとった場面について?
津野選手
しっかり余っている状況でヴァカタ選手へパスをしてからサポートして取ろうと狙っていました、うれしかったです。

10月16日(日) 京都産業大学 vs 関西大学

マッチレポート

第3節の最終試合。前年下位校との対戦ではあるものの力強さを見せ開幕2連勝の京都産業大学と、前節の同志社大学には僅差で逆転負けと悔しい2連敗の関西大学との一戦。京産大は前節までの課題を改善できるか?関西大学はどこまで食らいつけるか?

関大のキックオフで始まった。

最初のスコアは開始早々3分、関大だった。京産大のハイタックルの反則で得たゴール前でのペナルティに対し迷わずショットを選択。22M付近からSO⑩佐藤泰我がきっちり決めて先制。(0-3)

しかし、ここからは京産大タイムとなる。5分、敵陣22M付近のラックから⑨(SH土永旭)→⑫(CTB家村健太)→⑬(CTB小野麟兵)とパスを繋ぐ、⑬小野が2人を交わしゴールポスト下にトライ。SO⑩西仲隼がゴールを決めてあっさり逆転。(7-3)

7分、⑫家村が自陣からビッグゲイン、⑬小野→FB⑮北山絢大と渡り、⑮北山が20Mほど走り切り左中間へ滑り込む(ゴール成功)。(14-3)

14分、今度はゴール前15M付近でWTB⑭シオネ・ポルテレが強烈なタックルを見舞う。こぼれたボールをすぐさまピックしてインゴールへ駆け抜ける(ゴール成功)。(21-3)

21分には、ナイスフォローのFL⑦松永壮太朗が縦に走り込みボールを貰いそのまま走り切りトライ(ゴール成功)。(28-3)

もう止まらない京産大、25分にLO⑤アサエリ・ラウシー、32分は⑨土永、40分には⑮北山が合計7本のトライを奪い、大差で前半を終了する。(47-3)

後半も開始2分、京産大、今度はゴール前で20Mモールを押しこみHO②李淳弘がグランディング(ゴール成功)。(54-3)

手が付けられない状況がこのまま続くのかと思ったが、7分、やっと関大がトライ。ゴール前のラックからHO②垣本大斗がゴールポスト横にトライ、⑩佐藤がゴールを決めて一矢報いるかたち。(54-10)

しかし、やはり京産大、16分には⑭シオネが密集を突破する形で40Mを走り切る。FB㉓辻野隼大がゴールを決めて、引き離す。(61-10)

19分にはWTB⑪高井良成、25分に⑭シオネと両ウイングがそつなくトライを獲る(ともにゴール成功)。(75-10)

この後、関大も意地を見せHO⑯今井虎太郎がトライ。(75-10)

だが、ここからまた京産大タイムが続く。⑭シオネ、⑬小野、NO8⑧高本泰伍(2本連続)がトライし、3桁には届かなかったものの大量得点で京産大が関大を下す。(99-15)

1・2節より力を増した感ある京産大。自慢のスクラム、モールは勿論のこと、BKスピード、タックル、ブレイクダウンとどの切り口で見てもすご味が増してきた。他方、関大は今日の敗戦を引きずることなく次節への切り替えを図ってほしい。

POMには、本日4トライのモンスター1年生WTB⑭シオネ・ポルテレが選出された。

会見レポート

関西大学
森 拓郎 監督
前半の入りは良かったのですが、終始圧倒されて、力の差を見せつけられた試合でした。

池原 自恩 キャプテン(以下CP)
今日の試合は、コンタクトエリア、ブレークダウンのところで、完敗でした。しかしアタックの部分やラインアウトからのサインプレーのところなど、通用した部分もあったと思うのでそこを活かして、近大戦まで 1週間と短い時間ですが、やれる事を絞って、次に向けてやっていきたいと思います。

-(前節より)バックスの選手が大きく入れ変ったが-
森監督
メンバーが大きく変わったのは、ゲームプランが変わった事と調子の良い選手を起用したかった事があります。今日はボールが良く動いてやりたいアタックは多少できましたが、最後の詰めが甘かった。また、フィジカルの差が大きかったと思います。

-京産大対策は何か考えていたか-
池原CP
関大の伝統である素早い出足のあるデフェンスラインで、まず下に入ってダブルタックルでゲインされない事と、ラインアウトで出来るだけ前で取らせてディフェンスラインを早くあげる事という対策を考えていた。しかし、フィジカルで負けてしまい、ゲインラインの突破を許してしまいました。

