Kansai Rugby
関西ミニジャンボリー関西ミニ女子交流大会北陸ミニラグビー交流大会掲載準備中東海フレンドリーマッチ交流会掲載準備中近畿U10ミニ交流大会四国ラグビースクール大会掲載準備中
四国カップ小学生タグ大会掲載準備中関西小学生タグクリスマス大会掲載準備中北陸タグフェスタ掲載準備中
すべての日程・結果

10月20日(日) 京都産業大学 vs 立命館大学

マッチレポート

エコパスタジアム(静岡県)での第2試合は、開幕3連勝の京都産業大学(以降京産大)と、今シーズン初勝利を目指す立命館大学(以降立命大)との対戦。

第1試合後半からの小雨はやんだが、肌寒く、曇りの天気となり照明も点灯する。
メインスタンドからバックスタンドへの風のなかなか、メインスタンドから見て右側から、立命大のキックオフで試合は始まった。

先制のトライは、京産大。
前半6分、相手陣22m内側に入り、立命大のノットロールアウェイのペナルティ、京産大はキックで前進し、相手陣ゴール前5m左ラインアウトからモールを形成すると、HO②李淳弘が左へ持ち出し、左隅へ相手タックルを受けながら手を伸ばしトライ、SH⑨土永旭が難しい角度のコンバージョン成功で、7-0とする。

立命大は、前半10分すぎ、相手ペナルティからキックで前進し、相手陣ゴール前左ラインアウトはノットストレート、チャンスを活かせない。

すると、京産大は、前半15分、相手ボールスクラムで相手コラプシングのペナルティから、京産大はキックで前進し、相手ゴール前5m外側右ラインアウトから連続攻撃で、ゴールポスト前にできたラックから、SH⑨土永からWTB⑭小林修市へパスが渡ると、ディフェンスの間を突き、タックルを受け倒れながらワンプレイで右中間トライ、⑨土永のコンバージョン成功で、14-0と追加点をあげる。

さらに、京産大は、ハーフウェイライン相手陣に入ったところの右ラインアウトから、連続攻撃で、ゴール前まで迫ると、立命大の必死のディフェンスもオフサイド、京産大はペナルティキックでタッチラインを狙い、前半23分、相手陣ゴール前5m外側左ラインアウト、モールを形成すると押し込んで、②李がトライ、⑨土永がここもコンバージョン成功させ、21-0と追加点をあげる。

立命館大学は、前半26分、相手ペナルティからキックで前進し、相手陣ゴール前5m左ラインアウトでは、モールを形成、BKも入りゴール前へ進めるも、モールアンプレアブル、ここもチャンスを活かせない。

京産大は、前半34分にも、相手陣10m内側左ラインアウトから、右左へ展開、相手陣22m内側へ入り出来たラックから、SH⑨土永、CTB⑫藤本凌聖、裏を走るFB⑮奈須貴大へパスが渡ると、ディフェンスの間を突き右中間へトライ、⑨土永がコンバージョンを決める。

京産大はしっかりとしたディフェンスで相手をノートライに抑え、28-0で前半を折り返す。

後半最初のトライも、京産大。

後半6分、京産大は、相手ペナルティからキックで前進し、相手陣ゴール前5m右ラインアウトから左への攻撃のなかで、左中間で出来たラックから、FL⑥伊藤森心がピック&ゴーでラックサイドを攻めトライ、⑨土永がコンバージョンを決め、35-0とする。

さらに、京産大は、自陣22m外で、相手ノックオンのボールをマイボールとすると攻め、相手ハイタックルのペナルティを得るとキックで前進、後半15分、相手陣22m左ラインアウトから素早い連続攻撃でゴール前へ迫ると、ラックからここでもFL⑥伊藤がピック&ゴーで2連続トライ、⑨土永がコンバージョンを決め、42-0と大きくリードをひろげる。

一方的な試合になるかと思われたが、ここから立命大の流れに。

後半19分、立命大は、相手ノックオンでの相手陣10m内側右中間スクラムから、No8⑧生島拓海が持ち出し、WTB⑭御池蓮二へパスが渡ると、ディフェンスの間を突きディフェンスをかわしながらゴールポスト前へ、ラックを形成、素早くSH㉑福本颯翔から主将のSO⑩山下真之介へ、さらにWTB⑪髙橋謙へ飛ばしパスが渡ると左隅へトライ、⑩山下のコンバージョンも決まり、7-42とする。

さらに、立命大は、後半24分、相手陣ゴール前5mから連続攻撃で出来た左中間のラックで、SH㉑福本から、右タッチライン沿いのLO④本郷正人へロングパスが渡ると、右隅へトライ、12-42とする。

立命大はしっかりとしたディフェンスで、相手がフェーズを重ねるもノックオンを誘う。
さらに、立命大は、相手にゴール前へ迫られ、ラックサイドを攻められ、インゴールへ持ち込まれるも体を入れてグラウンディングさせない。

それでも、京産大は、後半41分、相手ハンドのペナルティからキックで前進し、相手陣ゴール前5m右ラインアウトからモールを形成し押し込み、HO⑯平野叶苑がトライ、47-12でフルタイム。

プレイヤーオブザマッチは、京産大⑧平野龍選手となった。

会見レポート

立命館大学
小寺 亮太 ヘッドコーチ

今節については、京都産業大学さんにチャレンジするという構図で、我々としてディフェンスは一定の評価をしています。前半は基本的に硬い形になりがちでしたが、後半はパスが出たり、突破のシーンが非常に増えてきたりしたので、アタックで突破を起こしそのままスコアに繋げていくという我々のスタイルをもう一回出したいと思います。

山下 真之介 キャプテン
先週の天理戦から準備が1週間しかありませんでしたが、選手達には、マインドの部分を準備して挑もうと言い続け、特にアタックの部分で思いっきりチャレンジしていこうとしていました。後半にエンジンがかかってきましたが、ちょっと遅かったかなっていう反省点があります。
ファーストフェイズに良いアタックができれば、そこから良いトライが生まれるという収穫も得たので、京都産業大学さんとの試合の経験が、残りの3節の試合にどう活きるかは僕たち次第かなと思います。

Q.前半にエンジンがかからなかったということについて、相手のプレッシャーだったのか、自分たちの準備のところだったのか、どういうところに影響されたか
山下 キャプテン

最初のアタックが、勢いのあるディフェンスをくらったことで、メンタルの部分でやられてしまった。経験の少ないメンバーもいて、少し不安な中、そこで僕が良い掛け声をできなかった、そこに寄り添えなかったのが反省点と感じています。

Q.プレッシャーを感じていたのか
山下 キャプテン

想定内ではあったんですけど、そのメンバーは想定内だったのか分からないですが、僕がカバーできなかったのが反省点です。

Q.前半戦を終え、ここから勝ち星を拾っていかなければいけないところですが、どのようにしていくか
山下 キャプテン

この4節は自分たちが喰いにいくという立場で挑んでいたんですけど、次の3節は喰われる立場です。春に勝ってるチームも多いですが、昨年のリーグ戦では負けてしまっているので、チャレンジャーという心は忘れず最大限の準備をして、まずは1勝とりたいと思います。


京都産業大学
廣瀬 佳司 監督

本日はどうもありがとうございました。立命館大学さんには毎年苦しめられていまして、この試合も彼らの前に出てくるディフェンスを警戒して臨みました。プレッシャーを受けていましたが、前半は凄くタイトにプレイできて、素晴らしい戦い方をしてくれたなと思っています。
後半になって中盤地域の戦い方がちぐはぐになり2トライを許す展開になりましたけど、全体的には非常に良く戦ってくれたなと思います。
次節から、上位チームとの対戦に入りますので、もう一度レベルアップして臨んでいきたいと思います。

フナキ・ソロモネ キャプテン
今日は本当にタフな試合で、僕たちのやりたいことがあまり立命館にやらせてもらえなかったので、最後まで僕たちの全員の力を合わせて頑張っていきたいです。

Q.4節終えて、ここまでの歩みを振り返って、手応えや課題はありますか
廣瀬 監督

我々はいつもやるべき事は同じなんですけど、いかにどういうチーム・環境であれ、我々のラグビーが出来るかというところに毎週毎週挑戦してやっています。4節終えまして、まだまだ目標を高いところに置いていますので、高いレベルを求め、選手のモチベーション上げながらやっているところです。
まだあと3試合あり、まだまだ強くなれると思っていますので、そういう気持ちで、今までもこれからも臨んでいきたいと思います。

Q.大差がつく中、モチベーションをより上にというのはどういう風に
廣瀬 監督

点数とか関係なく、我々のやりたいことが出来たかどうかという所にこだわっていまして、そういう意味ではまだまだ出来ていない時間帯が多いなと思っています。まだまだ強くなれると思ってあと3試合望んでいきたいと思います。

Q.特に足りないところ、まだまだなところは
廣瀬 監督

セットプレイラグビー、フォワードを全面に出して戦っていきたいと思っていますので、フォワードが前に出れるようなラグビーをもっとやっていきたいなと思います。

Q.奈須選手の調子がだいぶ上がってきていると見えるのですが廣瀬監督の評価は
廣瀬 監督

春シーズンは怪我で出られず、夏合宿から復帰しましたけど、試合をこなすごとに非常によくなっているなと思います。

Q.これまでスタメンで出ていた選手が何名か欠場というところで、代わりにスタメンで出た選手、平野選手や伊藤選手の活躍が見られましたが、評価を教えていただきたい
廣瀬 監督

代わりに出た選手が今日非常に活躍してくれまして、これまでの3節と全然遜色がない戦い方を特に前半してくれて非常に嬉しく思っております。これでまた層が厚くなりましたし、次の試合に臨んでいけるなと自信が深まりました。

Q.主力、辻野選手とポルテレ選手、日吉選手の欠場理由について言える範囲で教えていただけますか
廣瀬 監督

ポルテレはご家庭の事情があり出場を見送りました。辻野もコンディショニングが万全でなかったので終盤の大切な試合に万全で臨んでもらえるよう今回は欠場ということです。日吉も万全でなかったので、次節以降に万全で臨んでもらえるように今回は出場見送りとしました。
ただ、代わりに出た選手が非常に頑張ってくれたので、層が厚くなったなと思っています。これからまた競争激しくなっていいかなと思っています。

10月20日(日) 関西学院大学 vs 摂南大学

マッチレポート

2024ムロオ関西大学ラグビーAリーグ第4節の2試合は天理親里競技場で開催された。第1試合は今期初の冬型気候で晴れ微風の中、関西学院大学(以下、「関学大」)対摂南大学(以下、「摂南大」)が対戦。
関学大は開幕から3連勝、勝点14を獲得している。
攻撃テンポもディフェンスも素晴らしく、ひたむきにハードワークし勝点を増やしたい。
摂南大は連敗となっているが得点力もあり、キャプテン不在の中、留学生を含めた全員の奮起に期待し初勝利を目指す。

