10月29日(日) 立命館大学 vs 摂南大学
マッチレポート
2023ムロオ関西大学ラグビーAリーグ第5節,前半の2試合は晴れ、微風の宝が池公園球技場で開催される。
第一試合は立命館大学VS摂南大学が対戦。
立命大は1勝3敗、勝点6となっているが、前年度優勝の京産大との対戦では粘り強く、最後まで諦めない戦いができた。
摂南大も1勝3敗、勝点4。前節ではロスタイムに逆転し勢いを保ったままこの一戦に挑む。両校共、上位進出に向けて負けられない戦いとなる。

風上から攻める立命大キャプテンSO⑩森駿太にキックで試合開始。
開始2分、最初にチャンスを掴んだのは立命大、ハイタックルのペナルティからショットを選択しゴール前中央20mPGをSO⑩森が成功、先制する、3-0
8分、摂南大がノットリリースのペナルティからタッチに蹴り出しゴール前10m左ラインアウトから右に展開SH⑨三田村裕城からWTB⑪マイケルズ・カストンのバックフリップパスを受けたFB⑮前田晃明が右中間逆転トライ、GKもSO⑩大津直人が成功。3-7
18分、摂南大がハイタックルのペナルティからショットを選択し、ゴール前20m右中間PGをSO⑩大津が成功。3-10
22分、再び摂南大がハイタックルのペナルティからタッチに蹴り出しゴール前20m右ラインアウトから左に展開しSH⑨三田村からパスを受けたNO8⑧河野秀太郎がデフェンスをなぎ倒し左中間にトライ、GKもSO⑩大津が成功。3-17
立命大もゴール前まで攻め込むがパスミスでチャンスを活かせず前半が終了。

摂南大SO⑩大津のキックで後半開始。
開始11分、摂南大が敵陣25mラックからSH⑨三田村のパスを受けたFL⑥大島優輝からパスを受けたWTB⑪カストンがゴールポスト下にトライ、GKもSO⑩大津が成功。3-24
15分、立命大も自陣から攻めCTB⑬江川剛人が巧みなステップで中央を突破しLO⑤宮城雄真からSH⑨北村瞬太郎に渡りパスを受けたWTB⑪三浦遼太郎が左隅に初トライ、GK不成功。8-24
23分、摂南大がゴール前10m左中間のペナルティからスクラムを選択し、サイドを攻め最後はCTB⑬ヴィリアミ・サポイが左中間にトライ、GK不成功。8-29

ボーナスポイントを確保した摂南大だったが、試合は終盤大きく動き出す。
37分、攻撃のリズムを掴んだ立命大はゴール前10m中央ラックからSH⑨北村からCTB⑫中村颯汰に渡り最後は途中出場したFL⑳小山虎汰朗が右中間にトライ、GK不成功。13-29

39分、立命大が敵陣5m中央ラックからSH⑨北村からパスを受けたCTB⑬江川が再び抜け出しパスを受けたFB⑮山下真之介が右中間にトライ、GKもFB⑮山下が成功、追い上げる。20-29
42分、再び立命大が自陣10mラックからWTB⑭吉本匠希が抜け出し、デフェンスをかわし、60mを走り切りゴールポスト左にトライ、GKもWTB⑭吉本が成功。27-29
会場から凄まじい歓声が湧き上がる。

46分、立命大がハイタックルのペナルティからショットを選択、37m左中間からのPGが成功すれば逆転の勝利だったが決まらず、摂南大FB⑮前田が蹴り出しノーサイド。29-27で摂南大が勝利。

最後まで勝利に執念を燃やした立命大だったが、あと一歩及ばず敗れた。
しかし貴重な勝点1を獲得しトータル7として次節に挑む。
摂南大は前節に続き粘り強く僅差で勝利し勝点を8とし上位進出を目指す。
POMにはアタックにデフェンスに勝利に大きく貢献した摂南大学NO8⑧河野秀太郎選手が選ばれた。

会見レポート
立命館大学
鬼束竜太 ヘッドコーチ
結果的には非常に残念な結果となってしまいました。試合の内容としては、前半、敵陣の(トライの)獲れるところで獲れなかった。逆に摂南さんにはいいアタックをさせてしまった部分、ハイタックルとかの反則でペースを掴めなかった部分、前半のそういうところが響いてしまった。後半最後の追い上げは、(立命館)らしいアタックができたと思っています。それを前半からやりたかったのですが、前半それができなかったのは残念です。この結果をしっかり受け止めて、次の試合の準備をしたいと思います。
森駿太 キャプテン
前半からハイタックルのペナルティがあったり、敵陣まで行ってもスコアを確実に獲ることができず、前半で流れを作ることができないまま後半まで引っ張ってしまったというのが反省です。後半の終盤あたりから、自分たちのアタックを摂南さんに対してもみせることができて、それがこのスコアに繋がったと思っています。

Q.前半のハイタックル反則は?
森キャプテン
(推測ですが)摂南さんはオフロードでアタックしてくるのが特徴ですので、自分たちはボールを殺しにいこうとして上半身に(タックルを)入ってしまったというのが反省です。
Q.後半の終盤のリズムは?
森キャプテン
リザーブのフレッシュな選手たちがアグレッシブにアタックに参加したり、個の能力を最大限に発揮できたからだと思います。
摂南大学
瀬川智広 監督
負けなくて良かったです。その一言だけです。
森山迅都 キャプテン
前半は、自分たちの予想どおりボールを動かすことができたのですが、後半に入り細かいミスであったり、セットの遅さであったり、そういう部分が甘くなってデイフェンスのキャッチアップや一対一のタックルで、(終盤の)ああいう部分が続いてしまいました。ただ、この試合に向けて(デイフェンスなど)用意してきたことができたので、そこは収穫だと思っています。