-(1週間後の)近大戦にキーポイントは-
池原CP
関大はディフェンスチームなので、前半ロースコアに持ち込んで、後半に勝ち切りたいと思います。


京都産業大学
広瀬 佳司 監督
今日の試合は、第2節の摂南大学戦の反省を活かして、3週間取り組んできた事をしっかりと出してくれたので満足しています。特に、京産らしい前に出るディフェンスからターンオーバーから点を取れたり、非常に良い試合をしてくれたと思います。( 1節2節では)80分最後まで京産のリズムで試合を出来なかったのですが、今日は80分間ノーサイドまで厳しいプレーをしてくれたと思います。しかし、次は勢いのある立命館大学なので、もう一度チーム力を上げて臨みたいと思います。

福西 隼杜 キャプテン(以下CP)
3週間準備してきたことは出せたと思います。FWのセットプレーのところで点を取れたりターンオーバー出来たりと。ただ点をたくさん取った中ですが、2トライされた点はこれからの試合では命取りになるので、そこを突き詰めて、来週の練習に臨んでいきたいと思います。

シオネ・ポルテレ 選手
(自身のプレーは)良い点、悪い点もありました。タフな練習をたくさんして次の試合で出せるようにしたいと思います。

-1節から後半失点する場面があるが、どこに課題があるか-
広瀬監督
自分たちの流れを相手に渡してしまう要因は、セットプレーでの単純なミスであったり、ペナルティーだと思います。そこを意識してひとつひとつのプレ-を積み重ねていくということ。今日はその事に集中できた試合だったと思います。ただ、ペナルティーから2トライ取られた場面もありましたので、まだまだ修正できるところはあると思います。次節以降に活かしていきたいと思います。

-(課題に対する)具体的な指示は-
広瀬監督
京産らしく戦おうと話をしていました。京産らしいディフェンスを80分間できるか、京産らしいスクラムが80分間組めるかといった様な点を、3週間取り組んできました。今日はそれを存分に発揮してくれたと思います。

10月16日(日) 立命館大学 vs 近畿大学

マッチレポート

2022ムロオ関西大学ラグビーAリーグ第3節最終日は晴れ微風の暑い皇子山総合運動公園での第1試合、立命館大学VS近畿大学が対戦した。
立命館大は前節で天理大にフィジカルで圧力をかけられリズムに乗れず敗戦したが2週間で課題をどこまで修正出来たかが問われる。
近畿大も開幕戦に勝利したが2節で関学大に思わぬ敗戦を喫し、前年度2位としても絶対に負けられない一戦。

立命大SO⑩山下真之介のキックで試合開始。
キックの蹴り合いで序盤は進行したが最初にチャンスを掴んだのは近大、11分に敵陣22m中央のペナルティからキックを選択しSO⑩半田裕己が成功し先制する。0-3
13分には立命大が敵陣22mライン付近の左ラインアウトからモールを形成しそのままゴールまで押し込み最後はHO②キャプテン中川魁が左中間にトライ、GK不成功、逆転する。5-3
18分には近大が敵陣10m右中間からSH⑨田原慶人の絶妙なキックパスをWTB⑭植田和麿が右中間にトライ、GK不成功、逆転する。5-8
31分に再び近大が敵陣ゴール前5m右ラインアウトから左に展開し最後はパスを受けたNO8⑧古寺直希が左中間にトライ、GK不成功、リードを広げる。5-13
36分、立命大が敵陣ゴール前15m中央のペナルティからショットを選択し、CTB⑫副キャプテン宮嵜隼人が成功し追い上げる。8-13
近大は敵陣まで攻め込むが得点を奪えず前半が終了。

近大SO⑩半田のキックで後半開始。
6分に近大が敵陣ゴール前右ラインアウトから左に展開し最後はSO⑩半田が左中間にトライ、GKもSO⑩半田が成功しリードを広げる。8-20
立命大も敵陣まで攻め込むが得点を奪えず苦戦するが32分に漸くチャンスを掴む、
自陣5mのペナルティから攻め続け最後は途中出場したHO⑰梅本遙己が左中間にトライ、GKもCTB⑫宮嵜が成功し差を縮める。15-20
34分に再度立命大が自陣から攻め途中出場したWTB㉓吉本匠希がパスを繋ぎ、WTB⑪御池蓮二がタッチライン沿いを走り最後はパスを受けたSO⑩山下が左中間にトライ、GKもCTB⑫宮嵜が成功し逆転する。22-20
41分に立命大は敵陣25m中央付近のペナルティからショットを選択しCTB⑫宮嵜が成功しリードを広げる。25-20
近大も執念を見せ最後まで諦めず攻めたが得点を奪えずノーサイド。
25-20で立命大が勝利。

