ジャパンラグビー トップリーグ2013-2014

 


2ndステージ 第5節 グループA マッチ・会見サマリー
(瑞穂公園ラグビー場)

1月5日(日) 14:20Kick Off
12 -  9
29 -  7
トヨタ自動車ヴェルブリッツ
41
ヤマハ発動機ジュビロ
16


◎ トヨタ自動車ヴェルブリッツ vs ヤマハ発動機ジュビロ マッチ・サマリー
 冬の陽射しが強い快晴の下、トヨタのキックオフでゲーム開始。序盤はお互いに一進一退の攻防を繰り返すが、なかなか得点をあげることができない。均衡が破れたのは19分。ヤマハがPGで3点を先制する。その後、2PGを加え着々と点差を拡げるが、その直後のキックオフでボールを獲得したヤマハの陣地挽回のキックに、トヨタの⑥カイノが猛然とチャージ。インゴールに転がるボールを自ら押さえてトライをあげ、点差を縮める。ここからトヨタの攻撃に拍車がかかり、34分に連続攻撃からトライをあげ、逆転に成功する。その後、トヨタがシンビンで一人少なくなったところをヤマハが攻め、終了直前にPGのチャンスを得るが失敗に終わり、このまま12−9のトヨタリードで前半終了。

 後半はトヨタが風上の有利さを生かして、序盤から相手陣で試合を進める。そして8分、連続攻撃から⑮イェーツがキックしたボールを粘り強く追った⑧杉本がインゴールでボールを押さえ、後半最初の得点をあげる。その後もトヨタの相手陣での攻撃が続き、2トライと1PGを加え、徐々に点差を拡げていく。それに対してヤマハも20分過ぎから何度もトヨタゴール前に迫るが、トヨタの出足のいいディフェンスに1トライをあげるにとどまり、逆に終了直前には足の止まったディフェンスの隙をつかれてだめ押しの1トライをあげられ、そこでノーサイド。41−16でトヨタがヤマハから勝利をあげた。反則が多く、シンビンを3人出すという,トヨタにとってはとても厳しい試合であったが、全員がよく前に出て粘り強く試合を進めたことで、価値ある1勝をあげることができた。MOMは、トヨタ⑪和田耕二が受賞。










◎ 会見サマリー
【ヤマハ発動機ジュビロ 清宮監督】
 トヨタの良い部分が多く出た試合で、ヤマハの悪い部分が多く出た試合だった。トヨタの反則覚悟のプレーでヤマハが崩れてしまった。イエローカードが3枚出たときに得点を取れなかったヤマハの反省点はあるが、ルールの中でやっているのにルールを無視したプレーを80分続けられたらたまらない。

【ヤマハ発動機ジュビロ 三村主将】
 気持ちを入れて臨んだが終止受けに回ってしまった。



【トヨタ自動車ヴェルブリッツ 廣瀬監督】
 今日はありがとうございました。4連敗しており苦しい状況だったが、2週間空いたことでリーダー中心に気持ちをたかめて臨んでくれたことが勝利に繋がった要因だと思う。ブレイクダウンで優位に立ちボールを長くキープできたことが特に良かった。次のNEC戦にも繋げていきたい。

【トヨタ自動車ヴェルブリッツ 上野主将】
 4連敗中だったので入りの部分を特に集中して試合に臨んだ。先にスコアはされたが、よくボールを動かして、よくボールをキープできた。反則を多く取られたことは今後修正したい。

(4連敗中のチームとは思えない試合だったが何が変わったのか?)
廣瀬:4連敗中も内容は悪くなかった。ゲームのアヤの部分でやられたところや、集中力の部分で甘いところがあった。リーダー中心に練習からまとめてくれたことが良かった。
上野:ラグビーを変えた訳ではない。しっかり1 on 1でタックルするなど基本をしっかりした。

(反則の部分を修正したいとあったがどういう内容か?)
上野:ラックのノットロールアウェーやハンドと反則の繰り返しでシンビンが出てしまったので修正したい。




[敬称略]
(記事:中本光彦 大林直之 広報担当:進藤剛)