9月24日(日) 京都産業大学 vs 摂南大学
マッチレポート
前節でボールを大きく動かすダイナミックなラグビーで天理大学を追い詰めた摂南大学が、王者京都産業大学にどのようなラグビーで挑むのかが注目される一戦は京産大のキックオフで始まった。
キックオフボールを支配した京産大はゴール前まで攻め込みラックから8番シオネ・ポルテレが右中間に押さえてノーホイッスルでのトライ、10番辻野隼大のゴールも決まり、課題のゲームの入で7点先取する。

ところが5分には摂南大は22ⅿからのラインアウトを起点にラックを形成し右へ展開12番嶋本大賀がゴール下にトライ、13番ナレヴェア・ジョシュアがゴールも決め7-7と振り出しに戻す。
しかし京産大は8分に7番三木晧正が中央へトライし14-7、12分にはポスト真正面40ⅿからのPGを10番辻野が決め17-7と引き離す。
一方の摂南大は23分にラインアウトモールから左へ展開し13番ナレヴェアがトライ、自らゴールも決め17-14と追い上げる。

その後京産大3番ヴェア・タモエフォラウのトライ、摂南大5番ヴェティ・トゥポウがトライをあげ22–21と1点差まで追い上げるが、41分に10番辻野のPGと2番李淳弘のトライで32-21で前半を終える。

後半に入り京産大は4分と7分に摂南大ゴール前ほぼ同じ場所の反則からPKを選択。10番辻野が2本を難なく決めて38–21と得点を刻んでいく。15分にはゴール前スクラムから6番松永壮太朗が持ち出し右中間にトライし45-21と点差を広げる。24分にはラックからのターンオーバーで15番小林修市がダメ押しと言えるトライで50-21。

その後は膠着状態が続きインジュアリータイムへ。これで決まったかと思われたが、摂南大23番マイケルズ・カストンがゴール前での京産大デフェンスを切り裂きゴールポスト右へ意地のトライをあげて50-28とする。結果的にはこのトライで京産大へ3トライ差以上に与えられるボーナスポイントが消滅、摂南大の大きくボールを動かすゲームスタイルと最後まであきらめない姿勢は春の屈辱を晴らすという信念を感じた。またこれこそがポイント制を採用した狙いであるかもしれない。

一方の京産大は前節体調不良で欠場したキャプテン三木の復帰により、デフェンスのラインスピードがあがり摂南大のダイナミックなアタックを度々寸断した、お互いにミスがあり課題は残したものの見ごたえのあるゲームであった。
プレーヤーオブザマッチは体を張ってタックルで刺さり続けた京産大三木皓正が選ばれた。

会見レポート
摂南大学
瀬川 智広 監督
エコパスタジアムという素晴らしい場所で試合ができることを楽しみにしていました。勝ち行ったが、勝つことが出来なかったので、悔しい思いでいます。また、来年、このスタジアムに呼んでもらえるようにしたいです。
森山 迅都 キャプテン
勝つきっかけはいくつかありましたが、ギリギリ掴みとれませんでした。全員で勝ちに行って勝てなかったので、悔しい思いです。京都産業大学相手にも通用したものがあったので、次に繋げていきたいです。

―静岡のエコパスタジアムでは初の試合のため、前日に下見したそうですが、どのような意気込みで試合に臨みましたか。
森山キャプテン
ワールドカップの試合が行われた、このスタジアムの大きさに驚きを感じるとともに、このスタジアムで試合ができる機会をいただき、ありがたく思っております。
―宿泊を伴う遠征でしたが、コンディションの調整はどのように行いましたか。
瀬川監督
大学選手権に行く目標を持っています。公式戦での遠征を経験させていただいたとともに、静岡県協会さんはじめ皆様から、宿泊、食事とも素晴らしいものを提供していただきました。前日夜のミーティングから試合まで、全員が同じルーティーンで過ごす経験ができて、ありがたく思っています。
森山キャプテン
食事もとても美味しく、宿泊先の設備も充実していました。前日の夜から全員が一致団結する事が出来て、非常に良かったです。来年も来たいです。
京都産業大学
廣瀬 佳司 監督
先週の反省を生かして、いいゲームしたいと思い試合に臨みました。最初にノーホイッスルトライがあり、いい立ち上がりでした。FWが力を発揮することができましたが、ディフェンスで課題がある試合でした。
三木 晧正 キャプテン
先週の試合では良いパフォーマンスを出せませんでしたが、切り替え、反省し、良い1週間を過ごすことが出来て良いパフォーマンスを出すことが出来ました。まだ課題もある試合でした。

―キャプテンとしての感想を教えてください。
三木キャプテン
Player of the Matchに選ばれて良かったです。周りに助けられました。次に向けて、学びのある試合でした。
―PGが多い試合だと思われました。チームとしての方針だったのでしょか。
廣瀬監督
グラウンド内では、三木キャプテンに任せていました。結果としてそうなりました。
―静岡のエコパスタジアムでは初めての試合でしたがどのような印象でしょうか。
三木キャプテン
静岡では初めての試合でした。ワールドカップが行われた大きなスタジアムで試合が出来て、嬉しく思います。
―静岡での宿泊を伴う遠征でしたが、コンディション作りに気を使ったことはありますか。
三木キャプテン
久々の宿泊を伴う公式戦で緊張しましたが、周りからのサポートがあり不自由なことはありませんでした。いつも以上のパフォーマンスを出せたと思います。
廣瀬監督
静岡県協会さんをはじめ皆様から、素晴らしい宿泊施設、食事、スタジアムを提供していただき、勝つことが出来て最高の週末でした。このスタジアムはワールドカップのレガシーを伝える努力をしています。引き続き頑張っていただきたいと思います。
―不在の選手がいる中でのセットプレー、特にラインアウトでは選手間でどのようなコミュニケーションをとっていたのか教えてください。
三木キャプテン
ソロモネが欠場していましたが、ラインアウトは早く動くことを意識していました。モールは誰が入っても、いつもの練習どおり組むことができました。
―石橋選手の怪我について教えてください。
廣瀬監督
これから確認します。
―後半に勢いがついた試合でした、ハーフタイムでとのような修正をしたのでしょうか。
廣瀬監督
監督としての話はしませんでした。三木キャプテンがハードに行こうとリーダーシップを示していました。
9月24日(日) 同志社大学 vs 近畿大学
マッチレポート
2023ムロオ関西大学Aリーグ第2節の2試合は晴れ、微風で今週も暑い中皇子山総合運動場陸上競技場で開催された。
第1試合は同志社大学VS近畿大学、前年度上位校であったがお互いに開幕戦を落とし苦しいスタートとなった。同志社大は「やろうとしたことをやり切る」ことを徹底できるか、近畿大はデフェンスとラインアウトを修正して臨めるか、この一戦に勝利しお互いに勝点を奪いたい大切な戦いとなる。

同志社大FB⑮嘉納一千のキックで試合開始。
開始2分に近畿大が敵陣10m右ラインアウトから左右に展開し、センター付近からキャプテンSO⑩半田裕己のハイパントを同志社大がキャッチミスしたボールを拾ったCTB⑫嶋竜輝がタッチライン沿いを走り右隅に先制トライ、GK不成功。0-5
16分にも近畿大が敵陣22m右ラインアウトからパスを繋ぎ、SH⑨福山太陽からパスを受けたWTB⑭植田和磨が右隅にトライ、GKも難しい角度からSO⑩半田が成功。0-12

19分には同志社大が自陣15m右中間からパスを繋ぎフェイズを重ね、最後はラックからボールを確保したWTB⑪上嶋友也がタッチライン沿いを30m走り切りゴールポスト左にトライ、GKもSO⑩大島泰真が成功。7-12
32分、今度は近畿大が敵陣22m右中間スクラムのペナルティからショットを選択しSO⑩半田が成功。7-15
42分にも近畿大が敵陣32m右中間からのペナルティからショットを選択しSO⑩半田が成功し、近畿大がリードして前半が終了。7-18

近畿大SO半田のキックで後半開始。
後半も最初にチャンスを掴んだのは近畿大、12分に敵陣ゴール前22m付近のペナルティからショットを選択しSO⑩半田が成功。7-21
22分にも近畿大がゴール前20mのペナルティから再度ショットを選択しSO⑩半田が成功。7-24
28分にも近畿大が敵陣20mのペナルティからスクラムを選択し、No.8⑧古寺直希からFB⑮西端玄汰に渡り最後はパスを受けたWTB⑭植田が右隅にトライ、GKも難しい角度からSO⑩半田が成功。7-31

