11月30日(土) 関西大学 vs 立命館大学
マッチレポート
2024ムロオ関西大学ラグビーAリーグ最終節は開幕戦と同じ東大阪市花園ラグビー場で開催され第2グラウンドの第二試合は晴れ、風が強まってきた中で行われた。
今節に勝てば6位となり入替戦を回避出来る関西大学と5節6節と連勝し勝利で今季を締めくくりたい立命館大学との対戦。両大学の関係者、ファン共に力が入る一戦である。

前半は風上である関西大学のキックオフで開始。最初にスコアしたのは関西大学。
7分、敵陣中央22mライン手前からのPGをSO⑩立石和馬選手が決める。(3-0)
13分、立命館大学が敵陣左ゴール前でのラインアウト(LO)から右へ展開しブレイクダウンのフェーズを重ねFL⑥榎本匡志選手がトライ。SO⑩山下真之介選手がGKを決める。(3-7)
31分、立命館大学が敵陣左ゴール前でのLOから出来たモールを押し込んでHO②大本峻士選手がトライ。(3-12)
39分、立命館大学FB⑮樋川蔵人選手が自陣22mからこぼれ球を拾い、ディフェンスを振り切りSO⑩山下選手に渡り中央にトライ。そのままGKも決める。(3-19)
風下の不利な状況であったが立命館大学が関西大学をノートライで抑え前半終了。

後半を先制したのは立命館大学。9分、敵陣左22m付近のラックから⑨→⑩→⑬と繋げ、CTB⑬中村颯汰選手からのロングパスでFB⑮樋川選手にボールが渡りトライ。(3-24)
17分、立命館大学がハーフウェイライン左から右へ展開、WTB⑭御池蓮二選手にボールが渡り右隅にトライ。⑩山下選手のGKも成功しリードを拡げる。(3-31)
スクラムでの勝負は優勢な関西大学、ここから活路を見出したいところであるがスコアには結びつかず苦しい展開が続く。

39分、自陣からアタックを仕掛ける関西大学のパスミスから立命館大学がターンオーバー。素早く左に展開しWTB⑪西村長選手がトライ。⑩山下選手のGKも成功。(3-38)
ロスタイムに入った48分、一矢報いたい関西大学。敵陣ゴール前でペナルティを得て、FWが攻め込みフェーズを重ねLO⑤中村豪選手がトライ。⑩立石選手のGKは決まらずノーサイド。(8―38)

POMはこの日、先制トライを取り、また攻守に渡り身体を張ったプレイを見せてくれた立命館大学⑥榎本匡志選手が選ばれた。
勝点5を取った立命館大学は5位でシーズンを締めた。
敗れた関西大学は8位となりA-B入替戦でBリーグ1位の大阪体育大学とAリーグ残留を賭けて2週間後の12/14、天理親里で戦う。

会見レポート
関西大学
佐藤 貴志監督
今日は勝てば入替戦を回避できるというやりがいのある力の入ったゲームでした。
試合の流れは、風上の間(前半)になかなか点を取れずに、立命館さんにターンオーバーから得点されて、関西大学としては良くないパターンになってしまいました。後半は(選手達が)しっかり立て直してやろうとした事には満足しています。
2週間後、入替戦にしっかり勝てるようにまた良い準備をしたいと思います。
石川 海翔キャプテン(以下、C)
今日のゲームに関しては完敗です。自分達のやりたい事を相手のプレッシャーでミスしてしまい得点を許すという、自分達の首を絞める展開になってしまいました。
2週間後の入替戦には、Aリーグのプライドと先輩達が繋いできてくれた関大の伝統を胸に秘めて、しっかり準備したいと思います。

Q、2週間後の入替戦に向けて、具体的にどの部分を修正されますか。
佐藤監督
まずセットプレーのところです。自分達でミスしたところもありますし、しっかり分析して立て直したいと思います。
アタックの部分に関しても、継続する部分でコミュニケーションエラーも多々ありましたので、ここにフォーカスして修正していきたいと思います。
立命館大学
小寺 亮太ヘッドコーチ(以下、HC)
今日のゲームは、関西大学さんが覚悟を決めて来られるところをどう跳ね返していくかという事が課題でした。前半風下の中、チーム全員意識を高く持ってできたと思っています。
今シーズン通して、一貫性に欠ける部分が前半はありましたが、後半戦は、自分達でしっかり修正してくれ、アタッキングマインドを持って攻撃的なラグビーをしたいという意思統一ができたと思います。シーズン当初はなかなかトライが取れなかったのですが、山下Cを中心にバックスが奮起してくれ、今日もトライを重ねられたのは、リーグを通して成長できた部分だと思っています。
立命館スタイルを追求していく中で、今日最後、勇気を持って攻めてくれたのは来期に繋がる事だと思っています。今シーズン最後、4年生が踏ん張ってくれて良いゲームをしてくれました。
山下 真之介キャプテン(以下、C)
今日の試合は、短い準備期間だったのですが勝つ事ができてホッとしています。
今シーズンを通しての大学選手権出場の目標は達成できなかったのですが、4敗をした後、去年の成績を超えた3勝できた事は良かったと思います。
今シーズンはすごく学びになるシーズンで、その学びは絶対次の代にも生きると思います。強味を伸ばして、弱みを改善できれば、上位に食い込めるチームになると思いますので、そこは期待したいと思います。

Q、風下の前半の攻撃を改めて振り返ってください。
山下C
(前半)40分は我慢する、絶対苦しい時間だと(チーム)全員が認識していましたので、何事も想定内で、その中でリードして折り返せたのは良かったと思います。
前半のアタックは、継続はできたのですが、脅威になるようなアタックが少なかったので、この点は来季への課題になると思います。
Q、(今シーズン)次に残せたものはありますか。
山下C
ラグビー(のプレー)だけでなく、組織としてチーム作りにに注力しました。その部分でチームは成長したと思います。
(具体的には)ルール作りであったり、自分達は寮生活ではないのですが、一人一人の責任であったり。チームファーストを考えるようにしました。「凡事徹底」をクラブの目標に掲げて、当たり前の事を当たり前にやっていこうと1年間声を掛け続けました。
Q、HC就任1年目として、苦労された事はなんでしょうか。
小寺HC
迷惑を掛けた事が多かったと私自身反省しています。
久々にAリーグに帰ってきて、リーグの中のレベルが僅差になってきていると思います。
我々が自分達にフォーカスしながら最大限に準備すると同時に、相手をしっかり研究しながらやっていかないといけないと思います。我々はこういうアタックをする、ディフェンスをするんだという軸を持ちながら、相手に向かっていく準備をよりしなくてはいけないリーグになっている、関西リーグ自体のレベルが上がっていると思いました。その中でどうアジャストしながらやっていくのかが課題でした。
一方で、大学生という事もありますので、その大学生とどうコミュニケーションを取っていくのかというのが鮮明になりました。この1年、山下、本郷キャプテン、主務の小暮に迷惑を掛けた事が多かったので、私自身が学ばせていただく事が多かったです。
Q、今年1年でHCの下で学んだことはなんでしょうか。
山下C
今までラグビーをやって来た中で、リーダーになる事はなかったのですが、キャプテンになって、組織の難しさを痛感しました。自分一人が突っ走っても良くならないので、相手の事、相手の立場を考える事や、ラグビー面も普通の生活面でも、いろんな人の立場になる事を学びました。
HCからは、良きラガーマンの前に良き学生たれと言われていました。その部分でも一人の学生として成長できたと思います。
11月30日(土) 近畿大学 vs 関西学院大学
マッチレポート
2024ムロオ関西大学ラグビーAリーグ最終節は開幕戦と同じ東大阪市花園ラグビー場で4試合が開催される。第1グラウンドの第一試合は晴れ、弱風の中、近畿大学(以下、「近畿大」) VS関西学院大学(以下、「関学大」)が対戦。
近畿大は4勝2敗/勝点20、関学大は5勝1敗/勝点23となっている。
前節は共に連勝チームの京産大と天理大に勝利し勢いに乗っているチーム同士、勝利した方が全国大学選手権出場の3位以内と関学大は優勝の可能性もある注目の一戦。

風下から攻める近大SO⑩中村優太のキックで試合開始。
開始3分、関学大がオブストラクションのペナルティからCTB⑬川村祐太がタッチに蹴り出しゴール前21m右ラインアウトからスロワーHO②キャプテン平生翔大からのボールをジャンパーNO8⑧小林典大がキャッチしモールを形成。パスを繋ぎSH⑨川原大からCTB⑬川村、SO⑩澤田壮太郎からパスを受けたWTB⑭山本快がデフェンスをかわし左中間に先制トライ、GK不成功。0-5

両校が譲らない状態が続く。
17分、再び関学大が自陣1m左ラインアウトから右に展開しフェーズを重ねSH⑨川原からCTB⑫松本壮馬、PR①大塚壮二郎からWTB⑪武藤航生から左ライン沿いに待機していたNO8⑧小林が中央に切り込み左中間にトライ、GKもSO⑩澤田が成功。
0-12