立命大は2勝1敗とし全国大学選手権3枠争いの貴重な勝利となった。
近大は1勝2敗となり苦しい戦いが続いている。

POMは初のスターティングメンバーにも選ばれ勝利に貢献した立命館大学FL⑦榎本匡志が選ばれた。

会見レポート

近畿大学
神本健司監督
近畿大学としてはセットプレーから相手を崩していくというプランでのぞみました、要所でプレッシャーをかけて優位に立った場面もあったのですが、イージーなハンドリングエラーなどで取るべきところで取り切れず、逆に相手に取られて流れを持っていかれたという展開でした、要所で取り切る、要所で止めるという部分が今年の近畿大学には足りないと痛感した試合でした。

中村健志キャプテン
リードしているところまでの試合運びはよかったのですが、最後にちょっとした気のゆるみで、プレーの精度が落ちてしまったところを、立命館大学さんに付け込まれたのが敗因なので、80分高い精度を保つことが今後の課題だと思います。

・終盤に逆転されたところは何が原因だったのか?
神本監督
あの時点で5点差、私が見ていたところ、向こうは時間帯も含めてけり出さないと思っていたが、こちらはオープン側のWTBも下がっていてけり出すだろうと予測した布陣でした、ここを攻められたら行かれるなと思っていたら案の定そこを攻められました、そういったゲームを読むところでの対応が逆転トライにつながったと思います。

・チームとしてどのような準備をしてきたのか?
中村キャプテン
前節の試合(関西学院大との)の反省点としてブレイクダウンにフォーカスして残りの試合を全部勝つという気持ちで練習して試合にのぞんだのですが、後半の最後に詰めの甘さが出てしまったと思います。


立命館大学
鬼束竜太ヘッドコーチ
試合のほうは終始近畿大学さんのペースで進み、予想以上にスクラムでプレッシャーを受け、自分たちの流れを作ることができなかったのですが、残り20分くらいでテンポを変えるように指示し、そこで皆が集中してトライをとり切ることができました、またデフェンスは成長していますが、アタックのところでもう少しできればと思いますが、今日は勝てたことが何よりで選手が頑張ってくれました。

中川魁キャプテン
後半の途中まで近畿大学さんのペースで進んでいったのですが、集中力を切らさずにやり切れました、デフェンスの部分で粘り強くしっかりとできて、しんどい時間帯でいいテンポでアタックできました。

リクエスト選手
御池蓮二選手
ゲームの中で良いところ、悪いところがあったのですが、ボールをもらったら思い切っていこうと決めていたので、そこのキャリーのところでうまくいったところがよかったと思います。

・逆転した場面でどのようにチームで意思統一したのか?
中川キャプテン
一本トライを返したところで、ここで一気にたたみかけようと声を掛けました、近畿大学さんのデフェンスが内によることもわかっていたし、WTBが下がっているのも見えていましたので、そこを狙ってしっかり自陣からアタックしていきました。

・次戦に向けての意気込みは?
中川キャプテン
自分たちはまだまだ経験が少ないので、試合を通して成長していくということでまずは目の前の試合を一戦一戦全力でチーム一丸となって挑んでいきます。

10月9日(日) 天理大学 vs 関西学院大学

マッチレポート

第3節、鶴見緑地球技場第2試合は、2連勝(勝ち点10)の天理大学と、前節勝利で勝ち点5とした関西学院大学の試合。
第1試合の小雨から本降りへと変わり、肌寒く感じる天気の中行われた。

試合は、天理のキックオフで始まった。
関学は、確実にボールを獲得すると、相手陣に入ったところで、相手陣22m内側左タッチラインを目がけキック。着実にエリアをとる。
天理はライアウトでノットストレート、関学は次のプレーで天理のペナルティを得るとキックで前進、
ゴール前5m左ラインアウトでノットストレート、関学は先制のチャンスを活かせない。
関学は、天理のダイレクトタッチ、ノックオンもあり、相手陣で試合を進めるが、ハーフウェイを挟んだ攻防でオブストラクション。