同志社大も再三攻め込むが近畿大のデフェンスを崩せずにいたが、31分に敵陣20mゴール前ペナルティからSO⑩大島のタップキックでゴール前まで攻め込み、ラックからキャプテンPR①山本敦輝からのパスを受けたSO⑩大島のロングパスを受けた途中出場のWTB㉓森岡蒼良が右隅にトライ、GK不成功。12-31
リズムを掴んだ同志社大は36分、敵陣22m右ラインアウトからパスを繋ぎゴール前まで攻め最後は得意の展開ラグビーで途中出場のSH㉑福岡壮太郎からSO⑩大島に渡り、FL⑥奥平都太郎から途中出場CTB㉒ファイアラガ義信ダビデにFB⑮嘉納からパスを受けたWTB⑪上嶋が左隅にトライ、GK不成功。17-31

同志社大はその後も攻め込むが得点を奪えずノーサイド。17-31と近畿大学が勝利し勝点4を獲得した。
POMにはゲームをコントロールしペナルティキックを4本成功させたキャプテンSO⑩半田裕己選手が選ばれた。

会見レポート
同志社大学
宮本 啓希 監督
前半の入りで(相手に)先制点を取られた事で、ゲームの流れを作れなかったと思います。しかし今週準備してきた事は、(選手)全員が意識してやろうととしてくれていました。ただタックルの部分などで綻びが出てしまいました。
良かった点は、やろうとした事がはまった時には一気に持って行ける力があるという事が見えたところです。(リーグ戦は)まだまだ続きますので、次に向けてしっかり準備していきます。
山本 敦輝 キャプテン
前半に後手に回って事で長い時間苦戦する事になり、それが敗因だと思います。後半は自分たちのやる事をしっかりやろうと臨み、それが出来た事については次戦に繋げていきたいと思います。

―ディフェンスでの課題は
宮本監督
今週はしっかり幅を取ってディフェンスしようという事を意識してやってきました。そこに関して言えば、収穫はありました。ただ、前に出てディフェンスする部分については前半弱かった。その分(相手に)間合いを与えて動かれてしまいました。この点は次週にむけての課題でしっかりと修正したいと思います。
山本キャプテン
1対1の所で外される場面が何度かありました。そこを修正する為に、セットスピードやノミネートの部分をもっと具体的にやっていきたいと思います。
―ノットリリースのペナルティーが多かった点については
宮本監督
1人目、2人目があるのですが、今週は特に1人目にフォーカスしてきました。倒れた瞬間にしっかり(味方側に)戻ってこようとう点は見えましたが、ラックが起きる瞬間に見てしまう、2人目が遅れてしまった時に、ノットリリースのペナルティ-になっていました。(この部分は)意識仕切れていない、我慢強く出来ていないという結果だと思います。ジュニア戦の時にも言いましたが、(同志社)チーム全体の課題で、ひとつの事をやり切るという事が大事だと思っています。
―連敗スタートと苦しい立ち上がりになったが
山本キャプテン
連敗という結果を認め、次の試合で何をするかをチームで意識してしっかりやり切って行きます。
近畿大学
神本 健司 監督
入りの所から集中して準備してきた事をしっかりやっていこうと、申し合わせてスタートしました。序盤にラインアウトで3本続けてミスが出て、厳しい試合になるかなと思いましたが、自陣から敵陣に入るところも成功していましたし、ディフェンスのリアクションも前週よりもレベルアップ出来ていました。半田Cのキックもあって、スコアも要所で取れましたので、ゲームは上手く進めていけたと思います。
終盤に2本取られたという反省点はありますが、やってきた事をしっかり遂行してくれて、勝点4を取れた事を素直に喜びたいと思います。また、大きな怪我もなかったので、次週、2強の1チームと言われる天理大戦に向けてしっかりと準備していきたいと思います。
半田 裕己 キャプテン
前半の最初、ラインアウトで3本ミスした時でも、チームの雰囲気は下がる事なく、次にやる事を明確にしてやっていこうという点は出来ました。この部分は良い収穫でした。後半の入りで同志社さんの早いテンポのアタックを受けましたが、その場面でも焦ることなくまずは敵陣で戦うという事をチーム全体で統一できました。3点を積み重ねていく展開になりましたが、最終的に勝てて良かったです。

―PGでしっかり点を取っていくというゲームプランだったのか
半田キャプテン
ボーナスポイントを取りにいく事より、勝ちに拘る事を明確にしていました。
―後半、PGを狙わずにスクラムを選択した場面があったが
半田キャプテン
3点を積み重ねて、セーフティーな点差に出来ていいると思った点と、FWのスクラムに自信があったので、この場面ではボーナスポイントを狙おうと、チーム全体で判断しました。
9月24日(日) 関西学院大学 vs 立命館大学
マッチレポート
第1節の近畿大学との接戦をものにした関西学院大学と同志社大学に完勝した立命館大学との一戦。昨年度は関学大に軍配が上がったが、本年度はどちらが開幕2連勝となるか。この試合は1931年から続いている定期戦も兼ねて行われた。

静岡県のエコパスタジアム、絶好のコンディションのもと立命大のキックオフでスタートした。
開始早々2分、最初のスコアは関学大だった。HLから少し敵陣に入った中央付近、立命大がノットローラウエイの反則、関学大は迷わずショットを選択、SO⑩齊藤綜馬が約45MのPGを見事に決めて先制する。(3-0)
4分、この後のリスタートからすぐに立命大が反撃する。敵陣10M付近ラックから右に展開、CTB⑬江川剛人がブレイク、CTB⑫中村颯汰からSH⑨北村瞬太郎にパス、そのまま走り切りゴールポスト下にトライ。GKはSO⑩森駿太が決めてあっさり逆転。(3-7)

14分にも立命大。FW・BKがオフロードパスを上手く繋ぎながら敵陣22M内に入り込む、⑬江川が右サイドライン横を走り抜ける、内側でフォローしていたFB⑮吉本匠希にパス、そのまま右中間にトライ(GK成功)し、リードを広げる。(3-14)
17分、今度は関学大。関学大のリスタートキックに対して立命大がキャッチできないまま、跳ね上がったボールを関学大CTB⑬冨岡周が上手くキャッチ、そのまま15Mほど走り切り、左中間にトライ(GK成功)。(10-14)

26分、次も関学大。立命大にゴール前に迫られるも、ターンオーバーからSH⑨金築達也の好判断キックで敵陣に入る。その後、相手の反則を誘い、ゴール前5Mのラインアウトを選択。モールは押し切れず、ボールを左へ散らす、CTB⑫松本壮馬と⑬冨岡の二人掛りでゴールライン寸前までボールを運ぶ、最後はFL⑦稲垣直希がゴールライン手前で膝を着くもワンモーションでポスト中央に押さえ込み(GK成功)逆転に成功。(17-14)
しかし、31分、立命大は⑩森がPGを決めて同点とし、ゲームを振り出しに戻す。(17-17)
37分にも立命大。HL付近ラインアウトから右に展開、また⑬江川がブレイク、⑭御池がラックから0チャンネルを攻め、約30M走り切り右中間にトライ(GK成功)し逆転。終了間際にもHL付近からPGを狙うもこれは入らず、立命大の7点リードで前半が終わる。(17-24)

後半は、7点(1トライ1ゴール)を追いかける関学大のキックオフでリスタート。
2分、立命大はキックオフからノーホイッスルでトライ。前半同様オフロードで繋ぎつつ、今回は⑫中村がビッグゲインでゴール前まで迫る。最後は右に展開し、大外で待っていたFL⑥𠮷川大智が右端に飛び込みリードを広げ、幸先のいいスタートを切る。(17-29)
だが、7分、関学大も粘る。自陣からエリア狙いで敵陣深くに蹴りこむボールにワンタッチがあり、敵陣に残っていた関学大プレイヤーがラッキーキャッチ、左へ展開し、WTB⑪加藤匠朗がブレイクのあとWTB㉒中俊一郎にパス、ステップで敵を交わし左中間にトライ。(22-29)

しかし、次は立命大。11分にゴール前5Mラインアウトからモールを押し込み、モールをちぎりつつ⑥𠮷川がなだれ込んでトライ、リードを広げる。(22-34)
16分、関学大は、ゴール前中央付近での相手ペナルティに対しPGを選択、⑩齊藤が決めて3点を返す。(25-34)
22分にも関学大。ゴール前での相手ペナルティに対し、5Mラインアウトを選択、モールを崩されたところでHO②平生翔大が持ち出し、相手をぶちかましてゴールラインを割りトライ(GK成功)、2点差に迫る。(32-34)
直後の23分、敵陣22M内に入りラックを形成、そこから⑨金築が持ち出しゴールポスト下にトライ(GK成功)し、逆転に成功。(39-34)

その後、立命大もゴールに迫るも、関学大が凌ぎ、32分にも⑨金築がゴール前ラックからサイドを突きトライ(GK成功)、リードを広げる。(46-34)
39分には、関学大は⑩齊藤がPGを決めてセーフティリード。そのままスコアは動かずノーサイド。(49-34)
昨年に引き続き、関学大が立命大を下した。
POMには、好判断が光り逆転トライも挙げた関学大SH⑨金築達也が選ばれた。