Q.終盤立て続けに(トライを)獲られた原因は?
瀬川監督
立命館大学さんは最後の10分間、本当に素晴らしい攻撃をされたと思います。ただ、それをさせてしまったのは摂南側にあると思っています。一つはメンバー交代をしていく中で、替わった選手がいい形で機能しなかった。タックルのキャッチアップ(組織でするもの)に綻びがどんどん大きくなっていった。一本二本は仕方がないが、それを最後まで修正できなかったことが問題だと思っています。
Q.ここまでのチームの成長は?
瀬川監督
先週は何とか勝つことができて、今週はさらにいい準備ができていました。チームの気持ちも白星を獲ったことによって上向いていたこともあります。後半の30分まではすごく成長している部分が見れたと思っていました。また、今日の試合だけでなく、昨日、同志社大学さんとジュニアとコルツの試合をして、今までは全く歯が立たなかったような相手にも対等に戦えたということもあり、チーム全体として(前節に)一つ勝てたということが自信に繋がったと思います。(3連敗から)自分たちがやるしかないという所(ダイナミックにボールを動かすラグビーをしよう)に立ち返ったことが非常に良かったと思います。
10月22日(日) 京都産業大学 vs 近畿大学
マッチレポート
ここまで3連勝の京都産業大学に対して、1勝2敗の近畿大学が挑む一戦。秋晴れの少し汗ばむような陽気の中、京産大のキックオフでスタートする。
いきなり2分、キックオフのボールを近大がキャッチミス。逃さず京産大は前へ前へと攻め込み、ホールディングの反則を奪う。京産大はゴール前ラインアウトを選択、近大の踏ん張りでモールを押し込むことができず、ユーズ・イットの声。ボールを散らし、FWで前に出た後、BKにパスアウト、最後はSO⑩奈須貴大の切れのあるランで中央へ回り込みトライ。GKはFB⑮辻野隼大が難なく決め、京産大があっさりと先制する。(7-0)
6分、次は近大。リスタートから敵陣での攻撃を繰り返す。体を当てながら前へ出て、自分たちの接点が十分通用するかの感触を得ながら22Mラインを越えようとする。WTB⑭植田和麿が右ライン際をビッグゲイン、ここから左に展開し、最後はSO⑩半田裕己の絶妙のキックパスを左大外で構えていたWTB⑪岸未来がキャッチ、そのまま左中間に押さえる。(7-5)
11分、今度は京産大。敵陣22M付近から、ラインアウトからのモールをゴール前まで押し込む。FWで数回ラックサイドを攻め、最後はラインに残っていたNO8⑧シオネ・ポルテレにパス、相手をぶちかまして右中間にダイブトライ(GK成功)でリードを広げる。(14-5)
22分、近大⑩半田が右中間22M付近からの難しいPGを決めて追い上げる(14-8)
この後、ロースコアの中、近大が攻めるという展開が続いたが、38分、京産大は久々に敵陣に入る。ラインアウトの後、ここからは集中力を見せて攻め続け、最後は、⑩奈須が22M付近からステップで相手を交わしトライ(GK成功)で終了間際のワンチャンスをものにした。(21-8)
12分のハーフタイムを挟み、後半は近大のリスタートキックで開始。
後半もいきなり2分、京産大はHL付近ラインアウトから右に展開、PR①乳井大士からLO⑤ソロモネ・フナキのビッグゲイン、HO②李淳弘から⑩奈須に渡り、敵を2~3人かわして中央にトライ(GK成功)でスコアを伸ばす。(28-8)
何とかスコアを詰めたい近大の攻撃に対し、京産大は固い守りで応戦する展開が続くが‥。
24分、久々に敵陣に入った京産大は22M付近ラインアウトからモールでゴール前10M付近まで押し込んでいく。モールが崩され反則のアドバンテージを貰いながら左へ展開、最後は⑮辻野が左中間に勝負ありのトライ(GK成功)。(35-8)
このまま時間が過ぎ、試合終了となる。
この試合、両チームに点差ほどの力の差があるとは思えなかった。敵陣で戦う時間は近大の方に分があったが、敵陣に入るときっちり7点を獲って帰る京産大の集中力は見事であった。
POMには、けがから復帰し、本日3トライと躍動した京産大SO⑩奈須貴大が選ばれた。
会見レポート
近畿大学 神本 健司監督
京都産業大学さん相手にセットピースでいかに勝負できるかに焦点をあてて3週間準備してきました。そのセットの中で、スクラムについては自分達が思っているような組み方が出来ましたし、ラインアウトも相手ボールにも競れていましたので、良い形で進められたと思います。ただ中盤に、不用意なペナルティーを近大がしてしまい、自陣で試合を進める時間が、特に前半は多くなり、その部分で(京産大に)スコアされてしまいました。この不用意なペナルティーは改善していかなくてはいけないと思っています。
試合全体を通じては、近大がボールを支配する時間が長かったのですが、京産大さんの素晴らしいディフェンスに阻まれて、ノットリリースでペナルティーを取られる場面も4~5回はありました。その部分は近大の力不足かなと感じています。逆に京産大さんは、近大陣内に入ってきた時にきっちりチャンスをスコアにされました。そういった差によってじわじわと点差が広がっていって、試合が終わったという感想です。
学生達は準備してきた事をしっかりやってくれました。これが勝ちに結びついていないという所は私の責任だと感じています。なかなか上を目指すという事が難しい状況になってきていますが、関西リーグは後半戦でどうなるかわからない状況がまだまだあると思いますので、次に向けて良い準備をして臨んでいきたいと思います。
平沼 泰成共同キャプテン(以下 C)
(試合は)負けてしまいましたが、FWは、京産大さんのスクラムに対抗できる自信もありましたし、徹底的に練習していました。(その中で、)前半は自分達の思っているようなスクラムが組めて優位に立てている場面がいくつかありましたが、自陣でのペナルティ-であったり、1回で(京産大に)取り切られれたり、徹底的にやってきたブレークダウンの部分でも、まだまだ出来ていないと感じました。
スクラムもラインアウトでも充分に対抗できていたと思いますが、京産大さんの強いフィジカルの部分で引いてしまう部分があり、そういった部分が敗因かなと思います。
Q.スクラムに手応えを感じていた中で、前半に、ペナルティ-からショット(PG)を選択していたのは。
平沼C
点差も小さかったので、まず点差を縮めて、後半に自分達のセットプレーで優位に立とうと思っていました。
京都産業大学 廣瀬 佳司監督
前回、立命館大学と接戦しまして、今回はもっと京産大らしい戦いをしようと臨みました。試合展開は別として、前に出るひたむきなディフェンスや厳しいプレーを随所に見せてくれて、非常に良かったなと思っています。
次回から(昨年度)上位校と当たりますので、更にチーム力を高めて戦っていきたいと思います
三木 晧正キャプテン(以下 C)
今日の試合には、対近大さん(を意識する)というよりも、京産大らしいラグビーをしようという事で2週間準備してきました。まだまだいろいろな課題はありますが、京産大らしく戦う事は、シーズンを通して徐々に浸透出来てると思います。
次から強い(昨年度上位校)チームとの対戦になりますが、京産大らしさを忘れずに戦っていきたいと思います。
Q.4試合を終わって、手応えと課題を教えてください。
廣瀬監督
4試合戦いましたが、どこのチームも力があって、圧倒するという事は出来ませんでしたが、自分達のアイデンティティー(らしさ)を見つめ直す事が出来たので、今後上位校と戦っていけると手応えを感じています。
我々はセットプレーでプレッシャーを掛けていきたいと思いますので、いつも同じになりますが、課題はセットプレーの強化になります。今日の試合、前節では、キッキングゲームの所で負けている所がありましたので、この部分も課題だと思います。
Q.ディフェンスはどう評価されていますか。
廣瀬監督
ゴールラインを背負った場面のディフェンスは練習しています。今日も何回か苦しい時間帯がありましたし、ゴールラインを背負った場面もありましたが、ゴールラインを割らせないという意識が非常に高く良くなってきていると思っています。
Q.スクラムについて(今日の評価、ハーフタイムのコーチからの指示は)
三木C
コーチには自分から聞きに行きました。2週間、対近大スクラムにいろいろな準備をしましたが、やっぱり京産大のスクラムに戻そうと。(前半)劣勢になっていたところから、5分もしくはそれ以上に出来たと思います。(スクラムは)課題ではありますが、試合の中で修正出来た事は良かったと思います。
Q.奈須選手がSOで先発されましたが、その評価は。
廣瀬監督
奈須選手は、今年の春にFBかSOにコンバートしました。今日もトライが有りましたがランも出来ますし、左足のキック力も有りますので、SOに置いています。(後は)ゲームメーク、ゲームコントロールがもう少し出来れば(もっと)良いかなと思います。春から500分以上SOで出ています。前節は怪我でしたが、(今節)戻って来たので、これから力を発揮してくれると楽しみにしています。
10月22日(日) 同志社大学 vs 摂南大学
マッチレポート
2023ムロオ関西大学ラグビーAリーグ第4節、後半の2試合は晴れ、弱風の宝が池公園球技場で開催される。
第一試合は同志社大学VS摂南大学が対戦。
同志社大と摂南大は共に開幕から3連敗と苦しい戦いが続いている。お互いにこの戦いに勝利し勢いをつけて残り試合で上位進出を目指したい。
風上から攻める同志社大SO⑩嘉納一千のキックで試合開始。
試合開始から攻める摂南大はゴール前まで攻めるも得点を奪えず苦しんでいたが、7分、チャンスを摑む。敵陣20m右ラインアウトから展開しSH⑨三田村裕城からFB⑮前薗斗真に渡りパスを受けたWTB⑭木田匡也が左隅に先制トライ。GKも難しい角度からCTB⑫大津直人が成功。0-7
11分、同志社大が敵陣22m中央スクラムからSH⑨福岡壮太郎からパスをうけたCTB⑫岡野喬吾が巧みなステップでデフェンスをかわしゴールポスト左にトライ。GKもSO⑩嘉納が成功し同点とする。7-7
15分、摂南大が自陣からWTB⑪マイケルズ・カストンが中央まで走り込みパスを繋ぎゴール前3mラックからLO⑤ヴェティ・トゥポウが右中間にトライ。GK不成功。7-12
25分、同志社大がペナルティからショットを選択し左中間22mからのPGをSO⑩嘉納が成功。追い上げる。10-12
26分、摂南大がハイパントのキックミスから攻め右中間10mからSO⑩川上凌空のキックパスを受けたWTB⑭木田が右中間にトライ。GKもCTB⑫大津が成功。10-19
32分、同志社大が敵陣5m右ラインアウトから左に展開し、SO⑩嘉納、FB⑮芦澤仁からパスを受けたWTB⑭桃田涼平が左隅にトライ。GK不成功。15-19
34分、摂南大のリスタートキックから快走したWTB⑪カストンが好タックルで相手を倒し、マイボールからCTB⑬嶋本大賀が左隅にトライ。GK不成功。15-24
39分、同志社大がオーバーザトップのペナルティからショットを選択し、右中間41mからのPGをSO⑩嘉納が成功。18-24
前半は摂南大が24-18とリードして終了する。
摂南大SO⑩川上のキックで後半開始。
6分、摂南大が敵陣3mでターンオーバーしLO⑤トゥポウからパスを受けたSH⑨三田村が40m走り切り左中間にトライ、GKもCTB⑫大津が成功。18-31
同志社大もゴール前まで攻め込むが摂南大の厚いデフェンスには阻まれる。終盤に試合が大きく動き出す。
32分、同志社大が敵陣10m右中間のペナルティから攻め最後は途中出場したSH㉑藤田海元からパスを受けたSO⑩嘉納がゴールポスト下まで持ち込みトライ、GKもSO⑩嘉納が成功。追い上げる。25-31
37分、再び同志社大が自陣から得意の展開ラグビーで敵陣まで攻める姿勢を貫き最後はCTB⑫岡野からパスを受けた途中出場HO⑯長島幸汰がゴールポスト下にトライ、GKもSO⑩嘉納が成功。逆転。32-31
逆転を許した摂南大も反撃に出る。42分、摂南大がオブストラクションのペナルティからショットを選択し右中間35mからPGをCTB⑫大津が成功。再逆転。32-34
ロスタイムに入り最後まで諦めない同志社大は敵陣20mスクラムでペナルティを誘うことに成功しショットを選択、30m中央からのPGで勝利を願うが決まらずノーサイドを迎えた。
摂南大が接戦を制し34-32で勝利。
同志社大は今日の試合の様に最後まで諦めない戦いを継続してほしい。摂南大は待望の勝点4を獲得し上位進出を目指す。
POMには逆転のペナルティキックを成功し勝利に貢献したCTB⑫大津直人選手が選ばれた。
会見レポート
同志社大学 宮本 啓希監督
最後はああいう形になってしまいましたが、学生が判断しての結果でそれは評価しています。
前回の関大さんとの敗戦から2週間、モチベーションを上げるのに難しい部分もあったのですが、春からやってきたことに立ち返って「自分たちの強みを磨いていこう」とやってきました。ジュニアやコルツ戦もいいプレーをしてくれていて、いい準備ができていましたが、やはり今日は勝たなければいけないという緊張からか一瞬のリアクションの遅れから摂南さんに流れを持っていかれたところがありました。しかし13点差から逆転までもっていったところは次の天理大戦に向けてのいい部分だと思います。次に向けてしっかり準備していきます。
山本 敦輝キャプテン
イージーなミスが多く、それを得点につなげられて自分たちの流れを掴むことが出来ず、また後半は相手陣で戦うことができたのですが取り切れなかったので、そこが今後に修正していかなければならないところだと思います。
Q.イージーなミスは何が原因なのか?
山本キャプテン
自分たちのコミュニケーションのミスで、そこで声を出していればうまくいったというところがありました。またトライを取り切れなかったのは、一人ひとりが前へ出ようと意識しすぎて取り急いでしまったところにあると思います。
Q.最後のPGを外したので負けたように見えるが、実際は逆転した後に摂南大にPGを決められて再逆転を許したところだと思いますが、いかがですか?
宮本監督
おっしゃる通りです、トライ後のキックオフでしっかり相手陣に行くと意識していたと思いますが、あそこでペナルティーになってしまったのはボールに執着しすぎたのだと思います。それはいいことなのですが冷静になることが次の課題です。
Q.最後にPGを外したことについて。
山本キャプテン
キッカーの嘉納一千はチームの中で一番練習していますし、キックも一番うまいので彼の責任ではないです。チームとしての負けです。
Q.ゲーム中に「同志社らしく」と声をかけていたが、同志社らしいプレーとは?
山本キャプテン
アタックだったら前へボールキャリーする、デフェンスだったらしっかり前を見て出ると、春からやってきたことをしっかり出すということです。
摂南大学 瀬川 智広監督
摂南がPGを決めて同志社さんが外して、どちらかというと自分たちと言うより相手のキックが外れたという勝利です。関西学院さんに敗れてそこから、次の同志社さんに向けて、同志社さんにフォーカスするのではなく、自分たちにフォーカスしてやってきましたので、1点でも上回ってノーサイドの笛を聞くことが出来てよかったと思います。
森山 迅都キャプテン
最後は同志社さんの流れでしたが、それまでの後半の20分間ほどをずっと自陣でデフェンスしていて、トライを取られなかった我慢強さと、前半も自分たちが理想とするボールを動かすラグビーがいくつか見られ、4試合目で徐々に形になってきているのが良かったと思います。
Q.最後のキックの選択はどのように判断したのか?
森山キャプテン
狙える場所でしたし、時間帯も考えてキッカーに聞いて判断しました。
Q.今日の試合でどの部分が相手より上回っていたと思うか?
森山キャプテン
接点の部分とボールを動かす部分です。
Q.PGを決めた後の残り時間が少ない中で、相手陣でプレーする選択肢はなかったのか?スタンドで声援を送る仲間から「敵陣、敵陣」という声が多く聞かれたが。
森山キャプテン
確かに(笑) 今思えばそうだと思います。敵陣でプレーすればもっと楽に試合運びもできたと思います。
Q.同志社に勝ったということについての気持ちは?
瀬川監督
摂南大学と同志社大学さんの歴史を比べると大きな差があります。そういう伝統校に対して1点でも上回ることが出来たということはうれしいと思いますし、学生が喜んでいた姿を見られたということは喜ばしいことだと思います。
ただ相手の宮本監督や橋野コーチとは、ずっとトップリーグで一緒にやってきました。またお互いに開幕3連敗している中で、先に記者会見を行った宮本監督や山本キャプテンの心中を察すると苦しいだろうなと思います。逆転のキックが外れていれば我々が苦しい思いをしたわけですから、同志社さんの苦しい気持ちはよくわかります。
今回は勝っていい意味で課題を修正できると思いますが、同志社さんとは近くにグランドを構えていて親交もありますので、スクラムセッションだとかをやって、お互いに残りの試合で一つでも多く勝ち星をあげられるように切磋琢磨していきたいと思います。
10月15日(日) 天理大学 vs 立命館大学
マッチレポート
前年度下位校相手とはいえ3連勝と徐々に調子を上げてきている天理大学、前年度上位校相手に1勝2敗とはいえ前節には京都産業大学に最後まで食い下がった立命館大学。この一戦、どのような展開になるのであろうか。
天理大のキックオフでスタート。
開始5分、立命大が敵陣ゴール前に迫り、得意のラインアウトモールの機会を2回得るが、それぞれ天理大のモールデイフェンスに阻まれる。
その後すぐに、ファーストスクラムが組まれるが、天理大が圧力をかけ立命大のコラプシングの反則でペナルティーを得る。
14分、今度は天理大が敵陣ゴール前で、5Mスクラムの機会を得る。ファースト同様に圧力をかけ、押し切ってスクラムトライ(NO8⑧パトリック・ヴァカタ)、GKはSO⑩筒口允之が低い弾道でしっかり決めて先制する。(7-0)
中盤は両チームともキックを多用し、エリアで優位に立つ展開に持ち込みたいがスコアに繋がらない時間帯が続く。
終盤32分、天理大はゴール前5Mスクラムを得る。今度は押し切れないが立命大FWに十分に圧力をかけ封じ込める。一旦SH⑨北條拓郎がサイドに持ち出し、ボールをピックした⑧ヴァカタが力づくでゴールラインを割りタッチダウン(GK成功)、リードを広げる。(14-0)
このままスコアは動かず、前半が終わる。