前半11分、天理は、そのペナルティからキックで前進すると、相手陣22m内側左ラインアウトからモールを形成し、モールで押し切り左中間に②谷口がトライ、5-0と先制する。
前半23分、天理は、関学のノットロールアウェイのペナルイティからキックで前進すると、相手陣22m内側右ラインアウトからモールを形成し、ゴール前でラックとなる。
天理は、ラックサイドを攻め続け、⑧パトリックが右中間にトライ、10-0とリードを拡げる。
前半31分、天理は、自陣10m外側右中間の関学ボールのスクラムでSHが持ち出しラックとなると、プッシュをかける、すると、ラックからボールがこぼれたところ、天理⑨藤原が素早く反応し、拾い上げ、左タッチライン沿いを走り切りトライ、⑩福本も難しい角度のコンバージョンを成功させ、17-0とリードを拡げる。
前半37分、天理は、関学ノットリリースザボールのペナルティからキックで前進、相手陣22m内側右ラインアウトからモールを形成し、ゴール前でラックとなり、ラックサイドを攻め、⑭マナセがトライ。
前半は、天理が22-0リードで終了した。

後半は、最初のトライチャンスは、天理。
前半4分、天理は、関学オフサイドのペナルティからキックで前進、相手陣ゴール前5m左ラインアウトからモールを形成し、ゴール前でラックを形成、ラックサイドを攻めゴールラインを超えたが関学が堅守、グラウンディングできない。
雨脚も強く、ボールが手につかず、ハンドリングエラーが多くなる。
試合が動いたのは、終了間際の後半40分。
天理は、関学のキック処理でのノックオンで、相手陣ゴール前5m内側5mラインでのスクラムとなる。スクラムで優位に立つ天理、組み止めたい関学のスクラムの駆け引きのなかで、スクラムアゲインとなり3回目のスクラムで、関学がペナルティ。
すると、⑧パトリックがクイックスタートで右中間にトライ、㉒田中のコンバージョンも成功し、29-0とする。
その後、キックオフ再開も、ハンドリングエラーでフルタイム。
天理大学が3連勝、勝ち点15とした。

プレイヤーオブザマッチは、天理大学⑨藤原選手が選ばれた。


会見の様子

関西学院大学記者会見
・小樋山 樹監督
・坂原 春光キャプテン(以下 CP)

本日のゲームの感想
小樋山監督
本日はこの様な天候の中、開催して頂いた関係者の皆様には感謝しております。
本日の試合は天理大学と言う非常に強い大学に対して、失う物の無い我々としてはチャレンジャーとして思い切り挑もうと行ったのですが、やっぱり少しのミスがあったり、そこを得点に繋げられてしまい天理大学の強さを見せつけられた試合だったと感じている。

坂原CP
本日の試合はやはり連理大学の強みであるフォワードのセットプレイの所や、特に前半のブレイクダウンの所でプレッシャーを受けて後手に回ってしまい、前半の点差になってしまった。やはり全国でも毎年戦っている天理大学とのブレイクダウンの差を痛感させられる試合だった。

質疑応答
Q:今日の試合を観ていて非常に元気だと感じたが、何か士気を上げる様な事が有ったのか?
A:坂原CP
1戦負けてしまってから自分達のチームカラーとして明るさ、乗ってる時が良い所が出せていると言う所で、第1節の京都産業大戦では点を取られて段々と気持ちが沈んで行ってしまい、そう言った所も敗戦の原因では無いかと言う事で第2節から明るさと言うキーワードを持ち、どんなシチュエーションでも明るくゲームをやり続けようと言う意識は持つようにしていた。
負けてしまったがそこは常に意識しようと思っている。

Q:今日の試合攻め手が無かった様に見えたがどの様なプランを持っていたのか?
A:小樋山監督
今日のゲームプラン的にはハイボールやキックでエリアを取っていく、尚且つハイパンの所でしっかりと相手にプレッシャーを掛けて行くと言う所を大きなテーマとして持っていた。
しかし倒せてもブレイクダウンでは天理大学も帰りが早く強かった印象だった。

天理大学記者会見
・小松 節夫監督
・照井 悠一郎キャプテン(以下 CP)
・藤原 健之朗選手

本日のゲームの感想
小松監督
本日はありがとうございました。関西学院はディフェンスの良いチームで非常にプレッシャーを掛けられると思い、そこは体をしっかりと当てて接点で負けない様に試合に臨んだ。前半はセットプレイが安定していてスクラムとラインアウトで点を重ねることが出来たが、後半ラインアウトミスやハンドリングでもミスが出てなかなか得点する事が出来ず、関西学院のディフェンスが良かったと思う。無失点に抑えられた事が今日の良かった点だと思う。次戦も今日の課題を修正して臨みたいと思う。

照井CP
今日のゲームは前半特にフォワードのセットプレイで自分達の準備して来た事が出せて得点を重ねる事が出来たが、後半はそこに対して対応されて自分達も取り急いだり、スリッピーな状態でボールを動かそうとミスを重ねてしまい後半なかなか得点に繋げられなかったので、そこはしっかり修正しようと思う。
しかしディフェンスでは無失点に抑えることが出来たので、そこは自信を持って行きたい。

藤原選手
1節、2節より入りを良くしようとしていて、前半の入りは非常に良く、後半は相手のディフェンスに押されてしまったが、そこは次のゲームで修正して行きたい。

質疑応答

Q:藤原選手、今節初の先発だったがどの様に挑んだのか?