摂南大SO⑩村上剛琉のキックで試合開始。
開始早々チャンスを掴んだのは関学大3分、摂南大のパスミスから敵陣12m中央からパスを繋ぎ、SH⑨川原大からSO⑩澤田壮太郎、CTB⑫松本壮馬、CTB⑬川村祐太に最後のパスを受けたWTB⑪中俊一朗が左中間に先制トライ、GK不成功。5-0
8分、再び関学大がゴール前5m右ラインアウトからスロワーHO②キャプテン平生翔大からジャンパーLO④堤保澄に渡りモールを形成し最後はHO②平生が右中間にトライ、GKもSO⑩澤田が成功。12-0

お互いに攻めるがチャンスを活かせない時間が経過したが、20分、摂南大が自陣から攻めフェーズを重ね、SH⑨松下宇宙からパスを受けたFB⑮前田晃明が走り込みゴールポスト下にトライ、GKもWTB⑪カストン・マイケルズが成功。12-7
25分、摂南大が再び自陣から攻め、SH⑨松下からパスを受けたSO⑩村上がラインブレイクしパスを受けたWTB⑬公文毅京が右中間にトライ、GK不成功。12-12
32分、今度は関学大が展開ラグビーでパスを繋ぎ、SH⑨川原からSO⑩澤田にパスを受けたFB⑮武藤航生が左中間にトライ、GKもSO⑩澤田が成功。19-12
42分、関学大がオフサイドのペナルティからショットを選択し中央18mのキックをSO⑩澤田が成功。22-12
22-12と関学大がリードして前半が終了。

関学大SO⑩澤田のキックで後半開始。
4分、摂南大が連続攻撃で攻め込み最後はオフロードパスを受けたCTB⑫ゲームキャプテン嶋本大賀がゴールポスト下にトライ、GKもWTB⑪カストンが成功、
追い上げる。22-19
8分、関学大が敵陣20mからターンオーバーしたボールを繋ぎ、SH⑨川原からHO②平生、WTB⑪中からCTB⑫松本に最後はWTB⑭山本快が右隅にトライ、GK不成功。27-19
15分、関学大はペナルティからキックで蹴り出し、ゴール前10m左ラインアウトからスロワーHO②平生からLO④堤に渡りモールを形成し再びHO②平生が左中間にトライ、GK不成功。32-19
19分、再び関学大が敵陣20m右ラインアウトから攻め込みSH⑨川原からNO8⑧小林典大にパスを受けたHO②平生が右隅にトライ、GKも難しい角度からSO⑩澤田が成功リードを広げる。39-19
22分、摂南大がキックの応酬からチャンスを掴みSO⑩村上のキックパスを受けたWTB⑪カストンが左中間にトライ、GKもWTB⑪カストンが成功。39-26

29分、関学大、自陣から攻める摂南大にFL⑦岸本拓歩が好タックルでチャンス潰しペナルティを得た関学大がキックを選択し中央40mのキックをSO⑩澤田が成功。42-26
34分、摂南大が再び攻め込みHO②昇幹太からパスを受けたSO⑩村上のキックパスを再びWTB⑪カストンがキャッチし右中間にトライ、GK不成功、追い上げる。42-31
37分、摂南大が自陣から個人技でWTB⑪カストンがキックしたボールを自ら拾いゴールポスト下にトライ、GKもWTB⑪カストンが成功。42-38
摂南大の追い上げに会場から凄まじい歓声が湧き上がる。
摂南大は最後の追い込みをかけたがスクラムで痛恨のペナルティで関学大に逃げ切られてノーサイド。関学大が42-38で勝利。

摂南大はあと一歩まで追い込んだが勝利に結びつけることが出来なかった。しかし、初めて勝点1を獲得し、次節からも期待を持たせる戦いであった。
関学大は最後に追い上げられたが開幕から4連勝と勝点4を上積みした。次節には同じ連勝相手の天理大学との戦いに期待したい。

POMには好タックルで相手のチャンスを掴み勝利をもたらした関西学院大学FL⑦岸本拓歩が選ばれた。

会見レポート

摂南大学
瀬川智広 監督
先週の敗戦から1週間。今試合に出れてないキャプテンのサポイが、先週の試合は摂南の魂が見られなかったと。その中で学生たちは、一生懸命この80分だけでなく、今日までの時間をしっかり準備した。
結果は摂南にとって望む結果にはならなかったが、今日の試合は必ず残りの3戦、後半に向けて活きてくるかなと思う。ここから3週間ほど空くので、ジュニア・コルツ含めて摂南大学が成長できるのではないか。

嶋本大賀 キャプテン
前半入りでミスをし、乗り切れなかった。前半10点差で折り返しハーフタイムでは、緊張感とこの接戦を楽しんで40分後に勝とうと話をした。
後半連続してトライを取られ、ここまでの3戦ではまとまれずボロボロになって失点が続いてしまった状況だったが、まとまって笑顔で楽しもうと声をかけ最後4点差まで詰められた。しかしいい勝負をしても、80分で勝てなかったら負けになってしまう。勝ち切ることを3週間後の試合に向けて修正していきたい。

Q.今の涙の意味は
嶋本C
今日ジャージプレゼンテーションのときに、怪我でもう試合に出られなくなった4年生から声をかけてもらった。全員が体を当て、気持ちで勝てば試合に負けることはないと話をされ、全員が気持ちを上げてその中で勝ちきれなかったという悔しさです。

Q.今日は点が開いても足が止まっていないように見えた
嶋本C
先週の近畿大学戦も京都産業大学戦も、そこでやっぱりまとまらなかった。今日、リーダーから声をかけると一人ひとりが今日は勝ちにいこうという目をしてた。意識は変えられたかと思う。

Q.アタッキングラグビーを80分見せ充実感はあるか
嶋本C
出し切れていないので、悔しい方が大きい。関西学院大学は上がってくるディフェンス。それに対応したアタックを準備していたが、セットの遅れやブレークダウンでの球出しの遅れがありそのオプションが使えなかった。


関西学院大学
小樋山樹 監督

摂南大学に対して勝ち切れたことをまずうれしく思う。試合内容はいろいろと反省点があった。スクラムでしっかり強みを出し切れなかった。ディフェンス、ブレークダウンで受けてしまった。キックチェイスが前節から修正しきれておらず、摂南大学にどんどん繋がれてしまい、しんどいゲームになった。
ただ、立命館大学戦のときのようにしっかりしんどいゲームを勝ち切って、反省して次に行けるのは(全国)ベスト4に向けて必要なこと。これを無駄にせず、一つひとつレベルアップして次節3週間後の天理大学戦に向けていい準備をしていきたい。

平生翔大 キャプテン
前半の入りは自分たちのペースで進めた。後半の最初に失点し相手のペースで試合が進んでいた。ただ、要所要所で自分たちの強みを出し、春に敗戦した相手に勝てたのは良かった。タイトなゲームだったが、(全国)ベスト4に向けて成長できるチャンスになったゲーム。3週間後の天理大学戦に向けて全員で成長できるようにがんばりたい。

Q.最後にノータイムの場面でもトライをとりにいっていたが
平生C

BKから攻めようと声が出ていた。僕ら(FW)がラインアウトで推しきれなかったんで最後は攻めようと思った。

Q.岸本選手の評価について
小樋山監督

まだ2年生だが、チームが一番大事にしているディフェンスで体を張っている。いうところを体現してくれる選手。今日も本当に大事な場面でビッグタックルを決めチームを救ってくれた。

Q.的場選手の復帰の見込みは。
小樋山監督

次の試合は間に合うと思う。元々ランニング能力が高い選手だったがプレーに波があった。今年に入り練習から自覚し、そういう波はなくなってきた。それもあって今年はいいパフォーマンスを出してくれている。

Q.スクラムの感触、特に試合終了間際は会心だったのでは
平生C

自分たちの感触ではスクラムは負けていないが、相手との組み合いで合わなかった。(摂南大学の)両ロックが留学生なので重いスクラム。そこに対し、自分たちが粉砕できなかったのが反省点。スクラムは1年間ブレずに積み上げてきた。リザーブに入った2人も同じようにやってくれてよかった。

10月20日(日) 同志社大学 vs 近畿大学

マッチレポート

第4節の同志社大学と近畿大学の対戦は、2019年ワールドカップでジャパンがアイルランドに勝利しベストエイトに進出した記念すべき静岡の小笠山総合運動公園エコパスタジアムで行われた。

同志社大学のキックオフで始まったゲームは、9分に近畿大学がゴール前ラインアウトモールからラックになったところを2番村尾幹太が持ち出してトライ、12番嶋竜輝のゴールも決まり7点を先取。19分にはその嶋がタッチライン際からゴロキックを蹴り、これをうまくキャッチしてゴールポスト左へトライ。自らゴールも決め0-14と加点する。

同志社大は何度か相手陣に入りチャンスを作るがミスで取り切れない状況が続いたが、26分に8番久保太陽がゴール前ラックから左隅へトライし、10番村岡麟太郎がゴールを決め7-14と追い上げる。

しかし近畿大は31分に22m中央ラックから左へ展開されたボールを13番松山拓斗がゴール中央へ運ぶ。37分には左中間ゴール前スクラムから右へ展開、パスを受けた14番植田和磨がディフェンスをかわしてトライ。それぞれゴールも決まり7-28と着実に加点して前半を終える。

後半の入りも近畿大のペース。1分に相手陣22mラックからターンオーバーし、14番植田からのパスを受けた7番岩本圭伸が左隅へトライ。難しい角度から12番嶋がゴールを決めて7-35と引き離す。

しかし同志社もその後、4分にゴール前ラックから出たボールを11番上島友也がピックアップし中央へトライ。10番村岡のキックも決まり14-35とこれから追い上げるかと思われたが、12分に近畿大2番村尾がゴール前ラックから持ち出して押し込みトライし14-42と取られたら取り返すといった展開になる。

16分にはハーフウェイラインラックから展開し、11番六川統和、9番渡邉晴斗、15番阿曽有馬とボールが渡り左中間に抑える。その後も近畿大は11番六川、15番阿曽、12番嶋とトライを重ね、計10トライ9ゴールの猛攻で同志社大を退けた。

同志社大の速いゲーム展開からの2トライは見事であったが、近畿大が個々のコンタクトの強さでゲームを支配したといえる。ムロオPLAYER OF THE MATCHは、10本中9本のゴールを決め、自ら2トライをあげた12番嶋竜輝に送られた。

会見レポート

同志社大学
中尾晃 監督
今日のゲームは前半にあれだけのミスで点を取られるという展開の中で、自分たちで修正できずに後半に入り、最初にトライを取られて浮き足立ってしまい、近畿大学さんのプレッシャーに負けてしまいました。

村岡麟太郎 キャプテン
今日のゲームはアタックをしっかり継続していこうというところをターゲットに掲げてやってきた。前半にアタックを継続していいトライもあったが、監督の話からもあったように、自分たちが攻め込んだときに簡単に相手にボールを渡してしまい、ペナルティから自陣に入られるという流れを修正できずに点差が開いて、相手のプレッシャーに押される展開となったので、自分たちのミスが敗因だったと思います。