後半は14点ビハインドの立命大キックでリスタート。
後半のファーストスクラムも天理大が圧力をかけ、立命大のコラプシングの反則でペナルティーを得る。そこからタッチに蹴りだし、ラインアウトでもモールで圧力をかけ、また立命大がコラプシングの反則を繰り返す。
8分、天理大はゴール前5Mラインアウト、FW8人がまとまって押し、HO②寺西翔生がトライ(GK成功)。(21-0)
15分にも、天理大はゴール前5Mラインアウトから、今度はFWが近場を攻めて最後はPR③松野楓舞がトライ(GK成功)で引き離す。(28-0)
立命大はFWで圧力をかけられ、4本のトライとゴールで、集中力が保てなくなってしまったか。この後は、天理大はBKも絡めたトライラッシュで19分WTB⑪藤原竜之丞、26分⑧ヴァカタ、27分⑨北條(ここまでGKすべて成功)。
32分はHO⑯稲嶺翔太、37分にはSH㉑高岸尚正(SO㉓中村仁GK成功)、最後は42分⑪藤原のトライ(GK成功)で10トライと立命大を寄せ付けず、今シーズン初めての完封勝利の4連勝(勝点19)でリーグ後半戦(前年度上位校との対戦)に向かう。(68-0)

両チームには、この得点差ほど力の差があるとは思えないが、FW(とりわけスクラム)で圧力をかけ続けた天理大が、後半中盤以降の立命大の戦意を断ち切ったという結果になった。
POMには、天理大SO⑩筒口允之が選出された。GK(7/7)は見事であった。

会見レポート
立命館大学
鬼束 竜太ヘッドコーチ
正直に言ってこの点数は受け入れられないというか、いろんな歯車がかみ合わず、「何からしゃべっていいか」というところです、ただここまで差が開くほど弱いとは思っていませんので、敗因をしっかり分析して修正し、次の試合まで2週間ありますので割り切って、残り3試合を選手権出場に向けて全力で戦います。
森 駿太 キャプテン
前半はアタックする時間も短い中でキックを使いながら2トライの失点に抑えることが出来たのですが、後半に関しては整理がついていないのですが、決してスイッチが切れたわけではないのですが、やりたかったことがうまくできなかったです、修正して選手権に向けて1試合ごとに確実に勝っていきたいと思います。

・前半は規律の部分で苦戦しているように見えたが?
鬼束ヘッドコーチ
前節の京都産業大学さんや天理大学さんはスクラムが強力なので絶対に反則はしないと練習から言い続けていたのですが、チームに浸透させるのには甘かったのかなと思います、オフサイドとかしようとは思っていないですし、またロールアウェイは相手に乗られてしまってアンラッキーな部分もありましたが、規律の部分ではしっかり修正していかなければと思っています。
・前節の京都産業大学戦と比べると覇気がなかったように見えたが?
鬼束ヘッドコーチ
集中していなかったわけでもないですし、エナジーがなかったわけでもないです、選手一人一人がどう感じているかわはわかりませんが、そう見えたのであれば足りなかったのかもしれません、確かにハーフタイムで中林チームコーディネーターが自分たちは「チャレンジャーだ」と檄を飛ばしたところはありました、そういった部分は変えていかなければならないですが、なんでもかんでもエナジーではなく、必要なコールだとかコミュニケーションが必要だと思っていますので、そこはチームとして共有していきます。
天理大学
小松 節夫監督
前半はアタックの機会がなくて苦労しましたが、今日はスクラムが安定していましたので、後半もそこからゲームを組み立てようということで、今日は自分たちのペースで点数を重ねられたと思います。
久しぶりにシャットアウトできたのはチームとしては良かったと思っています。
北條 拓郎キャプテン
前半はお互いにデフェンスでもアタックで体を激しく当てあってきて、12-0というスコアでしたが、後半は自分たちのやりたいラグビーができたので次につながると思います。