会見レポート
立命館大学
鬼束 竜太 ヘッドコーチ
素晴らしいグラウンドで試合をさせていただきいい経験であった。
試合の方は優位に運んでいると思いつつ、接点のところでプレッシャー受けたところ、アンラッキーなところもあったが、後半、集中力・判断の部分がうまくいかなかったところもあり終盤逆転という形なった。
まだ2戦目ということもあり、2週間あるので、切り替えて次のチャレンジをしていきたい。
森 駿太 キャプテン
前半は自分たちのやりたいラグビーができたが、後半は継続することができなかった。
これから試合も続くので、修正していきたい。

―初めてエコパという大きなグラウンドで試合をするにあたって意気込みや気持ちは
森キャプテン
モチベーション高まって、緊張感もあって楽しめた
―宿泊を経た遠征におけるホテル等の環境面はいかがだったか
森キャプテン
充実して試合にフォーカスできる時間が過ごせた。
―前節の同志社選でも課題があったと思うが、どういった修正やフォーカスして臨んだか
鬼束ヘッドコーチ
先週は試合野中でハンドリングエラー等あり、FWにスクラム組ませてしまった。今回関西学院はスクラムやモールも強力と判っていたので、その機会を出来るだけ減らし、BKでしっかりと迷惑をかけた分前に出て楽な展開にしていこうとした。
関西学院大学
小樋山 樹 監督
本日もありがとうございました。素晴らしいスタジアムで試合ができ、学生にとって素晴らしい経験になりました。
試合は苦しい展開が続いて、先週の試合から立命館大学が強いのは判っていたので、チャレンジャーとして、1つ1つのプレイをひたむきにやるだけと話をしていました。
今日、まさにその部分で、スクラムハーフ金築や、リザーブやフロント含めハードワークをしてくれて、その積み重ねがこの結果に繋がりました。
この勝利を喜んで、目標の関西制覇に向けて力をつけていかなければいけないと思っています。
次は摂南大学戦に向けてチャレンジャーの気持ちでいきたいです。
兪 瑛士 キャプテン
初めてのエコパスタジアムでしたが、緊張の中でいい経験ができました。
先週の近畿大学戦で、細かいプレーやルーズボールの取り合いで負けてしまっているシーンが多く、そこをこの一週間で修正しようと話をしていました。その結果、監督からも話されたように、全員が地味なプレイを続けた結果ついてきた勝利と思っています。
摂南大学戦に向けて、この2週間、気を抜かずにやれることはしっかりやって出し切りたいです。

―初めてこの大きなエコパスタジアムでの試合について、モチベーションや、勝利した感想を教えていただきたいです。
小樋山監督
本当に素晴らしいスタジアム、日本代表がアイルランド代表に勝利したスタジアムでもあったので、素直に嬉しいという気持ちが強いです。入り口からグラウンドに出たときに見る景色で、選手もモチベーションが上がったのではないかと思います。
兪キャプテン
2019年の日本代表とアイルランド代表が試合をしたことはみんな知っておりますし、いつものスタジアムより2倍ほど大きく圧倒されましたが、緊張せずにいつもどおりやることを心がけて頑張りました。
―宿泊を含む遠征におけるコンディション面のコントロールや環境などはどうでしたか。
小樋山監督
ホテル自体は食事も美味しく、部屋も綺麗で喜ばしかったです。
我々も遠征の経験はほとんどないので、行く前に不安はありましたが、浮かれすぎず頑張ろうと話していました。RWC2023は観ずに、ちゃんと寝ろよとも話していました(笑)
兪キャプテン
大学に入学してから、このように前泊での試合経験は無かったので、楽しみ半分、寝られるかなど不安もありましたが、施設の食事もお風呂も快適に過ごせました。
―スクラムハーフ金築さんについて講評をお願いします
小樋山監督
この試合に向けて、立命館大学の一番のキーププレイヤーはスクラムハーフと考えていた。
それに対してうちの金築が負けているかというと決してそんなわけはなく、彼の能力も知っていたので「あの子が上や」と発破をかける意味でも伝えていました。
今日もマンオブザマッチも取ってくれて、個人的にも嬉しい瞬間でした。(立命館大学の)北村くんももちろん素晴らしいので、これから先も切磋琢磨してこの世代を代表する2人になってほしいです。
兪キャプテン
あまり余裕がなく、周りのプレイを見られる機会はなかったのですが、勝敗を別けるポイントで金築がいたので、彼がしっかり仕事をしてくれたことで勝利を掴むことができました。
9月17日(日) 関西大学 vs 京都産業大学
マッチレポート
前年度優勝の京都産業大学と最下位の関西大学の一戦。本年度、両校は春季トーナメント2回戦で顔を合わせており(京産大)73対(関大)21の大差の結果だった。約4カ月が経過、どのような結果となるのか?真夏のような暑さ、しかも湿気も多い選手にとっては厳しい条件の中でのリーグ初戦となった。

京産大のキックオフでスタート。
開始早々3分、先制したのは関大だった。敵陣での相手のハイタックルの反則からゴール前5Mラインアウトを選択、最後尾でキャッチし、一気に押し込みHO②垣本大斗が左中間にトライ。GKはSO⑩池澤佑尽がきっちり決めて先制スタート。(7-0)

8分、今度は京産大。敵陣22付近での相手スクラムを押し込みターンオーバー、NO8⑧シオネ・ポルテレが数人を蹴散らして前へ進む、そこから右に大きく展開し、大外のFB⑮辻野隼大がハンドオフしながら右隅に飛び込む。⑮辻野が難しい位置からGKも決めて試合を振り出しに戻す。(7-7)
12分、次は関大。相手ペナルティからゴール前5Mラインアウトを選択、今度はピールオフで②垣本が大きく前進、ゴール前ラックからPR①宮内慶大が上手く体を回転させゴールポスト左へなだれ込む(GK成功)。関大が再びリード。(14-7)
27分、今度は京産大。敵陣での相手ハイタックル反則から、ゴール前ラインアウトを選択、一旦左へ大きく展開、ここでまたハイタックルの反則でのアドバンテージを貰いながら大きく右へ展開、最後はWTB⑭松岡大河が右隅に飛び込み(GK成功)、スコアをイーブンに戻す。(14-14)

33分、今度も京産大、相手の反則からまたゴール前ラインアウトを選択、ラインアウトボールのファンブルボールをCTB⑫小野麟兵が上手くキャッチ、そのままゴールポスト下に押さえる(GK成功)。京産大が本日初めてリードを奪う。(14-21)
38分にも京産大。ラインアウトからお家芸のモールを約30M押し続け、HO②李淳弘が左中間に押さえリードを広げる。(14-26)
ロスタイムの44分、関大⑩池澤がPKを決めて前半が終わる。(17-26)
後半は関大のキックオフでリスタート。
6分、HL付近での京産大のハイパントのイーブンボールを京産大が確保、⑧ポルテレのビッグゲインから右に展開、⑭松岡が快速をいかし右中間へ回り込んでトライ(GK成功)でリードを広げる。(17-31)

26分にも京産大、HL付近からFL⑳テビタ・ポレオ、⑮辻野、WTB⑪西浩斗らのゲインでボールを運び、最後はラックから②李がゴールラインへ押さえ込む。(17-38)
その後、スコアは動かずゲームセットとなる。
POMには、本日2トライを挙げた京産大WTB⑭松岡大河が選ばれた。

会見レポート
関西大学
佐藤 貴志監督
新しい関西大学として京都産業大学にどうチャレンジするのか、京都産業大学さんの強みを消して、どう自分たちのラグビーをするのかが今日のテーマでした、選手はよくやってくれたと思いますが、京都産業大学さんの素晴らしいパフォーマンスで負けてしまった所はしっかり受け止めて、自分たちの強みを伸ばして来週以降、がんばっていきます。
垣本 大斗キャプテン
京都産業大さんの強みを消せなかったのが敗因です、自信がなかったわけではありませんがセットプレーでは自分たちよりも上でそれが現実だと思います。