残り時間で何とか差を詰めたい近畿大は31分、ペナルティからタッチに蹴り出し、ゴール前22m左ラインアウトからスロワーHO②村尾幹太からのボールをジャンパーLO④楠大輝からパスを繋ぎLO⑤駒井凌太がブレイクしパスを受けたPR①蔡唯志が左隅にトライ、GK不成功。5-12
近畿大はゴール前まで再三攻め込むが得点を奪えず最後もペナルティから関学大がキックで蹴り出し12-5と関学大がリードして前半が終了。

関学大SO⑩澤田のキックで後半開始。
開始1分、関学大がゴール前20mにキックをチャージしたWTB⑪武藤をフォローしていたFB⑮的場天飛がゴールポスト下にトライ、GKもSO⑩澤田が成功。5-19
攻撃のリズムを掴んだ関学大は自陣から攻めたが、4分に近畿大のSH⑨渡邊晴斗がインターセプトしそのままゴールポスト右にトライ、GKもCTB嶋竜輝が成功。12-19
7分、関学大がノットリリースのペナルティからショットを選択しゴール前22m中央からSO⑩澤田がPGを成功。12-22
10分、今度は近畿大がペナルティからショットを選択しゴール前22m左中間からCTB⑫嶋がPGを成功。15-22

ここから流れが近畿大に移り17分、ゴール前22m右ラインアウトから左に展開しWTB⑭植田和磨がブレイクしSH⑨渡邊からNO8⑧古寺直希にパスを受けたFB⑮阿曽有馬が中央を切り込み左中間にトライ、GKもCTB⑫嶋が成功。22-22
28分、再び近畿大がゴール前20m左ラインアウトからモールを形成しHO②村尾からパスを受けたSH⑨渡邊が巧みなキックで蹴り込みCTB⑬藤岡竜也がゴールポスト下で押さえてトライ、GKも嶋が成功、逆転する。29-22

関学大は敵陣深くまで攻め込むが近畿大FL⑥中村志キャプテンを中心とした粘り強いデフェンスで得点を奪えず苦戦する。
息詰まる戦いであったが、最後は近畿大FB⑮阿曽のジャッカルでペナルティを得てタッチに蹴り出し、ノーサイド。29-22と近畿大が勝利。
近畿大は5勝2敗勝点24、関学大と並んだが当該チームに勝利しており3位を確保。3年ぶりに全国大学選手権の出場も決めた。
POMにはインターセプトのトライと逆転トライにも大きく貢献した近畿大学SH⑨渡邊晴斗選手が選ばれた。

会見レポート
関西学院大学
小樋山 樹監督
試合直後で、なにを話していいのか難しいが、このチームは大学選手権ベスト4に残れる力があると確信していたので、ここで終わってしまうのは残念。近畿大と素晴らしいゲームができたことは良かった。
私の力不足だった。
平生 翔大キャプテン
お互い大学選手権を賭けた大事なゲームで、タフな展開を想定して練習してきた。最後負けてしまったが、我々のひたむきさは随所に出たと思っている。

Q:敗因は
小樋山監督
ペナルティが多かった。よく耐えたが相手のポゼッションが上回られたことが原因。
平生キャプテン
やってきたことしかできないので、タックル等やるべきことひたむきにやったが、後半風下で、自陣に張り付いてしまったことが原因。
近畿大学
神本 健司監督
興奮冷めやらない状況。素晴らしい関西学院のDFに前半はやりたいことができず、難しいゲームになった。ただ前半7点差に抑えたのは大きかった。
関西学院の強みであるブレイクダウンでの攻防にしっかり対応できた点、セットプレー、特にラインアウトで自らのスキルにて取り切れた点が勝利につながった。
勝利できたのは、なにより学生たちの厳しい自律と努力の結果である。
このチームとまだゲームができることを嬉しく思い、修正すべき点をしっかり分析して目標である大学選手権ベスト4を目指したい。
中村 志キャプテン
関西学院の気迫あるプレーで自分たちのラグビーができないまま、一時14点差まで開いたが冷静に対処できた。
試合前、我々4回生が1回生の時、当時4回生だった先輩方が試合中声を掛け合って選手権を戦った姿を振り返り、今日のゲームで活かすことができた。

Q:DFが固い関西学院だったが
中村キャプテン
我々が個々のタックル精度を上げることで対応することができた。
Q:前節首位の京都産業に完勝した関西学院相手だったが
中村キャプテン
我々も予想外な展開だったが、実力伯仲の相手に対して勝つ想定で練習を重ねてきた。結果、どちらに転んでもおかしくない展開だった。
11月30日(土) 摂南大学 vs 同志社大学
会見レポート
摂南大学
瀬川 智広監督
負けてしまいましたので、入替戦になると思います。(入替戦に向けて)しっかり準備をしたいと思います。残り2週間、4年生とラグビーができる事、そして摂南大学のラグビーとしてやり残した事をしっかりできるように、良い準備をしたいと思っています。今日はありがとうございました。
嶋本 大賀キャプテン(以下、C)
風の強い中、前半風下、後半風上を取って、前半で我慢して、後半でギアを上げていこうと話をしていました。(後半)相手がキックをせずにアタックしてくるところで、自分達のコミュニケーションミスやタックルミスで、(相手に)ゲインされて失点してしまったのが敗因だと思います。
入替戦になってしまったのですが、残り2週間、後輩たちに残せるものがあると思いますので、しっかり良い準備をして(入替戦に)臨みたいと思います。

Q、Aリーグ残留への思い、意気込みを聞かせてください。
瀬川監督
残留する事しか考えていないので、特にはありません。
嶋本C
2週間で後輩たちに何を伝えていけるかが大事だと思います。
Q、良いアタックが度々ありましたが、(最終的に)追いつけなかった要因はなんだと考えていますか。
嶋本C
後半、先に相手(同志社)にスコアされた事が痛かったです。
Q、シーズンを通して、攻められて得点を取られる時間帯が多かった印象があるのですが。
嶋本C
シーズンが始まってからですが、自分達のミス(の多さ)が原因だと思います。
Q、シーズンを通して共同主将のサポイ選手がいない中で、シーズンを戦ってきたという事について、お気持ちを聞かせてください。
瀬川監督
(サポイ選手は)ゲームには出る事ができなかったのですが、裏方として本当にチームを纏めてくれたと思っています。ゲームについては、嶋本Cが引っ張ってくれました。
どのチームにも怪我人はいると思いますが、誰かが怪我をして出ていないからとかではなく、摂南チームとして1勝6敗という結果だったというように思っています。
(しかし)私が摂南に来て5年になりますが、チームは確実に変わってきていて、学生一人一人の意識も変わってきています。非常に良くなってきていると思います。ただ、相手チームも進化してきています。今日の同志社大学さんの風下からの素晴らしいアタックもありましたが、そういったものも勉強させていただいたので、入替戦にむけて、2週間、嶋本C、サポイCと本当に楽しみたいと思います。
もともと今シーズンは関西優勝を目標に掲げてやってきましたので、入替戦で残留するというよりは、自分達が目指してきたラグビーをやり切って(シーズンを)終わりたいと思います。
同志社大学
酒井 優ヘッドコーチ(以下、HC)
先週、関西大学さんに僅差で勝たせていただいて、同志社大学としては、ようやく関西Aリーグの土俵に乗れたなと選手にも話をしました。今週に関しましても、摂南大学さんは、留学生のアタックやボールを展開してくると対策を取ってきましたが、それ以上に我々の1年間やってきた事をどこまで出せるかに、本当に短い期間(5日関)の間でしたが、注力してきました。そこの点が最後に出たと思います。
(今日の)試合は本当にタイトな試合で、前半は3点差でしたし、後半は風下でしたので、我々はボールを展開して動かして保持していこうとハーフタイムで話をしました。そういうところでトライに繋がって、最後、摂南大学さんの素晴らしいアタックを1点差で凌ぐことができました。
寺北Cが先週から帰ってきて、チームが最後の最後にひとつになったと思っています。
寺北 亘佑キャプテン(以下、C)
率直に2連勝できて嬉しいです。
(今日の)ゲームに関しては、(試合前の)トスで摂南さんが風下を選んで来られましたので、ボールを保持してアタックしてくるとチームとして認識していました。(摂南の)アタックは強くてオフロードパスとかで前へ前へと来るチームですが、ディフェンスからしっかりゲームに入っていけば問題なく(ゲームを)運んでいけるとチームで共通認識していました。春のシーズンでは、キックオフで運ばれたり、ラックで留学生に圧力を掛けられたりしていましたので、そこはきっちり修正しようと準備してきました。この部分でしっかり入れたので、それが勝利に繋がったと思います。後半でリードできた時に、ゼロゼロの気持ちでもう一回やろうと言い続けていましたし、それが80分間気を抜かずにできた事が1点差の勝利に繋がったと思っています。

