2014関西セブンズフェスティバル記者発表 レポート

 


2014関西セブンズフェスティバル記者発表 レポート

 と き 2014年3月11日火曜日 午後3時から
 ところ 立命館大学梅田キャンパス



あいさつ 大会委員長 坂田好弘(関西ラグビーフットボール協会会長)


 本日はお忙しいところ多数お越しいただきお礼を申し上げます。今日は、東日本大震災から丁度3年目になります。最初に震災の被害者を悼んで黙祷を捧げたいと思います(黙祷)。

 関西セブンズフェスティバルは震災の年にスタートし、その年は試合を行うことができなかったため、今年で実質的には2回目になります。7人制ラグビーは2016年のリオ・デジャネイロオリンピックから正式種目となり、また、ワールドツアーも開催されており、人気が高まって来ています。日本にとっては、15人制のフルラグビーよりも勝機に恵まれており、7人制のラグビーへの関心も高まって来ています。この大会の優勝チームはジャパンセブンスへの出場することになりますので、是非ファンの皆さんには会場に足を運んでいただき、この大会を大いに盛り上げていただきたいと思います。



大会概要発表 大会実行委員長 高岡義伸(関西ラグビーフットボール協会 理事長)


 今年の大会は、4月5日(土)と6日(日)の二日にわたって鶴見緑地球技場で行われ、1日目はプール戦、2日目は、各ブールの1、2位が残ってのトーナメントとなります。参加はトップウエストから全4チーム、関西大学Aリーグは全8チーム、そしてクラブからは4チーム合計16チームです。昨年はHonda HEATが優勝していますが、関西のチームの熱戦を期待していますし、この機会にファンの皆さまにはラグビーについての理解を深めていただければと思います。これから2019年のワールドカップラグビーに向けてファンの関心を大いに盛り上げて行きたいと考えています。



大会開催に関して
大会広報部長 冨岡耕児(立命館大学ラグビー部コーチ)


 この度、この大会の広報部長という大役をお引き受けすることになりましたが、ラグビー全体を盛り上げて行きたいという思いでいます。2年前にNTTドコモを引退し、以来大阪府域の小学校65校を巡り、7000人に及ぶ子供達と接触し、青少年の育成に尽力をしてきました。子供達のラグビーに対する前向きな思いは強いのですが、セブンズのチームは多くありません。子供達の夢を叶えるためにセブンズを盛り上げ、日本のセブンズリーグを立ち上げて積極的に情報発信を図っていきたいと思っています。




スペシャルサポーター 大畑大介(元ラグビー日本代表)

 広報部長から名前を貸してほしいと言われ引き受けました。子供の頃から関西という舞台で戦ってきましたが、まだまだ全国的に見ると力が不足しています。15人制については、全国で強化が進んでいますが、7人制は世界のスピードに追い付いていない状態です。オリンピックを契機にラグビーが本当に世界のスポーツになって、日本が世界で活躍するようになってほしいし、関西からも世界的なプレイヤーが育ってほしいと思っています。




世界の7人制ラグビー事情と日本の7人制ラグビーが進むべき道
大会オブザーバー 原田隆司(日本ラグビーフットボール協会A級レフリー)


 この大会ではオブザーバーという役割ですが、セブンズラグビーには、東京、香港、ドバイと色々な大会に関わってきました。世界ではセブンズラグビーが盛り上がっており、ラグビーの異なる1面を見せてくれていますが、日本ではまだまだ認知度が低く、皆さんにもっとセブンズのことを知ってもらいたいと思っています。ドバイでは、IRBの大会と合わせて国内のセブンズの大会が開かれ、3日間で1000試合以上が行われ、オーバー40の試合も開催されます。最終日の決勝では世界中から集まってきた全員がメインスタジアムに集中して、ものすごい盛り上がりを見せます。世界中で多くのファンの関心を集めるセブンズに関西でももっと多くのファンの注目を集めたいと思っています。




出場チーム代表より大会へ向けての意気込み

社会人代表 天野豪紀(ホンダヒート主将・昨年度優勝)


 昨年度は優勝させていただきました。今年度も一戦一戦気を緩めることなく、優勝を目指したいと思います。




大学生代表 福本翔平(大阪体育大学主将・昨年度準優勝)

 昨年度は準優勝に終わりましたが、特に決勝戦ではホンダに大差を付けられての敗戦を喫してしまいました。今年度は優勝を狙って行きたいと思っています。




クラブ代表 内田幸児(六甲クラブ・本大会ゲーム主将)

 私自身40才代ですが、意思の力で続けていけるのがクラブの良さであり、日本ラグビーを下から盛り上げる役割を果たしていきたいと思っています。日本選手権の方式が変わり、選手権には出場の機会が無くなったのですが、このセブンズ大会は実力を試す絶好の機会と考えており、いわゆるお祭り騒ぎといった意味も含めてこの大会を皆で盛り上げて行きたいと思います。



質疑応答   (敬称略)
(15人制のフルラグビーに比べて、7人制は一般の認識が低いように思うが、7人制の魅力とはどのようなものか?)
坂田:私自身は7人制のプレイの経験がありませんが、香港セブンズを見て認識を新たにしました。1人のプレイヤーの使えるスペースは15人制に比べて はるかに広いし、色々な技術が使えてボールが良く動くのが魅力だと思います。



大畑:フルラグビーでは、ボールが良く見えないままにゲームが動いてしまうが、7人制ではそのようなことがなくクリア―にボールを追うことができます。また、試合の時間が短いので、興味のない試合は直ぐ終わるし、関心のある試合は短いインターバルで見ることが出来ます。



(女子7人制への取り組みは?)
大畑:女子大会への新たな企画等に取り組んでおり、もっとPRしていきたいと思っています。



(この大会に向けてのチームの取組は?)
天野:関西セブンズにフォーカスして練習しています。



福本:15人制が主体ではありますが、7人制についても練習に励み優勝したいと思っています。



内田:クラブ大会後に7人制の練習に取り組んでいるが、競技の理解度がまだまだ低いように思います。



(ゲーム以外にアピールできるものはあるのか?)
原田:1日目はプール戦で、スケジュールの消化で一杯というのが実情、しかし、2日目は、少しインターバルがとれるので、エキシビジョン・マッチ等皆さんの関心を惹くイベントを開催できると思います。



坂田:昨年はチーム関係者を除くと観客は、100人程度と寂しい状況でした。今年は、鶴見緑地の開催で足の便もいいところなので、できるだけ多くのファンの方に観戦していただきたいと思います。特に、今年は、将来に向けて重要な大会になると位置付けており、少しでも世界のセブンズに近付けたいと考えています。



大畑:入場は無料だし、春休みの最中でもあります。皆さんに積極的なPRをお願いします。



司会進行は、村上晃一氏(ラグビージャーナリスト)。




集合写真





(写真:長谷川昭男 広報担当:村島博)