Q.スクラムがうまく組めなかったように思うが何が原因?
垣本キャプテン
京都産業大学さんのバインドバトルのところで圧は来るという想定はしていての対策とか、相手の3番アップの対策はしていましたが、ヒットのところで先に入られて自分たちのスクラムが割れてしまってずるずると負けていったという印象です。
Q.前半の20分はプラン通りだったと思うが、その後の展開では何が足りなかったと思うか?
佐藤監督
ラインアウトやモールの精度は感じています、モールデフェンスのところやスクラムで修正されて上回られたところだと思います。
京都産業大学 廣瀬 佳司監督
開幕戦のプレッシャーのかかる難しいゲームでした、スクラムでうまく組ませてくれなくてフラストレーションはありましたが、後半はノートライに抑えて勝ち切ってくれて安心しています、今日の試合をしっかり検証して次週につなげていきたいと思います。
ヴェア・タモエフォラウ ゲームキャプテン
ゲームの入りのところでうまくいかなかったですが、勝ち切ってくれました、スクラムのところを反省して練習して来週につなげたいと思います。
松岡 大河選手
夏合宿で出た課題を解決していこうと取り組んできましたが、今日の試合でまた課題が見つかりました、みんなで課題に取り組んでもっといいチームになって関西1位、全国1に向かって頑張ります、応援よろしくお願いいたします。
石橋 チューカ選手
初戦に勝利出来て良かったんですけど、前半受けてしまったので、次は京都産業大学らしいアタックとデフェンスで前に出てプレーしたいと思います。

Q.課題とは?
松岡選手
夏合宿では相手より早く戻って、相手より早く走るとか、アタックとデフェンスのトランジションの場面でBKがFWをオーガナイズしたりするところであったり、FWのシェイプのためだったりですが、今日はBKで振るべきところをしなかったり、細かなパスミスだったりと取り切れていないところがいくつかあったので修正していきたいと思いました。
Q.石橋選手に、1年生でのリーグ戦出場について感想は?
石橋選手
いい経験をさせてもらっていると思いますが、まだまだ体重も軽く、フィジカルも弱くて、チームの足を引っ張ていると思います。
Q.今年の関西大学の印象は?
廣瀬監督
FWも大きく、ゴール前になるとモールでトライを取ってくるチームなので警戒していました、最初に2トライそれで取られたので、そういった意味ではうちのラグビーを80分間させてもらえなかったという印象です。
Q.関西大に先に先制トライをされたときに焦りはあったか?
松岡選手
京都産業大学はいつもゲームの入りが悪いのでそこを皆で直していこうと言っていますが、逆にその状況から巻き返すのは慣れていますので、トライを取られた後も円陣を組んで焦らずにやろうと皆で言っていました。
9月17日(日) 同志社大学 vs 立命館大学
マッチレポート
第2グラウンドの第2試合は、同志社大学(昨年3位)と立命館大学(昨年6位)にとって、リーグ開幕の試合として、両校の定期戦として行われた。
第1試合と比べ上空に雲がかかり、風も西から東へ、南から北へ吹くも、蒸し暑い厳しい暑さの中での試合となった。
グラウンドの東側から攻める同志社大のキックオフで試合は始まる。

同志社大が22mL内側へ入り、攻撃を仕掛けるもハンドリングエラーでチャンスを活かせない。
先制のトライは、前半8分。立命館大は自陣HL内側左ラインアウトからの攻撃で、⑨北村が相手陣10mL内側目がけハイパント。ハイボールの競り合いのなかで、同志社大のノックオンでグラウンドに転がるルーズボールを、⑨北村が拾い上げ、素早く⑫中村へ、⑫中村がディフェンス裏を目がけグラバーキック。⑬江川がバウンドを合わせキャッチするとゴール中央へトライ。⑩森のコンバージョン成功で、7−0と先制する。

その後の攻撃で同志社大、立命館大ともゴール前へ迫るも、ハンドリングエラーでトライへつながらない。
次のトライは前半19分。立命館大が、同志社大のハイタックルの反則からキックで前進し、相手陣ゴール前5m左ラインアウトとすると、モール形成を形成。右へ押し込んで②安部が左中間にトライし、⑩森のコンバージョン成功で、14−0とする。
同志社大は前半24分、PGを狙うがゴールポストにボールがあたり外側へ。
すると前半26分、立命館大は、同志社大ラインアウトからの攻撃でのハイパントを⑨北村が相手陣10mLでチャージし、転がるボールをさらに⑨北村が22mL手前でバウンドを合わせ拾い上げると、ゴール中央へトライ。⑩森のコンバージョン成功で、21−0リードを広げる。
その後の攻防で、同志社大がゴール前へ攻め込むも、立命館大は、試合開始から献身的で、前へ低く刺さるタックルを継続し、チャンスの芽を摘む。
前半37分、立命館大のPGも決まらず、21−0で前半を折り返した。

蒸し暑い厳しい環境のなかで、汗でボールが手につかないのか、両校ハンドリングエラーやラインアウトでのスローイングミスが目立つ、後半の入りとなる。
試合が動いたのは、後半14分、立命館大は、ハイパントのボールをHL相手陣入ったところでキープすると、右へ展開、同志社大のディフェンスのプレッシャーにより、BKのパスは、ワンバウンドし⑩森へ。フォーバウンドで⑬江川へと後退しながらつながると、⑬江川が縦に出たところで、裏を走る⑫中村へバックフリップパス。⑫中村は右タッチライン沿いを駆け抜け、相手陣10mL手前で⑬江川へオフロードパス。さらに内側を走る⑨北村へボールが渡ると、追いかけるディフェンスの位置を確認しインゴール右隅を目がけ走り込み、ディフェンスを振り切ると、インゴールで回り込みゴールポスト右へトライ。⑩森のコンバージョン成功で、28−0とする。
同志社大は、その後の立命館大の攻撃を防ぐと、後半29分、自陣10mL外側左中間でのマイボールスクラムの攻撃で、スクラムが右へ回ったところ、⑨藤田から走りこんできた⑫岡野にボールが渡ると、⑫岡野はステップを踏みながら4人のディフェンスをかわすと、ディフェンス裏へ出る、さらに、22mLでディフェンスをかわし、左隅へトライ、⑮嘉納のコンバージョン成功で、7−28とする。

蒸し暑く、難しい後半の時間帯に入るなか、試合の流れを引き寄せたい同志社大に対して、立命館大はディフェンスで頑張る。
すると、後半33分、立命館大は、相手オフサイドの反則からキックで前進、相手陣22mL内側右ラインアウトでドライビングモール、⑯大本がインゴールでボールを押さえトライ、⑩森のコンバージョン成功で、35−7とする。
同志社大は、試合終了前、相手ゴール前へ攻め込むも決めきれず、フルタイム。
立命館大は、3トライ差以上での勝利となり、勝ち点1 を追加し、勝ち点5を獲得した。
ムロオPlayer of thMatchは、立命館大⑪三浦選手が選ばれた。

会見レポート
同志社大学
宮本 啓希監督
夏合宿が終わってから、開幕戦で何が起こるか分からないという去年の経験もありましたのでそれをキーワードとして、そのための準備を長い時間を掛けて取り組んできたので選手、スタッフも自信を持って挑めたが開幕戦独特の緊張感の中で起こりそうにないこともやはり起きてしまったりして立命館大学の時間帯が長く続いてしまったのが印象でした。
来週、再来週と試合は続くので今日の準備してきたところでやれた部分もありましたのでそこは引き続き取り組んで次戦に向けて準備していきたいと思います。
山本 敦輝主将
開幕戦で何が起こるか分からない状態で自分達の簡単なミスが多く、そこから相手の流れになってしまったかと思います。そういう状況も予想していたが修正力が相手より上回れなかったです。