Q.ミスで終わったとのことだが、修正できなかった点は
村岡C
シンプルにコンタクトのところで相手にやられすぎていたところが一番大きい。ポジションのバトルのところで完全にこちら側が差し込まれてボールも取られたり返されたりして、近大さんにその点で負けていたと思います。

Q.今年は春からかなりコンタクトの練習をしてきたと聞いているが、まだ足りないという印象か
村岡C
そうですね。まだ足りないと思います。

Q.上位4校と戦い、勝ち星がないが率直にどのように思うか
村岡C
上位4校とやった上で、いい部分もあり悪い部分も見えているので修正し、残り3試合勝ちたいと思います。

Q.一番の修正点は?
村岡C
ブレイクダウンのテンポを出すというところ。テンポが出たら前半も後半もいいアタックがあったので、80分間やり続けたいです。今後はゲインしてFW、BKともに相手よりもこちら側がハードワークし続けることができるようやっていきたいです。

Q.監督サイドから見てどうか?
中尾 監督
そうですね。前節まではペナルティやミスから相手に点を与えてしまうことが多かったため、ディフェンスの場面が出てしまっていた。今日はペナルティの数はいつもよりは少なかったとは思うが、1対1の接点のところで負けていたり、ボールコントロールの雑なところがあったり残念だったと思います。また反省し、残り3試合戦っていきたいと思います。

Q.現実的に優勝が難しくなってきている中で、残り3試合どのようなところにターゲットをおいて戦っていきたいか
村岡 キャプテン
残り3試合死に物狂いで勝つということと、全員で来年に繋がるラグビーをしていきたいです。


近畿大学
神本健司 監督
本日はありがとうございました。関西大学に敗戦し、背水の陣ということで臨んだがなんとか勝ちきることができた。数人のケガ人もいるが今までと変わりなく近畿大学のスタンダードのところをトレーニングからフォーカスを当てて準備してきた。自分たちのミスで流れが相手に行きかけたが、要所で点が取れ優位に進めることができた。
負けてからは成長をキーワードにやってきたが、少しずつ成長は見られていると思う。まだまだトップチームとの差はあると思うのでトレーニングからレベルアップして臨んでいきたいと思う。同志社大学さんの素晴らしいアタックの継続があればスコアされてしまうという反省点は次の練習で改善していきたいです。

中村志 キャプテン
本日の試合は先制でき、その中でも同志社大学さんの素晴らしいテンポのあるラグビーに対してスコアされてしまうところはあったが、そのあとディフェンスで修正することができ前回、前々回よりも成長できていたと思う。これまでの試合は後半にいい流れがつかめなかったが、後半に入ってきた選手がいいプレッシャーやディフェンスで体を張ったプレーで後半でも切らすことなくできたと思う。次戦は京産大戦ですが、2週間で成長して勝利し、関西一になりたいと思います。

Q.ディフェンスのイメージはどのように持っていたか
中村C
同志社大学さんはしっかりFWでアタックしてくることに対して、1対1の場面を作らず2枚で押し返すことをイメージしてやってきた。弱いところだったが、今日の試合では2枚でディフェンスできていたと思います。

Q.監督からも関大戦の負けから少しずつ成長しているということだが?
中村C
関大戦で負けてしまったが、自分たちが積み上げてきたものがルーズになる場面があったりして、練習で自分たちのスタンダードを見つめ直し、そこにフォーカスしやってきました。

Q.BKの主力3人がいない中でも、充実して見えたが
神本 監督
そのような目の肥えた方に言われるこということは結果的に良かったと思います。今日出場した松山は関大戦でリザーブだったが、ディフェンスが持ち味でタックルの面ではまだまだ努力が必要だがいいプレーヤーと言われるということはディフェンス面や体を張るプレーで貢献していたということだと思うので、このゲームで彼は伸びていくと思います。

Q.関大戦に負けて、そこから成長ということをキーワードとした理由は
神本 監督
目標が関西一、全国ベスト4と掲げていて、当然のごとく上位と対戦するまでに負けられなかったが負けてしまった。成長がないと前を向けないし、キャプテンからもあったように、次戦の京産大は近年常に上位にいて戦力的にも充実しているチームで、春も完敗しました。京産大には成長していかないと勝てないということでワードに掲げました。

10月13日(日) 天理大学 vs 立命館大学

マッチレポート

2024ムロオ関西大学ラグビーAリーグ第3節を鶴見緑地球技場で迎えた。第2試合は天理大学VS立命館大学が対戦。この日は快晴で気温も高くまだ少し夏を感じるような気候だった。

試合は、天理大学の10番上之坊駿介のキックオフで試合が開始された。

開始直後の前半2分、スクラムにて天理大学の反則により立命館大学にFKが与えられる。10番山下真之助がクイックスタートしゴール前右奥のライン際に蹴ったところを天理大学の11番藤原竜之丞がボールをキャッチ。すぐに蹴り出し、立命館大学は敵陣深くのマイボールラインアウトを得て、トライチャンスが訪れた。

しかし連携ミスによりボールを奪われ、逆に立命館大学サイドの22m付近まで押し返され、反則によりゴール前ラインアウトとなった。

ラインアウトモールでトライを奪われるかと思われたが、立命館大学が粘り強いディフェンスを見せる。天理大学の連続サイドアタックに対し、ゲインラインを切らせない。ついに天理大学のオフロードパスを2番大元峻士がインターセプトし、その後ボールを蹴り出し危機を脱出した。

その後も再三ゴール前のピンチになる立命館大学だが、強固なDFと高い規律性で天理大学にトライを取らせず試合は拮抗した。

前半の中盤に入り、天理大学と立命館大学の激しいキックの攻防。両者一歩も引かない展開から前半20分、遂に試合が動く。

天理大学は自陣ゴール前で立命館大学11番御池蓮二からターンオーバー。その後、中央付近で形成されたラックサイドで、立命館大学の3番甲斐匠馬が強烈なタックルを決め8番島正輝がジャッカルを決める。

立命館大学はPGを選択し10番山下がゴールを成功させ3点を先制した。

26分、天理大学にもチャンスが訪れた。ゴール前の左サイドのラインアウトからモールを形成。連続サイドアタックで最後は天理大学4番アリスター・サウララがラックから持ち出しトライした。15番筒口允之がゴールを成功させ7−3。

前半終了間際の36分、再び天理大学にチャンスが訪れる。ゴール前右サイドのラインアウトとなりサインプレーでゴール中央にてラック。4番サウララが持ち出しトライを決める。15番がゴール成功で14‐3となり前半終了。

前半の試合展開は両者ゴール前まで攻め合う展開となり、特に立命館大学が規律高いDFを見せキックによるエリアの取り合いも五分の戦いであった。

後半は点数を取りに行きたい立命館大学のボールで開始。

後半4分、天理大学が中央付近から左サイド展開攻撃し5番大西一平が22m付近までラインブレイク。立命館大学14番岸澤康成がタックルし、ジャッカルを試みるもハイタックルの反則。その後のゴール前ラインアウトを天理大学7番上之坊悠馬がキャッチし、そのまま8番パトリック・ヴァカタにパスしてトライ。15番筒口がゴールを決め21−3。

後半13分、再び天理大学ボールでゴール前ラインアウトとなり4番サウララがキャッチしモールを形成。その後に8番ヴァカタがボールを持ち出し、DF5人を薙ぎ倒し圧巻のパワーでトライ。ゴール不成功で26−3。

後半18分、立命館大学に疲れが見え始め反則が重なり天理大学ボールのゴール前ラインアウトとなる。ボール投入後にモールを形成し、そのまま2番寺西がトライ。15番筒口がゴールを決め33−3。

後半28分、天理大学はキックカウンターから20番木下颯から12番山田晟大に繋ぎ、最後は11番藤原に渡りそのままトライ。15番筒口がゴールを決め40‐3。

一矢報いたい立命館大学は、後半32分。天理大学陣10mライン付近から交代で入った16番田中京也がラインブレイクしゴール前2m付近へ。トライには届かずも、天理大学の反則でゴール前ラインアウトのチャンスを得る。

ボール投入後モールを形成した立命館大学は、21番百田桔平がボールアウト。10番山下にパスし左隅にトライ。10番山下がそのままゴールを決め、40‐10とする。

すぐさま反撃に出る天理大学は、後半36分。中央付近で2番寺西がラインブレイクし、5番大西に繋ぐ。一旦ターンオーバーされるも、立命館大学が外への展開でパスが乱れる。イーブンボールを天理大学の13番和田雄翔が拾いあげ、そのままトライ。15番筒口がゴールを決め47-10とする。

後半39分、立命館大が最後の攻勢で一時は22m付近まで攻め込むも、天理大学のDFや反則により自陣ゴール前5mのラインアウトに。天理大学はモールを形成し、2番寺西がそのまま持ち込んでトライ。15番筒口がゴール成功し54‐10で試合終了。

POMは長い飛距離と高い精度のキックで勝利に貢献した天理大学のSO上之坊駿介が選ばれた。

会見レポート

立命館大学
小寺亮太 ヘッドコーチ

立命館大学としては先週のアクシデントもあったが、新しいメンバーは期待通りの働きをしてくれた。
前半はいい勝負ができたのだが、もう少し攻撃の時間を長くしたいというプランだった。ディフェンスする時間が増えると相対的に失点が増えていくのは仕方のない構造。後半、何度か突破は起こったが、やはりアタックで突破を起こしていくことが大事だ。
天理大学の後半にかける爆発力により、中盤からの突破される率が多かった。ゴール前のディフェンスには自信はあるが、その間のディフェンスをしっかりがんばり、アタックの時間を増やしながらインサイドを突破していくことに磨きをかけていかないといけない。

山下真之介 キャプテン
試合の入りから敵陣でラグビーしようとしたが、天理大学の筒口選手と上ノ坊選手もいいキックを持っていて、敵陣でうまくラグビーができなかった。中盤のディフェンスではフィジカルの強いFWにラインブレイクされて少し狂ってそのままゴールまで持っていかれたり、自分たちのペナルティがあったり。ずっと何かが違うなという感覚だった。
敵陣に入ってからアタックでは、ここまでの2戦ではトライを取れていたのだが、天理大学の粘り強いディフェンスでトライを取り切れず、自分たちのミスで終わってしまったのが今日の敗因だと思う。

Q.先週の悔しい敗戦からどう立て直してきたか。
山下 キャプテン

先週のアクシデントはあったが、しっかり準備していたリザーブの選手もいた。(先週の)関西学院大学戦は悪い負け方ではなく、得るものはたくさんあった。切り替えなきゃ駄目だと感じている選手が多く、やりやすかった。

Q.後半失点が多くなった要因は
山下 キャプテン

自分たちがペナルティをして、ゴール前ラインアウトでトライというパターンでやられた。中盤のラックからのピックや、小さなずらしで少しずつズルズルやられたのがペナルティに繋がった。