Q、先週から復帰して、今週の試合に掛ける思いはどんなものでしたか。
寺北C
入替戦に回るとかいろいろ考える事は多かったんですが、まずは目の前の試合、目の前のプレーに集中して、勝っていくという事が大事だと、自分自身もチームとしても意識してやってきました。
Q、(今日は)今シーズン初めてのフル出場で勝利に貢献(POM)しましたが、感想は。
寺北C
個人としてもチームとしても勝った事は嬉しいです。15人、23人、メンバー外、チーム全員で勝ち取った勝利だと思いますので、全員で勝利を分かちあいたいと思います。
Q、先シーズンの結果(0勝7敗)から今シーズン2勝5敗と2つ上積みされましたが、どういう変化がありましたか。
酒井HC
今年は原点回帰、ORIGINというところに立ち返って1年間やっていこうとしていました。
昨年も個々に力はありましたし今年もメンバーがたくさん残っていましたので、基本的なところを春からやろうとしてきました。学生の中にはもっといろいろな事をやりたいと思っていたと思いますが、しっかり確保したり、当たったり、セットプレーなど、ラグビーの原点の部分をやろうと、同志社スタンダードを上げていこうとやってきました。それでORIGINというスローガンになりました。
シーズンに入っても京産さんに97点取られたり、キャプテンが怪我をしていた時期もあって、苦しい時期があったのですが、最後の2試合で(今まで)やって来た事が出せました。まだこの後どうなるか判りませんが(結果は6位でAリーグ残留決定)、最後ORIGINというところをやり切れたのかなと思っています。
Q、同志社という伝統校で、もっと上というところを目指しておられると思いますが。
酒井HC
まだまだ学生達の力を100%出し切れるように(我々指導陣が)やれたわけではないので、今後の課題、同志社大学の課題だと思っており、選手、指導陣、OBも含めてもっと考えてやっていきたいと思います。
11月24日(日) 立命館大学 vs 摂南大学
マッチレポート
立命館大学(以下「立命大」)と摂南大学(以下「摂南大」)の一戦。
前節まで両校とも1勝4敗(勝点5)の戦績。この段階で(上位4校もさることながら)5位~8位が決まっていないという混戦で、どちらも入替戦回避、一つでも順位を上げるために絶対に負けられない戦い。
風も少し冷たく感じられるピッチ、摂南大のキックオフで試合開始。

序盤5分、立命大が敵陣15m付近ラインアウト(LO)から左へ展開、3フェーズ目で右へ展開、CTB⑬中村颯太が少し溜めて鋭く走り込んできたFB⑮御池蓮二にパス、スワーブで相手を交わし右中間へトライ。ゴールキック(GK)はSO⑩山下真之介が決めて先制する。(7-0)
ここからしばらく、立命大がキック合戦でエリアポゼッションを有利に進めるも膠着状態が続く。
25分、次も立命大だった。ゴール前10m付近LOからモールを押し切れず、相手反則のアドバンテージを活かし、左バックス(BK)へ展開。一つラックを挟んで、順目左へ⑩山下、⑮御池、大外のWTB⑪高橋謙とボールを繋ぎ、そのまま左隅に滑り込みトライ(難しい位置から⑩山下がGKも決める)。(14-0)
37分も立命大。相手の裏へのショートパントを自陣20m付近で⑮御池がキャッチ。見事なステップとスワーブで複数の相手を翻弄し、70mほど走り切って左隅へトライ。点差を広げて後半戦に向かう。(19-0)

後半は立命大のキックでリスタート。
9分、やっと摂南大がチャンスを掴む。ゴール前5m付近LOからモールを押すも押し切れず、左へボールを散らす。相手反則のアドバンテージももらいながら7フェーズほどボールを確保、最後は左大外のWTB⑭木田匡哉にボールを回し、そのまま左隅へ飛び込みトライ。(19-5)
摂南大はもう一つ欲しいところだったが、16分は立命大の方に。立命大SH㉑福本颯翔のいい位置へのハイパントボールに双方が競り合い、ラッキーバウンドを立命大WTB⑭西村長がキャッチ。30mほど走り切って右中間にトライ(GK成功)。(26-5)
これ以上離されたくない摂南大、もう一本取ってゲームを決めたい立命大の攻防が続く。

20分にも立命大。FL⑥榎本匡志がゴール前ペナルティからそのままトライ(勝負ありの展開)。29分にも、HO②大本峻士がモールからのトライ(それぞれGK成功)で追加点。(40-5)
摂南大も、最後40分、LO④片松寛太のトライ(GKはSO㉒大津直人が決める)で締めるも追いつかず。(40-12)
立命大がボーナス点も取っての大差でゲームは終わった。
POMには、前半2本、切れのあるトライを決め、勝利に貢献した立命館大学FB⑮御池蓮二が選出された。

両校とも、まだ順位が確定しておらず。緊張感のある1週間を過ごすことになるだろうが、最終節、ぜひ勝利して次年度への弾みをつけたいところだ。
会見レポート
摂南大学
瀬川 智広 監督
率直にFWもBKも完敗でした。最終戦まで中5日しかないので切り替えてしっかり準備したいと思います。今日はありがとうございました。
嶋本 大賀 ゲームキャプテン
今日のゲームは、サポートの寄りであったり、ミスで失点してしまい最後まで立て直すことが出来なかったという印象です。5日間でそこを修正して勝ちにつなげたいと思います。
Q.最終戦にかける思いは?
嶋本キャプテン
入学してきて3年間入替戦を経験してきたのですが、そこではなく順位を1つでも上げるという勝ちだけにこだわっていきたいと思います。4年生は最後の試合ですし、この5日間でどれだけ意識を変えられるかだと思います。
立命館大学
小寺 亮太 ヘッドコーチ
今日の試合に関しては期間があったので「いい準備ができた」の一言に尽きると思います。その中で「アタッキングマインドをもってアタックをしよう」とアタックの時間が増えていく事で自分たちのアグレッシブなところが出てきます。そういう意味では前半からBKのところでしっかり突破をしてくれて前へ出られたというのが勝因かなと思います。次のゲームに向かっても我々の立命館スタイルでアタッキングカインドをもって攻撃するというところを見せたいと思います。
山下 真之介 キャプテン
先ず試合に勝ててほっとしています、自信を持てるような準備が出来て、それを出すことが出来ました、ただ不必要な反則や自分のアタックのシステムのところで改善点があるので、短い準備期間ですが、1年間の集大成が出せるようにしていきたいです。
Q.この試合でボーナスポイントを入れた勝ち点5は意識したか?
山下キャプテン
意識はありましたが、それにこだわってはいなかったです。過去にそれにこだわりすぎて負けた試合があるので、先ずは確実に取りに行くという意識でのぞみました。自分たちがハードワークした結果5点がついてきたと思っています。
11月24日(日) 関西大学 vs 同志社大学
マッチレポート
2024ムロオ関西大学ラグビーAリーグ第6節の残り2試合は天理親里競技場で開催された。第一試合は晴れ、微風の中、関西大学(以下、関西大)対同志社大学(以下、同志社)が対戦。
関西大は第2節で近畿大に勝利し勝点4を獲得している。
同志社は開幕から5連敗となっているが名門の意地にかけても一矢を報いたい。ここから入替戦回避を目指す重要な一戦。
風上から攻める同志社SO⑩大島泰真のキックで試合開始。
開始2分、関大がキックの蹴り合いから自陣10mでキャッチしたNO8⑧中川一星がSO⑩立石和馬にパスをつなぎ、敵陣まで走り込んだ。フェーズを重ねSH⑨宮内幹大からSO⑩立石、FL⑦西山光太郎、PR①宮内慶大のバックフリップパスを受けたWTB⑪遠藤亮真が左隅に飛び込み先制トライ。GK不成功。5-0

7分、同志社が関大からのキックを自陣で受けたWTB⑭岩本総司から得意の展開ラグビーで敵陣まで攻め込んだ。素早い動きのSO⑩大島からHO②長島幸汰、PR③三輪拓翔にパスをつなぎ、LO⑤木村圭佑が相手を引きずり左中間にトライ。GKもSO⑩大島が成功。5-7
10分、再び同志社がゴール前20mのペナルティからFL⑦久保太陽がタップキックで攻め、パスを受けたCTB⑫田中勘太に復帰したLO④キャプテン寺北亘佑がサイドを攻め、最後はNO8⑧中谷陸人が左中間にトライ。GKもSO⑩大島が成功。5-14

20分、関大がペナルティからキックで蹴り出し、ゴール前5m左ラインアウトからスロワーHO②山本真士からジャンパーLO④岡田薫瑠がモールを形成し、ラックからSH⑨宮内が左中間に飛び込みトライ。GK不成功。10-14
25分、関大がゴール前15m同志社の攻めをCTB⑬キャプテン石川海翔の好タックルでチャンスを掴み、ゴール前7m左中間のペナルティからPR①宮内がタップキックでそのままゴールポスト左にトライ。GKもSO⑩立石が成功し逆転。17-14

同志社は得意のアタックで攻め込むがチャンスを活かせない時間帯が続いた。
34分、ゴール前12m右中間でのスクラムからフェーズを重ね、SH⑨石田太陽からSO⑩大島、CTB⑫田中、FB⑮村岡麟太郎が倒れながらパスをつなぎ、最後はWTB⑭岩本が左隅にトライ。GK不成功で再び逆転。17-19
最後は関大がキックで蹴り出し、前半は19-17と同志社がリードして終了。