Q.立命館大に先制されてやりたい事が出来なかったかと見えたが。
宮本監督
相手を詳細に分析し準備してきて、そこにボールを持っていくまでに小さなミスが続き、やりたい事が出来なかったのが今日のポイントだったと思います。
Q.ディフェンスに関して
山本主将
いいプレッシャーを与えて前に出ることは出来ていますが新ルールの中でセカンドマンが相手に十分にプレッシャーを与えられない状態でターンオーバーが上手く出来なかったと思います。次戦に向けてルール内の中でファーストタックルの低さと精度を磨いていきたいと思います。
Q.点差のある敗戦になったが自分たちが強みにしていける部分とか収穫があればおしえて下さい。
山本主将
敗因としてターンオーバーしたところで焦ってボールを出してしまい、自分達のやりたい形に持っていけなかったです。いいボールを出すためにいい準備が必要だと再認識出来たのが収穫です。
宮本監督
ボールをリサイクルするところの二人目の寄りが遅く、後手を踏み立命館大の強みのジャッカルに持っていかれたところがありました。何をされて圧倒されたかと言うよりも自分達に返ってきたボールを自ら手放してしまう状況があり焦っていく展開になったと思います。そこを改善していけば次戦はいいゲームに出来るかと思います。
立命館大学
鬼束 竜太HC
開幕戦に向けていろいろな準備を進めて来ましたが10%くらいしか出せない展開になるから焦るなと指示しました。その中で選手は緊張感を持ち展開が悪かろうが焦ることも無く、自分たちのスタイルや強みを出せたので勝利に繋がったと思います。
週刊ひがしおおさかさんの順位予想を裏切れる形で勝てたのがよかったんじゃないかと思います。またしっかりと準備して国立(全国大会に出場)を目標にしているので関西リーグをかき乱して上位になれる様に頑張りますので注目していただければと思います。
森 駿太主将
開幕戦で緊張して思う様なプレー出来なかったところがありましたが一人ひとりがしっかりと仕事をこなして勝って終わることが出来たのは次への自信に繋がると思っています。
国立を目指しているので、この試合で満足せずに1試合1試合確実に勝って大学選手権ベスト4の舞台で戦いたいと思っています。
Q.「10%しか出せない」とコメントがありましたが実際のところどれくらい自分たちのやりたい事が出来たか
鬼束HC
ディフェンスのところは規律を守って自分たちのシステムの基、しっかりと出来たかと思います。それがターンオーバーに繋がり敵陣に行ってと、去年の開幕戦と同じような展開だったと思いますが、そういうところから脱出し、スコアチャンスに集中してトライを取って返るということが体現出来たかと思います。ラインアウトからのアタックがあまり無かったですが次節以降、出せるのかと思います。
森主将
やれる力の最大限は出せたかと思います。
Q.新ルールのタックルについて
森主将
練習時にロータックルを意識していたのでそんなに気にならなかったです。
Q.ディフェンスの中で大事にしているところは
鬼束HC
規律の部分です。アタックもディフェンスもですが早くセットして余裕を持ってコミュニケーションを取ってという事を意識しています。
Q.ハイパントの後のトランジションが速かったが
鬼束HC
意識的にしているのを無意識に反応出来る様に取り組んでいます。リアクションではなく先にアクションを起こす様に取り組んでいます。昨シーズンはターンオーバーやカウンターアタックからのトライが少なかったので今シーズンは増やすためにターンオーバーからの切り替えしのキックを意識して使う様にしています。
9月17日(日) 摂南大学 vs 天理大学
マッチレポート
2023ムロオ関西大学ラグビーAリーグ8チームが快晴でラグビーには厳しい気候の東大阪市花園ラグビー場に集結し開幕節を迎える。
第1グラウンドの第1試合は摂南大学VS天理大学が対戦する。
摂南大はフィジカルを強化し留学生とのコミュニケーションを図り開幕節の勝利に結びつけたい。天理大はスクラムも安定し伝統の展開ラグビーでリーグ優勝を目指す。
風下から攻める天理大SO⑩筒口允之のキックで試合開始。
開始3分、天理大が敵陣ゴール前5m左ラインアウトからモールを形成し最後はNO8⑧パトリック・ヴァカタが左中間に先制トライ、GK不成功。0-5
6分には摂南大が敵陣ゴール前5m右ラインアウトからモールを形成しそのまま押し込みPR①今田伸太が右中間にトライ、GK不成功。5-5
10分に再び摂南大が敵陣12m右ラインアウトからパスを繋ぎFL⑦角谷宏大からパスを受けたFB⑮前薗斗真が右中間にトライ、GK不成功。10-5
15分には天理大が敵陣22m左中間ラックからSO⑩筒口が乗り越えてそのまま左中間にトライ、GKもSO⑩筒口が成功。10-12と逆転。
21分、一人少なくなった摂南大に対して天理大は敵陣ゴール前8m右ラインアウトからモールを形成しHO②寺西翔生が右中間にトライ。GKもSO⑩筒口が成功。10-19
23分にも天理大が敵陣22mの摂南大のラインアウトボールのこぼれ球をキックしそのまま拾い上げたSH⑨キャプテン北條拓郎が50mを走り切り右中間にトライ、GKもSO⑩筒口が成功。10-26とリードを広げる。
25分には摂南大が天理大のキック処理ミスからチャンスを掴みCTB⑫嶋本大賀からのオフロードパスを受けたHO②大西翔がそのままゴールポスト下にトライ、GKもSO⑩大津直人が成功、17-26と追い上げる。
33分天理大が敵陣ゴール前7m左ラインアウトからサイド攻撃を繰り返し最後はNO8⑧ヴァカタがゴールポスト左にトライ、GKもSO⑩筒口が成功。17-33
35分摂南大が自陣から攻める天理大のパスをインターセプトしたWTB⑭木田匡也が右中間にトライ、GK不成功。22-33
天理大も攻め続けるがトライまで至らず前半が終了。
摂南大SO⑩大津のキックで後半開始。
後半に入り摂南大が敵陣まで攻めを継続するがトライまで結びつかず苦戦する中、逆に12分天理大が敵陣3m左ラインアウトボールを奪い右に展開しCTB⑫上丿坊駿介からFB⑮フィリモネ・サイアに渡り最後はWTB⑭弘田士道が右隅にトライ、GK不成功。22-38
23分には摂南大が敵陣ゴール前5m左ラインアウトから攻め最後はPR③原渕修人が右中間にトライ、GKも途中出場したCTB㉒川上凌空が成功。29-38
30分天理大が敵陣ゴール前5m左ラインアウトから攻め最後は途中出場したSH㉑高岸尚正がゴールポスト左にトライ、GKもSO⑩筒口が成功。29-45
32分には摂南大が敵陣ゴール前10mのペナルティからSH⑨三田村裕城がタップキックから走り切りゴールポスト左にトライ、GK不成功。34-45
天理大は35分に途中出場したHO⑯稲嶺翔太がトライ、GKも途中出場したSO㉓福本優斗が成功。
40分にも途中出場したPR⑱坂本駿哉がトライ、GKも難しい角度からドロップキックでSO㉓福本が成功。34-59とリードを広げる。
意地を見せたい摂南大は44分、敵陣ゴール前6mラインアウトから右に展開し最後はCTB⑫嶋本がゴールポスト下にトライ、GKもCTB㉒川上が成功。41-59
としてノーサイド。
暑い中での試合であったがお互いにペナルティが多く危険なプレーもあり次節までに修正して試合に臨んでほしい。
POMには直向きなプレーで勝利に貢献した天理大学FL⑥鄭兆毅選手が選ばれた。
会見レポート
摂南大学 瀬川 智広監督
花園という素晴らしいいグランドで開幕戦ができたことに感謝しています。願わくばもう少しお客様が入るような試合を我々関係者が広めていかなければと思います。
ゲームの内容に関しましては残念でしたが、選手たちはよくやってくれたと思っています。また次の試合に向けて切り替えてしっかり準備していきます。
森山 迅都キャプテン
前半はセットプレーが不安定で、自分たちのミスで失点してしまったことが敗因です、しかし準備してきたインプレーの部分では通用したので、これからも継続してやっていきますので摂南大学として次の京産戦に期待してください。
Q 7トライをあげたがこれに対しての収穫は?
瀬川監督
ボールを動かそうというラグビーを今年は掲げていまして、タックルされる前、またタックルされた後にボールを動かしていくという意図したトライができました。単純にセットアップからフェイズを重ねていくというよりは一人一人がチャレンジしてボールを動かして、天理大学さんという素晴らしいチームから7トライ取れたことは収穫です。ただゴール前で簡単に失点してしまうところは今後対応していきたいと思います。
Q 今年からタックルの高さのレギュレーションが変わったがどう感じるか?
森山キャプテン
事前にわかっていたことで、それに合わせてボールを動かすことを準備してきましたのであまり違和感はありませんでした。
天理大学 小松 節夫監督
開幕は毎年緊張していいパフォーマンスが発揮できないのですが、今日もまさにそうなってしまったなと思います。得点は結構できましたが、その分失点もかなりあり、また摂南大学さんがいいアタックされていてなかなか止めきれなかったです。また簡単に取られたりミスしたりで点差が開かなかったと思います。次の試合はもう少し締まったゲームができるようにしたいです。
北條 拓郎キャプテン
前後半にわたり取ったり取られたりという状況がつづいたのですが、もっと抑えられた、もっと取れたのではと思います。自陣での反則が続いてしまい、後半は特に相手のプレッシャーが強く取り切れるシーンが少なく、自分たちの流れを掴めなかったというのが反省点です。勝ち切れたことで次につながると思います。
Q トライを取った後に取り返されることがいくつかあったが原因は?
小松監督
向こうのキッカーがすごく良くて、キックオフでぎりぎりのところにコンテストキックをあげられて、そこでノックオンしたり、無理に攻めてインターセプトされたりということが3つくらいありました。そのあたりは、摂南さんはキックから自分たちが再獲得するという意思統一がなされていたと思います。それに対して対応できなかったです。
Q ハイタックルを多くとられたと思うのですが、まだ対応できていないのか?
小松監督
練習では意識してやっているのですが、また夏合宿ではあまりとられてなく、シーズンに入って実戦でどうかなと見ていました。危険だというタックルはなかったと思いますが、下へ入れなかったことが何回かありました。簡単に相手にペナルティーを与える場面があり、もったいないなと思いましたので修正していきます。
Q 先日のプレスカンファレンスで成長した部分でとしてスクラムをあげていたが今日のスクラムは?
北條キャプテン
スクラムはフロントローに任せているので、僕からは詳しいことは言えませんが、いいスクラムを組んでくれていたと思います。
小松監督
スクラムのところでは沢山ペナルティーは取りましたけど、完全にドミネート出来たかというとできていません。私としては不満なところがあります。スクラムトライを狙いにいって欲しかったところを狙いに行かなかったりと、スクラムを支配したとは見えなかったので、そこは春から夏に成長したところでもあるのでしっかりと見せてほしかったです。
9月17日(日) 近畿大学 vs 関西学院大学
マッチレポート
近畿大学(昨年5位)と関西学院大学(昨年4位)の対戦は、8大学が花園ラグビー場に揃い行われる第1節のなかで、最初にキックオフとなる試合となった。
9月とは思えない強い日差しに加え、蒸し暑さのなかで、グラウンドの東側から攻める近畿大のキックオフで試合は始まった。