Q.WTBの三浦選手が欠場しているが
小寺 ヘッドコーチ

出場できないのは本人が一番悔しいと思うが、岸澤や髙橋謙、樋川はもともと大きな力を持っている選手。三浦の欠場による大きなダメージはなかった。
カウンターアタックなどの能力は我々も負けていない。今日も山下のキックを武器に御池、樋川、岸澤はチャンスがあったらカウンターアタックを仕掛けて真っ向勝負しようというのがチームの大きな約束事。行ったあとに山下がエリアを取るなど考えても良かったのかなとも感じた。ここはマネジメント側、我々が伝えきれていなかったと反省している。


天理大学
小松節夫 監督

前半は行ったり来たりの中でなかなか自分たちの形は出せなかったが、その中で2つ取れてPG1本に抑えられた。ハーフタイムにしっかりと自分たちのペースでラグビーをやろうと話をした。
後半はそういう意味では自分たちのペースでずっとゲームを進めて、点差も開けて、出来はすごく良かったと思っている。
その中で細かいミスなど、もうちょっとしっかりと精度を上げて、次のゲームに向かって練習をやっていきたい。

筒口允之 キャプテン
前半は立命館大学のプレッシャーや、自分たちがうまく繋げずに簡単なミスをして、なかなかトライにつなげることができなかった。後半は自分たちのやりたいラグビーをできた部分も多かったので、この点差になったのかなと思う。
来週の関西大学も勢いのあるチーム。プレッシャーに負けないように、まず前半から自分たちのラグビーができるように修正をしていきたい。

Q.後半に修正できた要因を
筒口キャプテン

前半、ピックゲインや裏の抜け出しは良かったが、その後に無理なオフロードを繋いだりダウンボールが悪かったり、サポートが遅かったりと、細かいミスで自分たちの流れに持っていけなかった。そこをもう1度シンプルなことを継続しようとロッカールームで話し、後半はできた。

Q.ここまで3戦で今日が一番いいゲームをできていたように見えたが。
筒口キャプテン

第1節、第2節は思った以上にミスが多かった。練習の中でも、細かいミスを言いながらやってる。まだまだミスは多いが、修正していきながら自分たちの良いアタックと良いディフェンスに繋げた。
自分たちのミスはコミュニケーション解消できるものが多いので、お互い喋りながら細かいところのコミュニケーション、プレー中のコールだったりとか、そこは言うようにしている。

Q.3節を終えた評価。
小松監督

リーグ戦はどこも実力が近いので、なかなか会心のゲームというのはできないと思う。その中で今日も、前節で良いラグビーをした立命館大学は自信を持って向かってくるだろうと。
前半はやはりプレッシャーはかなり強く簡単にトライを取れず、今日も難しいかなと思った。時間が経つにつれ、自分たちの細かいコミュニケーションを修正し、後半はモールでトライを取ったり、スクラムでペナルティを取ったりしながら、自分たちの形に持っていけたのが今日の一つの収穫。徐々には良くなってきてる。

Q.今日は10番と15番(筒口と上ノ坊)が入れ替わっていたが。
小松監督

これからのことをいろいろ考える中で、ずっと上ノ坊のスタンドや筒口のフルバックが構想の中にあった。上ノ坊が先にボールを出すのでラインが上がり、逆に筒口は後ろでどっしりと構えてエリア取りゲームコントロールできる。練習中にやってみて良かったので、今日試合で試してみた。

Q.前半苦しい展開だったが
小松監督

前半最初取れなかったが、その後ピンチになったところをしっかりと押さえた。向こうのチャンスもゴールでも粘れる。その中で2つパワープレーでトライを取れたので、しっかりと継続しながらしつこく攻めていけば、トライを取れると前半わかった。後半もう一度しっかりと自分たちの形でラグビーをすればいけるんじゃないかと思っていた。

Q.アリスター・サウララ選手の評価を
小松監督

ジャンパーとしてもハイボールに対しても優秀。意外とハードワークもする。ヴァカタと比べると突破力や突進力はまだまだだが、その分動く。うちの貴重なラインアウトジャンパーで、いい仕事をしてくれている。背が高いが日本で低いプレーも覚えた。タックルなども成長してる。

Q.キック合戦に見応えを感じたが
筒口キャプテン

立命館大学の10番山下選手もロングキッカー。そこは絶対負けたくない気持ちだった。しっかりエリアを取ってFWを楽に前に出すのが自分の仕事でもあり、その仕事をしっかり果たそうとしていた。

10月13日(日) 京都産業大学 vs 関西大学

マッチレポート

開幕2連勝で4連覇を目指す京都産業大学(以降京産大)と、前節ロスタイムでの大逆転劇で初勝利をあげた関西大学(以降関西大)との第3節での対戦。
長すぎる残暑、快晴の夏日となったたけびしスタジアム京都は、電光掲示板側(南)からゆるやかな風が吹く。

キックオフは、風下の京産大。
最初のトライは、京産大だった。
前半11分、相手陣22m内側右ラインアウトから連続攻撃、CTB⑬ナブラギ・エロニが縦に抜けゴール前5mへ迫りラックとなると、ラックサイドを攻め、最後はFL⑦松永壮太朗がゴールポスト中央へ飛び込みトライ。共同主将のCTB⑫辻野隼大のコンバージョン成功で、7-0と先制する。

京産大は前半15分にも50:22で相手陣ゴール前5m右ラインアウトからの攻撃で相手ゴール中央へ。残り約7mで相手ペナルティからタップキックでLO⑤フナキ・ソロモネが持ち込み出来たラックから、No8⑧シオネ・ポルテレがピック&ゴーで左へ攻め、ゴール中央へトライ、⑫辻野のコンバージョン成功で、14-0とする。

京産大は、さらに3トライを重ねる。
前半25分には、自陣からの連続攻撃のなかでハイパント、相手陣10m内側右中間でWTB⑭小林修市がジャンプをしながらナイスキャチ、さらに、内側を走るLO⑤フナキ・ソロモネへのオフロードパスが通ると、ディフェンスをはねのけ右中間へトライ。

前半33分には、スクラムで優位に立つ京産大。相手コラプシングのペナルティからPKで前進すると、相手陣ゴール前5m左ラインアウトからモールを形成。押し込みながらHO②李淳弘がWTB⑪西浩斗へ左にパスをすると、そのまま左隅へトライ。

さらに、直後の関大キックオフ再開のボールを確実にマイボールとし、自陣22m内側から攻撃を仕掛けると、自陣22m付近で出来たラックからLO④日吉健がピック&ゴーで抜け出し相手陣10mへ。さらにサポートで走るSH⑨土永旭へパス。ディフェンスをかわし、前半36分、ゴールポスト中央へトライ。⑫辻野のコンバージョン成功で31-0と、大きく引き離す。
前半は京産大のディフェンス固く、関大をノートライに抑え折り返す。

後半最初のトライも京産大。
関大のキックオフ再開から京産大のロングキック、関大のハイパント。京産大はそのボールをキープすると、自陣22mから攻め、ハーフウェイライン手前でSO⑩尾崎恵大からオフロードパスでFB⑮奈須貴大へパスが渡ると、スペースを見極めながら走り、相手陣10m内側へ入ったところで、相手陣22m内側右サイドへショートパント。右サイドを走るWTB⑭小林がワンバウンドでキャッチすると、ゴールポスト中央へ回り込みノーホイッスルトライ。⑫辻野のコンバージョン成功で38-0とする。

関大のこの日最初のトライは、後半4分、相手陣22m内側左ラインアウトから、右へ仕掛け、主将のCTB⑬石川海翔LO⑤中村豪の縦の突破でゴール前へ迫ると、そのラックからさらに右へ展開し、FL⑥中村将人がタックルを受けながら右中間へトライ。5-38とする。

京産大は、後半7分、自陣10m付近で相手パスミスをターンオーバーすると、相手陣10m外側中央へ攻め込み出来たラックから右へ展開。No8⑧シオネ・ポルテレがパスを受け取るとディフェンスの間を突き、裏へ向けるとゴールポスト中央を目掛けて走り切りトライ。⑫辻野のコンバージョン成功で45-5。

さらに直後の関大キックオフ再開から、京産大は自陣22m内側から攻め続け、後半10分、自陣10m内側右サイドのラックからSH⑨土永が狭いショートサイドを突き、ハーフウェイライン手前でCTB⑫辻野へオフロードパス。右タッチライン沿いを走り、さらに内側を走るFB⑮奈須へパスが渡る右中間へトライ。⑫辻野のコンバージョン成功で52-5。

手を緩めない京産大は、後半18分には、相手陣10m内側右の相手ボールのラインアウトのルーズボールをマイボールとすると、連続攻撃で出来た22m中央付近ラックから右へ展開。WTB⑭小林へとパスが渡り右隅へトライ。57-5と大きく引き離す。

一方的な展開かと思われたが、関大は2トライを返す。
後半23分、関大は京産大のエリアマネジメントのキックをマイボールとすると、自陣22m付近から攻め、ラックから右へ展開。PR⑰福井鼓生がアングル良く走り込むとディフェンスの裏へ抜け、自陣10m手前で右を走るFL⑦西山光太郎へパスが渡ると、相手ディフェンスの動きを巧みに抑えるランを見せ、ゴールポスト中央へトライ。SO⑩崎田士人のコンバージョン成功。

さらに直後の京産大キックオフ再開のボールはタッチラインを超える。そのボールを関大はクイックスローで入れると、ロングキックは50:22となり、相手陣ゴール前5m右ラインアウトなる。そのラインアウトではモールが崩れ、左右に攻撃を仕掛け、後半27分右中間に出来たラックからSH⑨宮内幹大が持ち出しトライ。⑩崎田のコンバージョン成功で19-57とする。

関大のペースになるかと思われたが、京産大は、後半30分シンビンで14人となるなか、後半35分、相手陣22m外側中央付近スクラムから、No8⑧シオネ・ポルテレが右へ持ち出し、㉓宮里快一、⑪西へとパスが渡り右隅へトライ。SH㉑高木城治のコンバージョン成功、64-19とする。

さらに京産大は後半40分、相手陣でのラインアウトから展開。10m内側でラック形成から左へ展開し、⑮奈須、⑥石橋チューカ、⑪西、⑲平野龍へとパスが渡り右隅へトライ。

京産大は69-19とし、開幕3連勝で4連覇に向け勝利を重ねた。
プレイヤーズオブザマッチは、京産大⑨土永旭選手となった。

会見レポート

関西大学
佐藤 貴志 監督
今日は3連戦の(真ん)中の1試合でとても重要な試合ととらえて1週間準備してきました。京都産業大学さんに対して関大スタイルがどこまで通用するか?という意味で、通用した部分も多々あったのでそこは自信にして来週の天理大学さんに向けて、もう一度チームを作り直してチャレンジしたいと思っています。

石川 海翔 キャプテン
(監督からもあったように)自分たちの通用する部分が少し見えたところがあった。ただ、自分たちのミスから簡単に何本も(トライを)獲られ、このようなスコアの差なってしまった。次節天理戦に向けては、細かい部分までしっかり詰めて(次節に)繋げていきたいと思っています。