 A:藤原選手

   控えからずっと出ていたので、今年の先発は個々でレベルアップしていると思っているので去年よりは緊張無く楽しめている。

   先発と控えの役割があると思うので、先発は先発らしく落ち着いてやっていく、控えの場合は流れを変えると言う気持ちでやっていた。

Q:藤原選手について?
A:小松監督
流れを変えられる勢いのあるプレイヤーなので、先発で使ってどうなるかと思っていたが落ち着いてゲームを作ってくれたので合格点だと思う。

Q:今年の選手層で手応えや自信の持てる所は?
A:小松監督
沢山良いメンバーが居て常に良い競争をしてくれている、他のポジションではプロップが連続して傷んでいるので心配な部分は有るが、選手権まではまだ先なので、出場も決まっていませんがチーム全体の層を厚くする努力をして行きたい。

10月9日(日) 摂南大学 vs 同志社大学

マッチレポート

早くも第3節を迎え昨年の上位相手とはいえ2連敗の摂南大学と、開幕戦を落としたものの2戦目を僅差で勝ちを得た1勝1敗の同志社大学との対戦。摂南大としては、ここで何とか勝ち星を上げたい。他方、同大は後半戦に向けて絶対に負けられない。

摂南大のキックオフで始まった。
序盤、FW・BK一体となってボールを動かし攻める同大に対し、体を張って良くしのぐ摂南大、両校ともゴール前に迫るもトライにはつながらない。
12分、最初にスコアしたのは同大だった。摂南大はゴールポスト中央30M付近でレイトタックルの反則を犯してしまう。同大はすかさずPGを選択、FB⑮嘉納一千がきっちり決めて先制。(0-3)
16分、今度は摂南大、ゴール前スクラムから⑧(NO8アホフォノ)→⑨(SH藤谷)→⑬(CTB東)、⑬東将吾ゴール寸前までゲイン、ラックから出たボールを走り込んできたFB⑮前薗斗真にパスアウト、右中間にダイビングトライ。ゴールも自ら決めてあっさり逆転。(7-3)
今度は同大、22分、ゴール前ラックから㉑(SH新和田)→⑫(CTB西村)→LO⑤寺北亘佑がそのまま右中間に飛び込みトライ、逆転。(7-8)
次は摂南大、35分、ゴール前22M付近のスクラムを押し込む、一旦ブラインドサイドへ、強いランナーでゲインし、最後はPR①森山正臣からPR③原渕修人にうまくボールを通し、そのままゴールラインを割り再び逆転。(12-8)
だが、前半の最後は同大。40分、SO⑩大島泰真が個人技でブレーク、走り込んできたCTB⑫西村海音にパスを通し、右中間にトライ(ゴール成功)で再逆転。同大のリードで前半を折り返す。(12-15)

15分間のハーフタイムを挟み後半が開始。どちらも先制したいところ。
後半の先制も同大だった。11分、ワイドにボールを動かしフェーズを重ねる同大。LO④木村圭佑がゴール前までブレーク、走り込んできた⑩大島がインゴールへ飛び込み点差を広げる(ゴール成功)。(12-22)
16分には⑩大島がPGを成功させ、さらに追加点。(12-25)
この後は、風上の同大がうまくゲームマネジメントし、ノーサイドとなる。
この試合、6人もの負傷交替を出した同大だが、勝利をものにでき、次につなげることができたのではないか。一方の摂南大は3連敗と悔しい結果に終わったが、ブレイクダウンやセットプレーでも互角以上の戦い方ぶりであった。

POMには、随所に非凡な才能を魅せ同大を勝利を導いた1年生司令塔SO⑩大島泰真が選出された。


会見の様子

■摂南大学記者会見
・瀬川 智広監督
・藤谷 龍哉キャプテン(以下 CP)