最初の得点は近畿大。前半4分、相手陣22mL中央のマイボールスクラムで関西学院大がコラプシングの反則、⑩半田がPGを決め、3−0と先制する。
近畿大は、さらに、前半7分、関西学院大のキックを確実にマイボールとすると、展開のなかで、⑮西端がHL付近から左タッチライン沿いを抜け、さらに相手ディフェンス裏へショートパント、⑬藤岡がバウンドを合わせ22mL内側でキャッチすると左中間トライ、⑩半田のコンバージョン成功で、10−0とリードを拡げる。

近畿大は、相手ゴール前へ攻め込むもオブストラクションでチャンスを活かせない。
すると、関西学院大は自陣から攻め、相手陣22mL内側中央付近で近畿大がオフサイド、前半16分、⑩齊藤がPGを決め、3−10とする。
さらに、関西学院大は、前半21分、相手ゴール前へ攻め込み、相手パナルティの機会から、2度目のゴール前5m左ラインアウトの攻防でGL直前中央のラックから、⑨金築→⑧小林→⑬冨岡→⑭山本とパスが渡り、右隅にトライ、⑩齊藤のコンバージョン成功で、10−10、振り出しに戻る。
関西学院大は、シンビン(危険なタックル)で14人となった近畿大に対し、前半30分、相手陣10mL外側左ラインアウトからの攻撃で⑭山本がゴール前まで運び、ゴール前の攻防で近畿大がオフサイドの反則、ゴール前5m右ラインアウトでモール形成から②平生が左に抜け出し、右中間にトライ、⑩齊藤のコンバージョン成功、逆転に成功する。
前半は、17−10、関西学院大のリードで終了する。

後半、関西学院大のキックオフで再開すると、近畿大が自陣22mL中央形成したラックで関西学院大がターンオーバー、右へアタックののち、左へ大きく展開、⑨金築→①黄から裏へのパス、⑩齊藤に渡ると、⑫松本→③安達→⑬冨岡→⑪加藤とパスが渡り、左隅にトライ、⑩齊藤のコンバージョン成功で、24−10とする。

近畿大が、トライを取り返す。後半6分、近畿大は、関西学院大のノットリリースザボールの反則からキックで前進、相手陣22mL右ラインアウトでサインプレー、⑧古寺→⑨福山→⑬藤岡から裏へショートパス、⑩半田→⑪岸へとパスが渡り、左隅にトライ、⑩半田のコンバージョン成功で、17−24とする。
直後のキックオフ再開で、近畿大は22mL外側中央付近でノットリリースザボールの反則、関西学院大は⑩齊藤がPGを決め、27−17とリードを拡げる。
厳しい暑さのなか、ウォーターブレイクを15分に1回を目安にとり、試合を進めるが、足がつる選手が多く見られるようになり、リザーブの選手を含め総力戦となってくる。

近畿大、関西学院大ともゴール前へ攻め込むもトライを取り切れず、次のトライは、後半26分。
近畿大は、ペナルティからキックで前進、相手陣ゴール前5m外側右ラインアウトで再びサインプレー、モール形成を最後尾⑧古寺から素早くパスをもらうべく、スローワーの⑯村尾がダミーでモール左側へ走り抜けようとする瞬間に、⑨福山へパスが渡りモール右側へアタック、SHの真後ろにポジションをとっていた⑭植田へ内返し、右中間へトライ、⑩半田のコンバージョン成功で、24−27と3点差に詰め寄る。
しかし、後半42分、関西学院大が、HL付近からフェーズを重ねゴール前へ、左サイドGL直前ラックをしっかり押し込み、④堤がトライ、⑩齊藤のコンバージョン成功で、34−24、近畿大を突き放しフルタイム、関西学院大は勝ち点4を獲得した。
ムロオPlayer of the Matchは、関西学院大②平生選手が選ばれた。

会見レポート
近畿大学 神本健司 監督
試合の入りが課題と考えていましたが結果、良かったと思います。ディフェンスの精度は良くなかったと思います。後半、先手を取られてしまったのは反省点かと思います。
ラインアウトの精度が良くなかったのは想定外でした。
チームとして春季トーナメントを終え、夏合宿でも実戦がままならなかったので不安でしたが学生はよくやってくれたと思います。リカバーして次の試合に向けて準備したいと思います。
半田裕己 共同主将
試合の入りが良く収穫だったと思います。取り切れるところで取り切れていないのでスコアすることを意識して取組みたいと思います。

Q 春から何が変わったか
神本監督
やる事を明確にして精度を上げて、個人スキルアップに努めました。
Q 水間コーチングディレクター就任の効果は
神本監督
あります。プロフェッショナルに対応していただいています。
Q 関西学院大学のディフェンスはどう感じたか
半田共同主将
想定内でプレッシャーは感じませんでした。
関西学院大学 小樋山樹 監督
開幕戦として選手の中で緊張がありましたが勝ち切れたのが本当に良かったと思います。
課題として沢山ありますが練習で修正して次のエコパでの立命館大学戦に向けていい準備をしたいと思います。
兪瑛士 主将
開幕戦を迎えて不安で眠れないほど緊張したのですが勝ててよかったです。その中で修正しないといけないところは沢山あるので次の立命館大学戦に向けてスイッチを切らさずに気持ちを切り替えて頑張ります。

Q 勝因として一番良かったところは
兪主将
後半の途中に軽いプレーが目立ったところがあったがリザーブの4回生がしっかりと締め直してくれて、固く愚直にプレーしてくれたところが勝因かと思います。
Q 自陣22mに入られてからディフェンスで粘っていたと思うが
兪主将
近畿大学のスペシャルプレーに何本か攻め込まれたが、それ以外は普段、自分達が行っている前に出るディフェンスが体現出来たかと思います。
Q 次戦に向けての修正ポイントは
兪主将
グランドワークの部分で当たった時のダンボールやオバーの姿勢を徹底しないと京産大や天理大に勝てないのでしっかりと修正したいと思います。
12月11日(日) 摂南大学 vs 大阪体育大学
マッチレポート
ABリーグ入替戦第2試合。リーグ終盤3連勝で3勝4敗でリーグを終えるも勝点の結果7位で入替戦に回った摂南大学と、Bリーグ順位決定戦で龍谷大学に終盤逆転負けし、2位で入替戦に臨んだ大阪体育大学の一戦。
入替戦特有の緊張感の中、大体大のキックオフでスタートした。
立ち上がり、大体大の集中力が際立つ。前に上ってプレッシャーをかける大体大に対して、摂南大はボールが手につかない場面も見受けられる。
1分、大体大NO8⑧堀田凌永が自陣でインターセプト、ゴール前10Ⅿ付近まで独走するもゴールラインまで届かず。
7分、今度はハーフェイライン付近で摂南大のパスミスボールを大体大FL⑦原透和が拾い、50Ⅿ走り切り左隅にトライ。大体大の先制となる。(0-5)
だが、摂南大も徐々に力を発揮する。14分、敵陣22Ⅿ付近からLO⑤ヴェティ・トゥポウが力強い突進、ラックを形成、少しボールは乱れたが、バックスに回し、最後はWTB⑭恒石仁が右中間に飛び込みトライ。イーブンとする。(5-5)
25分、次のスコアは大体大だった。敵陣ゴール前での相手のノーバインドタックルの反則に対し、PGを選択。SO⑩生駒創大郎がきっちり決めて再びリード。(5-8)
この後も風下の大体大がポゼッションも押し気味に進めるが、しかし、大体大のリードはここまで。
35分、またもや摂南大⑤マヘが敵陣22Ⅿ付近からゴール前に運び、ラックから早い球出し。左へ回し、CTB⑫東将吾が左中間から真ん中へ回り込んでトライ。ゴールはSO⑩大津直人が決めて再び逆転。(12-8)
このスコアのまま前半を終えると思われたが。ロスタイム42分、摂南大がゴール前に迫りラインアウトでミス。しかし、このミスボールを大体大がノッコン。ここで笛が鳴るかと思われたが、もう1プレー。摂南大はスクラムを安定させ、NO8⑧ヴィリアミ・ルトゥア・アホフォノが持ち出して右中間にトライ。最後の1チャンスをものにし、リードを広げて前半を終える。(17-8)
大体大としては、この1本が痛かった。
後半開始。大体大は直ぐに1本返して、試合をリセットさせたい。集中力も前半の立ち上がり同様あり、敵陣22Ⅿの中でゲームを進めるが、摂南大の守りは固い。
5分、摂南大は自陣10Mラインアウトから右に展開、⑩大津が裏へのパント、CTB⑬アミニアシ・ショーがキャッチ、一旦⑧アホフォノにパス、⑬ショーに返し、⑬ショーからFB⑮前薗斗真にパス、そのまま30Ⅿ走り切ってトライ(ゴール成功)し、引き離す。(24-8)
10分にも、摂南大⑮前薗が⑩大津からのキックパスを見事にキャッチし、トライ(ゴール成功)で勝負ありの感。(31―8)
30分は大体大⑦原がラインアウトモールでトライを奪うも、摂南大は37分と46分に⑮前薗とCTB㉒木田匡哉がトライ(どちらもゴール成功)、結果、大差をつけてAリーグ残留となった。(45-13)
摂南大の後半の堅い守りは素晴らしかった。直近4連勝でシーズンを終え、来年度に向けて何か掴めたのではと思われる。他方、大体大も摂南大を苦しめる場面を随所に見せていた。下級生が多いチーム、来年度に期待したい。
会見レポート
大阪体育大学
中井 俊行監督
入替戦を目標に1年間やってきましたけれども力及ばず敗れました。前半は自分たちの思う展開ができていて、後半勝負と思っていましたが、摂南さんのコンタクトの強さに受ける場面が続いたかなと思います。しかしこの1年の中でベストのゲームを学生たちはやってくれました。また来年ここの場に戻ってきてAリーグ復帰を果たしたいです。今日は協会関係者の皆様、応援してくださった方に感謝申し上げます。
岩本 晃伸キャプテン
前半は風下のやりにくい中で自分たちの形が出せて、思った以上にゲームを優位に進められましたが、後半は摂南さんのAリーグでやってきたコンタクトの強さでこっちが受けてしまったのかなと思います。後輩たちが体を張ってよく走ってくれたのでやはり勝たせてあげたかったというのが今の気持ちです。