・今年の立命館大学はBKがいいというイメージだが、その辺の対策は?
北條キャプテン
特に、相手がこうしてくるからこのように対応しようとかではなく、自分たちのやりたいラグビーをすると決めてきたので、普段通りのラグビーができるようにゲームをコントロールしました。
・FWで圧倒していたし、反則も誘っていたが、この4節を終えてFWの成長は感じるか?
北條キャプテン
スクラムもモールも優位に立ってくれるので、FWには自信をもってこれからの試合ものぞんでいきます。
・1年生を多く使ったねらいは?
小松監督
特にないです、チーム内で競争する中で1年生が入ったということで、あえて1年生を使ったわけではありません、ただチーム内での刺激になればとは思っています。
・1年生が多く入る中でキャプテンとしてどのようなところに配慮したのか?
北條キャプテン
プレッシャーを感じさせないように、自分のやりたいプレーを気楽にできるように意識しました。
10月15日(日) 関西大学 vs 関西学院大学
マッチレポート
2023ムロオ関西大学ラグビーAリーグ第4節,前半の2試合は晴れ、弱風の天理親里競技場で開催される。
第1試合は関西大学VS関西学院大学が対戦。
関西大は1勝2敗、勝点4を獲得し、前節では強みのFW戦で同志社大に勝利し勢いを保ったままこの一戦に臨む。関学大は開幕から3連勝、勝点12を獲得し、安定した試合運びと後半に強みを発揮している、前年度はロスタイムに逆転を許した雪辱を晴らしたい一戦。

関大SO⑩池澤佑尽のキックで試合開始。
開始8分、最初にチャンスを掴んだのは関学大敵陣18m右ラインアウトから右に展開しFB⑮加藤匠朗からパスを受けたWTB⑭山本快が左隅に先制トライ、GK不成功。0-5
13分、関学大が関大の自陣からキックしたボールを中央でキャッチしたWTB中俊一朗が走り込みパスを繋ぎ最後はHO②平生翔大がゴールポスト下にトライ、GKもSO⑩齊藤綜馬が成功、リードを広げる。0-12
21分、関大が敵陣ゴール前12mのペナルティからショットを選択しSO⑩池澤がPGを成功。3-12
23分、今度は関学大が敵陣42mでノットリリースのペナルティからショットを選択しSO⑩齊藤がPGを成功。3-15
25分、関大が敵陣22m付近右中間からターンオーバーしマイボールから左に展開しSH⑨溝渕元気からパスを受けたCTB⑫石川海翔が中央を突破しそのままゴールポスト左にトライ、GKもSO⑩池澤が成功、追い上げる。10-15
41分、再び関大が敵陣ゴール前7m右ラインアウトからフェーズを重ねSO⑩池澤からWTB⑭正田青海に渡りパスを受けたWTB ⑪立石和馬が左中間にトライ、GKもSO⑩池澤が成功、同点とする。15-15
両校譲らず前半が終了。

関学大SO⑩齊藤のキックで後半開始。
後半開始5分、関学大が敵陣ゴール前20m右ラインアウトから展開し最後はSH⑨金築達也からパスを受けたCTB⑫松本壮馬が右中間に勝ち越しトライ、GKもSO⑩齊藤が成功、リードする。15-22
11分、再び関学大が敵陣ゴール前5m右ラインアウトからモールを形成しサイドを攻め最後はPR③安達朋樹が右中間にトライ、GK不成功。15-27
18分、今度は関大が敵陣ゴール前10m右ラインアウトからモールを形成し最後は途中出場したPR⑱杉原絃太が右中間にトライ、GK不成功、追い上げる。20-27
27分、関学大が敵陣11m右ラインアウトからフェーズを重ね最後はNO8⑧小林典大がゴールポスト右にトライ、GKもSO⑩齊藤が成功。20-34
29分、関学大がキックオフのボールを自陣22m付近でキャッチしたWTB⑭山本が巧みなステップで独走しそのまま左中間にトライ、GKもSO⑩齊藤が成功リードを広げる。20-41
37分、関学大が敵陣15m中央のペナルティからショットを選択しSO⑩齊藤がPGを成功。20-44
関大も果敢にアタックを仕掛けるが関学大の分厚いデフェンスに阻まれ得点を奪えずノーサイドを迎える。
関学大は最後まで粘りのデフェンスで関大のトライを阻止し3トライ差を死守した。
勝点1を上乗せし勝点5を確保。17として無敗で優勝を目指して邁進する。

POMには先制トライと独走トライで勝利に貢献した関西学院大学WTB⑭山本快選手が選ばれた。
会見レポート
関西大学
Q、今日の試合を振り返って。
佐藤 貴志 監督
前半は点差が開きそうな時に、頑張ってしっかり自分達のスタイルに戻して、同点で折り返す事ができました。後半はしっかり自分達のプランを持って臨みましたが、関学さんの、特にバックスのアタック力、ディフェンス力の前に後手を踏んでしまいました。
(次戦まで)二週間空いていますので、しっかり立て直して関大のスタイルをもう一度確認して臨みたいと思います。
垣本 大斗 キャプテン(以下 C)
前半は自分達のプラン通りにしっかりと戦えましたが、セットプレー、特にスクラムで大きなプレッシャーを受けてしまったのが、(勝敗に)一番大きかったと思います。 バックスも関学バックスに勢いに乗られてしまったのが敗因です。

Q、スクラムのセットアップで(お互いに)反則が多かったが。
垣本C
スクラムのギャップや距離感のところが合わなかった所はありました。
Q、ラインアウトモールではアタック、ディフェンスとも(パフォーマンスが)良かったと思いますが感触は。
垣本C
モールは関大の強味だと思います。(今日の)関学さんにも通用したと思いますし、次戦に向けてもっともっと磨きを掛けていきたいと思います。
Q、モールで一番大事にしている所はなんでしょうか。
垣本C
8人全員で固まって低く方向を統一して押して行く事を意識しています。
Q、(上位4チームとの)4節を終えて、1勝3敗という成績をどう評価されますか。
佐藤監督
目標にしている大学選手権出場については、1勝する事も1敗する事も(すべて)大きな影響があります。
ただチームとしては、非常に成長できていると感じています。後半戦に向けて、もう一度強味を磨いて弱みを修正していきたいと思います。
Q、どのあたりに強味、弱みを感じますか。
佐藤監督
特にスクラムの所で、(今年は)勝負できる場面、我慢できる場面が増えてきていると思います。ディフェンスでもブレークダウンでのターンオーバーが増えています。上位のチームに対してしっかりプレー出来た事には自信を持って、(後半戦に)つなげていきたいと思います。
関西学院大学
Q、今日の試合を振り返って。
小樋山 樹 監督
関関戦であり、2年連続で負けているという事がありましたので、チャレンジャーとして臨みました。
試合については、接点で負けないという事を意識していましたが、関大さんの素晴らしいファイトの前に受けてしまい、反則を続けてトライを取られる場面が特に前半はありました。後半、この部分を修正してしっかりエリアを取って敵陣で戦えた事が、結果的には勝利につながったと思います。次は京都産業大学さんとの対戦なので、絶対に勝つという気持ちで2週間しっかり準備したいと思います。
齊藤 綜馬 ゲームキャプテン(以下 GC)
勝ち切れたというのが一番良かったです。
3勝で今日を迎えて、ボーナスポイントを取って勝つという事も考えていた中で、それを達成できて良かったです。

Q、ラインアウトとその後のモールで今シーズン苦戦していると感じるが。
小樋山監督
春シーズンはラインアウトの獲得の部分で課題がありました。夏合宿を経て(この部分は)良くなってきていると思います。次は、形をしっかり作って同じベクトルに向かって全員で固まって押す事を、平日のユニット練習から意識して練習していきたいと思います。
Q、(前節の)摂南戦では終盤にたたみかけられたという所が、今日は改善され、逆にたたみかけたと思いますが、どこを改善されましたか。
小樋山監督
(摂南戦後に)リザーブメンバーがもっとインパクトを出していこうという事と、終盤にスイッチを入れ直してやろうと話をしていました。
喩キャプテンに代わって入った7番FL田中大瑚も良く走ってやってくれていましたし、リザーブから出た選手も良くタックルに入ってくれていました。
ただ、自分達がしっかりやれば後2~3本は取れた場面がありました。その場面で取り切れなかった事では、目標の関西制覇にはまだ厳しいかなと思いますので、日頃の練習から危機感を持ってやっていきたいと思います。
Q、4連勝の要因は何でしょうか。
齊藤GC
(昨年は)滑り出しが良かったにもかかわらず終盤で負けて大学選手権を逃しましたので、今年はチャレンジャーという事を大事にして日頃からやっています。泥臭いプレーをしていこうという部分で相手より上回っている事が、勝てている要因だと思います。
小樋山監督
(昨年)選手権出場を逃した悔しさが根底にある事で、学生自身が本当にチャレンジャーという意識を持っていると思います。そこは大事にしていきたいと思います。
10月8日(日) 立命館大学 vs 京都産業大学
マッチレポート
ここまで1勝1敗の立命館大学と2連勝の京都産業大学の一戦。雨の降る中、立命大のキックオフで始まった。