■本日のゲームの感想
瀬川監督
この鶴見緑地競技場は我々の大学から非常に近くて、大阪出身の選手も多く我々のホームグラウンドだと思っている。その中で学校関係者にも多く来てもらい、関係者の協力も有りもこの雨の中試合が出来た事を嬉しく思う。
ただ、試合に関しては学生達が一生懸命準備をし、勝ちに行くと言う主体性を持ってトレーニングをして、先ほどのロッカールームでも見た事が無いぐらい悔しそうな表情をしていた。結果は我々摂南大学が勝つためには、まだまだ足りない部分があると思う。悔しいと言う気持ちは今日出ていた23人と出ていない選手、スタッフ全ての者が悔しいと言う気持ちを持つ事を出来た事がこの試合をした意味かと思っている。気持ちを切り替えて次の天理戦で良いゲームが出来る様に学生達と一緒に精進していきたいと思う。

藤谷キャプテン
結果的には13点差で負けましたが、僕も1年生の終わりから試合に出て、この4年間でこの同志社戦が負けの悔しさが大きかった。出た選手全てがファィトし続けた結果が勝ちには結びつかなかったが、その80分間勝つと言う目標・結果に向かった結果がこれなので、僕たちの悪い部分も有るので、残り4試合この結果を負けで終わらせるのでは無く、次の天理戦で絶対勝てる様に準備して行きたい。

■質疑応答
Q:4年間で一番悔しいと言っていたがどの様な理由からか?
A:藤谷CP
この一週間学生主体で勝つためにはどの様にすれば良いかと練習して来た。
監督からもアドバイスを貰いながら、チーム全員が同志社に勝つと言うのを頭に置いて練習をしてきた。その結果がこれなので本当に悔しかった。今までは何人かが、もしかして勝てるかもしれないと言う雰囲気だったが、今回の試合は本当に勝つと言うのを全員が意識した試合だったので、4年間で一番悔しい試合だと思った。

Q:学生主体の練習とは今までと練習方法を変えたのか?
A:藤谷CP
少し変えたと言うか、今までよりも学生主体で監督と相談しながら練習目メニューを組み立てていった。

Q:そうしようと思った理由は?
A:藤谷CP
監督からも話が有ったが選手の主体性、選手が本当に勝ちたい、勝つためにはどうすれば良いかと言うのを上げて行かなければ、今後摂南大学が本当の意味で強豪チームになって行けないとアドバイスを貰ったので、そこから選手の主体性を上げて、勝つためにはどうすれば良いか考えるとなった。

Q:監督も選手の顔を見て悔しさとかいつもと違うと思ったのか?
A:瀬川監督
実力的には僕は摂南の方が上だと思って、今日の試合は送り出した。ただ勝った成功体験がなかなか我々には無かったり、そう言った意味でゲームのあやと言う所でまだまだチーム全体が勉強して行かなければいけない部分が有った。しかしチームとしては自分達がやる事さえやれば勝てる。格下、格上とか同志社をリスペクトしてない訳では無く、やるべき事をやれば今年のチームは絶対結果として勝って帰って来る事が出来る。それをやる為には藤谷も言った様に皆が考え、当然毎年の事だがリーダー陣は一生懸命考えているが、それに何となく着いて行っているだとか、私が言った事に従っている様なチームの雰囲気が有ったので、この同志社戦を前に学生たちと話をし、一度自分達で本当に勝つと言う事をプランニングした時にどう言う事が出来るか、もしくは自分達の中で勝てると思えるのかを自問自答して、彼らはやってくれたので本当は結果が欲しかった。先ほど得点通りだと言ったのは力の差では無く、ゲームの分岐点となる所では同志社の方が上だった部分なので、この結果をまた皆で共有して、さらに学生たちが主体性を持ってやってくれるようなチームになれば良いと思っている。

Q:そういった一丸となった姿を見て手応えを感じたか?
A:瀬川監督
本当に悔しいか顔をして戻って来た、今まではあーあ負けたと言う感じの選手も中には居たが、出てない選手も含め本当に悔しい雰囲気が出ていた。一番大事な事は藤谷キャプテンがロッカールームで今日から変わろうと話をしてくれた。そこから良い方向に一歩を踏み出してくれたら良いなと思っている。

Q:マイケルズ・カストン選手についてどの様な選手か?
A:瀬川監督
摂南大学の特徴としてはパワーで前面に出て行くような留学生に来てもらっていたが、他のチームに無い様な選手を取ってみるのも良いのではないかと紹介してもらった。何試合か彼の南アフリカでの試合を見て、その中で決めた。まだ1年生で子供のような部分も沢山あるが、それでも日本の文化を一生懸命勉強しながら、ラグビーの練習をしている。彼にボールを預ければ何とかなる様な雰囲気を作ってくれているので、これから大事に育って行ってくれればと思う。