関大SO⑩立石のキックで後半が開始。
7分、後半は同志社が最初にチャンスを掴みゴール前8m左ラインアウトからスロワーHO②長島からジャンパーLO④寺北がモールを形成しHO②長島からCTB⑫田中、SO⑩大島、FB⑮村岡からパスを受けたWTB⑪ファイアラガ義信ダビデがディフェンスを倒し右隅にトライ。SO⑩大島が難しい角度からのGKを成功。17-26
リードを広げられた関大はようやくチャンスを掴み、27分、敵陣20m右ラインアウトから得意のモールを形成しそのままゴールまで押し込み、最後はHO②山本が右中間にトライ。GKもSO⑩立石が成功。24-26

混戦に歓声が湧く中、38分、同志社がゴール前10m左ラインアウトからスロワーは途中出場のHO⑯荒川駿からジャンパーLO⑤木村に渡りモールを形成。そのままゴールまで持ち込み、最後はHO⑯荒川が左中間にトライ。GK不成功。24-31
関大は43分、ゴール前17m右ラインアウトからモールを形成し押し込みゴール前まで攻め続け、最後はSH⑨宮内からSO⑩立石のロングパスを受けた途中出場のWTB㉒松下英太郎が左中間にトライ。GK不成功。29-31

関大も自陣から攻め続けたが同志社のディフェンスを崩せず、最後はノッコンで試合終了。同志社が31-29で初勝利。
同志社は開幕5連敗から脱出し勝点4を獲得したが、入替戦回避は叶わず、最終節に望みを繋ぐ勝利となった。
POMには先制トライと効果的なジャッカルでチームを鼓舞した同志社大学LO⑤木村圭佑選手が選ばれた。

会見レポート
関西大学
佐藤 貴志 監督
残念な結果でした。ただ選手の100%のパフォーマンスには満足しています。勝たなければならない試合でしたが、しっかり勝ち点1も取って次につながります。入替戦を勝って自分たちで回避できるように、短い期間ですがこの1年の集大成を出せるようにしっかり準備していきたいと思います。
石川 海翔 キャプテン
摂南大戦の敗戦から2週間チーム一丸として取り組んできたのですが、自分たちのコミュニケーションミスやハンドリングエラーで取り切れなかった部分がこの2点差につながっていると思います。次の立命戦に向けてチーム一丸となってファイトして勝ちにいきたいです。

Q.後半にいったん突き放されかけたときにどのようにチームに声をかけたか?
石川キャプテン
自陣でプレーしていると、相手の強みのモールでスコアされるので、先ずは相手陣に入ってプレーしようとコミュニケーションを取りました。
Q.戦前の対策としては?
佐藤監督
デフェンスのところでは「ブレイクダウンでファイトする部分の制度をあげていく」という結果は出たと思います。特に相手の9番周りのアタックオプションは警戒していました。アタックに関しては少しデフェンスが寄る傾向があったので、スペースへボールを運ぶ部分と自身が判断してコンタクトのところで前へ出ていく部分と、特にコンタクトはアタックコーチの山形を中心にしっかりやってきて、継続すれば前進できたのでそこは成長できたとことろかと思います。
同志社大学
酒井 優 ヘッドコーチ
昨年からなかなか勝てないという中の今シーズン、苦しい中で同志社のラグビーを見つめ直してやってきました。その間に慶応大学さんとの定期戦や昨日の関西大学さんとのジュニア戦などチームが一つになりつつありましたので、今日のメンバー23人だけでなく全体でいい方向に向かっていると感じました。
ゲームのほうは、お互いが力を出し切って、最後2点差ですけれども我々が欲しかった勝利を学生が勝ち取ってくれました。先ずは同志社にとって大きなことかなと思います。
寺北 亘佑 キャプテン
なかなか勝てていなかったところで、ようやく関西リーグで勝つことができて、素直にうれしく思います。
先々週からジュニア戦でもいい流れで、チーム全員で自信をもって挑めたゲームなのでこれが結果につながったと思います、次のゲームに向けてしっかり準備して良いゲームでリーグ戦をしめたいと思います。

Q.スクラムやモールをどういった気持で押し込んでいったのか?
寺北キャプテン
スクラムに関しては分析から「押せるな」という感触はもっていましたので、8人で1枚となって組めれば押せると話しました。春からやってきたモールを組めればトライを取れると思っていました。
ただ前半はモールからBKでトライを取ってくれているので、しっかりボールキープして押せるなら押す、無理ならBKに展開してトライを取ってもらうと考えていました。
Q.立命戦から3週間ですがどこに注力してやってきたか?
酒井ヘッドコーチ
何か変わったこととか、特別なことをやろうというのではなくて、アタックもデフェンスもしっかり当たってドライブして、早く起きて、とか当たり前のことをやってきました。この3週間というよりこの1年やってきたことが、少しかもしれませんが出てきたのかと思います。
Q.次の摂南大戦に向けて
酒井ヘッドコーチ
最後キャプテン中心に、今日以上の部分を出すということです、まだまだ不要なミスがありますので、そこを減らして同志社としてどこまでやり切るのか、そこだけに絞りたいと思っています。
11月17日(日) 関西学院大学 vs 京都産業大学
マッチレポート
2024ムロオ関西大学ラグビーAリーグ第6節の2試合は神戸ユニバー記念競技場で現在の上位4チームが出揃う。第二試合は曇り、微風の中、関西学院大学(以下、「関学大」) 対京都産業大学(以下、「京産大」)が対戦。
関学大は4勝1敗、勝点18で3位をキープしている。前節で天理大に敗れたが前半までリードしディフェンスも良く一泡吹かせたい一戦。
京産大は開幕から5連勝、勝点25を獲得し、アタックのバリエーションも豊富にあり4連覇に向けても落とせない戦いになる。

風下から攻める京産大SO⑩吉本大悟のキックで試合開始。
3分、最初にチャンスを掴んだのは京産大。オフサイドのペナルティからSO⑩吉本がキックで蹴り出し、ゴール前7m左ラインアウトからスロワーHO②李淳弘からジャンパーFL⑦松永壮太朗からのボールをキャッチしたLO⑤キャプテン、フナキ・ソロモネがブレイクし、最後はラックからSO⑩吉本が飛び込みゴールポスト右に先制トライ、GKもSH⑨土永旭が成功。0-7
7分、再び京産大がオフサイドのペナルティからSH⑨土永がキックで蹴り出し、ゴール前12m右ラインアウトから左に展開し最後はNO8⑧シオネ・ポルテレが左中間にトライ、GKもSH⑨土永が成功。0-14

16分、関学大がチャンスを掴み、オフサイドのペナルティからCTB⑬川村祐太がキックで蹴り出し、ゴール前10m右ラインアウトからスロワーHO②キャプテン平生翔大からジャンパーLO④堤保澄に渡りモールを形成しそのまま押し込みHO ②平生が右中間にトライ、GK不成功。5-14
26分、関学大がノットロールアウェイのペナルティからキックで蹴り出しゴール前12m右ラインアウトから左に展開しSH⑨川原大からパスを受けたWTB⑭中俊一朗が相手のディフェンスをかわし左中間にトライ、GKもSO⑩澤田が成功。12-14

34分、京産大が関学大のラインアウトミスからチャンスを掴み自陣から展開し最後はSH⑨土永からSO⑩吉本に再びSH⑨土永からパスを受けたLO⑤フナキがゴールポスト左にトライ、GKもSH⑨土永が成功。12-21
37分、関学大がゴール前5m左ラインアウトから展開しHO②平生がゴール前まで持ち込み最後はNO8⑧小林典大が左中間にトライ、GKもSO⑩澤田が成功。19-21
関学大は敵陣深くまで攻め込むが最後は京産大がキックで蹴り出し、21-19と京産大がリードして前半が終了。

関学大SO⑩澤田のキックで後半開始。
後半最初にチャンスを掴んだのは関学大4分、敵陣11m右ラインアウトから左に展開しSH⑨川原からHO②平生に渡りパスを受けたFB⑮的場天飛が持ち前のスピードで40mを走り切り左中間に逆転トライ、GKもSO⑩澤田が成功。26-21
イエローカードから数的不利な状態に耐えた関学大が、NO8⑧小林のジャッカルからチャンスを掴み20分、敵陣20m左ラインアウトからモールで押し込み、SH⑨川原からパスを受けたCTB⑫松本壮馬がブレイクしフォローしていたCTB⑬川村がゴールポスト右にトライ、GKもSO⑩澤田が成功。33-21
攻撃の手を緩めない関学大は25分、自陣から攻めWTB⑭中が中央を突破し敵陣20mから途中出場のSH㉒松田詩悠からCTB⑬川村に渡りパスを受けたFB⑮的場が相手を振り切り左隅にトライ、GK不成功。38-21