開始3分、最初のスコアは立命大。敵陣10M付近中央で京産大のハイタックルの反則に対し、迷わずショットを選択。SO⑩森駿太が約40MのPGを決めて先制する。(3-0)
8分、次は京産大。相手オフサイドの反則からゴール前15M付近でのラインアウトを選択。ラインアウトモールの中での反則からゴール前5Mで再度ラインアウト。クリーンキャッチができなかったが何とかマイボールにし、しつこい立命大デイフェンスを潜り抜けて最後はPR③ヴェア・タモエフォラウがゴールポスト下に飛び込みトライ。GKはSO⑩辻野隼大が決めてあっさり逆転。(3-7)

この後しばらくは、立命大が敵陣で戦う時間帯が続く中、18分、ジャッカルから相手にノットリリース・ボールの反則を誘う。迷わずゴール前ラインアウトの選択、ゴール前7Mから低く固まったモールにBKの選手も加担できっちり押し込み、HO②安部薫平が押さえ込み逆転。(8-7)

この後は、両校とも攻めるが有効打が出ないという状況がしばらく続く。 36分、均衡を破ったのは京産大。
敵陣10M付近マイボールスクラムを押し込み右側を前に出す、アドバンテージを貰いながら、NO8⑧シオネ・ポルテレがトップスピードで右サイドを走り抜けゴール前5M付近まで迫る。ゴール前ラックからPR①曽根隆慎が持ち出し、⑧ポルテレがサポートで押し込みながらグランディング(GK成功)で再逆転。(8-14)
このままのロースコアでハーフタイム。
後半は6点リードの京産大のドロップキックでリスタート。
両校ほぼ互角の攻防で中盤までスコアは動かず。 19分、後半最初にスコアしたのは京産大だった。ゴール前左サイド5Mのマイボールスクラムで右を前に出し少し押し込むと、⑧ポルテレが右サイドを強引にゴールライン越えを狙うが、立命大も懸命のデイフェンス。最後はFL⑦三木皓正が潜り込む。ARにグランディングの確認の後、トライ認定の長い笛が鳴る。(8-19)

31分には、立命大がゴール前、得意のモールから押し込み、CTB⑬江川剛人にパスアウト、ダイブしてゴールラインを越える(GK成功)。また、4点差の射程圏内に詰める。(15-19)
もう一本欲しい立命大、引き離して勝負を決めたい京産大だが、次にスコアしたのは京産大の方であった。
35分、ゴール前へ強いランナー(WTB⑭ナプラギ・エロニ、HO②李淳弘、NO8⑳テピタ・ポレオ)を走り込ませ、ゴールラインに迫り、最後は⑧ポルテレが押さえ込み、(残り時間から見ると)勝負ありのトライ(GK成功)。(15-26)

だが、この後、立命大も勝点にこだわり自陣から攻め続け、敵陣22M内に入ることに成功。47分に得意のモールを押し込み最後はSH⑨北村瞬太郎が意地のトライ(GK成功)で勝点1をもぎ取った。(22-26)
この試合、前年度そして春季トーナメントのチャンピオン・京産大に対し、真っ向勝負で挑んだ立命大の攻防には目を見張るものがあった。
POMには、得点の機会を作り、自らもトライも挙げた京産大NO8⑧シオネ・ポルテレが選ばれた。

会見レポート
立命館大学 鬼束 竜太 ヘッドコーチ(以下HC)
本日はありがとうございました。地元滋賀の開催でしたので、関西トップのチームにどれくらいチャレンジできるか、また自分達の目標を達成するためにどう戦うかという所でしたが、しっかりやってくれたと思います。特にFWがディフェンスで本当に頑張ってくれたと思います。
しかし、準備していたサインプレーやちょっとしたプレーの選択で、うまく嚙み合わずに得点出来なかった部分があって、最終的なスコアを見るともったいなかったなあと感じます。相手のミスに助けられた部分はありますが、全員でしっかりプレッシャーをかけた結果だと思いますので、選手たちはすごく頑張ってくれたと思います。ただもう一歩届かずという所は、来週に向けて1週間で補って(天理大学戦に)勝ちたいと思います。
森 駿太 キャプテン(以下 C)
先々週の関西学院大学戦で逆転負けをして、個人的にもチーム的にも落ち込んでいた所があって切り替えに少し時間が掛かりましたが、前年度関西優勝の京都産業大学さんに立ち向かうマインドをここまで持ってこれ、(それを)プレーで表現できて良かったと思います。
個人的には、たらればになりますが、PKの3点と(端の難しい位置の)コンバージョンの2点の5点を外して、チームに非常に申し訳なく改めて自分の責任を感じます。
今日の負けは次につながるとポジティブにとらえて、来週の天理大学戦では必ず勝ちたいと思います。

Q.FWのリザーブを6人にしていましたが
鬼束HC
京産さんがFWでプレッシャーを掛けてくる事は判っていました。スクラム、モールもそうですが(京産の)強力なFWに対して、一人でも多くのフレッシュな選手が頑張ってやってほしいというのがありました。
Q.(強力な京産のFWに対して)フィジカルの部分で戦えていたと思うが
鬼束HC
特にFWは春からずっとフィジカルは取り組んでいましたので、今週突然良かったのではなく春からの積み重ねがあって、試合を重ねるにつれて選手たちは自信を付けてきた事の現れだと思います。
京都産業大学 廣瀬 佳司 監督
立命館大学さんの勢いのあるアタックと強力なモールを止め切る事は出来ませんでしたが、最後まで戦い勝ち切ったという所では良くやってくれたと思います。
関西リーグ優勝に向けて、今日のゲームで学んだ事を活かして次に進んで行きたいと思います。今日はありがとうございました。
三木 晧正 キャプテン(以下 C)
この二週間良い準備が出来ました。今日の試合は必ずタイトな試合になるとチーム全員が共通認識として持っていましたが、勝ち切る事が出来て本当に良かったと思います。

Q.(前節より)両ロックが替わった中でFW陣の印象は
廣瀬監督
二週間すごく良い準備をしてくれました。FWで何回もゲインを切りましたし良く前に出てくれていたなと思います。終盤ラインアウトで少しミスが出ましたが、全般的には三木キャプテンを中心に良くまとまってしっかり戦ってくれたと思います。
Q.後半、密集サイドを突いていく事が多かった印象だが
三木C
立命さんのバックスの刺さるタックル等良いディフェンスを受けていたので、FWで(密集)近場を攻めて行こうと話をしていました。
Q.PGを狙わずに(やや苦戦した)ラインアウトの選択が多かったと思うが
三木C
エリアを取っていく事を(優先して)考えていました。
Q.次節からは昨年上位校との戦いが始まりますがそこに対しては何かありますか
三木C
自分達は強くないと思ってやり続けています。(今は)次の近畿大学戦しか頭にありませんので、そこに向かってしっかり準備して行きたいと思います。
10月8日(日) 関西学院大学 vs 摂南大学
マッチレポート
2023ムロオ関西大学ラグビーAリーグ第3節の残り2試合は曇り、微風の皇子山総合運動公園陸上競技場で開催される。
第1試合は関西学院大学VS摂南大学が対戦する。関学大はひたむきにやるラグビーが巧を奏し開幕から連勝、勝点8を獲得し試合後半に力強さを発揮している。

摂南大は連敗スタートとなっているが、前年度上位校である京産大と天理大には負けはしたが善戦しており、攻撃のリズムも良く初勝利と勝点の獲得に挑む。

摂南大SO⑩川上凌空のキックで試合開始。
最初にチャンスを掴んだのは摂南大。8分に自陣27m左中間で関学大のノックオンしたボールを摂南大FL⑥河野秀太朗が拾いSH⑨三田村裕城に渡り、パスを受けたWTB⑪マイケルズ・カストンが40mを巧みなステップでタッチライン沿いを走り切り左隅に先制トライ。GKも難しい角度からSO⑩川上が成功。0-7

24分には関学大が敵陣20m右中間のノットリリースのペナルティからショットを選択し、SO⑩齋藤綜馬が敵陣20m右中間からのPGを成功。3-7
33分、関学大が敵陣23m右中間で摂南大オフサイドのペナルティから、再度ショットを選択しSO⑩齋藤が23mPGを成功。6-7
37分、再び関学大が敵陣ゴール前5m左ラインアウトからモールを形成し右に展開最後はHO②平生翔大が右中間のトライ。GKもSO⑩齋藤が成功、逆転する。13-7