■同志社大学記者会見
・宮本 啓希監督
・梁本 旺義キャプテン(以下 CP)
・大島 泰真選手

■本日のゲームの感想
宮本監督
本日はありがとうございました。前節の1点差の勝ちから今週のゲームをどの様の内容で勝てるかと言うのをフォーカスして、テーマとしては勝つと言うのを選手から掲げそれをテーマに戦ったが、ご覧になられた様に大変な状況で、今日のゲームではコミュニケーションが大事だと言う事をずっと言い続けてきて、それを選手がグラウンド内で点差や時間や相手の状況を考えながらゲーム運びをした結果で勝ちを得られた事がすごくポジティブな点かと思う。

梁本CP
監督が言った様に今日の試合に勝てた事が良かったことで、試合中に怪我人が何人も出てしまい、なかなか思いがけないメンバーだったが、しっかりコミュニケーションを取り、しっかりやろうとしてきた事をグラウンドで出すと言う事が出来たのでそれが良かった点だと思う。

大島選手
監督とキャプテンが言っている様に勝つと言うテーマでやっていたので、どの様な状況でもメンバーでも勝つと言うテーマを80分間出来て、勝つ事が出来て良かった。

■質疑応答
Q:試合直前スクラムハーフ藤田選手から新和田選手へのメンバー交代は何故?
A:宮本監督
ウォームアップで調子が悪かった。

Q:フランカーの奥平選手をウイングに入れた訳は?
A:宮本監督
エマージェンシーではあった。2月にチームを始動した時にウイングだった。
本人からチャレンジしたいと申し出があり、2~3か月ウイングをしていた経験がまさかこんな所で生きるとは思わなかった。交代時、彼にウイングと告げた時も驚いてはいなかった。ウイングらしいプレイは無かったが、外でボールをキープ出来ていたり、ディフェンスでしっかりと体を当てられると言う彼の本来の強みは出せた思う。

Q:なれない選手がウイングに居たがどの様にゲームメイクしていたか。
A:大島選手
急で混乱していたが、大丈夫でした。
急に都太郎さん(大島選手)が入っても都太郎さんなら大丈夫だと思っていた。

Q:春季リーグから重要なポジションで出ているが心境は?
A:大島選手
3試合ともタイトな試合が続いていて、自分としてもプレッシャーはあるが、頑張っている。(笑)

Q:今日初めての得点を取ったが感想は?
A:大島選手
ゴールキックの所では駄目だったので、どこかでトライ狙えたらなと思っていて、ここだと言うときに取れたので良かった。

Q:大島選手に期待している所は?
A:宮本監督
彼はボール触るのが好きで、前を見るのが得意だと思うので、スペースがあればどんどん自分から仕掛けて行くようにと毎日話をしている。それでチーム全体のリズムや流れの起点になった事は間違い無いと思う。練習して来た事をしっかり彼がリード出来た部分だと思う。

Q:3試合の中で一番ブレイクダウンの所が良かったと思うが?
A:梁本CP
トライを取るまでは駄目だったが、トライを取りに行くまではしっかりとゲインラインを切れたのでそこは良かったと思う。
後半はアタックする時間が全然無かったので、これからもっとアタックする時間をもっと増やさなければと思った。

Q:チームの中でブレイクダウン周り改善してきたのか?
A:梁本CP
春を通してなかなかボールを超えて行く事が出来て無く、ボールを超えて行くと言うのをフォーカスしているので、ハーフの声であったり、一人一人の意識であったりが徐々に出ていると思う。

Q:レフリーに最後の方集められていたが?
A:梁本CP
ラグビーに関係ない所でいざこざがあるのでと注意された。

Q:マンオブザマッチの感想は?
A:大島選手
嬉しいです。前を見て強気に攻められたと思う。マンオブザマッチ取れると思っていなかったが、貰えて嬉しかった。

Q:3試合大学でやってみて強度とかの感想は?
A:大島選手
フィジカルと言う面では高校と比べて差は感じている。正面からフィジカルに向かっていくのは僕の体としても、持ち味としても違うと思うのでフィジカルの差は感じるが、僕は違う所で差が付けられるようにしたいと思う。

10月2日(日) 天理大学 vs 立命館大学

マッチレポート

2022ムロオ関西大学ラグビーAリーグ第2節最終試合は秋晴れ、無風に恵まれた。
天理親里競技場で第1 節共に勝利した天理大学VS立命館大学が対戦。
前節で天理大は多彩なバリエーションで9トライを獲り関西大に圧倒した。
立命館大は強化したデフェンスが機能し9季ぶり同志社大に勝利した勢いを保ったままこの一戦に望む。