Q.通用した部分とは?
佐藤 監督
まず、スクラムで長い歴史的に劣勢であった中で、ペナルティをもらったり、フリーキックをもらったり、あるいはイーブンに組めたこともあった。(ここは)成長ができたところだと思っています。また、ディフェンスでも強い選手がいる中で、あきらめずに捕まえにいったり、ダブルタックルやブレークダウンでファイトしてボールを奪い返すことができた。ここは自分たちの強みなので、このあたりが出せたことが良かったと思っています。

石川 キャプテン
ディフェンス、特にブレークダウンで前半からしっかりファイトしてボールを奪い返せた。そこは今年練習してきたことが出せたと思う。アタックに関しては、相手の上りが早い中でどこにスペースがあるのかまずチェックすること。前半は見れてない部分があったが、後半においては相手の足が止まってきたときに自分たちで(相手の)スペースを共有できた部分が何か所かあった。(こういうところは)自信にしていきたいと思っています。


京都産業大学
廣瀬 佳司 監督
関西大学のプレッシャーでなかなか前に出ることができなかったが、要所要所で留学生を中心にラインブレイクして効率よくトライがとれて良かったと思います。(しかし、)まだまだ反省点が多いので(そこを)次節に繋げていきたいと思います。

辻野 隼大 キャプテン
関西大学は先週、近大に逆転勝利していて勢いのあるチームということはわかった上で準備してきました。特別なことを準備してきたというよりは、自分たちのラグビーに戻って、セットプレーを中心にやってきました。前半スコアは獲れたが、自陣での戦いの時間帯が続いたりと苦戦するところがありました。ただ、キープレイヤーたちがしっかりゲインを獲ってくれて得点に繋げることができて良かったです。後半は、中盤で連続2失点としんどい時間帯で関西大学さんに流れを持っていかれた場面がありました。次節まで1週間しかないですが、もう一度(京都に戻って)取り組んでいきたいと思っています。

 Q.反省点は?
廣瀬 監督
やるべきことが上手くできなかったというところ。一つはセットプレー、うちはセットプレーラグビーでFWを前面に出していきたいと思っていますが、上手くスクラムが組めなかったとか、モールで崩せなかったところ。あとは、アタックシステム、デフェンスシステムで機能していないところがあります。こうしたところを修正して(いきたい)。学生たちももっとできる(レベルアップできると思っている)と思うので、(この試合から学んで)チームをどんどん向上させていきたいと思います。

10月13日(日) 近畿大学 vs 摂南大学

マッチレポート

第3節、10月とは思えない日差しのなか、前節の関大戦で開幕の勢いを止められた近畿大学に対し、初戦での好ゲームを再現し、まずは一勝をもぎとりたい摂南大学との一戦。

摂南大学 SO10川上 凌空のキックで試合開始。
双方のキック合戦から近畿大学のペナルティで、摂南大学が近畿大学陣に攻め込む。
摂南大学ボールのラインアウトからキャプテンCTB12嶋本 大賀の鋭いショートカットインから大きくゲインライン突破するもボールを前にこぼし、近畿大学がクリアするも摂南大学FB14木田 匡哉のカウンターで大きくゲインするもキックが相手にあたりボールロスト。開始3分までの2度のビッグゲインをミスで点数に繋げることができなかった。

6分、最初にトライをあげたのは近畿大学。
敵陣のマイボールラインナウトから縦に仕掛けるもターンオーバー。そこから近畿大学が大きくグランドを使って攻撃、FWからの少し乱れたボールをCTB12嶋 竜輝がキック。ボールがラッキーバウンドでWTB14植田 和磨に入りそのまま走り切りトライ。GK成功。7-0

すぐに追いつきたい摂南大学はゴール正面でペナルティを得、タッチへ。ゴール前でラインナウトを得るも、スローミスでボールは近畿大学へ。またしてもゴール前でのチャンスをミスで逃してしまう。

10分 近畿大学のラインナウト、ノットストレートの反則で得た自陣10m付近でのマイボールスクラム。CTB12嶋本がラインブレーク。ボールリップしたCTB13公文 毅京が3人ほどに追いすがられるもトライ。GK成功。7-7

16分 摂南大学、敵陣15m付近、ゴール正面で得たペナルティ、ショットを選択。SO10川上 PG成功。7-10で逆転に成功。

20分 近畿大学ゴール前で得たラインナウト。LO5駒井 凌太に合わせクリーンキャッチ。そのままモールを形成、丁寧にコントロール、最後尾のFO2村尾 幹太が押さえてトライGK不成功。12-10 近畿大学が逆転。

しばらく摂南大学の敵陣での攻撃が続くが、ミスが多く、アタックしてはボールを後ろにこぼして下げてしまうシーンが何度も続く。
28分 タックルされこぼしたボールを近畿大学CTB13藤岡 竜也が拾って70mほど走り切りトライ。GK成功 19-10

30分 近畿大学が左右にボールを大きく動かしフェーズを重ね、LO5駒井 凌太がラインブレーク、フォローしたPR3稲場 巧がトライ。 GK不成功 26-10 近畿大学がリードを広げる。

なんとか一本でも前半にトライを返しておきたい摂南大学。しかし近畿大学にゴール前に迫られる。しかしペナルティを得て、速攻。CTB13公文のキック、ボールはインゴールに。近畿大学は追いつき蹴り出すも、摂南大学がゴール前のラインナウトを得る。モールの攻防からCTB13公文がラインブレーク。近畿大学のゴール前ディフェンスに粘られるもフェーズ重ねて、最後はFB15前田 晃明のトライ
GK不成功 26-15 で前半を終える。

近畿大学SO10中村 優太のキックで後半開始
先にトライをあげて、追いつき勢いを作りたいのは摂南大学。

6分 相手陣10m付近のスクラムでコラプシングのペナルティを得た摂南大学は、素早いリスタートでFL6河野 秀太郎の突進。
FW、BKのテンポ良い攻撃で左に展開、素早いパス回しでトライと思われたが近畿大学のカバーディフェンスに阻まれる。しかし速い球だしからFL7角谷 宏大からPR1加覽 和成にパス、ディフェンスを振り切ってトライ。GK成功 24-22

2点差の迫られる近畿大学はすぐにトライを返したい。
10分 敵陣15m付近の近畿大学ボールのラインナウトから右に展開、CTB13藤岡が見事なバックフリップパスでWTB 植田へ。タックルを外してライン際をはしりきりトライ GK成功 33-22

これ以上離されたくない摂南大学。敵陣に攻め込み、フェーズを重ね確実にゲインを切る。折り返して外にスペースを見つけ飛ばしパスを試みるがつながらずルーズボールに。ボールを確保しようとノックオン。
13分 そのボールを拾った近畿大学SO10 中村が80mほど走り切りトライ。GK不成功 38-22

40分 ゴール前に迫った摂南大学、時間のない中落ち着いてFWでフェイズを重ねCTB12嶋本が飛び込みトライ GK成功 38-29

ロスタイムは6分
48分 敵陣で得た近畿大学マイボールラインナウトを確保し、モールを押し込み。右に展開。SO10中村のキックパスを WTB23六川 統和がキャッチにゴールライン間際に。SH21竹山 栄汰がピックしてトライ GK成功 45-29 でノーサイド

鋭い切れ味の攻撃を見せながら、摂南大学念願の初勝利は次節以降に。双方ミスの多いゲームであったが、相手のミスを得点に繋げた近畿大学が勝利したゲーム。
両チーム次節への向けて立て直しを期待したい。

会見レポート

摂南大学
瀬川智広 監督

チームの監督として学生に良いパフォーマンスであったり、勝つ喜びを体験させることができてない。自分の力不足を本当に悔しく思います。本当に学生たちは頑張ってよくやってくれている。
関西リーグで優勝するという思いを持って臨んだシーズン。ここからが本当に摂南大学としてどうまとまっていくか、真価を問われる今日の結果だ。
今年の4年生は本当に良いまとまりを見せているが、結果がでないと一つになるのが難しいのが私がここに赴任してきてからの摂南大学。
この辺を変えて、どうまとまって次の試合に臨んで行くかを、また学生たちと一緒にやっていけたらなと思っている。

嶋本大賀 ゲームキャプテン
前半11点差、ハーフタイムでは80分後に勝ったチームが勝利だという話をして、後半に挑んだ。最初スコアすることができたが、その後のリスタートでミスで流れを失ってしまった。スコアされた後も、チームではまとまろうと何回も話をして切り替えていたが、ミスがやはり失点に繋がった。日頃の練習がまだまだ甘いなと感じた。

Q.22m内に入ることはできるがその後ミスが起こっていたことについて。
嶋本ゲームキャプテン

急いでトライを取り切ろうという思いが浅さに繋がってしまったり、ハーフと合わなくなってしまったり。それはセットの遅さが原因だと思っている。

瀬川監督
今の学生たちはアウトプットが苦手。コミュニケーションスキルが少ない。
本来であればどういう形でボールを経由していったりとか、ブレークダウン作って次の攻撃に繋げるとか、もしくはブレークダウンをさらに近場を攻めてなど、様々な選択肢の中で意思疎通する。それができていないのかと思う。
摂南大学は自由なアタックをと考えているので、特に大きな決まりごとはない。
しかし、ブレークダウンやパスを回している最中には、やらなければいけないことが絶対に存在する。そこの意思統一とコミュニケーションの不足や考えの違いがあったりして、ちぐはぐしてる。春や練習試合などでも、乗っていると摂南大学の強さは出る。しかし絶対負けたら駄目だというプレッシャーの中で、彼らがその力を発揮できないのは普段からの私の教育に問題があると感じている。

Q.プレッシャーを掛けるということか。
瀬川監督

プレッシャーをいくらかけてもおそらく変わらない。学生たちの中のコミュニケーションや、ミーティングであったり。
意思の疎通は、残念ながら関西で一番低いんじゃないかなと思う。試合に出てるメンバーだけじゃなく、出てないメンバーもなかなか自分の気持ちを言葉に出したり、意思表示するのが下手な学生が多い。そこが変われば、もっと面白いのになと今日の試合を見ていました。

Q.次に繋がるプレーは。
嶋本ゲームキャプテン

摂南はアタッキングマインドを持ってダイナミックにボールを動かしていこうとしている。そこはいい部分として出たと考えている。

Q.ダイナミックなプレーはミスにもつながりやすいと思うが。
嶋本ゲームキャプテン

50-50なパスはせずに確実につながるプレーをしようとは言っている。


近畿大学
神本健司 監督

先週関西大学に敗れ、どこかに隙があったのではと話してもう一度自分たちのスタンダードをやってきた。より良いところにフォーカスし、やるべきことを徹底した。
今日も先週同様ラインアウトで裏目に出て、序盤は乗り切れなかった。しかし取るべきところで取り、最後まで自分たちのペースで行けた。
まだ不安定な部分はある。常に成長していきながら、トップチームと対戦できるようなチームにしていきたい。

