10月26日(日) 第3節 天理大学 20−21 関西学院大学

関西大学Aリーグ 第3節

2014年10月26日(日) 12:00キックオフ グラウンド:近鉄花園ラグビー場 入場者数:2609人 天候:晴れ/無風
レフリー:木村陽介 (関西協会)
アシスタントレフリー:吉川浩司 / 真鍋翔太 / 西田雄吉
天理大学 関西学院大学
20 FULL TIME 21
3 前半 14
17 後半 7
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◎マッチサマリー
前節まで1勝1敗の天理大学と2連勝の関西学院大学、優勝を目指す両校にとって重要な試合。序盤、関学大が自陣からも徹底してボールをキープする戦法で攻め続けるが、天理大の固いディフェンスに阻まれ、関学大は相手陣に入ってはペナルティーを犯してしまい、天理大がキックでエリアを戻すという展開。

はじめてスコアが動いたのは19分、天理大が深く蹴りこんだボールを関学大⑮髙陽日がキャッチしFW・BK一体となって10フェーズ以上ボールを確保し続け、最後に⑫勝川周が右中間にトライを奪う、⑨徳田健太がゴールを決め、0-7と先制する。

だが、天理大も30分22m中央付近でペナルティーを得て、⑬ジョシュア・ケレビがゴールを決め、3-7とスコアを詰める。前半ラスト10分も序盤のような展開になるが、35分に関学大がゴール直前左中間ラックから⑨徳田が左にターンしトライ、ゴールも決め3-14とし前半を終える。

後半、先制したのは天理大、3分に自陣15m左中間でこぼれ球を⑮白井竜馬が拾いハーフライン付近で⑪永松哲平に繋ぎ、左タッチライン際を走り切り、インゴール中央までボールを運んでトライ、⑬ケレビがゴールを決め、10-14と迫い上げる。一方、関学大も11分にゴール直前右中間ラックから、これも⑨徳田が飛び込み、ゴールも決め10-21と再度引き離す。だが、ここから主導権を握ったのは天理大、23分にルーキー⑭井関信介がラインブレイクし⑬ケレビに繋ぎ、左隅にトライ。35分にはWTB㉓東口剛士がトライを決めて追いすがるが、いずれもゴールが決まらず、結局20-21の1点差でノーサイドとなる。

優勝候補同士の対戦に相応しい僅差の試合となったが、天理大はインゴールノックオンや最後のゴール不成功が悔やまれる悔しい敗戦となった。一方、関学大は前半の徹底したゲームプランでの貯金を後半の猛攻に耐え守り切ったかたちとなった。MOMには攻守にわたり活躍した⑨徳田健太が選出された。本年度も各校の実力は均衡しており、大学選手権含め、両校の一層の健闘を期待したい。

【関西学院大学 野中孝介 監督】
前半戦の大一番と認識していた。前半、自分たちのペースでゲームできたことが、勝利を呼び込めた結果と思っている。結果的には1点差だが、目標の全勝優勝に向けまず一つクリアできた。やはり、天理大は強くて素晴らしいチームだった、敬意を表したい。

【関西学院大学 鈴木将大 キャプテン】
連覇した2009年度ぶりに勝利することができて本当によかった。まだまだ、反省することは多いが、勝って反省できることはありがたいこと。次週の大体大戦に向けてチーム一丸となって頑張っていきたいと思う。本日はありがとうございました。


(記事:高橋茂治 写真:長谷川昭男 広報担当:村島博)