11月26日(日) 第7節 関西学院大学 19-22 立命館大学

20171126-DSC_40632017ムロオ関西大学ラグビーAリーグ 第7節
関西学院大学 VS. 立命館大学

2017年11月26日(日) 14:00キックオフ グラウンド:ヤンマーフィールド長居(長居第2陸上競技場) 入場者数:1848人 天候:雨/弱風
レフリー:真継丈友紀(日本協会A1)
アシスタントレフリー:船岡克広(関西協会) / 實野隆一(関西協会) / 真鍋翔太(関西協会)
ムロオ マン・オブ・ザ・マッチ:立命館大学 1渡邊彪亮
関西学院大学 立命館大学
19 FULL TIME 22
7 前半 14
12 後半 8
詳細(PDF)

マッチレポート

どちらも、勝てば4勝3敗で関西大学リーグ3位になり、大学選手権出場の権利を得られるとあって、この一戦に今年の集大成を飾るつもりで臨んできた雰囲気を感じさせる。
20171126-DSC_2858

選手入場。先制したのは立命館大学。6分G前5m左ラインアウトからモールを形成、押し込んでHO2番山口達也が幸先良くトライ。その後、ブレイクダウンの強さを見せ21分G直前中央ラックからPR1番キャプテン渡邊彪亮が右へ持ち出しトライ。0対14で前半を終わろうとしていたが関西学院大学も意地を見せる。40分G前10m左ラインアウトからモールを作り、そのまま押し込んで左中間にFL6番飯田拓がトライ。7対14として前半を終了した。

A55W0482

後半に入り先制したのは関学。19分FB15番碓井恒平のトライ(G失敗)で2点差に迫り、試合の行方は分からなくなった。立命館、関学と互いにトライを重ね、31分には19対19。試合はこのまま関学の3位が決まったかと思われたロスタイム3分。
関学が非常に手痛いペナルティを犯してしまう。ここで得たG前35m右中間からのPGを立命館SO10番藤高将が決めて得点を22点とし試合終了。

20171126-DSC_4060

中林監督は「今日の出来で関東に行っても大敗することは分かっています。明日から修正して大学選手権に臨むつもりです」と気持ちを引き締めていた。

マンオブザマッチには立命館大学PR1番渡邊彪亮が選ばれた。2試合続けて1番の選手が獲得した。

20171126-DSC_4049

(文責:大阪府協会、中村國昭、丸井康充)

監督・キャプテンコメント

立命館大学 中林正一監督
お互いに負けるとシーズンが終わりで、勝てば大学選手権ということで、お互いにこの1年間やってきたことをぶつけ合う厳しい僅差のゲームになるだろうと予想していました。前半FWで2本獲れたが、関学さんもFWで1本返され、後半に至ってはずっと関学さんのペースで、内容的には関学さんの勝ちゲームの内容でしたが、学生が去年からのいろいろな想いの中で一つに纏まってくれた結果かなと思います。

―今シーズンを振り返って
 前半は、ディフェンスが安定しなかったことが良くなかった原因です。後半は、(ディフェンスもそんなに良くなっていないのですが、)自分たちのやってきたことを出そうと学生が自分たちで工夫してやってくれたので、少しずつ良くなったのかなと思います。

―大学選手権に向けて
 全国的には関東のチームの方が強いと思われているので、われわれが(選手権出場の)3つの中に入れたことで、(関西の)他のチームの分の責任も持って、関東のチームにどこまで(関西のチームが)通用するのか、思い切りチャレンジしたいと思います。

立命館大学 山田一輝主将
関学さんも本当に強い相手なので、競ったゲームになることは覚悟の上で試合に臨みました。その中で苦しい時間帯にどれだけ負けないという気持ちが勝るか、そこのところで立命が少し勝ったのかなと思います。具体的には、強気なディフェンスであったり、ターンオバーを起こすようなタックルであったりと競った状況から立命の流れに戻すことができた。それで、最後は(ショットで僅かな差ですが)勝ち切ることができたかなと思います。

―今シーズンを振り返って
 開幕から3連敗をしてしまい、今まで積み重ねてきたことを残りの試合で出して勝つことしかないということで切り替え、うまく這い上がってこれたかなと思います。

―大学選手権に向けて
昨年度も関西の大学が素晴らしい結果を残したように、関西の代表として関東の大学に勝ち切るよう、プライドをしっかり持って少しでも上に進んでいきたいと思っています。 

フォトギャラリー

■撮影者:萩原康夫

■撮影者:山口勝一