40分関学大が、敵陣ゴール前8m右ラインアウトからモールを形成し、そのままLO④堤保澄が右中間に飛び込みトライ。GKもSO⑩齋藤が成功リードを広げる。20-7
お互いに攻防を繰り返したが得点を奪えず前半が終了。
関学大SO⑩齋藤のキックで後半開始。
齋藤がドロップキックした敵陣22m右中間のボールを、摂南大がノックオンしボールを拾ったFL⑦稲垣直希からパスを受けたHO②平生が走り切り右中間にトライ。GKもSO⑩齋藤が成功。27-7
6分、関学大が摂南大のペナルティからショットを選択し、約42m中央のPGをSO⑩齋藤が成功。30-7

15分、再び関学大がセンターからCTB⑬冨岡周が中央を突破し、SH⑨金築達也からパスを受けたO8⑧小林典大が相手をなぎ倒し右中間にトライ。GKもSO⑩齋藤が成功、37-7
攻撃のリズムも掴めなかった摂南大は、漸く28分に敵陣ゴール前5m左ラインアウトから右に展開しフェーズを重ね、最後はラックからボールを確保したCTB⑫大津直人が右中間にトライ。GKもSO⑩川上が成功。37-14

34分、再び摂南大が敵陣ゴール前5m左ラインアウトからモールを形成し、最後はラックから途中出場のLO⑲神野康生からパスを受けたNO8⑧ヴィリアミ・サポイが左中間にトライ。GKもSO⑩川上が成功。37-21
摂南大は最後まで力を振り絞り素早くボールを移動させ、ゴールを目指したが得点を奪えずノーサイドを迎えた。37-21と関西学院大学が勝利した。
関学大開幕から3連勝と勝点12を獲得し、安定した戦いで次節に臨む。
摂南大は勝点を獲得できず苦しい戦いが続いているが、後半からの果敢なアタックは素晴らしく次節の戦いに期待したい。
POMにはゲームをコントロールしすべてのキックを成功させた関西学院大学SO⑩齋藤綜馬選手が選ばれた。

会見レポート
摂南大学 瀬川智広 監督
本日はありがとうございました。残念です、それだけです。
森山迅都 主将
残念です。悔しいだけです。

Q.試合の内容としてどう感じられましたか
瀬川監督
戦う意志が関学の方が上回っていたと思います。ラグビーは接点で勝たないと勝てないスポーツだと私は思っていまして、終始ファイトする姿勢が摂南大学には足りなかったのが残念でした。只、決してそこが出来ないチームではないと思っていますので、そういった部分をもう一度チームで考えてほしいと思います。大学選手権出場を目標としてやっている形の中で毎年そうなのですが最初に2敗3敗としてしまうと、そこから勢いを失くしてしまうことが我々のチームの課題と思っていますので森山キャプテンを含め四回生がどう奮起してくれて次節以降、しっかりと戦うチームを作っていきたいと思います。
Q.バックスの⑫番⑬番のメンバーが毎節と替わっているが
瀬川監督
何かあって戦術を変えている訳ではありません。(選手間で)競争が無いとチームが活性化しないので調子のいい選手と変更しました。
Q.今日の試合で想定されていたプランはどの様なものでしたか
瀬川監督
晴れていたらボールを動かし、雨が降って局地戦になっても接点でファイトするということが自分たちのやろうとしていた事です。天気に関わらず摂南大の方が上回る準備をしていたが終始、関学大に負けて受ける姿勢になってしまいました。
Q.今日の試合で収穫があれば
瀬川監督
負けたことによって四回生が残りの望みをどう繋いでいくか、どういうチームを最終戦まで作っていくかということが得られたことかと思います。次節、同志社大戦になりますが(勝利して)、この敗戦があったからと会見出来ればいいなと思います。
森山主将
天理大、京産大戦とは変わったことをやろうと思っていましたが、それが出来なかったことが課題で、それが収穫です。
関西学院大学 小樋山 樹 監督
摂南大とはこの2年負けてきた相手だったのでチャレンジャーとして立ち向かっていこうと今日の試合に臨んで勝ち切れたのは本当に良かったですが、後半の後半で課題が多かった試合だったと思うので、このままだと目標である関西リーグ制覇の達成が出来ないのでその課題をしっかりと重く受け止めて、次週の関西大戦があり我々はここ2年負けているのでしっかりと準備してチャレンジャーとして泥臭く戦っていきたいと思います。
兪 瑛士 主将
摂南大は勢いに乗れば恐いチームだと私達は理解していたので先週の試合と同じく今日の試合も泥臭く身体を張り続けていこうとチームのメンバーに伝えていました。試合前に勝ち点等は考えずに目の前の勝負に勝利にして目標である関西リーグ制覇を達成しようと話をしていました。それを前半20分位までは出せていたが後半20分位からは摂南大の勢いにのまれてしまいそういうプレーをすると来週の関西大にやられてしまうので後半20分からも私達のペースで試合が出来る様にしっかりと準備していきたいと思います。

Q.勝利に拘っていると話されましたが前半に先制された後、PKで点差を詰めていったが勝利への拘りの表れでしたでしょうか
兪主将
はい、そうです。得点を積み重ねて私達の固いラグビーをしようとしてショットを選択しました。
Q.ディフェンスが良くなっている印象ですが
小樋山監督
第1戦、第2戦と我々の中でディフェンスが課題としてあがり、関学の強みであるディフェンスにもう一度プライドを持って立ち返ろうと今週はやってきました。前に上がってディフェンスすることを1週間やってきて、そこが少し良くなりましたが80分通して続ける様に修正しないと、この先の試合では勝っていけないかと思います。
Q.後半20分から摂南大にのまれてしまったと話されたがその要因としては
兪主将
後半に交替で入ってくる四回生が試合を締め直すという部分が出来ていなかったところを摂南大のウイングにトライを取られたり、大きくゲインされてしまいました。
10月1日(日) 近畿大学 vs 天理大学
マッチレポート
2023ムロオ関西大学Aリーグ第3節鶴見緑地球技場の第2試合は、1勝1敗勝点4の近畿大学と 2連勝勝点9と順調なスタートをきった天理大学の戦い。小雨が混じる曇天の中、やや風下の近大SO10番半田裕己のキックでスタートした。
序盤からゲームは動く。4分、近大のペナルティから近大陣内右30mのラインアウト(以下、LO)、FWで左にボールを動かしていきCTB12番上ノ坊駿介が左中間でポイントを作ると、素早い玉出しからSH9番キャプテン北條拓郎がラックサイドを難なく突破、左中間にトライ、SO10番筒口允之のゴールも決まり、天理が7点を先制した。
続く9分は、近大G前のラックの上を飛び越えてNo.8 8番パトリック・ヴァカタが右中間にトライ(10番筒口G成功、0−14)。15分にも、近大右G L5mのLOモールを押し込みPR3番松野楓舞がトライ(G成功、0−21)。

ほとんど天理陣内に入り込めなかった近大の反撃は24分、天理のペナルティからようやく天理陣内22m Lの中に入り、中央のスクラムで天理からコラプシングの反則を奪う。ここではPKを選択して、10番半田が難なく成功、3−21とした。
しかし前半は天理の一方的な展開が続く。28分、またもや9番北條がラックサイドを抜け出し中央に回り込んでトライ(G成功、3−28)。終盤34分には、近大左中間22mL付近のラックから大きく右へ展開、10番筒口の飛ばしパスを受けたWTB14番弘田士道が右隅に飛び込んだ。筒口の難しいGKも決まり、3−35と大きく差を広げて前半を終了した。

天理10番筒口のキックで後半が開始した。後半は近大から。
5分、天理のペナルティから天理陣内左LOを選択する。そこからのモールは崩されたが、FWでラックサイドを突いて行き、最後はFL7番岩本圭伸が左中間をこじ開けた。10番半田のゴールも決まり10−35とする。

しかし次は天理だった。10分、先ほどの近大と同じように右G前のLOからモールプッシュ、ラック、最後はHO2番寺西翔生が右中間に飛び込んだ(G成功、10−42)。
ややゲームが停滞して中盤に差し掛かったが、22分に天理が追加点をあげる。10分と同じ右G前5mのLOで今度はサインプレー。LOの後方にいたLO5番渡邉完徒が内に入ってきてボールを受け、タッチライン際の2番寺西に素早くパス、寺西がそのまま右隅に2本目のトライ(G成功、10−49)。
27分には、天理自陣から3番松野と5番渡邉で中央を大きくゲインし、入替で入った直後のSH21番高岸尚正へ。高岸がそのまま走りきり中央にトライ。同じく入替で入ったSO23番中村仁がGKを決めて10−56と大量のリードとなった。
近大は終盤に入った33分に反撃、敵陣G前のラックからSH21番渡邊晴斗からのパスを受けたPR18番島本京が左ポスト付近にトライ(10番半田G成功、17ー56)。

その後、36分、天理はまたもやモールからPR18番奈良真弥が左にトライ(G不成功、17−61)、近大も終了間際に18番島本が 2本目のトライ(G成功、24−61)を奪い意地を見せたが、そのまま試合終了。24−61で天理が大勝という結果となった。
近大にとっては、前半序盤に3トライを奪われて常に主導権を奪われたことが、この点差の大きな原因となってしまった。スクラム等、場面によっては互角に戦える力があっただけに、残念な結果となってしまった。次節しっかりと修正して、いつもの勢いのある近大を見せてくれることを期待する。
一方、天理は、序盤から接点で激しく体を当てて前に出て、キャプテン北條から素早い展開をして、常に主導権を握ってゲームを運んでいた。特に前半は思い通りだったのではないかと思う。次節以降も今日の戦いを進めてくれることを期待する。
POMは、後半中盤にゲームをほぼ決める形となった2本連続のトライを取ったHO2番寺西翔生が選ばれた。