天理大CTB⑫堀田恒司のキックで試合開始。
開始4分にチャンスを掴んだのは立命館大、ゴール前15m右中間のペナルティからキックを選択しCTB⑫宮嵜隼人がキックを成功し先制する。0-3
5分には天理大が敵陣20m付近からSH⑨北條拓郎からパスを受けたCTB⑬上野颯汰が相手デフェンスをかわしながらインゴールに駆け込みゴールポスト下にトライ、7-3
13分に天理大が敵陣20m中央のペナルティからタップキックでFB⑮上ノ坊駿介が攻め、パスを繋ぎ最後はCTB⑫堀田がゴールポスト下にトライ、GKもSO⑩福本が成功しリードを広げる。14-3
敵陣で試合を進める立命館大だがミスが多く得点が奪えず苦戦するが35分に敵陣32m左中間のペナルティからキックを選択し再びCTB⑫宮嵜がキックを成功する。14-6
47分、天理大が敵陣ゴール前20m左ラインアウトから右に展開しSH⑨北條からWTB⑪津野来真に渡り途中出場したFB㉓小松頼斗からパスを受けたNO8⑧パトリック ヴァカタがそのままゴールまで持ち込み右中間にトライ、GK不成功で前半が終了。19-6

立命館大SO⑩山下真之介のキックで後半開始。
21分天理大が敵陣6mのペナルティからタップキックでNO8⑧パトリックが相手デフェンスをなぎ倒し左中間にトライ、GKもSO⑩福本が成功する。26-6
26分再び天理大が敵陣ゴール前右ラインアウトからモールを形成し最後は再びNO8⑧パトリックが右隅にトライ、GK不成功。31-6
立命館大も再三攻め込む。天理大のフィジカルが強く苦しむが、漸く30分に敵陣ゴール前5m左ラインアウトからパスを受けたLO④伏見拓翔が左隅にトライ、難しい角度からのGKもCTB⑫宮嵜が成功し追い上げる。31-13
41分天理大が敵陣ゴール前15m右ラインアウトから左に展開し途中出場のSH㉑藤原健之朗からFL⑥鄭兆毅に渡り最後はWTB⑪津野がライン際を走り切り左隅にトライ、GK不成功。36-13
その後も天理大は攻め込むが追加点を奪えずノーサイド。
天理大学が36-13と勝利し勝点5を獲得する。

POMには天理大学CTB⑬上野颯汰が選ばれた。


会見レポート

立命館大学
鬼束竜太 ヘッドコーチ
試合は予想していたとおり、天理大学さんは(フィジカルが強く)体を当ててくるという準備はしていたのですが、序盤でプレシャーを受けてなかなかリズムに乗れなく自分たちのアタックができなかったというのが正直なところです。特に前半はもったいないところがありました。また、後半の出だしのところでもリズムに乗れなかった。そこは、もう一度検証して見直しをしたいと思います。

中川魁 キャプテン
まず、前半で(トライを)獲り切れるところで獲れなかったというのが大きかったと思っています。試合を通してDFの部分は、いいシーンもあったが、やはりセットプレーでプレッシャーを受けて自分たちの形を作れなかった。そこが課題だと思っています。


天理大学
小松節夫 監督
第1節に同志社大学さんを破り力のある立命館大学さんということで、しっかり準備して今日の試合に臨みました。自分たちのミスが多くてなかなか継続ができずに、立命館さんのATのいいところに対してDFで受けってしまったかなと思っています。失点は多くないが、ペナルティから失点したり、ラインアウトモールから簡単にトライを取られたりと、結構反省が残ったゲームです。もう一度しっかりと試合を見直して、次のゲームにいい準備をして臨みたいと思っています。

照井悠一郎 キャプテン
立命館大学さんのプレッシャーに対して受けてしまって、ミスであったりペナルティを多くしてしまってなかなか自分たちの流れに乗れなかったというところがあったりと反省点があります。関西学院大学さんとの試合まで1週間しかないので、いいレヴュー(いい準備)をして臨みたいと思います。

・反省のコメントが多かったが、このゲームでの収穫は?
照井 キャプテン
チームとして前に出てDFすることを意識しているので、そこは出来ていたと思います。

・本日のパフォーマンスは?特に2本目のトライは?
パトリック・ヴァカタ 選手
3トライ獲ってうれしかったのですが、そのあとシンビンで反省しています。(2本目のトライについては)ゴール前はクイックタップで行こうと決めていましたので、決まって良かったです。

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