中村志 キャプテン
序盤はスピーディーなアタックに対し受けてしまいペナルティが続いてしまったが、後半改善できた。3トライ以上で勝てたのはポジティブなところだが、80分間強い近大ではない。しっかり準備したいと思う。

Q.ペナルティが後半減らせた要因は。
中村キャプテン

神本監督にハーフタイムに指摘してもらい、全員が意識できて修正した。前半2つのハイタックルなどは個人の意識で絶対に直せる。
関西1位はまだ可能であり、前回の敗戦は大きな糧にできる。村尾や駒井と個人的に話し、4回生から盛り上げようと話して実践していった。

Q.植田選手の評価
神本監督

ボール持ったらゲインしてくれたし、彼がいいプレーをすればチームも盛り上がる。役割を果たしてくれた。

Q.新しい戦力で、注目してほしい選手などいるか。
神本監督

2年生でリーグ戦初出場の六川は先日のジュニア戦のMVP。一般入部で1回生のころはなかなか全体練習に参加できなかったが、着実に努力してきた。クレバーでいいプレーヤー。
代わって入った選手はチャンス。成長につなげていきたい。

10月13日(日) 同志社大学 vs 関西学院大学

マッチレポート

2024ムロオ関西大学ラグビーAリーグ第3節の2試合はたけびしスタジアム京都で開催された。第一試合は厳しい暑さに快晴、弱風の中、同志社大学(以下、「同志社」) 対関西学院大学(以下、「関学大」)が対戦。

同志社は連敗しているが、攻撃力もあり走り勝つラグビーで集中力を高めてこの一戦に初勝利を目指す。
関学大は前節で終盤まで苦戦したがデフェンス、アタックも良く勝点を上積みしたい。

同志社SH⑨藤田海元のキックで試合開始。
試合開始から関学大は敵陣での試合展開でチャンスを活かせず得点を奪うことが出来なかったが、22分、ペナルティからCTB⑬川村祐太がキックで蹴り出すと、ゴール前5m左ラインアウトからスローワーHO②田中健太からジャンパーLO④堤保澄がキャッチしモールを形成し、HO②田中がサイトを突破。SH⑨川原大からCTB⑫ゲームキャプテン松本壮馬に渡りSO⑩澤田壮太郎にCTB⑬川村からパスを受けたFB⑮武藤航生が右中間に先制トライ、GKもSO⑩澤田が成功、0-7。

27分、再び関学大がゴール前20m左ラインアウトからモールを形成しFL⑦岸本拓歩からLO④堤に渡り最後はCTB⑫松本がゴールポスト下にトライ、GKもSO⑩澤田が成功。0-14。

36分、関学大がゴール前5m中央スクラムからSH⑨川原からパスを受けたFB⑮武藤が左中間にトライ、GK不成功。0-19。

43分、再度関学大が敵陣8m左ラインアウトから右に展開しSH⑨川原からCTB⑬川村のオフロードパスを受けたCTB⑫松本からFB⑮武藤に渡ると、再度パスを受けたCTB⑫松本が右中間にトライ。GKもSO⑩澤田が成功。0-26。
同志社はリスタートしたキックボールを確保し攻めたがタッチに出されて前半が終了。

関学大SO⑩澤田にキックで後半開始。
後半も最初にチャンスを掴んだのは関学大。1分、敵陣20m右ラインアウトから左に展開しSH⑨川原からSO⑩澤田に渡りWTB⑭山本快がブレイクしパスを受けた途中出場のFL⑳田中大瑚がゴールポスト右にトライ、GKもSO⑩澤田が成功。0-33。

漸くチャンスを掴んだ同志社は7分、敵陣20m右ラインアウトからパスを繋ぎ最後はSH⑨藤田から途中出場CTB㉓ファイアラガ義信ダビデに渡り、HO②荒川駿のオフロードパスを受けたWTB⑭岩本総司がタッチライン沿いを走り切り右中間にトライ。GKもSH⑨藤田が成功。7-33。

ここから再度ギアを上げる関学大は21分、バックス陣のFB⑮武藤からWTB⑭山本へ再度FB⑮武藤へ渡り右サイドを走り切り右中間にトライ、GK不成功。7-38。

25分、関学大CTB⑬川村が左中間にトライ、GKもWTB⑭山本が成功。7-45。

33分には、敵陣ゴール前22m右ラインアウトからモールを形成しそもままゴールまで押し込み途中出場したHO⑯キャプテン平生翔大が右中間にトライ、GKも途中出場の㉓鴨田達也が成功。7-52。

このままでは終われない同志社は40分、自陣から攻め、途中出場SH㉑石田太陽からSO⑩大島泰真に渡り㉓ファイアラガから最後はWTB⑭岩本が右中間にトライ、GKもゲームキャプテンFB⑮村岡麟太郎が成功。14-52。

43分、再び同志社が敵陣2m右中間のペナルティからSH㉑石田がタップキックからブレイクしパスを繋ぎ最後はSO⑩大島からパスを受けた途中出場NO8⑳久保太陽が左隅にトライ、GK不成功。19-52 と追い上げたがノーサイド。

関学大が52-19で勝利、勝点5を獲得。3連勝でトータル勝点14とし、上位を確保した。
同志社は終盤に素晴らしいアタックで得点を奪ったが、デフェンスを修正して次節に挑んでほしい。
POMにはゲームキャプテンとしてチームを鼓舞し、2トライと勝利にも貢献した関西学院大学CTB⑫松本壮馬が選ばれた。

 

会見レポート

同志社大学
中尾 晃 監督
前半は均衡していたが、自分たちからミス・反則でリズムを無くしてしまった。後半に関しては最初の段階で関学さんのアタックでしっかり攻撃されて受けてしまい、こういった結果になってしまった。

村岡 麟太郎 選手
前半、最初我慢して守り膠着している場面が多かったが、自分たちがターンオーバーして敵陣に行ったときに少し取り急ぎ、焦ってミス・ペナルティをしてしまって自陣に戻されるといった苦しい時間が続いて我慢しきれずにスコアを取られてしまった。
後半に向けて修正する明確なポイントを話し合って挑んだが、最初のラインアウトで簡単にコミュニケーションエラーで後半の最初の得点を渡してしまい、今回のゲームが決まってしまった。

Q.後半に入る際の修正ポイントは具体的に何だったのか。またそれをどれくらい実行できたのか?
村岡選手
一点目は、前半ブレイクダウンの部分で寄りが遅くてペナルティーがあったり、ボールリサイクルでハーフがテンポよくボールを出せていなかったので、後半は正しくファイトしてボールリサイクルを早く出すこと。
二点目は、キッキングで相手に合わせてしまいしっかりと陣地回復できていなかったので、相手が飛び出してくるところに対して点差もあるのでカウンターで仕掛けていくことを話し合いました。
二点目のカウンターに関しては上手くはまってボールを持つ時間が増えたのですが、一点目のブレイクダウンに関しては関学さんのプレッシャーと自分たちの浅いポジショニングで常にプレッシャーをかけ続けられて、後半もなかなか修正できなかったことが、この試合の敗因だと思います。


関西学院大学
小樋山 樹 監督
関係者の皆様、本日もありがとうございました。
今日の試合は、同志社大学さんが相手ということで、これまでの試合を分析してもすごくひたむきにプレーをされるチームで、そこに対してリスペクトを持って我々はチャレンジャーとしてしっかり立ち向かう準備をしてきました。
試合の方は勝つことができて良かったが、我々がしっかりハードワークしたときは良い流れというか得点に結びついたのですが、後半自分たちのハードワークができずにサボってしまって得点を許してしまったことは反省点と思っています。次の摂南戦にむけてはキックチェイスをしっかり修正していきたいと考えています。

平生 翔大 キャプテン
今回のゲームはチャレンジャーとして、昨年や春の結果は関係なくひたむきさ泥臭さで相手を上回ろうと挑みました。途中いい場面があったと思うが最後のフィニッシュの部分で少しスキがあったのは反省点です。来週に向けてしっかり100%いい準備をして臨みたいです。

松本 壮馬 ゲームキャプテン
同志社さんがひたむきなチームという認識で、こちらもひたむきさで絶対負けないくらいプレー・ゲームプランで挑みました。ゲームの大半を自分たちのペースで進めることができたが、試合終了間際は正直課題の残るゲームだったので、また1週間その課題に対して修正して摂南大学戦に挑みたいと思います。

Q.1列目をガラリとメンバーを入れ替えた意図を教えてください?
小樋山監督
ケガです。平生もケガあったので本当は出したくなかったが、外すわけにはいかなかった。3連戦ということもあってケガの関係です。

Q.立命館戦のあとひたむきさを強調されていたが、この1週間どういうマネジメントをされてきましたか?
小樋山監督
おかげさまで我々は春2位になって、夏合宿も関東の大学さんといい勝負をさせてもらって、周りからも期待して頂けることが多くなりました。これはとてもありがたいことで自信にはなるのですが、知らず知らずのうちにどこかで僕らのほうが強いんじゃないかとスキが生まれてしまう事があると思ったので、今回は特にチャレンジャーというテーマをもって、相手よりもひたむきにハードワークし続けることを大事に言い続け、準備してきました。

Q.バックスの選手を3名メンバー入れ替えた意図は?
小樋山監督
こちらもケガがあってということです。FWもBKも今回メンバーインした選手は春からしっかりハードワークして積み上げてきてくれた子達だったので、ケガはもちろんあるのですが、今回がウチのベストメンバーだということで自信を持ってこの23人で挑んできました。今日もいいプレーがたくさんありましたし、リーグ戦は総力戦なので、今後に繋がる試合になったと思います。

Q.今日の試合内容をふまえて、京産・天理の2強にどう向かっていきますか?
平生キャプテン
天理・京産という2強に向かっていく前に、僕たちは目の前の試合を大事にしていこうと全員が同じマインドを持ちながらやっていますので、次の摂南大学戦に対して100%先の事は考えずに準備していきたいと思っています。

10月6日(日) 立命館大学 vs 関西学院大学

マッチレポート

2024ムロオ関西大学ラグビーAリーグ第2節の残り2試合は東大阪市花園ラグビー場第2グラウンドで開催された。第ニ゙試合では厳しい暑さが戻り晴れ、微風の中、立命館大学(以下、「立命大」)VS関西学院大学(以下、「関学大」)が対戦。
立命大は開幕戦に開始早々から失点が多くフィジカル面を修正してこの一戦に臨む。
関学大は安定した戦いで開幕戦に勝利した、前に出るデフェンスも機能し勝点を上積みしたい。

関学大SO⑩徳永司也のキックで試合開始。
最初にチャンスを掴んだのは立命大9分、ゴール前20m左ラインアウトからフェーズを重ね、ラックからSH⑨福本颯翔がダミーパスでそのままゴールポスト下に持ち込み先制トライ、GKもSO⑩キャプテン山下真之介が成功。7-0
13分、関学大が自陣から攻めWTB⑪武藤航生からパスを受けたNO8⑧小林典大がライン沿いを走り切り、回り込んでゴールポスト下にトライ、GKも⑭WTB山本快が成功。7-7