・今季のベストゲームということだがよかったところは?
中井監督
摂南さんのコンタクトが強いことは想定していましたので、前へ出てしっかり倒し切ってボールを争奪しようと送り出しました。相手の強いスクラムに対してもしっかりプレッシャーをかけることができ、何より最後まであきらめずに戦ってくれたことです。
・Aリーグに上がるためには?
中井監督
今年はいいラグビーができるようになってきましたが、いいラグビーと強いラグビーとは別だと思っています。勝つためには得点で相手を上回らなくてはいけませんので点を取り切るというところを積み上げたチーム作りができたらと思います。
摂南大学
瀬川 智広監督
今日は最終戦ということで、戦いの場は入替戦でしたが、我々摂南大学は大学選手権に出場することを目標にやってきました。その大学選手権で関西の上位チームが今日戦っています。入替戦ということは本意ではありませんが同じ日に戦っているのもチームとしては勉強になることだと思います。
ゲームの内容は大阪体育大学さんの頑張りもあって自分たちの思うような展開にはなりませんでしたが、しかし苦しい時間帯でもしっかり守ることができ、少ないチャンスで得点を重ねることができたということはこのチームの成長ではないかなと思います。
来年は入替戦ではなく大学選手権に出られるように頑張っていきたいと思います。今日のゲームが4年生にとっては最後になりますが、本当にいいチームだったと思います。彼らの功績をたたえて新しい摂南大学の歴史を作っていきたいと思っています。
藤谷 龍哉キャプテン
入替戦というモチベーションの上がらない試合でしたが、もう一戦できるので一番いい試合をしようとプラスに考えてこの1週間準備しました。
試合内容は前半は焦ってしまっていい内容ではなかったですけど、終わってみれば点差も開いて、力を出し切れたと思います。
試合に出ている23人だけではなくて、4年生、スタッフ、マネージャーや今日グランドの片付けをしてくれているメンバー皆が自分たちの役割を果たしてくれたおかげでリーグ戦で3勝、今日を入れて4勝できました。来年はもう1勝積み上げて大学選手権に出られるチームになってほしいと思います。

・どのような展開を想定していたのか?
瀬川監督
もっとボールを継続するアタックで得点をすることができると考えていました。そういった意味ではプレーを寸断されることが何回かありましたし、自分たちのハンドリングミスで継続できなかったところです。
・今年の成長したところは?
瀬川監督
スクラムがしっかり組めるようになったことと、デフェンスで大きく崩れることがなくしっかり守ることができたという2点です。
1年間本当にありがとうございました。
12月11日(日) 関西大学 vs 龍谷大学
マッチレポート
2022年度関西大学ラグビーAB入替戦の第1試合は、Aリーグを 1勝6敗で終えた関西大学(関大)と大阪体育大学を 2点差で破りBリーグ 1位の龍谷大学(龍谷)の対戦。
風上に立つ龍谷15番FBキャプテン片山諒汰のキックオフで試合開始。試合の入りでは龍谷が良いリズムで関大陣内でアタックするが、ファーストスクラムでコラプシングの反則を犯し、そこから関大が龍谷陣内に入る。
7分、龍谷のオフサイドの反則から関大15番FB立石和馬が左中間25mのPGを狙う。このPGは外れたが、キックチェイスの圧力から龍谷にミスが出て引き続き関大のチャンスが続く。スクラムでの反則を経て、右Gライン5mのラインアウト。そのラインアウトからモールを押し込み8番No.8キャプテン池原自恩が右すみにトライ、15番立石が難しい角度のGも決めて7−0と関大が先制した。(11分)
しかし次は龍谷、リスタートから関大陣内で試合を進め、右22mL少し入ったスクラムから左に展開、ラインに入っていた14番WTB大島陵雅から11番WTB中畑愛輝に渡り、中畑が左すみに飛び込んだ。15番片山が関大立石同様に難しいGを決めて7−7と同点にした。(16分)
主導権を渡したくない関大は優位に立つFWで龍谷に圧力をかけていくと、20分、龍谷の反則から再び左G前のラインアウト。このラインアウトから 2度目のモールプッシュ、最後は3番PR細矢一颯がサイドを潜り込みトライ、関大が再びリードする。(G不成功、19分、12−7)
ここから関大の時間帯となる。29分、三度、龍谷G前ラインアウトからのモールプッシュで2番HO垣本大斗が左すみにトライ。(G不成功、17−7)
続く33分にも龍谷のグラバーキックが15番立石に入り、立石が入れ違うように抜け出し14番WTB三宅伶にパス、三宅が左すみにトライ。(G成功、24−7)
龍谷は前半終了間際に関大G前に迫るがGLを破ることはできず、41分の中央の関大の反則ではPGを選択し15番片山が決めて、24−10として前半を終了した。
後半、関大のキックでリスタート。後半に入っても関大の勢いは止まらず、FWの縦の動きを絡めながらBKが左右に展開していく。
3分、左中間G前まで迫ると最後は3番細矢が前半同様にラックサイドを捻じ込みトライ。関大が点差を広げていく。(G成功、31−7)
続く8分、1番PR宮内慶大の突破から3番細矢が3個目のトライ。(G成功、38−7)
11分、50m/22mのキックで得た右GLまで15mラインアウトからサインプレーで16番HO今井虎太郎が右すみにトライ(G成功、43−7)
15分、13番CTB澤口飛翔が中央にトライ、15番立石のGも決まり50−7となる。
大きなリードをとった関大だが攻撃の手を緩めることなく、後半中盤でも主導権を渡さない。龍谷にようやくチャンスが来たのは終盤に入った33分だった。右G Lまで15mのラインアウトから FWで左にフェーズを重ね、22番SO中島悠斗、23番CTB永井智也、15番片山、11番中畑と渡り、中畑が左すみにトライ。(G成功、50−17)
龍谷は最後まで諦めることなく試合を進めていき、ロスタイムに入った44分に18番PR古林辰規が意地のトライをあげたところでノーサイドとなった。(G不成功、50−22)
今年のAリーグは上位と下位の差がなく、その中で厳しい試合をして来た関西大学が貫禄を示した結果となった。龍谷はセットプレーの劣勢は痛かったが、BKの攻撃力は互角以上だった。来年、さらに強くなってこの場に帰って来てくれると思う。
会見レポート
龍谷大学
藤谷 徹監督
前半はバックスが外で取るといういいところが出まして、点差もそんなに開かなかったのですが、後半に入ると関西大学さんのFWのプレッシャーにうちが対抗できなかったのが敗因です。選手はすごく頑張ってくれたのですが、さすがAリーグでプレーされているチームだけあってその差があったのかなと思いました。
片山 諒汰キャプテン
関西大学さんのテンポの速いアタックとFWのセットプレ―の対策をしてきましたが80分通してその対策をしきれなかったのが敗因だと思います。