会見レポート
近畿大学
神本健司 監督
まず、このような大差のゲームになったことを来ていていただいた(観客の)皆さまにお詫び申し上げます。天理大学さんのセットピース、フィジカルの強いアタックをまず止めて、自分たちのペースで運んでいくというプランニングでしたが、入りも含めてデイフェンスのエラーで簡単にトライを(特にSHのキャプテンに前半2本)獲られたところがかなり大きかった。また、天理大学さんはセットプレーも素晴らしく(こちらも十分用意してきたのだがそれ以上に)、自分たちがやるべきことができなかったことがこのような結果になったと思っています。後半に入って1本獲り返したが、固いデイフェンスが崩せず、またトライを獲られてしまった。ただ、入れ替えで入った選手含め、24点を獲れたということは学生を褒めてやりたいと思います。次の京都産業大学との試合まで少し空くので、しっかり準備して切り替えてやっていきたいと思います。
平沼泰成 キャプテン
チームとしてデイフェンスで優位に立とうと考えていたが、天理大学さんのテンポのあるフィジカルの強いアタックに対して受けてしまい、前半でトライを許してしまってそこから崩れていってしまいました。最初、スクラムは上手く組めていたが(自信もあったのでそこは譲れなかったが)、80分間継続してできず、準備が足らなかったというのが反省です。SH北條選手をキーマンとしてフォーカスしていたのですが、その選手にスピードあるプレーでトライを獲られてしまった(攻撃の起点を押さえられなかった)。そのあたりが敗因かなと思っています。

天理大学
小松節夫 監督
前節、前半は良かったのですが、途中から相手のペースになってしまい、それを取り戻せずにゲームが終わってしまった。その反省から、今日は自分たちのラグビーをしようということで、前半、うちのペースでゲームをすることができて良かったなと思います。終盤、メンバーが変わってからリズムが狂ってしまってそのまま終わってしまった印象がありますが、ゲームの入りとか終わりのところで、もう一度自分たちでゲームのコントロールができるよう、次のゲームでは修正していきたいと思います。
北條拓郎 キャプテン
今日は、前半と後半の途中までは自分たちのペースでいいゲームができたのですが、リザーブが入ったタイミングで流れが崩れてしまって、規律の部分でも乱れてしまい、そこが次のゲームに向けての修正点です。

・自分たちのペースに持ち込むために、どういったことを意識したのか?
北條 キャプテン
マイボールの時間を長くするために、中盤での規律を守って反則をなくす、アタックでは我慢強くミスをせず、まずは体を当てにいくというイメージをして、自分たちのペースに持っていけるように意識してゲームを進めました。
・スクラムの反則が得点に直結する場面があったが?
小松 監督
前半終盤のPGですが、あれは、近大さんの組みたい距離とうちの組みたい距離、そしてレフェリーさんとのコミュニケーションがうまく取れてなくて‥。ただ、前半の中身を見ればスクラムはうちに分があったという感じもするので、その中でペナルティを取られるというのは、無駄な3点かなという気がしました。
10月1日(日) 関西大学 vs 同志社大学
マッチレポート
2023ムロオ関西大学ラグビーAリーグ、第3節の2試合は小雨、微風の鶴見緑地球技場で開催される。
第1試合は関西大学VS同志社大学が対戦する。
関西大は前年度上位校の京都産大と天理大に対して積極的に攻撃を仕掛け善戦はしたが勝利を掴むことは出来なかった。同志社大はタックルとセットプレーに拘るアタッキングラグビーの継続が出来ず苦しい戦いが続いているが、デフェンスへの意識は向上している。両チーム共、この一戦に勝利し勝点を獲得したい。
同志社大SO⑩嘉納一千のキックで試合開始。
開始11分最初にチャンスを掴んだのは同志社大、敵陣ゴール前15m左ラインアウトから右に展開し、SH⑨福岡壮太郎からSO⑩嘉納に渡り最後はWTB⑭岩本総司が右中間に先制トライ、GKもSO⑩嘉納が成功。0-7
19分には関大が敵陣ゴール前7m右ラインアウトからモールを形成しそのままゴールまで持ち込みHO②キャプテン垣本大斗が右中間にトライ、GKもSO⑩ 池澤佑尽が成功同点。7-7
25分、同志社大が自陣から素早くボールを移動させチャンスを摑みフェーズを重ね最後はSH⑨福岡からパスを受けたLO⑤久保太陽が右隅にトライ、GK不成功。7-12
28分、再び同志社大がセンターラインから攻めWTB⑭岩本総司がデフェンスを巧みに交わしパスを受けたWTB⑪上嶋友也が左中間にトライ、GKもSO⑩嘉納が成功リードを広げる。7-19
お互いに攻める姿勢を貫いたが得点を奪えず同志社大がリードして前半が終了。
小雨も上がり関西大SO⑩池澤のキックで後半開始。
開始2分,関大が敵陣ゴール前6m右ラインアウトからモールを形成しそもまま押し込みHO②垣本が右中間にトライ、GKもSO⑩池澤が成功追い上げる。14-19
6分には同志社大が敵陣15m中央のペナルティからショットを選択しSO⑩嘉納がPGを成功。14-22
14分にも同志社大が敵陣5m右ラインアウトから得意のアタッキングラグビーで攻め込み最後はNO8⑧林慶音がゴールポスト下にトライ、GKもSO⑩嘉納が成功リードを広げる。14-29
20分、今度は関大が敵陣ゴール前9m右ラインアウトから得意のモールで攻め込み最後はゴール前5mのラックからPR①宮内慶大がトライ、GKもSO⑩池澤が成功追い上げる。21-29
疲れが見え始めた後半からギアーを上げた関大は27分、敵陣ゴール前左ラインアウトからモールを形成し押し込み最後はHO②垣内が左サイドから左中間に飛び込みトライ、GKもSO⑩池澤が成功。28-29
白熱した試合展開に会場は盛り上がる。
39分、ペナルティからチャンスを掴んだ関大は敵陣右中間5mからショットを選択し約45mのPGをSO⑩池澤が成功逆転する。31-29
最後まで諦めない同志社大も敵陣まで攻め込むが得点を奪えずノーサイド。
31-29と関西大が勝利。
関西大は念願の勝利と勝点4を獲得することができた。同志社大も勝点1を獲得した。開幕からの3連敗で悔しい戦いが続いているが、アタッキングラグビーを継続し、次節からの巻き返しに期待したい。
POMには逆転勝利のペナルティゴールを成功させた関西大学SO⑩池澤佑尽選手が選ばれた。
会見レポート
同志社大学
宮本 啓希 監督
開幕から2敗した中で迎えた今週は、メンタル面で非常に難しい部分がありましたが、素晴らしい準備をしてきた選手に対してリスペクトしたいと思っています。
しんどい時間帯もありましたが、グランドの中では選手はいいパフォーマンスをしてくれました、勝ち切れなかったのは私の責任です。今日までの準備とパフォーマンスには満足しています。
山本 敦輝 キャプテン
前半は前に出て戦おうとしてきた中で、勝ち切れなかったのは自分たちの実力だと思っています。まだまだレベルが低いなと再認識しました。

ー嘉納一千選手をSOにあげた狙いは?
宮本監督
4年生として周りからの信頼も厚く、経験も豊富なので全体的なバランスをみてFBに置いていましたが、2試合戦ってコントロールする部分も必要だと思いハーフ団を変えました。
ーそれはキックでエリアを取っていくというプラン?
宮本監督
プレーだけということではなくチームの全体的なコミュニケーションが必要だと判断しました。
ー今日のゲームで一番うまくいかなかったところは?
山本キャプテン
自陣での反則で奥まで攻め込まれた時に、モールやアタックを止めきれなかったところです。
ー最後のPKでショットを狙わなかったのは?
山本キャプテン
距離もあったのでキッカーと相談して、リスクがあると判断してタッチに蹴り出しました。
ー開幕から3敗、チームをどのように立て直していくのか?
山本キャプテン
2週間あるので、この3敗に対してしっかりと受け止めて、引きずっていても仕方ないので、いい意味で切り替えていきます。
関西大学
佐藤 貴志 監督
今日の試合は同志社大さんの強みである、BKのアタックをしっかり止めて、関大の強みであるラインアウトのモールを出せるかにフォーカスしました。75分間同志社さんにリードされる中で、学生が頑張って最後まで繋いで、キックを決めてと、しんどい時にチームが結束してくれた試合を見て感動しました。次戦に向け連勝できるように頑張って行きたいと思います。
垣本 大斗 キャプテン
先ずは勝ったことが嬉しいです。ずっとFWで京産、天理戦とやられてきたところのFW勝負だとFWのユニットにこだわって練習してきたところが同志社戦で通用したことをうれしく思っています。FWにこだわって勝っていたからこそ皆が結束してしんどい時間に我慢が出来たと思います。春からやってきたことが、間違いではなかったと思います。