18分、立命大がゴール前20m右中間スクラムから左に展開しSH⑨福本からHO②大本峻士に渡りSO⑩山下からCTB⑫中村颯汰にパスを繋ぎ、最後はFB⑮御池蓮二がゴールポスト下に回り込みトライ、GKもSO⑩山下が成功。14-7
37分、再び立命大がノットロールアウェイのペナルティからショットを選択しゴール前33m中央のキックをSO⑩山下が成功しリードを広げる。17-7
関学大もゴール前まで攻め込むが得点を奪えず、17-7と立命大がリードして前半が終了。

立命大SO⑩山下のキックで後半開始。
後半は最初にチャンスを掴んだのは関学大5分、ゴール前10m中央スクラムのペナルティからNO8⑧小林がタップキックから相手を薙ぎ倒しゴールポスト下にトライ、GKも途中出場のSO㉒澤田壮太郎が成功。17-14
追い上げられた立命大は11分、オフサイドのペナルティからキックでSO⑩山下が蹴り出し、ゴール前5m左ラインアウトからスロワーHO②大本からジャンパーLO④共同キャプテン本郷正人がモールを形成しそのまま押し込み最後尾についたHO②大本が落ち着いて左中間トライ、GK不成功。22-14


立命大の厚いデフェンスに苦戦していた関学大は38分、ペナルティーからCTB⑬川村祐太がキックで蹴り出し、スロワーHO②キャプテン平生翔大からジャンパーLO④堤保澄がモールを形成し最後はHO②平生が左中間にトライ、GK不成功、追い上げる。22-19
攻撃のリズムを掴んだ関学大はロスタイム46分、オフサイドのペナルティからゴール前5mスクラムを選択しNO8⑧小林がゴールポスト左に逆転トライ、GKもSO㉒澤田が成功。22-26
立命大もリスタートキックをしたが、関学大に蹴り出されノーサイド。
お互いの素晴らしい戦いに会場から惜しみない拍手が送られた。

関学大が26-22で勝利、勝点4を上乗せし勝点を9とした。
立命大も善戦むなしく惜敗したが勝点1を獲得した。

POMにはハードタックルでチームを鼓舞し、逆転トライで試合を決めた関西学院大学NO8⑧小林典大選手が選ばれた。


会見レポート

立命館大学
小寺 亮太 ヘッドコーチ
(第1節から)2週間の期間がありましたので、中林コーチと分析をしっかりして、選手が一つになって準備をして臨んだゲームでしたので、前半は準備の部分が良く出てリードして折り返す事ができました。後半は、スクラムの部分と、アクシデント(負傷交代)があってプランが崩れた部分があって、最後は苦しい状況になってしまいました。
しかし、良い準備をしたら良いゲームが出来るという事を、常日頃から(選手に)言っていますが、そういう意味ではこの試合から学べたと思います。次節に向けても、しっかり準備をする、そして胸を張って帰ってくるという立命館スタイルをしっかり出していきたいと思います。

本郷 正人 フォワードキャプテン
前節近大戦で悔しい負け方をしてしまったので、2週間、関学戦に向けてFW、BK一丸となって準備してきました。前半はうまく機能してリードして折り返せましたが、後半はスクラムで劣勢になって、自陣での展開が多くなってしまい、(関学の)勢いに押されてしまったのが敗因だと思っています。しかし、(関学と)良い勝負が出来た事は自信になりましたので、1週間後に向けてしっかり準備したいと思います。

Q、どういったプランが崩れたのか、具体的に教えてください。
小寺HC
基本的には、スクラムとモールを立命館の強味にしていきたいと思っています。モールについてはある程度すでに強味として持っているのですが、スクラムは昨年から取り組んできて、今年も強化を図りながら55%位はノミネートしたいと考えてやっています。そんなプランの中で、後半入ったばかリで負傷交代になって、チームとしての整いの部分が崩れたかなと思います。しかし、その部分があっても、学生達は良く耐えたなと思っており、プランが崩れた中でも、学生たちが粘り強くディフェンスしてくれたというのは収穫だと思っています。

Q、今節、(前節から)修正出来た部分を教えてください。
小寺HC
中林コーチを中心に、学生の分析チームが頑張ってくれて、しっかり準備が出来て今日の試合に臨む事ができました。良い準備が出来たら良いゲームが出来るだけのポテンシャルを(学生達は)持っていますので、いかに1週間、2週間の時間を上手く使いながら、良い準備をして良いゲームをするかという事です。その部分を今日の試合で実感として掴めましたので、次節、天理大学戦に向けても良い準備をして良い試合をするという立命館スタイルをしっかりやりたいと思います。


関西学院大学
小樋山 樹 監督
本日のゲームは非常に反省点の多いゲームでした。立命館さんに学ばせていただいたゲームになりました。勝って反省出来るのはありがたい事なのですが、このままだと目標にしている全国ベスト4に届かないと感じたゲームでした。
いろいろな反省点がありますが、一番大きな反省点は、立命館さんの方が(関学より)ひたむきだった。関学はそれに対して受けてしまって、我々が一番大事にしている部分が出来なかったところです。次節の同志社大学さんも、ひたむきにプレーをされるチームですので、そこの部分で負けないように1週間しっかり準備して、ゲームの入りからしっかり勝負していきたいと思います。

平生 翔大 キャプテン
ゲームの入りの部分で先制されてしまったところが、自分達の流れになれなかった理由だと思います。(前節)関大戦ではゲームの入りから自分達の準備してきた事が出来て、良い入りができたのですが、本日は相手の方が上回ったというのが結果だと思います。この点を反省して、次の試合にむけて100%で準備したいと思います。
セットプレーのところでは、要所要所では良いところがあったのですが、ゴール前で取り切れないところがあったので、ここは修正したいと思います。

Q、最後(逆転)のペナルティの場面でスクラムを選択したが、迷いはなかったですか。
平生C
スクラムは良い感じで組めており、全員が押し切るという同じマインドを持っていたので、スクラムを選択しました。押し切ってスクラムトライをと考えていたのですが、ボールの供給が少しずれてしまって、結果的にNO.8小林典大のサイドアタックの形になりました。

Q、17番プロップ大塚壮二郎を早い段階で投入されましたが、その意図は。
小樋山監督
セットプレーだけでなくフィールドプレーもジュニアリーグで良いパフォーマンスを見せてくれていました。1番黄選手の怪我もありましたが、もともと早い段階から投入したいと考えていましたが、それにしっかり答えてくれました。

Q、立命館のディフェンスがきれいに整備されていた印象で、アタック側としての印象は?
平生C
(立命館の)ディフェンスがすごく前に出てくる中で、深さを持てなくてタックルされるシチュエーションが多かったと思います。また、ブレークダウンで相手の方がサポートが早かったと思います。ここが反省点で、クリーンに出せていたら、もうちょっと良いアタックができたと思います。

Q、ひたむきさが反省点でしたが、キャプテンとしてはどうでしたか?
平生C
試合に臨む23人はチームの代表であるというプライドを持って戦わないといけないと思います。ハーフタイムに、もう一度チームの代表として覚悟を決めて、やってきた事を信じて戦おうと話をしました。それが最後結果につながったのではないかと思います。

10月6日(日) 近畿大学 vs 関西大学

マッチレポート

第2節の3試合目。開幕戦で良いスタートを切った昨年4位の近畿大学(近大)に対し、ここで何とか白星を掴みたい昨年6位の関西大学(関大)が挑む一戦。

10月としてはかなり暑いと感じるコンデション、近大のキックオフで始まった。
序盤、お互い優秀なロングキッカー(近大WTB⑪阿曽有馬、関大SO⑩崎田士人)を要し、エリアの取り合い(キック合戦)で甲乙つけがたい展開が続く。
そんな中、最初にスコアしたのは、近大だった。14分、敵陣30M付近右側のラインアウトから左へ展開、CTB⑬藤岡竜也がブレイク、ラックからSH⑨渡邊晴斗が順目へパスアウト、CTB⑫西柊太郎からFB⑮嶋竜輝とパスを通し、右隅へ先制トライ。(5-0)


だが、関大もすぐに反撃。17分、敵陣ゴール前15M付近のフリーキックからSH⑨宮内幹太が素早くリスタート、⑩崎田がゴール前にハイパント、FB⑮立石和馬が見事にジャンピングキャッチ、そのまま、右中間に押さえすぐに追いつく。(5-5)
次は、近大。25分、ハーフライン付近右側ラインアウトから左へ展開、FWも絡めながら前進、最後はWTB⑭植田和麿が1人かわし右中間にトライ。(10-5)
次も近大。39分、ゴール前15M付近左側ラインアウトから右へ展開、最後は強いランナー⑬藤岡が右中間へ飛び込み仕留める。ゴールは⑮嶋が慎重に決める。(17-5)
ロスタイム43分にも、⑮嶋がPGを決め、近大が15点リードで前半を終える。(20-5)

後半が始まる。近大は後半も最初にスコアし、引き離してゲームを決めたい。他方、これ以上離されたくない関大という構図。どちらも後半先制したい。
6分、相手パスミスボールを近大⑬藤岡がすかさずピック、走り込んできたWTB㉓岸未来の懐へパス、そのまま40Mほどを駆け抜け、左中間にトライ。後半も近大が先手をとり引き離しにかかる。(25-5)
ここから少し膠着状態が続くが、20分を過ぎたころから暑さの影響か特に近大の選手が足をつり、ゲームを止めるシーンもが目立つようになる。


後半の後半、点差は20点。23分、ここから関大の反撃が始まる。ゴール前7M付近ラインアウトを押し込んで、ラックから前へ抜け出したLO⑤中村豪がトライ。(25-10)
残りあと10分を切った32分、ゴール前でラインアウトの機会を得た関大。FWで取り切ろうとするが、阻止されBKへ右展開、右大外で取り切れず、今度は左へ展開、⑩崎田から飛ばしパスをもらったWTB⑪遠藤亮真が左隅へ飛び込む。難しい位置からのGKは⑩崎田が決めて点差を詰める。(25―17)


38分にも、関大⑪遠藤が連続トライ(GK成功)で1点差に迫る。(25-24)
何とか逃げ切りたい近大だが、関大の勢いは止まらない。
ロスタイム43分、関大は⑩崎田の見事な50/22のタッチキックから、ゴール前6M付近でのマイボールラインアウトの機会を自ら作る。モールを形成するも崩れ、FWがラックサイドから右サイドを攻める。途中から入った大きな体の1年生PR⑱森下陽希が右サイドを突くがとり切れず。また、次の機会にも右サイドを積極的に突くも阻止される。⑱森下の3度目の挑戦で左サイドを攻め飛び込んで逆転トライ(GK成功)し、関大はロスタイムの逆転劇で貴重な1勝をもぎ取った。(25-31)