・関西大学への対策は?
藤谷監督
ラッシュで前へ出てくるのが関大さんの持ち味なので、そこで受けてしまうと後手に回る一方なので、前へ走りこむアタック、前へ出るデフェンスで対抗するつもりでしたが、それができる場面とできない場面があり、やり切ることができませんでした。
・しばらくAリーグから遠ざかっているが、その差は?
藤谷監督
経験の差だと思います、やはり厳しい戦いを経験されている差が大きいと思います。
片山キャプテン
時間を重ねて差が開いていくうちにメンタルで負けているとかんじますし、僕自身は体の大きさと思っていて、サイズの部分で前へ出られて行ってテンポをあげられて前へ出て止められないというシーンがここ4年間ずっと出させてもらって感じるところです。
関西大学
森 拓郎監督
最終戦ということもあり、硬さもあってミスも多く、なかなか流れを掴めなかったのですが、要所でエリアを取れて得点できました。今までやってきたことが出せたと思っています。最後の最後で失点してしまったところは、龍谷さんの気迫が勝ったところで、Aリーグで今後もやっていくためにはしっかり押さえるようにしなければならないと思いました。
池原 自恩キャプテン
まずは入替戦に勝てたところが良かったです。この1週間いい雰囲気といい強度で練習できていて部員全員で掴んだ勝利だと思っています。
監督もおっしゃっていた、最後の失点は龍谷さんの気持ちのこもったプレーに自分たちが負けてしまったので、そこは来年につながる課題だとお思っています。

・前半は緊張していたように思うが、後半はどのように立て直したのか?
池原キャプテン
入替戦の雰囲気を経験しているメンバーも少なかったのでミスミ多かったのですが、全員で声をだしてカバーしようとしました。そこでいい雰囲気になって自分たちの流れになったと思います。
・来年に向けて?
池原キャプテン
試合に出るメンバーだけでなく、チーム全員で一つになって一つの試合にのぞんでほしいと思います。
森 監督
Aリーグで戦う土台はできつつあるかなと思っています。フィジカルの部分では強化できる体制になってきているので、セットプレーを安定させることで、うちの速いデフェンスの上りでプレッシャーをかけられたらもうちょっといい試合ができるのではないかと思います。
・シーズンを振り返って?
森 監督
リーグ戦の内容的にはそんなに悪くなく、力のあるチームには大差で負けましたが、接戦で戦える紙一重の試合が何試合かできて、勝つというマインドにはなってきていますので、来年は3勝、4勝できるチームになるのではないかと思っています。
12月3日(土) 近畿大学 vs 京都産業大学
マッチレポート
曇り空、ゆるやかな風が吹く、第1グラウンド第2試合は、全勝優勝を目指す京都産業大学と、前節まで3位、第1試合の結果から、勝ち点1をあげれば大学選手権出場が決まる近畿大学の試合となった。

前半2分、近大のキックオフからの攻防で、京産大がノットリリースザボールのペナルティー。
近大は、ペナルティーキックを選択、⑩半田が相手陣22m外側左中間から決め、3-0と先制する。
京産大は、ラックでの近大のオーバーザトップのペナルティーからキックで前進、相手陣22m内側左ラインアウトから、フェーズを重ねゴール前5mへ、近大がオフサイドのペナルティー。
京産大は、ペナルティーキックを選択し、⑩西仲が決め、前半7分、3-3とふりだしに戻す。
近大は、相手陣でゲームを進め、前半10分と前半19分に、ほぼ同じ位置、相手陣10内側中央付近のペナルティーキックの機会を得るが、ゴールポスト左に外れ追加点が奪えない。
すると、京産大は、自陣10m内側左中間、ファーストスクラムから優位に立つスクラムで、近大のコラプシングのペナルティーからキック前進、さらに、続く攻撃のなかで、近大のノットロールアウェイのペナルティーからキックで、さらに前進し、相手陣ゴール前5m左ラインアウトとなる。
前半26分、京産大は、そのラインアウトからモールからラックでの2回目のフェーズで④堤田が左中間へトライ、8-3とする。
近大は、キックオフ再開での攻防で⑨田原のハイパントでゴール前へ、京産大はそのボールをキャッチし前進を図るもノットリリースザボールのペナルティー、近大は、ペナルティーキックを選択、⑩半田が相手陣22m内側正面から確実に決め、前半29分、6-8と追随する。
さらに、近大は、相手陣ゴール前10m付近左の京産大のラインアウトのボールを獲得すると、ゴール前5mでフェーズを重ね、選手の負傷対応でレフリーが試合を止める。
再開となった、前半34分、近大の相手陣ゴール前5m中央でのスクラムから⑧古寺が右へ持ち出しゴール前へ、ラックが形成されると、そこから素早く⑦岩本が持ち出しトライ、⑩半田のコンバージョンも成功し、13-8と逆転する。
京産大は、前半36分に、相手陣10m内側左ラインアウトからの一連の攻撃のなかで、⑫家村がインゴール左隅を目がけてグラバーキック、⑪西が近大ディフェンスと競り合いながら、そのボールを先に抑えトライ、⑩西中のコンバージョンも成功する。
15-13で前半終了、京産大が2点リードで折り返す。

後半、京産大のキックオフで再開。
近大がエリア獲得を目指し蹴ったロングキックのボールのバウンドは、キック処理で最後尾にいた⑤アサエリ・ラウシへ行くかと思ったところ、バウンドは戻り気味となり、⑨土永が戻りながらバウンドに合わせボールをキャッチすると、素早く縦に走り込んできた⑤アサエリ・ラウシへパス、相手ディフェンスの間を、低いタックルを避けながら、走り切り左中間へトライ、後半開始早々、20-13とリードを拡げる。
近大は、京産大のペナルティーからキックで前進、後半4分すぎ、相手陣22m内側右ラインアウトにてノットストレートでチャンスを活かせない。
京産大は、相手のハイパントを確実にマイボールとすると、今度は、自陣22m右中間から10m右中間を目がけて⑨土永がハイパント、近大ディフェンスの間にボールが落ちるとバウンドは、相手陣10m目がけて大きくバウンド。そのボールを近大が自陣側へタップし、さらにバウンドすると、そのボールを京産大⑤アサエリ・ラウシが拾い上げ、近大ディフェンスを引きつけながら、相手陣22m中央で、右中間走る⑭シオネ・ポルテレへロングパス。
⑭シオネ・ポルテレは、ディフェンスを一人かわし右隅へトライ、後半11分、京産大は25-13とさらにリードを拡げる。

大学選手権出場に向けて、京産大に7点差以内の差の試合としたい近大あったが、ハンドリングエラー、スクラムでのコラプシングで、決定的な機会を創れない。
京産大は、後半23分、相手陣22m外側右ラインアウトから、モールを形成しゴール前でラックとなり、FWでフェーズを重ねる、近大の必死のディフェンスを、最後は④堤田がかいくぐりトライ(コンバージョン成功)、33-13とする。
近大は、後半34分すぎに、相手ペナルティーからキックで前進、ゴール前5m左ラインアウトで痛恨のノックオン。
京産大は、この自陣ゴール前5mスクラムから、⑩西仲は、インゴールで⑭シオネ・ポルテレへパス。⑭シオネ・ポルテレは相手でディフェンスをかわし、スピードに乗ると恵まれた体を活かし、右タッチライン沿い、相手ディフェンスを次々と弾き飛ばし、相手陣10m内側でラックとなる。
そのラックから⑨土永は、素早くBKへ展開、大きくスペース空いたスペース、⑬高井にパスが渡ると、縦にスペースを走り切り、ゴール中央へトライ(コンバージョン成功)、後半36分、39-13とする。
最後まで諦めない近大。自陣10m内側右中間のスクラムから攻める。京産大のペナルティー、ノット10メートルを誘い、キックで前進し、相手陣22内側左ラインアウトでは、BKに2人を残し、13人でモールを形成、押し込むと、京産大はたまらずコラプシングのペナルティー。
近大はキックで、相手陣ゴール前5m左のラインアウトとすると、再度、13人でモールを押し込み、㉑福山がトライ、後半46分、18-39とした。

京都産業大学は2連覇を達成。プレイヤーズオブザマッチには、⑤アサエリ・ラウシ選手が選ばれた。

会見の様子