ー逆転のPKはかなり距離があったがショットを選択したのは?
垣本キャプテン
10番の池澤が「ショットや」と言ってきて、彼が最後まで残って練習していた姿を見ていましたし、チーム全員が池澤を信じて見守っていました。決まった瞬間はうれしかったですが、まだ残り時間もありましたし、浮かれないように「引き締めていこう」と声をかけました。
ー創部100周年の記念の年に伝統のある同志社に勝った意味は?
垣本キャプテン
自分たちが1年生の時にも、ここ鶴見緑地のグランドで接戦で負けて、去年もエコパで1点差で負けてと悔しい思いをしましたので、何が何でも勝とうと思っていました。
ー就任されてリーグでの戦で初勝利の感想は?
佐藤監督
3戦目までなかなか勝てなかったのは申し訳ないと思っていましたが、京産、天理戦でいい道路があって、そこから学んだことでしっかり改善したことがこの試合に生きたのかなと思います。
ー後半に向けての修正点は?
佐藤監督
セットプレーのところは勝っていたので、逆に相手の強みのキックバトルのところはしっかり修正したことが後半うまくいったと思います。
ー次戦の関西学院大学戦に向けて。
垣本キャプテン
関学さんも強いチームなので自分たちの力を信じて、いい準備をして絶対に勝ちたいと思っています。
9月24日(日) 天理大学 vs 関西大学
マッチレポート
第2試合は、緩やかに風吹く、快晴のなかで行われた。グラウンドの左側、北から南側へ攻める、天理大学のキックオフで試合始まった。

先制のトライは、関西大学。
前半4分、関西大は、相手陣HL内側左中間のスクラムからの攻撃で、天理大の3つペナルティを活かし前進し、相手陣GL前5m左ラインアウトとなる。
関西大は、その攻撃で形成されたラックで、FWがラックサイドを攻め、フェーズを重ねると、ゴール正面のラックから右へ展開、⑨溝渕→⑫吉良へ、ダミーで⑬立石が走り込むところ、裏を走る⑩池澤へパスが渡ると3対1の局面となり、飛ばしパスで⑪湫へパスが渡ると、右隅へトライ。5−0と先制する。
中盤の攻防から、天理大は、相手陣10mL内側左ラインアウトから、フェーズを重ね、関西大ペナルティからキックで前進、相手陣GL前5m左ラインアウトとなる。
そのラインアウトでの攻防で関西大はペナルティ、スクラムで優位に立つ天理大はスクラムを選択。さらに関西大ペナルティでも、天理大は再度スクラムを選択すると、関西大のアーリーエンゲージの反則でフリーキックとなり、天理大⑧ヴァカタが素早くボールをタップし、ディフェンス2人を跳ね除けながら腕を伸ばしボールをグラウンディング。トライとなり、前半16分、天理大は5−5と同点とする。

関西大は相手陣ゴール前5mへ迫るもハンドリングエラーでチャンスを活かせない。
すると、天理大は、前半31分、自陣から相手ペナルティを活かしながら前進し、相手陣ゴール前へ。関西大オフサイドの反則でスクラムの選択、天理大は相手陣GL前5m中央のスクラムでの相手ペナルティでも、さらにスクラムを選択し、関西大がスクラムをしっかりと組み耐えたところ、天理大⑧ヴァカタが右へ持ち出しラックとなる。FWでラックサイドを攻め、最後は⑧ヴァカタがラック右側へ持ち出しタックルを受けながら押し込みトライ。⑩筒口のコンバージョン成功で、天理大が12−5とする。

さらに、天理大は、前半37分、関西大オフサイドの反則からキックで前進、相手陣GL前5m左ラインアウトでモールを形成、左へ押し込み、②寺西がインゴールでボールを押さえトライ。⑩筒口のコンバージョン成功で、19−5とする。
前半終了間際の前半42分には、天理大は、相手ボールスクラムでのコラプシングの反則をもらうとキックで前進、相手陣GL前5m左ラインアウトからラックを形成、FWでラックサイドを攻めゴール前へ、ラックサイドをしつこく攻め、③松野がトライ。⑩筒口のコンバージョン成功で、26−5とし、前半終了。

後半の入りは、前半終盤の勢いそのままに天理大。
後半4分、天理大は、相手ボールスクラムでのコラプシングの反則からキックで前進、相手陣10m左ラインアウトからフェーズを重ね、左サイドで⑪藤原がステップで抜けると、タッチライン沿いに走り込む⑬上野へオフロードパス、さらに、内側を走る⑫上ノ坊からオフロードパスで⑮サイアへ渡ると左中間へトライ、31−5とする。
さらに、天理大は、後半7分には、ターンオーバーでボールを獲得し相手ゴール前へ、関西大ペナルティではスクラムを選択、相手陣GL前5m左中間スクラムをしっかり真直ぐに押し、⑧ヴァカタがインゴールでボールを押さえスクラムトライ、⑩筒口のコンバージョン成功で、38−5とリードを拡げる。
ここから、試合の流れが変わり、関西大が相手陣で試合を進める。しかし、ゴール前へ迫るもハンドリングエラー、ペナルティでチャンスを活かせない。

後半1回とるウォーターブレイク後は、両チームのディフェンス固く攻め切れない。
相手陣で多くの時間攻め続ける関西大は、、後半32分、ゴール前まで進め、相手ノットロールアウェイの反則からからキックで前進、相手陣GL前5m左ラインアウトからモールを形成、BKも参加しモールを押し込み、②垣本がトライ、⑩池澤のコンバージョン成功で、12−38とする。

その後、天理大、関西大とも、ゴール前でのチャンスの機会を得るが活かせず、フルタイム。
天理大は、3トライ差以上での勝利となり、勝ち点1 を追加し勝ち点5を獲得し、前節と合わせ、勝ち点9となった。
ムロオPlayer of th Matchは、天理大①宮田選手が選ばれた。

会見レポート
関西大学
佐藤 貴志 監督
今日の試合は天理大の強みのラインアウト、スクラムをどうやって自分たちのスタイルで崩していくか、ボールの継続で自分たちのアタックをどうするかというところにしっかりとフォーカスしてやってきて前半始め、後半始めにうまくいったところがあったので自信を持って次戦の同志社大戦に向けてチャレンジしていきたいと思っております。
垣本 大斗 キャプテン
自分たちの取り切る力であったり、セットプレーはもちろんですがペナルティで天理大の強みを持っていかれて、ずるずるとトライを取られてしまったのが試合後の印象なので、規律のところをもう一度見直して、取り切るところをチームでやっていきたいと思っています。

―前半先制してから15分位までいい形で戦えていたと思うが、どの辺りが上手くいっていたのか。
佐藤監督
上手くいっていたのはセットプレーの安定と相手の反則、ミスを誘発することが出来る様な関大のディフェンスが出来ていたところ、またはアタックが継続出来ていたところです。
垣本キャプテン
アタックの部分で自分たちのプランが填まっていたのもひとつあるのかなと思います。
―次節は監督の母校、また2連敗同士の対決になるが、どういう修正をしてどういう試合に持ち込みたいか。
佐藤監督
関大の強みであるセットプレーで今日の試合でも何度もゴール前に迫ったと思うのですが、そこで天理大にいい課題をいただいたので、そこを修正して点を取り切るチームになり同志社大に勝っていきたいと思います。
―同志社大の印象は?
佐藤監督
内緒です(笑)。いいチームだと。私が指導した選手もまだいますし頑張っているなと見ています。でも今は関大を勝たせることが私の仕事なのでしっかりと勝たせられる様に頑張りたいと思います。
天理大学
小松 節夫 監督
前半、試合の入りが悪かったが前半の途中から上手く修正が出来て点を重ねて、後半もこのままいってくれるかと思いましたが途中からミス、反則を重ねて関大ペースで試合が進んだのが今日の反省です。ゲーム理解度を含めてみんなで同じミスをせずにゲーム中に修正が出来る様に練習を行っていきたいと思います。
北條 拓郎 キャプテン
前回の摂南大戦と比べて、前半は自分たちのやりたい事が出来たのですが、後半は規律の部分で苦しんで、ハイタックルの反則が厳しくなっているので順応していかないとと感じる場面が多かったです。最後に守りきれたのは今回のよかった部分かと思います。

―反則が多かったが原因はどういうところにあると考えるか。
北條キャプテン
ハイタックルのルールが厳しくなりハイタックルしないように練習で取り組んでいるがまだ順応出来ていなくて、中盤で反則を重ねてしまっているところがあるので普段の練習からもっと取り組んで気をつけていきたいと思います。
普段からレスリングの練習も行っているがまだまだ対応しきれていないと思います。スタンダードにタックルの低さを求めていきたいと思います。
―第1戦の摂南大戦は7トライ奪われる展開だったが、いくつかあった上積みでの収穫は?
小松監督
ディフェンスは粘れたかと思っています。簡単にトライを取られた開幕戦と違ってその部分は我慢が出来ていたかと思います。我慢をするといった時間帯が長かったのが、自分たちの規律が悪かったのとゲーム理解度の低さに原因があるので、自分たちの形でラグビーが出来る様にならないと、この先はしんどいかなと思いました。