POMには、逆転トライを決めた関西大学PR⑱森下陽希が選ばれた。


会見レポート

近畿大学
神本健司監督
本日も暑い中ありがとうございました。初戦を前半はいい形で入り、後半は思うような形でなかったので、そこをこの2週間の間で修正して、自分たちが常に成長していくというワードを出しながらやってきました。そこについては、しっかりといい準備をして臨んだつもりです。今日のゲームについては、関西大の徹底したキックとそれに対するディフェンスとチェイスに敗れたのかなと思います。アタックして、いいブレイクしてトライにまで繋げるということは出来ましたが、ただ自分たちの強みを出せなかった部分について言えば、スクラムにフラストレーションが溜まった部分かなという風に感じています。ここからは、関西の優勝と全国のベスト4を目指していくには、もう負けることはできませんので、次戦以降に向けてもう一度準備をして目標を達成できるようにやっていきたいと思います。

中村志キャプテン(4年=大阪桐蔭)
関西大にチャレンジャーとして挑んだのですが、前半はリードする形で折り返し、前回の立命大戦での課題であった後半の入りでまた悪い形になってしまい、1人少ない形となってしまい苦しい状況が続き、なかなか切り替えることができず、最後に逆転されてしまいました。僕たちには関西一、全国ベスト4という目標があり、そこはまだ途切れていないので、次戦以降に向けていい準備をして、関西一になれるようなチームに成長していきたいと思います。ありがとうございました。

Q.反則が非常に多く発生した原因はどう考えていますか?
中村キャプテン
ディフェンスでのペナルティが続いたのですが、自分たちでプレッシャーをかけながら、それが逆に悪い形のペナルティにつながってしまったのが原因でした。

Q.反則が続く中で悪い流れの時にキャプテンとしてどんな声をかけていましたか?
中村キャプテン
特に自陣22m内でのプレーについてノーペナルティということをファーカスにあげていたのですが、そこが徹底できなく、うまく立て直すことができませんでした。


関西大学
佐藤貴志監督
今日、振り返ってみて、ビハインド15点差からさらに点差が広がる中で、自分たちの関大スタイルのところ、2週間準備してきたところをしっかり学生たちが体現してくれて、勝つことが出来てチームにとって本当に大きな1勝だったと思っています。

石川海翔キャプテン(4年=大産大附属)
まずは勝利したことをうれしく思うのですが、まだ自分たちはこれから京産大、天理大と強い相手が残っているので、しっかりそこに向けて修正していかないといけない部分は今日の試合でもあったので、そこを修正して次節に向けて取り組んでいきたいと思います。

Q.関大スタイルということがあったのですが、そこを分かりやすく教えてください。
佐藤監督
ボールの争奪(ブレイクダウン)のところを、しっかりと正しくファイトするといったところ、またボールを奪ったところからゲインするといったところ、そこから自分たちのセットプレー、そこにしっかりこだわってやっていくというところです。

Q.前半でかなり点差があったが、体感的に逆転できるというメンタルのところはハーフタイム時にどんな感じでしたか?
石川キャプテン
ハーフタイムではまだ15点差だったので、そこまで特別に点差が開いているという感じはなく、ただ自分たちのミスで相手に点を与えてしまっていたので、そこを修正できれば、後半自分たちのリズムになっていくと思っていたので、特別に意識はしていなかったです。

Q.監督が予想していたもの以上によかったのはどんなところですか?
佐藤監督
相手が足がつってきている中で、自分たちは足が動いている。そういう中で自分たちの底の部分をしんどいプレッシャーのある中で要所要所で出して、また裏のスペースに関してもある程度分析する中で、しっかり外からのコミュニケーション、激しいチェイス、そういったものがしんどい中で出せたといった部分が予想を超えてきた部分かなと思っています。

9月29日(日) 摂南大学 vs 京都産業大学

マッチレポート

2024ムロオ関西大学Aリーグ第2節の第ニ゙試合では蒸し暑く曇り空で無風の天理親里競技場で摂南大学と京都産業大学が対戦。

素晴らしいデフェンスで開幕戦の天理大学を苦しめたが、勝利までには至らなかった。前に出るチカラで持ち味のアタックで勝利したい摂南大学。圧倒的な強さで開幕戦に勝利し4連覇に向けて最高のスタートとなった京都産業大学。

京産大キャプテンCTB⑫辻野隼大のキックで試合開始。

最初にチャンスを掴んだのは京産大12分、敵陣ゴール前5m右ラインアウトからモールを形成し最後はNO8⑧シオネ・ポルテレが右隅に先制トライ、GK不成功。0-5

15分、京産大がSH⑨土永旭50:22の素晴らしいキックで敵陣ゴール前12mまで攻め左ラインアウトからスロワーHO②李淳弘からジャンパーFL⑥石橋チューカがキャッチ、モールを形成し最後はNO8⑧ポルテレが相手デフェンスを薙ぎ倒し左中間にトライ、GK不成功。0-10

23分、再び京産大が自陣22mからの摂南大ラインアウトミスからチャンスを掴みWTB⑪小林修市がブレイクしパスを繋ぎSO⑩ 尾崎恵大からパスを受けたWTB⑭福永然が左中間にトライ、GKもSH⑨土永が成功しリードを広げる。0-17

巻き返しを図る摂南大は26分、中央左ラインアウトからスロワーHO②昇幹太からジャンパーFL⑥大島優輝がキャッチしSH⑨松下宇宙に渡りフェーズを重ねSO⑩川上凌空が中央を突破しパスを受けたSH⑨松下が右中間にトライ、GKもSO⑩川上が成功。7-17

35分、再び摂南大が京産大のパスミスしたボールを拾ったWTB⑪カストン・マイケルズが60mを走り切りゴールポスト下にトライ、GKもSO⑩川上が成功。14-17

41分、京産大が敵陣ゴール前5m右ラインアウトからモールを形成し最後は最後尾からHO②李がモールサイドから右中間にトライ、GKもSH⑨土永が成功。14-24

京産大が24-14とリードして前半が終了。
摂南大SO⑩川上のキックで後半開始。

4分、摂南大が敵陣ゴール前15m右中間スクラムからフェーズを重ね、FB⑮前田晃明からHO②昇に渡り最後はWTB⑪マイケルズがゴールポスト下にトライ、GKもSO⑩川上が成功、ゲームが白熱する。21-24

しかしここから京産大が実力を発揮し6分、ミスのない展開ラグビーでNO8⑧ポルテレが右中間にトライ、GKもSH⑨土永が成功。21-31

8分、CTB⑫辻野がゴールポスト下にトライ、GKもSH⑨土永が成功。21-38

13分、LO④日吉健が右中間にトライ、GK不成功。21-43

15分、WTB⑪小林が右中間にトライ、GK不成功。21-48

22分、攻撃の手を緩めない京産大は再びWTB⑪小林がゴールポスト下にトライ、GKもSH⑨土永が成功。21-55

26分、LO⑤フナキ・ソロモネが右中間にトライ、GK不成功。21-60

意地を見せたい摂南大は35分、自陣スクラムから攻め続け、途中出場のCTB㉓ジョシュア・ナレヴェアのオフロードパスを受けたWTB⑭木田匡哉が左中間にトライ、GKもSO⑩川上が成功。28-60

42分、京産大が敵陣ゴール前20m左ラインアウトから右に展開し途中出場したSH㉑高木城治からパスを受けた同じく途中出場したPR⑱川口新太が右中間にトライ、GKもSH㉑高木が成功。28-67としてノーサイド。

京都産業大学が素晴らしいアタックとデフェンスで67-28と勝利し勝点5を獲得。

敗れはしたが、前節と同じようにデフェンスが機能したが、後半にスタミナ切れが残念であったが、攻撃も良く次節も期待させる戦いであった。

POMには2トライを含み勝利に貢献した京都産業大学WTB⑪小林修市が選ばれた。


会見の様子

摂南大学
瀬川 智広 監督
見ての通りです。また次出直します。

嶋本 大賀 キャプテン(以下、C)
後半の入りでトライを取ることができたが、自分たちのミスで流れを失ってしまったなという印象。

Q.一時3点差という流れ。京都産業大学に対してそういう試合をできたことに対する評価は。
瀬川監督
ラグビーは80分を通してのゲーム。80分間戦えないのが今の力。セットプレーやゴール前の決定力には差を感じた。今までも学生たちはものすごく一生懸命がんばってやっているが、やっぱりこのままでは差は埋まらないということを、もう1回チーム全員で認識してまた出直す。

嶋本キャプテン
前半だけ良い勝負をしても、80分後に勝たないと意味がない。修正したいと思う。

Q.主力の選手を複数怪我で欠く中で、今日スタンドから今年から活躍する公文選手と恩田選手に対する声援が多かったが。
嶋本C
2人が目立って体を張ってくれたりして、チームとしても強み。周りからの信頼も厚い。引っ張られて良い方向に影響されているなと思う。

瀬川監督
大学ラグビーはやっぱり4年間で卒業していくので、4年間でどれだけ成長していくのかが大事。また関西リーグ7戦の中での怪我のマネジメントもある。なので新しくメンバーに入った選手が活躍して競争になってくれれば、さらに良くなるのではと思う。

Q.層が厚くなっていると感じるか。
瀬川監督
全然まだまだ。ジュニア、コルツも結構大変。めちゃくちゃ良くなってる、がんばってるとは思うが関西リーグのレベルも上がっているなかで、自分たちの甘さが見えることもある。
そういうところを直さないと、Aリーグで勝ち切ることはできないんじゃないかと思っている。


京都産業大学
廣瀬 佳司 監督
摂南大学には、去年も留学生に走られ苦しめられたので今週しっかりと準備して挑んだ。前半うまくいかない時間帯が長かったが、後半しっかり修正できたので非常に満足している。

辻野 隼大 キャプテン(以下、C)
前半は取られて取っての繰り返しで、なかなか自分たちのミスでうまくいかないところが多かった。後半はどういうミスをしているのか、そこから行動するのかを全員でコミュニケーションすることができ、後半良いスコアに繋がった。
次は1週間空くが、準備しもう一段レベルアップした京都産業大学を見せたいと思う。

Q.ハーフタイムはどういった会話をして後半に挑んだか。
辻野C
摂南大学戦に向けて、ディフェンスラインにギャップができるのでいろんなオプションを持って攻めていこうって話をした。
前半もオプションを持って攻めていたが、パスのミスや簡単なミスが失点に繋がった。そこをしっかりもう1回。狙いどころは良いので、もうちょっとシェイプを小さくしたりとかミスのリスクを減らそう。そういうコミュニケーションを取った。ちょっとしたポジショニングだったりコミュニケーションを改善したら、良いアタックができた。

Q.高校時代から一緒にプレーしている小林選手がPOMを獲得したが。
辻野C
小林自身も昨年から少しずつメンバーに入ってきているが、悔しい思いしながらがんばっていた。今回スターティングメンバーのジャージを着て、彼自身も気持ちが入っていたと思う。
彼の準備がパワフルなプレーに繋がり、プレーヤーオブザマッチという結果になった。多分自信にもなっただろうし、これからもっとチームのために貢献してくると思う。