攻撃のリズムを掴んだ関学大は29分、天理大のミスからチャンスを掴み敵陣12mからパスを繋ぎSH㉒松田からパスを受けたCTB⑫松本が回り込み右中間にトライ、GKもSO⑩澤田が成功。45-21
関学大は攻める姿勢を崩さず相手エリアで戦い最後は関学大SO⑩澤田がキックで蹴り出しノーサイド。45-21で関学大が勝利。
関学大が勝点23とし、京産大が勝点25、天理大も勝点25、近大が勝点20と関西大学Aリーグの優勝は最終節まで行方が判らない展開となりそうだ。
POMには後半に2トライと勝利に貢献した関西学院大学FB⑮的場天飛選手が選ばれた。

会見レポート
京都産業大学
広瀬佳司監督
本日はありがとうございました。関西学院大学(以下、関学)さんは非常に力のあるチームですので、厳しい試合になるだろう、特に前半は競るだろうと思っていましたが、そのような展開になりました。後半はもっとボールを動かしたかったのですが、関学さんの前に出るディフェンスにミスを連発して徐々にリズムを失っていってしまいました。何もさせてもらえなかったという事で完敗でした。しかしまだシーズンは続きますので、京産大らしいラグビーが出来るように準備します。
フナキ・ソロモネ キャプテン(以下、C)
関学さんは強い力を持っているので、私達のやりたい事が80分出来なくて、結果は負けてしまいましたが、まだチャンスはあるので、前を向いて頑張っていきたいと思います。

Q.(関学のように)バックスが良く走るチームに対するディフェンスが昨年度からの課題だったと思いますが、次の天理大学戦、大学選手権に向けて、どう固めていきたいと思われますか。
広瀬監督
ポテンシャルが高いチームとやる事をいつも想定してやっています。まずセットプレーでしっかりプレッシャーを掛けていきたいと考えていますが、今日の試合では、うまく(プレッシャーを)掛けられなかったと思います。後は、ボールの保持時間を長くするという事がポイントになってくると思いますが、(今日は)接点でプレッシャーを受けて、反則を繰り返したり、争奪戦で負けていた部分がありましたので、そこはしっかり修正していきたいと思います。
Q.後半は無得点でしたが、相手の空気に呑まれた部分や、いつもと違う部分はありましたか。
フナキC
相手のディフェンスのプレッシャーに負けてしまい、自分達のアタックが出来なくて、関学さんのペースに合わせてしまいました。
Q.次(24日花園第1G、天理大学戦)に向けて、アタック、ディフェンスどちらから修正されていきますか。
広瀬監督
修正というよりも、京産らしさをもう一度、自分達のアイデンティティを失わずにさらに高めるようにしていくだけです。
関西学院大学
小樋山樹監督
今日の試合は、先週天理大学さんに負けてからどういう様にこの試合に臨むのかというところで、自分達のベストパフォーマンスを出すという事に集中して今日の試合に臨もうと準備して来ました。
私の反省ですが、天理戦は「ここが勝負だ」と選手達にプレッシャーを与えてしまい、パフォーマンスを出し切れなかったので、今日はベストパフォーマンスをしっかり出してほしいと、選手達に声を掛けてやって来ました、その結果、今日の結果(勝利)になったので、嬉しく思います。
しかし、まだベストでは無いと思っています。前半の入りで自分達の規律(反則)で 簡単に 2本相手に与えたりとか、危ない場面もたくさんありましたので、まだまだ自分達のベストはここじゃ無いと、私は学生達のパフォーマンスを信じているので、チームのベストをこの先、また次の試合で見たいと思います。そしてその先に、自分達の目標である大学選手権ベスト4があると思います。次の試合でさらにパフォーマンスを出すという事に集中して、しっかり準備したいと思います。
平生翔大キャプテン(以下、C)
僕達(4年生)は、京都産業大学(以下、京産)さんに一回も勝つ事が出来なかったので、(今日)勝つ事が出来て本当に嬉しく思っています。
天理戦に負けてから1週間しか無かったのですが、その間でチーム全員が一つになって、京産さんにフォーカスできた事は、自分達の成長に繋がったと思います。
また後1節ありますので、そこに向けてもう一度チームが一つになって、次の近畿大学戦にベストパフォーマンスを出すために準備したいと思います。

Q.シンビンが出た状態(後半10分)でも崩れる事なく得点出来た要因はなんでしょうか。
小樋山監督
平生Cを筆頭に4年生がしっかり声を掛けてくれたんだろうと思います。一人少ない中でしんどい状況でしたが、今日の様なゲームをしてくれて非常に嬉しく思っています。
Q.後半スクラムで一気に流れが変わったと思いますが、前半でのスクラムの感触はどうでしたか。
平生C
京産さんの重たいスクラムに対して、8人でしっかり固まって低く組めているという手応えはありました。
Q.後半相手を0点に抑えましたが、ディフェンスの部分で、ハーフタイムで指示を与え直した部分はありましたか。
小樋山監督
まず試合前の準備としては、(関学は)ひたむきなプレーを大事にしていますので、見ている人達に感動を与えられるようなプレーをしようと言っていました。
平生Cも試合前の円陣でひたむきなプレーをしようと声をかけてくれました。
ハーフタイムで言ったのは、規律の部分で、そこは絶対に修正しようと声を掛けました。
Q.(ディフェンスで)前に出ようという意識が高かった思いますが、特に意識して取り組んでいますか。
平生C
前に出るために正しいポジションを取る事を大事にしています。前に出るためにも深さがないと前に出れないので、細かい事ですが、きっちりした間合いで立ってハンズアップするという事を、今年1年拘ってやって来ました。
Q.最終節に向けて、いろいろな順位が考えられますが、どういった準備をしたいと思いますか。
小樋山監督
勝ち負け、順位はやっぱり気になります。学生達もフォーカスすると思うのですが、やはり自分達のベストパフォーマンスを出すという事を続けたいと思っています。大学選手権ベスト4が目標で、絶対勝とうというのももちろんそうですが、勝ち負けは後から付いて来ると思っていますので、ベストパフォーマンスを出すという事に集中したいと思います。
平生C
勝ち負けは本当に大事ですが、関学らしいひたむきさを見せれる様に、スタッフも含めてチーム全員で準備したいと思います。
11月17日(日) 天理大学 vs 近畿大学
マッチレポート
2024ムロオ関西大学ラグビーAリーグ第6節2試合が晴天の神戸ユニバ競技場で開催された。
第1試合では、天理大学VS近畿大学が対戦した。
天理大は開幕から5連勝、勝点24を獲得し危なげない戦いが続いている。スクラム、アタック、ディフェンスも素晴らしく、2020年以来4年ぶりの関西制覇に向けても負けられない一戦。
近畿大は3勝2敗、勝点16を獲得。安定したスクラムとバックスの展開力を兼ね備えており、粘り強い戦いに期待したい。

前半は、近畿大SO⑩中村優太のキックオフで試合が始まった。
ゲーム序盤は、お互いに強いアタックを繰り返し、ゴール前まで攻め込むが、相手の粘り強いディフェンスなどで、ペナルティやノックオンなどのミスを犯し、得点に至らない展開が見られた。
前半19分、近畿大が自陣のルーズボールを相手陣に蹴り込む。そのボールを獲得した天理大プレヤーに素早くタックルを仕掛ける。そのBDからのパスを受けた近畿大WTB⑭植田和磨がステップで相手をかわし、30mを走り切り右隅に飛び込み先制トライ。GKもCTB⑫嶋竜輝が成功。0-7

25分、天理大が敵陣22mのラックから天理大LO④アリスター・サウララが抜け出しゴールライン前5mまで迫る。そのBDからのパスを受けた天理大SO⑩上ノ坊駿介が相手のタックルをかわし、最後は2名のタックラーをひきずったまま左隅にトライ。GKもFB⑮筒口允之が成功。7-7
28分、天理大が相手キックオフのボールを自陣22m付近からカウンターを仕掛ける。SO⑩上ノ坊がするすると抜け出し、相手陣に入ってゴロパントを。そのボールを拾ったCTB⑫山田晟大がゴールポスト下にトライ。GKもFB⑮筒口が成功。14-7
35分、近畿大が相手反則から得たペナルティキックから速攻を仕掛け、ラックを繰り返した後、PR③稲場巧が左中間に飛び込みトライ。GKもCTB⑫嶋が成功。14-14
38分、天理大がマイボールキックオフのボールをタップバックした後、敵陣に攻め込み、ラックから左へ展開。細かくパスを繋ぎ、最後はWTB⑭平松麟太郎が22mを走り切り左隅にトライ。GK不成功。19-14
41分に、天理大SO⑩上ノ坊がDGを狙うも不成功。

