SEINANラグビーマガジンCUP

 


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関西ミニ・ラグビー交流大会 2013レポート


 平成25年10月19日(土)、マイクロCUPから始まって8回目となります。今回は叶ツ南商事がスポンサーに加わり『SEINANラグビーマガジンCUP関西ミニ・ラグビー交流大会2013』として、今年も大阪府堺市にある日本最大級の施設規模を誇る、日本代表クラスが合宿を行ったこともある最高のグランド、J−GREEN堺での大会開催となりました。また、昨夜からの小雨が降る台風を気にしながらの気象状況となり我々関係者を悩ましましたが、ラグビーを行うにはちょうど良い気温で、絶好のグラウンドコンディションとは行きませんでしたが、幸い人工芝のおかげで雨の影響も無く、昨年のような真夏の暑さにもならず、無事、大きなけが人も無く全日程を終了することがきました。

 参加チームは、昨年と同じく過去最多となる53チームで、関西協会最西端山口県からの初出場チーム・四国・近畿・東の東海地区から静岡県の13府県から参加のミニラグビー選手890人と昨年よりも90人増で、それに多くの保護者、チーム関係者を合わせて約2100人が参加した立派な大会となりました。

 今大会は1日目を本大会、見事に整備された人口芝グランド2面を使用し、1ブロック、4チーム(一部3チーム)で14ブロックに分かれて11クール、各チームが13分ハーフの試合を2試合戦い、全試合で53試合という今大会も大変ハードな結果を残す大会となりました。2日目はフレンドリーマッチとして、21スクールが本来なら2試合ずつ試合を行う予定でしたが夜から降りだした雨が上がらず急遽1試合大会として開催した次第ですが、試合内容は前日の大会に引けをとらない試合の連続でした。子供たちの真剣な眼差しでの試合を多く拝見していて感動と胸を熱くする場面もあり、大変嬉しい思いもいたしました。

 2日間を通しまして試合は、毎年のことながら各スクールとも日頃の練習の成果を十分に発揮したチーム、出来無かって悔しがっているチーム、さまざまでありましたが、白熱のある試合を繰り広げていました。中には、サインプレーを綺麗に決めてのトライ、キックパスを入れてと多彩なプレー等、素晴らしいプレーでのトライも多く見られました。トッププレーヤー顔負けのプレーの連続で、保護者、指導者、ラグビーファンらが、熱い戦いを繰り広げているミニ・ラガーマン(メン)たちに大きな拍手を送っておられたのが脳裏に焼きついております。凄く熱さを感じた一瞬でもありました。最近大会を開催して思うことが、女子選手がかなり増えてきていることです。また、プレーのレベルも年々上昇しており将来が楽しみです。また、それらを踏まえて思うことですが、この選手たちの中学、高校での受皿が無いに等しいという問題です。私自身これは協会の責務でもあると痛感しております。

 今大会も各チーム(スクール)のレベルの向上が見受けられ、ミスマッチゲーム(100点ゲームが1試合)がほとんどといってよいぐらい無く、これは、全体のレベルが上り、かなりの進歩かなといえます。各スクールの指導者の努力、向上心のたま物と感じております。今後は更なる技術力向上とラガーマンのマナー向上と合わせて指導者のマナー向上も望めて願うところでもあります。
 2019年・2020年に日本で開催されるワールドカップと東京オリンピックには日本代表となって活躍する選手が出てくることを期待しております。

 なお今大会には、元日本代表でラグビーワールドカップ2019アンバサダーの松田、増保両氏がクリニックを開催して、ミニ・ラガーマンたちと交流を図たり、タックル、パスなど基本スキルの指導を行いました。試合の時とは違った笑顔を覗かせる一場面も見られ、アンバサダーの両氏の方々には小雨が降る中にも関わらず、大変お忙しい中、大阪まで来ていただき貴重な体験を子供たちに与えていただき有難うございました。

 最後に本大会、また、翌日のフレンドリーマッチと2日間大会の運営にご協力、ご尽力いただいた協会の皆さん、大阪府協会、ラグビーマガジンの関係者、関西協会普及育成委員の皆様方には大変お世話になり有難うございました。感謝申し上げます。

関西ラグビーフットボール協会普及育成委員会
ミニ部門長 石田 克明