天理大SO⑩上ノ坊のキックオフで、後半が開始。
後半の立ち上がりは、キック合戦になったが、最後は天理大が制した。
後半5分、天理大はフィジカルとスピードを見せつける。自陣のラックから出たボールを左に展開し、タッチ際でのコンタクトからPR③井上魁が抜け出し、ハーフウェイから22m付近まで大きくゲイン。そのBDからトップスピードで走ってきたLO⑤木下颯へパスアウト。そのまま木下が中央まで回り込みトライ。GKもFB⑮筒口が成功。26-14
このあたりから近畿大の反撃が始まる。
8分に、相手陣においてLOにおける相手バックスのオフサイドで得たペナルティで、スクラムを選択。ここから天理大がスクラムでの反則を繰り返し、12分に天理大PR①にイエローカードが出される。この後も天理大はスクラムで反則を繰り返し、ペナルティトライも予想される中、19分にスクラムからCTB⑫嶋へ一人飛ばしてパス、そのまま右中間に飛び込みトライ。GKもCTB⑫嶋が成功。26-21
38分、近畿大が相手ゴール前のLOからモールをしっかりと組み、そのまま押し込み、最後はHO②村尾幹太が左隅にトライ。GKもCTB⑫嶋が成功。26-28

POMには、1トライと勝ち越しとなる難しい角度かつ距離のあるGKを含め、4本すべてのGKを成功させた近畿大CTB⑫嶋竜輝が選ばれた。

会見レポート
天理大学
小松節夫監督
先週(関西学院大学)に引き続き、近畿大学さんもすごくアタックがいいので、そのチームに対してどれだけディフェンスができるかを準備して臨みましたが、やはり近畿大学さんにはいいラグビーをされました。(点の)取り合いのなかセットプレーで苦戦したので、もう一本、二本を取り合いの中で(トライを)取れなかった。逆に(相手は)いいアタック、最終的にはいい(難しい)角度からのゴールキックも入れられてこういう結果になってしまった。最後まで逆転を信じて戦ったのですが、(近大さんの執念と言いますか、そのあたりで)再逆転することができず負けてしまいました。最終戦がまだ残っていますので、どちらにしても勝たないといけない相手なので、もう一度今日の敗戦を糧に京都産業大学さんに臨みたいと思います。
筒口允之キャプテン
前節(の関学)に続いて近畿大学さんもアタックのいいチームなので、ディフェンスで1週間しっかり修正練習を重ねて臨みましたが、やはり、簡単にトライを獲られる場面であったり、ゲインを許した場面が多かった。ここはしっかり修正していかなければいけないと感じました。この試合で終わったわけではないので、前を向いて、あと2週間しっかり(京産大戦に向けて)いい準備をしていきたいと思っています。
Q.スクラム、苦戦したと思うが?
小松監督
相手3番の稲葉君は強いというのは分かっていたので(スクラムの)対応は考えていたが、ヒットを受けてしまったのが(スクラムが悪かった)すべてだと思っています。次週、京産大さんもそこ(スクラム)からなので、修正して臨みたいと思います。
近畿大学
神本健司監督
天理大学さんのフィジカルとスピード、まずそこに勝てないと試合の勝利はないと申し合わせて臨みました。(トライの)獲られ方は不容易なものもあったのですが、うちの(ここは唯一)勝負できるところはセットピース(スクラム)、本日のゲームの要素においてもここが大きなポイントとなったと思っています。ただ、それだけではなくて、みんなが最後まで粘り強く(しっかり)体を張り続けてくれた結果が勝ちに繋がったと思っています。この状況から最終節を残して、自分たちの目標である所(大学選手権ベスト4)に行くには、次(節)に勝って選手権に行かないと次に進めないので、また、しっかり切り替えて(いい準備をして)臨みたいと思います。
中村志キャプテン
二つの目標(関西優勝と選手権ベスト4)の一つは難しくなったが、全国ベスト4に近づくためには、今日しっかり勝って(勝たなければならない)という思いの中で、勝てたことは本当に良かったと思っています。天理大学さんのフィジカルや展開力に対し、前半、受けてしまう場面もあってリードされる時間が長かったが、(FWのセットプレーとBKの展開力で)最終的には勝利できたことはとても良かったと思います。残り関学戦、ボーナス点も取って、目標に近づけるよう頑張りたいと思います。
Q.後半のスクラムで粘った(拘った)場面、そこが勝負を分けたと思うが?
中村キャプテン
今年は春からそこ(スクラム)は自信にしていたので、試合前にもそこが鍵を握るという話をしていた。(相手も自信があったと思いますが)そこで(自分たちの武器であるスクラムで圧力を掛ければ)近畿大学の勢いは乗っていくと思い(スクラムに)拘りました。
11月10日(日) 関西学院大学 vs 天理大学
マッチレポート
2024ムロオ関西大学ラグビーAリーグ第5節の残り2試合は鶴見緑地球技場で開催された。第二試合は晴れ、弱風の中、関西学院大学(以下、関学大)対天理大学(以下、天理大)が対戦。
両校とも開幕から4連勝、苦戦した試合もあったが順当に勝ち進んでいる。
昨年のリーグ戦は天理大が勝利、春季トーナメントでは関学大が勝利しているが、関西制覇に向けて、互いに負けられない一戦。
風上から攻める天理大SO⑩上ノ坊駿介のキックで試合開始。
お互いに負けられない戦いで激しい攻防を繰り返したが、チャンスを活かせず膠着状態が続いた。最初にチャンスを掴んだのは関学大。
21分、オーバーザトップのペナルティからショットを選択し、ゴール前20m中央からSO⑩澤田壮太郎がPGを成功。3—0
25分、関学大がペナルティからCTB⑬川村祐太がタッチに蹴り出し、ゴール前23m左ラインアウトからスロワーHO②キャプテン平生翔大がジャンパーNO8⑧小林典大に投げ入れ、パスを繋ぎSH⑨川原大からSO⑩澤田、CTB⑫松本壮馬からパスを受けたWTB⑭山本快が右中間にトライ、GK不成功。8—0
天理大は再三関学大まで攻め込むがラインアウトミスなどでチャンスを潰し、リズムに乗れない時間帯が続いたが39分、ゴール前5m左ラインアウトからスロワーHO②寺西翔生からジャンパーLO⑤渡邉完徒に渡りモールを形成しサイドを攻め最後はLO④アリスター・サウララが右中間に押し込みトライ、GKもキャプテンFB⑮筒口允之が成功させ、追い上げる。8—7

関学大もゴール前まで攻め込むが得点を奪えず、最後は天理大FB⑮筒口が蹴り出し、8—7と関学大がリードして前半が終了。

風上から攻める関学大SO⑩澤田のキックで後半開始。
後半から勢いよく攻め込んだのは関学大。3分に自陣からフェーズを重ねて敵陣まで攻め込み、最後はNO8⑧小林からパスを受けたWTB⑮山本が走り切り右隅にトライ、GKも難しい角度のキックをSO⑩澤田が成功。15—7

8分、天理大がゴール前5m左ラインアウトからスロワーHO②寺西からジャンパーLO④サワララに渡りモールを形成し最後はHO②寺西が左中間にトライ、GKもFB⑮筒口が成功、追い上げる。15—14

11分、再び天理大が自陣から攻めFB⑮筒口がブレイクし敵陣まで攻め込み最後はSH⑨朝倉達弥からパスを受けたCTB⑬和田雄翔が左中間に逆転トライ、GKもFB⑮筒口が成功。15—21
関学大は天理大の攻めを食い止めるFL⑥稲垣直希のジャッカルから反撃に出たが、分厚いディフェンスに阻まれ得点が決められない。
35分、天理大がノットリリースのペナルティからSO⑩上ノ坊がタッチに蹴り出しゴール前10m左ラインアウトからモールを形成しそのまま押し込み最後はHO②寺西が左中間にトライ、GKもFB⑮筒口が成功させた。15—28

最後まで諦めない関学大は敵陣深くまで攻め込むが天理大SO⑩上ノ坊がタッチに蹴り出し、ノーサイド。
28—15と天理大が勝利。
両校ともにディフェンスが良く、好ゲームだったが、最後は天理大が主導権を握った。
天理大は開幕から5連勝と勝点24を獲得した。
POMにはスクラムで優位に立ち、2トライを決めた天理大学HO②寺西翔生が選ばれた。

会見レポート
関西学院大学
小樋山 樹 監督
天理大学さんに勝つために3週間しっかり準備してきました。この結果になったのは残念です。ただゲームの内容は決して良くなかったが(ラインアウトなどセットプレーの精度、フィールドプレーなど)天理さんとこういうゲームが出来たということは、まだまだこのチームには伸びしろがあるなと感じました。残り2試合で、次は京都産業大学さんですが、勝利を目指す気持ちで1週間準備していきたいと思います。
平生 翔大 キャプテン
今日のゲームに対してはチーム全員でしっかり準備して臨みました。結果は負けてしまいましたが、まだ全国大会ベスト4という自分たちの目標を叶えるチャンスがあるので、来週の京都産業大学戦、最後の近畿大学戦に今日の課題を修正して臨みたいと思います。

Q.今日のゲームで一番悔やまれるところは?
平生キャプテン
セットプレーの精度です。また、レフリーとのスクラムでの会話を増やしてコミュニケーションを取っていれば、もっと上手くスクラムが組めたと思います。そこはフッカーである僕がコントロールできませんでした。次の京都産業大学戦はスクラムがキーになると思いますので、そこは僕が責任をもってしっかりやっていきます。
Q.天理大学とは春に対戦しているが春との違いは?
平生キャプテン
ディフェンスの圧力があり、アタックもすごく勢いがあったのが春との違いだと思います。
天理大学
小松 節夫 監督
アタックが素晴らしい関西学院大学さんに、うちのディフェンスがどこまで通用するかというところをこの1週間準備してきました。前半はラインアウトなどセットプレーが安定せずアタックの機会がなくタイトな試合になりました。
後半は点が取れてからはうちのペースになりましたが、関西学院さんの素晴らしいトライがあった中でも、気持ちを引かずに戦えたことが勝ちにつながったかなと思います。このような競ったゲームを取れたことは成長につながると思いますので、次のゲームも今日の課題を克服して臨みたいと思います。
筒口 允之 キャプテン
先ずは勝ち切れたことが良かったと思いますが、前半は相手のプレッシャーを受けてしまい、バタバタした時間帯があったので、この課題を修正して次の近畿大戦に向けていい準備をして臨みたいと思います。

Q.ここまで全勝で来ていてチームの評価としてはどうか?
小松監督
勝てているところは良いのですが、けが人が出たり、戻ってきたりと、まだまだ安定していないなと思います。最後の3試合をターゲットにしていましたので、今日のような緊張感のあるゲームが出来てまだ成長できると感じています。
Q.ディフェンスはどんなことを意識していましたか?
小松監督
関学さんのディフェンスはすごく良いです。BKもすごく走り込んでくるし、その中で「早くセットして動き続ける、歩かない」というところを意識してきました。それでもいいアタックをされましたけど、何とか2本に抑えられてよかったと思っています。
Q.渡辺選手、太安選手が戻ってきましたが
小松監督
太安はU20から久々に復帰し体を当てて、いい役割を果たしてくれました。渡辺も地味ですけれど基本的なプレーをしてくれますので、その辺はまだまだポジション争いはあると思いますが層が厚くなって良かったです。
Q.全勝同士での対戦の難しさはありましたか?
小松監督
今日は本当に緊張感のあるゲームでした、かなり疲れています。春に負けているのでこちらはチャレンジャーだと思っていましたが、前半を見ると関学さんがチャレンジャーでどんどん勢いを出してこられたので、うちが受けているようでした。ハーフタイムでこの状況を選手が楽しめてなかったので「こういう状況を楽しんでいこうや」と言い、後半は逆にこちらがチャレンジャーとして向かっていこうと切り替えてやりました。
Q.寺西選手の評価は?
小松監督
今日はピンチのところでいいジャッカルを3回くらいしてくれたのでチームとしては非常に助かりました。
Q.ハーフタイムで「楽しんでいこうや」と言われたことでどう変わったか?
筒口キャプテン
焦ってしまい、バタバタしていたところもあり、「ちょっと焦っているな」と思っていました。自分もキックミスがありチームに影響していると思っていましたので、小松さんから声をかけてもらって自分たちも吹っ切れて笑顔が戻り、自分たちの流れに持ってこられたと思います。これから近畿大、京産大と春に負けているチームと当たるので最初からチャレンジャーとして果敢にエナジーを出して頑張っていきたいと思います。
11月10日(日) 関西大学 vs 摂南大学
マッチレポート
2024ムロオ関西大学ラグビーAリーグ第5節2試合が鶴見緑地球技場ラグビー場で行われた。
第1試合では、関西大学と摂南大学が対戦した。両チームとも入替戦回避に向け負けられないところである。
11月にもかかわらず、暑い日差しの晴天の中、摂南大SO⑩川上凌空のキックオフで試合が始まった。
ゲーム序盤は、お互いにキックを多用する中、いくぶん摂南大がスクラムで相手の反則を誘うなどで優位に立ったかのように思われた。
開始11分、関西大が相手ゴール前20m付近のラインアウト(LO)からモールをしっかりと組み、そのままゴールラインまで押し込み、最後はフッカー②山本真士が左中間に先制トライ。GKもSO⑩崎田士人が成功。7-0
以降は両チームとも、粘り強いディフェンスや強いアタックを繰り返すも、ペナルティやノッコンなどのミスで得点できなかった。
27分に、関西大のスクラムでの反則からのPGをSO⑩川上凌空が成功。7-3
30分には、摂南大がスクラムからバックスに展開し、センター⑫嶋本大賀がロングゲイン、素早いリサイクルから、最後はSH⑨松下宇宙がインゴールに飛び込みトライ。GKもSO⑩川上凌空が成功。7-10

36分には、摂南大が相手ボールのLOをFL⑥大島優輝が取って、そのまま抜ける。その後をフォローしていたロック⑤レンズ・モルンガへつなぎ、最後はロック④ショー・アミニアシが右中間にトライ。GKもSO⑩川上凌空が成功。7-17

関西大SO⑩崎田士人のキックオフで、後半が開始。後半に入り、できるだけ早い時間帯に関西大が反撃したいところ。
5分に、摂南大センター⑫嶋本大賀が相手のノッコンを誘う強烈なタックル。それで得たスクラムでも相手のペナルティを誘い。PGをSO⑩川上凌空が成功。7-20
このあたりから関西大の反撃が始まる。
9分に、関西大がLOからモールをしっかりと組み、そのままゴールラインまで押し込み、最後はフッカー②山本真士が右中間にトライ。GKもSO⑩崎田士人が成功。14-20
17分には、関西大がLOからバックスに展開、ポイントを作った後、⑩→⑬→⑭と繋ぎ、ウイング⑭正田青海が左サイドを大きくゲイン、最後はFB⑮立石和馬が左隅にトライ。GK不成功。19-20

得点差が1点となり、両チームとも敵陣深くまでの攻防が続くが得点できず。
34分に、関西大がPGを狙うも不成功。
37分に、摂南大SO⑩川上凌空がPGに成功。19-23
42分、関西大が、相手ゴール前22m内でのLOを得て、大きなチャンスとなる。
この試合では、ここまでLOは相手を圧倒しており、得意のモールが組めれば逆転につながる大きなチャンスであった。しかしながら、ここでスローが乱れ、そのボールを奪った摂南大がラックを作り、そこから出たボールを持った摂南大センター⑬公文毅京が自陣から走り切り、中央にトライ。GKもSO⑩川上凌空が成功。19-30
摂南大が、今季初勝利を飾った。関西大にとって、前半36分と後半42分のLOでのミスが悔やまれるところである。
POMには、摂南大SO⑩川上凌空が選ばれた。

会見レポート
関西大学
佐藤 貴志 監督
この試合は、大学選手権への出場が無くなった中で、入替戦がまだ(可能性が)あるといった緊張感のある(チームにとっては非常に大事な)一戦でした。前半、自分たちのミスで得点チャンスを逃したということから、このような結果が出たかなと思っています。ただ、最後には逆転できるところまで追い上げてくれたのはチームに力があることだと思いますので、次節、学生の力をしっかり出せるように良い準備をしたいと思います。
石川 海翔 キャプテン
この試合を通して、自分たちの武器であるブレークダウンファイトでペナルティを犯してしまって、自陣でプレーをしたのがスコアに繋げられこの点差になったと思います。そこは、次節に向けて修正(ブレークダウンファイトをする姿勢はいいので、レフリーとコミュニケーションを取りながら正しく)し、改善して臨みたいと思います。
Q.ブレークダウンでのレフリーとのコミュニケーションは?
石川 キャプテン
レフェリーからはゲート(横から入らない)と倒れずに自立してジャッカルに入ることを注意されていた。後半の終盤でも自分たちは立っているつもりでも、レフェリーから見れば倒れているか、手を付いていると言われた。そこに関しては課題をいただけたので修正して次の試合に繋げていきたいと思っています。
Q.強みにしてきたラインアウトでの最後のミスは?
佐藤 監督
試合後、映像で見返すとラインアウトのミスで投げた本人はすごく悔しがっていた。だが、そこまで追い込んでしまったチーム状況のせいなので、本人にはしっかりと切り替えてやって貰えたらと思います。ただ。あそこに関しては自分たちの勝パターンだったので自信をもって見ていました。
摂南大学
瀬川 智弘 監督
純粋に(内容はともかく)勝利することができて、本当に良かったと思っています。なかなか結果が出ない中で、今日の勝利は残り2試合に向けてさらに良い準備ができるきっかけになるのではないかと思っています。
嶋本 大賀 ゲームキャプテン
今まで(4戦)勝ちきれない試合が続いていた中で、ここで勝ち切れたことはとても良く思います。あと2戦あるので、この良いイメージを、また、勝って反省できることがいっぱいあるので、そこを修正して次の試合に挑みたいと思います。
Q.これまで(勝ちきれない4戦)と何を変えることができたか?
嶋本 ゲームキャプテン
(今まで)ブレークダウンで上手く球出しが出来なかったところがあったので、そこを練習で改善してきて、そこが勝ちきれることに繋がったのかなと思います。前回(関学戦)は悔しい結果で終わってしまって、(この3週間は)気持ちの面でもそうだが、試合に挑む意識(チーム全体として一人一人)が変わったと思います。
Q.今日のデフェンスの評価は?
瀬川 監督
デフェンスは、春先から(何かを取り組んだということではないが)タックルで体を張れる選手が(比較的)試合に出るといった流れになっているので、大きく崩されない限りはデフェンスでそんなに怖さを感じていないという部分があった。基本的な(横とのコネクションやタックルシーンでタックルするとか、今までの摂南にない)部分をできる子が今年のチームには多いかなと思っています。
Q.勝って反省できることとは?
嶋本 ゲームキャプテン
今日、準備してきたが出せなかったアタックもある。この2週間でもう一回練習して次戦に挑みたいと思います。
Q.今日スクラムが良かったと思うが?
瀬川 監督
スクラムに関しては、正直、もっと押せると思ってまして、前半のように後半も押し込んでいくことができたと思っています。だが、落ちる場面も結構多くて、最後の方はイーブンというか関大さんに対応されてしまったのが反省です。ただ、今までは押しに行ってしまって8人がバラバラになってプレッシャーを受けたてしまったりがあったが、8人が纏まってまずはスクラムで安定したボールを出していくという所に意識を変えているので、今日の結果は少し進歩したかなと思っています。
11月4日(月) 京都産業大学 vs 近畿大学
マッチレポート
11月に入っても少し気温は高め。よく整備された天然芝。風上の京都産業大学(以下、「京産大」)のキックオフで始まった。

開始早々、京産大は今日も元気一杯のNO8⑧シオネ・ポルテレの力強いランを中心に一体になり縦へ縦へと攻撃を繰り返しゴール前に迫る。だが、近畿大学(以下、「近大」)は自陣ゴール前ぎりぎりの位置でLO④楠大輝の見事なジャッカルでまずはピンチを凌ぐ。
だが、9分、最初の得点は京産大だった。自陣10M付近ラインアウトから攻撃を続け、最後はHO②李淳弘がブレイク、WTB⑪西浩斗にオフロードパスを通す、⑪西が2~3人を潜り抜けて交わし、左端へフィニッシュ。難しい位置からのGKをSH⑨土永旭が難なく決めて先制する。(7-0)

次は、近大。15分、HL付近ラインアウトから左へ展開、BKラインにいたNO8⑧古寺直希が体を当てながら数メートルゲイン。続いてCTB⑬藤岡竜也がビッグゲインでゴール前に運ぶ。FWがラックサイドを突き、さらにBKに展開、FB⑮阿曽有馬がハンドオフで1人を交わし、右中間にトライ。GKはCTB⑫嶋竜輝が決めて振り出しに戻す。(7-7)

次は、京産大。18分、ゴール前10M付近の相手オーバー・ザトップの反則から⑧ポルテレがタップスタートでゴール前まで前進、LO⑤フナキ・ソロモネがラックサイドを突き、そこからもう一度ボールを持った⑧ポルテレが強引に押し込みトライ(GK成功)であっさり逆転。(14-7)

次は近大の番かと思われたが、またもや京産大。27分、近大が攻め込むもパスが京産大FB⑮奈須貴大に渡ってしまう。⑮奈須がビッグゲイン、フォローしてきたCTB⑬ナブラギ・エロニにパス、最後は⑪西に渡り、そのまま走り切ってゴールポスト下へトライ(GK成功)で引き離す。(21-7)
このトライは、試合の流れを大きく変えるトライであったような気がする。

京産大は終了間際の39分にも、ゴール前5Mラインアウトからモールで取り切れなかったものの左へボールを散らし、最後は後方から走り込んできた⑬エロニへパス、そのまま駆け抜けてトライ(GK成功)でリードを広げて前半を終える。(28-7)
後半は近大のキックでリスタート。風が少し強くなってきて、風上の近大は風を上手く利用して最初にスコアしたいところだが。
後半最初も京産大だった。2分、自陣のスクラムで相手コラプシングの反則のアドバンテージを貰いながら、余裕をもってボールを繋いでゆく。ラックから0チャンネルを⑧ポルテレが抜け出しそのまま真っ直ぐ30Mほど走ってトライ(GK成功)、リードを広げる。(35-7)

8分にも、絶好調の⑧ポルテレが相手をぶちかましてからトライを決めて(GK成功)勝負あり。(42-7)
28分にもFB⑮奈須貴大が追加のトライ(GKはCTB㉒辻野隼大が決める)。(49-7)
32分に近大エースWTB⑭植田和磨がトライ(GK成功)し7点を返すも、42分にゴール前モールから京産大HO⑯福留斗生がトライし、ゲームセット。(56-14)
終わってみれば、大差のついたゲームとなった。
POMには、本日も存在感を見せつけた京産大NO8⑧シオネ・ポルテレ選出された。

会見レポート
近畿大学
神本健司 監督
関西Aリーグ優勝を目指している近大としては、春に大差で敗れている京都産業大学(以下、京産)さんに勝たないといけない中、(春から)トレーニングを重ね(試合には)しっかりと準備をして臨みました。結果的には、相手のプレッシャーなのか自分達の単純なミスなのかボールロストが多く、そこを京産さんに得点に結び付けられてしまいました。しっかりと準備をして来たところでは(京産に)良いプレッシャーを掛けられた場面はあったのですが、完敗だったというのが本日の感想です。
悔しいですが、関西リーグ優勝は遠のきましたが、まだ 2戦を残しています。大学選手権に出場して、ベスト4を目指して、しっかりと切り替えて臨みたいと思います。
中村志 キャプテン(以下、C)
京産さんはセットプレーを1つの武器としてやられているチームだと思いますが、近大もそこを一番の武器としてやっています。そのセットプレーでのペナルティーもあって、前後半を通じて、自分達のミスから簡単にボールをロストすることが多かったと思います。
次は天理大学戦ですが、天理さんも接点で激しくプレッシャーを掛けてくるチームだと思いますので、少し時間(次戦:天理戦11月17日@神戸ユニバ)がありますので、自分達のミスでこういった形(京産戦)にならないように、もう一度自分達を見つめ直してしっかりと準備したいと思います。

Q、ボールロストが多いという(その)要因はどこにあると思いますか。
中村C
京産さんの前に出てくるプレッシャーもそうですが、タックル後のサポートの場面で人数や速さで負けている部分がありました。また、ゲインしてからも無理なオフロードなど自分達のミスでロストしてしまいました。
Q、今日の試合に向けて特別に取り組んできた事はありますか。
中村C
アタックでは、サインプレーで崩してスコアまで持っていくという事で合わせていました。ディフェンスでは特に変わりなく、前に出てしっかりプレッシャーを掛けて2枚でコンタクトする、という事を変わらずやって来ました。
京都産業大学
広瀬佳司 監督
毎年近畿大学(以下、近大)さんには苦しめられていますので、今回もかなり警戒して臨みました。(選手達が)確認して来た事をしっかりと発揮してくれましたので、スコアを開ける事が出来て、満足しています。選手達は良くやってくれたと思います。(ただ)プレッシャーを受けた時にちょっとミスが多かったので、そういった所を修正して、次節また頑張りたいと思います。
フナキ・ソロモネ 共同キャプテン(以下、C)
(今日の)試合はタフな試合でしたが、今週やって来た事を全員で80分間良いコミュニケーションを取って、良い結果、良い試合が出来たと思います。次も頑張ります。

Q、(試合前に)今日の試合はディフェンスが大事だと言われていましたが、この点(の評価)はどうでしょうか。
広瀬監督
近大さんは(アタックの)オプションが多く、得点力のあるチームだと分析していましたので、いかに得点を抑えられるかがポイントだと思っていましたが、(今日の試合は)よく前に出て相手のミスを誘う事が出来ましたので、本当に準備して来た事をやってくれたと思います。
Q、10番SOに吉本大悟選手を初先発させましたが、今日の試合の評価は。
広瀬監督
SOは吉本も良いですし、尾崎恵大も奈須貴大もいますので、シーズンに入る時に誰をSOにするか非常に悩みました。今回は尾崎選手の怪我もあって、吉本を先発に起用しましたが、本来の力を発揮してくれてチームのためによく頑張ってくれたと思っています。
Q、吉本選手がSOに入ったことで、どういったところが変わりましたか。
広瀬監督
吉本選手の持ち味はキックとディフェンスです。彼が入ることで、ストラクチャーがしっかり出来る事だと思います。
Q、今まで全勝で来ていますが、リーグ戦を通してチームの成長はどのようなところがありますか。
広瀬監督
毎週改善してベストを尽くそうとやっています。課題を見つけてその潰し込み等、それがうまく行っており、毎節チーム力を伸ばせているという手応えはあります。残り2節、同じようにチーム力を伸ばしてしっかりやっていきたいと思います。
フナキC
毎試合、課題がたくさんあるので、その課題をたくさん練習して、次の試合で頑張りたいと思います。
Q、課題の中で、今日の試合で出来た部分はありますか。
フナキC
ディフェンスがリーグ戦が始まってからずっと課題ですので、毎週練習しています。